JP3346955B2 - 発電装置 - Google Patents

発電装置

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JP3346955B2
JP3346955B2 JP17004995A JP17004995A JP3346955B2 JP 3346955 B2 JP3346955 B2 JP 3346955B2 JP 17004995 A JP17004995 A JP 17004995A JP 17004995 A JP17004995 A JP 17004995A JP 3346955 B2 JP3346955 B2 JP 3346955B2
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茂 藤井
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
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    • F02B63/044Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators the engine-generator unit being placed on a frame or in an housing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路設備や屋外作
業施設の電源として使用され、更に、非常用電源設備と
しても使用可能な発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】屋外に設置されるエンジン駆動発電機
は、例えば道路設備や屋外作業施設の非常用電源として
道路近くに設置される。このようなエンジン駆動発電機
は、常時風雨や塵埃、日照等に晒される可能性が高いの
で、長期にわたってこの自然環境に耐え得る構造である
ことが求められる。
【0003】本出願人は、このような点を考慮したエン
ジン駆動発電機を特公平2−5897公報「防音型エン
ジン作業機」で提案しており、同技術は上記公報の第4
図及び第6図に示されるように、防音ケース1内の下部
にエンジン31を収納し、上部にこのエンジン31で駆
動される発電機41を収納したものである。防音ケース
1は前後両面に上扉11,13及び下扉12,14を備
え、下扉12,14の内側に金網状扉15,17を備え
ており、非運転時に上・下扉11〜14を閉じ、運転中
には第6図及び第7図に示されるように、エンジン31
の吸・排気及び防音ケース1の内部の冷却のために下扉
12,14だけを開放する。この従来の技術によれば、
非運転時には上・下扉11〜14を閉じておくことによ
り、長期にわたって自然環境に耐え得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術は、エンジン3の吸・排気及び防音ケース1の内部の
冷却のために下扉12,14を開放した状態で運転する
ので、停電時に自動始動運転や遠隔操作による運転をし
ようとすると、先ず、扉を開放しなければならないの
で、その作業のために人手を割かなければならず、離れ
た場所に設定されている場合には、運転までの時間的ロ
スが大きくなる。また、防音型エンジン作業機を設置し
た場所(常設場所)から離れた所へ電力を供給する場合
には、長い電気ケーブルを引回す必要があり、ケーブル
の取扱いもたいへん手間がかかるとともに、長い電気ケ
ーブル中での電圧降下も大きく、取り出せる電力も制限
されてしまうという問題がある。本発明の目的は、自動
運転する場合においても、長期にわたって自然環境に耐
え得るようにセットした状態のまま人手を割くような手
間をかけることなく運転可能であること、及び、必要に
応じて常設場所から離れた所へも簡単に電力を供給可能
であり、また、常設場所において、容易に出し入れ可能
にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、移動用の車輪を有する防音型の
可搬式エンジン駆動発電機を常設型防音ハウジングに出
し入れ自在に収納し、収納固定した状態で常設型防音ハ
ウジング内での運転が可能に構成すると共に、常設型防
音ハウジングの内側には防音型の可搬式エンジン駆動発
電機の防音ケース外側面に当接して収納固定位置までの
出し入れを案内するためのガイド部材を設ける。
【0006】上記構成により、比較的発電出力の大きい
移動用の車輪を有する可搬式エンジン駆動発電機を常設
型防音ハウジング内に収容したままの状態で運転できる
ため、例えば、街頭等に非常用電源として設置した場合
においても、長期にわたって自然環境に十分耐え、常時
運転可能な状態で待機させることができる。また、常設
型防音ハウジングから離れた所へ電力を供給するには、
常設型防音ハウジングの扉を開けて可搬式エンジン駆動
発電機を外部へ取り出して所望の場所へ移動させる。こ
のため、離れた所へ電力を供給するのに、長い電気ケー
ブルを引き回す必要がない。そして、可搬式エンジン駆
動発電機を出し入れする場合には、可搬式エンジン駆動
発電機は、防音ケースの外側面を直接常設型防音ハウジ
ングの内側に設けたガイド部材で支えるようにして移動
方向を規制しながら案内される。
【0007】請求項2は、常設型防音ハウジングに外部
へ開口する排気口に連通する連通ダクトを備え、防音型
の可搬式エンジン駆動発電機を常設型防音ハウジング内
に収容固定した状態で、防音型の可搬式エンジン駆動発
電機の排風ダクトが常設型防音ハウジングの連通ダクト
に密接状態で連通するように構成する。
【0008】上記構成により、常設型防音ハウジング内
へ取入れられた外気は、更に防音ケースで覆われた可搬
式エンジン駆動発電機内へエンジン運転用として吸入さ
れる。エンジンの排気は可搬式エンジン駆動発電機の排
風ダクト及び常設型防音ハウジングの排気口に連通する
連通ダクトから常設型防音ハウジング内へ漏れることな
く外部に放出される。このため、常設型防音ハウジング
を開放する等の人手を割くような手間を必要とせず、長
期設置保管状態のままでもエンジン駆動発電機を運転で
きる。可搬式エンジン駆動発電機は、押込んだ状態では
可搬式エンジン駆動発電機の排風ダクトと常設型防音ハ
ウジングの連通ダクトとが密接状態で連通する位置に収
納される。
【0009】請求項3は、常設型防音ハウジングの奥側
に横断的に吸気ダクトを渡し、この吸気ダクトの両端に
外気を取り入れる吸気口を設けると共に、吸気ダクトの
側部に防音型の可搬式エンジン駆動発電機を運転位置に
位置決めするための位置決め部を形成する。
【0010】上記構成により、外気を取入れる吸気ダク
トは、常設型防音ハウジングの奥側にあるので、可搬式
エンジン駆動発電機の出し入れの邪魔にならないととも
に、吸気ダクトの横断部分を利用して位置決め部が設け
てあるので、可搬式エンジン駆動発電機の収納時に可搬
式エンジン駆動発電機が吸気ダクトに当接する時点で、
位置決めが行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を添付図に基づい
て以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るもの
とする。図1は本発明に係る発電装置の可搬式エンジン
駆動発電機及び常設型防音ハウジングの斜視図(未収納
状態)であり、発電装置1は可搬式エンジン駆動発電機
2と、この可搬式エンジン駆動発電機2を出し入れ可能
に収納する常設型防音ハウジング3とからなる。
【0012】可搬式エンジン駆動発電機2は、防音ケー
ス11に後述するエンジン駆動発電機を収納してなる。
防音ケース11は平面視矩形状の箱体であり、この箱体
は4つの車輪12…(…は複数を示す。以下同じ。)
と、電源スイッチやメータ類を配設した後部(この図の
右側)の操作パネル13と、側部の点検用扉14とを備
える。点検用扉14は、防音ケース11内のエンジン駆
動発電機などの保守・点検をする際に開けるものであ
り、ヒンジを備え上方向へ片開きする扉である。なお、
15,15は把手であり、可搬式エンジン駆動発電機2
を移動する際に使用するべく、防音ケース11の前後に
取付けられる。16は可搬式エンジン駆動発電機2を吊
下げるフックであり、防音ケース11の上部に取付けら
れる。
【0013】常設型防音ハウジング3は、屋外に設置さ
れた平面視矩形状の箱体であり、内壁面に防音材が張ら
れ、後部の出入口扉41と側部の副扉43と、左右側部
から外気を取入れる吸気口46,46(この図では一方
だけを示す。)とを備える。出入口扉41は可搬式エン
ジン駆動発電機2を出し入れする際に開閉するものであ
り、ヒンジを備え片開きする錠付き扉である。副扉43
は常設型防音ハウジング3に収納された可搬式エンジン
駆動発電機2の点検用扉14を開閉する際に開くもので
あり、ヒンジを備え上方向へ片開きする錠付き扉であ
る。なお、44は常設型防音ハウジング3の下枠であ
り、アンカーボルト45で基礎に固定されている。
【0014】図2は本発明に係る発電装置の可搬式エン
ジン駆動発電機の側面及び常設型防音ハウジングの断面
を示す構成図(未収納状態)であり、防音ケース11の
上部に備えた排風ダクト31は可搬式エンジン駆動発電
機2の前部(この図の左側)に延設する。常設型防音ハ
ウジング3は内部奥側の下方に、横断的(この図の表裏
方向)に吸気ダクト47を渡し、この吸気ダクト47の
両端に前記吸気口46(図1参照)を設け、また、この
吸気口46の手前(図の右側)側の内壁には、可搬式エ
ンジン駆動発電機2の出し入れ時の案内をするガイド部
材80…を設ける。常設型防音ハウジング3は内部奥側
(出入口42と反対側)の上方に外部排気口48を備
え、この外部排気口48に連通ダクト49が接続され、
この連通ダクト49は出入口扉41で開閉される出入口
42の方向に延設する。
【0015】図3は本発明に係る発電装置の常設型防音
ハウジングの模式的断面図(可搬式エンジン駆動発電機
を収納した状態)であり、可搬式エンジン駆動発電機2
が常設型防音ハウジング3に収納されている状態を示
す。可搬式エンジン駆動発電機2の防音ケース11は、
燃料タンク18と、エンジン19と、このエンジン19
で駆動される発電機21と、エンジン19を空冷するエ
ンジン冷却ファン22と、発電機21を空冷する発電機
冷却ファン23と、エンジン19の排ガス管24に接続
されたマフラ25とを収納している。
【0016】また、防音ケース11は、防音ケース11
内に外気(冷却風)を取入れる冷却通風口26(上部通
風口26a、下部通風口26b及び図2に示す側部通風
口26cからなる)と、防音ケース11内の冷却排風を
排出する排風口27と、マフラ25に接続されエンジン
排ガスを排出する排ガス口28とを備える。そして、排
風口27に排風ダクト31が接続され、この排風ダクト
31に連通ダクト49が連通されている。また、排ガス
口28に延長排ガス管35が接続され、この延長排ガス
管35は排風ダクト31内に挿通され、且つ、外部排気
口48の近傍まで延長されている。一方、吸気ダクト4
7は上面及び前後面に多数の通気孔47a…が開いた断
面視矩形状からなる。
【0017】図4は本発明に係る発電装置の常設型防音
ハウジングの断面図(可搬式エンジン駆動発電機を収納
した状態)であり、可搬式エンジン駆動発電機2が常設
型防音ハウジング3に収納され、且つ、所定位置に位置
決めされた状態を示す。この状態で、排風ダクト31と
連通ダクト49とは密接状態で連通される。常設型防音
ハウジング3の天井53に主燃料タンク54が吊下げら
れ、この主燃料タンク54の給油用リッド55に対向し
て、天井53に錠付きリッド56が取付けられている。
このため、主燃料タンク54に給油する場合は、錠付き
リッド56を開けた後に給油用リッド55を開けること
になる。
【0018】防音ケース2の燃料タンク18と主燃料タ
ンク54とは切換えコック及びチューブ(図示せず)を
介して接続されている。ここで、主燃料タンク54は燃
料タンク18よりも大容量のタンクであり、このため、
常設型防音ハウジング3に収納された状態では、切換え
コックを主燃料タンク54側へ切換えておくことによ
り、可搬式エンジン駆動発電機2は長時間稼働(24時
間連続稼働が可能)できる。なお、可搬式エンジン駆動
発電機2を常設型防音ハウジング3から引出して使用す
る場合は、燃料ジョイント(図示せず)を外し、且つ前
記切換えコックを燃料タンク18側へ切換えて運転する
(8時間連続稼働が可能)。常設型防音ハウジング3は
出入口42近くに案内板71を備える。
【0019】図5は図4の5−5線断面図であり、案内
板71を省略した図である。常設型防音ハウジング3は
可搬式エンジン駆動発電機2の車輪12…を案内する1
対の車輪ガイド用レール58,58を備えており、これ
らの車輪ガイド用レール58,58は常設型防音ハウジ
ング3内の全長にわたって敷設され、可搬式エンジン駆
動発電機2を出し入れする際に片寄って出入りすること
を防止する。
【0020】常設型防音ハウジング3は対向する左右の
内壁にガイド部材80…を備え、このガイド部材80…
は、可搬式エンジン駆動発電機2を出し入れする際に可
搬式エンジン駆動発電機2の防音ケース11の側面に当
接して案内をする部材である。この左右のガイド部材8
0…の防音ケース11との接触部の間隔W1は、防音ケ
ース11の側面の幅W2よりも大きく、可搬式エンジン
駆動発電機11を出し入れする場合に、ガイド部材80
との当接に余裕を持たせている。点検用扉14はこの図
の想像線にて示される位置まで開くことができ、この場
合には副扉43も開かれる。
【0021】可搬式エンジン駆動発電機2は常設型防音
ハウジング3に収納された状態で、地中配線された電気
ケーブルと接続され、可搬式エンジン駆動発電機2で発
電した電力が信号機等の所望の電気設備に送られる。こ
の場合、電気設備には可搬式エンジン駆動発電機2から
の臨時給電ラインと商用電源による通常給電ラインとの
うち、どちらか一方が切換え接続される。常設型防音ハ
ウジング3の内壁部には壁掛け式始動制御ユニット59
が設置され、この始動制御ユニット59は常設型防音ハ
ウジング3に収納された可搬式エンジン駆動発電機2
の、自動始動並びに自動停止及び通常給電ラインと臨時
給電ラインとの切換えを制御するものである。例えば、
始動制御ユニット59は通常給電ラインが停電になった
ことを内蔵した停電検知回路で検知し、バッテリ電源に
てセルスタータを駆動することによりエンジン19を自
動的に始動して、通常給電ラインの代りに電力供給を行
うように切換え、且つ、通常給電ラインが復旧(通電を
再開)したことを検知して臨時給電ライン(可搬式エン
ジン駆動発電機2の出力ライン)から通常給電ラインへ
切換え、且つ、可搬式エンジン駆動発電機2を自動的に
停止する役割をする。
【0022】図6は図4の6−6線断面図であり、ガイ
ド部材80…は、常設型防音ハウジング3の内壁に入口
から可搬式エンジン駆動発電機2の収納固定位置までの
ほぼ全長に渡って、片側に3ヵ所ずつ計6ヵ所に取付ら
れている。
【0023】図7は本発明に係るガイド部材の分解斜視
図であり、ガイド部材80は、可搬式エンジン駆動発電
機2に当接するスリーブ81付きローラ82と、このロ
ーラ82をピン83で回動自在に取付け、常設型防音ハ
ウジング3の内壁にビスB,Bで固定される支え金具8
4とからなる。Rは、ピン83の抜け防止用スナップリ
ングである。スリーブ81は、ゴム又は軟質樹脂で形成
されるローラ82の回動時の軸受の役目をする。
【0024】図8は本発明に係るガイド部材の別実施例
を示す斜視図であり、ガイド部材85は、可搬式エンジ
ン駆動発電機2に当接するスリーブ付きローラ86と、
このローラ86をピン87で支え金具88に回動自在に
取付け、この支え金具88を回動自在に常設型防音ハウ
ジング3の内壁に取付けるボルト付き金具89とからな
る。
【0025】ローラ86の中心と支え金具88がボルト
付き金具89に対し回動する中心とは偏心しているの
で、ローラ86は当接する可搬式エンジン駆動発電機2
の動きの方向に向きを変えて当接し、回動する。従っ
て、ローラ86へ側面からの無理な力が加わらず、可搬
式エンジン駆動発電機2をスムーズに案内することがで
きる。
【0026】図9(a),(b)は本発明に係る排風ダ
クトと連通ダクトとの連通部分の断面図であり、(a)
は連通状態を示し、(b)は分離状態を示す。排風ダク
ト31は端部に排風用フランジ32を備え、連通ダクト
49も端部に連通用フランジ51を備えており、この連
通用フランジ51にはパッキン52が取付けられてい
る。そして、(a)にて示されるように、パッキン52
に排風用フランジ32が圧接することにより、排風ダク
ト31と連通ダクト49とは連通され、しかも、排風用
フランジ32と連通用フランジ51との合せ面のエア漏
れを防止できる。なお、33は排風用フランジ31を補
強するために裏側に取付けられた当板である。
【0027】排風ダクト31及び連通ダクト49に挿通
された延長排ガス管35は、排風用・連通用フランジ3
2,51の合せ位置でフランジ36にて結合された分割
タイプである。可搬式エンジン駆動発電機2が常設型防
音ハウジング3から引出された状態において、排風ダク
ト31からはみ出した延長排ガス管35は、フランジ3
6を分離すれば短くなり、見栄えが良い。
【0028】図10(a),(b)は本発明に係る位置
決め部の構成図であり、(a)は可搬式エンジン駆動発
電機が所定位置に位置決めされた状態の常設型防音ハウ
ジングの平断面構造を示し、(b)は位置決め部の構造
を示す。(a)にて示されるように、常設型防音ハウジ
ング3は内部奥側に、横断的(この図の上下方向)に吸
気ダクト47が渡され、この吸気ダクト47の中央部に
且つ側壁に位置決め部61が溶接にて取付けられる。ま
た、防音ケース11の前部には位置決め部61に対向す
る嵌合凸部65が溶接にて取付けられる。
【0029】(b)にて示されるように、位置決め部6
1は平面視略M字状であり、中央の雌テーパ状の溝部6
2に嵌合孔63が開けられている。また、嵌合凸部65
は溝部62に嵌合する雄テーパ状であり、中央には嵌合
孔63に嵌合するピン66を備えている。このため、溝
部62と嵌合凸部65との嵌合並びに嵌合孔63とピン
66との嵌合により、可搬式エンジン駆動発電機2は常
設型防音ハウジング3に対して前後左右に位置決めされ
る。
【0030】なお、位置決め部61は吸気ダクト47に
一体形成されてもよく、また、嵌合凸部65は防音ケー
ス11に一体形成されてもよい。更に、溝部62と嵌合
凸部65との嵌合にて位置決めが確実に行われる場合に
は、嵌合孔63とピン66との嵌合はなくてもよい。
【0031】図11(a),(b)は本発明に係る案内
板の構成図であり、(a)は常設型防音ハウジングの下
枠近くに備えた案内板の断面図、(b)は案内板の斜視
図である。案内板71は出入口42下の下枠44近くに
折畳み可能に取付けられ、可搬式エンジン駆動発電機2
を常設型防音ハウジング3に出し入れする際に下枠44
を乗越えるためのものであり、断面視略ヘ字状の頂上部
分で折畳み可能にヒンジ結合され、車輪ガイド用レール
58,58間に渡され且つ端部が車輪ガイド用レール5
8,58に揺動可能にヒンジ結合されている。また、案
内板71は両側部に車輪12…を案内するための縁部7
2…を備えている。
【0032】このため、案内板71は(a)の実線にて
示されるように、下枠44を跨ぐように広げられて可搬
式エンジン駆動発電機2を出し入れ時の案内となし、ま
た、(a)の想像線にて示されるように、折畳んで揺動
先端部を下枠44の基端部44aに押し当てられて出入
口42側(この図の右側)への倒れを防止されることに
より、図4にて示されるように可搬式エンジン駆動発電
機2が移動するのを防止する。このように、案内板71
は可搬式エンジン駆動発電機2を出し入れする際に車輪
12…を案内する役割と、常設型防音ハウジング3に収
納された可搬式エンジン駆動発電機2の移動防止用スト
ッパの役割とを果たす。
【0033】次に、上記構成の可搬式エンジン駆動発電
機2を常設型防音ハウジング3に収納する手順を図2、
図12及び図4に基づき説明する。先ず、図2に示すよ
うに出入口扉41を開け、案内板71を広げて下枠44
を跨がせる。次に、可搬式エンジン駆動発電機2の前部
(この図の左側)を出入口42に向けて押し入れる。こ
の場合、車輪12…は案内板71に案内されて常設型防
音ハウジング3内に入る。
【0034】図12(a),(b)は本発明に係る可搬
式エンジン駆動発電機の収納時の動きを説明する図であ
り、(a)は可搬式エンジン駆動発電機の奥側の車輪が
案内板を乗越える状態、(b)は手前側の車輪が案内板
を乗越える状態を示す。(a)に示すように、可搬式エ
ンジン駆動発電機2が常設型防音ハウジング3に入ると
同時に、可搬式エンジン駆動発電機2の防音ケース11
は、常設型防音ハウジング3の内壁に取付けられた出入
口42側のガイド部材80…に当接する位置となり、可
搬式エンジン駆動発電機2が進行方向に対して少し傾い
ている場合には、このガイド部材80…で側面が規制さ
れる。奥側の車輪12…が案内板71の最も高い位置に
来た時に、防音ケース11のガイド部材80…との当接
位置が最も低い位置となる。この後、奥側の車輪12…
は案内板71を降下して更に奥へ進み、(b)に示すよ
うに手前の車輪12…が案内板71の最も高い位置を通
過して、所定位置へ収納される。この時、可搬式エンジ
ン駆動発電機2は、ガイド部材80…によって防音ケー
ス11の両側面を支えるようにして常設型防音ハウジン
グ3内へ案内される。
【0035】ガイド部材80…が当接する防音ケース1
1の側面は、可搬式エンジン駆動発電機2の出し入れを
繰り返すうちに幾度か当接するが、ガイド部材80…の
ローラ82は軟質材で形成されているため、このローラ
82部分で当接時の衝撃等を吸収することができる。
【0036】可搬式エンジン駆動発電機2を常設型防音
ハウジング3の奥まで入れると、図4に示すように位置
決め部61に嵌合凸部65が嵌合することにより、可搬
式エンジン駆動発電機2は所定位置に位置決めされる。
この時点で、排風ダクト31が連通ダクト49に自動的
に密接状態で連通され、また、延長排ガス管35が連通
ダクト49に挿通される。その後、案内板71を折畳ん
で先端部を下枠44に押し当てる。これにより、可搬式
エンジン駆動発電機2は後方への移動を防止される。
【0037】そして、主燃料タンク54を燃料ジョイン
トで接続した後に切換えコックによって燃料タンク18
から主燃料タンク54へ切換えて接続し、可搬式エンジ
ン駆動発電機2と始動制御用ユニット59とを電気的に
接続し、可搬式エンジン駆動発電機2と図示しない電気
ケーブルとを接続する。最後に、可搬式エンジン駆動発
電機2及び始動制御用ユニット59の各スイッチ操作を
し、始動可能状態にセットして、作業を完了する。
【0038】可搬式エンジン駆動発電機2を常設型防音
ハウジング3から引出す場合は、上記収納手順と逆の手
順の作業をすればよい。常設型防音ハウジング3から引
出された可搬式エンジン駆動発電機2は、作業現場など
の所望の場所で自由に使用できるので、機動性に富む。
【0039】次に、常設型防音ハウジング3内の冷風及
び排ガスの流れを図3に基づき説明する。吸気口46か
ら吸気ダクト47に取入れられた冷風(外気)は、通気
孔47a…を通して常設型防音ハウジング3内に流れ込
む。そして、この冷風は可搬式エンジン駆動発電機2の
冷却通風口26(上部・下部・側部通風口26a〜26
c)から防音ケース11内に入り、エンジン冷却ファン
22及び発電機冷却ファン23で吸引され、エンジン1
9や発電機21を冷却した後、排風口27→排風ダクト
31→連通ダクト49の経路で外部排気口48から冷却
排風として大気に排出される。
【0040】また、エンジン排ガスは排ガス管24→マ
フラ25→排ガス口28→延長排ガス管35→連通ダク
ト49の経路で外部排気口48から大気に排出される。
従って、常設型防音ハウジング3内に冷却排風がこもる
ことなく、常設状態であれば何時でも発電機21を運転
できる。
【0041】このように、可搬式エンジン駆動発電機2
に排風ダクト31及び延長排ガス管35を備え、常設型
防音ハウジング3に吸気ダクト47、連通ダクト49を
備えているので、エンジン19及び発電機21は防音ケ
ース11と常設型防音ハウジング3とで2重に覆われ
る。このため、発電装置1の防音効果は一層高まり、し
かも、風雨、塵埃や日照などの自然環境の変化に対して
も耐久性が一層高まる。更に、図1に示される出入口扉
41、副扉43、及びリッド56が錠付きであり、施錠
することにより盗難や悪戯されることを防止でき、自動
始動運転や遠隔運転をする場合に最適である。
【0042】なお、上記実施例において、可搬式エンジ
ン駆動発電機2は常設型防音ハウジング3から出し入れ
可能であればよく、車輪12…は前又は後の2輪だけで
もよい。
【0043】また、ガイド部材80…を常設型防音ハウ
ジング3内壁に設けて可搬式エンジン駆動発電機2の防
音ケース11の側面に当接するようにして案内支持する
構造にしたので、ガイド部材80…は可搬式エンジン駆
動発電機2を常設型防音ハウジング3外部で使用する場
合でも邪魔にならず、且つガイド部材80…が雨水にさ
らされる心配もない。
【0044】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の発電装置は、移動用の車輪を有する防
音型の可搬式エンジン駆動発電機を常設型防音ハウジン
グに出し入れ自在に収納し、収納固定した状態で常設型
防音ハウジング内での運転が可能に構成すると共に、常
設型防音ハウジングの内側には防音型の可搬式エンジン
駆動発電機の防音ケース外側面に当接して収納固定位置
までの出し入れを案内するためのガイド部材を設けたの
で、可搬式エンジン駆動発電機の出し入れ作業はきわめ
て容易になり、しかも可搬式エンジン駆動発電機の防音
ケースの外側面をそのまま案内用として利用するため、
可搬式エンジン駆動発電機側には特別な部材を設ける必
要がなく、一般的に広く使用されている防音型の可搬式
エンジン駆動発電機をそのまま使用することも可能にな
る。
【0045】そして、このように可搬式エンジン駆動発
電機側には案内用の凹凸部等の特別な部材を設ける必要
がないため、常設型防音ハウジングの外部へ引き出して
使用する場合にも外観良好である。また、可搬式エンジ
ン駆動発電機が常設型防音ハウジングから出し入れ可能
なので、常設型防音ハウジングから離れた所へ電力を供
給する場合に可搬式エンジン駆動発電機を所望の場所へ
移動させることができ、離れた所へ電力を供給するのに
長い電気ケーブルを引回す必要がなく、簡単に効率良く
電力を供給できる。
【0046】請求項2の発電装置は、常設型防音ハウジ
ングに外部へ開口する排気口に連通する連通ダクトを備
え、防音型の可搬式エンジン駆動発電機を前記常設型防
音ハウジング内に収容固定した状態で、防音型の可搬式
エンジン駆動発電機の排風ダクトが常設型防音ハウジン
グの連通ダクトに密接状態で連通するように構成したの
で、可搬式エンジン駆動発電機を常設型防音ハウジング
内へ押込んで固定すれば、何時でも運転可能な常設状態
とすることができる。
【0047】請求項3の発電装置は、可搬式エンジン駆
動発電機を出し入れ可能に収納するための常設型防音ハ
ウジングの扉の奥側に横断的に吸気ダクトを渡し、この
吸気ダクトの両端に外気を取入れる吸気口を設け、吸気
ダクトの側部に可搬式エンジン駆動発電機を所定位置に
位置決めする位置決め部を形成したので、吸気ダクトが
可搬式エンジン駆動発電機の出し入れの邪魔にならず、
しかも、可搬式エンジン駆動発電機の収納時に可搬式エ
ンジン駆動発電機が吸気ダクトに当接する時点で位置決
め固定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発電装置の可搬式エンジン駆動発
電機及び常設型防音ハウジングの斜視図(未収納状態)
【図2】本発明に係る発電装置の可搬式エンジン駆動発
電機の側面及び常設型防音ハウジングの断面を示す構成
図(未収納状態)
【図3】本発明に係る発電装置の常設型防音ハウジング
の模式的断面図(可搬式エンジン駆動発電機を収納した
状態)
【図4】本発明に係る発電装置の常設型防音ハウジング
の断面図(可搬式エンジン駆動発電機を収納した状態)
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図4の6−6線断面図
【図7】本発明に係るガイド部材の分解斜視図
【図8】本発明に係るガイド部材の別実施例を示す斜視
【図9】本発明に係る排風ダクトと連通ダクトとの連通
部分の断面図
【図10】本発明に係る位置決め部の構成図
【図11】本発明に係る案内板の構成図
【図12】本発明に係る可搬式エンジン駆動発電機の収
納時の動きを説明する図
【符号の説明】
1…発電装置、2…可搬式エンジン駆動発電機、3…常
設型防音ハウジング、11…防音ケース、12…車輪、
19…エンジン、21…発電機、26…、27…排風
口、28…排ガス口、31…排風ダクト、35…延長ガ
ス管、41…出入口扉、46…吸気口、47…吸気ダク
ト、48…外部排気口、49…連通ダクト、54…主燃
料タンク、58…車輪ガイド用レール、59…始動制御
ユニット、61…位置決め部、65…嵌合凸部、71…
案内板、80,85…ガイド部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 63/04 F02B 63/00 F02B 77/13

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動用の車輪を有する防音型の可搬式エ
    ンジン駆動発電機を常設型防音ハウジングに出し入れ自
    在に収納し、収納固定した状態で前記常設型防音ハウジ
    ング内での運転が可能に構成すると共に、前記常設型防
    音ハウジングの内側には前記防音型の可搬式エンジン駆
    動発電機の防音ケース外側面に当接して収納固定位置ま
    での出し入れを案内するためのガイド部材を設けたこと
    を特徴とする発電装置。
  2. 【請求項2】 前記常設型防音ハウジングは外部へ開口
    する排気口に連通する連通ダクトを備え、前記防音型の
    可搬式エンジン駆動発電機を前記常設型防音ハウジング
    内に収容固定した状態で、前記防音型の可搬式エンジン
    駆動発電機の排風ダクトが前記常設型防音ハウジングの
    連通ダクトに密接状態で連通するように構成したことを
    特徴とする請求項1記載の発電装置。
  3. 【請求項3】 前記常設型防音ハウジングの奥側に横断
    的に吸気ダクトを渡し、この吸気ダクトの両端に外気を
    取り入れる吸気口を設けると共に、前記吸気ダクトの側
    部に前記防音型の可搬式エンジン駆動発電機を運転位置
    に位置決めするための位置決め部を形成したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の発電装置。
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