JP3681609B2 - 発電装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路設備や屋外作業施設等の電源として使用される発電装置に関するものであり、特に無停電電源装置を備えたエンジン駆動型発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
信号機等の道路設備や屋外作業施設等の電源として使用されるエンジン駆動型発電装置は、常時風雨や塵埃、日照等に晒される可能性が高いので、長期にわたってこの自然環境に耐え得る構造であることが求められ、また、夜間運転される場合も考慮して騒音の低減化も求められる。
さらに、狭いスペースに設置することを求められる場合が多いことから、設置面積を小さくする等の小型化が求められる。
【0003】
本出願人は、このような点を考慮した発電装置を特開平10−131762号公報「発電装置」(以下、「従来の技術▲1▼」と言う。)で提案している。この従来の技術▲1▼は、同公報の図2に示される通り、縦長の箱型ハウジング2(番号は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。)にエンジン21とこのエンジン21で駆動される発電機22を収納したものである。
【0004】
ところで、この種の発電装置をコンピュータ等の電子機器の非常用バックアップ電源として使用する場合、停電したことを検出してから発電装置の出力が立上がるまでに時間遅れが発生する。
本出願人は、このような点を考慮した発電装置を特開平9−163634号公報「非常用電源システム」(以下、「従来の技術▲2▼」と言う。)で提案している。この従来の技術▲2▼は、同公報の図1に示される通り、停電検出センサ29が停電したことを検出してから発動発電機10の出力が立上がるまでの間、バッテリ5から電力を供給するようにした無停電電源装置1を備えたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術▲2▼の無停電電源装置1はバッテリ5を備えた比較的大型で大重量の制御ユニットであり、大きな収納スペースを必要とする。このような無停電電源装置1を上記従来の技術▲1▼の箱型ハウジングに収納したのでは、箱型ハウジングが大型になり設置スペースが大きくなる要因になる。しかも、バッテリ5の保守・点検作業も面倒である。さらには、無停電電源装置1は半導体等の制御部品を搭載したものであり、制御部品がエンジンや発電機の振動や熱の影響を受けないための配慮が必要である。また、長期にわたる気温等の設置環境に耐え得ることが求められる。
【0006】
そこで本発明の目的は、(1)無停電電源装置を備えた発電装置の設置面積を抑えることができ、(2)無停電電源装置がエンジンや発電機の振動や熱の影響を極力受けないようにすることができ、(3)無停電電源装置の保守・点検作業を容易にすることができる技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、エンジンとこのエンジンで駆動される発電機とを箱形ケースに収納し、この箱形ケースの下部を接地面に固定できるように構成した発電装置において、箱形ケースを縦長ケースとするとともに、箱形ケースから外部へ出力する出力端子と外部電気ケーブルとの間に無停電電源装置を介在させ、この無停電電源装置を、上面及び下面に水平方向に延出する固定用フランジを有する筐体ケースに収納し、この筐体ケースの上面の固定用フランジを箱形ケースの下面に取付け、筐体ケースの下面の固定用フランジを接地面に固定するように構成したことを特徴とする。
【0008】
無停電電源装置を収納した筐体ケースの上面に、縦長の箱形ケースを重ねて設置した。無停電電源装置を備えた発電装置の設置面積は小さくてすむ。
無停電電源装置を収納した筐体ケースは接地面に固定したものである。無停電電源装置は、筐体ケースの上方に配置したエンジンや発電機の振動や熱の影響を受けにくい。
箱形ケースにエンジンや発電機を収納した発電装置は、無停電電源装置を用いる仕様と用いない仕様とで共用できる。
下方にある無停電電源装置の保守・点検作業は容易である。
【0009】
請求項2は、箱形ケースを縦長ケースとしたことを特徴とする。
エンジンとこのエンジンで駆動される発電機とを縦長の箱形ケースに収納することによって、箱形ケースの設置面積を小さく抑えることができ、且つ、この設置面積に合せて形成した筐体ケースに無停電電源装置を収納するため、無停電電源装置を収納効率が高い状態で筐体ケースに収納することができる。しかも、全体が縦長になるにもかかわらず、全体の重心を低い状態に維持することができる。
【0010】
請求項3は、無停電電源装置を制御ボックスに収納し、この制御ボックスを筐体ケースに一側方から出し入れ自在に且つ少なくとも両側に空間を有した状態で収納するように構成したことを特徴とする。
筐体ケースから制御ボックスを引出すことで、無停電電源装置を保守・点検することができる。筐体ケースからの熱を空間で断熱することで、無停電電源装置に与える熱影響を極力抑える。
【0011】
請求項4は、筐体ケースの外側及びこの筐体ケースと固定される箱形ケースの下部外側全体を、筐体ケースと箱形ケースの下面を固定する固定用フランジに沿って、冷却風用の通風開口を有する保護カバーで覆ったことを特徴とする。
発電装置を長期間設置した状態であっても、保護カバーでによって雨水や塵埃等の影響を抑える。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、発電装置の正面を「前」とし、これを基準に「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向を示し、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0013】
図1は本発明に係る発電装置のシステム図である。
発電装置10は、商用電源11と電気設備(負荷)12との間に介在したものであり、発電電源装置20と、無停電電源装置50とからなる。例えば、発電装置10を信号機等の道路設備のための非常用電源設備として使用する場合には、発電装置10と信号機等とを地中配線された外部電気ケーブル73で接続し、商用電源11による通常給電ラインと発電装置10からの臨時給電ラインとのうち、どちらか一方を切換え接続することになる。
【0014】
発電電源装置20は、商用電源11からの入力電圧が停止したことを停電検出センサ21が検出したとき、すなわち停電したときに、第1制御部22にてエンジン23及び発電機24の自動始動・自動停止及び第1切換スイッチ25で給電ラインの切換えを制御するものである。
【0015】
無停電電源装置50は、停電検出センサ21が停電したことを検出してから発電機24の出力が立上がるまでの間、内蔵したバッテリ52から電力を供給するものである。すなわち、無停電電源装置50は、停電検出センサ21が停電を検出しないときには、充電器51を介してバッテリ52に充電する待機状態にあり、停電検出センサ21が停電を検出したときには、バッテリ52の直流電力をインバータ53にて商用周波数の交流電力に変換し、第2制御部54の制御信号に基づき第2切換スイッチ55で給電ラインの切換えを制御するものである。
【0016】
本発明は、発電電源装置20を箱形ケース30に収納し、無停電電源装置50を制御ボックス60に収納し、制御ボックス60を筐体ケース70に収納し、箱形ケース30から外部へ出力する出力端子32と外部電気ケーブル73との間に無停電電源装置50を介在させたものである。すなわち、商用電源11に外部電気ケーブル13を介して箱形ケース30の入力端子31を接続し、箱形ケース30の出力端子32に接続ケーブル33を介して筐体ケース70の入力端子71を接続し、筐体ケース70の出力端子72に外部電気ケーブル73を介して電気設備12を接続した。
【0017】
図2は本発明に係る発電装置のドアを閉じた状態の斜視図である。
箱形ケース30は、下部左右、上部前部及び上部左右から外気を取入れ、上部後部から冷却排風及びエンジン排気を外部へ排出するようにした、防音構造の屋外設置型の縦長ケースであり、前面に片開きする錠付きドア34を取付けたものである。
【0018】
この図は、(1)接地面Gに筐体ケース70を固定し、筐体ケース70に箱形ケース30の下部のベース35を固定したこと、及び(2)筐体ケース70の外側及び筐体ケース70に固定する箱形ケース30の下部外側(ベース35の外側)を前後左右4つの保護カバー80Fr,80Rr,80L,80Rで覆うことができることを示す。
ベース35は、箱形ケース30の下部を接地面Gに固定できるように、箱形ケース30に固定したものである。保護カバー80Fr,80Rr,80L,80Rは、互いにボルト81・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ。)にて結合したものである。少なくとも左右の保護カバー80L,80Rは冷却風用の通風開口82・・・を有する。
【0019】
図3は本発明に係る発電装置のドアを開けた状態の斜視図である。
発電装置10のうち、発電電源装置20並びに発電電源装置20を収納する箱形ケース30については、特開平10−131762号公報「発電装置」に示されるものとほぼ同様の構成である。以下、発電電源装置20並びに箱形ケース30の概要について説明する。
この図は、箱形ケース30の内部前方に第1制御部22、エンジン23、燃料タンク36、バッテリ37を収納した状態であって、上記図2に示すベース35の外側及び筐体ケース70の外側を保護カバー80Fr,80Rr,80L,80R(この図では前・右の保護カバー80Fr,80Rのみ示す。)で覆ったことを示す。38はエンジン用エアクリーナである。
【0020】
図4は本発明に係る発電装置の下部の断面図(正面から見た図)であり、上記図3に示す第1制御部22、ドア34、燃料タンク36、バッテリ37、エアクリーナ38を外して示す。
箱形ケース30は、下部にエンジン23とこのエンジン23で駆動する発電機24とを直結した状態で収納するとともに、ベース35の左右両側壁に外気(冷却風)取入れのための吸気口41・・・を開けたものである。吸気口41・・・は、吸気口から箱形ケース30内に空気を導くための通路を迷路通路にしたものである。
【0021】
エンジン23に取付けたエンジン冷却ファン42は、箱形ケース30内の左方から吸引して、エンジン用シュラウド43に吐出するファンである。発電機24に取付けた発電機冷却ファン44は、箱形ケース30内の右方から、発電機24の内部を通して吸引するファンである。
45はエンジン用カバー、46は発電機用カバー、47はマフラ、48はマフラカバーである。
【0022】
この図4は、無停電電源装置50を制御ボックス60に収納し、制御ボックス60を箱形ケース30とは別の筐体ケース70に、少なくとも両側に空間S,Sを有した状態で収納したことを示す。
制御ボックス60は、上並び後を開放したボックス部61とボックス部61の開口を塞いでビス止めしたリッド62とからなる。このような制御ボックス60は、内部部品が発した熱を放散するための多数の放散口63・・・を有する。
【0023】
ところで、筐体ケース70は、上面に水平方向に延出する固定用フランジ74(以下、「上部フランジ74」と言う。)を有するとともに、下面に水平方向に延出する固定用フランジ75(以下、「下部フランジ75」と言う。)を有したものである。
上部フランジ74を箱形ケース30の下面、すなわちベース35の下面にボルト76・・・にて取付けることで、箱形ケース30に筐体ケース70を一体的に取付けることができる。一方、接地面Gに下部フランジ75をアンカボルト77等のボルトにて固定することで、接地面Gに筐体ケース70を固定することができる。このようにして、無停電電源装置50を収納した筐体ケース70の上面に、縦長の箱形ケース30を重ねて設置することができる。
【0024】
発電装置10は平面視で、箱形ケース30に対してベース35を小さく設定し、このベース35に対して筐体ケース70を概ね同じ大きさに設定したものである。従って、無停電電源装置50を備えた発電装置10の設置面積を抑えることができる。
【0025】
さらにこの図4は、箱形ケース30の下部外側全体(ベース35外側全体)及び筐体ケース70の外側を、筐体ケース70と箱形ケース30の下面を固定する上部フランジ74に沿って、保護カバー80Fr,80Rr,80L,80R(この図では左右の保護カバー80L,80Rのみ示す。)で覆ったことを示す。外気(冷却風)は、左右の保護カバー80L,80Rの通風開口82・・・、吸気口41・・・、箱形ケース30の下部開口49を通って箱形ケース30内に入ることができる。
このように、箱形ケース30の下部外側全体及び筐体ケース70の外側を、通風開口82・・・を有する保護カバー80Fr,80Rr,80L,80Rで覆ったので、発電装置10を長期間設置した状態であっても、雨水や塵埃等の影響を極力抑えることができる。従って、長期にわたる設置環境に耐え得ることができる。
【0026】
さらには、制御ボックス60を筐体ケース70に少なくとも両側に空間S,Sを有した状態で収納するように構成したので、無停電電源装置50が直射日光を受けない。しかも、筐体ケース70側からの熱を空間で断熱することができる。従って、無停電電源装置50に与える熱影響を極力抑えることができる。
【0027】
図5は本発明に係る発電装置の下部の断面図(右側面から見た図)であり、制御ボックス60を筐体ケース70に一側方(前方)から出し入れ自在に収納したことを示す。
エンジン23や発電機24を収納した箱形ケース30の下部に、比較的大型で大重量の無停電電源装置50を別ユニットとして筐体ケース70に収納し、この筐体ケース70を接地面Gに固定したので、無停電電源装置50がエンジン23や発電機24の振動や熱の影響を極力受けないようにすることができる。
さらにまた、箱形ケース30の下方に無停電電源装置50を配置したので、低い位置にある無停電電源装置50を容易に保守・点検することができる。
【0028】
しかも、箱形ケース30に収納したエンジン23や発電機24とは別ユニットとして、筐体ケース70に無停電電源装置50を収納するので、箱形ケース30にエンジン23や発電機24を収納した発電装置10は、無停電電源装置50を用いる仕様と用いない仕様とで共用することができる。
すなわち、接地面Gにベース35を直接固定すれば、無停電電源装置50を用いない仕様の発電装置10として発電電源装置20だけを設置することができる。
【0029】
以上の説明をまとめると、本発明は発電電源装置20と無停電電源装置50とからなる発電装置10であり、このような発電装置10をできるだけ小型にするとともに、設置面積を小さくしたい。箱形ケース30は、設置面積を小さくするために縦長にし、発電電源装置20を収納するだけの小型のケースであり、収納スペースに余裕がない。
【0030】
これに対して、無停電電源装置50はバッテリを備えた比較的大型で大重量の制御ユニットであり、大きな収納スペースを必要とする。このように大型の無停電電源装置50を収納するスペースを箱形ケース30に設けると、箱形ケース30が大型になるので得策ではない。このために、箱形ケース30の外に無停電電源装置50を取付けるようにした(外付け)。外付けなので、無停電電源装置50の有無に関係なく発電電源装置20並びに箱形ケース30を生産でき、生産性が高まる。
【0031】
ところで、停電しない通常状態においては、発電装置10は保守・点検時のように定期的(例えば1ヵ月に1回)に運転して確認する以外に、長期にわたり停止状態にあるものである。しかし、停電時には速やかに確実に作動することが求められる。箱形ケース30に単に無停電電源装置50を外付けしたのでは、日照等に晒される可能性が高いので、長期にわたってこの自然環境に耐え得る配慮が必要である。
また、箱形ケース30の側面に無停電電源装置50を取付けたのでは、設置面積が増す。箱形ケース30の上面に無停電電源装置50を取付けたのでは、高い位置で重量物である無停電電源装置50を保守・点検することになり、作業性が劣る。
【0032】
このように種々の観点から考え、本発明は無停電電源装置50を筐体ケース60に収納して、箱形ケース30の下に取付けたことを特徴とする。
従って、本発明によれば、(1)無停電電源装置50を備えた発電装置10の設置面積を抑えることができ、(2)無停電電源装置50がエンジン23や発電機24の振動や熱の影響を極力受けないようにすることができ、(3)無停電電源装置50の保守・点検作業を容易にすることができ、(4)無停電電源装置50が直射日光を受けないようにすることができる。
【0033】
図6は本発明に係る発電装置の下部の斜視図であり、筐体ケース70から制御ボックス60を引出した状態を示す。前の保護カバー80Frを外し、筐体ケース70の開口78から制御ボックス60を引出すことにより、無停電電源装置50(図5参照)を保守・点検することができる。無停電電源装置50を制御ボックス60に収納し、この制御ボックス60を筐体ケース70に一側方(前方)から出し入れ自在に収納するように構成したので、無停電電源装置50の保守・点検作業が一層容易になる。
図中、79は制御ボックス60のスライド抵抗低減部材である。
【0034】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、箱形ケースから外部へ出力する出力端子と外部電気ケーブルとの間に無停電電源装置を介在させ、この無停電電源装置を、上面及び下面に水平方向に延出する固定用フランジを有する筐体ケースに収納し、この筐体ケースの上面の固定用フランジを箱形ケースの下面に取付け、筐体ケースの下面の固定用フランジを接地面に固定するように構成することにより、無停電電源装置を収納した筐体ケースの上面に箱形ケースを重ねて設置することができるので、無停電電源装置を備えた発電装置の設置面積を抑えることができる。
さらには、エンジンや発電機を収納した箱形ケースの下部に、比較的大型で大重量の無停電電源装置を別ユニットとして筐体ケースに収納し、この筐体ケースを接地面に固定したので、全体の重心を低い状態に維持でき、しかも、無停電電源装置がエンジンや発電機の振動や熱の影響を極力受けないようにすることができる。
しかも、箱形ケースに収納したエンジンや発電機とは別ユニットとして、筐体ケースに無停電電源装置を収納するので、箱形ケースにエンジンや発電機を収納した発電装置は、無停電電源装置を用いる仕様と用いない仕様とで共用することができる。
さらにまた、下方に無停電電源装置を配置したので、無停電電源装置の保守・点検作業を容易にすることができる
【0035】
請求項2は、箱形ケースを縦長ケースとしたので箱形ケースの設置面積を小さく抑えることができ、且つ、この設置面積に合せて筐体ケースを形成することになるので、無停電電源装置を収納効率が高い状態で筐体ケースに収納することができる。しかも、全体が縦長になるにもかかわらず、全体の重心を低い状態に維持することができる。
【0036】
請求項3は、無停電電源装置を制御ボックスに収納し、この制御ボックスを筐体ケースに一側方から出し入れ自在に収納するように構成したので、無停電電源装置の保守・点検作業が一層容易になる。
さらには、無停電電源装置を収納した制御ボックスを、筐体ケースに少なくとも両側に空間を有した状態で収納するように構成したので、無停電電源装置が直射日光を受けない。しかも、筐体ケース側からの熱を空間で断熱することができる。従って、無停電電源装置に与える熱影響を極力抑えることができる。
【0037】
請求項4は、筐体ケースの外側及びこの筐体ケースと固定される箱形ケースの下部外側全体を、筐体ケースと箱形ケースの下面を固定する固定用フランジに沿って、冷却風用の通風開口を有する保護カバーで覆ったので、発電装置を長期間設置した状態であっても、雨水や塵埃等の影響を極力抑えることができる。従って、長期にわたる設置環境に耐え得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発電装置のシステム図
【図2】本発明に係る発電装置のドアを閉じた状態の斜視図
【図3】本発明に係る発電装置のドアを開けた状態の斜視図
【図4】本発明に係る発電装置の下部の断面図(正面から見た図)
【図5】本発明に係る発電装置の下部の断面図(右側面から見た図)
【図6】本発明に係る発電装置の下部の斜視図
【符号の説明】
10…発電装置、23…エンジン、24…発電機、30…箱形ケース、32…出力端子、50…無停電電源装置、60…制御ボックス、70…筐体ケース、73…外部電気ケーブル、74,75…固定用フランジ(上部・下部フランジ)、80Fr,80Rr,80L,80R…保護カバー、82…通風開口、G…接地面、S…空間。
Claims (4)
- エンジンとこのエンジンで駆動される発電機とを箱形ケースに収納し、この箱形ケースの下部を接地面に固定できるように構成した発電装置において、前記箱形ケースから外部へ出力する出力端子と外部電気ケーブルとの間に無停電電源装置を介在させ、この無停電電源装置を、上面及び下面に水平方向に延出する固定用フランジを有する筐体ケースに収納し、この筐体ケースの上面の固定用フランジを前記箱形ケースの下面に取付け、筐体ケースの下面の固定用フランジを接地面に固定するように構成したことを特徴とする発電装置。
- 前記箱形ケースを縦長ケースとしたことを特徴とする請求項1記載の発電装置。
- 前記無停電電源装置を制御ボックスに収納し、この制御ボックスを前記筐体ケースに一側方から出し入れ自在に且つ少なくとも両側に空間を有した状態で収納するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の発電装置。
- 前記筐体ケースの外側及びこの筐体ケースと固定される前記箱形ケースの下部外側全体を、筐体ケースと箱形ケースの下面を固定する固定用フランジに沿って、冷却風用の通風開口を有する保護カバーで覆ったことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の発電装置。
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