JP3346521B2 - 圧接コネクタ - Google Patents
圧接コネクタInfo
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- JP3346521B2 JP3346521B2 JP21100795A JP21100795A JP3346521B2 JP 3346521 B2 JP3346521 B2 JP 3346521B2 JP 21100795 A JP21100795 A JP 21100795A JP 21100795 A JP21100795 A JP 21100795A JP 3346521 B2 JP3346521 B2 JP 3346521B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接コネクタに関
し、特に、複数の圧接刃を同一方向に開口させて保持す
る圧接コネクタに関する。
し、特に、複数の圧接刃を同一方向に開口させて保持す
る圧接コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧接コネクタでは、圧接
刃を備えるターミナルを平行に並べた二つの圧接電線と
直交するように配置するため、平板状の金属板にスリッ
ト状の圧接刃を平行に形成している。ここにおいて、そ
れぞれの圧接刃は同じ高さに形成され、複数組の電線を
圧接接続する場合には横一列に並設している。
刃を備えるターミナルを平行に並べた二つの圧接電線と
直交するように配置するため、平板状の金属板にスリッ
ト状の圧接刃を平行に形成している。ここにおいて、そ
れぞれの圧接刃は同じ高さに形成され、複数組の電線を
圧接接続する場合には横一列に並設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の圧接コ
ネクタにおいては、圧接接続する電線が横方向に一列に
並ぶため、全体として幅広とならざるを得なかった。本
発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、よりコ
ンパクトとすることが可能な圧接コネクタの提供を目的
とする。
ネクタにおいては、圧接接続する電線が横方向に一列に
並ぶため、全体として幅広とならざるを得なかった。本
発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、よりコ
ンパクトとすることが可能な圧接コネクタの提供を目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、高さの異なる圧接刃を圧
接電線の軸方向に直線上に備えるターミナルと、一面に
開口を有するとともに圧接方向を同開口方向に向けて上
記ターミナルを収容し、かつ、低い側の圧接刃に支線電
線の端部を圧接接続させるように収容する第一ケース
と、この第一ケースの開口を覆蓋可能であるとともに、
上記ターミナルにおける高い側の圧接刃に圧接接続され
るように幹線電線を収容し、かつ、幹線電線における上
記低い側の圧接刃に対面する部位には当該幹線電線を跨
いでその突出端で上記支線電線に当接する電線押さえ片
を備えた第二ケースとを備えた構成としてある。
め、請求項1にかかる発明は、高さの異なる圧接刃を圧
接電線の軸方向に直線上に備えるターミナルと、一面に
開口を有するとともに圧接方向を同開口方向に向けて上
記ターミナルを収容し、かつ、低い側の圧接刃に支線電
線の端部を圧接接続させるように収容する第一ケース
と、この第一ケースの開口を覆蓋可能であるとともに、
上記ターミナルにおける高い側の圧接刃に圧接接続され
るように幹線電線を収容し、かつ、幹線電線における上
記低い側の圧接刃に対面する部位には当該幹線電線を跨
いでその突出端で上記支線電線に当接する電線押さえ片
を備えた第二ケースとを備えた構成としてある。
【0005】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の圧接コネクタにおいて、電線押さえ片は、上記
第二ケースの内側面から略逆L字形に突出されて内側に
て幹線電線を収容するとともに突出端外側にて上記上記
支線電線に当接するように構成してある。
に記載の圧接コネクタにおいて、電線押さえ片は、上記
第二ケースの内側面から略逆L字形に突出されて内側に
て幹線電線を収容するとともに突出端外側にて上記上記
支線電線に当接するように構成してある。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、ターミナルにおける高さの異なる圧接刃が圧
接電線の軸方向に直線上に備えられているので、低い側
の圧接刃に圧接接続する支線電線と、高い側の圧接刃に
圧接接続する幹線電線とは互いに重なり合うことにな
る。一方、圧接方向が開口方向に向くようにしてターミ
ナルを第一ケースに収容した後、低い側の圧接刃上には
支線電線の端部を載置し、この第一ケースの開口を覆蓋
可能な第二ケースにはターミナルにおける高い側の圧接
刃に対面して幹線電線を収容させる。第二ケースにおい
ては、幹線電線における低い側の圧接刃に対面する部位
に当該幹線電線を跨いでその突出端で上記支線電線に当
接する電線押さえ片を備えているので、第二ケースを第
一ケースの上方から覆蓋させると、第二ケースに収容さ
れている幹線電線は第一ケースに収容されているターミ
ナルの高い側の圧接刃に対面し、第一ケースに収容され
ている支線電線は低い側の圧接刃上に載置されるつつ上
方から挿入される電線押さえ片の突出端に対面する。そ
して、第二ケースをさらに押し込むと幹線電線は高い側
の圧接刃に押し込まれて圧接接続され、支線電線は電線
押さえ片の突出端で低い側の圧接刃に押し込まれて圧接
接続する。
おいては、ターミナルにおける高さの異なる圧接刃が圧
接電線の軸方向に直線上に備えられているので、低い側
の圧接刃に圧接接続する支線電線と、高い側の圧接刃に
圧接接続する幹線電線とは互いに重なり合うことにな
る。一方、圧接方向が開口方向に向くようにしてターミ
ナルを第一ケースに収容した後、低い側の圧接刃上には
支線電線の端部を載置し、この第一ケースの開口を覆蓋
可能な第二ケースにはターミナルにおける高い側の圧接
刃に対面して幹線電線を収容させる。第二ケースにおい
ては、幹線電線における低い側の圧接刃に対面する部位
に当該幹線電線を跨いでその突出端で上記支線電線に当
接する電線押さえ片を備えているので、第二ケースを第
一ケースの上方から覆蓋させると、第二ケースに収容さ
れている幹線電線は第一ケースに収容されているターミ
ナルの高い側の圧接刃に対面し、第一ケースに収容され
ている支線電線は低い側の圧接刃上に載置されるつつ上
方から挿入される電線押さえ片の突出端に対面する。そ
して、第二ケースをさらに押し込むと幹線電線は高い側
の圧接刃に押し込まれて圧接接続され、支線電線は電線
押さえ片の突出端で低い側の圧接刃に押し込まれて圧接
接続する。
【0007】また、上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、電線押さえ片が第二ケースの内側
面から略逆L字形に突出されて形成されており、フック
状とした内側に幹線電線を収容し、突出端の外側にて支
線電線に対面して当接する。
かる発明においては、電線押さえ片が第二ケースの内側
面から略逆L字形に突出されて形成されており、フック
状とした内側に幹線電線を収容し、突出端の外側にて支
線電線に対面して当接する。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、幹線電線
と支線電線とを重ね合わせてそれぞれに圧接接続するよ
うにしているため、上下二段に電線を配線して分岐接続
することになり、横一列に並設する場合に比べてコンパ
クトにすることができるとともに、重なり合う支線電線
を幹線電線で圧接刃に押し込むのではなく、幹線電線を
跨ぐ電線押さえ片で圧接刃に押し込むため、支線電線の
押し込みが不完全とならず、確実に圧接接続させること
が可能な圧接コネクタを提供することができる。
と支線電線とを重ね合わせてそれぞれに圧接接続するよ
うにしているため、上下二段に電線を配線して分岐接続
することになり、横一列に並設する場合に比べてコンパ
クトにすることができるとともに、重なり合う支線電線
を幹線電線で圧接刃に押し込むのではなく、幹線電線を
跨ぐ電線押さえ片で圧接刃に押し込むため、支線電線の
押し込みが不完全とならず、確実に圧接接続させること
が可能な圧接コネクタを提供することができる。
【0009】また、請求項2にかかる発明によれば、幹
線電線を跨ぐ電線押さえ片をL字形に形成してあり、形
状が簡易で電線の脱着も容易に行うことができる。
線電線を跨ぐ電線押さえ片をL字形に形成してあり、形
状が簡易で電線の脱着も容易に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施例を説明する。図1は、本発明の一実施例にかかる
圧接コネクタを分解斜視図により示している。同図にお
いて、ターミナル10は、短冊状の帯板片11の両端に
スリットを切り欠いて圧接刃12a,12bを形成して
あり、断面略U字形となるように圧接刃12a,12b
部分を曲げ起こしてある。ここにおいて、曲げ起こした
各圧接刃12a,12bのうち、図示、奥側の圧接刃1
2aは手前側の圧接刃12bよりも高くなるように形成
して、それぞれの圧接刃12a,12bの高さが異なる
ようにしてある。
実施例を説明する。図1は、本発明の一実施例にかかる
圧接コネクタを分解斜視図により示している。同図にお
いて、ターミナル10は、短冊状の帯板片11の両端に
スリットを切り欠いて圧接刃12a,12bを形成して
あり、断面略U字形となるように圧接刃12a,12b
部分を曲げ起こしてある。ここにおいて、曲げ起こした
各圧接刃12a,12bのうち、図示、奥側の圧接刃1
2aは手前側の圧接刃12bよりも高くなるように形成
して、それぞれの圧接刃12a,12bの高さが異なる
ようにしてある。
【0011】本実施例においては、短冊状の帯板片11
の両端を曲げ起こす長さを異ならせてターミナル10を
形成しているが、圧接接続する電線を重ね合わせた状態
でそれぞれの電線に圧接接続すべく圧接刃12a,12
bが形成されていれば良く、二つの圧接刃12a,12
bが高さを異ならせるとともに圧接電線の軸線上に重な
り合うようにして形成されていればよい。従って、図2
に示すように両圧接刃12a,12bが湾曲した帯板片
の端部となっていても良いし、スリットの形成方向にお
いても軸線方向に平行とする以外に図3に示すように直
交する方向に形成してあっても構わない。
の両端を曲げ起こす長さを異ならせてターミナル10を
形成しているが、圧接接続する電線を重ね合わせた状態
でそれぞれの電線に圧接接続すべく圧接刃12a,12
bが形成されていれば良く、二つの圧接刃12a,12
bが高さを異ならせるとともに圧接電線の軸線上に重な
り合うようにして形成されていればよい。従って、図2
に示すように両圧接刃12a,12bが湾曲した帯板片
の端部となっていても良いし、スリットの形成方向にお
いても軸線方向に平行とする以外に図3に示すように直
交する方向に形成してあっても構わない。
【0012】ターミナル10は、一面を開口した箱形の
第一ケース20に収容されている。第一ケース20は略
皿形に形成され、短手方向における一方の起立壁21に
は支線電線30を導出するための切り欠き21a,21
aを形成してある。この切り欠き21a,21aは、図
4に示すように、支線電線30を押し込み可能な溝部2
1a1を形成してあるとともに、同溝部21a1を挟み
込むようにして両側にスリット部21a2,21a2を
形成してある。図5に示すように、支線電線30を押し
込んだときには溝部21a1の両側の壁体がスリット部
21a2,21a2の側に撓み、支線電線30を弾力的
に保持することができる。本実施例においては、このよ
うなスリット部21a2,21a2を形成してあるが、
図6に示すように、溝部21a1の開口端部に内側へ突
出する小突起21a3,21a3を形成しておき、挿入
するときには当該小突起21a3,21a3に抗して支
線電線30を無理入れし、挿入後は、同小突起21a
3,21a3が支線電線30に引っかかって容易に抜け
ないようにするようにしておいても良い。
第一ケース20に収容されている。第一ケース20は略
皿形に形成され、短手方向における一方の起立壁21に
は支線電線30を導出するための切り欠き21a,21
aを形成してある。この切り欠き21a,21aは、図
4に示すように、支線電線30を押し込み可能な溝部2
1a1を形成してあるとともに、同溝部21a1を挟み
込むようにして両側にスリット部21a2,21a2を
形成してある。図5に示すように、支線電線30を押し
込んだときには溝部21a1の両側の壁体がスリット部
21a2,21a2の側に撓み、支線電線30を弾力的
に保持することができる。本実施例においては、このよ
うなスリット部21a2,21a2を形成してあるが、
図6に示すように、溝部21a1の開口端部に内側へ突
出する小突起21a3,21a3を形成しておき、挿入
するときには当該小突起21a3,21a3に抗して支
線電線30を無理入れし、挿入後は、同小突起21a
3,21a3が支線電線30に引っかかって容易に抜け
ないようにするようにしておいても良い。
【0013】また、ターミナル10は当該第一ケース2
0の長手方向と平行に向けた状態で圧接刃12a,12
bを連結する帯板片11を当該第一ケース20の内底面
に係止せしめて固定されている。本実施例においては、
図7に示すように逆L字形の係止爪22a,22aにて
帯板片11の両側縁を挟み込んで係止させているが、図
8に示すように、圧接刃12a,12b間の帯板片11
を幅狭とし、曲げ起こした同圧接刃12a,12bの下
端を押し込んで固定できるように溝23a,23aを形
成しておいても良い。ここにおいて、二つの圧接刃12
a,12bのうち、低い側の圧接刃12bが上記切り欠
き21a,21aの側に位置しており、図1に示すよう
に、支線電線30の先端端部を同圧接刃12b上に載置
させつつ上記切り欠き21a内にに押し込んで保持する
ことができるようになっている。第一ケース20におけ
る長手方向の起立壁24,24にはループ状として中央
部分を貫通させたロックアーム24a,24aを延設し
て形成してあり、この第一ケース20と同様に一面を開
口させた第二ケース40を当該第一ケース20に対面さ
せて合体させたときに同第二ケース40の側壁面に形成
したロック突起41,41と係止可能となっている。
0の長手方向と平行に向けた状態で圧接刃12a,12
bを連結する帯板片11を当該第一ケース20の内底面
に係止せしめて固定されている。本実施例においては、
図7に示すように逆L字形の係止爪22a,22aにて
帯板片11の両側縁を挟み込んで係止させているが、図
8に示すように、圧接刃12a,12b間の帯板片11
を幅狭とし、曲げ起こした同圧接刃12a,12bの下
端を押し込んで固定できるように溝23a,23aを形
成しておいても良い。ここにおいて、二つの圧接刃12
a,12bのうち、低い側の圧接刃12bが上記切り欠
き21a,21aの側に位置しており、図1に示すよう
に、支線電線30の先端端部を同圧接刃12b上に載置
させつつ上記切り欠き21a内にに押し込んで保持する
ことができるようになっている。第一ケース20におけ
る長手方向の起立壁24,24にはループ状として中央
部分を貫通させたロックアーム24a,24aを延設し
て形成してあり、この第一ケース20と同様に一面を開
口させた第二ケース40を当該第一ケース20に対面さ
せて合体させたときに同第二ケース40の側壁面に形成
したロック突起41,41と係止可能となっている。
【0014】第二ケース40も、第一ケース20と同様
に略皿形に形成され、相対面する短手方向の起立壁4
2,42には幹線電線50を横切らせて貫通させるため
の切り欠き42a,42aを形成してある。この切り欠
き42a,42aについては、図4及び図5に示す切り
欠き21a,21aと同様に、幹線電線50を押し込ん
だときに弾力的に保持可能となっており、同幹線電線5
0は当該第二ケース40内で上記圧接刃12a,12b
と直交するようにして保持される。
に略皿形に形成され、相対面する短手方向の起立壁4
2,42には幹線電線50を横切らせて貫通させるため
の切り欠き42a,42aを形成してある。この切り欠
き42a,42aについては、図4及び図5に示す切り
欠き21a,21aと同様に、幹線電線50を押し込ん
だときに弾力的に保持可能となっており、同幹線電線5
0は当該第二ケース40内で上記圧接刃12a,12b
と直交するようにして保持される。
【0015】第二ケース40の内底面であって第一ケー
ス20と合体したときに上記ターミナル10における圧
接刃12a,12bに対面する位置には、電線押さえ片
43,44を形成してある。このうち、高い側の圧接刃
12aに対面する電線押さえ片43は、幹線電線50と
直交する方向に配向するとともに概ね圧接刃12aの厚
みだけ隔てて形成された二つの凸条壁43a,43aか
らなり、図9に示すように上面に幹線電線50を載置可
能となっている。一方、低い側の圧接刃12bに対面す
る電線押さえ片44は、逆L字形に突出して形成された
二つのL型突起44a,44aからなり、先端側の突出
端は上記凸状壁43aと同様に、幹線電線50に直交す
るとともに互いに同圧接刃12bの厚みだけ隔てて平行
に配置されている。逆L字形となっているので、内側に
は凹み部分が形成され、図10に示すようにこの部分で
幹線電線50を跨ぐことができる。第二ケース40にお
ける第一ケース20と対面する開口の四つの角部には、
それぞれ角柱状の四つの位置決めガイド45を立設せし
めてあり、当該第二ケース40を第一ケース20に対面
させて合体させる際、同第一ケース20における開口の
四つの角部にそれぞれ入り込んで位置決めされるように
なっている。すなわち、四つの位置決めガイド45が第
一ケース20内に収まれば、前記圧接刃12a,12b
が正規の位置で電線に圧接される構成としてある。
ス20と合体したときに上記ターミナル10における圧
接刃12a,12bに対面する位置には、電線押さえ片
43,44を形成してある。このうち、高い側の圧接刃
12aに対面する電線押さえ片43は、幹線電線50と
直交する方向に配向するとともに概ね圧接刃12aの厚
みだけ隔てて形成された二つの凸条壁43a,43aか
らなり、図9に示すように上面に幹線電線50を載置可
能となっている。一方、低い側の圧接刃12bに対面す
る電線押さえ片44は、逆L字形に突出して形成された
二つのL型突起44a,44aからなり、先端側の突出
端は上記凸状壁43aと同様に、幹線電線50に直交す
るとともに互いに同圧接刃12bの厚みだけ隔てて平行
に配置されている。逆L字形となっているので、内側に
は凹み部分が形成され、図10に示すようにこの部分で
幹線電線50を跨ぐことができる。第二ケース40にお
ける第一ケース20と対面する開口の四つの角部には、
それぞれ角柱状の四つの位置決めガイド45を立設せし
めてあり、当該第二ケース40を第一ケース20に対面
させて合体させる際、同第一ケース20における開口の
四つの角部にそれぞれ入り込んで位置決めされるように
なっている。すなわち、四つの位置決めガイド45が第
一ケース20内に収まれば、前記圧接刃12a,12b
が正規の位置で電線に圧接される構成としてある。
【0016】本実施例においては、低い側の圧接刃12
bに向けて突出する電線押さえ片44を逆L字形のL型
突起44a,44aにて形成してあるが、幹線電線50
を跨ぐようにして低い側の圧接刃12bに向けて突出し
ていればよく、L字形とする以外にも単なる斜めに傾斜
した傾斜壁などで形成することもできる。また、必ずし
も第二ケース40と一体的に形成される必要はなく、別
体としたU字形のカバーで幹線電線50に被せるように
して装着しておいても良い。ただし、L形突起44aの
場合は形状が簡易で製造しやすい。
bに向けて突出する電線押さえ片44を逆L字形のL型
突起44a,44aにて形成してあるが、幹線電線50
を跨ぐようにして低い側の圧接刃12bに向けて突出し
ていればよく、L字形とする以外にも単なる斜めに傾斜
した傾斜壁などで形成することもできる。また、必ずし
も第二ケース40と一体的に形成される必要はなく、別
体としたU字形のカバーで幹線電線50に被せるように
して装着しておいても良い。ただし、L形突起44aの
場合は形状が簡易で製造しやすい。
【0017】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。第一ケース20の内底面に二つのターミナル
10を装着する。装着は、ターミナル10における低い
側の圧接刃12bが起立壁21に形成した切り欠き21
aの側に対面するようにして行ない、同第一ケース20
の内底面に形成した係止爪22aにて係止させる。一対
の支線電線30の先端を圧接刃12b,12b上に載置
させつつ当該支線電線30を起立壁21の切り欠き21
a,21a内に押し込むと、各切り欠き21a内の周縁
壁部分が撓んで弾力的に保持される。
説明する。第一ケース20の内底面に二つのターミナル
10を装着する。装着は、ターミナル10における低い
側の圧接刃12bが起立壁21に形成した切り欠き21
aの側に対面するようにして行ない、同第一ケース20
の内底面に形成した係止爪22aにて係止させる。一対
の支線電線30の先端を圧接刃12b,12b上に載置
させつつ当該支線電線30を起立壁21の切り欠き21
a,21a内に押し込むと、各切り欠き21a内の周縁
壁部分が撓んで弾力的に保持される。
【0018】一方、第二ケース40においては、当該第
二ケース40を横切るように二本の幹線電線50をそれ
ぞれ相対面する起立壁42,42に形成した二組の切り
欠き42a,42aと切り欠き42a,42aに押し込
む。幹線電線50は当該第二ケース40を横切る際に二
つの電線押さえ片43,44と直交し、二つの凸条壁4
3aからなる電線押さえ片43についてはそのまま載置
され、L形突起44a,44aからなる電線押さえ片4
4については、その内側に押し込んで当該L形突起44
aが幹線電線50を跨ぐような状態とする。
二ケース40を横切るように二本の幹線電線50をそれ
ぞれ相対面する起立壁42,42に形成した二組の切り
欠き42a,42aと切り欠き42a,42aに押し込
む。幹線電線50は当該第二ケース40を横切る際に二
つの電線押さえ片43,44と直交し、二つの凸条壁4
3aからなる電線押さえ片43についてはそのまま載置
され、L形突起44a,44aからなる電線押さえ片4
4については、その内側に押し込んで当該L形突起44
aが幹線電線50を跨ぐような状態とする。
【0019】すなわち、当該第二ケース40の開口側か
ら臨めば電線押さえ片43については幹線電線50が当
該電線押さえ片43よりも開口側に位置し、電線押さえ
片44については幹線電線50が当該電線押さえ片44
よりも開口と反対側に位置していることになる。次に、
このように支線電線30と幹線電線50とを配置した第
一ケース20と第二ケース40とを対面して互いに合体
せしめると、支線電線30と幹線電線50とが重なり合
い、電線押さえ片43についてはターミナル10におけ
る高い側の圧接刃12aが幹線電線50に押し当てら
れ、図9に示すようにして圧接接続されるし、電線押さ
え片44についてはターミナル10における低い側の圧
接刃12b上に載置されている支線電線30が逆L字形
に突出しているL形突起44aにて当該圧接刃12b上
に押し付けられ、図10に示すように圧接接続する。
ら臨めば電線押さえ片43については幹線電線50が当
該電線押さえ片43よりも開口側に位置し、電線押さえ
片44については幹線電線50が当該電線押さえ片44
よりも開口と反対側に位置していることになる。次に、
このように支線電線30と幹線電線50とを配置した第
一ケース20と第二ケース40とを対面して互いに合体
せしめると、支線電線30と幹線電線50とが重なり合
い、電線押さえ片43についてはターミナル10におけ
る高い側の圧接刃12aが幹線電線50に押し当てら
れ、図9に示すようにして圧接接続されるし、電線押さ
え片44についてはターミナル10における低い側の圧
接刃12b上に載置されている支線電線30が逆L字形
に突出しているL形突起44aにて当該圧接刃12b上
に押し付けられ、図10に示すように圧接接続する。
【0020】このように、ターミナル10は圧接接続す
る電線を重ね合わせた状態でそれぞれの電線に圧接接続
すべく二つの圧接刃12a,12bの高さを異ならせる
とともに圧接電線の軸線上に重なり合うようにして形成
されており、当該ターミナル10を収容する第一ケース
20においては低い側の圧接刃12b上に支線電線30
が載置され、もう一方の第二ケース40においては、高
い側の圧接刃12aに対面する位置に幹線電線50を保
持しつつ低い側の圧接刃12bに対面する位置には幹線
電線50を跨ぐようにして同圧接刃12bの側に突出す
る電線押さえ片44を備えているので、第一ケース20
と第二ケース40とを対面して合体させたときには高い
側の圧接刃12aは幹線電線50に押し付けられるし、
低い側の圧接刃12bは支線電線30を電線押さえ片4
4に押し付けるようにして圧接接続する。支線電線30
と幹線電線50とが互いに重ねられて横方向に配列させ
るため、全体の横幅が小さくなってコンパクトとするこ
とができるとともに、幹線電線50を跨ぐ電線押さえ片
44が圧接刃12bに重なり合う部分の支線電線30を
押し付けて確実に圧接接続させることができる。
る電線を重ね合わせた状態でそれぞれの電線に圧接接続
すべく二つの圧接刃12a,12bの高さを異ならせる
とともに圧接電線の軸線上に重なり合うようにして形成
されており、当該ターミナル10を収容する第一ケース
20においては低い側の圧接刃12b上に支線電線30
が載置され、もう一方の第二ケース40においては、高
い側の圧接刃12aに対面する位置に幹線電線50を保
持しつつ低い側の圧接刃12bに対面する位置には幹線
電線50を跨ぐようにして同圧接刃12bの側に突出す
る電線押さえ片44を備えているので、第一ケース20
と第二ケース40とを対面して合体させたときには高い
側の圧接刃12aは幹線電線50に押し付けられるし、
低い側の圧接刃12bは支線電線30を電線押さえ片4
4に押し付けるようにして圧接接続する。支線電線30
と幹線電線50とが互いに重ねられて横方向に配列させ
るため、全体の横幅が小さくなってコンパクトとするこ
とができるとともに、幹線電線50を跨ぐ電線押さえ片
44が圧接刃12bに重なり合う部分の支線電線30を
押し付けて確実に圧接接続させることができる。
【図1】本発明の一実施例にかかる圧接コネクタの斜視
図である。
図である。
【図2】ターミナルの変形例を示す展開図である。
【図3】ターミナルの変形例を示す展開図である。
【図4】第一ケースの切り欠きの電線挿入前の状態を示
す部分拡大正面図である。
す部分拡大正面図である。
【図5】第一ケースの切り欠きの電線挿入後の状態を示
す部分拡大正面図である。
す部分拡大正面図である。
【図6】第一ケースの切り欠きの変形例にかかる部分拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図7】第一ケースにおけるターミナルを保持する機構
を示す部分拡大斜視図である。
を示す部分拡大斜視図である。
【図8】第一ケースにおけるターミナルを保持する機構
の変形例を示す部分拡大斜視図である。
の変形例を示す部分拡大斜視図である。
【図9】一方の電線押さえ片と圧接刃の関係を示す断面
図である。
図である。
【図10】他方の電線押さえ片と圧接刃の関係を示す断
面図である。
面図である。
10…ターミナル 11…帯板片 12a,12b…圧接刃 20…第一ケース 21…起立壁 21a…切り欠き 21a1…溝部 21a2…スリット部 21a3…小突起 22a…係止爪 23a…溝 24…起立壁 24a…ロックアーム 30…支線電線 40…第二ケース 41…ロック突起 42…起立壁 42a…切り欠き 43…電線押さえ片 43a…凸状壁 44…電線押さえ片 44a…L字形突起 50…幹線電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/24
Claims (2)
- 【請求項1】 高さの異なる圧接刃を圧接電線の軸方向
に直線上に備えるターミナルと、 一面に開口を有するとともに圧接方向を同開口方向に向
けて上記ターミナルを収容し、かつ、低い側の圧接刃に
支線電線の端部を圧接接続させるように収容する第一ケ
ースと、 この第一ケースの開口を覆蓋可能であるとともに、上記
ターミナルにおける高い側の圧接刃に圧接接続されるよ
うに幹線電線を収容し、かつ、幹線電線における上記低
い側の圧接刃に対面する部位には当該幹線電線を跨いで
その突出端で上記支線電線に当接する電線押さえ片を備
えた第二ケースとを具備することを特徴とする圧接コネ
クタ。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載の圧接コネクタにお
いて、上記電線押さえ片は、上記第二ケースの内側面か
ら略逆L字形に突出されて内側にて幹線電線を収容する
とともに突出端外側にて上記支線電線に当接することを
特徴とする圧接コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21100795A JP3346521B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 圧接コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21100795A JP3346521B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 圧接コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0945383A JPH0945383A (ja) | 1997-02-14 |
JP3346521B2 true JP3346521B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=16598794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21100795A Expired - Fee Related JP3346521B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 圧接コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3346521B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016006277A1 (ja) * | 2014-07-08 | 2016-01-14 | サンデンホールディングス株式会社 | 端子部材、電気コネクタ、及び電磁クラッチ |
KR101742456B1 (ko) | 2017-02-24 | 2017-06-01 | 김도현 | 고전압 케이블 접속구조 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PE20151377A1 (es) | 2009-11-03 | 2015-09-18 | Orica Explosives Tech Pty Ltd | Conector |
JP6514142B2 (ja) * | 2016-04-27 | 2019-05-15 | 京セラ株式会社 | 分岐コネクタ |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP21100795A patent/JP3346521B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016006277A1 (ja) * | 2014-07-08 | 2016-01-14 | サンデンホールディングス株式会社 | 端子部材、電気コネクタ、及び電磁クラッチ |
JP2016018676A (ja) * | 2014-07-08 | 2016-02-01 | サンデンホールディングス株式会社 | 端子部材、電気コネクタ、及び電磁クラッチ |
KR101742456B1 (ko) | 2017-02-24 | 2017-06-01 | 김도현 | 고전압 케이블 접속구조 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0945383A (ja) | 1997-02-14 |
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