JP3346336B2 - ネットワークコピーファイル管理システム、コピーシステム、コピーサーバ、ネットワークコピーファイル管理方法、コンピュータ可読媒体 - Google Patents

ネットワークコピーファイル管理システム、コピーシステム、コピーサーバ、ネットワークコピーファイル管理方法、コンピュータ可読媒体

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JP3346336B2
JP3346336B2 JP12607499A JP12607499A JP3346336B2 JP 3346336 B2 JP3346336 B2 JP 3346336B2 JP 12607499 A JP12607499 A JP 12607499A JP 12607499 A JP12607499 A JP 12607499A JP 3346336 B2 JP3346336 B2 JP 3346336B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークを介して相互に接続されたコピーシステムと端
末とからなり、コピーシステムにおいて原稿を読み取っ
て得た画像データを端末に送信するネットワークコピー
ファイル管理システム,このようなネットワークコピー
ファイル管理システムを構成するコピーシステム,この
ようなコピーシステムの中核をなすコピーサーバ,上述
したようなネットワークコピーファイル管理システムに
よるネットワークコピーファイル管理方法,コンピュー
タを上述したようなコピーサーバとして機能させるため
のプログラムを格納したコンピュータ可読媒体に、関す
る。
【0002】
【従来の技術】かつてのコピーシステムは、原稿台に置
かれた原稿の像を感光ドラム上に直接結像させ、電子写
真プロセスを用いて用紙上に現像するいわゆるアナログ
方式のものであった。ところが、近年におけるデジタル
技術の発展に伴って、より高度な画像処理を可能とする
ために、原稿をデジタル画像データとして読み取った後
に適宜画像処理を施した上で印刷するデジタル方式が、
コピーシステムの方式の主流となってきた。
【0003】このようなデジタル方式のコピーシステム
は、原稿を読み取る読取装置,印刷を行う印刷装置,及
び、これらの装置を制御するとともに読取装置から受信
した画像データを適宜処理して印刷装置に送信するコピ
ーサーバから、構成される。このうち、読取装置及び印
刷装置は、夫々、コンピュータシステムに用いられてい
るスキャナ及びプリンタ装置と同じ原理で動作する。従
って、コピーシステムのアーキテクチャーをPC−AT
等のコンピュータシステムのものと共通にすれば、読取
装置及び印刷装置としてスキャナやプリンタが流用で
き、コピーサーバとして印刷制御プログラムをインスト
ールした汎用のパーソナルコンピュータ又は専用コンピ
ュータを用いることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにコピー制御
装置としてPC−AT等のパーソナルコンピュータが用
いられた場合には、このコピーサーバにTCP/IP,
HTTPD等の通信プロトコル及びネットワークハード
ウェアを持たせることで、インターネット,LAN(ロ
ーカルエリアネットワーク)等のコンピュータネットワ
ークを介してコピーシステムと端末とを相互に接続する
ことができる。このようにコピーシステムと端末とを相
互に接続して通信可能に構成すると、実行するプログラ
ム次第で様々な処理が可能であるコンピュータを有する
端末を用いることによって、コピーシステムを様々な形
態で活用することができる。
【0005】たとえば、コピーシステムのスキャナで原
稿を読み取って得た画像データをコピーサーバ内に格納
しておくとともに、必要に応じて、このように格納され
ている画像データの概略を端末に表示したり、端末から
指定された特定の画像データを端末にダウンロードする
ことができれば、実際に画像データに基づいて用紙上に
印刷する前にコピー対象画像の状態(濃度,解像度,配
置,色合い,等)を端末の画面上で確認することができ
るようになるので、無駄なコピーを防止することにより
用紙の節約になり、究極的には地球環境の保護に寄与す
ることができる。
【0006】このような点に鑑み、本発明の課題は、原
稿を読み取ることによってコピーシステムが得た画像デ
ータを画像ファイルとしてコピーシステム内のディスク
に保存するとともに、コンピュータネットワークを介し
てこのコピーシステムに接続された端末からの要求に応
じて、要求された範囲内の複数の画像ファイルの管理情
報を端末の画面上に表示したり、表示された複数の管理
情報のうち端末のオペレータによって要求された特定の
管理情報に対応する画像ファイルを端末にダウンロード
させるネットワークコピーファイル管理システム,この
ようなネットワークコピーファイル管理システムを構成
するコピーシステム,このようなコピーシステムの中核
をなすコピーサーバ,上述したようなネットワークコピ
ーファイル管理システムによるネットワークコピーファ
イル管理方法,コンピュータを上述したようなコピーシ
ステムとして機能させるためのプログラムを格納したコ
ンピュータ可読媒体を、提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の構成を採用した。
【0008】即ち、請求項1記載の発明は、ネットワー
クを介して互いに接続されたコピーシステムと端末とか
らなるネットワークコピーファイル管理システムにおい
て、前記コピーシステムは、原稿を読み取って画像デー
タを得る画像読取部と、この画像読取部によって得られ
た画像データを画像ファイルのフォーマットに変換して
ディスクに保存する画像ファイル保存部と、端末からの
要求に応じて、要求された所定範囲の画像ファイルの管
理情報を前記端末へ送信する管理情報応答部と、端末か
らの要求に応じて、要求された画像ファイルを前記ディ
スクから読み出して前記端末へ送信する画像ファイル送
信部と、前記端末を構成するコンピュータに対して、所
定範囲の画像ファイルの管理情報を前記管理情報応答部
に要求させ、この要求に応じて前記管理情報応答部が送
信した管理情報を表示させ、表示されている管理情報が
示す画像ファイルのうちの何れかが前記端末のオペレー
タによって特定された場合には当該特定された画像ファ
イルを前記画像ファイル送信部へ要求させるプログラム
を格納したコンピュータ可読媒体と、前記端末からの要
求に応じて、前記コンピュータ可読媒体に格納されてい
る前記プログラムを、前記端末へ送信するプログラム送
信部とを、備えることを特徴とする。
【0009】このように構成されると、画像読取部が原
稿を読み取ると、この原稿読み取りによって得られた画
像データが、画像ファイルのフォーマットに変換され
て、ディスク内に格納される。従って、多数の原稿が読
み取られると、多数の画像ファイルがディスク内に格納
される。このように画像ファイルがディスク内に格納さ
れた状態において、端末の管理情報要求部が何れかの範
囲の画像ファイルの管理情報をコピーシステムに対して
要求すると、コピーシステムの管理情報応答部が、要求
された範囲の全画像ファイルの管理情報をディスクから
読み出して、端末へ送信する。端末では、受信した管理
情報を表示部が表示する。この表示部に表示された管理
情報のうちの何れかを特定する旨のデータを端末のオペ
レータが入力部に対して入力すると、画像ファイル要求
部が、特定された管理情報に対応する画像ファイルをコ
ピーシステムに対して要求する。コピーシステムでは、
画像ファイル送信部が、端末から要求された画像ファイ
ルをディスクから読み出して、端末へ送信する。このよ
うにして画像ファイルが端末に送信されると、端末はこ
の画像ファイルに格納されている画像データに基づいて
画像を表示することが可能になるので、実際に用紙上に
画像を印字する前に、その画像の状態を確認することが
可能になる。
【0010】画像データは、モノクロの二値データであ
っても良いし、多階調グレースケールデータであっても
良いし、RGB多階調データであっても良いし、YMC
K多階調データであっても良いし、カラーパレットデー
タであっても良い。画像ファイルは、JPEGファイル
であっても良いし、TIFFファイルであっても良い
し、GIFファイルであっても良い。画像ファイルの管
理情報は、画像ファイルのファイル名,ファイルサイ
ズ,ファイル属性,タイムスタンプ,その画像ファイル
に格納されている画像データの頁数のうちの何れかであ
っても良いし、全部であっても良い。ネットワークは、
LANであっても良いし、電話網やパケット交換網のよ
うな公衆回線網であっても良いし、インターネットやイ
ントラネットであっても良い。ディスクは、ハードディ
スクであっても良いし、RAMディスクであっても良い
し、フロッピーディスクや光磁気ディスクであっても良
い。入力部は、キーボードを有していても良いし、マウ
スやタッチパネルのようなポインティングデバイスを有
していても良い。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1の画像フ
ァイルがJPEGファイルであり、前記画像ファイル保
存部が、前記画像データをJPEG圧縮することによっ
てJPEGデータを生成し、このJPEGデータを前記
JPEGファイルに格納することで、特定したものであ
る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1の画像フ
ァイル保存部が、前記画像データをJPEG圧縮するこ
とによって詳細画像用JPEGデータを生成するととも
に、前記画像データの解像度を落としてからJPEG圧
縮することによって概略画像用JPEGデータを生成
し、これら詳細画像用JPEGデータ及び前記概略画像
用JPEGデータを結合して一つのJPEGファイルに
格納することで、特定したものである。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3の画像フ
ァイル保存部が、原稿が複数頁からなる場合には、各頁
についてそれぞれ生成された各詳細画像用JPEGデー
タ及び各概略画像用JPEGデータを結合して一つのJ
PEGファイルに格納することで、特定したものであ
る。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1の画像フ
ァイルがTIFFファイルであり、前記画像ファイル保
存部が、前記画像データを前記TIFFファイルに格納
することで、特定したものである。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項5の画像フ
ァイル保存部が、前記画像データの解像度を落としてか
らJPEG圧縮することによって概略画像用JPEGデ
ータを生成し、前記画像データ及び前記概略画像用JP
EGデータを結合して一つのTIFFファイルに格納す
ることで、特定したものである。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項6の画像フ
ァイル保存部が、原稿が複数頁からなる場合には、各頁
の画像データ及び各頁についてそれぞれ生成された各概
略画像用JPEGデータを結合して一つのTIFFファ
イルに格納することで、特定したものである。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項1の管理情
報応答部によって前記端末へ送信される前記画像ファイ
ルの管理情報が前記画像ファイルのファイル名であるこ
とで、特定したものである。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項1のディス
クには多数のディレクトリが定義されており、前記画像
ファイルは何れかのディレクトリに格納されていること
で、特定したものである。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項9の所定
範囲が前記ディレクトリの範囲であることで、特定した
ものである。
【0020】請求項11記載の発明は、請求項3又は6
のコピーシステムが、前記端末からの要求に応じて、要
求された画像ファイルから前記概略画像用JPEGデー
タを抽出して、この前記概略画像用JPEGデータを概
略画像用JPEGファイルに格納して前記端末へ送信す
る概略画像用JPEGファイル応答部を、更に備え、
記コンピュータ可読媒体に格納されたプログラムが、前
記端末を構成するコンピュータに対して、所定範囲の画
像ファイルに関する前記概略画像用JPEGファイルを
前記コピーシステムに対して要求させ、この要求に応じ
て前記コピーシステムが送信して来た前記概略画像用J
PEGファイル中の前記概略画像用JPEGデータに基
づいて、概略画像を表示させることで、特定したもので
ある。
【0021】このように構成されると、端末の画面上に
は、コピーシステムのディスクに格納された画像ファイ
ルの管理情報とともに、その画像ファイルの概略画像が
表示されるので、端末のオペレータは、要求すべき画像
ファイルを容易に特定することができる。
【0022】請求項12記載の発明は、請求項4又は7
のコピーシステムが、前記端末からの要求に応じて、要
求された画像ファイルから要求された頁用の前記概略画
像用JPEGデータを抽出して、この前記概略画像用J
PEGデータを概略画像用JPEGファイルに格納して
前記端末へ送信する概略画像用JPEGファイル応答部
を、更に備え、前記コンピュータ可読媒体に格納された
プログラムが、前記端末を構成するコンピュータに対し
て、前記端末のオペレータによって特定された画像ファ
イルに関する何れかの頁用の前記概略画像用JPEGフ
ァイルを前記コピーシステムに対して要求させ、この要
求に応じて前記コピーシステムが送信して来た前記概略
画像用JPEGファイル中の前記概略画像用JPEGデ
ータに基づいて、概略画像を表示させることで、特定し
たものである。
【0023】このように構成されると、多数頁分の画像
データを含む画像ファイルについては、この画像ファイ
ルに格納されている各頁の概略画像を任意に表示するこ
とができるので、端末のオペレータは、要求すべき画像
ファイルを容易に特定することができる。
【0024】請求項13記載の発明は、原稿を読み取る
スキャナ及びこのスキャナによって読み出された画像デ
ータに基づいて印字を行うプリンタを有するとともに、
ネットワークを介して端末と通信可能なコピーシステム
であって、前記スキャナが原稿を読み取ることによって
得られた画像データを画像ファイルのフォーマットに変
換してディスクに保存する画像ファイル保存部と、前記
端末が前記ディスク内に格納されている所定範囲の画像
ファイルの管理情報を要求して来た場合には、要求され
た所定範囲の画像ファイルの管理情報を前記端末へ送信
する管理情報応答部と、前記端末へ送信された管理情報
のうちの何れかに対応する画像ファイルを前記端末が要
求して来た場合には、要求された画像ファイルを前記デ
ィスクから読み出して前記端末へ送信する画像ファイル
送信部と、前記端末を構成するコンピュータに対して、
所定範囲の画像ファイルの管理情報を前記管理情報応答
部に要求させ、この要求に応じて前記管理情報応答部が
送信した管理情報を表示させ、表示されている管理情報
が示す画像ファイルのうちの何れかが前記端末のオペレ
ータによって特定された場合には、当該特定された画像
ファイルを前記画像ファイル送信部へ要求させるプログ
ラムを格納したコンピュータ可読媒体と、前記端末から
の要求に応じて、前記コンピュータ可読媒体に格納され
ている前記プログラムを、前記端末へ送信するプログラ
ム送信部とを備えることを、特徴とする。
【0025】
【0026】請求項14記載の発明は、原稿を読み取る
スキャナ及びこのスキャナによって読み出された画像デ
ータに基づいて印字を行うプリンタに夫々接続されるこ
とによってコピーシステムを構成するとともに、ネット
ワークを介して端末と通信可能なコピーサーバであっ
て、前記スキャナが原稿を読み取ることによって得られ
た画像データを画像ファイルのフォーマットに変換して
ディスクに保存する画像ファイル保存部と、前記端末が
前記ディスク内に格納されている所定範囲の画像ファイ
ルの管理情報を要求して来た場合には、要求された所定
範囲の画像ファイルの管理情報を前記端末へ送信する管
理情報応答部と、前記端末へ送信された管理情報のうち
の何れかに対応する画像ファイルを前記端末が要求して
来た場合には、要求された画像ファイルを前記ディスク
から読み出して前記端末へ送信する画像ファイル送信部
と、前記端末を構成するコンピュータに対して、所定範
囲の画像ファイルの管理情報を前記管理情報応答部に要
求させ、この要求に応じて前記管理情報応答部が送信し
た管理情報を表示させ、表示されている管理情報が示す
画像ファイルのうちの何れかが前記端末のオペレータに
よって特定された場合には当該特定された画像ファイル
を前記画像ファイル送信部へ要求させるプログラムを格
納したコンピュータ可読媒体と、前記端末からの要求に
応じて、前記コンピュータ可読媒体に格納されている前
記プログラムを、前記端末へ送信するプログラム送信部
とを備えることを、特徴とする。
【0027】
【0028】請求項15記載の発明は、ネットワークを
介して互いに接続されたコピーシステムと端末とからな
るネットワークコピーシステムにおいて、前記コピーシ
ステムが原稿を読み取ることによって得られた画像ファ
イルを管理するネットワークコピーファイル管理方法で
あって、前記端末がプログラムを前記コピーシステムに
要求し、要求されたプログラムを前記コピーシステムが
前記端末に対して送信し、所定範囲の画像ファイルの管
理情報を、前記端末が前記プログラムに従って前記コピ
ーシステムに対して要求し、要求された所定範囲の画像
ファイルの管理情報を、前記コピーシステムが前記端末
に対して送信し、送信された管理情報を前記端末が前記
プログラムに従って表示し、表示された管理情報のうち
オペレータによって特定された管理情報に対応する画像
ファイルを、前記端末が前記プログラムに従って前記コ
ピーシステムに対して要求し、要求された画像ファイル
を、前記コピーシステムが前記端末に対して送信するこ
を、特徴とする。
【0029】請求項16記載の発明は、原稿を読み取る
スキャナ及びこのスキャナによって読み出された画像デ
ータに基づいて印字を行うプリンタに夫々接続されるこ
とによってコピーシステムを構成するとともに、ネット
ワークを介して端末と通信可能なコンピュータに対し
て、前記スキャナが原稿を読み取ることによって得られ
た画像データを画像ファイルのフォーマットに変換して
ディスクに保存させ、前記端末が前記ディスク内に格納
されている所定範囲の画像ファイルの管理情報を要求し
て来た場合には、要求された所定範囲の画像ファイルの
管理情報を前記端末へ送信させ、前記端末へ送信された
管理情報のうちの何れかに対応する画像ファイルを前記
端末が要求して来た場合には、要求された画像ファイル
を前記ディスクから読み出して前記端末へ送信させると
ともに、前記端末を構成するコンピュータに対して、所
定範囲の画像ファイルの管理情報を前者のコンピュータ
に要求させ、この要求に応じて前者のコンピュータが送
信した管理情報を表示させ、表示されている管理情報が
示す画像ファイルのうちの何れかが前記端末のオペレー
タによって特定された場合には当該特定された画像ファ
イルを前者のコンピュータへ要求させるプログラムを、
前記端末からの要求に応じて前記端末へ送信させるプロ
グラムを格納したコンピュータ可読媒体である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照し、本発明によ
るネットワークコピー制御システムの実施形態を説明す
る。
【0031】(全体構成)図1は、本実施形態によるネ
ットワークコピー制御システムの概略構成図を示す。本
例のネットワークコピー制御システムは、例えばLAN
又はインターネットのようなネットワークNWによって
相互に接続された複数組のコピーシステム1,1’及び
多数台(若しくは1台)のクライアント端末2から、構
成される。各コピーシステム1,1’は互いに全く同じ
構成を有しているので、以下、一方のコピーシステム1
についてのみ詳細な構成の説明を行う。
【0032】コピーシステム1は、専用コンピュータ又
は一般的なパーソナルコンピュータからなるコピーサー
バ(ファイルサーバ)10と、このコピーサーバ10に
夫々接続されたスキャナ20及びプリンタ21とから、
構成される。
【0033】更に、このコピーサーバ10は、バス(デ
ータバス及びシステムバス)Bによって互いに接続され
たCPU17,RAM11,入出力制御部12,ハード
ディスク13,通信デバイス14,SCSIインタフェ
ース15及びセントロニクスインタフェース16と、入
出力制御部12に接続されたタッチパネル18,LCD
(Liquid Crystal Display)19及びキーボード23と
から、構成されている。
【0034】これらのうち、CPU17は、このコピー
サーバ10全体の制御を行うプロセッサ(コンピュー
タ)であり、画像読取部,画像ファイル保存部,プログ
ラム送信部,管理情報応答部,画像ファイル送信部,概
略画像用JPEGファイル応答部として機能する。RA
M11は、このCPU17による作業領域が展開される
ランダムアクセスメモリである。
【0035】通信デバイス14は、各クライアント端末
2や他のコピーシステム1’との間で、パケットベース
のデータ交換を行う。この通信インタフェース14とし
ては、ネットワークNWがLAN(Local Area Networ
k)である場合にはLANカードが用いられ、ネットワ
ークNWがインターネットである場合にはシリアルイン
タフェース及びモデム,LANカード又はDSUが用い
られる。
【0036】SCSIインタフェース15には、スキャ
ナ20に接続されたSCSIケーブルが接続され、この
スキャナ20との間のデータ交換(スキャナ20に対す
る各種情報や命令の送信,スキャナ20からの各種情報
やスキャンデータの受信)を制御する。また、セントロ
ニクスインタフェース16には、プリンタ21に接続さ
れたセントロニクスケーブルが接続され、このプリンタ
21との間のデータ交換(プリンタ21に対する各種情
報や命令や印刷用データの送信,プリンタ21からの各
種情報の受信)を制御する。
【0037】コンピュータ可読媒体としてのハードディ
スク13は、CPU17によって読み取られて実行され
る制御プログラム(オペレーションシステムプログラム
を含む)131,並びに、クライアント端末2からの要
求に応じて配信される多数のハイパーテキストデータ
(そのうちの一つが“WebExplore.html”132)及び
Javaアプレットのクラスファイル133を、格納し
ている。これら制御プログラム等は、図示せぬCD−R
OMドライブ等を介して、このハードディスク13にダ
ウンロードされたものである。さらに、ディスクとして
のハードディスク13には、後述する各種画像ファイル
(JPEGファイル,TIFFファイル)を格納するた
めの画像ファイル領域134が、確保されている。
【0038】この画像ファイル領域134には固有のド
ライブ名が与えられており、その内部は、論理的に、ツ
リー構造となっている。即ち、その全体がルートディレ
クトリとして定義されているとともに、当該ルートディ
レクトリの領域の全部又は一部が0個乃至複数個の下階
層のサブディレクトリとして定義され、更に、各サブデ
ィレクトリの領域の全部又は一部が0個乃至複数個の下
階層のサブディレクトリとして定義されているのであ
る。そして、各サブディレクトリには、夫々ディレクト
リ名が付与されているので、全てのサブディレクトリ
は、ルートからツリー状に枝分かれした各サブディレク
トリのディレクトリ名を辿ることによって特定される。
このようにルートから目的とするサブディレクトリに到
る一連のサブディレクトリに付されたディレクトリ名の
連なりを、「パス名」と称する。また、ルート及び各サ
ブディレクトリを総称して、「ディレクトリ」と称する
ものとする。上述した各画像ファイルは、画像ファイル
領域134内に定義された何れのディレクトリにも格納
可能である。そして、何れかのディレクトリに格納され
た画像ファイルは、そのファイル名,及び、格納された
ディレクトリのパス名により、特定される。
【0039】画像ファイル領域134に格納される画像
ファイルは、JPEGファイルとTIFFファイルに大
別される。但し、本実施形態においては、本来のJPE
G(Joint Photographic Coding Experts Group)ファ
イル及びTIFF(Tagged Image File Format)ファイ
ルのフォーマットに、独自の改変を加えて用いている。
即ち、本来のJPEGの規格では、一つのJPEGファ
イルは、ヘッダ及び1頁分のJPEGデータのみから構
成されることになっているが、本実施形態では、一つの
JPEGファイル内に、複数頁分のJPEGデータ(詳
細画像用JPEGデータ)と各頁に対応したJPEGサ
ムネイルデータ(本来のJPEGデータの概略画像を表
示するために解像度を落として生成された概略画像用J
PEGデータ)とが格納されるように、JPEGファイ
ルのフォーマットを改変している。また、本来のTIF
Fの規格では、一つのTIFFファイルは、一つのヘッ
ダと1又は複数頁分のビットマップデータから構成され
ることになっているが、本実施形態では、一つのTIF
Fファイル内に、複数頁分のビットマップデータと各頁
に対応したJPEGサムネイルデータ(概略画像用JP
EGデータ)とが格納されるように、TIFFファイル
のフォーマットを改変している。
【0040】図37は、本実施例において使用されるJ
PEGファイル(1頁分のJPEGデータを格納するJ
PEGシングルページファイル)のフォーマット図であ
る。この場合、JPEGシングルページファイルは、先
頭から順に、Total JPEG data領域60,Size of JPEG
thumnail領域61,JPEG thumnail領域62,Offsetof
Total JPEG Data領域63,Offset of JPEG Thumnail領
域64,No. of pages領域65,及び、Maker領域66
から、構成される。このうち、Total JPEG data領域6
0は、JPEGによって規定された本来のJPEGファ
イルに相当する領域であるので、ヘッダと1ページ分の
JPEGデータを格納している。このTotal JPEG data
領域60のサイズは、JPEG圧縮前の画像のサイズや
圧縮比如何に依るが、ここでは、一例として100Kバイト
であるとする。次のSize of JPEGthumnail領域61は、
それに続くJPEG thumnail領域62のサイズを4バイト
で示す領域であるが、JPEG thumnail領域62のサイズ
は1024バイトに固定されているので、その値は“1024”
である。次のJPEG thumnail領域62は、Total JPEG da
ta領域60に格納されているJPEGデータの概略画像
を示すJPEGサムネイルデータを格納する領域であ
る。次のOffset of Total JPEG Data領域63は、Total
JPEG data領域60の当該JPEGファイルの先頭から
のオフセット量を示す領域であるが、JPEGシングル
ページファイルにおいてTotal JPEG data領域60は一
個のみであるので、その値は“0”である。次のOffset
of JPEGThumnail領域64は、JPEG thumnail領域62の
当該JPEGファイルの先頭からのオフセット量を示す
領域であるが、JPEGシングルページファイルにおい
てJPEG thumnail領域62は一個のみであるので、その
値は“100K+4”である。次のNo. of pages領域65は、
当該JPEGファイルに含まれるTotal JPEG data領域
60の数を示す領域であるが、JPEGシングルページ
ファイルにおいてTotal JPEG data領域60は一個のみ
であるので、その値は“1”である。次のMaker領域66
は、当該JPEGファイルが独自フォーマットによるも
のである事を示す領域であり、当該コピーサーバ10の
機種名である“Color Copy Station”が記載されてい
る。
【0041】図38は、本実施例において使用されるJ
PEGファイル(X頁分のJPEGデータを格納するJ
PEGマルチページファイル)のフォーマット図であ
る。このJPEGマルチページファイルでは、図37の
JPEGシングルページファイルの場合と比較して、To
tal JPEG data領域60,Size of JPEG thumnail領域6
1,及びJPEG thumnail領域62のセットがX回繰り返
して配置されているとともに、Offset of Total JPEG D
ata領域63及びOffset of JPEG Thumnail領域64が夫
々X個づつ配置されている。従って、或るページ(npa
ge)についてのOffset of Total JPEG Data領域63−
nの値は、nページ目に対応するTotal JPEG data領域
60−nの当該JPEGファイルの先頭からのオフセッ
ト量,即ち“(n-1)×(100K+4+1024)”である。また、
或るページ(npage)についてのOffset of JPEG Thumn
ail領域64−nの値は、nページ目に対応するJPEG th
umnail領域62−nの当該JPEGファイルの先頭から
のオフセット量,即ち“(n-1)×(100K+4+1024)+100K+
4”である。また、No. of pages領域65の値は、当該
JPEGファイルに含まれるTotal JPEG data領域60
の数,即ち“X”である。
【0042】図39は、本実施例において使用されるT
IFFファイル(1頁分のビットマップデータを格納す
るシングルページTIFFファイル)のフォーマット図
である。この場合、シングルページTIFFファイル
は、先頭から順に、TIFF Header+Data領域70,Size o
f JPEG thumnail領域71,JPEG thumnail領域72,Of
fset of TIFF Data領域73,Offset of JPEG Thumnail
領域74,No. of pages領域75,及び、Maker領域7
6から、構成される。このうち、TIFF Header+Data領域
70は、本来のTIFFファイルにおける1ページ目の
データを格納する領域に相当するので、ヘッダと1ペー
ジ分のビットマップデータを格納している。次のSize o
f JPEG thumnail領域71は、それに続くJPEG thumnail
領域72のサイズを示す領域である。次のJPEG thumnai
l領域72は、TIFF Header+Data領域70に格納されて
いるビットマップデータの概略画像を示すJPEGサム
ネイルデータを格納する領域である。次のOffset of TI
FF Data領域73は、TIFF Header+Data領域70内に格
納されているビットマップデータの当該TIFFファイ
ルの先頭からのオフセット量を示す領域である。次のOf
fset of JPEG Thumnail領域74は、JPEG thumnail領域
72の当該TIFFファイルの先頭からのオフセット量
を示す領域である。次のNo. of pages領域75は、当該
TIFFファイルに含まれるビットマップデータの数を
示す領域であり、その値は“1”である。次のMaker領域
76は、当該TIFFファイルが独自フォーマットによ
るものである事を示す領域であり、当該コピーサーバ1
0の機種名である“Color CopyStation”が記載されて
いる。
【0043】図40は、本実施例において使用されるT
IFFファイル(X頁分のビットマップデータを格納す
るマルチページTIFFファイル)のフォーマット図で
ある。このマルチページTIFFファイルは、先頭から
順に、1ページ目のビットマップデータ用のTIFF Heade
r+Page 1 Data領域70−1,Size of Page 1 JPEG thu
mnail領域71−1,及びJPEG thumnail for Page 1領
域72−1,2〜X頁目のビットマップデータ用にX−
1回繰り返して配置されるTIFF Page n Data領域70−
n,Size of Page n JPEG thumnail領域71−n,及び
JPEG thumnailfor Page n領域72−nのセット,X個
のOffset of TIFF page n Data領域73−n,X個のOf
fset of JPEG Thumnail page n領域74−n,No. of p
ages領域75,並びに、Maker領域76から、構成され
る。このうち、TIFF Header+Page1 Data領域70−1
は、本来のTIFFファイルにおける1ページ目のデー
タを格納する領域に相当するので、ヘッダと1ページ目
のビットマップデータを格納している。次のSize of Pa
ge 1 JPEG thumnail領域71−1は、それに続くJPEGth
umnail for Page 1領域72−1のサイズを示す領域で
ある。次のJPEG thumnail for Page 1領域72−1は、
TIFF Header+Page 1 Data領域70−1に格納されてい
るビットマップデータの概略画像を示すJPEGサムネ
イルデータを格納する領域である。TIFF Page n Data領
域70−nは、本来のTIFFファイルにおけるnペー
ジ目のデータを格納する領域に相当するので、nページ
目のビットマップデータを格納している。次のSize of
Page n JPEG thumnail領域71−nは、それに続くJPEG
thumnail for Page n領域72−nのサイズを示す領
域である。次のJPEG thumnail for Page n領域72−n
は、TIFF Header+Page n Data領域70−nに格納され
ているビットマップデータの概略画像を示すJPEGサ
ムネイルデータを格納する領域である。各Offset of TI
FF Data領域73−1〜Xは、対応する頁のビットマッ
プデータの当該TIFFファイルの先頭からのオフセッ
ト量を示す領域である。各Offset of JPEG Thumnail pa
ge n領域74nは、対応する頁用JPEG thumnail for pa
ge n領域72−nの当該TIFFファイルの先頭からの
オフセット量を示す領域である。次のNo. of pages領域
75は、当該TIFFファイルに含まれるビットマップ
データの数を示す領域であり、その値は“X”である。
次のMaker領域76は、当該TIFFファイルが独自フ
ォーマットによるものである事を示す領域であり、当該
コピーサーバ10の機種名である“Color Copy Statio
n”が記載されている。
【0044】図1に戻り、LCD(液晶パネル)19
は、このコピーサーバ10の筐体の上面に填め込まれて
おり、その表面上には、送信先設定部及びコピー条件指
定部の一部をなすタッチパネル18が重ねられている。
このLCD19は、モノクロ2階調のドットマトリック
ス液晶パネルであり、入出力制御部12によって駆動さ
れ、CPU17が生成した操作画面を表示する。
【0045】図35は、初期状態においてこのLCD1
9に表示される操作画面(コピーモード基本操作画面)
を示す。この図35に示されるように、コピーモード基
本操作画面は、左,右及び中央の3つのカラムに分かれ
ている。このうち、左側のカラム50には、主要なパラ
メータの種類を示すタブ(倍率,用紙種別,出力先,メ
モリ)が表示されており、中央のカラム51には、各パ
ラメータの現在における設定内容が表示されている(図
35の例では、ローカルプリンタ,即ち、自コピーシス
テム1のプリンタ21にセットされているA4の普通紙
へ等倍の倍率で出力するように、各パラメータが設定さ
れている)。なお、このコピーモード基本操作画面の左
上隅には、コピーモードボタン52及びスキャンモード
ボタン53が表示されている。このコピーモード基本操
作画面はコピーサーバ10がコピーモードに設定されて
いる時に表示されるため、コピーモードボタン52は、
現在コピーモードに設定されている旨を示すために網掛
け表示状態となっている。
【0046】図36は、コピーサーバ10がスキャンモ
ードに設定されている時に最初にLCD19上に表示さ
れる操作画面(スキャンモード基本操作画面)を示す。
この図36に示されるように、スキャンモード基本操作
画面は、左,右及び中央の3つのカラムに分かれてい
る。このうち、左側のカラム50には、主要なパラメー
タの種類を示すタブ(ユーザ,原稿,解像度,モード,
プリセット)が表示されており、中央のカラム51に
は、各パラメータの現在における設定内容が表示されて
いる(図36の例では、解像度が360[dpi]でA
4の原稿をカラーモードで読み取って自コピーシステム
1のハードディスク13に格納するように、各パラメー
タが設定されている)。なお、このスキャンモード基本
操作画面の左上隅には、コピーモードボタン52及びス
キャンモードボタン53が表示されているが、スキャン
モードボタン53は、現在スキャンモードに設定されて
いる旨を示すために網掛け表示状態となっている。
【0047】図1に戻り、タッチパネル18は、LCD
19に重ねられた感圧エリアセンサであり、オペレータ
の指によって押圧された位置に対応する信号を、入力制
御部12に入力する。なお、このタッチパネルにおける
LCD19上の各表示項目に重なる部分を押圧すること
を、以下、単に、その表示項目を「押下する」と表記す
る。このようにして、基本操作画面における各タブが押
下されると、CPU17の制御により、そのタブが示す
パラメータについての選択枝が、コピーモード基本操作
画面中の中央カラム51に一覧表示される。また、コピ
ーモード基本操作画面中のスキャンモードボタン53が
押下されると、CPU17の制御により、コピーサーバ
10がスキャンモードに設定されるとともに、LCD1
9上にスキャンモード基本操作画面が表示される。逆
に、スキャンモード基本操作画面中のコピーモードボタ
ン52が押下されると、CPU17の制御により、コピ
ーサーバ10がコピーモードに設定されるとともに、L
CD19上にコピーモード基本操作画面が表示される。
【0048】キーボード23は、このコピーサーバ10
の筐体の上面においてタッチパネル18に隣接して設け
られたスタートキー,テンキー,等からなり、オペレー
タによって押下されたキーに対応した信号を、入力制御
部12に入力する。
【0049】入出力制御部12は、CPU17から受け
取った画像データに基づいてLCD19を適宜駆動する
とともに、タッチパネル18からの入力信号を解析する
ことによって対応する位置信号をCPU17に入力した
り、キーボード23からの入力信号を解析することによ
って対応するコード信号をCPU17に入力する。
【0050】次に、各クライアント端末2のハードウェ
ア構成を、図2に基づいて説明する。図2に示されるよ
うに、各クライアント端末2は、互いにバスBによって
接続されたCPU30,ROM31,RAM32,通信
デバイス33,バスコントローラ34,ディスクドライ
ブコントローラ(DDC)35,ディスプレイコントロ
ーラ36及び入力インタフェース37と、ディスクドラ
イブコントローラ(DDC)35に接続されたハードデ
ィスク38及びフロッピーディスクドライブ39と、デ
ィスプレイコントローラ36に接続されたディスプレイ
40と、入力インタフェース37に接続されたキーボー
ド41及びマウス42とから、構成されている。
【0051】バスコントローラ34は、バスBの状態を
管理して、バスB経由で各回路間のデータ授受を可能に
する装置である。ディスクドライブコントローラ(DD
C)35は、CPU30からの制御に応じて各ディスク
ドライブ38,39を駆動することによって、各ディス
ク(ハードディスク38,フロッピーディスク43)へ
のデータ書き込み及びディスク(ハードディスク38,
フロッピーディスク43)からのデータ読み出しを行
う。
【0052】ハードディスク38には、固有のドライブ
名が与えられており、CPU30によって実行されるオ
ペレーションシステムプログラム(マイクロソフト社製
ウィンドウズ95(商標))や通信プログラム及びウェ
ッブブラウザが、格納されている。このハードディスク
38内も、コピーサーバ10のハードディスク13内と
同様に、論理的に、ツリー状に構成された多数のディレ
クトリに区分されている。そして、各ディレクトリに、
何れかのコピーシステム1,1’のコピーサーバ10,
10’からダウンロードした画像ファイルや他のクライ
アント端末2から受信した画像ファイルを格納すること
が、可能となっている。なお、マルチページTIFF対
応のビューワであれば、図40のフォーマットを有する
本実施形態によるマルチページTIFFファイル内から
TIFF Header+Page 1 Data領域70−1及びTIFF Page n
Data領域70−nのみを認識することができるので、
図40及び図39に示すTIFFファイルがそのままハ
ードディスク38に格納される。しかしながら、図37
及び図38のフォーマットを有する本実施形態によるJ
PEGファイルは、一般のJPEG対応のビューワから
は読めないので、Total JPEG data領域60のみが抽出
されてハードディスク38内に格納される。
【0053】表示部としてのディスプレイコントローラ
36は、CPU30による制御に従って、CPU30が
生成した表示データに基づいてディスプレイ40に各種
画像を表示する。
【0054】入力部としての入力インタフェース37
は、マウス42及びキーボード41から入力された信号
をエンコードすることによって、ユーザが入力した情報
(押下されたキーを示す信号、マウス42によって入力
されたベクトル情報,マウス42によって入力されたク
リック信号)を、CPU30に入力する。
【0055】CPU30は、このクライアント装置2全
体の制御を行うプロセッサ(コンピュータ)であり、管
理情報要求部,概略画像用JPEGファイル要求部,画
像ファイル要求部として機能する。また、RAM32
は、CPU30の作業領域として用いられるメモリであ
り、CPU30がハードディスク38から読み出したオ
ペレーションシステムプログラムやウェッブブラウザ3
01が展開される。このCPU30は、電源投入時にR
OM31からBIOSプログラムを読み出して実行する
ことによって、ハードディスク38からオペレーション
システムプログラム及びウェッブブラウザを読み出して
RAM32に展開し、このオペレーションプログラムを
実行することによってクライアント端末10全体を制御
するとともに、各コピーシステム1のコピーサーバ10
との間でパケットベースの通信を行う。
【0056】なお、このオペレーションシステムを実行
することによって、CPU30は、入力インタフェース
37から入力されたベクトル情報に従って、ディスプレ
イ40上にカーソルを表示して移動させ、クリック信号
が入力された時には、その時点においてカーソルと重な
っている画面中の項目を特定し、その項目の選択(その
項目がコマンドである場合にはそのコマンドの入力)が
なされたものと認識する(入力部の一部に相当)。以
下、ある項目にカーソルが重ねられた状態でクリック信
号が入力されることを、単に、その項目が「クリックさ
れた」と称する。また、クリック信号が継続的に入力さ
れている間にベクトル情報が入力された場合にはクリッ
ク信号が入力され初めた時点でカーソルに重なっていた
オブジェクトがドラッグされているものと認識し、クリ
ック信号が切れた時点でカーソルに重なった項目にドロ
ップされたものと認識する。
【0057】また、CPU30は、ウェッブブラウザを
実行することによって、サーバ10に格納されているハ
イパーテキストデータ(“WebExplore.html”132)
及びJavaアプレット133のクラスファイルをRA
M32上にダウンロードして、このハイパーテキストデ
ータ(“WebExplore.html”132)の内容を表示する
ための表示データを生成するとともに、Javaアプレ
ットを実行する。
【0058】通信デバイス33としては、ネットワーク
NWがLAN(Local Area Network)である場合にはL
ANカードが用いられ、ネットワークNWがインターネ
ットである場合にはシリアルインタフェース及びモデ
ム,LANカード又はDSUが用いられる。
【0059】図3は、各コピーシステム1,1’のコピ
ーサーバ10のCPU17がハードディスク13から制
御プログラム131を読み出してRAM11に展開する
とともに、各クライアント端末2がハードディスク38
からオペレーションシステム及びウェッブブラウザをR
AM32に展開した状態における各タスクやプログラム
の関係を示す、ソフトウェア構成図である。この図3に
示されるように、コピーサーバ10のCPU17が実行
するタスクは、ネットワーク受信部111,25個並存
する制御部112,HDD制御113,マネジメント部
114,スキャナ部115,印刷部116及びオペレー
ションパネル部118である。また、各クライアント端
末2のCPU30が実行するタスクは、ウェッブブラウ
ザ301及び通信部302である。なお、これら各コピ
ーサーバ10と各クライアント端末2との間の通信は、
TCP/IPプロトコルに従ってなされるので、これら
各コピーサーバ10及び各クライアント端末2には、夫
々、一意のIPアドレスが予め付与されている。
【0060】上述したコピーサーバ10のネットワーク
受信部111は、ネットワークアダプタ14を制御する
とともにTCP/IPプロトコル,HTTP(ハイパー
テキスト転送プロトコル)を終端するインターネットサ
ーバとしてのタスクであり、パケットに格納されてネッ
トワークNWから送信されてきたデータ(URL,各種
メッセージ)を受信すると、空状態にある何れかの制御
部112を起動して、その制御部112にこれらデータ
を渡す。図41は、各制御部112が空状態にあるかビ
ジー状態(他の処理を実行中である状態)にあるかを管
理するためにRAM11内に構築されたテーブルであ
る。ネットワーク受信部111は、このテーブルを参照
することにより、空状態にある制御部112を探し出す
のである。
【0061】制御部112は、ネットワークインタフェ
ース部111から受け取ったデータの種類に従って、ク
ライアント端末2に対してJavaアプレット133の
クラスファイルを送信したり(プログラム送信部に相
当)、クライアント端末2や他のコピーシステム1’に
対してハードディスク13内の画像ファイルの管理情報
を応答したり(管理情報応答部に相当)、HDD制御部
113に対してハードディスク13内の画像ファイルの
ダウンロード,コピー,検索,削除,リネーム,読み出
しを依頼したり、他のコピーシステム1’からの画像フ
ァイルをHDD113内に格納したり、クライアント端
末2や他のコピーシステム1’に対して画像ファイルを
送信したり(画像ファイル送信部に相当)、クライアン
ト端末2や他のコピーシステムへ画像ファイル中のJP
EGサムネイルデータを格納したJPEGサムネイルフ
ァイルを送信したり(概略画像用JPEGファイル応答
部に相当)、他のコピーシステム1’に対して画像ファ
イルのダウンロード,コピー,検索,削除,リネーム,
読み出しの依頼を送信する。
【0062】オペレーションパネル部118は、入出力
制御部12を制御し、LCD19に表示させる操作画面
のデータを作成して、データに基づいた操作画面のLC
D19への表示を入出力制御部12に命じる。また、入
出力制御部12からタッチパネル18の押圧位置を示す
位置データを受信した時には、その時点でLCD19に
表示させている操作画面中における当該押圧位置に重な
る表示項目を特定し、この操作キーに応じた処理を実行
する(即ち、押下された表示項目に対応する処理を実行
する)。また、入出力制御部12からキーボード23中
の押下されたキーを示す信号を受信した時には、そのキ
ーの種類に対応する処理を実行する。例えば、オペレー
ションパネル部118は、コピーモードボタン52,ス
キャンモードボタン53が押下された場合にはその旨を
マネジメント部14に通知し、何れかのタブが押下され
た場合には、そのタブに対応するパラメータを選択する
ための画面を表示し、何れかのパラメータが押下された
時にはそのパラメータを決定して保持する。そして、ス
タートキーが押下された時には、その旨及び保持してい
る各パラメータをマネジメント部114に通知する。ま
た、オペレーションパネル部118は、マネジメント部
114からのメッセージに応じて、そのメッセージ内で
指定された表示番号に対応する表示画面(コピーモード
基本画面,スキャンモード基本画面,等)をLCD19
上に表示する。
【0063】マネジメント部114は、オペレーション
パネル部118からのコピーモードボタン52又はスキ
ャンモードボタン53の押下通知に従って動作モードを
コピーモード又はスキャンモードに切り換え、コピーモ
ードにおいては、スキャナ部115及び印刷部116を
制御してコピー動作を実行する。また、スキャンモード
においては、スキャナ部115を制御して画像データを
獲得し、この画像データをJPEGファイル又はTIF
Fファイルに変換し、ハードディスク13への格納をH
DD制御部113に依頼する。
【0064】画像読取部としてのスキャナ部115は、
SCSIインタフェース15を制御するためのSCSI
ドライバ及びスキャナ20を制御するためのスキャナド
ライバを含んでおり、マネジメント部114からの指示
に応じて、スキャナ20を動作させ、原稿を読み取って
得られた画像データを受信する。そして、コピーモード
においてはこの画像データを印刷部116へ転送し、ス
キャンモードにおいてはこの画像データをHDD制御部
113へ転送する。
【0065】画像ファイル保存部としてのHDD制御部
113は、マネジメント部114及び制御部112から
の依頼に応じてハードディスク13にアクセスして、画
像ファイルの格納,読み出し,コピー,移動,検索,削
除を行うタスクである。
【0066】一方、クライアント端末2の通信部302
は、ネットワークアダプタ33を制御するとともにTC
P/IPプロトコル,HTTP(ハイパーテキスト転送
プロトコル)を終端するタスクであり、パケットに格納
されてネットワークNWから送信されてきたデータ(ハ
イパーテキストデータ[“WebExplore.html”132
等],Javaアプレットのクラスファイル,画像ファ
イルを受信してウェッブブラウザ301(又はウェッブ
ブラウザ301上に起動されたJavaアプレット13
3)に渡すとともに、ウェッブブラウザ301(又はウ
ェッブブラウザ301上に起動されたJavaアプレッ
ト133)からサーバ10宛に送出されたデータ(UR
L,各種メッセージ)をパケットに格納してネットワー
クNWへ送出する。
【0067】ウェッブブラウザ301は、マウス42及
びキーボード41を介してオペレータから入力された指
示に従って、通信部302に対し、各種データ(UR
L,各種メッセージ)の送信を依頼する。また、URL
に従って何れかのサーバからダウンロードしたハイパー
テキスト(“WebExplore.html”132等)に従って、
ディスプレイ40上に画像を表示する。また、要求に応
じてサーバ10が送信してきたJavaアプレットの各
クラスファイルをRAM32に展開して、Javaアプ
レット(プログラム)133を再現するとともに、この
Javaアプレット133が生成した画像を表示する。
【0068】なお、ハイパーテキストデータのうち、特
に“WebExplore.html”132には、Javaアプレッ
ト133のクラスファイルを特定するアプレットクラス
ファイル名称,Javaアプレット133によって生成
された画像を表示する領域を確保するための情報,及
び、このJavaアプレット133に与えられる各種パ
ラメータの定義(例えば、この“WebExplore.html”1
32を送信したコピーシステム1のコピーサーバ10に
画像ファイルの送受信相手として登録されている他のコ
ピーシステム1’やクライアント端末2の名称及びIP
アドレス,等)を、含んでいる。ウェッブブラウザ30
1が何れかのコピーシステム1,1’のコピーサーバ1
0内の“WebExplore.html”132に対応したURLを
送信し、このコピーサーバ10内から“WebExplore.htm
l”132及びJavaアプレット133のクラスファ
イルをダウンロードした場合、起動されたJavaアプ
レット133は、このダウンロード元のコピーサーバ1
0との間で通信を行って、このダウンロード元のコピー
サーバ10に対してのみ直接的なメッセージ送信を行
う。
【0069】図42は、ウェッブブラウザ301が“We
bExplore.html”132及びJavaアプレット133
に従ってディスプレイ40上に表示する画像(WebExplo
reの初期画面80)を示す。この初期画面80は、ウイ
ンドウズ95(マイクロソフト社の商標)による標準の
アプリケーションウインドウの構成を有している。即
ち、この初期画面80の最上行にはタイトルバー81が
表示され、次の行にはメニューバー82が表示され、次
の行にはツールバー83が表示される。また、初期画面
の最下行には、ステータスバー84が表示されている。
ツールバー83とステータスバー84との間の領域は、
左右二つの窓85,86に分割されている。
【0070】タイトルバー81には、Javaアプレッ
ト133のタイトル「WebExplore」,及び、通常のコン
トロールボックス,最小化ボタン,最大化ボタン,閉じ
るボタンが描かれている。
【0071】また、メニューバー82には、「ファイ
ル」,「編集」,「表示」,「ツール」,「ヘルプ」の
各項目が表記されている。この「ファイル」がクリック
されると、「削除」,「リネーム」等の項目からなるプ
ルダウンメニューがさらに表示される。同様に、「編
集」がクリックされると、「コピー」,「貼り付け」等
の項目からなるプルダウンメニューが表示される。同様
に、「表示」がクリックされると、図43に拡大して示
すように、「ファイルリスト」及び「サムネイル」の項
目からなるプルダウンメニューが表示される。さらに、
このプルダウンメニューから「サムネイル」がクリック
されると、「3」「6」「9」の何れかの数を選択する
ためのメニューが表示される。また、「ツール」がクリ
ックされると、「検索」等の項目からなるプルダウンメ
ニューが表示される。
【0072】また、ツールバー83には、切り取りボタ
ン83a,コピーボタン83b,検索ボタン83c,削
除ボタン83d等が、描画されている。
【0073】また、ステータスバー84には、選択され
たディレクトリに使用可能な空ディスク容量が表示され
る。
【0074】また、左の窓85には、このJavaアプ
レット133から参照可能なディレクトリのディレクト
リ名が、「ネットワーク」を頂点としてツリー構造をな
すように表示されている。なお、この窓においては、自
クライアント端末2も、“WebExplore.html”132及
びJavaアプレット133のクラスファイルの送信元
のコピーサーバ10も、このコピーサーバ10に登録さ
れている他のコピーシステム1’のコピーサーバ10や
クライアント端末2も、夫々が一つのディレクトリをな
すものとして扱われるので、オペレータは、装置の異同
を意識することなく常に同じ動作でファイルの操作を行
うことができる。この左の窓85には、初期状態におい
ては、“WebExplore.html”132の送信元コピーサー
バ10の名称,このコピーサーバ10に登録されている
他のコピーシステム1’のコピーサーバ10やクライア
ント端末2の名称,及び、自クライアント端末を意味す
る「My Computer」が、「Network」の下階層のディレク
トリとして表示されている。図42の例では、“WebExp
lore.html”132の送信元コピーサーバ10の名称「O
DAE241」,このODAE241に登録されている他のコピーシ
ステム1’のコピーサーバ10の名称「ODAE240」及び
「ODAE145」,並びに、「My Computer」が、表示されて
いる。
【0075】また、右の窓86には、左の窓85におい
てクリックされることによって選択されたディレクトリ
内のファイル及びサブディレクトリに対応したアイコン
及びその名称が、列挙されて表示される。なお、この右
の窓86の下方には、前頁ボタン86a及び次頁ボタン
86bが表示されている。これらのボタンについての説
明は、後で行う。
【0076】(各タスクによる処理)以下、上述した各
タスク及び各プログラムの動作を、順番に説明する。
【0077】<オペレーションパネル部>最初に、オペ
レーションパネル部118による処理を、図4のフロー
チャートを参照して説明する。このオペレーションパネ
ル部118は、起動直後のS002において、図35に
示すコピーモード基本操作画面を、LCD19上に表示
する。
【0078】次のS002では、オペレーションパネル
部118は、マネジメント部114から何らかのメッセ
ージを受信したか否かをチェックする。そして、何らメ
ッセージを受信していない場合には、S003におい
て、画面中の何れかのボタン又はキーボード23中の何
れかのキーが押下されたか否かをチェックする。そし
て、全く押下がなされていない場合には、処理をS00
2に戻す。
【0079】以上のS002及びS003のループ処理
を繰り返している間に画面中の何れかのボタン又はキー
ボード23中の何れかのキーが押下された場合には、オ
ペレーションパネル部118は、S004において、何
が押下されたのかを判定する。そして、キーボード23
中のスタートキー,画面中のコピーモードボタン52又
はスキャンモードボタン53が押下された場合には、処
理をS006に進め、それ以外のキー又はボタンが押下
された場合には、処理をS005に進める。このS00
5では、押下されたキー又はボタンに対応する処理が実
行される。例えば、図35に示すコピーモード基本操作
画面又は図36に示すスキャンモード基本画面中の何れ
かのタブが押下された場合には、そのタブに対応するパ
ラメータの選択肢の一覧を中央カラム51に表示をし、
その中央カラム51中の何れかの具体的設定値が押下さ
れた場合には、その選択肢がそのパラメータの値として
RAM11内に設定される。このS005を完了する
と、オペレーションパネル部118は、処理をS002
に戻す。
【0080】一方、S006では、オペレーションパネ
ル部118は、押下されたキー又はボタンに応じたキー
情報メッセージをマネジメント部114に対して送信す
る。具体的には、オペレーションパネル部118は、コ
ピーモードボタン52又はスキャンモードボタン53が
押下された場合には、押下されたボタンの種類を示すキ
ー情報メッセージをマネジメント部114へ送信する。
また、スタートキーが押下された場合には、スタートキ
ーが押下された旨及び、現在RAM11に設定されてい
る各パラメータの設定値を格納したキー情報メッセージ
をマネジメント部114へ送信する。このS006を完
了すると、オペレーションパネル部118は、処理をS
002に戻す。
【0081】これに対して、マネジメント部114から
何れかのメッセージを受信したとS002にて判定した
場合には、オペレーションパネル部118は、S007
において、受信したメッセージの内容をチェックする。
そして、受信したメッセージが表示切換メッセージ(S
105,S109,S111,S122,S124参
照)であったら、オペレーションパネル部118は、S
008において、受信した表示切換メッセージ内の表示
番号に対応した表示を実行する。例えば、スキャンモー
ド基本操作画面に対応した表示番号が表示切換メッセー
ジ内に記載されていた場合には、スキャンモード基本操
作画面をLCD19上に表示する。また、コピーモード
基本操作画面に対応した表示番号が表示切換メッセージ
内に記載されていた場合には、コピーモード基本操作画
面をLCD19上に表示する。このS008を完了する
と、オペレーションパネル部118は、処理をS002
に戻す。
【0082】一方、S009では、オペレーションパネ
ル部118は、受信したメッセージに応じたその他の処
理を実行する。このS009を完了すると、オペレーシ
ョンパネル部118は、処理をS002に戻す。
【0083】<マネジメント部>次に、マネジメント部
114による処理を、図5及び図6に基づいて説明す
る。このマネジメント部114は、S101では、オペ
レーションパネル部118,HDD制御部113,スキ
ャナ部115又は印刷部116からのメッセージの受信
を待つ。
【0084】何れかのメッセージを受信すると、マネジ
メント部114は、次のS102において、受信したメ
ッセージの種類をチェックする。そして、マネジメント
部114は、オペレーションパネル部118からのキー
情報メッセージを受信した場合(S006参照)には処
理をS107へ進め、スキャナ部115又はHDD制御
部113からの処理終了メッセージを受信した場合(S
219,S363,S374参照)には処理をS103
へ進め、スキャナ部115からのスキャナ動作状態通知
メッセージを受信した場合(S203参照)には処理を
S121へ進め、スキャナ部115からのエラーメッセ
ージを受信した場合(S207参照)には処理をS11
7へ進め、その他のメッセージを受信した場合には、処
理をS120へ進める。
【0085】S107では、マネジメント部114は、
キー情報メッセージに含まれる押下されたキー又はボタ
ンの種類をチェックする。そして、コピーモードボタン
52が押下された旨が含まれている場合には、マネジメ
ント部114は、S108において、現在の設定モード
をコピーモードとする。次のS109では、マネジメン
ト部114は、コピーモード基本操作画面(図35)を
表示させるための表示番号を設定した表示切替メッセー
ジを、オペレーションパネル部118に対して送信す
る。このS109を完了すると、マネジメント部114
は、処理をS101に戻す。
【0086】これに対して、スキャンモードボタン53
が押下された旨が含まれているとS107にて判定した
場合には、マネジメント部114は、S110におい
て、現在の設定モードをスキャンモードとする。次のS
111では、マネジメント部114は、スキャンモード
基本操作画面(図36)を表示させるための表示番号を
設定した表示切替メッセージを、オペレーションパネル
部118に対して送信する。このS111を完了する
と、マネジメント部114は、処理をS101に戻す。
【0087】これに対して、スタートキーが押下された
旨が含まれているとS107にて判定した場合には、マ
ネジメント部114は、S112において、現在設定さ
れているモードがコピーモードであるかスキャンモード
であるかをチェックする。そして、スキャンモードが設
定されている場合には、マネジメント部114は、S1
14において、スキャナ部115に対して、スキャナ動
作確認メッセージを送信する。一方、コピーモードが設
定されている場合には、マネジメント部114は、S1
13において、スキャナ部115及び印刷部116に対
してコピー実行依頼を行い、スキャナ部115に対して
スキャナ20から獲得した画像データ(スキャンデー
タ)を印刷部116へ転送させるとともに、印刷部11
6に対してこのスキャンデータに基づいた印字をプリン
タ21に行わさせる。何れの場合においても、マネジメ
ント部114は、処理完了後に処理をS101に戻す。
【0088】一方、スキャナ部115からのスキャナ動
作状態通知メッセージ(S203参照)を受信した場合
に実行されるS121では、マネジメント部114は、
このスキャナ動作状態通知情報メッセージに含まれるス
キャナの状態がビジー状態を示すかアイドル状態を示す
かをチェックする。そして、ビジー状態を示す場合に
は、マネジメント部114は、S122において、ビジ
ーを示す表示を行うための表示番号を設定した表示切替
メッセージを、オペレーションパネル部118に対して
送信する。このS122の完了後、マネジメント部11
4は、処理をS101に戻す。
【0089】これに対して、アイドル状態を示す場合に
は、マネジメント部114は、S123において、HD
D制御部113に対して、「スキャン及びHDD格納依
頼」メッセージを送信する。「スキャン及びHDD格納
依頼」メッセージには、パラメータとして、キー情報メ
ッセージに格納されていた原稿サイズパラメータ,解像
度パラメータ,格納形式パラメータ(二値画像データで
あるか、256階調グレースケール画像データである
か、24ビットRGB画像データであるか、TIFFフ
ァイルに格納するか、JPEGファイルに格納する
か),濃度調整パラメータ,RGB調整パラメータ,彩
度及び色相調整パラメータ,給紙位置パラメータ(スキ
ャナ20上で原稿がフラットベットにセットされている
か、ADFにセットされているか),片面スキャン又は
両面スキャンの指定パラメータが、含まれている。
【0090】次のS124では、マネジメント部114
は、スキャン中を示す表示を行うための表示番号を設定
した表示切替メッセージを、オペレーションパネル部1
18に対して送信する。このS124の完了後、マネジ
メント部114は、処理をS101に戻す。
【0091】一方、スキャナ部115又はHDD制御部
113からの処理終了メッセージ(S219,S36
3,S374参照)を受信した場合に実行されるS10
3では、マネジメント部114は、現在スキャンモード
に設定されているか否かをチェックする。そして、スキ
ャンモードに設定されていない場合(即ち、コピーモー
ドに設定されている場合)には、マネジメント部114
は、S106において、コピーモードに対応した処理を
実行した後に、処理をS101に戻す。
【0092】これに対して、現在スキャンモードに設定
されている場合には、マネジメント部114は、S10
4において、スキャナ部115及びHDD制御部113
の双方から処理終了メッセージを受信したか否かをチェ
ックする。そして、マネジメント部114は、未だ双方
から受信していない場合には、処理をそのままS101
に戻すが、双方から受信している場合には、S105に
進める。このS105では、マネジメント部114は、
通常のスキャンモード基本操作画面(図36)を表示さ
せるための表示番号を設定した表示切替メッセージを、
オペレーションパネル部118に対して送信する。S1
05の完了後、マネジメント部114は、処理をS10
1に戻す。
【0093】一方、スキャナ部115からのエラーメッ
セージを受信した場合(S207参照)に実行されるS
117では、マネジメント部114は、現在スキャンモ
ードに設定されているか否かをチェックする。そして、
スキャンモードに設定されていない場合(即ち、コピー
モードに設定されている場合)には、マネジメント部1
14は、S119において、コピーモードに対応した処
理を実行した後に、処理をS101に戻す。
【0094】これに対して、現在スキャンモードに設定
されている場合には、マネジメント部114は、S11
8において、スキャナ部115及びHDD制御部113
に対して、キャンセルメッセージを送信する。このS1
18を完了すると、マネジメント部114は、処理をS
101に戻す。
【0095】一方、その他のメッセージを受信した場合
に実行されるS120では、マネジメント部114は、
そのメッセージに対応した処理を実行する。そして、こ
のS120を完了すると、マネジメント部114は、処
理をS101に戻す。
【0096】<スキャナ部>次に、スキャナ部115に
よる処理を、図7及び図8に基づいて説明する。このス
キャナ部115は、S201では、マネジメント部11
4又はHDD制御部113からのメッセージの受信を待
っている。
【0097】何れかのメッセージを受信すると、スキャ
ナ部115は、S202において、受信したメッセージ
の種類をチェックする。そして、マネジメント部114
からのスキャナ動作確認要求メッセージを受信した場合
(S114参照)には処理をS203へ進め、HDD制
御部113からのスキャン要求メッセージを受信した場
合(S303参照)には処理をS204へ進め、マネジ
メント部114からのキャンセルメッセージを受信した
場合(S118参照)には処理をS208へ進め、マネ
ジメント部114からのコピー実行依頼を受信した場合
(S113)には処理をS209へ進め、その他のメッ
セージを受信した場合には処理をS210へ進める。
【0098】S203では、マネジメント部114は、
スキャナ20が現在動作中(ビジー状態)であるか待機
中(アイドル状態)であるかを調査し、その調査結果を
セットしたスキャナ動作状態通知メッセージを、マネジ
メント部114に対して送信する。このS203を完了
すると、スキャナ部115は、処理をS201に戻す。
【0099】一方、HDD制御部113からのスキャン
要求メッセージを受信した場合(S303参照)に実行
されるS204では、スキャナ部115は、スキャナ2
1の給紙位置がフラットベットであるかADF(オート
ドキュメントフィーダー)であるかをチェックする。そ
して、給紙位置がフラットベットである場合には、スキ
ャナ部115は、処理をそのままS211へ進める。こ
れに対して、給紙位置がADFである場合には、スキャ
ナ部115は、S205において、ADFに原稿がセッ
トされているか否かをチェックする。そして、ADFに
原稿がセットされていない場合には、スキャナ部115
は、S207において、理由(原稿無し)を付したエラ
ーメッセージを、マネジメント部114に対して送信す
る。このS207を完了すると、マネジメント部114
は、処理をS201に戻す。これに対して、ADFに原
稿がセットされている場合には、マネジメント部114
は、スキャナ20を制御して、ADFにセットされた原
稿を読み取り位置へ給紙させる。このS206の完了
後、マネジメント部114は、処理をS211へ進め
る。
【0100】S211では、マネジメント部114は、
スキャナ20を制御して、HDD制御部113から受信
したスキャン要求メッセージ中の各パラメータに従った
スキャンを実行する。
【0101】次のS212では、マネジメント部114
は、スキャナ20からnライン分のスキャンデータ(二
値画像データ,256階調グレースケール画像データ,
又は24ビットRGB画像データ)を獲得するのを待
つ。そして、nライン分のスキャンデータを獲得する
と、マネジメント部114は、処理をS213へ進め
る。
【0102】S213では、マネジメント部114は、
スキャナ20から獲得したnライン分のスキャンデータ
を、メッセージに格納してHDD制御部113へ送信す
る。
【0103】次のS214では、スキャナ部115は、
一枚の原稿の全ライン分のスキャンを終了したか否かを
チェックする。そして、未だ全ライン分のスキャンを終
了していない場合には、スキャナ部115は、処理をS
212に戻す。これに対して全ライン分のスキャンを終
了した場合には、スキャナ部115は、処理をS215
に進める。
【0104】S215では、スキャナ部115は、S2
04と同様に、スキャナ21の給紙位置がフラットベッ
トであるかADF(オートドキュメントフィーダー)で
あるかをチェックする。そして、給紙位置がフラットベ
ットである場合には、スキャナ部115は、処理をS2
18へ進める。これに対して、給紙位置がADFである
場合には、スキャナ部115は、S216において、A
DFにセットされている原稿が残っているか否かをチェ
ックする。そして、ADFに原稿が残ってる場合には、
スキャナ部115は、S217において、HDD制御部
113に対して、「残り頁有り」と設定したスキャン終
了メッセージを送信した後に、処理をS201に戻す。
これに対して、ADFに原稿が残っていない場合には、
処理をS218に進める。
【0105】S218では、スキャナ部115は、HD
D制御部113に対して、「残り頁無し」と設定したス
キャン終了メッセージを送信する。次のS219では、
スキャナ部115は、マネジメント部114に対して、
処理終了メッセージを送信する。このS219を完了す
ると、スキャナ部115は、処理をS201に戻す。
【0106】一方、マネジメント部114からのキャン
セルメッセージを受信した場合(S118参照)には実
行されるS208では、スキャナ部115は、スキャナ
20の動作を中止させ、アイドル状態に戻す。このS2
08を完了すると、スキャナ部115は、処理をS20
1に戻す。
【0107】一方、マネジメント部114からのコピー
実行依頼を受信した場合(S113)に実行されるS2
09では、スキャナ部115は、スキャナ20を制御し
て原稿を読み取らせ、スキャンデータを獲得するととも
に、獲得したスキャンデータを印刷部116へ転送し
て、コピー動作を実行させる。このS209を完了する
と、スキャナ部115は、処理をS201に戻す。
【0108】一方、その他のメッセージを受信した場合
に実行されるS210では、スキャナ部115は、その
メッセージに対応した処理を実行する。このS210を
完了すると、スキャナ部115は、処理をS201に戻
す。
【0109】<HDD制御部>次に、HDD制御部11
3による処理を、図9乃至図15に基づいて説明する。
このHDD制御部113は、S301では、マネジメン
ト部114又はスキャナ部115からのメッセージの受
信を待つ。
【0110】何れかのメッセージを受信すると、HDD
制御部113は、次のS302において、受信したメッ
セージの種類をチェックする。そして、HDD制御部1
13は、マネジメント部114からの「スキャン及びH
DD格納依頼」メッセージを受信した場合(S123参
照)には処理をS303へ進め、スキャナ部115から
のスキャンデータを受信した場合(S213)には処理
をS304へ進め、スキャナ部115からのスキャン終
了メッセージを受信した場合(S217,S218参
照)には処理をS305へ進め、マネジメント部114
からのキャンセルメッセージを受信した場合(S118
参照)には処理をS306へ進め、その他のメッセージ
を受信した場合には、処理をS307へ進める。
【0111】S303では、HDD制御部113は、ス
キャナ部115に対してスキャン要求メッセージを送信
する。このスキャン要求メッセージには、パラメータと
して、「スキャン及びHDD格納依頼」メッセージに格
納されていた原稿サイズパラメータ,解像度パラメー
タ,格納形式パラメータ,濃度調整パラメータ,RGB
調整パラメータ,彩度及び色相調整パラメータ,給紙位
置パラメータ,片面スキャン又は両面スキャンの指定パ
ラメータが、そのまま格納される。このS303を完了
すると、HDD制御部113は、処理をS301に戻
す。
【0112】一方、スキャナ部115からのスキャンデ
ータを受信した場合(S213参照)に実行されるS3
04では、HDD制御部113は、マネジメント部11
4からの「スキャン及びHDD格納依頼」メッセージに
格納されていた格納形式パラメータによって、JPEG
ファイルが指定されているかTIFFファイルが指定さ
れているかをチェックする。そして、JPEGファイル
が指定されている場合には処理をS308へ進め、TI
FFファイルが指定されている場合には処理をS331
へ進める。
【0113】S308では、HDD制御部113は、受
信したスキャンデータが、何れかの頁の先頭行を含むス
キャンデータであるか否かをチェックする。そして、受
信したスキャンデータが何れかの頁の先頭行を含むスキ
ャンデータである場合には、HDD制御部113は、処
理をS309に進める。
【0114】S309では、HDD制御部113は、S
303にてスキャン要求メッセージをスキャナ部115
へ送信してから最初の頁のスキャンデータを受信したの
か否かをチェックする。そして、HDD制御部113
は、2頁以降のスキャンデータを受信したのである場合
には、処理をS314へ進め、最初の頁のスキャンデー
タを受信したのである場合には、処理をS310へ進め
る。
【0115】S310では、HDD制御部113は、R
AM11上に用意された作業エリア中、原稿の総頁数分
のOffset of Total JPEG Data領域63−1〜Xに相当
するエリアを、0クリアする(即ち、数値に0をセット
する)。
【0116】次のS311では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、原稿の総
頁数分のOffset of JPEG Thumbnail領域64−1〜Xに
相当するエリアを、0クリアする(即ち、数値に0をセ
ットする)。
【0117】次のS312では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、No. of P
ages領域65に相当するエリアを、0クリアする(即
ち、数値に0をセットする)。
【0118】次のS313では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、Marker領
域66に相当するエリアに、“Color Copy Station”を
セットする。このS313を完了すると、HDD制御部
113は、処理をS314へ進める。
【0119】S314では、HDD制御部113は、R
AM11上に用意された作業エリア中、受信したスキャ
ンデータに対応する頁用のSize of JPEG thumbnail領域
61に相当するエリアを、0クリアする(即ち、数値に
0をセットする)。
【0120】次のS315では、HDD制御部113
は、受信したスキャンデータに対応する頁用のTotal JP
EG Data領域60に格納すべきヘッダ部を作成する。
【0121】次のS316では、HDD制御部113
は、受信したスキャンデータをJPEG圧縮する。
【0122】次のS317では、HDD制御部113
は、S316にてJPEG圧縮して得られたJPEGデ
ータに基づいて、受信したスキャンデータに対応する頁
用のTotal JPEG Data領域60に格納すべきデータ部を
作成する。
【0123】次のS318では、HDD制御部113
は、S315にて作成したヘッダ部とS317にて作成
したデータ部とをJPEGファイルとしてまとめ、仮の
テンポラリーファイル名“ActualData.JPG”を付して、
ハードディスク13の画像ファイル領域134のルート
に格納する。
【0124】次のS319では、HDD制御部113
は、受信したスキャンデータに対応する頁用のJPEG thu
mbnail領域62に格納すべきヘッダ部を作成する。
【0125】次のS320では、HDD制御部113
は、受信したスキャンデータをサムネイル用に解像度を
落としつつJPEG圧縮する。
【0126】次のS321では、HDD制御部113
は、S319にて作成したヘッダ部とS320にてJP
EG圧縮して得られたJPEGデータとをJPEGファ
イルとしてまとめ、仮にテンポラリーファイル名“Thum
bData.JPG”を付して、ハードディスク13の画像ファ
イル領域134のルートに格納する。
【0127】次のS322では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、受信した
スキャンデータに対応する頁用のSize of JPEG thumbna
il領域61に相当するエリアに、S321に作成したサ
ムネイル用のJPEGファイルのデータ長を設定する。
このS322が完了すると、HDD制御部113は、処
理をS301に戻す。
【0128】これに対して、受信したスキャンデータが
何れかの頁の先頭行を含むスキャンデータでないとS3
08にて判定した場合には、HDD制御部113は、処
理をS323に進める。このS323では、HDD制御
部113は、受信したスキャンデータをJPEG圧縮す
る。
【0129】次のS324では、HDD制御部113
は、ハードディスク13の画像ファイル領域134に格
納されているJPEGファイル“ActualData.JPG”を読
み出して、そのデータ部に、S323にてJPEG圧縮
して得られたJPEGデータを追加する。
【0130】次のS325では、HDD制御部113
は、S324での追加後のJPEGファイル“ActualDa
ta.JPG”を、ハードディスク13内に上書する。
【0131】次のS326では、HDD制御部113
は、受信したスキャンデータをサムネイル用に解像度を
落としつつJPEG圧縮する。
【0132】次のS327では、HDD制御部113
は、ハードディスク113の画像ファイル領域134に
格納されているJPEGファイル“ThumbData.JPG”を
読み出して、そのデータ部に、S326にてJPEG圧
縮して得られたJPEGデータを追加する。
【0133】次のS328では、HDD制御部113
は、S326での追加後のJPEGファイル“ThumbDat
a.JPG”を、ハードディスク13内に上書する。
【0134】次のS329では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、受信した
スキャンデータに対応する頁用のSize of JPEG thumbna
il領域61に相当するエリアに、S328に上書したサ
ムネイル用JPEGファイルのデータ長を設定する。こ
のS329が完了すると、HDD制御部113は、処理
をS301に戻す。
【0135】一方、S331では、HDD制御部113
は、受信したスキャンデータが、何れかの頁の先頭行を
含むスキャンデータであるか否かをチェックする。そし
て、受信したスキャンデータが何れかの頁の先頭行を含
むスキャンデータである場合には、HDD制御部113
は、処理をS332に進める。
【0136】S332では、HDD制御部113は、S
303にてスキャン要求メッセージをスキャナ部115
へ送信してから最初の頁のスキャンデータを受信したの
か否かをチェックする。そして、HDD制御部113
は、2頁以降のスキャンデータを受信したのである場合
には、処理をS340へ進め、最初の頁のスキャンデー
タを受信したのである場合には、処理をS333へ進め
る。
【0137】S333では、HDD制御部113は、R
AM11上に用意された作業エリア中、原稿の総頁数分
のOffset of TIFF Data領域73−1〜Xに相当するエ
リアを、0クリアする(即ち、数値に0をセットす
る)。
【0138】次のS334では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、原稿の総
頁数分のOffset of JPEG Thumbnail領域74−1〜Xに
相当するエリアを、0クリアする(即ち、数値に0をセ
ットする)。
【0139】次のS335では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、No. of P
ages領域75に相当するエリアを、0クリアする(即
ち、数値に0をセットする)。
【0140】次のS336では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、Marker領
域66に相当するエリアに、“Color Copy Station”を
セットする。
【0141】次のS337では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、第1頁用
のSize of page 1 JPEG thumbnail領域71−1に相当
するエリアを、0クリアする(即ち、数値に0をセット
する)。
【0142】次のS338では、HDD制御部113
は、第1頁用のTIFF Header+Page 1 Data領域70−1
に格納すべきヘッダ部を作成する。
【0143】次のS339では、HDD制御部113
は、受信したスキャンデータ及びS338にて作成した
ヘッダ部をTIFFファイルとしてまとめ、仮にテンポ
ラリーファイル名“ActualData.Tif”を付して、ハード
ディスク13の画像ファイル領域134のルートに格納
する。このS339を完了すると、HDD制御部113
は、処理をS342に進める。
【0144】これに対して、S340では、HDD制御
部113は、RAM11上に用意された作業エリア中、
受信したスキャンデータに対応する頁用のSize of page
n JPEG thumbnail領域71−nに相当するエリアを、
0クリアする(即ち、数値に0をセットする)。
【0145】次のS341では、HDD制御部113
は、受信したスキャンデータをTIFFファイルのフォ
ーマットに変換し、歌詞にテンポラリーファイル名“Ac
tualData.Tif”を付して、ハードディスク13の画像フ
ァイル領域134のルートに格納する。このS341を
完了すると、HDD制御部113は、処理をS342に
進める。
【0146】S342では、HDD制御部113は、受
信したスキャンデータに対応する頁用のJPEG thumbnail
領域72−1〜Xに格納すべきヘッダ部を作成する。
【0147】次のS343では、HDD制御部113
は、受信したスキャンデータをサムネイル用に解像度を
落としつつJPEG圧縮する。
【0148】次のS344では、HDD制御部113
は、S342にて作成したヘッダ部とS342にてJP
EG圧縮して得られたJPEGデータとをJPEGファ
イルとしてまとめ、仮にテンポラリーファイル名“Thum
bData.JPG”を付して、ハードディスク13の画像ファ
イル領域134のルートに格納する。
【0149】次のS345では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、受信した
スキャンデータに対応する頁用のSize of JPEG thumbna
il領域71−1〜Xに相当するエリアに、S344に作
成したサムネイル用JPEGファイルのデータ長を設定
する。このS345が完了すると、HDD制御部113
は、処理をS301に戻す。
【0150】これに対して、受信したスキャンデータが
何れかの頁の先頭行を含むスキャンデータでないとS3
31にて判定した場合には、HDD制御部113は、処
理をS346に進める。このS346では、HDD制御
部113は、ハードディスク13の画像ファイル領域1
34に格納されているTIFFファイル“ActualData.T
if”を読み出して、そのデータ部に、受信したスキャン
データを追加する。
【0151】次のS347では、HDD制御部113
は、S346での追加後のTIFFファイル“ActualDa
ta.Tif”を、ハードディスク13内に上書する。
【0152】次のS348では、HDD制御部113
は、受信したスキャンデータをサムネイル用に解像度を
落としつつJPEG圧縮する。
【0153】次のS349では、HDD制御部113
は、ハードディスク13の画像ファイル領域134に格
納されているJPEGファイル“ThumbData.JPG”を読
み出して、そのデータ部に、S348にてJPEG圧縮
して得られたJPEGデータを追加する。
【0154】次のS350では、HDD制御部113
は、S349での追加後のJPEGファイル“ThumbDat
a.JPG”を、ハードディスク13内に上書する。
【0155】次のS351では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、受信した
スキャンデータに対応する頁用のSize of JPEG thumbna
il領域71−1〜Xに相当するエリアに、S350に上
書したサムネイル用JPEGファイルのデータ長を設定
する。このS351が完了すると、HDD制御部113
は、処理をS301に戻す。
【0156】一方、スキャナ部115からのスキャン終
了メッセージを受信した場合(S217,S218参
照)に実行されるS305では、HDD制御部113
は、マネジメント部114からの「スキャン及びHDD
格納依頼」メッセージに格納されていた格納形式パラメ
ータによって、JPEGファイルが指定されているかT
IFFファイルが指定されているかをチェックする。そ
して、JPEGファイルが指定されている場合には処理
をS352へ進め、TIFFファイルが指定されている
場合には処理をS364へ進める。
【0157】S352では、HDD制御部113は、R
AM11上に用意された作業エリア中、スキャン終了が
なされた頁用のOffset of Total JPEG Data領域63に
相当するエリアに、その頁用のTotal JPEG Data領域6
0のオフセット量の適正値(即ち、その頁より前の全頁
分のTotal JPEG Data領域60,Size of JPEG thumbnai
l領域61及びJPEG thumbnail領域62のデータ長総
和)をセットする。
【0158】次のS353では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、スキャン
終了がなされた頁用のOffset of JPEG Thumbnail領域6
4に相当するエリアに、その頁用のJPEG thumbnail領域
62のオフセット量の適正値(即ち、その頁より前の全
頁分のTotal JPEG Data領域60,Size of JPEG thumbn
ail領域61及びJPEG thumbnail領域62のデータ長総
和+その頁用のTotal JPEG Data領域60及びSize of J
PEG thumbnail領域61のデータ長総和)をセットす
る。
【0159】次のS354では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、No. of P
ages領域65に相当するエリアの値を、一つインクリメ
ントする。
【0160】次のS356では、HDD制御部113
は、受信したスキャン終了メッセージに「残り頁有り」
が設定されているか「残り頁無し」が設定されているか
を、チェックする。そして、「残り頁有り」が設定され
ている場合には処理をS357へ進め、「残り頁無し」
が設定されている場合には処理をS360へ進める。
【0161】S357では、HDD制御部113は、ス
キャン終了がなされた頁が最初の頁であるか否かをチェ
ックする。そして、最初の頁であった場合には、HDD
制御部113は、S358において、ハードディスク1
3内のJPEGファイル“ActualData.JPG”及びJPE
Gファイル“ThumbData.JPG”をコンバインし、仮にテ
ンポラリーファイル名“PreviousData.JPG”を付して、
ハードディスク13の画像ファイル領域134のルート
に格納する。このS358の完了後、HDD制御部11
3は、処理をS301に戻す。
【0162】これに対して、最初の頁でない場合には、
HDD制御部113は、S359において、ハードディ
スク13内のJPEGファイル“PreviousData.JPG”
に、同じくハードディスク13内のJPEGファイル
“ActualData.JPG”及びJPEGファイル“ThumbData.
JPG”を順番に繋げることによって、ハードディスク1
3内のJPEGファイル“PreviousData.JPG”を更新す
る。S359の完了後、HDD制御部113は、処理を
S301に戻す。
【0163】一方、「残り頁無し」に設定されている場
合(最終頁のスキャンが終了した場合)に実行されるS
360では、HDD制御部113は、原稿が単一頁から
なるか否かをチェックする。そして、原稿が単一頁から
なると判定した場合(即ち、スキャン終了がなされた頁
が最初の頁である場合)には、HDD制御部113は、
S361において、ハードディスク13内のJPEGフ
ァイル“ActualData.JPG”及びJPEGファイル“Thum
bData.JPG”とRAM11上の各ファイル管理データ
(即ち、Size of JPEG thumbnail領域61,Offset of
Total JPEG Data領域63,Offset of JPEG Thumbnail
領域64,No. of pages領域65及びMreker領域66に
相当するエリアに設定されているデータ)とを所定のフ
ォーマット(図37に示すJPEGシングルページファ
イルのフォーマット)に従ってコンバインする。そし
て、マネジメント部114からの「スキャン及びHDD
格納依頼」メッセージ中の格納形式パラメータによって
指定されたファイル形式(この場合はJPEGファイ
ル)に対応したファイル名を付して、ハードディスク1
3の画像ファイル領域134のルートに格納する。この
S361を完了すると、HDD制御部113は、処理を
S363へ進める。
【0164】これに対して、原稿が複数頁からなるとS
360にて判定した場合(即ち、スキャン終了がなされ
た頁が最初の頁でない場合)には、HDD制御部113
は、S362において、ハードディスク13内のJPE
Gファイル“PreviousData.JPG”,JPEGファイル
“ActualData.JPG”及びJPEGファイル“ThumbData.
JPG”とRAM11上の各ファイル管理データ(即ち、
各頁用のSize of JPEG thumbnail領域61−1〜X,各
頁用のOffset of Total JPEG Data領域63−1〜X,
各頁用のOffset of JPEG Thumbnail領域64−1〜X,
No. of pages領域65,及びMreker領域66に相当する
エリアに設定されているデータ)とを所定のフォーマッ
ト(図38に示すJPEGマルチページファイルのフォ
ーマット)に従ってコンバインする。そして、マネジメ
ント部114からの「スキャン及びHDD格納依頼」メ
ッセージ中の格納形式パラメータによって指定されたフ
ァイル形式(この場合はJPEGファイル)に対応した
ファイル名を付して、ハードディスク13の画像ファイ
ル領域134のルートに格納する。このS362を完了
すると、HDD制御部113は、処理をS363へ進め
る。
【0165】S363では、HDD制御部113は、マ
ネジメント部114に対して、処理終了メッセージを送
信する。このS363を完了すると、HDD制御部11
3は、処理をS301に戻す。
【0166】一方、S364では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、スキャン
終了がなされた頁用のOffset of TIFF Data領域73に
相当するエリアに、その頁用のTIFF Header + Data領域
70(70−1)又はTIFF page n data領域70−nの
オフセット量の適正値(即ち、その頁より前の全頁分の
TIFF Header + Data領域70(70−1)又はTIFF pag
e n data領域70−n,Size of JPEG thumbnail領域7
1及びJPEG thumbnail領域72のデータ長総和)をセッ
トする。
【0167】次のS365では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、スキャン
終了がなされた頁用のOffset of JPEG Thumbnail領域7
4に相当するエリアに、その頁用のJPEG thumbnail領域
72のオフセット量の適正値(即ち、その頁より前の全
頁分のTIFF Header + Data領域70(70−1)又はTI
FF page n data領域70−n,Size of JPEG thumbnail
領域71及びJPEG thumbnail領域72のデータ長総和+
その頁用のTIFF Header + Data領域70(70−1)又
はTIFF page n data領域70−n及びSize of JPEG thu
mbnail領域71のデータ長総和)をセットする。
【0168】次のS366では、HDD制御部113
は、RAM11上に用意された作業エリア中、No. of P
ages領域75に相当するエリアの値を、一つインクリメ
ントする。
【0169】次のS367では、HDD制御部113
は、受信したスキャン終了メッセージに「残り頁有り」
が設定されているか「残り頁無し」が設定されているか
を、チェックする。そして、「残り頁有り」が設定され
ている場合には処理をS358へ進め、「残り頁無し」
が設定されている場合には処理をS371へ進める。
【0170】S368では、HDD制御部113は、ス
キャン終了がなされた頁が最初の頁であるか否かをチェ
ックする。そして、最初の頁であった場合には、HDD
制御部113は、S369において、ハードディスク1
3内のTIFFファイル“ActualData.Tif”及びJPE
Gファイル“ThumbData.JPG”をコンバインし、仮にテ
ンポラリーファイル名“PreviousData.Tif”を付して、
ハードディスク13の画像ファイル領域134のルート
に格納する。このS369の完了後、HDD制御部11
3は、処理をS301に戻す。
【0171】これに対して、最初の頁でない場合には、
HDD制御部113は、S370において、ハードディ
スク13内のTIFFファイル“PreviousData.Tif”
に、同じくハードディスク13内のTIFFファイル
“ActualData.Tif”及びJPEGファイル“ThumbData.
JPG”を順番に繋げることによって、ハードディスク1
3内のTIFFファイル“PreviousData.Tif”を更新す
る。S370の完了後、HDD制御部113は、処理を
S301に戻す。
【0172】一方、「残り頁無し」に設定されている場
合(最終頁のスキャンが終了した場合)に実行されるS
371では、HDD制御部113は、原稿が単一頁から
なるか否かをチェックする。そして、原稿が単一頁から
なると判定した場合(即ち、スキャン終了がなされた頁
が最初の頁である場合)には、HDD制御部113は、
S372において、ハードディスク13内のTIFFフ
ァイル“ActualData.Tif”及びJPEGファイル“Thum
bData.JPG”とRAM11上の各ファイル管理データ
(即ち、Size of JPEG thumbnail領域71,Offset of
TIFF Data領域73,Offset of JPEG Thumbnail領域7
4,No. of pages領域75及びMreker領域76に相当す
るエリアに設定されているデータ)とを所定のフォーマ
ット(図39に示すシングルページTIFFファイルの
フォーマット)に従ってコンバインする。そして、マネ
ジメント部114からの「スキャン及びHDD格納依
頼」メッセージ中の格納形式パラメータによって指定さ
れたファイル形式(この場合はTIFFファイル)に対
応したファイル名を付して、ハードディスク13の画像
ファイル領域134のルートに格納する。このS372
を完了すると、HDD制御部113は、処理をS374
へ進める。
【0173】これに対して、原稿が複数頁からなるとS
371にて判定した場合(即ち、スキャン終了がなされ
た頁が最初の頁でない場合)には、HDD制御部113
は、S373において、ハードディスク13内のTIF
Fファイル“PreviousData.Tif”,TIFFファイル
“ActualData.Tif”及びJPEGファイル“ThumbData.
JPG”とRAM11上の各ファイル管理データ(即ち、
各頁用のSize of JPEG thumbnail領域71−1〜X,各
頁用のOffset of TIFF Data領域73−1〜X,各頁用
のOffset of JPEG Thumbnail領域74−1〜X,No. of
pages領域75,及びMreker領域76に相当するエリア
に設定されているデータ)とを所定のフォーマット(図
40に示すJPEGマルチページファイルのフォーマッ
ト)に従ってコンバインする。そして、マネジメント部
114からの「スキャン及びHDD格納依頼」メッセー
ジ中の格納形式パラメータによって指定されたファイル
形式(この場合はJPEGファイル)に対応したファイ
ル名を付して、ハードディスク13の画像ファイル領域
134のルートに格納する。このS373を完了する
と、HDD制御部113は、処理をS374へ進める。
【0174】S374では、HDD制御部113は、マ
ネジメント部114に対して、処理終了メッセージを送
信する。このS374を完了すると、HDD制御部11
3は、処理をS301に戻す。
【0175】一方、マネジメント部114からのキャン
セルメッセージを受信した場合に実行されるS306で
は、HDD制御部113は、スキャン中だった原稿に関
連するファイル(即ち、JPEGファイル“PreviousDa
ta.JPG”又はTIFFファイル“PreviousData.Tif”,
JPEGファイル“ActualData.JPG”又はTIFFファ
イル“ActualData.Tif”及びJPEGファイル“ThumbD
ata.JPG”)をハードディスク13から消去する。この
S306を完了すると、HDD制御部113は、処理を
S301に戻す。
【0176】一方、その他のメッセージを受信した場合
に実行されるS307では、HDD制御部113は、そ
のメッセージに対応する処理を実行する。このS307
を完了すると、HDD制御部113は、処理をS301
に戻す。
【0177】<ウェッブブラウザ>次に、各クライアン
ト端末2内でウェッブブラウザ301が実行する処理
を、図16のフローチャートを参照して、“WebExplor
e”のURLが入力された場合に絞って説明する。この
ウェッブブラウザ301は、オペレータによって“WebE
xplore”のURLが入力されると、S401において、
このURLを通信部302経由で何れかのコピーシステ
ム1のコピーサーバ10へ送信する。このURLの送信
先のコピーシステム1を、以下、プライマリコピーシス
テムという。
【0178】このURLの送信に対応して、プライマリ
コピーシステム1のコピーサーバ10がハイパーテキス
ト“WebExplore.html”を送信して来ると、ウェッブブ
ラウザ301は、S302において、このハイパーテキ
ストデータ“WebExplore.html”を受信する。
【0179】次に、ウェッブブラウザ301は、S40
3において、受信したハイパーテキストデータ“WebExp
lore.html”に従って、Javaアプレットによる画像
の表示領域を確保するとともに、ハイパーテキストデー
タ“WebExplore.html”内でそのアプレットクラスファ
イル名称が指定されたJavaアプレットのクラスファ
イルを、通信部302経由で、プライマリコピーシステ
ム1のコピーサーバ10に要求する。
【0180】次に、ウェッブブラウザ301は、S40
4において、要求したJavaアプレットの全クラスフ
ァイルの受信完了を待つ。そして、全クラスファイルを
受信し終わると、ウェッブブラウザ301は、S405
において、受信した全クラスファイルからJavaアプ
レット133を復元し、このJavaアプレット133
を起動する。以上の後に、ウェッブブラウザ301は、
通常の処理を続ける。
【0181】<Javaアプレット>次に、本実施形態
においてハイパーテキストデータ“WebExplore.html”
内でそのアプレットクラスファイル名称が指定されたJ
avaアプレット133による処理を、図17乃至図2
5のフローチャートを参照して、説明する。
【0182】S405にて起動されたJavaアプレッ
ト133は、S101において、図42に示す初期画面
80を表示する。但し、この時点においては、初期画面
80の左右の窓85,86は空欄のままとなっている。
【0183】次のS502では、Javaアプレット1
33は、S402にて受信したハイパーテキストデータ
“WebExplore.html”に記載されている各種パラメータ
に従い、初期画面80の左側の窓85に、プライマリコ
ピーシステム1,セカンダリコピーシステム1’及び他
のクライアント端末2の名称及びアイコンを、ツリー表
示する。また、自クライアント端末2のハードディスク
38にアクセスして、My Computerの文字及びアイコン
を、当該窓85に追加表示する。
【0184】次のS503では、Javaアプレット1
33は、入力インタフェース37からの入力信号に基づ
いて、何らかの操作イベントが発生したか否かを判定す
る。そして、何らかの操作イベントが発生したと判定で
きた場合には、Javaアプレット133は、S504
において、発生した操作イベントの種類をチェックす
る。
【0185】このS504にて表示タイプの選択オペレ
ーションが発生したと判定できた場合,即ち、初期画面
80のメニューバー82中の「表示」がクリックされ、
その後で表示されるプルダウンメニュー中の「ファイル
リスト」又は「サムネイル」がクリックされた場合、J
avaアプレット133は、処理をS505へ進める。
このS505では、Javaアプレット133は、選択
された表示タイプ,即ち、クリックされた名称に対応し
た“ファイルリスト表示”又は“サムネイル表示”を記
憶する。このS505を完了すると、Javaアプレッ
ト133は、処理をS503に戻す。
【0186】一方、S504にて表示サムネイル数変更
オペレーションが発生したと判定できた場合,初期画面
80のメニューバー82中の「表示」がクリックされ、
その後で表示されるプルダウンメニュー中の「サムネイ
ル」がクリックされ、その後で表示されるメニューから
「3」,「6」又は「9」がクリックされた場合、Ja
vaアプレット133は、処理をS506へ進める。こ
のS506では、Javaアプレット133は、選択さ
れたサムネイル数,即ち、クリックされた数を記憶す
る。このS506を完了すると、Javaアプレット1
33は、処理をS503に戻す。
【0187】一方、S504にて何れかのディレクトリ
のクリックオペレーションが発生したと判定できた場
合,即ち、初期画面80の左側の窓85に現在表示され
ている何れかのアイコン又は文字(以下、単に、ディレ
クトリと称する)がクリックされた場合、Javaアプ
レット133は、処理をS508に進める。S508で
は、Javaアプレット133は、プライマリコピーシ
ステム1とリンクを行い、クリックされたディレクトリ
に対応するパス名を指定したファイルリスト要求パケッ
トを送信する(管理情報要求部に相当)。
【0188】次のS509では、Javaアプレット1
33は、S508にて送信したファイルリスト要求パケ
ットに対するファイル情報の応答(S715参照)を待
つ。このファイル情報(ファイル管理情報)には、ファ
イルリスト要求パケット中のパス名が示すディレクトリ
内の各サブディレクトリのディレクトリ名,当該パス名
が示すディレクトリ内に格納されている各ファイルのフ
ァイル名,ファイルサイズ,ファイル属性,タイムスタ
ンプ及び頁数,並びに、当該パス名が示すディレクトリ
に使用可能な空きディスク容量が、含まれている。
【0189】このファイル情報が応答された場合、Ja
vaアプレット133は、処理をS509からS510
へ進める。このS510では、Javaアプレット13
3は、ファイル情報に含まれる空きディスク容量に基づ
いて初期画面80のステータスバー84に空きディスク
容量を表示するとともに、ファイル情報に含まれるサブ
ディレクトリ名に基づいて、初期画面80の左側の窓8
5内に表示されているツリー中の更新を行う。即ち、図
44及び図45に示すように、クリックされたディレク
トリの下の階層に、各サブディレクトリ名とそのアイコ
ンをツリー表示する。
【0190】次のS511では、Javaアプレット1
33は、S505にて記憶した表示タイプがファイルリ
スト表示であるかサムネイル表示であるかをチェックす
る。そして、ファイルリスト表示が記憶されている場合
には、S512において、S509にて応答されたファ
イル情報に基づいて、ファイルリスト表示を行う。即
ち、図44に示すように、初期画面の右側の窓86に、
ファイル情報に含まれる各ファイルのファイル名,ファ
イルサイズ,ファイル属性,タイムスタンプ及び頁数
を、上から順に一覧表示する(表示部に相当)。このS
512を完了すると、Javaアプレット133は、処
理をS503に戻す。
【0191】これに対して、サムネイル表示が記憶され
ているとS511にて判定した場合には、Javaアプ
レット133は、S513において、S509にて応答
されたファイル情報中に含まれている最初のファイル名
を特定する。このS509を完了すると、Javaアプ
レット133は、処理をS510に進める。
【0192】510では、Javaアプレット133
は、変数nを初期化して“0”とする。続いてJava
アプレット133は、ファイル情報中に含まれる各ファ
イル名毎に対応するJPEGサムネイルデータを受信す
るために、S515乃至S520のループ処理を実行す
る。
【0193】このループ処理に入って最初のS515で
は、Javaアプレット133は、プライマリコピーシ
ステム1とリンクを行い、S513,S521,S52
4又はS525にて特定したファイル名,そのパス名及
び要求対象ファイルタイプ(ここではJPEGサムネイ
ルファイル)を指定したファイルダウンロード要求パケ
ットを送信する(概略画像用JPEGファイル要求部に
相当)。
【0194】次のS516では、Javaアプレット1
33は、S515にて送信したファイルダウンロード要
求パケットに対するJPEGサムネイルファイル(概略
画像用JPEGファイル)の応答(S727参照)を待
つ。
【0195】JPEGサムネイルファイルが応答された
場合、Javaアプレット133は、処理をS516か
らS517へ進める。このS517では、Javaアプ
レット133は、受信したサムネイルJPEGファイル
を、RAM32にセーブする。
【0196】次のS518では、Javaアプレット1
33は、変数nを一つインクリメントする。
【0197】次のS519では、S509にて受信した
ファイル情報に含まれる全ファイル名に関して、S51
5のファイルダウンロード要求パケット送信を行ったか
否かをチェックする。そして、未だ全ファイル名に関し
てファイルダウンロード要求パケット送信を行っていな
い場合には、Javaアプレット133は、処理をS5
20へ進める。
【0198】S520では、Javaアプレット133
は、変数nとS506にて記憶したサムネイル数とが一
致しているか否かをチェックする。そして、未だ変数n
がサムネイル数に達していない場合には、Javaアプ
レット133は、S521にてファイル情報中の次のフ
ァイル名を特定した後に、新たに特定したファイル名に
関するファイルダウンロード要求パケット送信を行うた
めに、処理をS515に戻す。
【0199】以上のS515乃至S521のループ処理
を繰り返した結果、ファイル情報中の全ファイル名に関
してファイルダウンロード要求パケット送信を完了した
場合には、Javaアプレット133は、処理をS51
9からS522へ進める。また、変数nがサムネイル数
と一致した場合には、Javaアプレット133は、処
理をS520からS522へ進める。
【0200】S522では、Javaアプレット133
は、RAM32にセーブされているJPEGサムネイル
ファイルに基づいて、図45に示すように、初期画面8
0の右側の窓86中にサムネイルの表示を行う(表示部
に相当)。この場合、ファイル情報中の頁数が“1”で
あるファイル名については、図45中のAに示すよう
に、そのファイル名に関して応答されたJPEGサムネ
イルファイル中のJPEGサムネイルデータに基づくサ
ムネイル画像(概略画像)87,1頁中の1頁目である
旨(page 1 OF 1)88,そのファイル名89,ファイ
ルサイズ90が、縦に並べられて表示される。これに対
して、ファイル情報中の頁数が複数頁(仮にX頁とす
る)であるファイル名については、図45中のBに示す
ように、サムネイル画像87の上縁及び右側縁に、画像
が重なっているように見せる縁取り87aが付加され
る。また、サムネイル画像87とファイル名89との間
に、X頁中のY頁目(初期においては“1”)頁目であ
る旨(Page Y of X)91が表示される。但し、「頁
目」を示すYは、スクロールバー88aが添付されたテ
キストボックス88b内に表示される。従って、このス
クロールバー88aをマウスで操作することにより、こ
のテキストボックス88b内に表示されたYの値を、X
の値の範囲内で増減することが可能となっている。この
S522を完了すると、Javaアプレット133は、
処理をS503に戻す。
【0201】一方、S504にて前頁又は次頁ボタンの
クリックオペレーションが発生したと判定できた場合,
即ち、図45に示すようにサムネイル表示中の右側の窓
86内に表示されている前頁ボタン86a又は次頁ボタ
ン86bがクリックされた場合、Javaアプレット1
33は、処理をS523に進める。
【0202】S523では、Javaアプレット133
は、前頁ボタン86aがクリックされたのか次頁ボタン
86bがクリックされたのかを、チェックする。そし
て、Javaアプレット133は、前頁ボタン86aが
クリックされた場合には処理をS524に進め、次頁ボ
タン86bがクリックされた場合には処理をS525に
進める。S524では、Javaアプレット133は、
現在のディレクトリに関して最新のS509にて応答さ
れたファイル情報内から、現在窓86にサムネイルが表
示されている最後尾のファイル名の次のファイル名を、
特定する。これに対して、S525では、Javaアプ
レット133は、現在のディレクトリに関して最新のS
509にて応答されたファイル情報内から、現在窓86
にサムネイルが表示されている先頭のファイル名より
も、S506にて記憶したサムネイル数分だけ前のファ
イル名を、特定する。何れの場合においても、Java
アプレット133は、次に処理をS514へ進める。こ
のS514以下の処理は、既に説明したので、ここでは
その説明を省略する。
【0203】一方、S504にて複数ページファイルの
表示頁NO.更新オペレーションが発生したと認識でき
た場合,即ち、右側の窓86に表示されている何れかの
サムネイルのスクロールバー88aがマウス42によっ
て操作されたためにテキストボックス88b内に表示さ
れている頁数Yが増減された場合、Javaアプレット
133は、処理をS526に進める。
【0204】S526では、Javaアプレット133
は、プライマリコピーシステム1とリンクを行い、更新
を求めるファイル名(即ち、頁数Yが増減されたテキス
トボックス88bの下に記載されたファイル名),その
パス名,ファイルタイプ(ここでは、JPEGサムネイ
ルファイル)及び、要求対象頁数(即ち、増減後の頁数
Y)を指定したファイルダウンロード要求パケットを送
信する(概略画像用JPEGファイル要求部に相当)。
【0205】次のS527では、Javaアプレット1
33は、S526にて送信したファイルダウンロード要
求パケットに対するJPEGサムネイルファイル(概略
画像用JPEGファイル)の応答(S727参照)を待
つ。
【0206】JPEGサムネイルファイルが応答された
場合、Javaアプレット133は、処理をS527か
らS528へ進める。このS528では、Javaアプ
レット133は、受信したサムネイルJPEGファイル
を、RAM32にセーブする。
【0207】次のS529では、Javaアプレット1
33は、RAM32にセーブされているJPEGサムネ
イルファイルに基づいて、頁数Yが増減されたテキスト
ボックス88bの上に表示されているサムネイル画像8
7を、更新する。この結果、増減後の頁数Yに対応した
サムネイル画像(概略画像)87が表示されるようにな
る。このS529を完了すると、Javaアプレット1
33は、処理をS503に戻す。
【0208】一方、S504にてファイルドロップオペ
レーションが発生したと認識できた場合,即ち、右側の
窓86に表示されている何れかのファイル名(及びそれ
に対応するアイコン又はサムネイル画像87)がドラッ
グされて、左側の窓85に表示されている何れかのディ
レクトリ名(又はそのアイコン)上にドロップされた場
合、Javaアプレット133は、処理をS530に進
める。
【0209】S530では、Javaアプレット133
は、ドロップ先がマイコンピュータ(又はその下階層に
属するディレクトリ)であれば処理をS531へ進め、
ドロップ先が他のディレクトリ名であれば処理をS53
5へ進める。
【0210】S531では、Javaアプレット133
は、プライマリコピーシステム1とリンクを行い、コピ
ー元ファイル名(即ち、ドラッグされたファイル名)及
びそのパス名,コピー先ドライブ名(即ち、ファイル名
がドロップされたディレクトリの属する自クライアント
端末2のハードディスク38のドライブ名)及びそのパ
ス名,ファイルタイプ(ここでは、全データを含む画像
ファイル)とを指定したファイルダウンロード要求パケ
ットを送信する(画像ファイル要求部に相当)。
【0211】次のS532では、Javaアプレット1
33は、S531にて送信したファイルダウンロード要
求パケットに対する画像ファイル(JPEGファイル又
はTIFFファイル)の応答(S727参照)を待つ。
【0212】画像ファイルが応答された場合、Java
アプレット133は、処理をS532からS533へ進
める。このS533では、Javaアプレット133
は、受信した画像ファイルを、コピー先ドライブにおけ
るコピー先パス名によって示されるディレクトリへ、書
き込む。
【0213】次のS534では、Javaアプレット1
33は、S531でのファイルダウンロード要求に対す
る全ての画像ファイルを受信したか否かをチェックす
る。そして、未だ全ての画像ファイルを受信終了してい
ない場合には、処理をS532に戻す。これに対して、
全ての画像ファイルを受信終了した場合には、Java
アプレット133は、処理をS503に戻す。
【0214】これに対してS535では、Javaアプ
レット133は、プライマリコピーシステム1とリンク
を行い、コピー元ファイル名(即ち、ドラッグされたフ
ァイル名)及びそのパス名とコピー先ドライブ名(即
ち、ファイル名がドロップされたディレクトリの属する
コピーサーバ10又は他のクライアント端末2のハード
ディスク13,38のドライブ名)及びそのパス名とを
指定したファイルコピー要求パケットを送信する。
【0215】次のS536では、Javaアプレット1
33は、S535にて送信したファイルダウンロード要
求パケットに対する応答を待つ。応答があった場合に
は、Javaアプレット133は、次のS537におい
て、正常にコピーを受け付けた旨(S730,S73
3,S736,S740参照)が応答されたのかエラー
が応答されたのかを、チェックする。そして、エラーが
応答された場合には、Javaアプレット133は、S
542において、画面上にエラー表示を行った後に、処
理をS503へ戻す。これに対して、正常にコピーを受
け付けた旨が応答された場合には、Javaアプレット
133は、処理をS538へ進める。このS538で
は、Javaアプレット133は、プライマリコピーシ
ステム1とリンクを行い、コピー終了を確認するための
コピー状況確認パケットを送信する。なお、このコピー
状況確認パケットには、パラメータとして、処理番号,
コピー元ファイル名及びそのパス名とコピー先ドライブ
名及びそのパス名が格納されている。
【0216】次のS539では、Javaアプレット1
33は、S538でのコピー状況確認パケットに対する
応答(S742,S746参照)の内容をチェックす
る。そして、Javaアプレット133は、エラーが応
答されていた場合には、S542において、画面上にエ
ラー表示を行った後に、処理をS503へ戻す。これに
対して、継続中である旨(即ち、処理プログレス<10
0%)が応答された場合には、Javaアプレット13
3は、S540において、画面上にコピー継続中である
旨及び処理プログレスを表示した後に、処理をS538
に戻す。これに対して、終了した旨(即ち、処理プログ
レス=100%)が応答された場合には、Javaアプ
レット133は、S541において、画面上にコピーが
終了した旨を表示した後に、処理をS503に戻す。
【0217】一方、S504にてファイル検索オペレー
ションが発生したと判定できた場合,即ち、初期画面8
0のメニューバー82中の「編集」がクリックされ、そ
の後で表示されるプルダウンメニュー中の「検索」がク
リックされることにより、若しくはツールバー83中の
検索ボタン83cがクリックされることにより表示され
る検索ダイアログ(図示略)内に、検索パス及び検索対
象ファイル名又は検索対象ディレクトリ名が入力された
場合、Javaアプレット133は、処理をS542へ
進める。
【0218】S542では、Javaアプレット133
は、図示せぬ検索ダイアログ内に入力された検索パスが
自クライアント端末2内のドライブ名を含むか否かを、
チェックする。そして、検索パスが自クライアント端末
2内のドライブ名を含まない場合には、Javaアプレ
ット133は、処理をそのままS544へ進める。これ
に対して、検索パスが自クライアント端末2内のドライ
ブ名を含む場合には、Javaアプレット133は、S
543において、自クライアント端末2のハードディス
ク38内でファイル検索を実行した後に、処理をS54
4へ進める。
【0219】このS544では、Javaアプレット1
33は、プライマリコピーシステム1とリンクを行い、
図示せぬ検索ダイアログ内に入力された検索範囲(検索
を行うパスの範囲)及び検索対象ファイル名又は検索対
象ディレクトリ名をパラメータとして含んだファイル検
索要求パケットを送信する。
【0220】次のS545では、Javaアプレット1
33は、S544にて送信したファイル検索要求パケッ
トに対する応答(S751参照)を待つ。応答があった
場合には、Javaアプレット133は、次のS546
において、応答内容に基づいて、検索が正常に終了した
か否かをチェックする。そして、検索が正常に終了しな
かった場合には、Javaアプレット133は、S54
8において、画面上にエラー表示を行った後に、処理を
S503に戻す。
【0221】これに対して、検索が正常に終了した場合
には、Javaアプレット133は、全ての検索結果
(S543での検索結果,並びに、応答に含まれている
検索結果)を、画面上に表示する。このS547を完了
すると、Javaアプレット133は、処理をS503
に戻す。
【0222】一方、S504にてファイル削除オペレー
ションが発生したと判定できた場合,即ち、右側の窓8
6に表示されている何れかのファイル名又は左側の窓8
5に表示されている何れかのディレクトリ名がクリック
された後で、初期画面80のメニューバー82中の「フ
ァイル」がクリックされ、その後で表示されるプルダウ
ンメニュー中の「削除」がクリックされた場合,若しく
は、何れかのファイル名又はディレクトリ名がクリック
された後に、ツールバー83中の削除ボタン83dがク
リックされた場合、Javaアプレット133は、処理
をS549へ進める。
【0223】S542では、Javaアプレット133
は、削除パス(即ち、クリックされたファイル名又はデ
ィレクトリ名に対応するパス)が自クライアント端末2
内のドライブ名を含むか否かを、チェックする。そし
て、削除パスが自クライアント端末2内のドライブ名を
含む場合には、Javaアプレット133は、S552
において、削除対象ファイル(クリックされたファイル
名が示すファイル)又は削除対象ディレクトリ(クリッ
クされたディレクトリ名が示すディレクトリ)を、自ク
ライアント端末2のハードディスク38から削除する。
このS552を完了すると、Javaアプレット133
は、処理をS553へ進める。
【0224】これに対して、削除パスが自クライアント
端末2内のドライブ名を含まない場合には、Javaア
プレット133は、S550において、プライマリコピ
ーシステム1とリンクを行い、検索対象ファイル名又は
検索対象ディレクトリ名及びそのパス名をパラメータと
して含んだファイル削除要求パケットを送信する。次の
S551では、Javaアプレット133は、S550
にて送信したファイル削除要求パケットに対する応答
(S756参照)を待つ。応答があった場合には、Ja
vaアプレット133は、処理をS553へ進める。
【0225】S553では、HDD制御部113は、S
552でのファイル削除処理の実行結果,若しくはS5
51にてプライマリコピーシステム1から受信した応答
に基づいて、ファイル削除が正常になされたか否かをチ
ェックする。そして、ファイル削除が正常になされなか
った場合には、Javaアプレット133は、S555
において、画面上にエラー表示を行った後に、処理をS
503に戻す。
【0226】これに対して、ファイル削除が正常になさ
れた場合には、Javaアプレット133は、S554
において、S552でのファイル削除処理の実行結果,
若しくはS551にてプライマリコピーシステム1から
受信した応答に含まれるパラメータに基づいて、ステー
タスバー84に表示されているディスク空き容量を、フ
ァイル削除後のものに書き換える。このS554を完了
すると、Javaアプレット133は、処理をS503
に戻す。
【0227】一方、S504にてファイルリネームオペ
レーションが発生したと判定できた場合,即ち、右側の
窓86に表示されている何れかのファイル名又は左側の
窓85に表示されている何れかのディレクトリ名がクリ
ックされた後で、初期画面80のメニューバー82中の
「ファイル」がクリックされ、その後で表示されるプル
ダウンメニュー中の「リネーム」がクリックされ、更
に、新たなファイル名又はディレクトリ名がキーボード
41からの入力された場合、Javaアプレット133
は、処理をS556へ進める。
【0228】S556では、Javaアプレット133
は、リネームパス(即ち、クリックされたファイル名又
はディレクトリ名に対応するパス)が自クライアント端
末2内のドライブ名を含むか否かを、チェックする。そ
して、リネームパスが自クライアント端末2内のドライ
ブ名を含む場合には、Javaアプレット133は、S
559において、リネーム対象ファイル(クリックされ
たファイル名が示すファイル)又はリネーム対象ディレ
クトリ(クリックされたディレクトリ名が示すディレク
トリ)のハードディスク38内における実際の名称を、
キーボード41から入力された名称に変更する。このS
559を完了すると、HDD制御部113は、処理をS
560へ進める。
【0229】これに対して、リネームパスが自クライア
ント端末2内のドライブ名を含まない場合には、Jav
aアプレット133は、S557において、プライマリ
コピーシステム1とリンクを行い、リネーム対象ファイ
ル名又はリネーム対象ディレクトリ名,そのパス名及び
キーボード41から入力された名称をパラメータとして
含んだファイルリネーム要求パケットを、送信する。次
のS558では、Javaアプレット133は、S55
7にて送信したファイルリネーム要求パケットに対する
応答(S761参照)を待つ。応答があった場合には、
Javaアプレット133は、処理をS560へ進め
る。
【0230】S560では、HDD制御部113は、S
559でのファイルリネーム処理の実行結果,若しくは
S558にてプライマリコピーシステム1から受信した
応答に基づいて、ファイルリネームが正常になされたか
否かをチェックする。そして、ファイルリネームが正常
になされなかった場合には、Javaアプレット133
は、S562において、画面上にエラー表示を行った後
に、処理をS503に戻す。
【0231】これに対して、ファイルリネームが正常に
なされた場合には、Javaアプレット133は、S5
61において、クリックされたファイル名又はディレク
トリ名の表示を、キーボード41から入力された名称に
変更する。このS561を完了すると、Javaアプレ
ット133は、処理をS503に戻す。
【0232】一方、S504にてその他のイベントが発
生したと場合、Javaアプレット133は、S507
において、そのイベントに対応した処理を実行した後
に、処理をS503に戻す。
【0233】<ネットワーク受信部>次に、コピーサー
バ10上で実行されるネットワーク受信部111による
処理を、図26のフローチャートを用いて説明する。図
26に示されるように、ネットワーク受信部111は、
S601において、ネットワークNWを介して何れかの
クライアント端末2又は他のコピーシステム1’のコピ
ーサーバ10(制御部112)からパケットを受信する
のを待つ。そして、何れかのパケットを受信すると、S
602において、RAM11に格納されている制御部管
理テーブル(図41)に基づいて、空状態にある何れか
の制御部112を選択する。
【0234】次のS603では、ネットワーク受信部1
11は、S602にて選択した制御部112について、
制御部管理テーブルに記録されている情報を「空状態」
から「ビジー状態」に変更する。
【0235】次のS604では、ネットワーク受信部1
11は、S601にて受信したパケットからメッセージ
を取り出して、S602にて選択した制御部112に対
して通知する。S604を完了すると、ネットワーク受
信部111は、S601に処理を戻し、次のパケットを
待つ。
【0236】<制御部>次に、各制御部112による処
理を、図27乃至図34のフローチャートを参照して説
明する。各制御部112は、S701においてネットワ
ークインタフェース部111からのメッセージ(S60
4参照)の受信を待つ。
【0237】ネットワークインタフェース部111から
メッセージを受け取ると、制御部112は、S702に
おいて、受け取ったメッセージの種類をチェックする。
そして、受け取ったメッセージが“WebExplore”のUR
L(S401参照)であった場合には、制御部112
は、処理をS702からS703へ進める。
【0238】S703では、制御部112は、自システ
ムのコピーサーバ10内に記憶されている内容(即ち、
画像ファイルの送受信先として予め登録されている他の
コピーシステム1’やクライアント端末2の名称及びI
Pアドレス,Javaアプレット133のクラスファイ
ル名,その他のパラメータ)に基づいて、ハイパーテキ
ストデータ“WebExplore.htlm”をダイナミックに作成
する。
【0239】次のS704では、制御部112は、S7
03にて作成したハイパーテキストデータ“WebExplor
e.htlm”を、要求元のクライアント端末2(ウェッブブ
ラウザ301)へ送信する。その後、制御部112は、
S710において、制御部管理テーブルに記録されてい
る自らの情報(即ち、ネットワークインタフェース部1
11から渡された使用制御部番号に対応した情報)を
「ビジー状態」から「空状態」に書き換えた後に、処理
をS701に戻す。
【0240】一方、ネットワークインタフェース部11
1から受け取ったメッセージがJavaアプレットのク
ラスファイル要求メッセージ(S403参照)」であっ
た場合には、制御部112は、処理をS702からS7
05へ進める。
【0241】S705では、クラスファイル要求メッセ
ージにおいて要求されているクラスファイルをHDD制
御部113から受け取り、順次、これを要求しているク
ライアント端末2(ウェッブブラウザ301)へ送信す
る(プログラム送信部に相当)。その後、制御部112
は、S710において、制御部管理テーブルに記録され
ている自らの情報を「ビジー状態」から「空状態」に書
き換えた後に、処理をS701に戻す。
【0242】一方、ネットワークインタフェース部11
2から受け取ったメッセージがJavaアプレット13
3又は他のコピーシステム1’からのファイルリスト要
求(S508,S712参照)であった場合には、制御
部112は、処理をS702からS711へ進める。
【0243】S711では、制御部112は、ファイル
リスト要求に指定されたパス名が自システム内のドライ
ブ名を含んでいるか否かをチェックする。そして、自シ
ステム内のドライブ名を含んでいない場合には、制御部
112は、S712において、当該パス名によって示さ
れる要求先コピーシステム(セカンダリコピーシステ
ム)1’とリンクを行い、ファイルリスト要求パケット
を転送する。制御部112は、次のS713において、
S712にて転送されたファイルリスト要求パケットに
対するファイル情報の応答(S715参照)を待ち、応
答があると、処理をS715へ進める。
【0244】これに対して、ファイルリスト要求に指定
されたパス名が自システム内のドライブ名を含んでいる
場合には、制御部112は、S714において、ハード
ディスク13から、当該パス名によって示されるディレ
クトリのファイル情報を読み出した後に、処理をS71
5に進める。
【0245】S715では、制御部112は、S714
にて自ら読み出したファイル情報をファイルリスト要求
元のJavaアプレット133又はプライマリコピーシ
ステム1’へ送信する(管理情報応答部に相当)。若し
くは、S713にてセカンダリコピーシステム1’から
受信したファイル情報を、ファイルリスト要求元のJa
vaアプレット133へ送信する(管理情報応答部に相
当)。その後、制御部112は、S710において、制
御部管理テーブルに記録されている自らの情報を「ビジ
ー状態」から「空状態」に書き換えた後に、処理をS7
01に戻す。
【0246】一方、ネットワークインタフェース部11
2から受け取ったメッセージがJavaアプレット13
3又は他のコピーシステム1’からのファイルダウンロ
ード要求(S515,S526,S531,S717参
照)であった場合には、制御部112は、処理をS70
2からS716へ進める。
【0247】S716では、制御部112は、ファイル
ダウンロード要求に指定されたパス名(S531にて送
信されたファイルダウンロード要求の場合にはコピー元
として指定されたパス名)が自システム内のドライブ名
を含んでいるか否かをチェックする。そして、自システ
ム内のドライブ名を含んでいない場合には、制御部11
2は、S717において、当該パス名によって示される
要求先コピーシステム(セカンダリコピーシステム)
1’とリンクを行い、ファイルダウンロード要求パケッ
トを転送する。制御部112は、次のS718におい
て、S717にて転送されたファイルダウンロード要求
パケットに対する画像ファイルの応答(S727参照)
を待ち、応答があると、処理をS727へ進める。
【0248】これに対して、ファイルダウンロード要求
に指定されたパス名が自システム内のドライブ名を含ん
でいる場合には、制御部112は、S719において、
ファイルダウンロード要求に指定されたファイルタイプ
がJPEGサムネイルファイルであるか全データを含む
画像ファイルであるかをチェックする。そして、JPE
Gサムネイルファイルが指定されている場合(S51
5,S526,S717参照)には、処理をS720へ
進める。
【0249】S720では、制御部112は、ファイル
ダウンロード要求にページ番号の指定があるか否かをチ
ェックする。そして、ページ番号の指定がない場合(S
515,S717参照)には、制御部112は、S72
1において、ファイルダウンロード要求に指定されたフ
ァイル名に対応したJPEGファイル又はTIFFファ
イルをハードディスク13から読み出し、先頭の頁用の
JPEG Thumbnail領域62,72から、JPEGサムネイ
ルデータを抽出して、これをJPEGファイル(JPE
Gサムネイルファイル)(概略画像用JPEGファイ
ル)に格納する。このS721を完了すると、制御部1
12は、処理をS727へ進める。
【0250】これに対してファイルダウンロード要求に
ページ番号の指定がある場合(S526,S717参
照)には、制御部112は、S722において、ファイ
ルダウンロード要求に指定されたファイル名に対応した
JPEGファイル又はTIFFファイルをハードディス
ク13から読み出し、指定されたページ番号の頁用のJP
EG Thumbnail領域62,72から、JPEGサムネイル
データを抽出して、これをJPEGファイル(JPEG
サムネイルファイル)(概略画像用JPEGファイル)
に格納する。このS722を完了すると、制御部112
は、処理をS727へ進める。
【0251】一方、ファイルダウンロード要求に指定さ
れたファイルタイプが全データを含む画像ファイルであ
った場合(S531,S717参照)には、制御部11
2は、処理をS719からS723へ進める。このS7
23では、制御部112は、ファイルダウンロード要求
においてコピー元として指定されたパス名及びファイル
名に対応したJPEGファイル又はTIFFファイル
を、ハードディスク13から読み出す。
【0252】次のS724では、制御部112は、S7
23にて読み出した画像ファイルがJPEGファイルで
あるかTIFFファイルであるかをチェックする。そし
て、TIFFファイルであった場合には、処理をそのま
まS727へ進める。これに対して、JPEGファイル
であった場合には、制御部112は、S725におい
て、それがJPEGマルチページファイル(図38参
照)であるかJPEGシングルページファイル(図37
参照)であるかをチェックする。そして、JPEGシン
グルページファイルである場合には、制御部112は、
処理をそのままS727へ進める。これに対して、JP
EGマルチページファイルである場合には、制御部11
2は、処理をS726へ進める。
【0253】S726では、制御部112は、S723
にて読み出したJPEGマルチページファイルを分解
し、個々の頁用のTotal JPEG data領域60−1〜Xの
みからなる複数のJPEGファイルに分割する。このS
726を完了すると、制御部112は、処理をS727
へ進める。
【0254】S727では、制御部112は、S721
又はS722にて抽出したJPEGサムネールデータを
格納したJPEGファイル,S723にて読み出したJ
PEGファイル又はTIFFファイル,若しくはS72
6にて分割した複数のJPEGファイルを、ファイルダ
ウンロード要求元のJavaアプレット133又はプラ
イマリコピーシステム1’へ送信する(画像ファイル送
信部,概略画像用JPEGファイル応答部に相当)。若
しくは、S718にてセカンダリコピーシステム1’か
ら受信したJPEGファイル又はTIFFファイルを、
ファイルダウンロード要求元のJavaアプレット13
3へ送信する(概略画像用JPEGファイル応答部に相
当)。その後、制御部112は、S710において、制
御部管理テーブルに記録されている自らの情報を「ビジ
ー状態」から「空状態」に書き換えた後に、処理をS7
01に戻す。
【0255】一方、ネットワークインタフェース部11
2から受け取ったメッセージがJavaアプレット13
3又は他のコピーシステム1’からのファイルコピー要
求(S535,S739参照)であった場合には、制御
部112は、処理をS702からS728へ進める。
【0256】S728では、制御部112は、ファイル
コピー要求に指定されているコピー元パス名及びコピー
先パス名が共に自システム内のドライブ名を含んでいる
か否かをチェックする。そして、コピー元パス名及びコ
ピー先パス名が共に自システム内のドライブ名を含んで
いる場合には、制御部112は、S729において、フ
ァイルコピー要求に指定されているコピー元パス名及び
ファイル名によって特定されるコピー元ファイル(JP
EGファイル又はTIFFファイル)を読み出し、これ
をコピー先パス名によって特定されるハードディスク1
3内のディレクトリへ、書き込む。次のS730では、
制御部112は、Javaアプレット133よって直接
要求された場合に限り、このJavaアプレット133
に対して、コピーを正常に受け付けた旨を応答する。
【0257】これに対して、ファイルコピー要求に指定
されているコピー元パス名及びコピー先パス名の何れか
が他システム内のドライブを含んでいる場合には、制御
部112は、処理をS731へ進める。S731では、
制御部112は、ファイルコピー要求に指定されている
コピー元パス名が自システム内のドライブ名を含んでお
り且つコピー先パス名が他システム内のドライブ名を含
んでいるか否かをチェックする。そして、コピー元パス
名が自システム内のドライブ名を含んでおり且つコピー
先パス名が他システム内のドライブ名を含んでいる場合
には、制御部112は、S732において、コピー先シ
ステム(セカンダリコピーシステム)1’とリンクを行
い、ファイルコピー要求に指定されているコピー元パス
名及びファイル名によって特定されるコピー元ファイル
(JPEGファイル又はTIFFファイル)をハードデ
ィスク13から読み出し、コピー先パスを指定して送信
先システムへ送信する。次のS733では、制御部11
2は、Javaアプレット133よって直接要求された
場合に限り、このJavaアプレット133に対して、
コピーを正常に受け付けた旨を応答する。
【0258】これに対して、ファイルコピー要求に指定
されているコピー元パス名が他システム内のドライブ名
を含んでいる場合には、制御部112は、処理をS73
4へ進める。S734では、制御部112は、ファイル
コピー要求に指定されているコピー元パス名が他システ
ム内のドライブ名を含んでおり且つコピー先パス名が自
システム内のドライブ名を含んでいるか否かをチェック
する。そして、コピー元パス名が他システム内のドライ
ブ名を含んでおり且つコピー先パス名が自システム内の
ドライブ名を含んでいる場合には、制御部112は、S
735において、コピー元システム(セカンダリコピー
システム)1’とリンクを行い、コピー元ファイル名及
びパス名とコピー先パス名を指定したファイル転送要求
パケットを転送する。次のS736では、制御部112
は、Javaアプレット133に対して、コピーを正常
に受け付けた旨を応答する。次のS737では、制御部
112は、S736にて送信したファイル転送要求パケ
ットに対してコピー元システムが画像ファイル(JPE
Gファイル又はTIFFファイル)の応答してくるのを
待つ。そして、画像ファイルの応答(S708参照)が
あると、制御部112は、次のS738において、受信
した画像ファイルのデータを、ファイルコピー要求にお
いて指定されていたコピー先パス名に対応するディレク
トリに書き込む。
【0259】これに対して、ファイルコピー要求に指定
されているコピー先パス名が他システム内のドライブ名
を含んでいる場合には、制御部112は、処理をS73
9へ進める。S739では、制御部112は、コピー元
システム(セカンダリコピーシステム)1’とリンクを
行い、ファイルコピー要求パケットを転送する。次のS
740では、制御部112は、Javaアプレット13
3に対して、コピーを正常に受け付けた旨を応答する。
【0260】S730,S733,S738,S740
の何れかを終了すると、制御部112は、S710にお
いて、制御部管理テーブルに記録されている自らの情報
を「ビジー状態」から「空状態」に書き換えた後に、処
理をS701に戻す。
【0261】一方、ネットワークインタフェース部11
2から受け取ったメッセージが他のコピーシステム1’
から送信された画像ファイル(S732参照)であった
場合には、制御部112は、処理をS702からS70
6へ進める。
【0262】S706では、制御部112は、受信した
画像ファイルのデータを、指定されたコピー先パスに対
応するディレクトリに書き込む。次のS707では、制
御部112は、画像ファイルのデータ受信を終了したか
否かをチェックする。そして、未だデータ受信を終了し
ていない場合には処理をS706に戻し、データ受信を
終了した場合には、S710において、制御部管理テー
ブルに記録されている自らの情報を「ビジー状態」から
「空状態」に書き換えた後に、処理をS701に戻す。
【0263】一方、ネットワークインタフェース部11
2から受け取ったメッセージが他のコピーシステム1’
から送信されたファイル転送要求(S735参照)であ
った場合には、制御部112は、処理をS702からS
708へ進める。
【0264】S708では、制御部112は、ファイル
転送要求に指定されているコピー元パス名及びファイル
名によって特定されるコピー元ファイル(JPEGファ
イル又はTIFFファイル)を読み出し、要求元である
コピー先システム(プライマリコピーシステム)へ送信
する。次のS709では、制御部112は、ファイルの
全データを送信し終えたか否かをチェックする。そし
て、未だ全データを送信し終えていない場合には処理を
S708に戻し、全データを送信し終えた場合には、S
710において、制御部管理テーブルに記録されている
自らの情報を「ビジー状態」から「空状態」に書き換え
た後に、処理をS701に戻す。
【0265】一方、ネットワークインタフェース部11
2から受け取ったメッセージがJavaアプレット13
3又は他のコピーシステム1’からのコピー状況確認で
あった場合(S538,S744参照)には、制御部1
12は、処理をS702からS741へ進める。
【0266】S741では、制御部112は、コピー状
況確認に指定されているコピー元パス名及びコピー先パ
ス名が共に自システム内のドライブ名を含んでいるか否
かをチェックする。そして、コピー元パス名及びコピー
先パス名が共に自システム内のドライブ名を含んでいる
場合には、制御部112は、S742において、コピー
状況確認に指定されている処理番号,コピー元パス名及
びファイル名,並びにコピー先パス名に基づいて、コピ
ー動作の進捗状況をチェックし、その処理プログレス
(%)を、Javaアプレット133に対して返送す
る。
【0267】これに対して、ファイルコピー状況確認に
指定されているコピー元パス名及びコピー先パス名の何
れかが他システム内のドライブを含んでいる場合には、
制御部112は、処理をS743へ進める。S743で
は、制御部112は、コピー状況確認の要求元がJav
aアプレット133であるか他のコピーシステム1’で
あるかをチェックする。そして、要求元がJavaアプ
レット133であった場合には、制御部112は、S7
44において、コピー先又はコピー元である他のコピー
システム1’に対して、更に、コピー状況確認パケット
を送信する。次のS745では、制御部112は、S7
44にて送信したコピー状況確認パケットを受信したコ
ピーシステム1’からの応答(S747参照)を待つ。
そして応答があった場合には、制御部112は、処理を
S746へ進める。
【0268】S746では、制御部112は、コピー状
況確認に指定されている処理番号,コピー元パス名及び
ファイル名,並びにコピー先パス名に基づいて、自シス
テム内部におけるコピー動作の進捗状況,及び、S74
5にて他のシステムから応答されたコピー状況(処理プ
ログレス)をチェックし、その処理プログレス(%)
を、Javaアプレット133に対して返送する。
【0269】これに対して、コピー状況確認の要求元が
他のコピーシステム(プライマリコピーシステム)1’
であった場合には、制御部112は、S747におい
て、コピー状況確認に指定されている処理番号,コピー
元パス名及びファイル名,並びにコピー先パス名に基づ
いて、コピー動作の進捗状況をチェックし、その処理プ
ログレス(%)を、要求元のプライマリコピーシステム
1’に対して返送する。
【0270】S742,S746,S747の何れかを
終了すると、制御部112は、S710において、制御
部管理テーブルに記録されている自らの情報を「ビジー
状態」から「空状態」に書き換えた後に、処理をS70
1に戻す。
【0271】一方、ネットワークインタフェース部11
2から受け取ったメッセージがJavaアプレット13
3又は他のコピーシステム1’からのファイル検索要求
であった場合(S544,S752参照)であった場合
には、制御部112は、処理をS702からS748へ
進める。
【0272】S748では、制御部112は、ファイル
検索要求に指定されている検索範囲が自システム内のも
のであるか他システム内のものであるかをチェックす
る。そして、検索範囲が他システム内のものである場合
には、制御部112は、S749において、他システム
(セカンダリコピーシステム)とリンクを行い、ファイ
ル検索要求パケットを転送する。制御部112は、次の
S750において、S749にて転送したファイル検索
要求パケットに対する検索結果の応答(S751参照)
を待ち、応答があると、処理をS751へ進める。
【0273】これに対して、ファイル検索要求に指定さ
れている検索範囲が自システム内のものである場合に
は、制御部112は、S752において、ファイル検索
要求において指定された検索範囲及び検索対象ファイル
名又検索対象ディレクトリ名に従って、自システム内の
ハードディスク13内でファイル検索を実行する。この
S752の実行後、制御部112は、処理をS751へ
進める。
【0274】S751では、制御部112は、S752
でのファイル検索によって獲得した検索結果をファイル
検索要求元のJavaアプレット133又はプライマリ
コピーシステム1’へ送信する。若しくは、S750に
てセカンダリコピーシステム1’から受信したファイル
検索結果を、ファイル検索要求元のJavaアプレット
133へ送信する。その後、制御部112は、S710
において、制御部管理テーブルに記録されている自らの
情報を「ビジー状態」から「空状態」に書き換えた後
に、処理をS701に戻す。
【0275】一方、ネットワークインタフェース部11
2から受け取ったメッセージがJavaアプレット13
3又は他のコピーシステム1’からのファイル削除要求
であった場合(S550,S754参照)であった場合
には、制御部112は、処理をS702からS753へ
進める。
【0276】S753では、制御部112は、ファイル
削除要求に指定されている削除対象ファイル又はディレ
クトリのパス名が自システム内のドライブ名を含むか他
システム内のドライブ名を含むかをチェックする。そし
て、パス名が他システム内のドライブ名を含む場合に
は、制御部112は、S754において、他システム
(セカンダリコピーシステム)とリンクを行い、ファイ
ル削除要求パケットを転送する。制御部112は、次の
S755において、S754にて転送したファイル削除
要求パケットに対する削除結果の応答(S756参照)
を待ち、応答があると、処理をS756へ進める。
【0277】これに対して、ファイル削除要求に指定さ
れている削除対象ファイル又はディレクトリのパス名が
自システム内のドライブ名を含む場合には、制御部11
2は、S757において、ファイル削除要求において指
定されたパス名及び削除対象ファイル名又はディレクト
リ名に従って、削除対象ファイル又は削除対象ディレク
トリを削除する。このS757の実行後、制御部112
は、処理をS756へ進める。
【0278】S756では、制御部112は、S757
での削除の結果(削除されたファイル又はディレクトリ
が格納されているドライブの空きディスク容量及び総デ
ィスク容量の情報を含む)をファイル削除要求元のJa
vaアプレット133又はプライマリコピーシステム
1’へ送信する。若しくは、S755にてセカンダリコ
ピーシステム1’から受信したファイル削除結果を、フ
ァイル削除要求元のJavaアプレット133へ送信す
る。その後、制御部112は、S710において、制御
部管理テーブルに記録されている自らの情報を「ビジー
状態」から「空状態」に書き換えた後に、処理をS70
1に戻す。
【0279】一方、ネットワークインタフェース部11
2から受け取ったメッセージがJavaアプレット13
3又は他のコピーシステム1’からのファイルリネーム
要求であった場合(S557,S759参照)であった
場合には、制御部112は、処理をS702からS75
8へ進める。
【0280】S758では、制御部112は、ファイル
リネーム要求に指定されているリネーム対象ファイル又
はディレクトリのパス名が自システム内のドライブ名を
含むか他システム内のドライブ名を含むかをチェックす
る。そして、パス名が他システム内のドライブ名を含む
場合には、制御部112は、S759において、他シス
テム(セカンダリコピーシステム)とリンクを行い、フ
ァイルリネーム要求パケットを転送する。制御部112
は、次のS760において、S759にて転送したファ
イルリネーム要求パケットに対するリネーム結果の応答
(S761参照)を待ち、応答があると、処理をS76
1へ進める。
【0281】これに対して、ファイルリネーム要求に指
定されているリネーム対象ファイル又はディレクトリの
パス名が自システム内のドライブ名を含む場合には、制
御部112は、S762において、ファイルリネーム要
求において指定されたパス名及びリネーム対象ファイル
名又はディレクトリ名に従って、リネーム対象ファイル
又はリネーム対象ディレクトリを特定し、その名称をフ
ァイルリネーム要求に指定された新名称に変更する。こ
のS762の実行後、制御部112は、処理をS761
へ進める。
【0282】S761では、制御部112は、S762
でのリネームの結果(正常にリネームが完了した旨)を
ファイルリネーム要求元のJavaアプレット133又
はプライマリコピーシステム1’へ送信する。若しく
は、S760にてセカンダリコピーシステム1’から受
信したファイルリネーム結果を、ファイルリネーム要求
元のJavaアプレット133へ送信する。その後、制
御部112は、S710において、制御部管理テーブル
に記録されている自らの情報を「ビジー状態」から「空
状態」に書き換えた後に、処理をS701に戻す。
【0283】(動作例)次に、上述した構成を有する本
実施例によるネットワークコピーファイル管理システム
の動作例を、具体的に行う。なお、以下の説明において
は、オペレータの操作するクライアント端末2の近所に
第1のコピーシステム1が設置されており、遠隔地に第
2のコピーシステム1’が設置されているものとする。
そのため、オペレータは、第1のコピーシステム1のス
キャナ20に原稿をセットしてそのタッチパネル18及
びキーボード23を操作することになるので、この第1
のコピーシステム1が「プライマリコピーシステム」と
なり、第2のコピーシステム1’が「セカンダリコピー
システム」となるものとする。
【0284】<スキャンモードでの画像ファイルの格納
>最初に、プライマリコピーシステム1をスキャンモー
ドに設定して原稿を読み込んだ場合の動作を、図46の
タイムチャートを参照して説明する。この場合、動作の
前提として、オペレータは、タッチパネル18に表示さ
れているスキャンモードボタン53を押下し、その結果
として表示されるスキャンモード基本操作画面(図3
6)上で各種のパラメータを設定するとともに、スキャ
ナ20のフラットベット又はADFに原稿をセットす
る。
【0285】このような準備を行った後でオペレータが
キーボード23中のスタートキーを押下すると、オペレ
ーションパネル部118は、これらのパラメータ及びス
タートキーが押下された旨を含んだキー情報メッセージ
を、マネジメント部114対して送信する(S00
6)。このキー情報メッセージを受け取ったマネジメン
ト部114は、このキー情報メッセージに含まれていた
各パラメータを保持しつつ、スキャナ部115に対し
て、スキャナ動作確認要求メッセージを送信する(S1
14)。このスキャナ動作確認要求メッセージを受信し
たスキャナ部115は、スキャナ20がビジー状態であ
るかアイドル状態であるかを、マネジメント部114に
対して応答する(S203)。この応答を受け取ったマ
ネジメント部114は、応答がビジー状態であった場合
にはビジーを表示するための表示番号を設定した表示切
替メッセージを、また、応答がアイドル状態であった場
合にはスキャン中を表示するための表示番号を設定した
表示切替メッセージを、オペレーションパネル部118
へ送信する(S122,S124)。この表示切替メッ
セージを受信したオペレーションパネル部118は、L
CD19上に、表示番号に従った表示を行う(S00
8)。
【0286】また、スキャナ部115からの応答がアイ
ドル状態であった場合には、マネジメント部114は、
HDD制御部113に対して、キー情報メッセージに含
まれていた各種パラメータを付した「スキャン及びHD
D格納依頼メッセージ」を送信する(S123)。マネ
ジメント部114から「スキャン及びHDD格納依頼メ
ッセージ」を受け取ったHDD制御部113は、スキャ
ナ部115に対して、「スキャン及びHDD格納依頼メ
ッセージ」に付されていた各種パラメータを付したスキ
ャン要求メッセージを送信する(S303)。すると、
スキャナ部115は、スキャン要求メッセージに付され
ていた各種パラメータに従って、スキャナ20のフラッ
トベット又はADFにセットされている原稿の一頁毎
に、スキャンの実行をスキャナ20に指示する(S21
1)。
【0287】そして、スキャナ部115は、スキャナ2
0から所定ライン分のスキャンデータを受信する毎に、
受信したスキャンデータをHDD制御部113へ送信す
る(S213)。そして、各頁の最終ラインを含むスキ
ャンデータを送信し終わると、スキャナ部115は、H
DD制御部113に対してスキャン終了メッセージを送
信するとともに(S217,S218)、残頁がない場
合には、マネジメント部114に対して処理終了メッセ
ージを送信する(S219)。HDD制御部113は、
「スキャン及びHDD格納依頼メッセージ」中のファイ
ルタイプパラメータに応じて、JPEGファイル又はT
IFFファイルを作成する。何れの画像ファイルにおい
ても、原稿が複数頁である場合には、スキャナ部115
から受信したスキャンデータに基づいて各頁についての
画像データ(JPEGデータ又は24ビットRGBデー
タ)を作成して、画像ファイル内に格納する。さらに、
各頁について、夫々、スキャンデータの解像度を落とし
てJPEG圧縮したJPEGサムネイルデータを作成し
て、画像ファイル内に格納する。このようにして画像フ
ァイルを作成すると、HDD制御部113は、マネジメ
ント部114に対して処理終了メッセージを送信する
(S363,S374)。
【0288】スキャナ部115及びHDD制御部113
の双方から処理終了メッセージを受信したマネジメント
部114は、通常のスキャンモード基本操作画面を表示
するための表示番号を設定した表示切替メッセージを、
オペレーションパネル部118へ送信する(S10
5)。この表示切替メッセージを受信したオペレーショ
ンパネル部118は、LCD19上に、元のスキャンモ
ード基本操作画面を表示する(S008)。
【0289】<クライアント端末からのファイル操作>
次に、クライアント端末のウェッブブラウザ301から
プライマリコピーシステム1へのファイル操作の場合の
動作を説明する。この場合、オペレータは、クライアン
ト端末2上にウェッブブラウザ301を立ち上げ、この
ウェッブブラウザ301上でプライマリコピーシステム
1の“WebExplore”のURLを入力して、通信部302
を介して、ネットワークNWへ送出する(S401)。
すると、プライマリコピーシステム1のコピーサーバ1
0内で実行されているネットワークインタフェース部1
11がこのURLを受信して、制御部管理テーブルにお
いて空状態として管理されている何れかの制御部112
に対して、このURLを渡す(S601〜S604)。
【0290】すると、この制御部112は、自システム
1に画像ファイルの送受信先として登録されている他の
コピーシステム(セカンダリコピーシステム)1’及び
他のクライアント端末2のIPアドレス及び名称につい
ての情報やJavaアプレットのクラスファイル名称等
を含むハイパーテキストデータ“WebExplore.html”を
ダイナミックに作成し(S703)、このハイパーテキ
ストデータ“WebExplore.html”をクライアント端末2
のウェッブブラウザ301に送信する(S704)。
【0291】このハイパーテキストデータ“WebExplor
e.html”を受信したウェッブブラウザ301は、このハ
イパーテキストデータ“WebExplore.html”内にそのア
プレットクラスファイル名称が記載されているJava
アプレットのクラスファイルを、サーバ10に要求する
(S403)。この要求を受信したネットワークインタ
フェース部111は、待ち状態にある何れかの制御部1
12に、その要求を渡す(S601〜S604)。この
クラスファイルの要求を受け取った制御部112は、指
定されたアプレットクラスファイル名称に従って、要求
されたクラスファイルを順次ハードディスク13から読
み出して、クライアント端末2のウェッブブラウザ30
1に送信する(S705)。
【0292】このようにして起動に必要な全クラスファ
イルがクライアント端末2のRAM32上に揃うと、ウ
ェッブブラウザ301は、そのJavaアプレット13
3を起動する(S405)。このJavaアプレット1
33は、ウェッブブラウザ301による表示画面中の指
定された領域に、図42に示す初期画面80を表示す
る。
【0293】〔ファイルリスト表示〕次に、初期画面が
表示されている状態下、ファイルリスト表示が選択され
て(S505)、何れかのディレクトリ名がクリックさ
れた場合における動作を、説明する。
【0294】・プライマリコピーシステム1内のディレ
クトリ名がクリックされた場合 初期画面80の左側の窓85中に表示されているプライ
マリコピーシステム1又はその下層のディレクトリ名を
オペレータがクリックすると、図47に示されるよう
に、Javaアプレット133は、プライマリコピーシ
ステム1に対して、クリックされたディレクトリ名に対
応したパス名を指定したファイルリスト要求パケット
を、送信する(S508)。このファイルリスト要求パ
ケットを受信したプライマリコピーシステム1の制御部
112は、ハードディスク13から、ファイルリスト要
求パケット内において指定されたパス名に対応するディ
レクトリ内のファイル情報(サブディレクトリ名,並び
に、各画像ファイルのファイル名,ファイルサイズ,タ
イムスタンプ,ファイル属性及び頁数)を読み出して
(S714)、このファイル情報を要求元のJavaア
プレット133へ応答する(S715)。このファイル
情報を受信したJavaアプレット133は、初期画面
の左側の窓85におけるオペレータによってクリックさ
れたディレクトリ名の下階層に、受信したファイル情報
に基づいたサブディレクトリ名のツリー表示を行う(S
510)。同時に、HDD制御部113は、図44に示
されるように、初期画面の右側の窓86内に、受信した
ファイル情報の一覧表示(ファイルリスト表示)を行う
(S512)。
【0295】・セカンダリコピーシステム1’内のディ
レクトリ名がクリックされた場合 初期画面80の左側の窓85中に表示されている何れか
のセカンダリコピーシステム1’又はその下層のディレ
クトリ名をオペレータがクリックすると、図48に示さ
れるように、Javaアプレット133は、プライマリ
コピーシステム1に対して、クリックされたディレクト
リ名に対応したパス名を指定したファイルリスト要求パ
ケットを、送信する(S508)。
【0296】このファイルリスト要求パケットを受信し
たプライマリコピーシステム1の制御部112は、ファ
イルリスト要求パケット内において指定されたパス名に
対応するセカンダリコピーシステム1’に対して、ファ
イルリスト要求パケットを転送する(S712)。
【0297】このファイルリスト要求パケットを受信し
たセカンダリコピーシステム1’の制御部112は、ハ
ードディスク13から、ファイルリスト要求パケット内
において指定されたパス名に対応するディレクトリ内の
ファイル情報(サブディレクトリ名,並びに、各画像フ
ァイルのファイル名,ファイルサイズ,タイムスタン
プ,ファイル属性及び頁数)を読み出して(S71
4)、このファイル情報を要求元のプライマリコピーシ
ステム1へ応答する(S715)。
【0298】このファイル情報の応答を受信したプライ
マリコピーシステム1の制御部112は、受信したファ
イル情報を、要求元のJavaアプレット133へ応答
する(S715)。このファイル情報を受信したJav
aアプレット133は、初期画面の左側の窓85におけ
るオペレータによってクリックされたディレクトリ名の
下階層に、受信したファイル情報に基づいたサブディレ
クトリ名のツリー表示を行う(S510)。同時に、H
DD制御部113は、図44に示されるように、初期画
面の右側の窓86内に、受信したファイル情報の一覧表
示(ファイルリスト表示)を行う(S512)。
【0299】〔サムネイル表示〕次に、初期画面が表示
されている状態下、サムネイル表示が選択されて(S5
05)、何れかのディレクトリ名がクリックされた場合
における動作を、説明する。
【0300】・プライマリコピーシステム1内のディレ
クトリ名がクリックされた場合 初期画面80の左側の窓85中に表示されているプライ
マリコピーシステム1又はその下層のディレクトリ名を
オペレータがクリックすると、図49に示されるよう
に、ファイルリスト表示の場合と同様にして、ファイル
情報がJavaアプレット133へ応答され、初期画面
80の左側の窓85中にツリー表示がなされる(S50
8,S714,S715、S509,S510)。
【0301】次に、Javaアプレット133は、受信
したファイル情報中に含まれるファイル名のうち最初の
ものについて、表示タイプパラメータをサムネイルと設
定するとともにパス名及びそのファイル名を設定したフ
ァイルダウンロード要求パケットを、プライマリコピー
システム1に対して送信する(S515)。このファイ
ルダウンロード要求パケットを受信したプライマリコピ
ーシステム1の制御部112は、ファイルダウンロード
要求パケット内において指定されたパス名及びファイル
名に対応する画像ファイルをハードディスク13内から
読み出すとともに、その画像ファイル中の最初の頁のJ
PEGサムネイルデータを抽出し、そのJPEGサムネ
イルデータを格納したJPEGサムネイルファイルを、
要求元のJavaアプレット133へ送信する(S72
1,S727)。なお、ファイル情報中に複数のファイ
ル名が含まれる場合には、最初のファイル名から所定個
数(予めオペレータによって設定されている表示サムネ
イル数と同個数)のファイル名について、夫々、上述し
たファイルダウンロード要求パケット送信(S515)
及びJPEGサムネイルファイルの送信(S727)
が、繰り返される。
【0302】所定個数又はファイル情報中の全てのファ
イル名についてJPEGサムネイルファイルを受信する
と、Javaアプレット133は、図45に示すよう
に、受信してセーブしておいた各JPEGサムネイルフ
ァイルに基づいて、初期画面80の右側の窓86内に、
サムネイルの表示を行う。
【0303】・セカンダリコピーシステム1’内のディ
レクトリ名がクリックされた場合 初期画面80の左側の窓85中に表示されている何れか
のセカンダリコピーシステム1’又はその下層のディレ
クトリ名をオペレータがクリックすると、図50に示さ
れるように、ファイルリスト表示の場合と同様にして、
ファイル情報がJavaアプレット133へ応答され、
初期画面80の左側の窓85中にツリー表示がなされる
(S508,S712,S714,S715、S50
9,S510)。
【0304】次に、Javaアプレット133は、受信
したファイル情報中に含まれるファイル名のうち最初の
ものについて、表示タイプパラメータをサムネイルと設
定するとともにパス名及びそのファイル名を設定したフ
ァイルダウンロード要求パケットを、プライマリコピー
システム1に対して送信する(S515)。
【0305】このファイルダウンロード要求パケットを
受信したプライマリコピーシステム1の制御部112
は、ファイルダウンロード要求パケット内において指定
されたパス名に対応するセカンダリコピーシステム1’
に対して、ファイルダウンロード要求パケットを転送す
る(S717)。
【0306】このファイルダウンロード要求パケットを
受信したセカンダリコピーシステムは、ファイルダウン
ロード要求パケット内において指定されたパス名及びフ
ァイル名に対応する画像ファイルをハードディスク13
内から読み出すとともに、その画像ファイル中の最初の
頁のJPEGサムネイルデータを抽出し、そのJPEG
サムネイルデータを格納したJPEGサムネイルファイ
ルを、要求元のプライマリコピーシステム1へ送信する
(S721,S727)。
【0307】このJPEGサムネイルファイルを受信し
たプライマリコピーシステム1の制御部112は、受信
したJPEGサムネイルファイルを、要求元のJava
アプレット133へ送信する(S727)。
【0308】なお、ファイル情報中に複数のファイル名
が含まれる場合には、最初のファイル名から所定個数
(予めオペレータによって設定されている表示サムネイ
ル数と同個数)のファイル名について、夫々、上述した
ファイルダウンロード要求パケットの送信及び転送(S
515,S717)及びJPEGサムネイルファイルの
送信(S727)が、繰り返される。
【0309】所定個数又はファイル情報中の全てのファ
イル名についてJPEGサムネイルファイルを受信する
と、Javaアプレット133は、図45に示すよう
に、受信してセーブしておいた各JPEGサムネイルフ
ァイルに基づいて、初期画面80の右側の窓86内に、
サムネイルの表示を行う。
【0310】〔ファイルコピー〕次に、ファイルリスト
表示又はサムネイル表示がなされている状態下、何れか
のファイル名がドラッグされて、何れかのディレクトリ
名上にドロップされた場合における動作を、説明する。
【0311】・ドラッグされたファイル名のディレクト
リがプライマリコピーシステム1内であり且つドロップ
されたディレクトリがマイコンピュータ又はその下層の
ディレクトリであった場合 この場合、図51に示されるように、Javaアプレッ
ト133は、ドラッグされたファイル名及びそのパス名
をコピー元として設定するとともにドロップされた自ク
ライアント端末2内のディレクトリに対応するパス名を
コピー先として設定したファイルダウンロード要求パケ
ットを、プライマリコピーシステム1に対して送信する
(S531)。
【0312】このファイルダウンロード要求パケットを
受信したプライマリコピーシステム1の制御部112
は、ファイルダウンロード要求パケット内においてコピ
ー元として指定されたパス名及びファイル名に対応する
画像ファイルをハードディスク13内から読み出して
(S723)、要求元のJavaアプレット133に対
して送信する(S727)。
【0313】この画像ファイルを受信したJavaアプ
レット133は、受信した画像ファイルを、ハードディ
スク38において、コピー先として指定されたパス名に
対応するディレクトリへ書き込む(S533)。
【0314】・ドラッグされたファイル名のディレクト
リがプライマリコピーシステム1内であり且つドロップ
されたディレクトリがプライマリコピーシステム1内で
あった場合 この場合、図52に示されるように、Javaアプレッ
ト133は、ドラッグされたファイル名及びそのパス名
をコピー元として設定するとともにドロップされたプラ
イマリコピーシステム1内のディレクトリに対応するパ
ス名をコピー先として設定したファイルダウンロード要
求パケットを、プライマリコピーシステム1に対して送
信する(S531)。
【0315】このファイルダウンロード要求パケットを
受信したプライマリコピーシステム1の制御部112
は、ファイルダウンロード要求パケット内においてコピ
ー元として指定されたパス名及びファイル名に対応する
画像ファイルをハードディスク13内から読み出して、
ハードディスク13内において、コピー先として指定さ
れたパス名に対応するディレクトリへ書き込む(S72
9)。同時に、制御部112は、要求元のJavaアプ
レット133に対してコピーを受け付けた旨を応答する
(S730)。
【0316】この応答を受信したJavaアプレット1
33は、コピー元のファイル名及びパス名とコピー先の
パス名とを設定したコピー状況確認パケットを、プライ
マリコピーシステム1に対して送信する(S538)。
【0317】このコピー状況確認パケットを受信したプ
ライマリコピーシステム1の制御部112は、コピー進
捗状況(エラー又はプログレス情報)を、要求元のJa
vaアプレット133に対して返送する(S742)。
【0318】このコピー進捗状況を受信したJavaア
プレット133は、コピー進捗状況に従って、エラー表
示(S542),継続中表示(S540)又は終了表示
(S541)を行う。
【0319】・ドラッグされたファイル名のディレクト
リがプライマリコピーシステム1内であり且つドロップ
されたディレクトリがセカンダリコピーシステム1’内
であった場合 この場合、図53に示されるように、Javaアプレッ
ト133は、ドラッグされたファイル名及びそのパス名
をコピー元として設定するとともにドロップされたセカ
ンダリコピーシステム1’内のディレクトリに対応する
パス名をコピー先として設定したファイルダウンロード
要求パケットを、プライマリコピーシステム1に対して
送信する(S531)。
【0320】このファイルダウンロード要求パケットを
受信したプライマリコピーシステム1の制御部112
は、ファイルダウンロード要求パケット内においてコピ
ー元として指定されたパス名及びファイル名に対応する
画像ファイルをハードディスク13内から読み出して、
コピー先パス名の情報を付して、コピー先パス名に対応
するセカンダリコピーシステム1’に対して送信する
(S732)。
【0321】この送信ファイルを受信したセカンダリコ
ピーシステム1’の制御部112は、受信した画像ファ
イルを、ハードディスク13内において、コピー先とし
て指定されたパス名に対応するディレクトリへ書き込む
(S706)。
【0322】同時に、プライマリコピーシステム1の制
御部112は、要求元のJavaアプレット133に対
してコピーを受け付けた旨を応答する(S733)。
【0323】この応答を受信したJavaアプレット1
33は、コピー元のファイル名及びパス名とコピー先の
パス名とを設定したコピー状況確認パケットを、プライ
マリコピーシステム1に対して送信する(S538)。
【0324】このコピー状況確認パケットを受信したプ
ライマリコピーシステム1の制御部112は、コピー先
として指定されたパス名に対応するセカンダリコピーシ
ステム1’に対して、コピー状況確認パケットを送信す
る(S744)。
【0325】このコピー状況確認パケットを受信したセ
カンダリコピーシステム1’の制御部112は、コピー
進捗状況(エラー又はプログレス情報)を、要求元のプ
ライマリコピーシステム1に対して返送する(S74
7)。
【0326】このコピー進捗状況を受信したプライマリ
コピーシステム1の制御部112は、受信したセカンダ
リコピーシステム1’のコピー進捗状況及び自システム
内におけるコピー進捗状況に基づいてトータルのコピー
進捗状況(エラー又はプログレス情報)を決定し、この
コピー進捗状況を要求元のJavaアプレット133に
対して返送する(S746)。
【0327】このコピー進捗状況を受信したJavaア
プレット133は、コピー進捗状況に従って、エラー表
示(S542),継続中表示(S540)又は終了表示
(S541)を行う。
【0328】〔ファイル検索〕次に、ファイルリスト表
示又はサムネイル表示がなされている状態下、図示せぬ
検索ダイアログ中に検索対象ファイル名又はディレクト
リ名及び検索範囲が入力された場合における動作を、説
明する。
【0329】・入力された検索範囲がプライマリコピー
システム1内であった場合 この場合、図54に示されるように、Javaアプレッ
ト133は、入力されたプライマリコピーシステム1内
の検索範囲及び検索対象ファイル名又はディレクトリ名
を設定したファイル検索要求パケットを、プライマリコ
ピーシステム1に対して送信する(S544)。
【0330】このファイル検索要求パケットを受信した
プライマリコピーシステム1の制御部112は、ファイ
ル検索要求パケット内において指定された検索範囲内
で、指定された検索対象ファイル名を有するファイル又
は指定された検索対象ディレクトリ名を有するディレク
トリを検索する(S752)。そして、その検索結果を
Javaアプレット133へ応答する(S751)。
【0331】この検索結果を受信したJavaアプレッ
ト133は、受信した検索結果を表示する(S54
7)。
【0332】・入力された検索範囲がセカンダリコピー
システム1’内であった場合 この場合、図55に示されるように、Javaアプレッ
ト133は、入力されたセカンダリコピーシステム1’
内の検索範囲及び検索対象ファイル名又はディレクトリ
名を設定したファイル検索要求パケットを、プライマリ
コピーシステム1に対して送信する(S544)。
【0333】このファイル検索要求パケットを受信した
プライマリコピーシステム1の制御部112は、ファイ
ル検索要求パケットをセカンダリコピーシステム1’へ
転送する(S749)。
【0334】このファイル検索要求パケットを受信した
セカンダリコピーシステム1’の制御部112は、ファ
イルダ検索要求パケット内において指定された検索範囲
内で、指定された検索対象ファイル名を有するファイル
又は指定された検索対象ディレクトリ名を有するディレ
クトリを検索する(S752)。そして、その検索結果
を要求元のプライマリコピーシステム1へ応答する(S
751)。
【0335】この検索結果を受信したプライマリコピー
システム1の制御部112は、その検索結果をJava
アプレット133へ転送する(S751)。
【0336】この検索結果を受信したJavaアプレッ
ト133は、受信した検索結果を表示する(S54
7)。
【0337】〔ファイル削除〕次に、ファイルリスト表
示又はサムネイル表示がなされている状態下、何れかの
ファイル名又はサムネイルがクリックされた後に、メニ
ューバー83から「ファイル」の「削除」がクリックさ
れた場合,若しくは削除ボタン83dがクリックされた
場合における動作を、説明する。
【0338】・クリックされた削除対象ファイル又は削
除対象ディレクトリがプライマリコピーシステム1内で
あった場合 この場合、図56に示されるように、Javaアプレッ
ト133は、クリックされた削除対象ファイル名又は削
除対象ディレクトリ名及びそのパス名を設定したファイ
ル削除要求パケットを、プライマリコピーシステム1に
対して送信する(S550)。
【0339】このファイル削除要求パケットを受信した
プライマリコピーシステム1の制御部112は、ハード
ディスク13から、ファイルダ削除要求パケットによっ
て指定されたパス名及び削除対象ファイル名又は削除対
象ディレクトリ名に対応する削除対象ファイル又は削除
対象ディレクトリを削除する(S757)。そして、そ
の削除結果(パス名によって特定されるディレクトリが
使用可能な空きディスクスペース及び総ディスクスペー
スの情報を含む)を、Javaアプレット133へ応答
する(S756)。
【0340】この削除結果を受信したJavaアプレッ
ト133は、受信した削除結果中の空きディスク容量
を、ステータスバー84上に表示する(S554)。
【0341】・クリックされた削除対象ファイル又は削
除対象ディレクトリがセカンダリコピーシステム1’内
であった場合 この場合、図57に示されるように、Javaアプレッ
ト133は、クリックされた削除対象ファイル名又は削
除対象ディレクトリ名及びそのパス名を設定したファイ
ル削除要求パケットを、プライマリコピーシステム1に
対して送信する(S550)。
【0342】このファイル削除要求パケットを受信した
プライマリコピーシステム1の制御部112は、ファイ
ル削除要求パケットをセカンダリコピーシステム1’へ
転送する(S754)。
【0343】このファイル削除要求パケットを受信した
セカンダリコピーシステム1’の制御部112は、ハー
ドディスク13から、ファイルダ削除要求パケットによ
って指定されたパス名及び削除対象ファイル名又は削除
対象ディレクトリ名に対応する削除対象ファイル又は削
除対象ディレクトリを削除する(S757)。そして、
その削除結果(パス名によって特定されるディレクトリ
が使用可能な空きディスクスペース及び総ディスクスペ
ースの情報を含む)を、要求元のプライマリコピーシス
テム1へ応答する(S756)。
【0344】この削除結果を受信したプライマリコピー
システム1の制御部112は、その削除結果をJava
アプレット133へ転送する(S756)。
【0345】この削除結果を受信したJavaアプレッ
ト133は、受信した削除結果中の空きディスク容量
を、ステータスバー84上に表示する(S554)。
【0346】〔ファイルリネーム〕次に、ファイルリス
ト表示又はサムネイル表示がなされている状態下、何れ
かのファイル名又はサムネイルがクリックされた後に、
メニューバー83から「ファイル」の「削除」がクリッ
クされ,若しくは削除ボタン83dがクリックされ、更
に、新たなファイル名又はディレクトリ名が入力された
場合における動作を、説明する。
【0347】・クリックされたリネーム対象ファイル又
はリネーム対象ディレクトリがプライマリコピーシステ
ム1内であった場合 この場合、図58に示されるように、Javaアプレッ
ト133は、クリックされたリネーム対象ファイル名又
はリネーム対象ディレクトリ名,そのパス名及び新たな
ファイル名又はディレクトリ名を設定したファイルリネ
ーム要求パケットを、プライマリコピーシステム1に対
して送信する(S557)。
【0348】このファイルリネーム要求パケットを受信
したプライマリコピーシステム1の制御部112は、ハ
ードディスク13内において、ファイルリネーム要求パ
ケットによって指定されたパス名及びリネーム対象ファ
イル名又はリネーム対象ディレクトリ名に対応するファ
イル又はディレクトリの名称を、ファイルリネーム要求
パケットによって指定された新たな名称に変更する(S
762)。そして、そのリネーム結果を、Javaアプ
レット133へ応答する(S761)。
【0349】このリネーム結果を受信したJavaアプ
レット133は、受信したリネーム結果に応じて、リネ
ーム対象ファイル又はリネーム対象ディレクトリについ
て表示されている名称をリニューする(S561)。
【0350】・クリックされたリネーム対象ファイル又
はリネーム対象ディレクトリがセカンダリコピーシステ
ム1’内であった場合 この場合、図59に示されるように、Javaアプレッ
ト133は、クリックされたリネーム対象ファイル名又
はリネーム対象ディレクトリ名,そのパス名及び新たな
ファイル名又はディレクトリ名を設定したファイルリネ
ーム要求パケットを、プライマリコピーシステム1に対
して送信する(S557)。
【0351】このファイルリネーム要求パケットを受信
したプライマリコピーシステム1の制御部112は、フ
ァイルリネーム要求パケットをセカンダリコピーシステ
ム1’へ転送する(S759)。
【0352】このファイルリネーム要求パケットを受信
したセカンダリコピーシステム1’の制御部112は、
ハードディスク13内において、ファイルリネーム要求
パケットによって指定されたパス名及びリネーム対象フ
ァイル名又はリネーム対象ディレクトリ名に対応するフ
ァイル又はディレクトリの名称を、ファイルリネーム要
求パケットによって指定された新たな名称に変更する
(S762)。そして、そのリネーム結果を、要求元の
プライマリコピーシステム1へ応答する(S761)。
【0353】このリネーム結果を受信したプライマリコ
ピーシステム1の制御部112は、そのリネーム結果を
Javaアプレット133へ転送する(S761)。
【0354】このリネーム結果を受信したJavaアプ
レット133は、受信したリネーム結果に応じて、リネ
ーム対象ファイル又はリネーム対象ディレクトリについ
て表示されている名称をリニューする(S561)。
【0355】<実施形態による効果>以上説明したよう
に、本実施形態のネットワークコピーファイル管理シス
テムによると、オペレータがコピーサーバ10のタッチ
パネル18からスキャンモード選択ボタン53を押下し
て、キーボード23中のスタートキーを押下すると、ス
キャナ20のフラットベット又はADFにセットされて
いる原稿が読み取られるが、直ちにプリンタ21におい
て用紙上に印字されることなく、読み取って得られた画
像データが画像ファイル(JPEGファイル又はTIF
Fファイル)に格納されて、ハードディスク13内に保
存される。そのうえで、オペレータがJavaアプレッ
ト133のクラスファイルをこのコピーサーバ10から
ダウンロードして、Javaアプレット133を実行す
ることにより、このコピーサーバ10のハードディスク
13に格納されている各画像ファイルの管理情報(ファ
イル名,ファイルサイズ,タイムスタンプ,ファイル属
性,その画像ファイルに格納されている画像データの頁
数)や各画像ファイルに格納されている画像データの概
略画像(サムネイル)を、選択的に、クライアント端末
のディスプレイ40上に表示することができる。更に、
コピーサーバ10のハードディスク13内に格納されて
いる特定の画像ファイル自体をクライアント端末2にダ
ウンロードすることができる。よって、クライアント端
末2のオペレータは、その画像ファイル内に格納されて
いる画像データに基づく実際の画像を、クライアント端
末1のディスプレイ40上に表示して、その状態(濃
度,解像度,配置,色合い,等)を確認することができ
る。
【0356】
【発明の効果】以上のように構成された本発明による
と、原稿を読み取ることによってコピーシステムの画像
読取部が得た画像データを画像ファイルとしてコピーシ
ステム内のディスクに保存するとともに、コンピュータ
ネットワークを介してこのコピーシステムに接続された
端末からの要求に応じて、要求された範囲内の複数の画
像ファイルの管理情報を端末の表示部上に表示させるこ
とができる。このように表示された複数の管理情報のう
ち何れかの管理情報がオペレータによって特定される
と、特定された管理情報に対応する画像ファイルのダウ
ンロードがコピーシステムに要求されるので、要求され
た画像ファイルを端末にダウンロードすることができ
る。その結果、端末の画面上でその画像ファイル中の画
像データに基づく画像表示を行うことができるので、プ
リンタによる用紙への印字前に、その画像の状態を確認
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるネットワークファイ
ル管理システムの概略構成図。
【図2】図1に示すクライアント端末の回路構成を示す
ブロック図。
【図3】図1に示す各コピーシステムのコピーサーバ上
及びクライアント端末上で夫々実行されるタスクを示す
プログラム構成図。
【図4】オペレーションパネル部が実行する処理を示す
フローチャート。
【図5】マネジメント部が実行する処理を示すフローチ
ャート。
【図6】マネジメント部が実行する処理を示すフローチ
ャート。
【図7】スキャナ部が実行する処理を示すフローチャー
ト。
【図8】スキャナ部が実行する処理を示すフローチャー
ト。
【図9】HDD制御部が実行する処理を示すフローチャ
ート。
【図10】HDD制御部が実行する処理を示すフローチ
ャート。
【図11】HDD制御部が実行する処理を示すフローチ
ャート。
【図12】HDD制御部が実行する処理を示すフローチ
ャート。
【図13】HDD制御部が実行する処理を示すフローチ
ャート。
【図14】HDD制御部が実行する処理を示すフローチ
ャート。
【図15】HDD制御部が実行する処理を示すフローチ
ャート。
【図16】ウェッブブラウザが実行する処理を示すフロ
ーチャート。
【図17】Javaアプレットが実行する処理を示すフ
ローチャート。
【図18】Javaアプレットが実行する処理を示すフ
ローチャート。
【図19】Javaアプレットが実行する処理を示すフ
ローチャート。
【図20】Javaアプレットが実行する処理を示すフ
ローチャート。
【図21】Javaアプレットが実行する処理を示すフ
ローチャート。
【図22】Javaアプレットが実行する処理を示すフ
ローチャート。
【図23】Javaアプレットが実行する処理を示すフ
ローチャート。
【図24】Javaアプレットが実行する処理を示すフ
ローチャート。
【図25】Javaアプレットが実行する処理を示すフ
ローチャート。
【図26】ネットワーク受信部が実行する処理を示すフ
ローチャート。
【図27】各制御部が実行する処理を示すフローチャー
ト。
【図28】各制御部が実行する処理を示すフローチャー
ト。
【図29】各制御部が実行する処理を示すフローチャー
ト。
【図30】各制御部が実行する処理を示すフローチャー
ト。
【図31】各制御部が実行する処理を示すフローチャー
ト。
【図32】各制御部が実行する処理を示すフローチャー
ト。
【図33】各制御部が実行する処理を示すフローチャー
ト。
【図34】各制御部が実行する処理を示すフローチャー
ト。
【図35】LCD上に表示されるコピーモード基本操作
画面を示す図。
【図36】LCD上に表示されるスキャンモード基本操
作画面を示す図。
【図37】JPEGシングルページファイルのフォーマ
ット図。
【図38】JPEGマルチページファイルのフォーマッ
ト図。
【図39】シングルページTIFFファイルのフォーマ
ット図。
【図40】マルチページTIFFファイルのフォーマッ
ト図。
【図41】制御部管理テーブルの概念図。
【図42】Javaアプレットによって表示される初期
画面を示す図。
【図43】表示タイプの選択及び表示サムネイル数の設
定時におけるメニューバーを示す拡大図。
【図44】ファイルリスト表示を示す図。
【図45】サムネイル表示を示す図。
【図46】スキャンデータの格納時におけるメッセージ
送信を示すタイムチャート。
【図47】プライマリコピーシステム内のディレクトリ
に対するファイルリスト表示のためのメッセージ送信を
示すタイムチャート。
【図48】セカンダリコピーシステム内のディレクトリ
に対するファイルリスト表示のためのメッセージ送信を
示すタイムチャート。
【図49】プライマリコピーシステム内のディレクトリ
に対するサムネイル表示のためのメッセージ送信を示す
タイムチャート。
【図50】セカンダリコピーシステム内のディレクトリ
に対するサムネイル表示のためのメッセージ送信を示す
タイムチャート。
【図51】プライマリコピーシステムからの画像ファイ
ルのダウンロード時におけるメッセージ送信を示すタイ
ムチャート。
【図52】プライマリコピーシステム内での画像ファイ
ルのコピー時におけるメッセージ送信を示すタイムチャ
ート。
【図53】プライマリコピーシステムからセカンダリコ
ピーシステムへの画像ファイルのコピー時におけるメッ
セージ送信を示すタイムチャート。
【図54】プライマリコピーシステム内での検索時にお
けるメッセージ送信を示すタイムチャート。
【図55】セカンダリコピーシステム内での検索時にお
けるメッセージ送信を示すタイムチャート。
【図56】プライマリコピーシステム内での削除時にお
けるメッセージ送信を示すタイムチャート。
【図57】セカンダリコピーシステム内での削除時にお
けるメッセージ送信を示すタイムチャート。
【図58】プライマリコピーシステム内でのリネーム時
におけるメッセージ送信を示すタイムチャート。
【図59】セカンダリコピーシステム内でのリネーム時
におけるメッセージ送信を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 コピーシステム(プライマリコピーシステム) 1’ コピーシステム(セカンダリコピーシステム) 2 クライアント端末 10 コピーサーバ 11 RAM 13 ハードディスク 17 CPU 20 スキャナ 21 プリンタ 30 CPU 32 RAM 38 ハードディスク 112 制御部 113 HDD制御部 114 マネジメント部 115 スキャナ部 118 オペレーションパネル部 131 制御プログラム 132 ハイパーテキストデータ 133 Javaアプレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 17/30 170 G06F 17/30 170B (56)参考文献 特開 平11−103367(JP,A) 特開 平11−96194(JP,A) 特開 平11−120148(JP,A) 特開 平10−326288(JP,A) 特開 平11−74913(JP,A) 特開 平11−55448(JP,A) 特開2000−232551(JP,A) 特開2000−209260(JP,A) 特開2000−209375(JP,A) 特開 平11−53373(JP,A) 特開 平10−307831(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/21 G06F 12/00 - 12/00 549 G06F 13/00 351 - 357 G06F 17/30

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して互いに接続されたコ
    ピーシステムと端末とからなるネットワークコピーファ
    イル管理システムにおいて、 前記コピーシステムは、 原稿を読み取って画像データを得る画像読取部と、 この画像読取部によって得られた画像データを画像ファ
    イルのフォーマットに変換してディスクに保存する画像
    ファイル保存部と、 端末からの要求に応じて、要求された所定範囲の画像フ
    ァイルの管理情報を前記端末へ送信する管理情報応答部
    と、 端末からの要求に応じて、要求された画像ファイルを前
    記ディスクから読み出して前記端末へ送信する画像ファ
    イル送信部と 前記端末を構成するコンピュータに対して、所定範囲の
    画像ファイルの管理情報を前記管理情報応答部に要求さ
    せ、この要求に応じて前記管理情報応答部が送信した管
    理情報を表示させ、表示されている管理情報が示す画像
    ファイルのうちの何れかが前記端末のオペレータによっ
    て特定された場合には当該特定された画像ファイルを前
    記画像ファイル送信部へ要求させるプログラムを格納し
    たコンピュータ可読媒体と、 前記端末からの要求に応じて、前記コンピュータ可読媒
    体に格納されている前記プログラムを、前記端末へ送信
    するプログラム送信部とを を備えることを特徴とするネ
    ットワークコピーファイル管理システム。
  2. 【請求項2】前記画像ファイルはJPEGファイルであ
    り、前記画像ファイル保存部は、前記画像データをJP
    EG圧縮することによってJPEGデータを生成し、こ
    のJPEGデータを前記JPEGファイルに格納するこ
    とを特徴とする請求項1記載のネットワークコピーファ
    イル管理システム。
  3. 【請求項3】前記画像ファイル保存部は、前記画像デー
    タをJPEG圧縮することによって詳細画像用JPEG
    データを生成するとともに、前記画像データの解像度を
    落としてからJPEG圧縮することによって概略画像用
    JPEGデータを生成し、これら詳細画像用JPEGデ
    ータ及び前記概略画像用JPEGデータを結合して一つ
    のJPEGファイルに格納することを特徴とする請求項
    1記載のネットワークコピーファイル管理システム。
  4. 【請求項4】前記画像ファイル保存部は、原稿が複数頁
    からなる場合には、各頁についてそれぞれ生成された各
    詳細画像用JPEGデータ及び各概略画像用JPEGデ
    ータを結合して一つのJPEGファイルに格納すること
    を特徴とする請求項3記載のネットワークコピーファイ
    ル管理システム。
  5. 【請求項5】前記画像ファイルはTIFFファイルであ
    り、前記画像ファイル保存部は、前記画像データを前記
    TIFFファイルに格納することを特徴とする請求項1
    記載のネットワークコピーファイル管理システム。
  6. 【請求項6】前記画像ファイル保存部は、前記画像デー
    タの解像度を落としてからJPEG圧縮することによっ
    て概略画像用JPEGデータを生成し、前記画像データ
    及び前記概略画像用JPEGデータを結合して一つのT
    IFFファイルに格納することを特徴とする請求項5記
    載のネットワークコピーファイル管理システム。
  7. 【請求項7】前記画像ファイル保存部は、原稿が複数頁
    からなる場合には、各頁の画像データ及び各頁について
    それぞれ生成された各概略画像用JPEGデータを結合
    して一つのTIFFファイルに格納することを特徴とす
    る請求項6記載のネットワークコピーファイル管理シス
    テム。
  8. 【請求項8】前記管理情報応答部によって前記端末へ送
    信される前記画像ファイルの管理情報は、前記画像ファ
    イルのファイル名であることを特徴とする請求項1記載
    のネットワークコピーファイル管理システム。
  9. 【請求項9】前記ディスクには多数のディレクトリが定
    義されており、前記画像ファイルは何れかのディレクト
    リに格納されていることを特徴とする請求項1記載のネ
    ットワークコピーファイル管理システム。
  10. 【請求項10】前記所定範囲は前記ディレクトリの範囲
    であることを特徴とする請求項9記載のネットワークコ
    ピーファイル管理システム。
  11. 【請求項11】前記コピーシステムは、前記端末からの
    要求に応じて、要求された画像ファイルから前記概略画
    像用JPEGデータを抽出して、この前記概略画像用J
    PEGデータを概略画像用JPEGファイルに格納して
    前記端末へ送信する概略画像用JPEGファイル応答部
    を、更に備え、前記コンピュータ可読媒体に格納されたプログラムは、
    前記端末を構成するコンピュータに対して、所定範囲の
    画像ファイルに関する前記概略画像用JPEGファイル
    を前記コピーシステムに対して要求させ、この要求に応
    じて前記コピーシステムが送信して来た前記概略画像用
    JPEGファイル中の前記概略画像用JPEGデータに
    基づいて、概略画像を表示させる ことを特徴とする請求
    項3又は6記載のネットワークコピーファイル管理シス
    テム。
  12. 【請求項12】前記コピーシステムは、前記端末からの
    要求に応じて、要求された画像ファイルから要求された
    頁用の前記概略画像用JPEGデータを抽出して、この
    前記概略画像用JPEGデータを概略画像用JPEGフ
    ァイルに格納して前記端末へ送信する概略画像用JPE
    Gファイル応答部を、更に備え、前記コンピュータ可読媒体に格納されたプログラムは、
    前記端末を構成するコンピュータに対して、前記端末の
    オペレータによって特定された画像ファイルに関する何
    れかの頁用の前記概略画像用JPEGファイルを前記コ
    ピーシステムに対して要求させ、この要求に応じて前記
    コピーシステムが送信して来た前記概略画像用JPEG
    ファイル中の前記概略画像用JPEGデータに基づい
    て、概略画像を表示させる ことを特徴とする請求項4又
    は7記載のネットワークコピーファイル管理システム。
  13. 【請求項13】原稿を読み取るスキャナ及びこのスキャ
    ナによって読み出された画像データに基づいて印字を行
    うプリンタを有するとともに、ネットワークを介して端
    末と通信可能なコピーシステムであって、 前記スキャナが原稿を読み取ることによって得られた画
    像データを画像ファイルのフォーマットに変換してディ
    スクに保存する画像ファイル保存部と、 前記端末が前記ディスク内に格納されている所定範囲の
    画像ファイルの管理情報を要求して来た場合には、要求
    された所定範囲の画像ファイルの管理情報を前記端末へ
    送信する管理情報応答部と、 前記端末へ送信された管理情報のうちの何れかに対応す
    る画像ファイルを前記端末が要求して来た場合には、要
    求された画像ファイルを前記ディスクから読み出して前
    記端末へ送信する画像ファイル送信部と 前記端末を構成するコンピュータに対して、所定範囲の
    画像ファイルの管理情報を前記管理情報応答部に要求さ
    せ、この要求に応じて前記管理情報応答部が送信した管
    理情報を表示させ、表示されている管理情報が示す画像
    ファイルのうちの何れかが前記端末のオペレータによっ
    て特定された場合には、当該特定された画像ファイルを
    前記画像ファイル送信部へ要求させるプログラムを格納
    したコンピュータ可読媒体と、 前記端末からの要求に応じて、前記コンピュータ可読媒
    体に格納されている前記プログラムを、前記端末へ送信
    するプログラム送信部と を備えることを特徴とするコピ
    ーシステム。
  14. 【請求項14】原稿を読み取るスキャナ及びこのスキャ
    ナによって読み出された画像データに基づいて印字を行
    うプリンタに夫々接続されることによってコピーシステ
    ムを構成するとともに、ネットワークを介して端末と通
    信可能なコピーサーバであって、 前記スキャナが原稿を読み取ることによって得られた画
    像データを画像ファイルのフォーマットに変換してディ
    スクに保存する画像ファイル保存部と、 前記端末が前記ディスク内に格納されている所定範囲の
    画像ファイルの管理情報を要求して来た場合には、要求
    された所定範囲の画像ファイルの管理情報を前記端末へ
    送信する管理情報応答部と、 前記端末へ送信された管理情報のうちの何れかに対応す
    る画像ファイルを前記端末が要求して来た場合には、要
    求された画像ファイルを前記ディスクから読み出して前
    記端末へ送信する画像ファイル送信部と、前記端末を構成するコンピュータに対して、所定範囲の
    画像ファイルの管理情報を前記管理情報応答部に要求さ
    せ、この要求に応じて前記管理情報応答部が送信した管
    理情報を表示させ、表示されている管理情報が示す画像
    ファイルのうちの何れかが前記端末のオペレータによっ
    て特定された場合には当該特定された画像ファイルを前
    記画像ファイル送信部へ要求させるプログラムを格納し
    たコンピュータ可読媒体と、 前記端末からの要求に応じて、前記コンピュータ可読媒
    体に格納されている前記プログラムを、前記端末へ送信
    するプログラム送信部と を備えることを特徴とするコピ
    ーサーバ。
  15. 【請求項15】ネットワークを介して互いに接続された
    コピーシステムと端末とからなるネットワークコピーシ
    ステムにおいて、前記コピーシステムが原稿を読み取る
    ことによって得られた画像ファイルを管理するネットワ
    ークコピーファイル管理方法であって、前記端末がプログラムを前記コピーシステムに要求し、 要求されたプログラムを前記コピーシステムが前記端末
    に対して送信し、 所定範囲の画像ファイルの管理情報を、前記端末が前記
    プログラムに従って前記コピーシステムに対して要求
    し、 要求された所定範囲の画像ファイルの管理情報を、前記
    コピーシステムが前記端末に対して送信し、 送信された管理情報を前記端末が前記プログラムに従っ
    表示し、 表示された管理情報のうちオペレータによって特定され
    た管理情報に対応する画像ファイルを、前記端末が前記
    プログラムに従って前記コピーシステムに対して要求
    し、 要求された画像ファイルを、前記コピーシステムが前記
    端末に対して送信することを特徴とするネットワークコ
    ピーファイル管理方法。
  16. 【請求項16】原稿を読み取るスキャナ及びこのスキャ
    ナによって読み出された画像データに基づいて印字を行
    うプリンタに夫々接続されることによってコピーシステ
    ムを構成するとともに、ネットワークを介して端末と通
    信可能なコンピュータに対して、 前記スキャナが原稿を読み取ることによって得られた画
    像データを画像ファイルのフォーマットに変換してディ
    スクに保存させ、 前記端末が前記ディスク内に格納されている所定範囲の
    画像ファイルの管理情報を要求して来た場合には、要求
    された所定範囲の画像ファイルの管理情報を前記端末へ
    送信させ、 前記端末へ送信された管理情報のうちの何れかに対応す
    る画像ファイルを前記端末が要求して来た場合には、要
    求された画像ファイルを前記ディスクから読み出して前
    記端末へ送信させるとともに、 前記端末を構成するコンピュータに対して、所定範囲の
    画像ファイルの管理情報を前者のコンピュータに要求さ
    せ、この要求に応じて前者のコンピュータが送信した管
    理情報を表示させ、表示されている管理情報が示す画像
    ファイルのうちの何れかが前記端末のオペレータによっ
    て特定された場合には当該特定された画像ファイルを前
    者のコンピュータへ要求させるプログラムを、前記端末
    からの要求に応じて前記端末へ送信させる プログラムを
    格納したコンピュータ可読媒体。
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