JP3343697B2 - 合焦状態又は被写体距離検出装置 - Google Patents

合焦状態又は被写体距離検出装置

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JP3343697B2
JP3343697B2 JP24859293A JP24859293A JP3343697B2 JP 3343697 B2 JP3343697 B2 JP 3343697B2 JP 24859293 A JP24859293 A JP 24859293A JP 24859293 A JP24859293 A JP 24859293A JP 3343697 B2 JP3343697 B2 JP 3343697B2
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体からの光束を一
対の合焦状態又は被写体距離検出用の受光素子アレイに
より受光し、このとき、上記一対の合焦状態又は被写体
距離検出用の受光素子アレイから出力される2系統の画
像情報の像ずれ量を演算して合焦状態又は被写体距離を
検出する合焦状態又は被写体距離検出装置の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の形式の合焦状態又は被写体距離
検出装置においては、2つの受光素子アレイから得られ
るそれぞれの画像情報を相対的にシフトして最も相関性
の高いシフト量を検出し、その離散的なシフト量に基づ
いて補間演算を行い、この補間演算値により補間するこ
とにより連続的な像ずれ量を算出して合焦状態又は被写
体距離の検出を行うようにしている。
【0003】この場合、A/D変換誤差や自動合焦光学
系の収差、フレアー等に起因して像が崩れて2つの画像
情報内に誤差が生じることがあり、これが原因となって
推定される像ずれ量に誤差が生じることにもなる。その
ため、従来の合焦状態又は被写体距離検出装置では、種
々の方法を用いてより高い精度が得られるように工夫し
ている。
【0004】例えば特開昭62−205324号公報に
おいては、撮影光学系の透過光路内に、撮影光軸に対し
て対称的になるように2つの受光素子アレイを設け、撮
影光学系を透過した2つの対称的な光束を受けた2つの
受光素子アレイからの画像信号の相関値と被写体のコン
トラスト値とを用いて補間演算を行うことにより、2つ
の画像間の間隔に対する信頼性の高い補間値を得るよう
になし、これにより安定した精度下において合焦状態又
は被写体距離の検出を行うという技術が開示されてい
る。
【0005】一方、特開昭63−18312号公報に
は、上述の特開昭62−205324号公報の場合と同
様に、撮影光学系を透過して2つの受光素子アレイに結
像した2つの画像の相対変位(像ずれ)の全ての範囲に
亘ってコントラスト評価量を比較し、大なる方の合焦評
価量を像ずれ量の計算に用いることによって、より高い
精度の合焦状態又は被写体距離を検出するという技術が
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の合
焦状態又は被写体距離検出装置では、いずれも2つの画
像のコントラストを合焦演算のパラメータとして使用し
たり、あるいは、コントラスト値を評価結果を判断する
ときのパラメータとすることで演算精度を高めるという
方法を採用しているが、このような方法によって演算精
度を高めるのには限度があるので、他の方法による演算
精度の高精度化、ないし高精度の合焦状態又は被写体距
離を検出することが望まれていた。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、同一の被写体からの光束を一対の合焦状態又
は被写体距離検出用の受光素子アレイにより受光し、こ
の2つの受光素子アレイから出力される2系統の画像情
報の中で一致度の高い部分を優先的に演算することによ
り誤差の大きい部分を除いて、高精度の像ずれ量を算出
することのできる合焦状態又は被写体距離検出装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
合焦状態又は被写体距離検出装置は、上記の目的を達成
するために、被写体からの光束を、一対の合焦状態又は
被写体距離検出用の受光素子アレイにより受光し、この
受光時に、上記一対の合焦状態又は被写体距離検出用の
受光素子アレイから出力される2系統の画像情報の像ず
れ量を演算して合焦状態又は被写体距離を検出する合焦
状態又は被写体距離検出装置において、上記2系統の画
像情報の内、画像情報の一致度の高い部分の画像データ
を、一致度の高くない部分の画像データよりも大きく重
み付けをして上記2系統の画像情報の像ずれ量を演算す
ることによって、合焦状態又は被写体距離を検出するよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に係る合焦状態又は被写体
距離検出装置は、上記の目的を達成するために、上記2
系統の画像情報の内、画像情報の一致度の高い部分の画
像データのみで上記2系統の画像情報の像ずれ量を演算
することによって、合焦状態又は被写体距離を検出する
ように構成したことを特徴とするものである。
【0010】さらに、請求項3に係る合焦状態又は被写
体距離検出装置は、上記の目的を達成するために、請求
項1ないし請求項2に記載された合焦状態又は被写体距
離検出装置において、上記2系統の画像情報の一致度の
高さを画像再現性の確からしさを表す信頼性のパラメー
タとして、上記画像情報による合焦状態又は被写体距離
の検出が不可能であるか否かを判定するように構成した
ことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4に係る合焦状態又は被写体
距離検出装置は、上記の目的を達成するために、請求項
1ないし請求項3に記載された合焦状態又は被写体距離
検出装置において、上記2系統の画像情報の一致度の高
さを、それぞれの画像情報の各点毎にそれぞれの傾きを
比較することにより評価するようにに構成したことを特
徴とするものである。
【0012】
【作用】上記のように構成された合焦状態又は被写体距
離検出装置は、被写体からの光束を、合焦状態又は被写
体距離検出用の受光素子アレイにより受光し、この受光
時に、上記一対の合焦状態又は被写体距離検出用の受光
素子アレイから出力される2系統の画像情報の像ずれ量
を演算して合焦状態又は被写体距離を検出するに際し
て、上記2系統の画像情報の内、画像情報の一致度の高
い部分の画像データを、一致度の高くない他の部分の画
像データよりも大きく重み付けをして上記2系統の画像
情報の像ずれ量を演算するようにしている。
【0013】これによって、誤差の大きい部分を除い
て、高精度の像ずれ量を算出することのできる合焦状態
又は被写体距離を検出するようにしたものである。ま
た、重み付けの掛け方としては、上記2系統の画像情報
の内、画像情報の一致度の高い部分の画像データのみで
上記2系統の画像情報の像ずれ量を演算するようにして
もよい。
【0014】また、上記2系統の画像情報の一致度の高
さを画像再現性の確からしさを表す信頼性のパラメータ
として求め、このパラメータに基づいて上記画像情報に
よる合焦状態又は被写体距離の検出が不可能であるか否
かを判定するようにしている。
【0015】さらに、重み付けの掛け方としては、より
具体的には、上記2系統の画像情報の一致度の高さを、
それぞれの画像情報の各点毎にそれぞれの傾きを比較す
ることにより評価するようにしている。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る合焦状態又は被写体距離
検出装置を、図面を用いて詳細に説明する。
【0017】図1に示す全体構成図のように被写体1の
方向を向いた撮影レンズ2の後方の焦点面の後方に一対
の測距レンズ3,4が配設されている。この測距レンズ
3,4は、再結像レンズとも称されるもので、その設置
個所としては、前述した2つの公開公報のように撮影光
学系の透過光路内に設置される場合と、撮影光学系の光
路外に設置される場合とが考えられるが、本発明ではい
ずれの場合にも適用することができる。
【0018】従って、一対の測距レンズ3,4が撮影光
学系の透過光路内に設置される本実施例の場合には、撮
影光軸が被写体方向を指向する基準線Oとなり、一対の
測距レンズ3,4が撮影光学系の光路外に設置されるケ
ースでは、撮影光軸又は撮影光軸と平行な線が基準線O
となる。
【0019】5及び6は一対の測距レンズ3,4の焦点
面にそれぞれ配設された一対の合焦状態又は被写体距離
検出用の受光素子アレイで、5は右側の測距レンズ3の
焦点面に配設された右側の受光素子アレイであり、例え
ばCCDから成る複数個の受光素子R1 〜Rn(図2参
照)を右側の測距レンズ3の光軸と直交する面内に整列
させたラインセンサとして構成されている。
【0020】6は左側の測距レンズ4の焦点面に配設さ
れた左側の受光素子アレイであり、例えばCCDから成
る複数個の受光素子L〜Ln(図2参照)を左側の測
距レンズ4の光軸と直交する面内(右側の受光素子アレ
イ5と同方向)に整列させたラインセンサとして構成さ
れている。なお、測距レンズ3と測距レンズ4のそれぞ
れの光軸は、互いに平行しており、かつ上述の基準線O
(撮影レンズ2の光軸)に対しても平行しているもので
ある。
【0021】従って、被写体1からの光束が一対の測距
レンズ3,4に入射すると、右側の測距レンズ3に入射
した測距用光束は、右側の受光素子アレイ5上に結像
し、また、左側の測距レンズ4に入射した測距用光束
は、左側の受光素子アレイ6上に結像して、それぞれ基
準線Oに対して対称的な2つの光学像を作ることにな
り、受光素子R1 〜Rn及び受光素子L1 〜Lnのそれぞ
れの光電変換出力は、図2に示すように被写体距離に応
じて位相が異なる波形となる。
【0022】なお、厳密には、この波形は、連続波では
なく受光素子R1〜Rnと受光素子L1〜Lnのそれぞれの
個数に対応した階段状の波形となる。 そして、図3に
示すように、被写体1′が有限の被写体距離Lに位置す
る場合には、光学的像ずれ量△dが(1/被写体距離
L)に比例したものとなり、別の見方をすれば、基線長
をBとし結像距離をfとすれば、光学的像ずれ量△d
は、 △d=B・f/L となる。
【0023】従って、受光素子アレイ5,6のそれぞれ
に結像される2つの光学像は、それぞれの光軸からそれ
ぞれの外方に向って等量(△d/2)だけずれた位置に
結像することになる。
【0024】図1に戻り、受光素子アレイ5及び6のそ
れぞれには、CCD制御部7及び8が接続され、受光素
子R1〜Rn及び受光素子L〜Lnが制御され、CCD
制御部7及び8のそれぞれの出力が、それぞれの受光素
子アレイ5及び6のそれぞれに結像される光学像に対応
したものとなり、図2に符号5′及び6′に示すような
右側の画像情報5′及び左側の画像情報6′が出力され
ることになる。
【0025】このように、本実施例では、一対の測距レ
ンズ3,4と一対の受光素子アレイ5,6をもって上述
の公開公報に開示されたような再結像光学系と同様のも
のが構成されていることになる。
【0026】さて、本発明の合焦状態又は被写体距離検
出装置は、一般的な相関法シフト演算方法を用いて右側
の画像情報5′と左側画像情報6′を電気的に処理し
て、右側の画像情報5′の一部又は全体と左側画像情報
6′の一部又は全体を、図4に示すように図上で左右方
向に相対的にシフト(Nは相対シフト量)し、シフトさ
れた両方の画像情報5′,6′の一致度Qを表すデータ
をプロットして評価関数H(N)を導き出し、図5に示す
ように、このときの離散的データ[o,H(o) ]・・
[k,H(k) ],[k+1,H(k+1) ]等から補間的に
極小値xを推定する。
【0027】そして、図6に示すように、画像情報
5′,6′の全体領域又は一部の画像情報領域の中で2
つの画像情報5′,6′間の一致度の高い部分QH と低
い部分QL とに分け、一致度の高い部分QH ほど大きい
(高い)重み付けで測距演算するようになっている。
【0028】例えば、一般的な構成例としては、次式、 △T={Σ(QI ・△tI )}/{ΣQI } のように演算すれば良い。
【0029】ただし、△Tは、2つの画像情報5′,
6′の全体の電気処理上の像ずれ量であり、,△tI
は、2つの画像情報5′,6′の中における或る部分毎
の電気処理上の像ずれ量であり、QI は、2つの画像情
報5′,6′におけるある部分毎の一致度である。
【0030】この演算式により求められるある部分毎の
一致度QI をパラメータとして加重平均し、一致度の高
い部分の画像情報から求められる像ずれ量△tI ほど大
きい重み付けで演算するように構成されている。
【0031】このことは、2つの画像情報5′,6′に
何等かのノイズが加わったときに、ノイズが加わった部
分における2つの画像情報5′,6′間の一致度が低く
なり、その部分の画像情報が相対的に小さい(低い)重
みで演算されることを意味する。 従って、このような
演算方法を採用すると、2つの画像情報5′,6′間の
一致度の高い部分では、大きい重み付けで演算される
が、一致度の低い部分では、一致度の低さに応じて小さ
い重みで演算されることになり、2つの画像情報5′,
6′の全体の電気処理上の像ずれ量△Tのデータとして
の信頼性が高まることになる。
【0032】一方、ある部分毎の一致度QI についてで
あるが、2つの画像情報5′、6′を図6に示すように
相対的にシフトしてそのときの2つの画像情報5′,
6′の一致度の高い点N=kを通常の相関法を用いて離
散的に求め、このときの2つの画像情報5′,6′を重
ね合せたときの図を図7としたとき、(L1 ,L2 )と
(R1,R2)、(L2 ,L3)と(R2・R3)………の
ように画像データの一致を2点づつ比べるとすると、2
つの画像データの傾きが同一(例えば、L1,L2//
1,R2)なほど一致度が高いので、一致度Qは、Q=
CL /CH となる。
【0033】ただし、傾きCL は、(L2〜L) と
(R2〜R)又はL3〜L2とR3〜R2で傾きの小さい
方であり、傾きCH は、傾きの大きい方である。
【0034】この式において、2つの画像データが一致
しているとき(2つの画像データが重なっているとき)
にはCL=CH となってQ=1となる。また、一致度が
低いほどQは0に近くなり、CL とCH の符号が逆のと
きをQ=0と仮定すると、Qは0から1の間の一致を表
すパラメータとなる。
【0035】一方、L1 ,L2上にR1を重ねるには、図
7に示すように△tIだけずらせばL1 ,L2上に重な
るので、△t=△L/Cであるので、 △tI=(R−L1)/(L2−L1)となる。
【0036】そして、この△tI、QI等を使用して、
2つの画像情報の1点毎に前述した △T={Σ(QI−△tI)}/{ΣQI} の演算を行えば、一致度の高い点の情報に重み付けをし
た測距演算を行うことができる。
【0037】以上の概念的な説明における各種演算の具
体的な構成は、図1に示すように整数部シフト演算回路
9,小数部演算回路10,重み付け演算回路11,ずれ
量演算回路12,合焦駆動量演算回路13との5種類の
演算回路で構成されている。
【0038】また、この合焦駆動量演算回路13の出力
段には、合焦駆動制御回路14が接続され、この出力で
撮影レンズ2を構成するフォーカス駆動レンズを駆動さ
せて合焦状態に駆動するように構成されている。
【0039】次に、この具体的な演算の手順について図
8ないし図15に示すフローチャートを用いて説明す
る。
【0040】先ず、整数部シフト演算回路9の動作は、
図8に示すステップ#1(以下、「ステップ#」を略称
して「#」と略記載する)で、極小値(図5における符
号x)を求めるために、アドレスが8ビットの0〜24
で構成される第1極小x座標P1 と第2極小x座標
P2 のそれぞれのアドレスが0にセットされ、16
ビットの0〜6120で構成される第1極小値P1
と第2極小値P2 が最大値の6120にセットされ
る。
【0041】この第1極小値P1 は、一番小さい極
小値であり、第2極小値P2 は、2番目に小さい極
小値であり、これらのそれぞれの座標が第1極小x座標
P1と第2極小x座標P2 となっている。
【0042】次の#2では、16ビットの0〜6120
で構成される評価最小の極小値FMが0にセットされ、
8ビットの0〜24で構成される評価最小シフト値NM
が最小の0にセットされ、16ビットの0(ダウン),
1(アップ)で構成されるアップダウンベクトルVeが
1にセットされる。
【0043】このアップダウンベクトルVe は、値が増
大する方向の場合にはアップベクトルを意味する“1”
に対応され、値が減少する方向の場合にはダウンベクト
ルを意味する“0”に対応されている。さらに、#2で
は8ビットの0〜24で構成されるシフト量Nが最大の
24にセットされる。
【0044】次の#3では、16ビットの0〜6120
で構成される評価結果Fが最小の0にセットされ、8ビ
ットの0〜24で構成されるカウントレジスタCのカウ
ント数が最大の24にセットされる。次の#4では、左
側の受光素子L1〜Ln(図2参照)のアドレスを示す8
ビットの0〜36で構成されるアドレスLN がシフト量
Nの1/2にセットされる。
【0045】次の#5では、受光素子右側のR1〜R
n(図2参照)のアドレスを示す8ビットの0〜36で
構成されるアドレスRNが12+LN−Nにセットさ
れ、次の#6に移行してF=F+|L(LN)−R(L
N )|が求められ、次の#7に移行する。
【0046】#7では、受光素子L1 〜Ln のアドレス
LN と受光素子R 〜RのアドレスRNが1カウン
ト進められ、カウントレジスタCが−1カウント進めら
れ(1カウント戻され)る。
【0047】次の#8では、カウントレジスタCがC≦
0となったか否かが判定され、NOの場合には、#6に
戻されて#6,#7が再度実行され、YESの場合に
は、次の#9に移行する。
【0048】この#9は、評価結果Fと評価最小FM を
比較するものでF≦FM でNOの場合には、#10に移
行する。この#10は、アップダウンベクトルVe が
“0”であるか否かを判定するもので、NO(“1”)
の場合、アップの場合には、後段の#17に移行して、
評価最小FM を評価結果Fにすると共に、評価最小シフ
ト値NMをシフト量Nにする。
【0049】一方、#10がYESの場合、即ち、アッ
プダウンベクトルVe が“0”であるダウンの場合には
#11に移行してアップダウンベクトルVe が“1”に
変更され、次の#12で第2極小値P2 と評価最小
FM の関係がP2 ≧FM であるか否かが判定され
る。
【0050】#12がYESの場合には、次の#13に
移行して第2極小値P2 が評価最小FM にされると
共に、第2極小値x座標P2 が評価最小シフト値N
Mにされて次の#14に移行する。
【0051】この#14は、第1極小値P1 と第2
極小値P2 の関係がP1 ≧P2 であるか否か
を判定するもので、NOの場合には、先程の#17に移
行し、YESの場合には、次の#15に移行して第1極
小値P1 と第2極小値P2 のそれぞれの値のうち
一番小さい値と2番目に小さい値が保存される。
【0052】そして、次の#16では、これらの一番小
さい値と2番目に小さい値のそれぞれに対応するx座標
が第1極小x座標P1 と第2極小値座標P2 とし
て保存される。
【0053】さて、先程の#12でNOの場合、即ち、
第2極小値P2 と評価最小FMを比べて評価最小FM
が大である場合には#17に移行することになり、評価
最小FM が評価結果Fにされると共に、評価最小シフト
値NMがシフト量Nにされることになる。
【0054】また、上述の#9がYESの場合、即ち、
評価結果Fが評価最小FM より小の場合には、#18に
移行してアップダウンベクトルVe が“0”、即ち、ダ
ウンにされて#17に移行することになる。
【0055】このようにして#1〜#18が実行される
と、図面作成上で生じる中断点を介して図9に示す#
19に移行する。この#19では、シフト量Nを−1進
め、言い換えれば上述の#2(図8参照)で24にセッ
トされているアドレスを23にし、次の#20に移行す
る。
【0056】#20では、シフト量Nが負であるか否か
を判定するもので、NOの場合には中断点を介して上
述の図2に示す#3に戻され、#3以降が再度実行され
る。
【0057】また、#20がYESの場合には次の#2
1に移行して第1極小x座標P1が0であるか否かが
判定され、YESの場合には、次の#22に移行して測
距不能フラグDEFを“1”にセットし、次の#23に
移行される。この#23は、#17で評価最小シフト値
NMにセットされていたシフト量Nが12から第1極小
x座標P1 の値(整数値)だけ歩進されて次の#2
4に移行する。
【0058】また、上述の#21でNOの場合には#2
5で第1極小値座標P1 の値が24であるか否かが
判定され、YESの場合には#22に移行し、NOの場
合には#26に移行して第2極小値P2 の値から第
1極小値P1 の値が差し引かれて、次の#27に移
行してその値が32を越えているか否かが判定されYE
Sの場合には、次の#28で測距不能フラグDEFが
“0”とされた後に#23に戻される。
【0059】なお、この測距不能フラグDEFは、測距
演算を行う際に演算が正常に行えない場合、又は正常な
演算結果を得ることが期待出来ない可能性が高い場合に
“1”として出力され、確実に測距演算を行うことがで
きる場合に“0”として出力される。
【0060】即ち、検出された一番小さい極小値のアド
レスが24や0等の端点のときの異常値の場合、又は第
1極小値P1 と第2極小値P2 の差が余り無い場
合に“1”とされる。一方、#27がNO、即ち第2極
小値P2 の値が32を下回っている場合には#22
に戻され測距不能フラグDEFが“1”とされる。
【0061】そして、上述の#24は、#23でセット
されたシフト量Nが正又は0であるか否かを判定するも
ので、YESの場合には次の#29に移行して受光素子
〜R のアドレスRN が上述の#23でセットさ
れた値にされ、これと同時に受光素子R 〜R のエ
ンドアドレスRE が歩進されて34にされ、次の#30
に移行する。
【0062】この#30は、受光素子L1 〜Ln のアド
レスLN を0にしエンドアドレスLE を#29でセット
された34から受光素子R〜RのアドレスRN だ
け差し引いたものとする。
【0063】上述の#24がNOの場合には#31に移
行してシフト量Nが、#23でセットされたシフト量N
の絶対値に変更され、次の#32で受光素子L1 〜Ln
のアドレスLN が、#31でセットされた値に変更され
ると共に、受光素子L1 〜Ln のエンドアドレスLE が
歩進されて34にされ、次の#33に移行する。
【0064】この#33は、受光素子R 〜R のア
ドレスRN を0にし、エンドアドレスRE をセットさ
れた34から受光素子L1 〜Ln のアドレスLN だけ差
し引いたものにする。
【0065】この様な#24,#29〜#33の動作を
要約して説明すれば、後述する小数部演算に先立ち整数
部とシフト演算で計算した最小極小値で左右の受光素子
1〜Ln ,受光素子R 〜R のデータを重ね合わ
せるためにL側のオフセット値として(LN )をセット
し、R側のオフセット値として(RN )をセットし、
終了値として(RE ,LE )をセットする。
【0066】即ち、最初のアドレスであるR(RN)と
L(LN)の比較,次のアドレスのR(RN+1)とL
(LN+1)の比較,…………以下同様に最終アドレス
であるR(RE )とL(LE )の比較を行い、後述する
小数部を演算するための処理である。以上の#1から#
33までの動作は、繰り返し実行されることによって整
数部シフト演算回数9(図1参照)の動作が完了して、
図面作成上の中断点を介して図10に示す#41から
順次に実行されることになる。
【0067】#41は、8ビットの0〜255で構成さ
れる最大コントラストCMAX を最小の0にし、24ビッ
トの0〜(±255×225×35)で構成されるプラ
ス補間値AFP とマイナス補間値AFM のそれぞれを最
小の0にし、24ビットの0〜(±255×255×3
5)で構成されるプラス重みQCP とマイナス重みQC
M のそれぞれを最小の0にするものであり、このような
初期セットがされて次の#42に移行される。
【0068】この#42は、L(LN )<R(RN)<
L(LN +1)を判定するものでYESの場合には、次
段の#44に移行される。
【0069】一方、#42でNOの場合には#43に移
行する。この#43は、L(LN )>R(RN+1)>
L(LN +1)を判定するもので、YESの場合には、
#44に移行し、NOの場合には#45の後段(#4
6)に移行することになる。
【0070】そして、この#44は、受光素子L1 〜L
n ,受光素子R 〜R の各差分を8ビットの±25
5で構成される差分出力DをR(RN )−L(LN )
として求め、8ビットの±255で構成される第1コン
トラスト値C をL(LN+1)−L(LN )として求
め、同じく8ビットの±255でもって構成される第2
コントラスト値CをR(RN+1)−R(RN)とし
て求めるものである。
【0071】この#44で差分出力D,第1コントラス
ト値C ,第2コントラスト値Cの3つの値が得ら
れた後に#45に移行し補間演算が行われることにな
る。次に、この補間演算の詳細を、図13ないし図15
を用いて説明する。
【0072】第1コントラスト値Cの値は、「0,
正,負」の3通りの場合があり、この判定を図13に示
す#62で行う。この#62でC=0と判定された場
合には、コントラストが無いため、この部分の小数部演
算が不可能(整数部演算は可能)であるので、#68に
移行してリターンとされてこの部分での補間演算はせず
#46に進む。
【0073】一方、第1コントラスト値C1 の値が#6
2でC1 >0と判定された場合には、#63に移行して
第2コントラスト値C2がC2 0であるか否かが判定
されNOの場合には、第1コントラスト値C1 と第2コ
ントラスト値C2 のそれぞれの符号が逆であるために、
この部分の補間演算が不可能(整数部演算は可能)であ
るので#68に移行してリターンとされてこの部分での
補間演算はせず#46に進む。
【0074】また、#63でYESの場合には、第1コ
ントラスト値Cと第2コントラスト値C のそれぞ
れの符号が同じであるために補間演算が可能であるので
次段の#64に移行して第1コントラスト値Cと第2
コントラスト値Cの比較がC≧Cなるか否かが判
定され、YESの場合には#65に移行してプラス補間
値AFP が(AFP +D・C )とされ、次の#66
でプラス重みQCP が(QCP +C・C)とされて
保存され、#67に移行する。
【0075】一方、第1コントラスト値Cと第2コン
トラスト値Cの比較をC≧Cとして判定する#6
4でNOの場合には、#70ないし#77が実行され
る。
【0076】その詳細は、図14に示すように、先ず#
70で主補正量t が t =C ・C /C として計算され、次の#71で副補正量Tが t =X・D/C として計算される。このXは、#70で行われる割り算
の余り値である。
【0077】そして、#70で行われた主補正量演算と
#71で行われた副補正量演算の結果が、T
・D+T として求められ、次の#73でプラス
補間値AFP が(AFP +T)とされ、次の#
74に移行する。次の#75は、副補正量t が、t
=X・C/Cとして計算される。このXは、#
74で行われる割り算の余り値である。
【0078】そして、次の#76では、#74で行われ
た主補正量演算と#75で行われた副補正量演算の結果
が、T=t・C+tとして求められ、次
の#77でプラス重みQCP が(QCP +T
とされ、図13の#67に戻る。
【0079】さて、図13において、第1コントラスト
値C1 の値が#62でC1<0と判定された場合には、
#78に移行して第2コントラスト値C2 がC2
あるか否かが判定され、NOの場合には第1コントラス
ト値C1 と第2コントラスト値C2 のそれぞれの符号が
逆であるために、この部分の補間演算が不可能(ただ
し、整数部演算は可能)であるので#68に移行してリ
ターンとされてこの部分での補間演算はせず#46に進
む。
【0080】また、#78でYESの場合には、第1コ
ントラスト値C と第2コントラスト値C のそれぞ
れの符号が同じであるために小数部演算が可能である。
そこで次段の#79に移行して第1コントラスト値C
と第2コントラスト値C の比較がC ≦C とし
て判定され、YESの場合には#80に移行してマイナ
ス補間値AFM が(AFM +D・C )とされ、次の
#81でマイナス重みQCM が(QCM +C ・C
)とされて保存され、#67に移行する。
【0081】一方、第1コントラスト値C と第2コ
ントラスト値C の比較をC ≦C として判定す
る#79でNOの場合には、#82ないし#89が実行
される。その詳細は、図15に示すように、先ず#82
で主補正量t がt =C・C /C として計
算され、次の#83で副補正量t がt =X・D/
として計算される。このXは、#82で行われる
割り算の余り値である。
【0082】そして、#82で行われた主補正量演算と
#83で行われた副補正量演算の結果が、T10 =t
1 ・D+ 0 として求められ、次の#85でマイナス補
間値AFM が(AFM +T10 )とされ、次の#86
に移行する。#86は、上述の#82と同様の演算を行
なうもので、次の#87は、副補正量t0 がt0 =X・
1 /C2 として計算される。このXは、#86で行わ
れる割り算の余り値である。
【0083】そして、次の#88は、#86で行われた
主補正量演算と#87で行われた副補正量演算の結果
が、T =t ・C +t として求めら
れ、次の#89でマイナス重みQCM が(QCM +T
)とされ、図13の#67に戻る。
【0084】この#67は、最大コントラストCMAX
第1コントラスト値C との間にCMAX ≧|C |が
成立するか否かを判定するもので、YESの場合には#
68に移行してリターンとされる。また、#67でNO
の場合には、最大コントラストCMAX の値が第1コント
ラスト値C の値に書き替えられた後に、#68に移
行してリターンとされる。
【0085】上述の#71,#75(図14参照),#
83,#87(図15参照)における演算は、上述の#
70,#74(図14参照),#82,#86(図15
参照)における除算演算結果の「余り値」をさらに細か
く加味して正確な補間値を求めるためのものである。
【0086】以上で、図10に示す#45の補間演算が
図13ないし図15を用いて説明されたことになり図1
0に戻ることにする。#45が完了した後に順次に移行
する3つのステップ群、即ち、#46〜#49,#50
〜#53,#54〜#57について説明する。先ず、#
46〜#49のステップ群を図11を用いて説明する。
この#46は、L(LN )<R(RN +1)<L(LN
+1)を判定するものでYESの場合には次段の#4
8に移行される。
【0087】一方、#46でNOの場合には#47に移
行する。この#47は、L(LN )>R(RN +1)
>L(LN +1)を判定するもので、YESの場合には
#48に移行し、NOの場合には#49の後段(#5
0)に移行することになる。
【0088】この#48は、受光素子L1 〜Ln ,受光
素子R 〜R の各差分を8ビットの±255で構成
される差分出力DをR(RN +1)−L(LN +1)
として求め、第1コントラスト値C をL(LN +
1)−L(LN )として求め、第2コントラスト値C
をR(RN +1)−R(RN )として求めるもので
ある。
【0089】この#48で差分出力D,第1コントラス
ト値C ,第2コントラスト値C の3つの値が得ら
れた後に#49に移行し#49として補間演算が行なわ
れる。この#49は、上述の#45の補間演算(図13
ないし図15を用いて説明済み)と同様のものである。
#49の次段の#50は、R(RN )<L(LN )<
R(RN +1)を判定するもので、YESの場合には
次段の#52に移行される。
【0090】一方、#50でNOの場合には#51に移
行する。この#51は、R(RN)>L(LN )>R
(RN +1)を判定するものでYESの場合には#5
2に移行し、NOの場合には#53の後段(#54)に
移行することになる。
【0091】この#52は、受光素子L1 〜Ln ,受光
素子R 〜R のそれぞれの差分出力DをR(RN
)−L(LN )として求め、第1コントラスト値C
をR(RN +1)−R(RN )として求め、第2コン
トラスト値C をL(LN +1)−L(LN )として
求めるものである。
【0092】この#52で差分出力D,第1コントラス
ト値C ,第2コントラスト値C の3つの値が得ら
れた後に#53に移行し#53として補間演算が行なわ
れる。この#53は、上述の#45の補間演算(図13
ないし図15を用いて説明済み)と同様のものである。
【0093】#53で補間演算が行なわれた後に、中断
点を介して図12に示す#54に移行する。この#5
4は、R(RN )<L(LN )<R(RN +1)を判
定するものでYESの場合には次段の#56に移行され
る。
【0094】一方、#54でNOの場合には#55に移
行する。この#55は、R(RN)>L(LN )>R
(RN+1)を判定するもので、YESの場合には#5
6に移行し、NOの場合には#57の後段(#58。図
10)に移行することになる。
【0095】この#58は、受光素子L1 〜Ln ,受光
素子R 〜R のそれぞれのアドレスRN ,LN を
1カウントだけ歩進するもので、次の#59で受光素子
〜R のそれぞれの現在のアドレスRN がエンド
アドレスRE に達したか否かが判定され、NOの場合に
は#42から#58までが再度に亘って実行される。
【0096】そして、#59がYESの場合、言い換え
れば現在のアドレスRN からエンドアドレスRE 迄に
所定のステップが実行された場合に#60に移行する。
この#60は、受光素子L1 〜Ln のそれぞれの現在の
アドレスLN がエンドアドレスLE に達したか否かが判
定され、NOの場合には#42から#58までが再度に
亘って実行される。そして、#60がYESの場合、言
い換えれば現在のアドレスLN からエンドアドレスRE
迄に所定のステップが実行された場合に#61に移行さ
れることになる。
【0097】この#61は、最終的な補間値AFと最終
的な重みQCを求めるものであり、補間値AFは、プラ
ス補間値AFP とマイナス補間値AFM を加え合わせた
ものを、重みQCとしてプラス重みQCP とマイナス重
みQCM を加え合わせたもので割ったものである。この
ようにして求められた最終的な補間値AFと重みQCの
それぞれのデータは、合焦駆動制御回路14に供給さ
れ、撮影レンズ2のフォーカスレンズが合焦駆動される
ことになる。
【0098】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
係る合焦状態又は被写体距離検出装置においては、2系
統の画像情報の内、画像情報の一致度の高い部分の画像
データを、一致度の高くない部分の画像データよりも大
きく重み付けをして上記2系統の画像情報の像ずれ量を
演算することによって、合焦状態又は被写体距離を検出
するようにしているので、誤差成分の多い部分のデータ
を実質的に除外した状態で各種の演算結果を得ることが
できるので、高精度に合焦させることができる。
【0099】また、本発明の請求項2に係る合焦状態又
は被写体距離検出装置においては、2系統の画像情報の
内、画像情報の一致度の高い部分の画像データのみで像
ずれ量を演算することによって、合焦状態又は被写体距
離を検出するようにしているので、誤差成分の多い部分
のデータを除外した状態で各種の演算を行なうことがで
きるので、高精度に合焦させることができると共に、演
算を少ないステップとすることができるので構成の簡略
化を図ることができる。
【0100】さらに、本発明の請求項3に係る合焦状態
又は被写体距離検出装置においては、2系統の画像情報
の一致度の高さを画像再現性の確からしさを表す信頼性
のパラメータとして、上記画像情報による合焦状態又は
被写体距離の検出が不可能であるか否かを判定するよう
にしているので、正確な信頼性判断ができ、測距可能か
否かを適格に判断できる。
【0101】また、本発明の請求項4に係る合焦状態又
は被写体距離検出装置においては、2系統の画像情報の
一致度の高さを、それぞれの画像情報の各点毎にそれぞ
れの傾きを比較することにより評価するようにしたの
で、画像データの全域に亘ってよりきめ細かな測距演算
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合焦状態又は被写体距離検出装置の一
実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1中に示される一対の受光素子アレイの構成
とその出力波形を関連させて示す模式構成図である。
【図3】図1中に示される一対の測距レンズの構成とそ
の配置関係を示す模式構成図である。
【図4】図1中に示される一対の受光素子アレイからそ
れぞれ光電出力される左側画像情報及び右側画像情報の
位相関係を示す画像情報出力図である。
【図5】本発明の合焦状態又は被写体距離検出装置の一
実施例の一致度の変化を評価関数として示す波形図であ
る。
【図6】図1中に示される一対の受光素子アレイの出力
波形と一致度の相関を示す波形図である。
【図7】図1中に示される一対の受光素子アレイのアド
レス単位の出力波形の相関を示す波形図である。
【図8】図1中に示される演算回路部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図8中に示されるフローチャートに続く処理ス
テップのフローチャートである。
【図10】図9中に示されるフローチャートフローチャ
ートに続く処理ステップのフローチャートである。
【図11】図10中に示されるフローチャート中のステ
ップ#46〜#53の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図12】図11に示されるフローチャート中のステッ
プ#54〜#57の詳細を示すフローチャートである。
【図13】図10中に示される補間演算の詳細動作であ
るサブルーチンを示すフローチャートである。
【図14】図13中に示される動作の一部の詳細を示す
フローチャートである。
【図15】図13中に示される動作の一部の詳細を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 被写体 2 撮影レンズ 3,4 測距レンズ 5,6 受光素子アレイ 5′,6′画像情報 7,8 CCD制御部 9 整数部シフト演算回路 10 小数部演算回路 11 重み付け演算回路 12 ずれ量演算回路 13 合焦駆動量演算回路 14 合焦駆動制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−17412(JP,A) 特開 昭55−155311(JP,A) 特開 平4−235512(JP,A) 特開 昭60−17414(JP,A) 特開 昭57−158817(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 - 7/40 G03B 13/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光束を、一対の合焦状態又
    は被写体距離検出用の受光素子アレイにより受光し、こ
    の受光時に、上記一対の合焦状態又は被写体距離検出用
    の受光素子アレイから出力される2系統の画像情報の像
    ずれ量を演算して合焦状態又は被写体距離を検出する合
    焦状態又は被写体距離検出装置において、 上記2系統の画像情報の内、画像情報の一致度の高い部
    分の画像データを、一致度の高くない部分の画像データ
    よりも大きく重み付けをして上記2系統の画像情報の像
    ずれ量を演算することによって、合焦状態又は被写体距
    離を検出するように構成したことを特徴とする合焦状態
    又は被写体距離検出装置。
  2. 【請求項2】 被写体からの光束を、一対の合焦状態又
    は被写体距離検出用の受光素子アレイにより受光し、こ
    の受光時に、上記一対の合焦状態又は被写体距離検出用
    の受光素子アレイから出力される2系統の画像情報の像
    ずれ量を演算して合焦状態又は被写体距離を検出する合
    焦状態又は被写体距離検出装置において、 上記2系統の画像情報の内、画像情報の一致度の高い部
    分の画像データのみで上記2系統の画像情報の像ずれ量
    を演算することによって、合焦状態又は被写体距離を検
    出するように構成したことを特徴とする合焦状態又は被
    写体距離検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載された合焦
    状態又は被写体距離検出装置において、 上記2系統の画像情報の一致度の高さを画像再現性の確
    からしさを表す信頼性のパラメータとして、上記画像情
    報による合焦状態又は被写体距離の検出が不可能である
    か否かを判定するように構成したことを特徴とする合焦
    状態又は被写体距離検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載された合焦状態又は被写体距離検出装置において、 上記2系統の画像情報の一致度の高さを、それぞれの画
    像情報の各点毎にそれぞれの傾きを比較することにより
    評価するように構成したことを特徴とする合焦状態又は
    被写体距離検出装置。
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