JPH0527161A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JPH0527161A
JPH0527161A JP18097891A JP18097891A JPH0527161A JP H0527161 A JPH0527161 A JP H0527161A JP 18097891 A JP18097891 A JP 18097891A JP 18097891 A JP18097891 A JP 18097891A JP H0527161 A JPH0527161 A JP H0527161A
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Japan
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shift
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calculation
amount
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JP18097891A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsushima
寛 松島
Akira Akashi
彰 明石
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1と第2のセンサ列上で受光した像信号の
相関演算を行なう際の精度を向上させる。 【構成】 1画素違いの連続した2種類の演算画素数に
対してそれぞれ相関演算を行ない、この2つの相関演算
結果の平均値を用いて焦点検出結果を得ることで精度の
高い焦点検出装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等の光学機器に
用いられる焦点検出装置であり、特に焦点検出のための
信号処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一眼レフ・カメラの焦点検出装置
の1つの方法として、撮影レンズの瞳を2つの領域に分
割し、分割された瞳領域を通過した光束が形成する2つ
の被写体像の相対位置変位を観測することによって、撮
影レンズの焦点状態を検出する装置がよく知られてい
る。その原理を図10を用いて簡単に説明する。
【0003】焦点検出をすべき撮影レンズ1と光軸を同
じくしてフィールド・レンズ2が配置され、その後方に
2個の2次結像レンズ3a、3bが並列され、さらにそ
の後方にそれぞれ受光用光電変換センサ列4a、4bが
配置されている。なお、5a、5bは2次結像レンズの
近傍に設けられた絞りである。フィールド・レンズ2は
撮影レンズ1の射出瞳を2個の2次結像レンズ3a、3
bの瞳面に略々結像している。この結果、2次結像レン
ズ3a、3bのそれぞれに入射する光束は、撮影レンズ
1の射出面上において各2次結像レンズ3a、3bに対
応する、互いに重なり合うことのない等面積の領域から
射出されたものとなる。
【0004】フィールド・レンズ2の近傍に形成された
空中像が2次結像レンズ3a、3bによりセンサ列4
a、4bの面上に再結像されると、前記空中像が形成さ
れた光軸方向の位置の相違に基づき、再結像された2像
はその位置を変えることになる。
【0005】図11はこの現象が起こる様子を示してお
り、図11(a)の合焦状態を中心として、図11
(b)、(c)のようにいわゆるピント状態が前ピン、
後ピンかによって、センサ列4a、4bの面上に形成さ
れた2像は面上を逆方向に移動する。この像強度分布を
光電変換し、得られた光電変換信号に対して電気的処理
を施すことによって、前記2像相対的位置ずれを検知す
れば、撮影レンズの焦点検出を行うことができる。
【0006】さて、上記2像のずれ量を検知する方法は
多数提案されており、2つの光電変換像信号を相対的に
シフトさせながら相関を求めてゆき、相関の最も高いシ
フト位置をもって像ずれ量とするという方法が一般的で
ある。
【0007】例えば、特開昭56−75607号公報
(以下「従来例1」と称する)や日本国特開昭57−4
5510号公報(以下「従来例2」と称する)、特開昭
60−247211号公報(以下「従来例3」と称す
る)、あるいは本出願人による特開昭58−14230
6号公報、特開昭59−107313号公報(以下「従
来例4」と称する)等の各種方法が開示されている。
【0008】上記従来例で開示されている相関演算の各
手法は、 (1)相関演算の演算子 (2)相関量の極値の求め方 (3)相関演算のシフト方法 といった手続きに特徴がある。
【0009】最初に、演算子について説明する。
【0010】「従来例1」、「従来例2」、「従来例
3」では、相関関数の演算子として「対応2信号の差の
絶対値」、若しくは「対応2信号の差の絶対値の累乗」
を用いて相関量を演算している。
【0011】また、「従来例4」では、「対応2信号の
大なる値(あるいは小なる値)」を相関関数の演算子と
している。
【0012】ここで、演算子の意味を簡単に説明する。
【0013】2つの被写体像信号系列をそれぞれ1A
(i),1B(i)とすると、前記「対応2信号の差の
絶対値」(以下「差の絶対値」と称する)という演算子
は、シフトkにおける相関量COR(k)を、次式
(1)に従って演算するものである。
【0014】
【外1】 一方、前記「対応2信号の大なる値」あるいは「対応2
信号の小なる値」(以下「大なる値」、「小なる値」と
称する)という演算子は、それぞれ式(2)、(3)に
従って相関量COR(k)を演算するものである。
【0015】
【外2】 但し、Max{x,y},Min{x,y}はそれぞれ
実数x,yの内、大きい方、あるいは小さい方を抽出す
る演算子である。
【0016】相関量が上述の式に従って演算されると、
得られた各シフト毎の相関量から、相関が最も大きいシ
フト量が検知できる。このシフト量が2つの被写体像の
像ずれ量に対応しており、これから撮影レンズの焦点状
態(デフォーカス量)が検出できるわけである。
【0017】ところで、上記の如く、単純に相関が最大
となるシフト量をもって像ずれ量とすると、検知できる
像ずれ量は被写体像信号系列の1シフト、即ち1画素の
整数単位でしか得られない。これをデフォーカス量に換
算すると、その分解能は比較的粗いものとなり、実用上
は不充分なレベルである。
【0018】そこで、前記各従来例では、1画素の整数
単位よりも細かい小数単位の分解能で相関が最大となる
像ずれ量を検知する手法を開示しており、その方法には
大きく分けて2種類ある。
【0019】1つは整数シフト単位の相関量から小数単
位の相関極値を直接補間して求める手法である(以下
「直接補間法」と称する)。いま1つの手法は、1次導
関数、即ち相関量の微分値(実際には、相関量はシフト
単位の離散量であるから、差分値であるが)がゼロとな
る小数単位のシフトを補間して求める手法であり(以下
「微分補間法」と称する)、これは1次導関数がゼロと
なるとき、その原関数が極値をとる、という原理に基づ
いている。
【0020】「直接補間法」では、各シフト毎に演算さ
れた相関量が最小となるシフトと、その前後のシフトの
計3点における相関量から、相関量が最小になるであろ
うと予想されるシフト量を、シフト単位よりも細かい尺
度でもって補間して求め、これを像ずれ量としている。
前記「従来例3」がこれに相当し、具体的方法は「従来
例3」に詳しく開示されている。
【0021】一方「微分補間法」では、各シフト毎に予
め相関量の差分量を演算しておき、その差分量の符号が
変化するシフトを検知し、そのシフトと隣のシフト2点
の差分量から、差分量がゼロになるであろう、即ち相関
量が極値をとるであろうと予想されるシフト量を、これ
もまたシフト単位よりも細かい尺度でもって補間して求
めるものである。
【0022】例えば、演算子が「差の絶対値」の場合
の、シフトkにおける相関差分量は、次の式(4)に従
って演算する。
【0023】
【外3】
【0024】前記「従来例1」、「従来例2」、「従来
例4」の極値検出の手法がこれに相当し、具体的方法は
「従来例2」に詳しく開示されている。
【0025】次に、相関演算のシフト方法について説明
する。
【0026】本出願人による特開昭56−50315号
公報(以下「従来例5」と称する)の設定方法につい
て、図12に従って説明する。
【0027】図中10a、10bは図10における2つ
のセンサ列4a、4bの面上での2つの被写体像の強度
分布を示しており、この例では単純な幾何学的エッジ像
が0.5画素ずれた場合を表している。多センサとして
は8画素とし像信号系列の信号数も8画素で示してい
る。12a、12bの矢印は相関演算のための演算領域
を示しており、相関演算のシフトkが例えば4のとき
は、図の如く10aの信号では左側の4画素、10bの
信号では右側の4画素の信号の相関を演算する。シフト
kが2では演算領域を各々1画素ずつ対称にずらし、同
じく4画素の像信号の相関を演算する。以下同様に、演
算画素数は一定のまま、シフトに応じて図のように演算
領域を変化させてゆく、シフトkの符号がいわゆるピン
トの前ピン、後ピンに対応している。
【0028】このように2つの像信号の演算領域を相関
シフトに応じて、対称にかつ相互にずらしてゆくシフト
方法を、以下「相互シフト」と称することにする。
【0029】「相互シフト」の方法では、2つの像信号
を同時にずらしてゆくため、相関のシフトが2シフト単
位にならざるを得ない、従って、像信号系列の信号数が
8画素で、演算画素数が4画素ならば、演算し得るシフ
トkは−4、−2、0、2、4となる。
【0030】図15は、演算子として「差の絶対値」を
用い、「相互シフト」で演算した相関量をプロットした
ものである。C(−4)、C(−2)、C(0)、C
(2)、C(4)がそれぞれシフトk=−4、−2、
0、2、4での相関量を表している。このプロットか
ら、小数単位の相関極値を検知するには、相関量C(−
2)、C(0)、C(2)での3点から、「直接補間
法」を用いて、図中破線のように相関の極小値を補間
し、同時にその極小値を与えるシフト量kpを求めれば
よい。3点の相関量から小数単位の相関極値を求める方
法は「従来例3」に詳しく開示されているので、ここで
の説明は省略する。
【0031】なお、図15は「相互シフト」を説明する
ために、「差の絶対値」の演算子を用いて相関量をプロ
ットしてみたものである。「従来例5」ではシフト方と
しては「相互シフト」を用いているが、相関極値の求め
方については特に明示はされていない。
【0032】次に、「従来例3」でのシフト方法につい
て、図13に従って説明する。
【0033】図12と同様に、図中10a、10bは2
つの被写体像の強度分布を、12a、12bの矢印は相
関演算のための演算領域を示している。
【0034】「従来例3」でのシフト方法の特徴は、2
つの被写体像を「基準部」と「参照部」というように性
格づけ、基本的には基準部を固定したまま参照部の像信
号をシフトして相関演算を実行してゆく、という方法で
ある。
【0035】図に示したように、シフトがk=−2から
2の間は、基準部の像信号10aの演算領域12aは固
定されており、参照部の像信号10aの演算領域12b
のみが移動する。このシフト方法では片方の像信号しか
移動しないので、前述の「従来例5」の「相互シフト」
場合とは異なり、1シフト毎の相関演算が可能である。
【0036】さて、シフトk=−2あるいは2におい
て、参照部の像信号10bの演算領域12bは、全信号
域の端に突き当たってしまうため、これ以上の移動を行
うことができない。そこで、シフトk=−3以上を演算
するために、本来固定であるべき基準部の像信号10a
の演算領域12aを2画素分移動し、相対的に2像のシ
フトk=−3が実現するような工夫をしている。シフト
k=3以降も同様である。
【0037】このように片方の像信号の演算領域を固定
して、もう一方の演算領域のみを移動させてゆくシフト
方法を、以下「片像シフト」と称することにする。
【0038】図16に、「従来例3」の演算子「差の絶
対値」とシフト方法「片像シフト」で演算した相関量を
プロットしたものを示す。
【0039】図中、C(−4)〜C(4)がそれぞれシ
フトk=−4〜4での相関量を表している。
【0040】このプロットから、小数単位の相関極値を
検知するには、相関量C(−1)、C(0)、C(1)
あるいはC(0)、C(1)、C(2)の3点から、
「直接補間法」を用いて、図中破線のように相関の極小
値を補間し、同時にその極小値を与えるシフト量kpを
求めればよい。
【0041】「従来例5」、「従来例3」ともに3点の
相関量から、相関極値を与える小数単位のシフト量を求
めるわけであるが、シフト方法の違いによって、「従来
例5」では2シフトずつ離れた3つの相関量を用いるの
に対して、「従来例3」では1シフトずつ離れた3つの
相関量を用いることになる。
【0042】次に、「従来例2」でのシフト方法と、相
関極値の求め方について、図14(a)に従って説明す
る。
【0043】図12、図13と同様に、図中10a、1
0bは2つの被写体像の強度分布を、12a、12bの
矢印は相関演算のための演算領域を示している。
【0044】「従来例2」のシフト方法の特徴は、図に
示したように、シフトk=0では像信号10a、10b
の全信号域を演算対象とし、k=0からシフトするに従
って演算領域の一方の端から演算範囲を対称的に減じて
いく、という点にある。
【0045】このシフト方法は「従来例5」の「相互シ
フト」場合と似ているが、「相互シフト」では演算画素
数は一定のまま、シフトにつれて2つの像信号の演算領
域の絶対位置を相互に、かつ対称的に変化させている。
従って2つの演算領域の相対位置の変化は2シフト単位
で行われることになる。
【0046】これに対して、「従来例2」では、シフト
につれて演算画素数が変化し、シフトkが正符号あるい
は負符号によって、2つの像信号の内の一方の演算領域
の絶対位置は変化させていない。従って、2つの演算領
域は1シフト単位で行われる。
【0047】このように2つの像信号の演算画素数を減
じつつ、片方の演算領域のみを移動させてゆくシフト方
法を、以下「演算数可変シフト」と称することにする。
【0048】ここで明記しておかなければならないの
は、「従来例2」では、図14(a)の矢印12a、1
2bで示された演算領域そのもので相関演算しているわ
けではないということである。図14(a)は「従来例
2」と他の従来例との差異を説明するために表したもの
である。「従来例2」は実際には、相関極値の検出方法
に「微分補間法」を用いるために、図14(b)に示し
たように、あるシフトで演算領域を互いに1画素ずら
し、従ってそのシフトを中心として±1シフト分離れた
2つの演算領域(15a、15b)対と(16a、16
b)対で相関量を計算し、その差分を計算するようにし
ている。
【0049】図17に各シフト毎の相関差分量D(−
4)〜D(4)をプロットしたものを示す。演算子は
「差の絶対値」である。
【0050】例として挙げた被写体像は元々0.5画素
ずらしてあるので、シフトk=0.5で相関量は極値を
とるべきである。図から明らかなように、相関差分量は
シフトk=0とk=1でその符号が変化しており、シフ
トk=0とk=1の間に相関差分量がゼロ、即ち原関数
である相関量が極値を与える小数単位のシフト量が存在
することを意味している。そこで「従来例2」では、相
関差分量D(0)とD(1)の2点を補間し、相関差分
量がゼロと見込まれるシフト量kpを求めている。2点
の相関差分量から小数単位の相関極値を求める補間方法
は「従来例2」に詳しく開示されているので、ここでの
説明は省略する。
【0051】本出願人による「従来例4」で開示されて
いる像ずれ検知の方法は、相関極値の補間方法ならびに
シフト方法は、「従来例2」と同じ「微分補間法」、
「演算数可変シフト」であるが、演算子としては「大な
る値」あるいは「小なる値」を用いた手法である。
【0052】図18に「従来例4」による相関差分量を
プロットしたものを示す。相関差分量E(−4)〜E
(4)は演算子として「大なる値」を用いた場合、相関
差分量F(−4)〜F(4)は演算子として「小なる
値」を用いた場合を表している。シフト単位以下の相関
極値kpを求める方法は「従来例2」と同じでよい。
【0053】なお、先に説明したように、「従来例2」
では相関演算の演算画素数がシフトに応じて変化する
が、上記のように差分量で相関極値を検知するが故に演
算画素数が変化が許される。直接相関極値を検知する
「直接補間法」場合は、各シフトでの演算画素数が変化
すると、各相関量に寄与する情報量が一律でないため、
正しい極値を検出することができない場合が生じ得る。
つまり、相関量から直接極値を補間する「直接補間法」
は、シフトに応じて相関量が一定の割合で変化すること
を暗黙的に仮定しているから成り立つのであって、シフ
トによって相関量演算に使用する画素数が変化すると、
相関量はシフトと演算画素数の2つの要因で変化し、補
間演算が成り立たなくなってしまうのである。
【0054】そこで「従来例2」のように「演算数可変
シフト」を使用する場合は、「微分補間法」と組み合
せ、図14(b)の如く差分演算を行う2シフト離れた
相関量の演算画素数を、各シフト毎に一定にしているの
である。
【0055】以上説明してきた従来例の像ずれ検知の手
法をまとめると、 1.相関演算の演算子としては、 (1.1)「差の絶対値」(従来例1、2、3) (1.2)「大なる値(あるいは小なる値)」(従来例
4) 2.相関極値の補間方法としては、 (2.1)「直接補間法」(従来例3) (2.2)「微分補間法」(従来例1、2、4) 3.相関演算のシフト方法としては、 (3.1)「相互シフト」(従来例5) (3.2)「片像シフト」(従来例3) (3.3)「演算数可変シフト」(従来例2、4) というように整理される。但し、上記(3.3)の「演
算数可変シフト」は(2.1)の「直接補間法」と組み
合わせて使用しない方が良い。
【0056】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述したように
像ずれ検知の方法は種々提案されているが、各方法は観
測する被写体像によって性能の優劣が生ずる。
【0057】ノイズの全く存在しない幾何学的な被写体
像では、いずれの手法を用いても総て正しい像ずれ量が
検知可能である。しかしながら、光電変換センサからの
ランダム・ノイズや光学系のゴーストのような低周波ノ
イズが被写体像信号に混入すると、手法の違いによって
被写体像に依存するS/N的な優劣が生じてくる。
【0058】一例を挙げると、観測する被写体像が、い
わゆるエッジ・パターンのように全体的に平坦で部分的
にのみ輝度変化があるようなパターンの場合、その輝度
変化部分が相関演算の演算領域の端部に存在してしまう
と、演算子として「差の絶対値」を用いた像ずれ検知方
法よりも、「大なる値(あるいは小なる値)」を用いた
方法の方が、S/N的には優れている。その理由に関し
ては、本出願人による特開昭60−101513号公報
(以下「従来例6」と称する)に詳しく説明している。
【0059】また、光学系のゴーストのような低周波ノ
イズが被写体像信号に混入した場合では、被写体にもよ
るが一般的には、相関極値の補間方法として相関差分量
から極値を求める「微分補間法」よりも、相関量から直
接極値を求める「直接補間法」の方が誤差が小さい傾向
がある。
【0060】相関演算のシフト方法としては、「相互シ
フト」が他の方法に比較してS/N的に不利であるとい
うことができる。「相互シフト」の場合は前述したよう
に相関量が2シフト単位でしか得られない。他の2つの
方法「片像シフト」、「演算数可変シフト」では1シフ
ト単位で得られる。従って、「相互シフト」の補間演算
では、求めるべき相関極値の位置に対して、他の方法よ
りも距離の離れたシフトでの相関量を使って計算するこ
とになる。補間演算に用いられる相関量の座標間距離が
離れると、補間演算の誤差が拡大されることは容易に予
想される。
【0061】像ずれ検知方法の優劣について、これまで
説明してきたことを手続き別にまとめると、演算子は
「大なる値(あるいは小なる値)」の方が、相関極値の
補間方法は「直接補間法」の方が、相関演算のシフト方
法は「相互シフト」以外(「直接補間法」と組み合わせ
るならば「片像シフト」)の方が概してS/N的に優れ
たものであるということができる。
【0062】しかしながら、上述のそれぞれ好ましい手
続を組み合わせた像ずれ検知方法は、正しい像ずれ量を
検出することができないのである。この組み合わせによ
る相関量のプロットを図19に示す。演算子としては
「大なる値(あるいは小なる値)」を相関極値の補間方
法としては「直接補間法」を、シフト方法としては「片
像シフト」を用いている。被写体像信号はこれまでの例
と同様に、幾何学的エッジ像が0.5画素ずれた場合を
想定している。
【0063】相関量A(−4)〜A(4)は演算子とし
て「大なる値」を用いた場合、相関量B(−4)〜B
(4)は演算子として「小なる値」を用いた場合を表し
ている。図から判るように、上記2つのいずれの相関量
を使用しても本来の像ずれ量である0.5画素に位置、
即ちシフトk=0.5で極値を示しておらず、正しい像
ずれ検知が不可能である。
【0064】ところが、被写体像が図20(a)、
(b)に示したような幾何学的なバー・パターンのよう
なものであれば、「大なる値(あるいは小なる値)」の
演算子でも正しい像ずれ検知が可能となる。この場合の
相関量のプロットをそれぞれ図21(a)、(b)に示
した。相関量A(−4)〜A(4)、相関量B(−4)
〜B(4)が、それぞれ「大なる値」、「小なる値」の
演算子のときの相関量であり、被写体像はこれまでの例
と同様に、2像が0.5画素ずれた場合を想定してい
る。この場合、上記2つのいずれの相関量を使用して
も、相関極値のシフト量kpは本来の像ずれ量である
0.5画素を表しており、正しい極値の検知ができてい
る。
【0065】「大なる値(あるいは小なる値)」という
演算子が、なぜこういった性質を持っているかという
と、次のように考えられる。
【0066】そもそも相関関数というものは、2信号系
列が最も似ているシフト位置にて相関量が最小(あるい
は最大)となり、そのシフト位置から遠ざかるにつれて
相関量は増加(あるいは減少)する関数である。ところ
が、「大なる値」を演算子として、しかも1像の演算領
域を固定してエッジ像のような「左右非対称」の像信号
の相関量を演算すると、シフトの符号が正の場合はシフ
トに応じてその相関量が変化するが、負の場合にはシフ
トを変えても相関量が変化しない、といった状況が発生
する。つまり、固定した方のエッジ像の輝度信号が作る
「包絡」の中に、もう1像のエッジ部分が入り込むと、
その状態で入り込んだ方の像をシフトしても、「大なる
値」の演算子は常に固定した方の像の包絡に沿った一定
の信号を抽出するだけで、相関量に変化が現れないから
である。
【0067】「相互シフト」の場合は、片像を固定させ
ず常に演算領域が変化しているので、上記したような状
態が起こらない。従ってシフトの符号に関わらず、シフ
トに応じて相関量が変化してゆき、相関極値の検知が可
能となる。
【0068】結局、「対応2信号の大なる値和(あるい
は小なる値和)」という演算子は、像信号の一方の演算
領域を固定した相関演算と組み合わせると、被写体によ
っては正しい像ずれ量の検知ができない演算子であると
いうことになる。
【0069】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した問題
の解消を目的としており、時系列信号に対して、1画素
違いの連続した2種類の演算画素数に対して、それぞれ
の相関関数を演算し、それをもとに、2種類の相対変位
量を演算し、この2種類の相対変位量の平均を該時系列
信号の相対変位量とする。また、相関演算には、「相互
シフト」を用いることにより、精度の高い像ずれ検出を
可能とするものである。
【0070】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を説明する。
【0071】図1は、図10におけるセンサ列4a、4
bの面上での被写体像分布に対応した像信号である。図
中10a、10bは2つの被写体の強度分布を示してお
り、この例では単純な幾何学的エッジ像が0.5画素ず
れた場合を表している。又、図中IA(0)〜IA(7)
はセンサ10aの各画素出力を示しIB(0)〜I
B(7)はセンサ10bの各画素出力を示している。ま
た、図2(a)、(b)は、シフトに伴う演算領域の設
定を示した図であり、21(a)、22(a)の矢印
は、相関演算のための演算領域を表す。(a)図は、演
算画素数4の場合であり、(b)図は、演算画素数3の
場合である。ここで、(a)と(b)の2種類の演算画
素数は1画素違いである。
【0072】ここで、図1の被写体像信号に対して、
(a)、(b)の演算領域で各々に図12と同じ「相互
シフト」で相関演算を行う。注意すべきは、図12の
「相互シフト」は2像を同時に移動させるため、2シフ
ト単位の相関演算となる。
【0073】図3、図4に本発明による相関演算の、各
シフト毎の相関量をプロットしたものを示す。
【0074】図3の演算子は「大なる値」を用いたもの
で、相関量A(−4)からA(4)は演算画素数4の時
の相関量であり、相関量B(−5)からB(5)は演算
画素数3の時の相関量である。本発明では、相関量A
(−2)からA(2)から「直接補間法」で求めた相対
変位量と、相関量B(−1)からB(1)から「直接補
間法」で求めた相対変位量との平均値を該被写体像信号
の相対変位量とすることにより2シフト単位の相関演算
の誤差を取り除くことができる。
【0075】図4は、演算子に「小なる値」を用いた同
様の例であり、相関量C(−4)からC(4)は演算画
素数4の時の相関量であり、相関量D(−5)からD
(5)は演算画素数3の時の相関量である。
【0076】図5に本発明による焦点検出装置を実現す
る具体的回路ブロック図を示す。
【0077】図中40はセンサ装置であり、2つのセン
サ列4a、4bが配置されている。50はセンサ駆動回
路、60は焦点検出装置全体の制御や信号処理を行うマ
イクロコンピュータである。マイクロコンピュータ60
から出力される制御信号61、62、63によりセンサ
駆動回路50は制御され、また制御信号61、62、6
3から生成されるセンサ駆動信号51、52、53がセ
ンサ装置40に与えられる。この辺りの制御の実際は本
発明とは直接関わりがないので詳しい証明は省略する。
【0078】蓄積型センサからなるセンサ列の所定の蓄
積が行われると、アナログ像信号41がセンサ装置40
から出力され、センサ駆動回路50内の増巾回路54を
経て、増巾されたアナログ像信号55がマイクロコンピ
ュータ60のアナログ入力に入力される。マイクロコン
ピュータ60は、自身が出力する制御信号61、62、
63に同期して、入力されるアナログ像信号55をA/
D変換し、マイクロコンピュータに内蔵されたRAMの
所定アドレスにディジタル像信号を順次格納してゆく。
【0079】像信号の格納が終了すると、マイクロコン
ピュータ60はROMに格納されている焦点検出のため
のプログラムを実行してゆく。
【0080】図6にマイクロコンピュータのプログラム
のフローチャートを示している。
【0081】焦点検出動作開始によってステップ(S1
00)の「焦点検出開始」ルーチンがコールされ、ステ
ップ(S101)にて前述の像信号の入力が実行され
る。図1(a)での像信号10aをIA(0)〜I
A(7)、10bをIB(0)〜IB(7)とする。
【0082】ステップ(S102)はiについてのルー
プ処理を表しており、ステツプ(S102)、(S10
3)にて図2(a)に表わした演算範囲での相関演算を
行う。この場合、演算子としては、「小なる値」を用い
て、シフトkにおける相関量をCOR1(k)として次
の式(1)で計算を行う。
【0083】
【外4】
【0084】上記ステップ(S102)(S103)で
の処理は図2(a)に示した各k値ごとにおける演算範
囲ごとの上記「小なる値」を用いた式(1)での相関量
演算を意味する。
【0085】即ち、k=−4の時にはIA(0)〜I
A(3)と信号IB(4)〜IB(7)を対象として、IA
(0)とIB(4)のうち小なる方の値、IA(1)とI
B(5)のうち小なる方の値、IA(2)とIB(6)の
うち小なる方の値、IA(3)とIB(7)のうち小なる
方の値の加算値がCOR1(−4)として求められる。
又、k=−2の時には同様にしてIA(1)〜IA(4)
とIB(3)〜IB(6)を対象としてIA(1)とI
B(3)の対、IA(2)とIB(4)の対、IA(3)と
B(5)の対、IA(4)とIB(6)の対のうちいず
れも小なる方の値の加算値がCOR1(−2)として求
められる。
【0086】又、k=0、k=2、k=4の時も同様に
して図2(a)に示した各範囲のIAとIBにおける対応
信号のうち小なる値の加算値がCOR1(0)、COR
1(2)、COR1(4)として求められる。
【0087】図4のC(−4)〜C(4)が上記ステッ
プS102、S103で求めた上記各相関量COR1
(−4)〜COR1(4)を表わすものとする。この場
合k=0のC(0)=COR1(0)が相関量の極値と
なっている。
【0088】シフトkが−4〜+4の2シフトおきの相
関量COR1(k)の計算が完了するとステップ(S1
04)〜(S108)で相関極値の検出を行っている。
演算子として「小なる値」を採用した場合、相関が最大
のシフトにて相関量COR1(k)は最大となるはずで
ある。そのためステップ(S104)にてあらかじめ相
関量の最大値を格納する変数CORMAX1に0を初期
値として与えておく。ステップ(S105)はkについ
てのループ処理を表わしており、k=−2〜+2の範囲
にわたって相関量の極値を探索する。
【0089】極値探索の条件としては、「最大」かつ
「前後の2点より大きい」を用いている。ステツプ(S
106)で相関量COR1(k)が最大であるか否かを
判定し、ステップ(S107)でCOR1(k)が前後
の2点の相関量COR1(k−2)、COR1(k+
2)より大きいか否かを判定している。両方の条件を満
足した場合のみステップ(S108)へ移行し、ステッ
プ(S108)にて、相関量最大値変数CORMAX1
をCOR1(k)の値で更新し、同時に極値シフトkx
に現在のシフトkの値を格納する。相関量を前後2点の
値と比較するステップ(S107)の判定を行うため
に、ステップ(S105)のループ処理は、kを−2か
ら+2までと、実際に相関演算を行ったシフト範囲(−
4〜+4)より狭くしている。
【0090】ステップ(S105)での極値探索につい
て図4を例にして説明する。
【0091】まず(S106)でC(−2)とCORM
AX1=0と比較がなされC(−2)≧0であるので、
ステップ(S107)にてC(−2)とC(−4)との
大小比較及びC(−2)とC(0)との大小比較が行な
われる。C(0)>C(−2)であるので、ステップS
108を実行することなく、k=0にセットし再度(S
106)でC(0)とCORMAX1と比較し、ステッ
プ(S106)でC(0)とC(−2)及びC(0)と
C(2)の大小比較が行なわれる。この場合C(0)>
C(−2)及びC(0)>C(2)であるため、ステッ
プS108を実行し、CORMAX1をC(0)の値に
セットする。又その時のkをkxとして設定し、kx=
0となる。この後kを2としてステップS106を実行
する。CORMAX1=C(0)>C(2)であるの
で、ステップS107、S108を実行することなく、
このステップS105での処理を終了し、kx=0の時
に相関極値C(0)であったことが検知される。
【0092】ステップ(S105)〜(S108)にて
相関極値が検出されると、次のステップ(S109)に
て、シフト単位より小さい尺度で像ずれ量を求めるため
に、相関極値の補間を行っている。
【0093】補間方法としては、前述したように最大値
のシフトとその前後の計3点の相関量から補間を行う直
接補間方法が用いられる。ここでは一例として、従来例
3の方法で補間演算を行ってみる。
【0094】図8(a)(b)に示したように、シフト
kxにおいて「小なる値」を演算子とする相関量COR
(kx)が最大となったとき、COR(kx−2)とC
OR(kx+2)の値の大きさによって、COR(kx
−2)≦COR(kx+2)なる場合(図8(a))
と、COR(kx−2)>COR(kx+2)なる場合
(図8(b))が考えられる。
【0095】図8(a)のようにCOR(kx−2)≦
COR(kx+2)の場合には、COR(kx−2)と
COR(kx)を通ると直線と、その直線と傾きが逆符
号でCOR(kx+2)を通る直線の交点のk座標を小
数以下の像ずれ量kpとする。
【0096】図8(b)のようにCOR(kx−2)>
COR(kx+2)の場合には、COR(kx)とCO
R(kx+2)を通る直線と、その直線と傾きが逆符号
でCOR(kx−2)を通る直線の交点のk座標をkp
とする。式で表わすと次のようになる。
【0097】
【外5】
【0098】以上のようにして、最大相関COR(k
x)とその前後の2点COR(kx−2)、COR(k
x+2)から像ずれ量kp(P1)が求められる。
【0099】以上ステップ(S102)〜(S109)
で図2(a)に表わしたシフト基準画素数が偶数の4で
ある場合の像ずれ量を検出した。
【0100】次にステップ(S110)〜(S117)
で同様の方法を用いて図2(b)に表わしたシフト基準
画素数が奇数の3でる場合の像ずれ量を検出する。ま
ず、ステップ(S110)〜(S111)にて図2
(b)に表わした相関演算を行う。この場合、演算子と
してはステップ(S102)〜(S103)で用いたも
のと同様の「小なる値」を用いて、シフトkにおける相
関量をCOR2(k)として次の式(2)で計算を行
う。
【0101】
【外6】
【0102】シフトkが−5〜5のzシフトおきの相関
量COR2(k)の計算が完了すると、ステップ(S1
13)〜S(116)で相関極値の検出をステップ(S
105)〜(S108)と同様に行う。
【0103】相関量を前後2点の値を比較するステップ
(S115)の判定を行うために、ステップ(S11
3)のループ処理はk=−3〜+3までと、実際に相関
演算を行ったシフト範囲(−5〜+5)よりもせまくし
てある。
【0104】ステップ(S113)〜(S116)にて
相関極値が検出されると、次のステップ(S117)に
て、シフト単位より小さい尺度で像ずれ量を求めるため
に、相関極値の補間を行っている。
【0105】補間方法は、ステップ(S109)と同様
に最大値のシフトとその前後の計3点の相関量から補間
を行う方法が用いられ像ずれ量(P2)が求められる。
【0106】図4においてはk=1のD(1)が相関量
の極値となる。最後にステップ(S118)で1画素違
いの連続した2種類の演算画素数において演算された像
ずれ量の平均をとりその値を最終的に求める像ずれ量と
する。
【0107】以上のように時系列信号に対して、1画素
違いの連続した2種類の演算画素数に対して、それぞれ
の相関関数を演算し、それをもとに、2種類の相対変位
量を演算し、この2種類の相対変位量の平均を時系列信
号の相対変位量とすることにより、精度の高い像ずれ検
出を可能とするものが本実施例である。
【0108】上記ステップ109での補間方法として図
8(a)、(b)のようにkpを直線で補間して求める
方法以外に、相関量COR(kx−2)、COR(k
x)、COR(kx+2)の3点が通る2次関数の極値
として求めても良い。
【0109】図9に2次関数で像ずれ量kpを補間する
例を表わしている。
【0110】最大相関COR(kx)とその前後の2
点、COR(kx−2)、COR(kx+2)が与えら
れると、その3点を通る2次関数COR(k)=ak2
+bk+cの各係数が求められ、2次関数の極値
【0111】
【外7】 をもってkpと見なすわけである。kpは次式(12)
によって求められる。
【0112】
【外8】
【0113】上記図6のフローでは演算子として「小な
る値」を用いた場合を示したが、「大なる値」を演算し
た場合のフローチャートの一部を図7の(a)(b)に
示す。
【0114】図7(a)の(S202)〜(S208)
が図6の(S102)〜(S108)に相当し、図7
(b)の(S310)〜(S316)が図6の(S11
0)〜(S116)に相当している。両者の相違につい
て説明するとステップ(S203)、(S311)にお
いて、相関量を計算する際に、演算子「大なる値」を用
いる。「大なる値」を演算子とするとその相関量は相関
最大で極小子とする。
【0115】次のステップ(S204)(S312)で
は相関量の最小値を表わす変数CORMIN1、COR
MIN2に初期値9999を格納している。これは、9
999に限定に限定されるだけでなく、相関量のとり得
ない大きな値を格納してあればよい。
【0116】ステップ(S206)(S207)(S2
08)及び(S314)(S315)(S316)で
は、極値探索条件として「最小」かつ「前後2点より小
さい」を条件としており、条件を満足した場合に、ステ
ップ(S208)、(S316)にて最小値変数COR
MIN1、CORMIN2とシフトkx、シフトkx′
を更新する。
【0117】相関極値の補間については、直線で補間す
る場合は、最大値を求めるか、最小値を求めるかの違い
によって場合分けが若干異なる。即ち、COR(kx−
2)≧COR(kx+2)の場合に式(3)がCOR
(kx−2)<COR(kx+2)の場合に式(4)が
適用される。図9のように2次関数で補間する場合は当
然のことながら演算子によらず式(5)で求められる。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による時系
列信号に対して、1画素違いの連続した2種類の演算画
素数に対して、それぞれの相関関数を演算し、それをも
とに2種類の相対変位量を演算し、この2種類の相対変
位量の平均を該時系列信号の相対変位量とする。また、
相関演算には、「相互シフト」を用いれば、精度の高い
像ずれ検出を可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための説明図である。
【図2】図1とともに本発明の原理を説明するための説
明図である。
【図3】本発明による相関演算結果を表わす説明図であ
る。
【図4】本発明による相関演算結果の他の例を表わす説
明図である。
【図5】本発明にかかる焦点検出装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図6】図5におけるマイクロコンピュータ内のプログ
ラムフローを示す説明図である。
【図7】図6に示したフローの他の例を示す説明図であ
る。
【図8】相関量の補間動作を説明するための説明図であ
る。
【図9】相関量の補間動作の他の例を説明するための説
明図である。
【図10】焦点検出光学系の原理を説明するための説明
図である。
【図11】図10とともに焦点検出光学系の原理を説明
するための説明図である。
【図12】従来の相関演算の原理を説明するための説明
図である。
【図13】従来の他の相関演算の原理を説明するための
説明図である。
【図14】従来の他の相関演算の原理を説明するための
説明図である。
【図15】従来の相関演算結果を示す説明図である。
【図16】従来の相関演算結果の他の例を示す説明図で
ある。
【図17】従来の相関演算の差分量演算結果を示す説明
図である。
【図18】従来の相関演算の差分量演算結果を示す説明
図である。
【図19】従来例の組み合わせによる相関演算量を示す
説明図である。
【図20】被写体像信号例を示す説明図である。
【図21】従来例の組み合わせによる相関演算量の他の
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 4a 光電変換センサ列 4b 光電変換センサ列 40 センサ装置 60 マイクロコンピュータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 結像光学系を介した光束を第1と第2の
    センサ列に受光させ、後第1と第2のセンサ列での受光
    信号間の相関演算を行ない、該演算結果に基づいて焦点
    検出する焦点検出装置において、前記センサ列の構成す
    る複数画素に対して1画素違いの連続した2種類の演算
    画素数に対してそれぞれ相関量を求め、該2種類の相関
    量に対して平均化処理を行ない相関値を求め、該相関値
    に基づいて焦点検出を行なうことを特徴とする焦点検出
    装置。
JP18097891A 1991-07-22 1991-07-22 焦点検出装置 Pending JPH0527161A (ja)

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JP18097891A JPH0527161A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 焦点検出装置
US07/914,580 US5381206A (en) 1991-07-22 1992-07-20 Focus detecting device
DE4224064A DE4224064C2 (de) 1991-07-22 1992-07-21 Fokussierzustand-Detektoreinrichtung
US08/714,470 US5667270A (en) 1991-07-22 1996-09-16 Focus detecting device

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081462A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Canon Inc 焦点検出装置及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置
JP2014132354A (ja) * 2008-04-21 2014-07-17 Nikon Corp 撮像装置
JP2016009062A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 キヤノン株式会社 撮像装置、制御装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体

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