JP2016009062A - 撮像装置、制御装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、制御装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】瞳分割型位相差検出方式による焦点検出を行う際に、被写体像によらず、より高精度にデフォーカス量を算出可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、光学系の瞳のうち互いに異なる領域から入射する光束を受光して第1の像信号および第2の像信号を出力する撮像手段と、所定の範囲に含まれる画素からの第1の像信号および第2の像信号を相対的にシフトさせながら評価値を算出し、デフォーカス量を算出する算出手段とを有し、算出手段は、第1の像信号および第2の像信号のシフト量に応じて着目画素の位置に関する視野範囲の中心が変動しないように、所定の範囲の大きさを変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像素子を用いた位相差検出方式によりデフォーカス量を算出する撮像装置に関する。
従来から、撮像素子を用いた位相差検出方式(瞳分割型位相差検出方式)によりデフォーカス量(受光面とレンズの結像面との差)を算出する撮像装置が知られている。
特許文献1には、撮影光学系の瞳の異なる領域から入射する光束を受光するaセンサ列およびbセンサ列を用いて、aセンサ列およびbセンサ列上に結像した被写体像を相対的にシフトさせながら相関関数を求める方法が開示されている。特許文献2には、3点内挿の手法を用いて、連続的な相関量に対する最小値を与えるシフト量を求める方法が開示されている。
特開平07−318793号公報 特開2008−15754号公報
しかしながら、特許文献2の方法では、被写体像によっては(特に立体被写体像では)、3点内挿の手法を用いて正しいデフォーカス量を算出することができない場合がある。
そこで本発明は、瞳分割型位相差検出方式による焦点検出を行う際に、被写体像によらず、より高精度にデフォーカス量を算出可能な撮像装置、制御装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、光学系の瞳のうち互いに異なる領域から入射する光束を受光して第1の像信号および第2の像信号を出力する撮像手段と、所定の範囲に含まれる画素からの前記第1の像信号および前記第2の像信号を相対的にシフトさせながら評価値を算出し、デフォーカス量を算出する算出手段とを有し、前記算出手段は、前記第1の像信号および前記第2の像信号のシフト量に応じて着目画素の位置に関する視野範囲の中心が変動しないように、前記所定の範囲の大きさを変更する。
本発明の他の側面としての制御装置は、光学系の瞳のうち互いに異なる領域から入射する光束に基づいて撮像手段から出力された第1の像信号および第2の像信号を入力する入力手段と、所定の範囲に含まれる画素からの前記第1の像信号および前記第2の像信号を相対的にシフトさせながら評価値を算出し、デフォーカス量を算出する算出手段とを有し、前記算出手段は、前記第1の像信号および前記第2の像信号のシフト量に応じて着目画素の位置に関する視野範囲の中心が変動しないように、前記所定の範囲の大きさを変更する。
本発明の他の側面としての制御方法は、光学系の瞳のうち互いに異なる領域から入射する光束に基づいて撮像手段から出力された第1の像信号および第2の像信号を取得するステップと、所定の範囲に含まれる画素からの前記第1の像信号および前記第2の像信号を相対的にシフトさせながら評価値を算出し、デフォーカス量を算出するステップとを有し、前記デフォーカス量を算出するステップにおいて、前記第1の像信号および前記第2の像信号のシフト量に応じて着目画素の位置に関する視野範囲の中心が変動しないように、前記所定の範囲の大きさを変更する。
本発明の他の側面としてのプログラムは、光学系の瞳のうち互いに異なる領域から入射する光束に基づいて撮像手段から出力された第1の像信号および第2の像信号を取得するステップと、所定の範囲に含まれる画素からの前記第1の像信号および前記第2の像信号を相対的にシフトさせながら評価値を算出し、デフォーカス量を算出するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記デフォーカス量を算出するステップにおいて、前記第1の像信号および前記第2の像信号のシフト量に応じて着目画素の位置に関する視野範囲の中心が変動しないように、前記所定の範囲の大きさを変更する。
本発明の他の側面としての記憶媒体は、前記プログラムを記憶している。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、瞳分割型位相差検出方式による焦点検出を行う際に、被写体像によらず、より高精度にデフォーカス量を算出可能な撮像装置、制御装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体を提供することができる。
各実施例における撮像装置のブロック図である。 実施例1における撮像部の画素配列図である。 実施例1における画像処理部のブロック図である。 実施例1におけるデフォーカス量算出部による相関関数の算出方法の説明図である。 実施例1におけるデフォーカス量算出部による相関関数の算出方法の説明図である。 実施例1におけるデフォーカス量算出部による相関関数の算出方法の説明図である。 実施例1におけるデフォーカス量算出部による相関関数の算出方法の説明図である。 実施例2における撮像部の画素配列図である。 実施例2における画像処理部のブロック図である。 実施例2におけるデフォーカス量算出部による相関関数の説明図である。 比較例としての相関関数の算出方法の説明図である。 比較例としての相関関数が最小となる相関量の算出方法の説明図である。 比較例としての相関関数が最小となる相関量の算出方法の説明図である。 本実施例における像生成部による像の再構成処理の説明図である。 比較例としての相関関数の算出方法の説明図である。 比較例としての相関関数の算出方法の説明図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施例1における撮像装置について説明する。図1は、本実施例における撮像装置100(デジタルカメラ)のブロック図である。
制御部101は、例えばCPUであり、撮像装置100の各ブロックの動作プログラムをROM102から読み出し、RAM103に展開して実行することにより、撮像装置100の各ブロックの動作を制御する。ROM102は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、撮像装置100の各ブロックの動作プログラムに加えて、各ブロックの動作に必要なパラメータなどの各種情報を記憶している。RAM103は、書き換え可能な揮発性メモリであり、撮像装置100の各ブロックの動作にて出力されたデータの一時的な記憶領域として用いられる。
光学系104は、レンズ群を備え、被写体像を撮像部105に結像させるための結像光学系(撮影光学系)である。なお本実施例において、光学系104は撮像装置100(カメラ本体)に対して着脱可能な交換レンズとして設けられているが、これに限定されるものではない。光学系104が撮像装置100(カメラ本体)と一体的に構成されている場合でも、本実施例は適用可能である。
撮像部105(撮像手段)は、CCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子を備え、光学系104を介して撮像素子に結像された被写体像(光学像)を光電変換し、アナログ画像信号をA/D変換部106に出力する。A/D変換部106は、撮像部105から入力されたアナログ画像信号に対してA/D変換処理を適用し、デジタル画像信号(画像データ)をRAM103に出力する。RAM103は、A/D変換部106から出力された画像データを記憶する。
画像処理部107は、RAM103に記憶されている画像データに対して、ホワイトバランス調整、色補間、縮小/拡大、フィルタリングなど、様々な画像処理を適用する。記録媒体108は、着脱可能なメモリカードなどであり、画像処理部107により処理されてRAM103に記憶されている画像データや、A/D変換部106によりA/D変換された画像データなどを、記録画像として記録する。
続いて、図2を参照して、本実施例における撮像部105(撮像素子)の画素配列について説明する。図2は、撮像部105の画素配列図である。撮像部105は複数の画素202を有し、複数の画素202は二次元状に規則的に配列されている。画素202は、マイクロレンズ201、および、一対の光電変換部203、204を備えて構成される。以下、本実施例の説明において、光電変換部203により撮像される像をA像、光電変換部204で撮像される像をB像とする。
続いて、図3を参照して、画像処理部107における像生成処理およびデフォーカス量算出処理について説明する。図3は、画像処理部107のブロック図である。画像処理部107(制御装置)は、像生成部305(加算手段)およびデフォーカス量算出部301(算出手段)を有する。
像生成部305は、光学系104(撮影光学系)の瞳のうちの互いに異なる領域(瞳分割領域)を通過する光束に基づいて形成された複数の被写体像(光学像)を加算し、撮影光学系の瞳の全領域を通過する光束に基づいて形成された単一の被写体像を生成する。すなわち像生成部305は、入力部309(入力手段)を介して、光電変換部203から入力されたA像信号306(A像)および光電変換部204から入力されたB像信号307(B像)を加算し、像信号308(加算信号)を出力する。また像生成部305は、撮像部105の撮像面(取得面)における被写体像だけでなく、それ以外の結像面における被写体像を再構成することができる。像の再構成処理については、特開2013−161065号公報に開示されている方法など公知の方法を適用すればよい。
図14は、像生成部305による像の再構成処理の説明図であり、図14(a)、(b)、(c)は、再構成面1、取得面、再構成面2における被写体像を再構成する場合をそれぞれ示している。撮像部105の取得面における被写体像を再構成する場合、図14(b)に示されるように、A像とB像とを相対的にシフトさせることなく加算し、再構成像S(nは整数)を得る。取得面以外の結像面における被写体像を再構成する場合、図14(a)、(c)に示されるように、A像とB像とを相対的にシフトさせて加算し、再構成像Sを得る。図14(a)、(c)に示されるように、シフト加算のシフト量が奇数である場合、再構成像Sの重心は半画素分だけ左側にずれる。画像処理部107は、像生成部305から出力された再構成像に対して、ホワイトバランス調整、色補間、縮小/拡大、フィルタリングなどの各処理を施す。画像処理部107による処理後の画像は、設定に応じて圧縮・符号化等の処理も施され、保管、記録画像として記録媒体108に記録される。
図3において、デフォーカス量算出部301は、着目画素の位置におけるデフォーカス量を算出する。すなわちデフォーカス量算出部301は、入力部310(入力手段)を介して光電変換部203から入力されたA像信号302(A像)および光電変換部204から入力されたB像信号303(B像)に基づいてデフォーカス量304を算出し、これを出力する。デフォーカス量算出部301は、相関関数(相関量または相関値)を算出することなどによりデフォーカス量を算出する。相関関数の算出処理については、追って詳述する。また、相関関数からデフォーカス量を算出する処理は、例えば特許文献2に開示されている手法を適用すればよい。
デフォーカス量算出部301は、着目画素の位置を1画素ずつずらしながら(シフトしながら)デフォーカス量を算出することにより、被写体のデフォーカス量分布を示すデフォーカスマップを生成することができる。また画像処理部107は、生成したデフォーカスマップを参照することにより、深度が深い記録画像に所望の大きさの背景ボケを画像処理によって付加することができる。デフォーカスマップを参照したボケ付加処理は、例えば特許文献2に開示されている手法を適用すればよい。また制御部101は、着目画素の位置を自動焦点検出すべき画素位置に指定してデフォーカス量を受け取ることにより、デフォーカス量に基づき光学系104が有するフォーカスレンズを駆動させて焦点調節を行う自動焦点調節機能に利用することができる。
次に、本実施例における相関関数C(S)について説明する。相関関数C(S)は、デフォーカス量算出部301がデフォーカス量を算出するために求められる。まず、図11乃至図13を参照して、本実施例の比較例について説明する。図11は、比較例としての相関関数C(S)の算出方法の説明図であり、同様の内容が特許文献1に記載されている。
図11において、上側にaセンサ列および下側にbセンサ列が示されている。また、aセンサ列およびbセンサ列の被写体像は、それぞれA像およびB像として、着目画素(斜線部の画素)の位置を基準としたグレーセル(5画素幅)で示される。相関関数C(S)は、シフト量S(Sは整数であり、図11では−4≦S≦4の範囲)に応じてA像とB像とを相対的にずらしながら(シフトしながら)算出される。
グレーセルおよび白セルを合わせた領域は、着目画素の位置に関する視野範囲であり、シフト量Sの絶対値が増えると視野範囲の幅も広がる。図11において、例えばシフト量Sが±1の場合、視野範囲は6画素幅である。一方、シフト量Sが±4の場合、視野範囲は9画素幅となる。図11中に示される矢印は、視野中心、すなわち視野範囲の中心を示している。視野中心における相関関数C(S)は、以下の式(1)により算出される。
C(S)=Σ|a(n+s)−b(n)| … (1)
また、図11に示されるように、シフト量Sが偶数の場合、視野中心と着目画素の位置とは互いに一致する。一方、シフト量Sが奇数の場合、視野中心が着目画素の位置に対して半画素分だけ左側にずれる(シフトする)。ここで相関関数C(S)は、シフト量Sが整数の場合について計算される。このため相関関数C(S)が最小となる相関量Sm(相関値、相対的変異量)は、内挿処理を用いてサブ画素精度で求める必要がある。そしてデフォーカス量は、相関量Smに基づいて算出される。
続いて、図12を参照して、相関関数C(S)が最小となる相関量Smを3点内挿の手法により算出する方法について説明する。図12は、相関量Smの算出方法の説明図であり、同様の内容が特許文献2に記載されている。図12において、横軸はシフト量S、縦軸は相関関数C(S)を示している。また、図12(a)はシフト量Sが−4≦S≦4の範囲、図12(b)はシフト量Sが0≦S≦4の範囲(図12(a)の一部の拡大図)をそれぞれ示している。
図12に示されるように、シフト量Sが2(整数精度が2)の場合において、相関値C(S)は最小となる。また、サブ画素精度の相関量Smは、S=1、2、3より、特許文献2に記載されている式を用いて内挿され、Sm=2.29となる。この相関量Smを用いて、デフォーカス量を算出することができる。
続いて、図13を参照して、3点内挿の手法を用いて正しい内挿計算ができない場合について説明する。図13は、相関量Smの算出方法の説明図であり、正しい内挿計算ができない場合を示している。図13において、横軸はシフト量S、縦軸は相関関数C(S)を示している。また、図13(a)はシフト量Sが−4≦S≦4の範囲、図13(b)はシフト量Sが0≦S≦4の範囲(図13(a)の一部の拡大図)をそれぞれ示している。
図11に示されているように、シフト量Sが偶数の場合、着目画素の位置と視野中心の位置とが互いに一致する。このため、このときの相関関数C(S)は、着目画素の位置で計算される。一方、シフト量Sが奇数の場合、着目画素の位置に対して視野中心の位置が半画素分だけ左側にずれる。このため、このときの相関関数C(S)は、着目画素の位置から左側に半画素分だけずれた位置で計算される。
このように比較例としての相関関数の算出方法では、シフト量Sに応じて、すなわちシフト量Sが偶数または奇数のいずれであるかに応じて、着目画素に対する視野中心の位置が異なるため、相関関数C(S)にずれが生じる場合がある。相関関数C(S)は、式(1)のΣ積算で計算されるため、視野中心の半画素ずれの影響を受けるのは、式(1)のΣ積算の最初の積算値および最後の積算値である。
A像およびB像の左右端画素の位置にテクスチャがない場合、式(1)のΣ積算の最初の積算値および最後の積算値は小さくなる。このため、シフト量Sが偶数または奇数のいずれであっても、相関関数C(S)にずれは生じない。その結果、図12に示されるように、シフト量Sが偶数の場合の相関関数C(S)とシフト量Sが奇数の場合の相関関数C(S)は、同一曲線上に乗る。
一方、A像およびB像の左右端画素の位置にテクスチャがある場合、式(1)式のΣ積算の最初の積算値および最後の積算値は大きくなる。このため、シフト量Sが偶数または奇数のいずれであるかに応じて、相関関数C(S)にずれが生じる。その結果、図13に示されるように、シフト量Sが偶数の場合の相関関数C(S)とシフト量Sが奇数の場合の相関関数C(S)は、同一曲線上に乗らない。このため、図13の場合では、3点内挿の計算を正しく行うことができず、相関量Smは、図12に示される正解(Sm=2.29)からずれた値となり、誤った値(Sm=2.57)となる。そこで本実施例は、このような問題を解決するため、以下の手法により相関関数C(S)を算出する。
続いて、図4および図5を参照して、本実施例における相関関数S(CS)の算出方法について説明する。図4および図5は、本実施例における相関関数C(S)の説明図である。デフォーカス量算出部301は、式(1)のSAD(Sum of Absolute Difference)を用いて相関関数C(S)を計算し、具体的にはA像とB像との差分絶対値を積算する。
図4および図5において、上側にaセンサ列および下側にbセンサ列が示されている。また、aセンサ列およびbセンサ列の被写体像は、それぞれA像およびB像として、着目画素(斜線部の画素)の位置を基準としたグレーセル(5画素幅または6画素幅)で示される。図4および図5中に示される矢印は、視野中心、すなわち視野範囲の中心を示している。また、グレーセル中の数字は、A像とB像の差分絶対値にかけられる重み係数である。本実施例において、デフォーカス量算出部301は、シフト量Sに応じてA像とB像とを相対的にずらしながら、1または0.5の重み係数がかけられた差分絶対値を積算し、相関関数C(S)を算出する。
まず、図4の相関関数C(S)について説明する。シフト量Sが偶数の場合、図11と同様に相関関数C(S)が算出される。一方、シフト量Sが奇数の場合、図11に対してA像およびB像の幅を右側に1画素増やして6画素とする。これにより、視野中心が図11の場合(5画素)に対して右側に半画素分だけずれる。このため、シフト量Sが偶数である場合と同様に、着目画素の位置と視野中心の位置とが互いに一致する(すなわち、シフト量Sが偶数または奇数のいずれでも、着目画素の位置に対する視野中心の位置は一定となる)。その結果、シフト量Sが偶数の場合の相関関数C(S)とシフト量Sが奇数の場合の相関関数C(S)は、A像およびB像の形状によらず同一曲線上に乗り、3点内挿の計算を正しく行うことができる。また、画素幅を1画素分だけ増やしても重み係数の和を一定に維持する(本実施例では、5画素分の重み係数1の和である5を維持する)ため、左右端の画素の重み係数を変化させる(本実施例では0.5に設定する)。
続いて、図5の相関関数C(S)について説明する。シフト量Sが奇数の場合、図11と同様に相関関数C(S)が算出される。シフト量Sが偶数の場合、図11に対してA像およびB像の幅を左側に1画素増やして6画素とする。これにより、視野中心が図11の場合(5画素)に対して左側に半画素分だけずれる。このため、シフト量Sが奇数の場合と同様に、視野中心の位置は着目画素の位置に対して左側に半画素分だけずれている(すなわち、シフト量Sが偶数または奇数のいずれでも、着目画素の位置に対する視野中心の位置は一定となる)。その結果、図5の場合においても、3点内挿の計算を正しく行うことができる。本実施例において、図5の左右端の画素の重み係数は0.5に設定されている。
像生成部305にて生成される再構成像の重心(視野中心)が整数画素位置にある場合(例えば、図14(b)の再構成像Sの場合)、デフォーカス量算出部301は、図4の相関関数C(S)を計算する。一方、像生成部305にて生成される再構成像の重心(視野中心)が半画素位置にある場合(例えば、図14(a)、(c)の再構成像Sの場合)、デフォーカス量算出部301は、図5の相関関数C(S)を計算する。これにより、デフォーカス量算出部301は、デフォーカスマップを生成する際に、再構成像とデフォーカスマップとの重心を揃えることができる。
以上のように、図11、図4および図5は、重み係数の和が5(奇数)の場合について説明しているが、これに限定されるものではない。続いて、図15、図6および図7を参照して、重み係数の和が4(偶数)の場合における相関関数S(CS)の算出方法について説明する。
図15は、比較例としての相関関数C(S)の説明図である。図15は、図11と同様に、シフト量Sに応じて、すなわちシフト量Sが偶数または奇数のいずれであるかに応じて、視野中心の位置が半画素分だけずれる。このため、シフト量Sが偶数の場合の相関関数C(S)とシフト量Sが奇数の場合の相関関数C(S)は、A像およびB像の形状によっては同一曲線上に乗らず、3点内挿の計算を正しく行うことができない場合がある。
図6および図7は、本実施例における相関関数C(S)の説明図である。まず、図6の相関関数C(S)について説明する。シフト量Sが奇数の場合、図15と同様に相関関数C(S)は算出される。一方、シフト量Sが偶数の場合、図15に対してA像およびB像の幅を左側に1画素増やして5画素とする。このとき、視野中心の位置は、図15の場合と比較して左側に半画素だけずれる。このため、シフト量Sが偶数の場合の視野中心は、シフト量Sが奇数の場合の視野中心と一致する。その結果、シフト量Sが偶数の場合の相関関数C(S)とシフト量Sが奇数の場合の相関関数C(S)は、A像およびB像の形状によらず同一曲線上に乗るようになり、3点内挿の計算を正しく行うことができる。また、画素の幅を1画素分だけ増やしても重み係数の和を一定(本実施例では4)に維持するため、左右端の重み係数が0.5に設定される。
続いて、図7の相関関数C(S)について説明する。シフト量Sが偶数の場合、図15と同様に相関関数C(S)は算出される。一方、シフト量Sが奇数の場合、図15に対してA像およびB像の幅を右側に1画素増やして5画素とする。このとき、視野中心の位置は、図15の場合と比較して右側に半画素ずれる。このため、シフト量Sが偶数の場合の視野中心は、シフト量Sが奇数の場合の視野中心と一致する。その結果、この場合でも3点内挿の計算を正しく行うことができる。また、左右端の重み係数は0.5に設定される。
像生成部305にて生成される再構成像の重心(視野中心)が整数画素位置にある場合(例えば、図14(b)の再構成像Sの場合)、デフォーカス量算出部301は、図6の相関関数C(S)を計算する。一方、像生成部305にて生成される再構成像の重心(視野中心)が半画素位置にある場合(例えば、図14(a)、(c)の再構成像Sの場合)、デフォーカス量算出部301は、図7の相関関数C(S)を計算する。これにより、デフォーカス量算出部301は、デフォーカスマップを生成する際に、再構成像とデフォーカスマップとの重心を揃えることができる。
本実施例において、相関関数C(S)は、式(1)のSADを用いて算出される。ただし本実施例はこれに限定されるものではなく、以下の式(2)、(3)で表されるNCC(Normalized Cross Correlation)を用いてもよい。
C(S)=Σa(n+s)×b(n)/δ(S) … (2)
δ(S)=(√Σa(n+s))×(√Σb(n)) … (3)
SADは相関が高いほど値が小さくなるのに対して、NCCは相関が高いほど値が大きくなる。このため、3点内挿の手法をNCCに適用する場合、相関関数C(S)の符号を予め反転させるなどして、相関が高いほど値が小さくなるようにする必要がある。また、SAD、NCC以外でも、一対の被写体像の一致度を計算することができれば、他の相関演算式を用いてもよい。
また本実施例において、相関関数C(S)を用いて相関量Sm(相対的変異量)を求めている。ただし、本実施例はこれに限定されるものではなく、特開2013−235047号公報にて開示されている像品質評価値などを用いて相関量Smを求めてもよい。特開2013−235047号公報にて開示されている像品質評価値は、以下の式(5)で表されるP(S)である。
F(n,S)=a(n+s)+b(n) … (4)
P(S)=Σ|−F(n−1,S)+2×F(n,S)−F(n+1,S)| … (5)
式(4)において、F(n,S)は、撮像部105の撮像面およびそれ以外の結像面における再構成像であり、A像とB像をシフト量Sだけシフトさせて加算することにより得られる。像品質評価値P(S)は、式(5)のとおり、再構成像F(n,S)に高域通過フィルタを適用させて振幅を積分した値であるため、再構成像F(n,S)の合焦度の評価値に相当する。合焦度が最高となる結像面が光学系104の結像面であり、光学系104の結像面と撮像部105の撮像面(受光面)との差がデフォーカス量である。このためデフォーカス量算出部301は、像品質評価値P(S)が最高となる相関量Smを求めることにより、デフォーカス量を算出することができる。像品質評価値P(S)は、合焦度が高いほど値が大きくなる。このため、3点内挿の手法を像品質評価値に適用する場合、像品質評価値P(S)の符号を予め反転させるなどして、合焦度が高いほど値が小さくなるようにする必要がある。なお、像品質評価値以外でも、再構成像の合焦度を計算することができれば、他の合焦度演算式を用いてもよい。
本実施例によれば、水平2分割の瞳分割型位相差検出方式によりデフォーカス量を検出する際に、被写体像によらず正しく3点内挿計算を実行可能な撮像装置を提供することができる。
次に、本発明の実施例2における撮像装置について説明する。本実施例の撮像装置の基本構成は、図1を参照して説明した実施例1の撮像装置100と同様である。
図8を参照して、本実施例における撮像部105a(撮像素子)の画素配列について説明する。図8は、撮像部105aの画素配列図である。撮像部105aは複数の画素806を有し、複数の画素806は二次元状に規則的に配列されている。画素806は、マイクロレンズ805、および、二対の光電変換部801、804と光電変換部802、803を備えて構成される。以下、本実施例の説明において、光電変換部801により撮像される像をA像、光電変換部802で撮像される像をB像、光電変換部803で撮像される像をC像、および、光電変換部804で撮像される像をD像とする。
続いて、図9を参照して、画像処理部107aにおける像生成処理およびデフォーカス量算出処理について説明する。図9は、画像処理部107aのブロック図である。画像処理部107a(制御装置)は、像生成部907(加算手段)およびデフォーカス量算出部901(算出手段)を有する。
像生成部907は、光学系104(撮影光学系)の瞳のうちの互いに異なる領域(瞳分割領域)を通過する光束に基づいて形成された複数の被写体像(光学像)を加算し、撮影光学系の瞳の全領域を通過する光束に基づいて形成された単一の被写体像を生成する。すなわち像生成部907は、入力部913(入力手段)を介して光電変換部801、802、803、804からそれぞれ入力されたA像信号908(A像)、B像信号909(B像)、C像信号910(C像)、D像信号911(D像)を加算する。そして像生成部907は、各像信号を加算して生成された像信号912(加算信号)を出力する。また像生成部907は、撮像部105の撮像面(取得面)における被写体像を再構成する。画像処理部107aは、像生成部907から出力された再構成像に対して、ホワイトバランス調整、色補間、縮小/拡大、フィルタリングなどの各処理を施す。画像処理部107aによる処理後の画像は、記録画像として記録媒体108に記録される。
図9において、デフォーカス量算出部901は、着目画素の位置におけるデフォーカス量を算出する。すなわちデフォーカス量算出部901は、入力部914(入力手段)を介して光電変換部801、802、803、804からA像信号902(A像)、B像信号903(B像)、C像信号904(C像)、D像信号905(D像)をそれぞれ入力する。そしてデフォーカス量算出部901は、入力した各像信号に基づいてデフォーカス量906を算出し、デフォーカス量906を出力する。デフォーカス量算出部901は、相関関数(相関量または相関値)を算出することなどによりデフォーカス量を算出する。
デフォーカス量算出部901は、着目画素の位置を1画素ずつずらしながら(シフトしながら)デフォーカス量を算出することにより、被写体のデフォーカス量分布を示すデフォーカスマップを生成することができる。またデフォーカス量算出部901は、生成したデフォーカスマップを参照することにより、深度が深い記録画像に所望の大きさの背景ボケを画像処理によって付加することができる。またデフォーカス量算出部901は、着目画素の位置を自動焦点検出すべき画素位置に指定してデフォーカス量を算出することにより、算出したデフォーカス量を自動焦点検出に利用することができる。
続いて、本実施例における相関関数C(S)について説明する。まず、図16を参照して、本実施例の比較例について説明する。図16は、比較例としての相関関数C(S)の算出方法の説明図である。
図16において、左上にaセンサ群、右上にbセンサ群、左下にcセンサ群、および、右下にdセンサ群がそれぞれ示されている。また、aセンサ群、bセンサ群、cセンサ群、および、dセンサ群の被写体像はそれぞれ、A像、B像、C像、D像として、着目画素(斜線部の画素)の位置を基準としたグレーセル(5×5画素)で示される。相関関数C(S)は、シフト量S(図16ではS=0、−1、−2)に応じて、A像、B像、C像、D像を相対的にずらしながら(シフトしながら)算出される。
グレーセルおよび白セルを合わせた領域は、着目画素の位置における視野範囲であり、シフト量Sの絶対値が増えると視野範囲の幅も広がる。図16中に示される矢印は、視野中心(水平視野中心および垂直視野中心)、すなわち視野範囲の中心を示している。視野中心における相関関数C(S)は、式(1)の相関関数C(S)を図8の撮像部105a(撮像素子)に適用することにより、以下の式(6)のように表される。
C(S)=Σ|a(n+s,n+s)−d(n,n)|+
Σ|b(n,n+s)−c(n+s,n)| … (6)
比較例としての図16の算出方法では、シフト量Sが偶数の場合、視野中心は着目画素の位置と一致する。一方、シフト量Sが奇数の場合、視野中心は着目画素の位置に対して半画素分だけずれる。すなわち、図11の場合と同様に、シフト量Sに応じて、すなわちシフト量Sが偶数または奇数のいずれであるかに応じて、視野中心が半画素ずれる。このため、シフト量Sが偶数の場合の相関関数C(S)とシフト量Sが奇数の場合の相関関数C(S)は、A像、B像、C像およびD像の形状によっては同一曲線上に乗らず、3点内挿の計算を正しく行うことができない場合がある。
続いて、図10を参照して、本実施例における相関関数S(CS)の算出方法について説明する。図10は、本実施例における相関関数C(S)の説明図である。図10(本実施例)において、シフト量Sが偶数の場合、図16(比較例)と同様に相関関数C(S)が算出される。一方、シフト量Sが奇数の場合、図16に対してA像、B像、C像およびD像のサイズ(幅)を下側および右側に1画素ずつ増やして6×6画素とする。これにより、視野中心が図16の場合(5画素)に対して下側および右側に半画素分だけずれる。このため、シフト量Sが偶数である場合と同様に、着目画素の位置と視野中心の位置とが互いに一致する(すなわち、シフト量Sが偶数または奇数のいずれでも、着目画素の位置に対する視野中心の位置は一定となる)。その結果、シフト量Sが偶数の場合の相関関数C(S)とシフト量Sが奇数の場合の相関関数C(S)は、A像、B像、C像およびD像の形状によらず同一曲線上に乗り、3点内挿の計算を正しく行うことができる。また、画素サイズ(画素幅)を下側および右側に1画素分だけ増やしても重み係数の和を一定に維持する(本実施例では、5×5画素の重み係数1の和である25を維持する)ため、周辺画素の重み係数を変化させる。本実施例では、図10に示されるように、四隅の画素の重み係数を0.25、四隅を除く周辺画素の重み係数を0.5にそれぞれ設定する。
本実施例によれば、水平垂直4分割の瞳分割型位相差検出方式によりデフォーカス量を検出する際に、被写体像によらず、3点内挿計算を正しく実行可能な撮像装置を提供することができる。
このように各実施例において、撮像手段(撮像部105)は、光学系104の瞳のうち互いに異なる領域(分割瞳領域)から入射する光束を受光して第1の像信号(A像信号)および第2の像信号(B像信号)を出力する。算出手段(画像処理部107のデフォーカス量算出部301、901)は、所定の範囲に含まれる画素からの第1の像信号および第2の像信号(像信号の位相)を相対的にシフトさせながら評価値(デフォーカス評価値)を算出し、デフォーカス量を算出する。そして算出手段は、第1の像信号および第2の像信号のシフト量に応じて着目画素の位置に関する視野範囲の中心(視野中心)が変動しないように、所定の範囲の大きさ(参照画素数)を変更する。すなわちいずれのシフト量でも視野中心の位置が一定となるように、所定の範囲の大きさを変更する。ここで所定の範囲とは、被写体像に対応する各センサ列の画素範囲であり、例えば、図4〜図7、図10中のグレーセルとして示される範囲である。
好ましくは、視野範囲の中心は、着目画素の中心と一致しているか、または、着目画素の中心から半画素ずれている。また好ましくは、算出手段は、シフト量が第1のシフト量である場合、所定の範囲に含まれる画素の数を偶数に設定する。一方、シフト量が第2のシフト量である場合、所定の範囲に含まれる画素の数を奇数に設定する。
好ましくは、撮像装置100は、第1の像信号および第2の像信号を加算する加算手段(像生成部305、907)を更に有する。より好ましくは、加算手段は、第1の像信号および第2の像信号を第3のシフト量だけシフトさせて加算する(再構成像を取得する)。そして算出手段は、第1の像信号および第2の像信号を第4のシフト量だけシフトして評価値を算出し、第3のシフト量(再構成像を取得する際のシフト量)および第4のシフト量(評価値を算出する際のシフト量)に応じて所定の範囲の大きさを変更する。
好ましくは、算出手段は、評価値として、所定の範囲における全ての画素に関して第1の重み係数(例えば1)を用いて算出された第1の評価値を算出可能である。また算出手段は、評価値として、所定の範囲の一部の画素(例えば、所定の範囲の端の画素)に関して第1の重み係数よりも小さい第2の重み係数(例えば0.5)を用いて算出された第2の評価値を算出可能である。そして算出手段は、所定の範囲の大きさに応じて、第1の評価値または第2の評価値のいずれを算出するかを決定する。
好ましくは、評価値は、第1の像信号および第2の像信号の一致度に関する情報(相関値など)である。また好ましくは、評価値は、第1の像信号および第2の像信号の合焦度に関する情報(コントラスト評価値など)である。また好ましくは、算出手段は、評価値に基づいて3点内挿計算を行うことによりデフォーカス量を算出する。
[その他の実施形態]
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、撮像装置の制御方法の手順が記述されたコンピュータで実行可能なプログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
各実施例によれば、瞳分割型位相差検出方式による焦点検出を行う際に、被写体像によらず、3点内挿の手法を用いてより高精度にデフォーカス量を算出可能な撮像装置、制御装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像装置
105 撮像部(撮像手段)
301、901 デフォーカス量算出部(算出手段)

Claims (14)

  1. 光学系の瞳のうち互いに異なる領域から入射する光束を受光して第1の像信号および第2の像信号を出力する撮像手段と、
    所定の範囲に含まれる画素からの前記第1の像信号および前記第2の像信号を相対的にシフトさせながら評価値を算出し、デフォーカス量を算出する算出手段と、を有し、
    前記算出手段は、前記第1の像信号および前記第2の像信号のシフト量に応じて着目画素の位置に関する視野範囲の中心が変動しないように、前記所定の範囲の大きさを変更することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記視野範囲の中心は、前記着目画素の中心と一致していることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記視野範囲の中心は、前記着目画素の中心から半画素ずれていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記算出手段は、
    前記シフト量が第1のシフト量である場合、前記所定の範囲に含まれる前記画素の数を偶数に設定し、
    前記シフト量が第2のシフト量である場合、前記所定の範囲に含まれる前記画素の数を奇数に設定する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の像信号および前記第2の像信号を加算する加算手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記加算手段は、前記第1の像信号および前記第2の像信号を第3のシフト量だけシフトさせて加算し、
    前記算出手段は、
    前記第1の像信号および前記第2の像信号を第4のシフト量だけシフトして前記評価値を算出し、
    前記第3のシフト量および前記第4のシフト量に応じて、前記所定の範囲の大きさを変更する、ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記算出手段は、
    前記評価値として、前記所定の範囲における全ての画素に関して第1の重み付け係数を用いて算出された第1の評価値、および、該所定の範囲の一部の画素に関して該第1の重み付け係数よりも小さい第2の重み付け係数を用いて算出された第2の評価値を算出可能であり、
    前記所定の範囲の大きさに応じて、前記第1の評価値または前記第2の評価値のいずれを算出するかを決定する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記評価値は、前記第1の像信号および前記第2の像信号の一致度に関する情報であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記評価値は、前記第1の像信号および前記第2の像信号の合焦度に関する情報であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記算出手段は、前記評価値に基づいて3点内挿計算を行うことにより、前記デフォーカス量を算出することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 光学系の瞳のうち互いに異なる領域から入射する光束に基づいて撮像手段から出力された第1の像信号および第2の像信号を入力する入力手段と、
    所定の範囲に含まれる画素からの前記第1の像信号および前記第2の像信号を相対的にシフトさせながら評価値を算出し、デフォーカス量を算出する算出手段と、を有し、
    前記算出手段は、前記第1の像信号および前記第2の像信号のシフト量に応じて前記所定の範囲の大きさを変更する、ことを特徴とする制御装置。
  12. 光学系の瞳のうち互いに異なる領域から入射する光束に基づいて撮像手段から出力された第1の像信号および第2の像信号を取得するステップと、
    所定の範囲に含まれる画素からの前記第1の像信号および前記第2の像信号を相対的にシフトさせながら評価値を算出し、デフォーカス量を算出するステップと、を有し、
    前記デフォーカス量を算出するステップにおいて、前記第1の像信号および前記第2の像信号のシフト量に応じて着目画素の位置に関する視野範囲の中心が変動しないように、前記所定の範囲の大きさを変更することを特徴とする制御方法。
  13. 光学系の瞳のうち互いに異なる領域から入射する光束に基づいて撮像手段から出力された第1の像信号および第2の像信号を取得するステップと、
    所定の範囲に含まれる画素からの前記第1の像信号および前記第2の像信号を相対的にシフトさせながら評価値を算出し、デフォーカス量を算出するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記デフォーカス量を算出するステップにおいて、前記第1の像信号および前記第2の像信号のシフト量に応じて着目画素の位置に関する視野範囲の中心が変動しないように、前記所定の範囲の大きさを変更することを特徴とするプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記憶していることを特徴とする記憶媒体。
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