JP3342554B2 - 空電併用連結器の自動解結装置 - Google Patents

空電併用連結器の自動解結装置

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JP3342554B2
JP3342554B2 JP32471393A JP32471393A JP3342554B2 JP 3342554 B2 JP3342554 B2 JP 3342554B2 JP 32471393 A JP32471393 A JP 32471393A JP 32471393 A JP32471393 A JP 32471393A JP 3342554 B2 JP3342554 B2 JP 3342554B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両に装備される
空電併用連結器の自動解結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、鉄道車両の連結に際しては、互い
の車両を機械的に連結する機械的な連結、互いの空気経
路を接続する空気接続および互いの電気経路を接続する
電気接続が必要であり、これらの連結、接続機能を一体
的に備える空電併用連結器が使用されている。
【0003】また、例えば旅客列車の場合、2〜4両程
度の車両を連結して一編成の列車として運行している
が、例えば朝夕などの乗客数が多い時間帯等では2編成
以上の列車を編成併合して一列車として運行し、乗客数
が比較的少なくなる昼間には併合を解除して少両編成で
運行することが行われている。従って、例えば編成併合
の解除に伴う列車同士の切り離し作業は、一日に何回も
行われることになる。
【0004】従来、例えば編成併合の解除に際して空電
併用連結器の解結を自動的に行うものとして、図2に例
示する構成の自動解結装置100が使用されていた。周
知のようにこの自動解結装置100は空気管開閉器10
2と電気開放器104とを一体的に組み付けた構造とな
っている。空気管開閉器102には、解放電磁弁106
および連結電磁弁108を介して操作される切換シリン
ダ110を備えており、この切換シリンダ110のピス
トン112の往復移動に応じて回転駆動されるカム軸1
14を介して空気弁116、118を駆動し、空気管1
20の開閉および錠解放シリンダ122への圧力空気の
給排を操作している。また電気開放器104自体は開閉
作動のための駆動機構を備えておらず、継手124を介
して機械的に連結されている切換シリンダ110のピス
トン112によって開閉駆動される構造であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動解結装置は、上記のように空気管開閉器と電気開放
器とが切換シリンダを介して機械的に連結された一体構
造であるため大型であり、艤装スペースの小さい車両で
は装備が困難となる等、艤装に際しての自由度が小さか
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
になされた本発明の空電併用連結器の自動解結装置は、
車両を機械的に連結するための機械的連結部、空気経路
を接続するための空気接続部、電気経路を接続するため
の電気接続部および上記機械的連結部の錠機構を解錠駆
動する錠解放シリンダを有する空電併用連結器の自動解
結装置であって、解結操作時には上記空気経路と上記空
気接続部との連通を遮断し上記電気経路と上記電気接続
部との通電を遮断すると共に上記錠解放シリンダへ圧力
空気を供給して上記錠機構を解錠する空電併用連結器の
自動解結装置において、圧力空気によって駆動されて
放位置と閉鎖位置とに切換わることにより上記空気経路
と上記空気接続部との連通を通断する開閉バルブと、
結、運転及び解放の3ポジションに切り換え操作可能な
操作スイッチと、 上記開閉バルブへの圧力空気の給排経
路を、上記開閉バルブを開放変位させる経路とする第1
位置、上記開閉バルブへの圧力空気の給排を停止させる
第2位置及び上記開閉バルブへの圧力空気の給排経路
を、上記開閉バルブを閉鎖変位させる経路とする第3位
置に切換わる3位置電磁弁と、 上記操作スイッチのポジ
ションが連結にされると上記3位置電磁弁を第1位置に
させ、上記操作スイッチのポジションが運転にされると
上記3位置電磁弁を第2位置にさせ、上記操作スイッチ
のポジションが解放にされると上記3位置電磁弁を第3
位置にさせる励磁電力供給回路と、上記開閉バルブが開
放位置から閉鎖位置へ変位した際に閉鎖信号を出力し上
記開閉バルブが閉鎖位置から開放位置に変位した際に開
放信号を出力するバルブ位置信号出力手段と、上記閉鎖
信号に基づいて上記開閉バルブが閉鎖位置へ変位したこ
とを検知した際に上記電気経路と上記電気接続部との通
電を遮断し上記開放信号に基づいて上記開閉バルブが開
放位置へ変位したことを検知した際に上記電気経路と上
記電気接続部との通電を接続する電気経路通断手段とを
設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成の空電併用連結器の自動解結装置にお
いて車両の連結を解放する際には、操作スイッチのポジ
ションを解放に切り換えると、励磁電力供給回路が3位
置電磁弁を第3位置にさせる。3位置電磁弁が第3位置
になると開閉バルブが開放位置から閉鎖位置へ切換わ
り、空気経路と空気接続部との連通を遮断する。この開
閉バルブの変位により、バルブ位置信号出力手段が閉鎖
信号を出力する。電気経路通断手段は、この閉鎖信号に
基づいて開閉バルブが閉鎖位置へ変位したことを検知す
ると、電気経路と電気接続部との通電を遮断する。こう
して空気経路および電気経路が遮断されると、自動解結
装置は、錠解放シリンダへ圧力空気を供給して機械的連
結部の錠機構を解錠駆動する。錠機構の解錠により車両
は機械的な連結状態から解放される。
【0008】また車両を連結する際には、従来と同様
に、互いの空電併用連結器を介して車両を機械的に連結
すると共に互いの車両の空気接続部および電気接続部を
接合する。この後、操作スイッチのポジションを連結に
切り換えると、励磁電力供給回路が3位置電磁弁を第1
位置にさせる。3位置電磁弁が第1位置になると開閉バ
ルブが開放位置へ切換わり、空気経路と空気接続部と連
通させる。これにより両車両の空気経路は連通される。
この開閉バルブの変位により、バルブ位置信号出力手段
が開放信号を出力する。電気経路通断手段は、この開放
信号に基づいて開閉バルブが開放位置へ変位したことを
検知すると、電気経路と電気接続部との通電を接続す
る。これにより両車両の電気経路は互いに接続状態とな
る。
【0009】このように、本発明の空電併用連結器の自
動解結装置では、空気経路と空気接続部との連通を通断
する開閉バルブの変位に応じて出力される電気信号(閉
鎖信号および開放信号)に基づいて、電気経路通断手段
が電気経路と電気接続部との通電を断続する。したがっ
て、空気経路を遮断するための開閉バルブと電気経路を
遮断するための電気経路通断手段とを機械的に結合する
必要はなく、艤装に際しての自由度が大きくなり、艤装
スペースの小さい車両でも装備可能となる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1にお
いて左端に示すのは、錠機構(図示略)を備えた機械的
連結部10、空気接続部12、複数のコンタクトピンを
備えた電気接続部14および錠解放シリンダ16を有す
る周知構造の密着式空電併用連結器18である。これら
密着式空電併用連結器18を構成する各部のうち、空気
接続部12はゴムホース20aを介して主空気管22に
接続されており、錠解放シリンダ16はゴムホース20
bを介して解錠用空気管24に接続されている。また電
気接続部14には周知のジャンパケーブル26が接続さ
れている。
【0011】主空気管22は、本発明の開閉バルブとし
てのボールバルブ28および側穴付きの締切コック30
を介して圧力空気のメインリザーバタンク(図示略)に
接続されている。このため、ボールバルブ28および締
切コック30を開放とした際には、メインリザーバタン
クと空気接続部12とが連通状態となり、ボールバルブ
28または締切コック30を閉鎖(締切)した際には、
メインリザーバタンクと空気接続部12との連通は遮断
される。なお、締切コック30を締切った場合、締切コ
ック30の下流側(ボールバルブ28側)が排気される
が、この締切コック30は、通常は開放となっている。
【0012】ボールバルブ28は、圧力空気の給排に応
じて内蔵するボール弁体(図示略)を回転駆動する駆動
部32を備えており、給排ポートA側に圧力空気が供給
され給排ポートB側が排気されるとボールバルブ28は
開放され、給排ポートB側に圧力空気が供給され給排ポ
ートA側が排気されるとボールバルブ28は閉鎖され
る。また給排ポートA、給排ポートBのいずれにも加圧
空気が供給されない状態では、ボールバルブ28は変位
しない。さらにボールバルブ28には、本発明のバルブ
位置信号出力手段としての連結スイッチ34および解放
スイッチ36を備えている。連結スイッチ34は、ボー
ルバルブ28が閉鎖位置から開放位置へ変位した際にオ
ンとなって開放信号を出力し、開放位置から閉鎖位置へ
変位した際にはオフとなる。他方解放スイッチ36は、
ボールバルブ28が開放位置から閉鎖位置に変位した際
にオンとなって閉鎖信号を出力し、閉鎖位置から開放位
置へ変位した際にはオフとなる。なお、ボールバルブ2
8には手動ハンドル38が備えられており、手動ハンド
ル38を操作してボールバルブ28を開閉作動させるこ
とが可能である。
【0013】ボールバルブ28の給排ポートAは、第1
空気通路40を介して、3位置電磁弁42の制御ポート
C2に接続されており、給排ポートBは、第2空気通路
44を介して、3位置電磁弁42の制御ポートC1に接
続されている。この3位置電磁弁42には、給気ポート
Pおよび排気ポートE1、E2が設けられており、給気
ポートPはY型ストレーナ46および側穴付きの締切コ
ック48を介して主空気管22に接続されている。これ
により、3位置電磁弁42のポジションを切換えて、ボ
ールバルブ28の給排ポートA、Bへの圧力空気の給排
を操作し、ボールバルブ28を開閉操作可能である。
【0014】また、3位置電磁弁42の制御ポートC1
に接続されている第2空気通路44には分岐路50が設
けられており、分岐路50は2位置電磁弁52の給気ポ
ートNCに接続されている。この2位置電磁弁52の制
御ポートCOMは解錠用空気管24に接続されており、
2位置電磁弁52を操作して、錠解放シリンダ16と分
岐路50(=3位置電磁弁42の制御ポートC1)を連
通状態とすることができる。また、2位置電磁弁52を
上記とは異なるポジションとした際には、制御ポートC
OMと排気ポートNOとを連通させて、錠解放シリンダ
16を大気解放状態にできる。
【0015】上述の構成により、3位置電磁弁42のポ
ジションを操作してボールバルブ28を開放位置および
閉鎖位置に変位させ、主空気管22と空気接続部12と
の連通を通断可能である。また、3位置電磁弁42と併
せて2位置電磁弁52を操作して錠解放シリンダ16に
圧力空気を供給して、機械的連結部10の錠機構を解錠
可能であり、錠解放シリンダ16を大気開放状態として
錠機構を鎖錠状態とすることができる。
【0016】一方、電気接続部14に接続されているジ
ャンパケーブル26は、栓54および車両本体56に固
定された栓受58を介して、車両側の電気経路60と着
脱可能に接続されている。周知のように電気経路60は
複数本の電線で構成されており、それら複数本の電線が
さらに主電気経路60aと副電気経路60bとに分割さ
れている。このうち主電気経路60aはリレー盤62を
介して端子台64に接続され、副電気経路60bは端子
台64に直結されている。
【0017】リレー盤62には主電気経路60aを構成
している複数の電線の通電を断続可能なリレー(図示
略)が内蔵されており、図示省略した回路により連結ス
イッチ34からの開放信号および解放スイッチ36から
の閉鎖信号が、例えば周知のマイクロコンピュータを備
え走行、停止、ブレーキのオン/オフ状態や電気接続部
14と相手方との接触状態等、車両の状態に応じて各種
の指示を発するコントロールユニット(図示省略)を介
して、入力される構成となっている。リレー盤62の各
リレーは、連結スイッチ34からの開放信号が入力され
るとオンとなり、解放スイッチ36からの閉鎖信号が入
力されるとオフとなり、このオン/オフに応じて主電気
経路60aを通断することができる。すなわち、リレー
盤62が本発明の電気経路通断手段に相当することにな
る。
【0018】また、端子台64からは、3位置電磁弁4
2に励磁電力を供給するための励磁電力供給回路66、
ボールバルブ28の連結スイッチ34および解放スイッ
チ36へ電力を供給するスイッチ電力供給回路68が接
続されている。なお、2位置電磁弁52へは、主空気管
22および主電気経路60aが遮断された後に、コント
ロールユニットの指示に応じて励磁電力が供給される構
成となっている。
【0019】さらに、端子台64には、3位置電磁弁4
2のポジションの切換を指示するための操作スイッチ7
0が接続されている。この操作スイッチ70は車両の運
転室に設置されており、操作スイッチ70のポジション
を「連結」、「運転」および「解放」に切換えると、3
位置電磁弁42のポジションが切換えられる。なお、操
作スイッチ70が「解放」とされた際には、副電気経路
60bが遮断される構成となっている。
【0020】この操作スイッチ70のポジションと対応
する3位置電磁弁42およびボールバルブ28の状態
を、下記の表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】上述の構成により、操作スイッチ70のポ
ジションを切換えて3位置電磁弁42のポジションを変
動させることで、ボールバルブ28の給排ポートA、B
への圧力空気の給排を操作して、ボールバルブ28を開
閉作動させることができる。すなわち、操作スイッチ7
0、端子台64、励磁電力供給回路66、3位置電磁弁
42および第1、第2空気通路40、44によって、
ールバルブ28が制御される。
【0023】このボールバルブ28を制御するための各
部、ボールバルブ28、リレー盤62、2位置電磁弁5
2他によって本実施例の空電併用連結器の自動解結装置
80が構成されている。次に、上記構成になる空電併用
連結器の自動解結装置80の作動について説明する。
【0024】図1に示す空電併用連結器の自動解結装置
80の状態は、これを備えた車両(以下、自車という)
が密着式空電併用連結器18を介して図示省略した他の
車両(以下、他車という)と連結された状態であり、操
作スイッチ70は「運転」位置に保持されている。な
お、ボールバルブ28は「開放」になっている。
【0025】この状態から連結を解除する場合、操作ス
イッチ70のポジションを「解放」に切換える。これに
より3位置電磁弁42のポジションが切換えられて、上
記表1に示すように、制御ポートC1と給気ポートPが
連通し制御ポートC2と排気ポートE2が連通する。こ
れによりボールバルブ28の給排ポートBに圧力空気が
供給され給排ポートAが排気となるので、ボールバルブ
28は開放から閉鎖へと変位する。このボールバルブ2
8の変位によって主空気管22は遮断され、解放スイッ
チ36がオンとなって閉鎖信号が出力される。この閉鎖
信号がコントロールユニットを介してリレー盤62に入
力され、各リレーが断状態となるので主電気経路60a
は遮断される。また操作スイッチ70のポジションを
「解放」に切換えた際に副電気経路60bが遮断され
る。さらに主空気管22および主電気経路60aの遮断
後、コントロールユニットの指示に応じて、2位置電磁
弁52へ励磁電力が供給される。これにより2位置電磁
弁52のポジションが切換わり給気ポートNCと制御ポ
ートCOMが連通するので、錠解放シリンダ16へ圧力
空気が供給される。圧力空気の供給によって錠解放シリ
ンダ16が錠機構を解錠駆動するので、機械的連結部1
0による連結は解除される。
【0026】次に、操作スイッチを「運転」位置に切換
えると、3位置電磁弁42は図示の位置となり、ボール
バルブ28への圧力空気の供給は停止され、ボールバル
ブ28は閉鎖位置に保持され、リレー盤62も断状態を
保持する。こうして主空気管22および主電気経路60
aは、密着式空電併用連結器18側との接続を遮断され
た状態を維持することになる。なお、2位置電磁弁52
は、コントロールユニットの指示によって励磁電流の供
給を停止され、図示の状態となる。
【0027】この後、例えば自車を後退させて両車両を
相対的に離隔することにより、空気接続部12と他車の
空気接続部とを離脱させ、電気接続部14と他車の電気
接続部とを離脱させる。このように、本実施例の密着式
空電併用連結器の自動解結装置80では、主空気管22
と空気接続部12との連通を通断するボールバルブ28
の変位に応じて出力される閉鎖信号に基づいて、リレー
盤62が作動して主電気経路60aと電気接続部14と
の通電を遮断する。したがって、主空気管22を遮断す
るためのボールバルブ28と主電気経路60aを遮断す
るためのリレー盤62とを機械的に結合する必要はな
く、艤装に際しての自由度が大きくなり、艤装スペース
の小さい車両でも装備可能となる。
【0028】また、車両を連結する場合は、上記解放操
作後に操作スイッチ70を「運転」位置に保持した状態
で自車と他車を互いに近接させて、密着式空電併用連結
器18を接合させると、周知のように錠機構が作動して
両車両を機械的に連結する。この後、操作スイッチ70
を「連結」位置にすると、3位置電磁弁42が上記表1
に示すポジションとなり、ボールバルブ28が閉鎖から
開放へと変位する。該ボールバルブ28の変位により連
結スイッチ34がオンとなって開放信号が出力される。
この開放信号は、コントロールユニットにおいて例えば
電気接続部12の各接点が正常に他車と接続されたこと
が判定された後、リレー盤62に入力され各リレーが続
状態となる。これにより主電気経路60aと電気接続部
14とは導通状態となる。ここで操作スイッチ70を
「運転」位置にすれば、3位置電磁弁42は図示の位置
となり、ボールバルブ28への圧力空気の供給は停止さ
れ、ボールバルブ28は開放位置に保持され、リレー盤
62も続状態を保持する。こうして主空気管22が空気
接続部12と連通され、主電気経路60aと電気接続部
14とが導通された状態を維持することになる。
【0029】以上実施例について説明したが、本発明は
このような実施例に限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空電併用
連結器の自動解結装置は、空気経路と空気接続部との連
通を通断する開閉バルブの変位に応じて出力される電気
信号(閉鎖信号および開放信号)に基づいて、電気経路
通断手段が電気経路と電気接続部との通電を断続する。
したがって、空気経路を遮断するための開閉バルブと電
気経路を遮断するための電気経路通断手段とを機械的に
結合する必要はなく、艤装に際しての自由度が大きくな
り、艤装スペースの小さい車両でも装備可能となる。ま
た、従来技術による機械的インターロック方式の自動解
結装置に比較して製造コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の空電併用連結器の自動解結装置の構
成の説明図である。
【図2】 従来の空電併用連結器の自動解結装置の構成
の説明図である。
【符号の説明】
10・・・機械的連結部、12・・・空気接続部、14
・・・電気接続部、16・・・錠解放シリンダ、18・
・・密着式空電併用連結器、22・・・主空気管(空気
経路)、28・・・ボールバルブ(開閉バルブ)、34
・・・連結スイッチ(バルブ位置信号出力手段)、36
・・・解放スイッチ(バルブ位置信号出力手段)、40
・・・第1空気通路、42・・・3位置電磁弁)、44
・・・第2空気通路、52・・・2位置電磁弁、60・
・・電気経路、60a・・・主電気経路、60b・・・
副電気経路、62・・・リレー盤(電気経路通断手
段)、64・・・端子台、66・・・励磁電力供給回
路、70・・・操作スイッチ、80・・・自動解結装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関島 康直 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 鈴木 英一 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 (72)発明者 加藤 剛 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−102518(JP,A) 特開 昭60−75909(JP,A) 特開 昭61−85264(JP,A) 特開 昭51−93006(JP,A) 実開 昭60−91549(JP,U) 実開 昭49−50904(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61G 5/06 B61G 7/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を機械的に連結するための機械的連
    結部、空気経路を接続するための空気接続部、電気経路
    を接続するための電気接続部および上記機械的連結部の
    錠機構を解錠駆動する錠解放シリンダを有する空電併用
    連結器の自動解結装置であって、解結操作時には上記空
    気経路と上記空気接続部との連通を遮断し上記電気経路
    と上記電気接続部との通電を遮断すると共に上記錠解放
    シリンダへ圧力空気を供給して上記錠機構を解錠する空
    電併用連結器の自動解結装置において、圧力空気によって駆動されて 開放位置と閉鎖位置とに切
    換わることにより上記空気経路と上記空気接続部との連
    通を通断する開閉バルブと、連結、運転及び解放の3ポジションに切り換え操作可能
    な操作スイッチと、 上記開閉バルブへの圧力空気の給排経路を、上記開閉バ
    ルブを開放変位させる経路とする第1位置、上記開閉バ
    ルブへの圧力空気の給排を停止させる第2位置及び上記
    開閉バルブへの圧力空気の給排経路を、上記開閉バルブ
    を閉鎖変位させる経路とする第3位置に切換わる3位置
    電磁弁と、 上記操作スイッチのポジションが連結にされると上記3
    位置電磁弁を第1位置にさせ、上記操作スイッチのポジ
    ションが運転にされると上記3位置電磁弁を第2位置に
    させ、上記操作スイッチのポジションが解放にされると
    上記3位置電磁弁を第3位置にさせる励磁電力供給回路
    と、 上記開閉バルブが開放位置から閉鎖位置へ変位した際に
    閉鎖信号を出力し上記開閉バルブが閉鎖位置から開放位
    置に変位した際に開放信号を出力するバルブ位置信号出
    力手段と、 上記閉鎖信号に基づいて上記開閉バルブが閉鎖位置へ変
    位したことを検知した際に上記電気経路と上記電気接続
    部との通電を遮断し上記開放信号に基づいて上記開閉バ
    ルブが開放位置へ変位したことを検知した際に上記電気
    経路と上記電気接続部との通電を接続する電気経路通断
    手段とを設けたことを特徴とする空電併用連結器の自動
    解結装置。
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