JP2555206B2 - 車両の駐車ブレーキ装置 - Google Patents

車両の駐車ブレーキ装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の駐車ブレーキ装置に係り、特にモノ
レール車両等に好適な車両の駐車ブレーキ装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
一般の鉄道車両においては、駐車ブレーキ装置として
手ブレーキおよび側ブレーキを用いており、運転士等が
手動により制動動作を行なっている。
ところで、この種の手ブレーキおよび側ブレーキにつ
いては、昭和56年10月20日 丸善株式会社発行 文献
「機械技術者のための鉄道工学」第159頁 に記載され
ている。
一方、高架の単軌道上を走行するモノレール車両にあ
っては、操作の簡素化を図るため、運転室に操作スイッ
チを設け、運転士の操作により空制式の駐車ブレーキを
動作させていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の従来技術においては、操作がすべて運転士によ
って行なわれるため、人為的にミスにより事故につなが
る可能性があった。また、上記駐車ブレーキにおいて
は、他の制御機器との連動が配慮されておらず、該駐車
ブレーキ動作時に力行制御が行なえる構造となってい
る。したがって、該操作によって駐車ブレーキ作動時に
車両を走行させてしまい、ブレーキ装置を損傷してしま
う可能性があった。
本発明の目的は、自動的に確実に動作し、かつ、誤動
作による機器の損傷を防止できる駐車ブレーキを装置を
提供することにある。
本発明の第2の目的は、より安全に誤操作を防止する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、 圧縮空気の排気によって制動する制動手段と、 該制動手段への空気の供給および排気を制御する制動
制御手段と、 編成車両の前後のそれぞれの先頭車両に設置した前後
切替スイッチと、 該前後切替スイッチのそれぞれが「後」に投入された
場合に前記制動制御手段に制動指令を出力するものであ
って、該制動指令を出力している際に、力行制御手段を
開放または該制動指令を出力していることを表示装置に
示す前後制御手段と、 からなる車両の駐車ブレーキ装置を構成することによっ
て達成できる。
第2の目的は、前記前後制御手段は前記制動指令を出
力した場合に前記力行制御手段に対して開放指令を出力
するようにすることにより、達成できる。
〔作 用〕
編成車両においては終着駅等に到着すると、運転手は
今まで先頭であった車両の運転台の前後切替スイッチを
後側になることを意味する「後」側に投入する。これは
今まで後端であった車両を先頭車両として使用する場合
に運転を行えるようにするために、従来から行われてい
ることである。従来においては前後切替スイッチと制動
手段との接続回路はない。
本発明においては、例えば終点に到着すると、今まで
先頭であった車両の前後切替スイッチを「後」に投入す
る。そうすると、今まで後端であった車両の前後切替ス
イッチは既に「後」に投入されているので、前後の車両
の切り替えスイッチは全てが「後」側になる。
このため、制動制御手段に対して制動指令が出力さ
れ、制動手段は制動状態になる。
また、力行制動手段を開放するかまたは該制動指令を
出力していることを表示装置に示すので、駐車ブレーキ
がかかった状態で力行させることが無く、制動手段の損
傷を防止できるものである。
第2の目的に対する手段によれば、前記状態において
力行制動手段を開放するのでより安全である。
(実 施 例〕 以下、本発明による駐車ブレーキ装置の一実施例を第
1図によって説明する。同図において、2は制動制御手
段に相当する電磁弁で、配管1a,1bを介して圧縮空気を
制動手段に相当するブレーキシリンダ3に供給および排
出するものである。該ブレーキシリンダ3は、前記電磁
弁2を介して給気される圧縮空気によって内蔵のばねを
殺して制動を解除し、かつ、該圧縮空気が排気され内蔵
のばねが活かされることにより制動を行なう構造となっ
ている。なお、前記電磁弁2は励磁された時に、圧縮空
気をブレーキシリンダ3に給気して、その制動力を解除
し、消磁した時に圧縮空気を排気して該ブレーキシリン
ダ3の制動力を生ぜしめる。
4は前記電磁弁2の動作に連動して動作するように、
配管1bの途中に設けられ配管1cに連通された気圧スイッ
チである。該気圧スイッチ4には電源に接続された接点
を有し、該接点の他端は表示装置5および力行制御装置
6に接続されている。そして、ブレーキシリンダ3へ供
給されていた圧縮空気が電磁弁2の動作によって排気さ
れると、前記気圧スイッチ4の接点が閉路して表示装置
5が動作し、かつ、力行制御装置6を開放させる。気圧
スイッチ4等は電磁弁2、表示装置5、力行制御手段6
を制御する前後制御手段を構成する。
7a,7bは編成の各先頭車に設けられる前後切換スイッ
チで、該先頭車が進行方向の前側かあるいは後側かを設
定するためのものである。該前後切換スイッチ7a,7bに
それぞれ電源を接続するとともに、その回路を前記電磁
弁2に接続する。そして、該前後切換スイッチ7a,7bの
両方が「後」側に設定された時に、電磁弁2に通電して
励磁させる構成となっている。
このような構成において、この動作状況を説明する。
通常、駐車ブレーキは運転士が車両が離れる時に使用さ
れるものである。詳述すると、終端駅で運転台を交換す
る際、今まで「前」側であった先頭車の前後切換スイッ
チ7aを「後」側に切換える。これにより前後切換スイッ
チ7aから電磁弁2への通電が断たれる。一方、前後切換
スイッチ7bは終端駅に達成するまで「後」側となってい
るため、電磁弁2への通電が断たれている。したがっ
て、各電磁弁2は消磁され、各ブレーキシリンダ3は一
斉に圧縮空気を排気させるため、そのばね力によって制
動動作を行なう。このように、運転士が車両を離れる場
合には、自動的に駐車ブレーキが動作する。
次に、運転士が反対側の先頭車に乗込み、前後切換ス
イッチ7bを前側に操作すると、各電磁弁2に通電され、
励磁して圧縮空気をブレーキシリンダ3に給気する。こ
れによってブレーキシリンダ3は内蔵のばねが殺され、
制動力を弛めた状態となる。したがって、運転士が運転
台に立ち、操作を行なう時点で自動的に駐車ブレーキが
解除される。
ところで、車庫内での保守時等車両を留置させる場合
には、前述の動作を利用して前後切換スイッチ7a,7bを
それぞれ「後」側としておけば、自動的に駐車ブレーキ
を動作させることができる。
次に、前記電磁弁2の圧縮空気の給気および排気に連
動して気圧スイッチ4が動作し、ブレーキシリンダ3の
圧縮空気を排気した場合、接点を閉路して力行制御装置
6を開放する。これにより、駐車ブレーキ動作時に力行
制御装置6が動作することがなく、誤動作によるブレー
キ装置の損傷を防止できる。
このような構成によれば、駐車ブレーキ制御に関して
特別な操作手段を行なうことなく、通常の操作に対応さ
せ自動的に駐車ブレーキを動作させることができる。し
たがって、運転士の操作を簡略化でき、かつ、運転台に
設置させる機器,配線,配管を削減できる。
また、駐車ブレーキの制御系が力行制御装置6に連動
しており、駐車ブレーキ動作時には車両を走行させるこ
とができない構成となっている。したがって、ブレーキ
装置の損傷等の不具合を防止できる。
ところで、前記実施例において、気圧スイッチ4の代
りに電磁弁2に連動する電磁弁あるいは一体に組込まれ
た接点によって、力行制御装置6との連動動作を行なう
構成としてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、自動的に、か
つ、確実に駐車ブレーキを動作させることができる。
また、力行制御装置と駐車ブレーキとの誤操作により
ブレーキ装置等の機器損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による駐車ブレーキ装置の一実施例を示
す回路図である。 1a,1b,1c……配管、2……電磁弁、3……ブレーキシリ
ンダ、4……気圧スイッチ、6……力行制御装置、7a,7
b……前後切換スイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮空気の排気によって制動する制動手段
    と、 該制動手段への空気の供給および排気を制御する制動制
    御手段と、 編成車両の前後のそれぞれの先頭車両に設置した前後切
    替スイッチと、 該前後切替スイッチのそれぞれが「後」に投入された場
    合に前記制動制御手段に制動指令を出力するものであっ
    て、該制動指令を出力している際に、力行制御手段を開
    放または該制動指令を出力していることを表示装置に示
    す前後制御手段と、 からなる車両の駐車ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両の駐車ブレーキ装置
    において、前記前後制御手段は前記制動指令を出力した
    場合に前記力行制御手段に対して開放指令を出力するも
    のであること、を特徴とする車両の駐車ブレーキ装置。
JP1284715A 1989-11-02 1989-11-02 車両の駐車ブレーキ装置 Expired - Fee Related JP2555206B2 (ja)

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