JPH057100Y2 - - Google Patents

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JPH057100Y2
JPH057100Y2 JP11203386U JP11203386U JPH057100Y2 JP H057100 Y2 JPH057100 Y2 JP H057100Y2 JP 11203386 U JP11203386 U JP 11203386U JP 11203386 U JP11203386 U JP 11203386U JP H057100 Y2 JPH057100 Y2 JP H057100Y2
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brake
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  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鉄道車両用駐車ブレーキ装置に係り、
特に操作性および信頼性の向上に好適な駐車ブレ
ーキ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の駐車ブレーキ装置は、他の回路(例えば
運転指令系)とは独立して構成されており、車両
走行中においても、何れの運転台からでも操作を
行えるようになつていた。しかし、誤操作による
事故の防止などについては配慮されていなかつ
た。
ブレーキについては詳しく述べてある例とし
て、駐車ブレーキについては実開昭55−99961号
があり、また、ブレーキ装置への伝達回路として
は実開昭56−154266号がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、誤操作による駐車ブレーキの
作動および他編成車両の状況確認などの点につい
て配慮がなされておらず、操作性および信頼性の
面で問題があつた。
本考案の目的は、前述の問題点を解決し駐車ブ
レーキを効果的に制御し得る装置を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、駐車ブレーキ操作回路と運転指令
系および速度検出回路を連動させて操作、制御す
ることにより、達成される。
〔作用〕
運転用キースイツチの操作により、駐車ブレー
キの緩め、作用の操作位置が設定され、また、主
幹制御器(以下マスコンと呼ぶ)および速度検出
回路の条件により、駐車ブレーキが作用しないよ
うに回路構成されるので、誤操作することがな
い。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図から第3図に
より説明する。
第1図は駐車ブレーキの構成図を示し、空気回
路切換用の電磁弁1を励磁することにより、空気
回路が切換えられ、ブレーキシリンダ2には圧力
空気が給気管7より供給されるようになつてお
り、ピストン22の左室を加圧する。これにより
戻しばね23は圧縮され、ピストン棒24に連動
のブレーキシユー3は車輪4より離されてブレー
キは緩解される。電磁弁1が削磁し空気回路が切
換えられると、ブレーキシリンダ2内の圧力空気
は電磁弁1を介して排気され、戻しばね23によ
り駐車ブレーキを働かせる。
第2図は空気回路系統図を示し、前述の電気指
令の他に、三方コツク6の操作により手動で駐車
ブレーキを働かせることができる。なお、圧力ス
イツチ5は、ブレーキ作用検知用である。
次に、本考案の電気回路を第3図により説明す
る。第3図において、配線用しや断器21a,2
1b,21cは通常その回路を閉じており、制御
電源ライン8が加圧されていることを条件に運転
指令キースイツチ12(12−1および12−2
は連動)を操作してその接点を閉じ、緩め指令押
スイツチ13により駐車ブレーキ緩めの指令を出
すと継電器15が励磁され、連動接点15a−1
が閉じて接点12−1,15a−1,16bの回
路により継電器15は自己保持される。また、連
動接点15a−2も同時に閉じるため電磁弁1−
1が励磁され、空気回路が切換えられ駐車ブレー
キは緩められる。また、緩め指令ライン9も同時
に加圧されるため、ライン上の他車、他編成車両
のすべての電磁弁例えば1−2が励磁され、ブレ
ーキは緩められる。なお、緩め指令ライン9への
通電は連動接点15a−2の閉路によつて可能に
なる。
ここで、作用指令押スイツチ14によりブレー
キ作用の指令を出すと、継電器16が励磁されて
連動接点16bがその回路を開く。これにより、
継電器15は自己保持が釈放され連動接点15a
−2がその回路を開くため、電磁弁1−1は削磁
し空気回路を切換えてブレーキが作用する。この
操作の場合、作用指令ライン10も同時加圧とな
るため、すべての車両の駐車ブレーキが作用す
る。なお、作用指令ライン10への通電は作用指
令押スイツチ14の投入によつて可能になる。
また、この時、一定空気圧力以下になるとその
接点を閉じる動作をする圧力スイツチ5−1が回
路を閉じるため、表示灯20がキースイツチ12
−2を介して点灯されブレーキ作用を表示する。
この場合、他の車両の圧力スイツチ例えば5−2
が作用しても、駐車ブレーキの表示灯ライン11
を通し、運転指令キースイツチ12を操作した位
置(運転台)の表示灯20のみが点灯して作用表
示し、他車の表示灯は点灯されない。以上のこと
から、運転指令キースイツチ12がセツトされた
場合当該位置のみからブレーキ操作が可能とな
り、他の部位からは操作できないよう設定される
ものである。
つぎに、ブレーキ緩め指令が出されている場合
に、主幹制御器(以下、マスコンという。)18
を操作しその接点を閉じると車両が走行を始め、
一定速度以上になると作動する速度検出回路の連
動接点17が回路を閉じると継電器19が励磁さ
れ、その連動接点19aが閉じられる。これによ
り、マスコン18を操作し一定速度以上で車両が
走行している場合、継電器15は常に励磁され、
ブレーキ緩め指令ライン9は常時加圧となり、作
用指令押スイツチ14を操作してもブレーキ作用
指令が発せられることはない。
以上説明したように本実施例によれば、駐車ブ
レーキ操作回路に運転指令回路および速度検出回
路を連動させることで、駐車ブレーキの緩め、作
用の操作ができる位置(運転台)を設定でき、ま
た、力行走行中には強制的にブレーキ作用指令が
出せない回路構成となるため、誤操作による事故
を防止できる。さらには、全車両のブレーキ状況
を検知できる表示回路により駐車ブレーキ不緩解
によるブレーキのひきずりを防止することができ
る効果がある。
〔考案の効果〕
本考案によれば、駐車ブレーキの操作条件が設
定でき、また、誤操作による事故を防止できるの
で、操作性および信頼性向上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は駐車ブレーキの構成図、第2図はその
空気回路系統図、第3図は本考案の一実施例を示
す電気回路図である。 1……電磁弁、2……ブレーキシリンダ、3…
…ブレーキシユー、4……車輪、5……圧力スイ
ツチ、6……三方コツク、7……給気管、12…
…運転指令キースイツチ、13……緩め指令押ス
イツチ、14……作用指令押スイツチ、15……
継電器、16……継電器、17……速度検出連動
接点、18……主幹制御器、19……継電器、2
0……表示灯、21a,21b,21c……配線
用しや断器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 運転指令によつて閉路となる主幹制御器および
    2つのキースイツチと、 走行速度が所定以上で閉路となるものであつ
    て、前記主幹制御器に直列に設置した速度検出連
    動接点と、 前記2つのキースイツチのうちの一方の第1の
    キースイツチに直列に設置したa接点を有するも
    のであつて、前記主幹制御器に直列に設置した第
    1の継電器と、 前記a接点に並列に設けたものであつて、ブレ
    ーキを緩める際に押す緩め指令用押スイツチと、 前記a接点に並列に設けたものであつて、ブレ
    ーキを作用させる際に押す作用指令用押スイツチ
    と、 前記a接点に並列に設置したb接点を有するも
    のであつて、前記作用指令用押スイツチに直列に
    設置した第2の継電器と、 前記第1のキースイツチおよび前記a接点に並
    列に設置した第2のa接点と前記b接点に直列に
    設置した第3のa接点とを有するものであつて、
    前記a接点、前記緩め指令用押スイツチおよび前
    記b接点にそれぞれ直列に設置した第3の継電器
    と、 前記第2のa接点に直列に設置したブレーキ用
    電磁弁と、 前記2つのキースイツチのうちの他方の第1の
    キースイツチに直列に設置したものであつて、所
    定圧以下でで閉路する圧力スイツチと、 前記作用押スイツチの閉路、前記第2のa接点
    の閉路、前記第2のキースイツチの閉路のそれぞ
    れのによつて通電されるものであつて、他の車両
    に設置された前記第3の継電器相当品、前記電磁
    弁相当品、前記圧力スイツチ相当品にそれぞれ通
    電可能に設けた3つの電線と、 からなる鉄道車両用駐車ブレーキ装置。
JP11203386U 1986-07-23 1986-07-23 Expired - Lifetime JPH057100Y2 (ja)

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JPS6318368U JPS6318368U (ja) 1988-02-06
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