JPH0751964Y2 - パーキングブレーキ装置 - Google Patents

パーキングブレーキ装置

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JPH0751964Y2
JPH0751964Y2 JP10187588U JP10187588U JPH0751964Y2 JP H0751964 Y2 JPH0751964 Y2 JP H0751964Y2 JP 10187588 U JP10187588 U JP 10187588U JP 10187588 U JP10187588 U JP 10187588U JP H0751964 Y2 JPH0751964 Y2 JP H0751964Y2
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air
parking brake
spring
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brake
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JP10187588U
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Inventor
健 監物
幸裕 品川
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日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パーキングブレーキ系統作動用のエアの失陥
が生じてパーキングブレーキが作用した後に一時的に外
部からエアを供給してブレーキを解除するようにしたパ
ーキングブレーキ装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
本出願人は、先に、パーキングブレーキ系統の作動用エ
アの失陥が生ずると、パーキングブレーキを直ちに作用
させるが、その後一時的に外部からエアを供給してブレ
ーキを解除するようにしたパーキングブレーキ装置を提
案している(実開平1−162863号参照)。このパーキン
グブレーキ装置は、エアタンクと、このエアタンクに直
接接続されて作業用エアが供給される主入力ポートとエ
アタンクからスプリングブレーキコントロールバルブを
介して主入力ポートを制御する制御用エアが供給される
制御入力ポートとを有するリレーバルブと、このリレー
バルブの出力ポートに接続される解放エア注入室を有す
るスプリングブレーキチャンバと、このスプリングブレ
ーキチャンバのプッシュロッドに接続されて解放エア注
入室が排気された時にプッシュロッドがスプリングによ
って引込まれて車輪にパーキングブレーキを作用させる
パーキングブレーキ手段と、リレーバルブとスプリング
ブレーキチャンバとの間に設けられ外部エア源が接続さ
れるコネクタを有するダブルチェックバルブとを備えて
いる。また、一般に、油圧、エア圧等の車両の異常また
はパーキングブレーキの作動を指示するためにエアによ
って作動される指示器作動スイッチが設けられている
が、この作動スイッチは通常パーキングブレーキ装置の
リレーバルブの主入力ポートまたは出力ポートに設置さ
れている。尚、この作動スイッチは、後に本考案の実施
例に関連して第4図を参照して詳細に説明するが、エア
の圧力がかけられていない時には、接点を閉じるように
付勢されて指示器を点灯し、エアの圧力がかけられる
と、接点を開いて指示器を消灯するように作用する公知
のものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この構造のパーキングブレーキ装置によると、
車両を修理工場に走行する目的または路肩に車両を寄せ
るためにダブルチェックバルブを外部エア源に接続して
パーキングブレーキを解除しても、作動スイッチにエア
が供給されないためにパーキングランプは点灯したまま
であり、またこの間油圧、エア圧等に異常が生じてもそ
れを確認することができなかった。
本考案の目的は、上記の欠点を回避し、外部エア源から
ダブルチェックバルブにエアを供給してパーキングブレ
ーキを解除すると、指示器用作動スイッチにもエアが供
給されてパーキングランプを消灯し、また他の異常が発
生すればこれを確実に指示することができるようにした
パーキングブレーキ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の課題を解決するために、エアタンク
と、このエアタンクに直接接続されて作業用エアが供給
される主入力ポートとエアタンクからスプリングブレー
キコントロールバルブを介して主入力ポートを制御する
制御用エアが供給される制御入力ポートとを有するリレ
ーバルブと、このリレーバルブの出力ポートに接続され
る解放エア注入室を有するスプリングブレーキチャンバ
と、このスプリングブレーキチャンバのプッシュロッド
に接続されて解放エア注入室が排気された時にプッシュ
ロッドがスプリングによって引込まれて車輪にパーキン
グブレーキを作用させるパーキングブレーキ手段と、リ
レーバルブとスプリングブレーキチャンバとの間に設け
られ外部エア源が接続されるコネクタを有するダブルチ
ェックバルブとを備えたパーキングブレーキ装置におい
て、ダブルチェックバルブとスプリングブレーキチャン
バとの間にエアによって作動されて車両の異常、パーキ
ングブレーキの作動を指示する指示器作動スイッチが設
けられていることを特徴とするパーキングブレーキ装置
を提供するものである。
〔作用〕
このように構成すると、パーキングブレーキ系統の作動
用エアが失陥すると、指示器作動スイッチにかけられて
いたエア圧力がなくなるので、作動スイッチが閉じてエ
アの失陥、即ち車両の異常とパーキングブレーキの作動
とを指示するが、外部エア源からダブルチェックバルブ
にブレーキ解放用エアを供給してパーキングブレーキを
解除すると、指示器用作動スイッチにもエアが供給され
るのでパーキングブレーキキランプを消灯し、また他の
異常が発生すればこれを確実に指示することができる。
従って、車両の修理工場への走行または車両の路肩への
寄せを安全に行なうことができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、第
1図は本考案に係るパーキングブレーキ装置10を示し、
このパーキングブレーキ装置10は、エアタンク12と、こ
のエアタンク12に直接接続されて作業用エアが供給され
る主入力ポート14aとエアタンク12からスプリングブレ
ーキコントロールバルブ16を介して主入力ポート14aを
制御する制御用エアが供給される制御入力ポート14bと
を有するリレーバルブ14と、このリレーバルブ14の出力
ポート14cにスリーウエイコネクタ17を介して接続され
る左右のスプリングブレーキチャンバ18とを備えてい
る。
各スプリングブレーキチャンバ18は、第2図に示すよう
に、スプリング20によってブレーキ作動方向(第2図の
左方向)に引込まれるピストン22aを有するプッシュロ
ッド22と、エアポート18aからブレーキ解放エアが供給
されてプッシュロッド22のピストン22aをブレーキ解放
方向に押す解放エア注入室19とを有する。従って、この
スプリングブレーキチャンバ18は、スプリング20によっ
て通常では第2図の左方向(ブレーキ作動方向)にプッ
シュロッド22を引込むが、リレーバルブ14からエアがエ
アポート18aを通して解放エア注入室19に注入される
と、スプリング20を圧縮しつつプッシュロッド22をブレ
ーキ解放方向に押す。
パーキングブレーキ手段28は、この左右のスプリングブ
レーキチャンバ18のプッシュロッド22に接続されて解放
エア注入室19が排気された時にプッシュロッド22がスプ
リング20によって引込まれて左右車輪30、30′にパーキ
ングブレーキを作用させるように構成されている。
ダブルチェックバルブ32は、リレーバルブ14と左右のス
プリングブレーキチャンバ18の手前のスリーウエイコネ
クタ17との間に設けられ外部エア源34が接続されるコネ
クタ36を有している。
従って、先にのべたように、リレーバルブ14の上流でブ
レーキ作動用エアの失陥が生ずると、スプリングブレー
キチャンバ18の解放エア注入室19からエアが抜けるため
にスプリング20によってプッシュロッド22が引込まれて
パーキングブレーキが直ちに作用する。その後、例え
ば、車両を修理工場に走行する目的または路肩に車両を
寄せる目的でパーキングブレーキを解除することが必要
な場合にダブルチェックバルブ32のコネクタ36を外部エ
ア源34に接続してスプリングブレーキチャンバ18の解放
エア注入室19にブレーキ解放用のエアを供給し、パーキ
ングブレーキを解除することができる。尚、図示の実施
例では、外部エア源34はタイヤ30内の空気としたが、ポ
ンプその他の適宜な手段とすることができる。
本考案のパーキングブレーキ装置10では、第1図に示す
ように、ダブルチェックバルブ32とスプリングブレーキ
チャンバ18との間にエアによって作動されて車両の異
常、パーキングブレーキの作動を指示する指示器作動ス
イッチ38、40が設けられている。一方の作動スイッチ38
はパーキングブレーキランプ作動用であり、また他の作
動スイッチ40は例えば油圧、エア圧等の異常を警告する
オーニングブザー作動用とすることができる。これらの
作動スイッチ38、40は、エア圧力を受けて開く公知の常
閉エアスイッチであり、その構造の概略を第4図を参照
して説明すると、これらの作動スイッチ38、40は、ダブ
ルチェックバルブ32の出口通路から分岐して連通するエ
ア供給口54を有するスイッチ筐体56と、このスイッチ筐
体56内に固定して配置された接点取付け板58に取付けら
れている固定接点60と、接点ホルダ62に取付けられ固定
接点60に対向して配置された可動接点64と、接点取付け
板58を貫通し接点ホルダ62を昇降するスライドブロック
66を保持するダイヤフラム68とから成り、接点ホルダ62
は、ばね70によって通常では可動接点64が固定接点60に
接触して閉じるように付勢されている。固定接点60は、
接点取付け板58をスイッチ筐体56に電気的に接続される
ように取付けられて接地され、可動接点64は、リード線
72を介して後に述べる指示器に接続されている。
第3図は、作動スイッチ38、40を含む指示器系統を示
し、バッテリ42からパーキングブレーキランプ44を介し
て作動スイッチ38が直列に接続され、またバッテリ42か
らブザー46、リレー48を介して油圧スイッチ50及びエア
圧力スイッチ52が並列に接続され、リレー48の励磁コイ
ル48aは作動スイッチ40に直列に接続されている。尚、
油圧スイッチ50及びエア圧スイッチ52は、油圧系統の油
圧又はエア系統のエア圧が不足すると閉じてブザー46を
駆動して油圧又はエア圧の不足等を監視するスイッチで
ある。ブザー46とこれらの圧力スイッチ50、52との間に
配置されたリレー48は、パーキングブレーキ手段28がエ
アの供給を受けて解放されている時に消磁されて常閉接
点を閉じ、エアの失陥によってパーキングブレーキ手段
28が作動している時に、作動スイッチ40を閉じて励磁さ
れて常閉接点を開くように動作する。従って、ブザー46
は、パーキングブレーキ手段28が動作して車両が停止し
ている時には、駆動されることがなく、パーキングブレ
ーキ手段28が解放されて車両が走行状態又は走行可能な
状態にある時のみ油圧又はエア圧の不足等に応じて駆動
されるようになっている。
このように作動スイッチ38,40がダブルチェックバルブ3
2とスプリングブレーキチャンバ18との間に設けられて
いると、パーキングブレーキ系統の作動用エアの失陥が
発生し、作動スイッチ38、40のエア供給口54のにエア圧
力がなくなると、ばね70によって可動接点64が固定接点
60に接触して作動スイッチ38、40が閉じるので、パーキ
ングブレーキランプ44が点灯するが、リレー48の常閉接
点が開くので、ブザー46が動作することはない。また、
外部エア源34からダブルチェックバルブ32にエアを供給
してパーキングブレーキを解除すると、指示器用作動ス
イッチ38、40のエア供給口54からエア圧力が供給される
ので、ばね70に抗してダイヤフラム68がスライドブロッ
ク66を押し上げるため、可動接点64が固定接点60から離
れて作動スイッチ38、40が開く。従って、パーキングブ
レーキランプ44が消灯し、またリレー48の常閉接点が閉
じるため、油圧、エア圧等に異常が発生して油圧スイッ
チ50又はエア圧スイッチ52が閉じれば、ブザー46が直ち
に動作してこれを確実に指示することができる。このよ
うにして、車両の修理工場への走行または車両の路肩へ
の寄せを安全に行なうことができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、上記のように、パーキングブレーキ系
統作動用のエアの失陥が生じてパーキングブレーキが作
用した後に一時的に外部からエアを供給してブレーキを
解除すると、指示器用作動スイッチにもエアが供給され
てパーキングランプを消灯し、また他の異常が発生すれ
ばこれを確実に指示することができ、従ってパーキング
ブレーキの解除による車両の走行等を安全に行なうこと
ができる実益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパーキングブレーキ装置の系統
図、第2図は本考案に用いられるスプリングブレーキチ
ャンバの一半部断面図、第3図は指示器系統の系統図、
第4図は本考案に用いられる作動スイッチの概略説明図
である。 10……パーキングブレーキ装置、12……エアタンク、14
……リレーバルブ、16……パーキングブレーキコントロ
ールバルブ、18……スプリングブレーキチャンバ、19…
…解放エア注入室、20……スプリング、22……プッシュ
ロッド、28……パーキングブレーキ手段、30、30′……
タイヤ、32……ダブルチェックバルブ、34……外部エア
源、36……コネクタ、38、40……作動スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアタンクと、前記エアタンクに直接接続
    されて作業用エアが供給される主入力ポートと前記エア
    タンクからスプリングブレーキコントロールバルブを介
    して主入力ポートを制御する制御用エアが供給される制
    御入力ポートとを有するリレーバルブと、前記リレーバ
    ルブの出力ポートに接続される解放エア注入室を有する
    スプリングブレーキチャンバと、前記スプリングブレー
    キチャンバのプッシュロッドに接続されて前記解放エア
    注入室が排気された時に前記プッシュロッドがスプリン
    グによって引込まれて車輪にパーキングブレーキを作用
    させるパーキングブレーキ手段と、前記リレーバルブと
    スプリングブレーキチャンバとの間に設けられ外部エア
    源が接続されるコネクタを有するダブルチェックバルブ
    とを備えたパーキングブレーキ装置において、前記ダブ
    ルチェックバルブと前記スプリングブレーキチャンバと
    の間にエアによって作動されて車両の異常、パーキング
    ブレーキの作動を指示する指示器作動スイッチが設けら
    れていることを特徴とするパーキングブレーキ装置。
JP10187588U 1988-07-29 1988-07-29 パーキングブレーキ装置 Expired - Lifetime JPH0751964Y2 (ja)

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JP10187588U JPH0751964Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 パーキングブレーキ装置

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JP10187588U JPH0751964Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 パーキングブレーキ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0221167U JPH0221167U (ja) 1990-02-13
JPH0751964Y2 true JPH0751964Y2 (ja) 1995-11-29

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JP10187588U Expired - Lifetime JPH0751964Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 パーキングブレーキ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2509391Y2 (ja) * 1989-05-30 1996-09-04 曙ブレーキ工業株式会社 車両用制動補助装置

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JPH0221167U (ja) 1990-02-13

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