JP3342172B2 - 電子回路部品及びその製造方法 - Google Patents

電子回路部品及びその製造方法

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JP3342172B2
JP3342172B2 JP08069694A JP8069694A JP3342172B2 JP 3342172 B2 JP3342172 B2 JP 3342172B2 JP 08069694 A JP08069694 A JP 08069694A JP 8069694 A JP8069694 A JP 8069694A JP 3342172 B2 JP3342172 B2 JP 3342172B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LCC等として使用さ
れる電子回路部品及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】基板1の表面に凹設した電子素子搭載部
2にICチップのような半導体等の電子素子6を搭載す
ると共に電子素子6を封止樹脂7で封止し、基板1の対
向する一対の側面にそれぞれ電極15を設けると共に基
板1の他の対向する一対の側面にも電極16を設けるこ
とによって、三極以上の電極15,16を形成するよう
にした電子回路部品Aが提供されている。図15にその
一例を示す。
【0003】図16は図15の電子回路部品Aの製造に
用いられる積層板や樹脂成形品で作成した基板1を示す
ものであり、表面に凹設した電子素子搭載部2に銅メッ
キや金メッキ等の金属メッキを施すことによって導体層
5aが形成してある。また基板1の対向する一対の側面
にもそれぞれ金属メッキを施すことによって導体層5d
が形成してあり、この導体層5dによって一対の電極1
5を形成するようにしてある。そして基板1の他の対向
する一対の側面の中央部にはそれぞれ電極用凹部17が
上下に亘って凹設してあり、電極用凹部17の内周面に
金属メッキを施すことによって導体層5cが形成してあ
る。この導体層5cは基板1の表面に金属メッキを施す
ことによって設けた連絡用導体層5eを介して電子素子
搭載部2に形成した導体層5aと連続しており、導体層
5aと電気的に接続されたこの電極用凹部17の導体層
5cによって電極16が形成されるようにしてある(図
において各導体層をクロス斜線で表示する)。
【0004】ここで、図16には単体の基板1が図示し
てあるが、実際には鎖線で示すように基板1を多数個取
りできるように細長く形成した多数個取基板8を用い、
この多数個取基板8の表面に電子素子搭載部2を所定間
隔で形成しておくと共に隣合う電子素子搭載部2の間の
位置において多数個取基板8に表裏に貫通する電極形成
用孔18を形成しておき、この多数個取基板8に金属メ
ッキをすることによって導体層5a,5c,5d,5e
を形成するようにしてある。
【0005】そして、多数個取基板8の各電子素子搭載
部2に電子素子6を搭載すると共に電子素子6と電極1
5のリード部15aとの間にワイヤー19をボンディン
グして電子素子6と電極15とを電気的に接続し、さら
に多数個取基板8の表面に封止樹脂7を成形して電子素
子6を封止する(図において封止樹脂を点々で表示す
る)。この後に、多数個取基板8を各電極形成用孔18
を通る線で切断して個々の基板1に切り離すことによっ
て、図15に示すような、基板1に電子素子6を搭載し
て樹脂封止した電子回路部品Aを作成することができる
ものである。ここで、多数個取基板8を電極形成用孔1
8を通る線で切断して電極形成用孔18を分割すること
によって、基板1の側面の中央部に電極用凹部17が形
成されるようにするものであり、電極用凹部17の導体
層5cによる電極16が基板1の側面に形成されるもの
である。この電極16は電子素子搭載部2の導体層5を
通じて電子素子6と電気的に接続されている。
【0006】上記のように形成される電子回路部品Aは
図17に示すようにプリント基板20等に表面実装して
使用されるものである。すなわち、プリント基板20に
設けた回路21のリード部21aの上に電極15,16
が載るように電子回路部品Aをセットし、各リード部2
1aと電極15,16とを半田付けすることによって、
プリント基板20に電子回路部品Aを実装することがで
きるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように電子回路
部品Aを作成するにあたって、電極16は多数個取基板
8の表裏に開口するように設けた電極形成用孔18を分
割することによって形成される電極用凹部17の内周に
設けられており、電極形成用孔18内には多数個取基板
8の表面に封止樹脂7を成形する際にこの封止樹脂7の
一部が入り込んで充填されている。
【0008】従って図15に示すように、基板1の側面
の電極用凹部17の電極16は電極形成用孔18内に充
填された封止樹脂7で被覆されており、上記のように電
極15,16をリード部21aに半田付けするにあたっ
て、露出している電極15の表面には金属に対する半田
の良好な濡れ性によって半田フィレット22が形成さ
れ、半田密着性を高めて電極15とリード部21aを信
頼性高く接続することができるが、電極16は封止樹脂
7で被覆されて露出していないためにこのような半田フ
ィレット22は形成されず、半田密着性が悪くなって電
極16とリード部21aを信頼性高く接続することがで
きない。
【0009】このように図15に示す従来の電子回路部
品Aはプリント基板20等への接続信頼性に問題を有す
るものであった。本発明は上記の点に鑑みてなされたも
のであり、プリント基板等への半田付けによる接続信頼
性を高めることができる電子回路部品を提供することを
目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子回路部
品は、基板1の表面の電子素子搭載部2から基板1の裏
面に貫通するスルーホール3を設け、基板1の側面に裏
面及び側面で開口する電極用凹部4を設け、電子素子搭
載部2に形成した導体層5aとスルーホール3の内周に
形成した導体層5bとを連続させると共にスルーホール
3の内周のこの導体層5bと電極用凹部4に形成した電
極用の導体層5cとを連続させ、電子素子搭載部2に電
子素子6を搭載すると共に基板1の表面に封止樹脂7を
成形して電子素子6を封止して成ることを特徴とするも
のである。
【0011】本発明に係る電子回路部品の製造方法は、
帯状の多数個取基板8の表面に複数の電子素子搭載部2
を所定間隔で形成すると共に各電子素子搭載部2から多
数個取基板8の裏面に貫通するスルーホール3を設け、
隣合う電子素子搭載部2の間の位置において多数個取基
板8の裏面に有底の電極形成用穴9を設け、電子素子搭
載部2とスルーホール3の内周と電極形成用穴9の内周
に連続する導体層5a,5b,5cを形成し、次に、電
子素子搭載部2に電子素子6を搭載した後に基板1の表
面に封止樹脂7を成形して電子素子6を封止し、しかる
後、電極形成用穴9を通る位置で多数個取基板8及び封
止樹脂7をその幅方向に切断して、多数個取基板8を複
数の基板1に分割すると共に基板1の側面に電極形成用
穴9の分割によって電極用凹部4を形成することを特徴
とするものである。
【0012】また本発明に係る電子回路部品は、基板1
の表面の電子素子搭載部2から基板1の裏面に貫通する
スルーホール3を設け、電子素子搭載部1に形成した導
体層5aと連続する導体層5bをスルーホール3の内周
に形成すると共にこの導体層5a,5bによってスルー
ホール3の電子素子搭載部2への開口を閉塞し、電子素
子搭載部2に電子素子6を搭載すると共に基板1の表面
に封止樹脂7を成形して電子素子6を封止して成ること
を特徴とするものである。
【0013】この電子回路部品にあって、スルーホール
3を基板1の側面に開口させて形成すると共にスルーホ
ール3に形成した導体層5bを電極用の導体層5bとす
ることができる。
【0014】
【作用】基板1の表面の電子素子搭載部2から基板1の
裏面に貫通するスルーホール3を設け、基板1の側面に
裏面及び側面で開口する電極用凹部4を設け、電子素子
搭載部2に形成した導体層5aとスルーホール3の内周
に形成した導体層5bとを連続させると共にスルーホー
ル3の内周のこの導体層5bと電極用凹部4に形成した
電極用の導体層5cとを連続させるようにしているため
に、電極用凹部4に形成した電極用の導体層5cはスル
ーホール3の内周の導体層5bを介して電子素子6を搭
載する電子素子搭載部2の導体層5aと電気的に導通し
ており、しかも基板1の表面に封止樹脂7を成形する際
にスルーホール3内に封止樹脂7が充填されても基板1
の表面に開口しない電極用凹部4には封止樹脂7は充填
されず、電極用凹部4に形成した電極用の導体層5cが
封止樹脂7で被覆されることはない。
【0015】また、基板1の表面の電子素子搭載部2か
ら基板1の裏面に貫通するスルーホール3を設け、電子
素子搭載部1に形成した導体層5aと連続する導体層5
bをスルーホール3の内周に形成すると共にこの導体層
5a,5bによってスルーホール3の電子素子搭載部2
への開口を閉塞するようにすれば、封止樹脂7を成形す
る際にスルーホール3内に封止樹脂7が流入して充填さ
れることを防ぐことができる。
【0016】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。図2
は積層板や樹脂成形品で作成した基板1を示すものであ
り、その表面には電子素子搭載部2が凹設してある。基
板1にはその表裏に貫通するスルーホール3が設けてあ
る。スルーホール3は基板1の表面側においては図2
(a)のように電子素子搭載部2の傾斜する側面で開口
し、基板1の裏面側においては図2(b)のように基板
1の裏面と側面に開口するにように形成してあり、電子
素子搭載部2の両側部に合計4ヵ所に設けるようにして
ある。スルーホール3は電子素子搭載部2のどの箇所で
開口させてもよく、図2(a)のように電子素子搭載部
2の側面に開口させることに限定されるものではない。
また基板1の対向する一対の側面の中央部にはそれぞれ
電極用凹部4が凹設してある。電極用凹部4は断面半円
状に形成してあり、基板1の裏面及び側面にのみ開口
し、基板1の上面には開口しないように形成してある。
【0017】図3は基板1に銅メッキや金メッキ等の金
属メッキを施すことによって、電子素子搭載部2の底面
と側面に導体層5a、スルーホール3の内周に導体層5
b、電極用凹部4の内周面に導体層5c、基板1の電極
用凹部4を設けていない側の対向する側面に導体層5d
を、それぞれ形成した状態を示すものであり(図におい
て各導体層をクロス斜線で表示する)、スルーホール3
の電子素子搭載部2への開口部23aを介して電子素子
搭載部2の導体層5aとスルーホール3の導体層5bと
は一体に連続するようにしてある。また基板1の下面の
うちスルーホール3と電極用凹部4との間には連絡用導
体層5fが同様に金属メッキで形成してあり、この連絡
用導体層5fを介してスルーホール3の導体層5bと電
極用凹部4の導体層5cとは一体に連続するようにして
ある。従って、電極用凹部4の導体層5cはスルーホー
ル3の導体層5bを通して電子素子搭載部2の導体層5
aと電気的に接続されており、この導体層5cで電極1
6が形成されるようにしてある。
【0018】導体層5dは基板1の対向する両側面にそ
の全面に亘って形成してあり、この導体層5dは基板1
の上面の端部及び下面の端部にも延長して設けるように
してある。さらにこの導体層5dで電極15が構成され
るものであり、基板1の上面においてこの導体層5dに
はリード部15aが形成してある。ここで、図2や図3
には単体の基板1が図示してあるが、実際の製造におい
ては、細長く形成した多数個取基板8を用い、この多数
個取基板8を後述するように切断することによって、基
板1を多数個取りできるようにしてある。図4は多数個
取基板8を示すものであり、図4(a)のように多数個
取基板8の表面に多数の電子素子搭載部2を多数個取基
板8の長手方向に沿って所定間隔で形成してあると共
に、図4(b)のように隣合う電子素子搭載部2の間の
位置において多数個取基板8の裏面に開口する有底丸穴
の電極形成用穴9が形成してある。また各電子素子搭載
部2に小さな開口部23aを設けて形成したスルーホー
ル3のうち、隣合う電子素子搭載部2に相対向する位置
において設けたものは、多数個取基板8の裏面において
電極形成用穴9の両側で合流して図5に示すように一つ
の大きな開口部23bとして開口するようにしてある。
【0019】そしてこの多数個取基板8に金属メッキを
施すことによって、既述した導体層5a,5b,5c,
5d,5fを図6や図7に示すように形成するものであ
る。ここで導体層5cは電極形成用穴9の内周に形成す
るようにしてある。また、上記多数個取基板8は図8及
び図9に示すように、複数本を並列して枠体24で一体
化するようにしてあり、さらに多数個取りの成形等をお
こなうことができるようにしてある。
【0020】上記のように多数個取基板8に導体層5
a,5b,5c,5d,5fを形成した後、多数個取基
板8の各電子素子搭載部2にIC等の電子素子6を搭載
すると共に電子素子6と電極15のリード部15aとの
間にワイヤー19をボンディングして電子素子6と電極
15とを電気的に接続する。またこのように電子素子搭
載部2に電子素子6を搭載すると、電子素子搭載部2の
導電層5aからスルーホール3の導電層5b及び連絡用
導体層5fを通して電極形成用穴9の導体層5cに電子
素子6が電気的に接続されるものであり、導体層5cで
電極16が構成されるものである。
【0021】次に、多数個取基板8を成形金型にセット
し、多数個取基板8の表面にエポキシ樹脂等の封止樹脂
7を成形して電子素子6を封止する(図において封止樹
脂を点々で表示する)。封止樹脂7は図8に示すよう
に、多数個取基板8の表面の両側部を除いて全面に亘っ
て成形するようにしてあり、このように封止樹脂7を成
形すると、図10に示すように電子素子搭載部2への開
口部23aからスルーホール3内に封止樹脂7が流入さ
れ、スルーホール3内は封止樹脂7で充填される。従っ
て、スルーホール3の内周に形成した導体層5bは封止
樹脂7で被覆されるために、この導体層5bを外部接続
用の電極として使用することはできない。一方、電極形
成用穴9は多数個取基板8の表面に開口していないため
に、電極形成用穴9内に封止樹脂7が流入して充填され
ることはない。
【0022】このように封止成形をした後、多数個取基
板8を各電極形成用穴9を通る線(図8、図9に鎖線で
示す)で幅方向に切断して個々の基板1に切り離すこと
によって、図1に示すような電子回路部品Aを作成する
ことができるものである。ここで、多数個取基板8を電
極形成用穴9を通る線で切断して電極形成用穴9を分割
することによって、基板1の側面の中央部に電極用凹部
4が形成されるようにするものであり、電極用凹部4の
導体層5cによる電極16が基板1の側面に形成される
ものである。この電極16は既述のように電子素子搭載
部2の導体層5を通じて電子素子6と電気的に接続され
ている。また電極形成用穴9には封止樹脂7が充填され
てないので、電極用凹部4の導体層5cによる電極16
は封止樹脂7で被覆されず、基板1の側面に露出されて
いる。
【0023】上記のように形成される電子回路部品A
は、LCC等として、図11に示すようにプリント基板
20等に表面実装して使用されるものである。すなわ
ち、プリント基板20に設けた回路21のリード部21
aの上に電極15,16が載るように電子回路部品Aを
セットし、各リード部21aと電極15,16とを半田
付けすることによって、プリント基板20に電子回路部
品Aを実装することができるものである。ここで、この
ように電極15,16を回路21のリード部21aに半
田付けするにあたって、電極15,16はともに金属の
導体層5c,5dが露出して形成されているので、電極
15,16の表面は半田の濡れ性が良好であり、電極1
5,16の表面に半田フィレット22が形成される。従
って高い半田密着性で電極15,16とリード部21a
とを信頼性高く接続することができるものである。
【0024】図12は本発明の他の実施例を示すもので
あり、このものでは多数個取基板8に設けたスルーホー
ル3の電子素子搭載部2への開口部23aの大きさを図
12(a)のように小さく形成してある。そして多数個
取基板8に金属メッキを施して導体層5a,5bを形成
する際に、図12(b)に示すように導体層5a,5b
によって開口部23aが閉塞されるようにしてある。従
って、電子素子搭載部2に電子素子6を搭載して封止樹
脂7を多数個取基板8の表面に成形するにあたって、封
止樹脂7は閉塞されている開口部23aからスルーホー
ル3内に流入することがなく、図12(c)のようにス
ルーホール3内に封止樹脂7が充填されないようにする
ことができるものである。
【0025】このように、スルーホール3内に封止樹脂
7が充填されないようにすると、封止樹脂7がスルーホ
ール3の裏面の開口部23bから電極形成用穴9に及ぶ
ようなおそれが全くなくなり、電極用凹部4の導体層5
cが封止樹脂7で被覆されることを一層確実に防ぐこと
ができるものである。また、上記のようにスルーホール
3に封止樹脂7が充填されないようにすれば、スルーホ
ール3の内周に形成した導体層5bは封止樹脂7で被覆
されないので、この導体層5bを電極16として用いる
ことが可能になり、電極用凹部4に導体層5cを設けて
電極16を形成するような必要がなくなる。
【0026】図13はその一例を示すものであり、図1
3(a)に示すようにスルーホール3を電子素子搭載部
2の両側の中央部においてそれぞれ1個ずつ設けること
によって、スルーホール3を基板1の側面の中央部に開
口させるようにしてある。電極用凹部4を設けず、スル
ーホール3をこのように形成するようにした他は、前記
図2に示したものと構成を同じにすることができる。そ
して金属メッキを施すことによって図13(b)に示す
ように、電子素子搭載部2に導体層5a、スルーホール
3の内周に導体層5b、基板1のスルーホール3を開口
させていない側の対向する側面に電極15を構成する導
体層5dをそれぞれ形成するようにしてある。電極用凹
部4に導体層5cを形成しない他は、前記図3に示した
ものと構成を同じにすることができる。
【0027】図13(a)(b)には単体の基板1が図
示してあるが、実際の製造においては、既述した図4〜
図9の場合と同じ構成の細長く形成した多数個取基板8
を用い、電子素子6を実装して封止樹脂7を封止成形し
た後に、多数個取基板8を切断することによって、基板
1を多数個取りできるようにしてある。図13(c)に
既述の工程と同様にして作成した電子回路部品Aを示
す。このものでは、多数個取基板8を切断することによ
って基板1の側面の中央部にスルーホール3を開口さ
せ、スルーホール3の内周に設けた導体層5bを電極1
6として使用することができる。このように作成した電
子回路部品Aは図11と同様にして、電極15,16を
回路21のリード部21aに半田付けすることによっ
て、プリント基板20に実装することができる。
【0028】尚、上記実施例では、隣合う電子素子搭載
部2に相対向する位置において設けた一対のスルーホー
ル3を図5に示すように多数個取基板8の裏面において
合流して開口させるようにしたが、図14(a)のよう
に各スルーホール3を独立させて形成するようにしても
よい。またスルーホール3は図14(b)(c)(d)
のように任意の形状に形成することができるものであ
る。図14(c)の実施例では電子素子搭載部2の端部
に段部25を設け、スルーホール3をこの段部において
形成するようにしてある。
【0029】
【発明の効果】上記のように本発明は、基板の表面の電
子素子搭載部から基板の裏面に貫通するスルーホールを
設け、基板の側面に裏面及び側面で開口する電極用凹部
を設け、電子素子搭載部に形成した導体層とスルーホー
ルの内周に形成した導体層とを連続させると共にスルー
ホールの内周のこの導体層と電極用凹部に形成した電極
用の導体層とを連続させ、電子素子搭載部に電子素子を
搭載すると共に基板の表面に封止樹脂を成形して電子素
子を封止するようにしたので、電極用凹部に形成した電
極用の導体層はスルーホールの導体層を介して電子素子
を搭載する電子素子搭載部の導体層と電気的に導通して
おり、しかも基板の表面に成形される封止樹脂がスルー
ホール内に充填されても基板の表面に開口しない電極用
凹部には封止樹脂は充填されないものであって、基板の
側面の電極用凹部に形成した電極用の導体層が封止樹脂
で被覆されることはないものであり、この電極用の導体
層の半田濡れ性を確保して良好な半田フィレットを生じ
させ、プリント基板等への接続信頼性を高めることがで
きるものである。
【0030】また上記電子回路部品を製造するにあたっ
て、帯状の多数個取基板の表面に複数の電子素子搭載部
を所定間隔で形成すると共に各電子素子搭載部から多数
個取基板の裏面に貫通するスルーホールを設け、隣合う
電子素子搭載部の間の位置において多数個取基板の裏面
に有底の電極形成用穴を設け、電子素子搭載部とスルー
ホールの内周と電極形成用穴の内周に連続する導体層を
形成し、次に、電子素子搭載部に電子素子を搭載した後
に基板の表面に封止樹脂を成形して電子素子を封止し、
しかる後、電極形成用穴を通る位置で多数個取基板及び
封止樹脂をその幅方向に切断して、多数個取基板を複数
の基板に分割すると共に基板の側面に電極形成用穴の分
割によって電極用凹部を形成するようにしたので、多数
個取基板の表面に封止樹脂を成形する際にスルーホール
内に成形樹脂が流入して充填されても、多数個取基板の
表面に開口しない電極形成用穴には封止樹脂は流入され
ず充填されないものであって、電極形成用穴が切断分割
されて形成される電極用凹部が封止樹脂によって充填さ
れて被覆されることを防ぐことができるものであり、し
かも多数個取基板によって多数の電子回路部品を作成す
ることができ、生産性高く電子回路部品を製造すること
ができるものである。
【0031】また本発明は、基板の表面の電子素子搭載
部から基板の裏面に貫通するスルーホールを設け、電子
素子搭載部に形成した導体層と連続する導体層をスルー
ホールの内周に形成すると共にこの導体層によってスル
ーホールの電子素子搭載部への開口を閉塞し、電子素子
搭載部に電子素子を搭載すると共に基板の表面に封止樹
脂を成形して電子素子を封止するようにしたので、基板
の表面に成形される封止樹脂がスルーホール内に流入し
て充填されることを防ぐことができるものである。また
スルーホールを基板の側面に開口させて形成することに
よって、スルーホールに形成した導体層を電極用の導体
層とすることが可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】同上の基板を示すものであり、(a)は表面側
から見た斜視図、(b)は裏面側から見た斜視図であ
る。
【図3】同上の導体層を設けた基板を示すものであり、
(a)は表面側から見た斜視図、(b)は裏面側から見
た斜視図である。
【図4】同上の多数個取基板を示すものであり、(a)
は表面側から見た斜視図、(b)は裏面側から見た斜視
図である。
【図5】同上の多数個取基板の一部の拡大断面図であ
る。
【図6】同上の導体層を設けた多数個取基板を示すもの
であり、(a)は表面側から見た斜視図、(b)は裏面
側から見た斜視図である。
【図7】同上の導体層を設けた多数個取基板の一部の拡
大断面図である。
【図8】同上の電子素子を搭載し且つ樹脂封止した多数
個取基板の全体を示すものであり、(a)は縮小した平
面図、(b)は縮小した側面図である。
【図9】同上の電子素子を搭載し且つ樹脂封止した多数
個取基板の全体を示す縮小した底面図である。
【図10】同上の電子素子を搭載し且つ樹脂封止した多
数個取基板の一部の拡大断面図である。
【図11】同上の電子回路部品の実装状態を示す斜視図
である。
【図12】本発明の他の実施例を示すものであり、
(a)は多数個取基板の一部の拡大断面図、(b)は導
体層を設けた多数個取基板の一部の拡大断面図、(c)
は電子素子を搭載し且つ樹脂封止した多数個取基板の一
部の拡大断面図である。
【図13】同上の実施例を示すものであり、(a)は基
板の斜視図、(b)は導体層を設けた基板の斜視図、
(c)は電子回路部品の斜視図である。
【図14】本発明のさらに他の実施例を示すものであ
り、(a)乃至(d)は基板の一部の断面図である。
【図15】従来例の電子回路部品を示す斜視図である。
【図16】従来例の導体層を設けた基板を示す斜視図で
ある。
【図17】従来例の電子回路部品の実装状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 電子素子搭載部 3 スルーホール 4 電極用凹部 5a,5b,5c 導体層 6 電子素子 7 封止樹脂 8 多数個取基板 9 電極形成用穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/12 H01L 23/28 H01L 23/48 H01L 21/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面の電子素子搭載部から基板の
    裏面に貫通するスルーホールを設け、基板の側面に裏面
    及び側面で開口する電極用凹部を設け、電子素子搭載部
    に形成した導体層とスルーホールの内周に形成した導体
    層とを連続させると共にスルーホールの内周のこの導体
    層と電極用凹部に形成した電極用の導体層とを連続さ
    せ、電子素子搭載部に電子素子を搭載すると共に基板の
    表面に封止樹脂を成形して電子素子を封止して成ること
    を特徴とする電子回路部品。
  2. 【請求項2】 帯状の多数個取基板の表面に複数の電子
    素子搭載部を所定間隔で形成すると共に各電子素子搭載
    部から多数個取基板の裏面に貫通するスルーホールを設
    け、隣合う電子素子搭載部の間の位置において多数個取
    基板の裏面に有底の電極形成用穴を設け、電子素子搭載
    部とスルーホールの内周と電極形成用穴の内周に連続す
    る導体層を形成し、次に、電子素子搭載部に電子素子を
    搭載した後に基板の表面に封止樹脂を成形して電子素子
    を封止し、しかる後、電極形成用穴を通る位置で多数個
    取基板及び封止樹脂をその幅方向に切断して、多数個取
    基板を複数の基板に分割すると共に基板の側面に電極形
    成用穴の分割によって電極用凹部を形成することを特徴
    とする電子回路部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板の表面の電子素子搭載部から基板の
    裏面に貫通するスルーホールを設け、電子素子搭載部に
    形成した導体層と連続する導体層をスルーホールの内周
    に形成すると共にこの導体層によってスルーホールの電
    子素子搭載部への開口を閉塞し、電子素子搭載部に電子
    素子を搭載すると共に基板の表面に封止樹脂を成形して
    電子素子を封止して成ることを特徴とする電子回路部
    品。
  4. 【請求項4】 スルーホールを基板の側面に開口させて
    形成すると共にスルーホールに形成した導体層を電極用
    の導体層として成ることを特徴とする請求項3に記載の
    電子回路部品。
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