JP3341669B2 - 空気調和機用ファンの結合機構 - Google Patents

空気調和機用ファンの結合機構

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JP3341669B2
JP3341669B2 JP07528598A JP7528598A JP3341669B2 JP 3341669 B2 JP3341669 B2 JP 3341669B2 JP 07528598 A JP07528598 A JP 07528598A JP 7528598 A JP7528598 A JP 7528598A JP 3341669 B2 JP3341669 B2 JP 3341669B2
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JP
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fan
motor shaft
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motor
shaft
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誠吾 野々上
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機に係
り、ファンモーターとファンの結合機構とファン結合機
構の加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば特開平8―178337号
公報に示された従来の空気調和機に用いるモーターとフ
ァンの結合機構を示したものであり、図において1はフ
ァン、2はこのファンのファンボス部、3はこのファン
ボス部の側面に設けたネジ穴、4はこのネジ穴にネジ締
めされるネジである。5は前記ファン1を駆動するファ
ンモータ、6はこのファンモータのモーター軸で、前記
ファン1のファンボス部2に挿入される。7はこのモー
ター軸の一端に設けられた該軸の回転力をファン1に伝
達する伝達面で、前記ファンボス部2に設けられたネジ
穴3と位置合わせをし、取り付けられネジ4によりネジ
締め固定されいる。
【0003】また、特開平8―1312631号公報に
は、駆動軸の2個所以上を同一形状に切り落とし、任意
の一面を伝達面として被伝達面おt位置合わせを容易に
行えるようにした技術が開示されている。
【0004】また、特開平9―222108号公報に
は、ボス穴の平面部に繁がったガイド傾斜部の穴断面形
状を、軸の回転力伝達面部の断面形状と干渉しないよう
なほぼ類似形の形状にして、軸の伝達面部をボス穴の回
転力を受ける平面部に導くようにして、組み立て作業の
簡素化を図った技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の結合機構におい
ては、目視により伝達面とファンボス部に設けられたネ
ジ穴との位置合わせを行なった後、その位置が変化しな
いようモーター軸をファンボス部に挿入しネジで結合を
行なっていた。モーター軸をボス部に挿入した後は伝達
面とネジ穴の位置が確認できず正確な結合ができなかっ
た。また、空気調和機を据付した状態においては他の部
材により、伝達面とファンボス部に設けられたネジ穴と
の位置が確認できないという欠点も有していた。
【0006】また、暗い場所での作業においても伝達面
とファンボス部に設けられたネジ穴との位置が十分に確
認できず、正確に結合することができないと共に、作業
効率が低下していた。
【0007】この発明は、このような状況に鑑みてなさ
れたものであり、例えばモーターから露出した軸のファ
ンボス部に挿入される部分以外に伝達面位置を判別可能
な印を設けることにより、伝達面が直接見えなくても伝
達面とネジ穴との位置合わせを正確に行なうことを目的
とした。
【0008】また、軸に設ける伝達面と伝達面位置を判
別するマークを同時に加工することにより経済的で工作
性の向上した結合機構を提供することを目的とした。
【0009】また、軸に設ける伝達面と伝達面位置を判
別するマークを同時に加工する加工装置を提供すること
を目的とした。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の空気調和機の
結合機構は、ファンモータのモーター軸の一端に設けら
れた該軸の回転力を伝達する伝達面を、ファンに設けら
れたボス部に挿入しネジで結合することにより該軸の回
転力をファンに伝達するファンの結合構造において、前
記ファンモータのモーター軸他端軸に、前記モーター軸
を前記ファンのファンボス部に挿入する際、位置を判別
するために前記モーター軸伝達面側と同一面に位置決め
マークを設けたものである。
【0011】
【0012】また、この発明の空気調和機用ファンの結
合機構は、ファンモータのモーター軸の一端に設けた伝
達面と、伝達面の位置を判別する位置決めマークを前記
モーター軸伝達面側と同一面に同時に加工成形するもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1の空気調和機の結合装置を図を用いて説明
する。なお、従来例で説明したものと同一部材に対して
は同一符号を用いて説明し、同一構成部分については説
明を省略する。図1は、この発明の実施の形態1の空気
調和機の結合装置の要部拡大略図である。図において、
1はファン、2はこのファンのファンボス部、3はこの
ファンボス部の側面に設けたネジ穴、4はこのネジ穴に
ネジ締めされるネジである。5は前記ファン1を駆動す
るファンモータ、6はこのファンモータのモーター軸
で、前記ファン1のファンボス部2に挿入される。7は
このモーター軸の一端に設けられた該軸の回転力をファ
ン1に伝達する伝達面で、前記ファンボス部2に設けら
れたネジ穴3と位置合わせをし、取り付けられネジ4に
よりネジ締め固定されいる。8は前記ファンモータ5の
モーター軸6他端軸、9はこの他端軸に設け前記モータ
ー軸6を前記ファン1のファンボス部2に挿入する際、
位置を判別するための位置決めマークで、例えば、前記
モーター軸6伝達面7と同一面に成形加工した面であ
る。
【0014】次に、この発明の実施の形態1の組み立て
を説明する。組み立てにおいては、モーター軸6とファ
ン1を結合する際に、該モーター軸6他端に設けた位置
決めマーク9とファンボス部2に設けられたネジ穴3と
を見ながらファンボス部2に挿入結合する。この時モー
ター軸6の一端に設けた伝達面7とファンボス部2に設
けられたネジ穴3とが一致し、最後にネジ4を締め付け
結合する。
【0015】この発明の実施の形態1によれば、モータ
ー軸に設けられた伝達面が直接見えなくても伝達面とネ
ジ穴との位置合わせを正確に行なうことができ、モータ
ーとファンを正確に結合することができる。
【0016】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2のファン結合機構の加工装置である。図において加
工装置の具体例を示す拡大図である。図において、10
は前記モーター軸6の加工装置の加工台本体、11はこ
の加工台本体に取り付けられたモーター軸固定具で、固
定部11aと可動部11bとからなり、モーター軸6を
挟み固定している。12は前記モーター軸6の同一面
に、ファンモータ5の回転力をファン1に伝達する伝達
面7と、伝達面位置を判別する位置決めマーク9を同時
に切削加工する加工治具で、一対設けられている。
【0017】次に、この実施の形態2のファン結合機構
の加工装置による、モーター軸の加工順序を図3に示す
加工フローにより説明する。まず、ステップS1でモー
ター軸6を加工台10の固定具11に仮固定する。次
に、ステップS2においてモーター軸6を固定具11の
固定部11a側に位置させる。次に、ステップS3にお
いて固定具11の可動部11bを固定部11a側に可動
し、モーター軸6を挟持固定する。次に、S4において
加工治具12を操作する。そして最後に、ステップS5
において、モーター軸6に伝達面7と位置決めマーク9
を同一面で同時に切削加工する。
【0018】この発明の実施の形態2においてはモータ
ー軸6に設けられた伝達面7と伝達面位置を判別する位
置決めマーク9とを同一面で、かつ同時に加工すること
で、被加工面の位置精度を高くすると共に、加工時間の
短縮を図ることができる。
【0019】ところで上記実施の形態1及び実施の形態
2の説明では、この発明を空気調和機用ファンの結合機
構として利用する場合について述べたが、その他の結合
機構としても利用できることは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明の空気調和機用
ファンの結合機構によれば、ファンモータのモーター軸
の一端に設けられた該軸の回転力を伝達する伝達面を、
ファンに設けられたボス部に挿入しネジで結合すること
により該軸の回転力をファンに伝達するファンの結合構
造において、前記ファンモータのモーター軸他端軸に、
前記モーター軸を前記ファンのファンボス部に挿入する
際、位置を判別するために前記モーター軸伝達面側と同
一面に位置決めマークを設けた構成としたから、モータ
ーの伝達面が直接見えなくてもモーターとファンの正確
な結合が可能となる効果がある。
【0021】
【0022】また、この発明の空気調和機用ファンの結
合機構は、ファンモータのモーター軸の一端に設けた伝
達面と、伝達面の位置を判別する位置決めマークを前記
モーター軸伝達面側と同一面に同時に加工成形する構成
としたから、加工工数を低減し、かつ経済的で加工精度
の高い、工作性の良い結合機構を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における空気調和機
用ファンの結合機構を示す要部拡大斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態2におけるファン結合
機構の加工装置を示す要部拡大斜視図である。
【図3】 この発明のモーター軸の加工順序を示すフロ
ー図である。
【図4】 従来の空気調和機の結合機構を示す要部拡大
斜視図である。
【符号の説明】
1 ファン、 2 ファンボス部、 3 モーター、
5 ファンモータ、6 モータ軸、 7 伝達面、 9
位置決めマーク、 10 加工台、 11固定具、
11a 固定部、 11b 可動部、12加工治具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 321 F04D 29/04 F16C 3/02 H02K 7/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンモータのモーター軸の一端に設け
    られた該軸の回転力を伝達する伝達面を、ファンに設け
    られたボス部に挿入しネジで結合することにより該軸の
    回転力をファンに伝達するファンの結合構造において、
    前記ファンモータのモーター軸他端軸に、前記モーター
    軸を前記ファンのファンボス部に挿入する際、位置を判
    別するために前記モーター軸伝達面側と同一面に位置決
    めマークを設けたことを特徴とする空気調和機用ファン
    の結合機構。
  2. 【請求項2】 ファンモータのモーター軸の一端に設け
    た伝達面と、伝達面の位置を判別する位置決めマークを
    前記モーター軸伝達面側と同一面に同時に加工成形する
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機用ファンの
    結合機構。
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