JP4815886B2 - 乗客コンベア駆動機の芯出し管理装置及びその方法 - Google Patents
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Description
このように構成された従来の乗客コンベア駆動機において、稼動後にベルトの張力調整やモーター交換等により、モーター4の位置を動かした後のモーター側プーリー6と減速機側プーリー7との芯出しは、図11に示すように、例えばモーター側プーリー6のフライホイール6aの外側(主枠側)端面に鋼尺やストレートエッジ9を押し当て、減速機側プーリー7側面の離れた2点において、ストレートエッジ9との間の距離A、Bを測定し、ある一定の公差内に位置調整することにより芯出し管理を行うのが一般的であった。
なお、従来技術として、芯出し管理の作業性を向上するため、ベルト交換作業時間が短縮でき、作業労力が軽減できるプーリー取付調整用ストレッチ装置の芯出し治具も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図1は一般的な乗客コンベアの概略構成を示す側面図、図2はこの発明の実施の形態1における乗客コンベア駆動機の設置部の構造を示す図1のE−E線に沿った断面図、図3は図2のC−C線に沿った断面図、図4はこの発明の実施の形態1における乗客コンベア駆動機の芯出し管理方法をモーター位置移動前後のモーターとプーリーとの関係で示す説明図である。
図において、1は乗客コンベアの主枠(トラス)、2は乗客コンベア駆動機で、主枠1に取り付けられている。3は減速機、4はモーターで、モーターベース5上に取り付けられている。6はモーター側プーリー、6aはモーター側プーリー6に取り付けられるフライホイール、7は減速機側プーリーである。モーター4の動力は、モーター側プーリー6と減速機側プーリー7に巻き掛けられたVベルト8によって伝動される。10は駆動機2の組立時に、両プーリーの芯出し調整をした後、モーターベース5上の互いに離れた少なくとも2箇所(2点)で、かつモーター側プーリー6と一体で構成される回転体であるフライホイール6aの内側面(モーター側の側面)から鋼尺等で一定の寸法Dの位置に、予めマーキングされた例えば罫書き線などからなる芯出し管理基準線である。
このように構成された乗客コンベア駆動機では、稼動後のプーリー間の芯出し調整は以下のように管理する。稼動後、モーター4を交換したり、Vベルト8の張力を調整するため、モーター4の位置を動かした後、上記2箇所の芯出し管理基準線10とモーター側プーリー6との間の寸法がDとなるようにモーター4の位置を調整する。このように調整した場合、図4に示すように、寸法Dを管理してモーター位置を設定しているので、従来の芯出し時に確認する寸法A、Bは不変となり、プーリーの芯出しは問題なく調整がなされていることになる。
図5はこの発明の実施の形態2における乗客コンベア駆動機の設置部の構造を示す図3相当図である。
図において、4aはモーター4の取付脚である。11は駆動機組立時のプーリー芯出し後に、モーター4の取付脚4aのプーリー側端部に沿って引かれた罫書き線等の芯出し管理基準線である。
このように構成された乗客コンベア駆動機では、稼動後のプーリー間の芯出し調整は以下のように管理する。稼動後、モーター4を交換したり、Vベルト8の張力を調整するため、モーター4の位置を動かした後、上記モーターの取付脚4a端部が芯出し管理基準線罫書き線10と一致するようにモーター4の位置を調整する。
図6はこの発明の実施の形態3における乗客コンベア駆動機の芯出し管理方法に用いる芯出し管理用治具を示す正面図、図7は図6を矢印F方向より見た平面図、図8は芯出し管理用治具の一部品を示す斜視図、図9は芯出し管理用治具の他部品を示す斜視図、図10は芯出し管理用治具を用いた芯出し管理方法を示す要部の斜視図である。
上記実施の形態1では、例えばモーター側プーリー6の回転体であるフライホイール6aの内側面(モーター側の側面)から鋼尺等で寸法Dの位置のモーターベース5上に罫書き線10をマーキングする芯出し管理方法であるが、この実施の形態3における芯出し管理方法は、芯出し管理用治具を用いたものである。
そして、芯出し管理用治具20は、第1当て金21の貫通穴21aに、第2当て金22の軸部22aを挿通して段付きネジ部22bに座金23を挿通しナット24で抜けないように組立てられる。また、第1当て金21における段付きネジ部22b突出側の側面21bと座金23との間に隙間αを設けて組立てられるため、第2当て金22は第1当て金21の貫通穴21a部で回転可能な構成となっている。なお、上記隙間αは芯出し管理に影響を及ぼさないよう、軸回転に支障を来たさない範囲で微少寸法(例えば、α<0.5mm)とする。
すなわち、モーター側プーリー6と一体で構成されるフライホイール6aの内側面(モーター側の側面)6eに、第1当て金21の段付きネジ部突出側の側面21bを押し当てた状態で、第2当て金22の底面22cをモーターベース5上面に押し当て、第2当て金22の反軸部側端面22dと同一位置に罫書き線などからなる芯出し管理基準線10を付す。省スペースタイプ或いは幅狭タイプと呼ばれる狭いスペースとならざるを得ない乗客コンベア等の駆動機の場合は、実施の形態1のように鋼尺によりD寸法の位置に罫書き線10を付すことが非常に困難な場合もあり、また出来たとしても、長時間を必要としたり、寸法精度が低下することも考えられるが、実施の形態3の芯出し管理用治具を用いた芯出し管理方法によれば、これらの問題点を改善することができる。
2 駆動機
3 減速機
4 モーター
4a モーターの取付脚
5 モーターベース
6 モーター側プーリー
6a フライホイール
6e モーター側の側面
7 減速機側プーリー
8 Vベルト
9 ストレートエッジ
10、11 芯出し管理基準線(罫書き線)
20 芯出し管理用治具
21 第1当て金
21a 貫通穴
21b 側面
22 第2当て金
22a 軸部
22b 段付きネジ部
22c 底面
22d 反軸部側端面
23 座金
24 ナット
Claims (4)
- モーターと、前記モーターを取り付けるモーターベースと、減速機と、モーター側プーリーと、減速機側プーリーと、前記モーター側プーリー及び前記減速機側プーリーに巻き掛けられたベルトとから構成された乗客コンベア駆動機において、
前記駆動機の組立時に、前記両方のプーリーの芯出し調整してから、前記モーターベースの互いに離れた少なくとも2箇所でかつ前記モータープーリー側の回転体の内側面から一定寸法の位置に予め芯出し管理基準線を設けたことを特徴とする乗客コンベア駆動機の芯出し管理装置。 - モーターと、前記モーターの取付脚を取り付けるモーターベースと、減速機と、モーター側プーリーと、減速機側プーリーと、前記モーター側プーリー及び前記減速機側プーリーに巻き掛けられたベルトとから構成された乗客コンベア駆動機において、
前記駆動機の組立時に、前記両方のプーリーの芯出し調整してから、前記モーターの取付脚の端部に沿って前記モーターベースに予め芯出し管理基準線を設けたことを特徴とする乗客コンベア駆動機の芯出し管理装置。 - モーターと、前記モーターを取り付けるモーターベースと、減速機と、モーター側プーリーと、減速機側プーリーと、前記モーター側プーリー及び前記減速機側プーリーに巻き掛けられたベルトとから構成された乗客コンベア駆動機において、
前記駆動機の組立時に、前記両方のプーリーの芯出し調整後、前記モーターベースの互いに離れた少なくとも2箇所でかつ前記モータープーリー側の回転体の内側面から一定寸法の位置に予め芯出し管理基準線を設けておき、稼動後の芯出し調整時、前記両プーリー間の芯出しは、前記モーター側プーリーの回転体内側面と前記芯出し管理基準線との間を一定に保つことにより行うことを特徴とする乗客コンベア駆動機の芯出し管理方法。 - モーターと、前記モーターの取付脚を取り付けるモーターベースと、減速機と、モーター側プーリーと、減速機側プーリーと、前記モーター側プーリー及び前記減速機側プーリーに巻き掛けられたベルトとから構成された乗客コンベア駆動機において、
前記駆動機の組立時に、前記両方のプーリーの芯出し調整してから、前記モーターの取付脚の端部に沿って前記モーターベースに予め芯出し管理基準線を設けておき、稼動後の芯出し調整時、前記両プーリー間の芯出しは、前記モーター取付脚の端部を前記芯出し管理基準線に一致させることにより行うことを特徴とする乗客コンベア駆動機の芯出し管理方法。
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