JPH11315847A - 輸送機器、工作機械用二股状ヨークを有するカルダン式ユニバーサルジョイントの製造方法 - Google Patents

輸送機器、工作機械用二股状ヨークを有するカルダン式ユニバーサルジョイントの製造方法

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Publication number
JPH11315847A
JPH11315847A JP13771498A JP13771498A JPH11315847A JP H11315847 A JPH11315847 A JP H11315847A JP 13771498 A JP13771498 A JP 13771498A JP 13771498 A JP13771498 A JP 13771498A JP H11315847 A JPH11315847 A JP H11315847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
forked
forked yoke
pipe
cardan
Prior art date
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Pending
Application number
JP13771498A
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English (en)
Inventor
Nagahide Kurata
長秀 倉田
Masato Yoshimoto
正人 吉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KURATA SANGYO KK
Original Assignee
KURATA SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 パイプ状部材の軸端部近傍を軸直角方向へ拡
張することにより、拡張前のパイプ状部材の板厚に比
べ、拡張後は板厚が大幅に減少し、強度と剛性が低下す
るとともに、拡張することで部材が引き伸ばされるため
に部材が硬化し、次工程のバーリング工法等による穴加
工時に部材に割れが生じる難点があった。 【解決手段】 パイプ状部材と二股状ヨーク部を一体で
成形する二股状ヨークにおいて、パイプ状部材の軸端部
近傍の相対する二方向に適寸のスリット加工を行った
後、パイプ状部材の軸端部近傍を軸直角方向へ拡張する
ことにより、拡張加工された二股状ヨーク部の部材板厚
の減少を極少にし、二股状ヨーク部の強度及び剛性の低
下を防止するとともに通常の外気温度で拡張加工する場
合に生じる部材の硬化によるバーリング工法等による穴
加工時の部材の割れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送機器、工作機
械に用いられる駆動力伝達用二股状ヨークを有するカル
ダン式ユニバーサルジョイントの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車などエンジン動力・操舵力
等の駆動力伝達用ユニバーサルジョイントは二股状ヨー
ク部材を具備した入力軸と出力軸と、これらを結合する
ための十字軸とベアリングで構成されるカルダン式ジョ
イントが広く使用されている。この二股状ヨーク部材は
鋳造または鍛造工法により、前記入力軸または出力軸と
二股状ヨーク部分を一体構造とした例もあるが、軸部に
パイプ状部材1を使用し、このパイプ状部材1の端部に
別体の二股状ヨーク部材2を溶接結合したものが一般的
な構造である(図1,2)。
【0003】しかし前記のようなパイプ状部材1と二股
状ヨーク部材2を溶接結合した構造のものは、溶接作業
のばらつきにより溶接結合部3の結合の信頼性に欠ける
難点があるため、近年はパイプ状部材1と二股状ヨーク
部材2を一体にした構造が考案されている。
【0004】前記パイプ状部材1と二股状ヨーク部材2
を一体で成形した構造の場合の製法は、先ずパイプ状部
材1の軸端部近傍を軸直角方向へ拡張したのち、バーリ
ング工法等でベアリング組み付け用の穴4の加工を行な
う(図3,4)。次に二股状ヨーク部をプレス加工等に
より創製した二股状ヨーク部5が使用されている(図
5,6)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パイプ
状部材の軸端部近傍を軸直角方向へ拡張することによ
り、拡張前のパイプ状部材の板厚に比べ、拡張後は板厚
が大幅に減少し、強度および剛性が低下するとともに、
拡張することで部材が引き伸ばされるために部材が硬化
し、次工程のバーリング工法等による穴加工時に部材に
割れを生じる難点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するためになされたものであって、本発明の目的は、
パイプ状部材1と二股状ヨーク部材2を一体で成形する
二股状ヨークにおいて、パイプ状部材1の軸端部近傍の
相対する二方向の適寸のスリット加工を行なった後、パ
イプ状部材1の軸端部近傍を軸直角方向へ拡張すること
により、拡張加工された二股状ヨーク部5の部材板厚の
減少を極少にし、二股状ヨーク部5の強度および剛性の
低下を防止するとともに通常の外気温度で拡張加工する
場合に生じる部材の硬化によるバーリング工法等による
穴加工時の部材の割れを防止することにある。以下、実
施例を説明する。
【0007】
【実施例】先ず、本発明の方法の特徴は入力軸または出
力軸としての機能を具備させるために所要寸法に加工し
たパイプ状部材1の軸端部近傍の相対する二方向に適当
な形のスリット加工を行う。このスリット加工により、
前記パイプ状部材1の軸端部近傍の相対する二か所が削
除され、他の部分が残存した二股状ヨーク部6aとして
残る(図7,8)。次にこの残存した二股状ヨーク部6
aをユニバーサルジョイント構成部材として適寸になる
ように、ほぼ軸直角方向に拡張させてパイプ状部材1と
二股状ヨーク部6bを成形する(図9,10)。
【0008】なお、スリット加工の目的は前記の軸直角
方向への拡張時にスリット加工された部分のスリット幅
が増大することで、前記の残存した二股状ヨーク部6a
をほとんど板厚の変動がなく、ユニバーサルジョイント
構成部材として適寸となるように成形させることにあ
る。
【0009】
【発明の効果】即ち、スリット加工を行なうことで、拡
張による板厚の変動が避けられ、スリット加工前のパイ
プ状部材と同等の板厚を確保した二股状ヨーク部を得る
ことができ、またこの拡張された二股状ヨーク部のおの
おのにベアリング組み付け用の穴をバーリング工法等で
設けることにより、従来の技術の難点を解決したユニバ
ーサルジョイントを容易に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパイプ状部材と二股状ヨーク部材を溶接
結合することにより得られる二股状ヨークの正面図であ
る。
【図2】従来のパイプ状部材と二股状ヨーク部材を溶接
結合することにより得られる二股状ヨークの図1のA−
A縦断面図である。
【図3】パイプ状部材の軸端部近傍を軸直角方向へ拡張
したのち、ベアリング組み付け用の穴加工を施したパイ
プ状部材の正面図である。
【図4】パイプ状部材の軸端部近傍を軸直角方向へ拡張
したのち、ベアリング組み付け用の穴加工を施したパイ
プ状部材の図3の参考縦断面図である。
【図5】図3および図4において、プレス加工等により
二股状ヨーク部を創製し、得られた二股状ヨークの正面
図である。
【図6】図3および図4において、プレス加工等により
二股状ヨーク部を創製し、得られた二股状ヨークの図5
の参考縦断面図である。
【図7】本発明のスリット加工を施すことにより形成さ
れた二股状ヨークの正面図である。
【図8】本発明のスリット加工を施すことにより形成さ
れた二股状ヨークの側面図である。
【図9】本発明の残存した二股状ヨーク部を拡張して成
形製造して得られた二股状ヨークの正面図である。
【図10】本発明の残存した二股状ヨーク部を拡張して
成形製造して得られた二股状ヨークの図9の参考縦断面
図である。
【符号の説明】
1 パイプ状部材 2 二股状ヨーク部材 3 溶接結合部 4 ベアリング組み付け用の穴 5 二股状ヨーク部 6a〜6b 二股状ヨーク部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するためになされたものであって、本発明の目的は、
パイプ状部材1と二股状ヨーク部材2を一体で成形する
二股状ヨークにおいて、パイプ状部材1の軸端部近傍の
相対する二方向適寸のスリット加工を行なった後、パ
イプ状部材1の軸端部近傍を軸直角方向へ拡張すること
により、拡張加工された二股状ヨーク部5の部材板厚の
減少を極少にし、二股状ヨーク部5の強度および剛性の
低下を防止するとともに通常の外気温度で拡張加工する
場合に生じる部材の硬化によるバーリング工法等による
穴加工時の部材の割れを防止することにある。以下、実
施例を説明する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二股状ヨークと二股状ヨークに結合され
    るパイプ状の軸を一体で成形したカルダン式ユニバーサ
    ルジョイントを構成する二股状ヨークにおいて、パイプ
    状部材の軸端部近傍の相対する二方向に適寸のスリット
    加工を行なった後、前記スリット加工部を含む二股状ヨ
    ーク部近傍を所要寸法に拡張して成形製造することを特
    徴とする輸送機器、工作機械用の二股状ヨークを有する
    カルダン式ユニバーサルジョイントの製造方法。
JP13771498A 1998-05-01 1998-05-01 輸送機器、工作機械用二股状ヨークを有するカルダン式ユニバーサルジョイントの製造方法 Pending JPH11315847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13771498A JPH11315847A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 輸送機器、工作機械用二股状ヨークを有するカルダン式ユニバーサルジョイントの製造方法

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JP13771498A JPH11315847A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 輸送機器、工作機械用二股状ヨークを有するカルダン式ユニバーサルジョイントの製造方法

Publications (1)

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JPH11315847A true JPH11315847A (ja) 1999-11-16

Family

ID=15205115

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JP13771498A Pending JPH11315847A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 輸送機器、工作機械用二股状ヨークを有するカルダン式ユニバーサルジョイントの製造方法

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JP (1) JPH11315847A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1493511A1 (en) * 2003-07-01 2005-01-05 Dana Corporation Method of manufacturing a combined driveshaft tube and yoke assembly
JP2012051068A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Mitsuboshi Seisakusho:Kk ヨークシャフト製造方法及びそのヨークシャフト
CN107438466A (zh) * 2016-05-09 2017-12-05 株式会社成进Fo-Ma 管轭制造方法
JP2019532819A (ja) * 2016-10-11 2019-11-14 リ,ヤン ファ パイプを用いたユニバーサルジョイントの製造方法

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CN107438466A (zh) * 2016-05-09 2017-12-05 株式会社成进Fo-Ma 管轭制造方法
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