JP3341435B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Landscapes
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- Element Separation (AREA)
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- Weting (AREA)
- Hall/Mr Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関わり、特に、半導体素子とコンタクトをとるための
電極配線の形成方法に関する。
に関わり、特に、半導体素子とコンタクトをとるための
電極配線の形成方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、半導体装置の形成方法として、図8
に示すように、P型半導体基板21上にN型エピタキシ
ャル層22を形成した半導体基板(図8のN+ 層は埋め
込み層)の主表面上に、公知の半導体加工技術を用いて
トランジスタ等の半導体素子を形成する。その後、絶縁
膜23を堆積しコンタクトホールを形成後、Al等の配
線材料24を堆積しパターニングするものがある。
に示すように、P型半導体基板21上にN型エピタキシ
ャル層22を形成した半導体基板(図8のN+ 層は埋め
込み層)の主表面上に、公知の半導体加工技術を用いて
トランジスタ等の半導体素子を形成する。その後、絶縁
膜23を堆積しコンタクトホールを形成後、Al等の配
線材料24を堆積しパターニングするものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウェッ
トエッチングにてAl等の金属配線材料のパターニング
を行うと、図8のB部に示すようにAl等の配線材料が
N型エピタキシャル層と接しているような場合、ウェッ
トエッチングの際に発生する化学反応電圧により、N型
エピタキシャル層を介してAl等の配線材料に電流が流
れる。そして、半導体基板の周辺部すなわち有効チップ
エリアの外周部に電流が集中し、エッチングレートが促
進される。その結果、基板面内においてエッチングレー
トの差が生じてしまい、Al等の配線材料のパターニン
グ不良が発生してしまうといった問題がある。
トエッチングにてAl等の金属配線材料のパターニング
を行うと、図8のB部に示すようにAl等の配線材料が
N型エピタキシャル層と接しているような場合、ウェッ
トエッチングの際に発生する化学反応電圧により、N型
エピタキシャル層を介してAl等の配線材料に電流が流
れる。そして、半導体基板の周辺部すなわち有効チップ
エリアの外周部に電流が集中し、エッチングレートが促
進される。その結果、基板面内においてエッチングレー
トの差が生じてしまい、Al等の配線材料のパターニン
グ不良が発生してしまうといった問題がある。
【0004】従って、本発明は、金属配線のパターニン
グにおいて、安定したエッチングレートとなる半導体装
置の製造方法を提供することを目的とする。
グにおいて、安定したエッチングレートとなる半導体装
置の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の半導体装置の製造方法は、P型半導体層上にN型半導
体層を有する半導体基板の前記N型半導体層表面側に半
導体素子を形成する工程と、該半導体素子を覆う絶縁膜
を形成する工程と、該絶縁膜にコンタクトホールを形成
する工程と、該コンタクトホールを介して前記半導体素
子と電気的接続をとる金属電極膜を前記絶縁膜上に堆積
する工程と、該金属電極膜をウエットエッチングする工
程とを有する半導体装置の製造方法において、少なくと
も前記絶縁膜を形成する前に、前記半導体基板の周辺部
の有効チップエリア外で前記金属電極膜により直接覆わ
れる部分にP型拡散領域を形成することを特徴としてい
る。
の半導体装置の製造方法は、P型半導体層上にN型半導
体層を有する半導体基板の前記N型半導体層表面側に半
導体素子を形成する工程と、該半導体素子を覆う絶縁膜
を形成する工程と、該絶縁膜にコンタクトホールを形成
する工程と、該コンタクトホールを介して前記半導体素
子と電気的接続をとる金属電極膜を前記絶縁膜上に堆積
する工程と、該金属電極膜をウエットエッチングする工
程とを有する半導体装置の製造方法において、少なくと
も前記絶縁膜を形成する前に、前記半導体基板の周辺部
の有効チップエリア外で前記金属電極膜により直接覆わ
れる部分にP型拡散領域を形成することを特徴としてい
る。
【0006】また、前記P型領域は、前記半導体素子を
分離するための接合素子分離領域と同時に形成するとよ
い。
分離するための接合素子分離領域と同時に形成するとよ
い。
【0007】
【作用】本発明によると、配線パターンを形成するパタ
ーニング工程の際、ウェハ周辺にP型のアイソレーショ
ンが形成されている為、エッチング液と配線間に電圧が
発生しても、配線から半導体基板に電流が流れにくくな
り(N型に比べ高抵抗であるため)、電気化学エッチン
グがほとんどなくなり、すべての配線材料においてほぼ
化学反応エッチングのみとなり、エッチングレートが安
定する。
ーニング工程の際、ウェハ周辺にP型のアイソレーショ
ンが形成されている為、エッチング液と配線間に電圧が
発生しても、配線から半導体基板に電流が流れにくくな
り(N型に比べ高抵抗であるため)、電気化学エッチン
グがほとんどなくなり、すべての配線材料においてほぼ
化学反応エッチングのみとなり、エッチングレートが安
定する。
【0008】また、前記P型領域を、前記半導体素子を
分離するための接合素子分離領域と同時に形成すれば、
工程数を増やすことなくP型領域を形成することができ
る。
分離するための接合素子分離領域と同時に形成すれば、
工程数を増やすことなくP型領域を形成することができ
る。
【0009】
【実施例】本発明を磁気センサに具体化した一実施例を
図面に従って説明する。図1は、磁気センサの断面図で
あり強磁性磁気抵抗素子薄膜10と信号処理回路とが同
一基板内に集積化されている。また、図2には図1のA
部に示す部分の拡大図を示す。
図面に従って説明する。図1は、磁気センサの断面図で
あり強磁性磁気抵抗素子薄膜10と信号処理回路とが同
一基板内に集積化されている。また、図2には図1のA
部に示す部分の拡大図を示す。
【0010】図3〜図7には、その製造工程を示す。ま
ず、図3に示すように、単結晶Si基板1(P型半導体
層)の主表面に、公知の半導体加工技術を用いて縦形N
PNバイポーラトランジスタを形成する。つまり、単結
晶Si基板1の主表面上に、N+ 型埋込層2,N- 型エ
ピタキシャル層3を形成する。そして、N- 型エピタキ
シャル層3の主表面上にシリコン酸化膜4をCVD法あ
るいは熱酸化により形成し、シリコン酸化膜4を所望の
回路パターンによりホトエッチングし、不純物の拡散に
てP+ 型素子分離領域5、P型拡散領域6、N+ 型拡散
領域7,8を形成する。この時、ウェハの周辺部つまり
有効チップエリア外にP+ 型素子分離領域5’(P型領
域)を同時に形成する。
ず、図3に示すように、単結晶Si基板1(P型半導体
層)の主表面に、公知の半導体加工技術を用いて縦形N
PNバイポーラトランジスタを形成する。つまり、単結
晶Si基板1の主表面上に、N+ 型埋込層2,N- 型エ
ピタキシャル層3を形成する。そして、N- 型エピタキ
シャル層3の主表面上にシリコン酸化膜4をCVD法あ
るいは熱酸化により形成し、シリコン酸化膜4を所望の
回路パターンによりホトエッチングし、不純物の拡散に
てP+ 型素子分離領域5、P型拡散領域6、N+ 型拡散
領域7,8を形成する。この時、ウェハの周辺部つまり
有効チップエリア外にP+ 型素子分離領域5’(P型領
域)を同時に形成する。
【0011】このようにして、縦形NPNバイポーラト
ランジスタがN+ 型埋込層2,N-型エピタキシャル層
3,P+ 型拡散領域6,及びN+ 型拡散領域7,8にて
構成され、このトランジスタは後述する強磁性磁気抵抗
素子薄膜10からの信号を増幅する。次に、図4に示す
ように、単結晶Si基板1の主表面前面に形成したシリ
コン酸化膜4にフォトリングラフィを用いて選択的に開
口部4a、4b、4cを明け、コンタクト部を形成す
る。その後、単結晶Si基板1の主表面上に薄膜のAl
等の配線材料9を、例えば蒸着法あるいはスパッタ法を
用いて成膜する。
ランジスタがN+ 型埋込層2,N-型エピタキシャル層
3,P+ 型拡散領域6,及びN+ 型拡散領域7,8にて
構成され、このトランジスタは後述する強磁性磁気抵抗
素子薄膜10からの信号を増幅する。次に、図4に示す
ように、単結晶Si基板1の主表面前面に形成したシリ
コン酸化膜4にフォトリングラフィを用いて選択的に開
口部4a、4b、4cを明け、コンタクト部を形成す
る。その後、単結晶Si基板1の主表面上に薄膜のAl
等の配線材料9を、例えば蒸着法あるいはスパッタ法を
用いて成膜する。
【0012】次に、図5に示すように、リン酸:硝酸系
もしくはリン酸:硝酸:酸素系のエッチング液を用いた
ウェットエッチングにて所望のパターンに加工する。こ
の際、ウェハの周辺部にはアイレーション(P+ 型素子
分離領域5’)が、形成されているため、Al等の配線
材料9とエッチング液間で電圧が発生しても、Al等の
配線材料9から単結晶Si基板1に電流が流入しにくく
なり、Al等の配線材料9の配線幅のばらつきやエッチ
ング残りのない良好なエッチングを行うことができる。
もしくはリン酸:硝酸:酸素系のエッチング液を用いた
ウェットエッチングにて所望のパターンに加工する。こ
の際、ウェハの周辺部にはアイレーション(P+ 型素子
分離領域5’)が、形成されているため、Al等の配線
材料9とエッチング液間で電圧が発生しても、Al等の
配線材料9から単結晶Si基板1に電流が流入しにくく
なり、Al等の配線材料9の配線幅のばらつきやエッチ
ング残りのない良好なエッチングを行うことができる。
【0013】その後、バイポーラトランジスタのコンタ
クト部とのオーミックコンタクトを得るためにアルミシ
ンターと呼ばれる熱処理を、例えば450℃,30分、
フォーミングガス(N2 +H2 )中の条件で行う。しか
る後に、単結晶Si基板1を真空容器内に配置し、例え
ばアルゴンにてAl等の配線材料9の表面に成長した酸
化膜をプラズマエッチングし、引き続き、真空を保持し
たまま、図6に示すように、Al等の配線材料9を含め
たシリコン酸化膜4の上に強磁性磁気抵抗素子薄膜10
を例えば電子ビーム蒸着法により堆積する。この強磁性
磁気抵抗素子薄膜10は、Fe,Coを含み、Niを主
成分とした強磁性体薄膜、即ちNi−FeあるいはNi
−Coの薄膜からなり、厚さが500Å程度(200〜
2000Å)になっている。そして、図7に示すよう
に、強磁性磁気抵抗素子薄膜10をエッチングして所望
のパターンに形成する。この際、強磁性磁気抵抗素子薄
膜10とAl等の配線材料9は、図3に示すように強磁
性磁気抵抗素子薄膜10をAl等の配線材料9の斜状部
9aに十分オーバラップさせる。この斜状部9aによ
り、強磁性磁気抵抗素子薄膜10とAl等の配線材料9
との電気的接合が行われる。このようにAl等の配線材
料9の端部をテーパ構造とすることにより、強磁性磁気
抵抗素子薄膜10とAl等の配線材料9との間での配線
故障が回避される。
クト部とのオーミックコンタクトを得るためにアルミシ
ンターと呼ばれる熱処理を、例えば450℃,30分、
フォーミングガス(N2 +H2 )中の条件で行う。しか
る後に、単結晶Si基板1を真空容器内に配置し、例え
ばアルゴンにてAl等の配線材料9の表面に成長した酸
化膜をプラズマエッチングし、引き続き、真空を保持し
たまま、図6に示すように、Al等の配線材料9を含め
たシリコン酸化膜4の上に強磁性磁気抵抗素子薄膜10
を例えば電子ビーム蒸着法により堆積する。この強磁性
磁気抵抗素子薄膜10は、Fe,Coを含み、Niを主
成分とした強磁性体薄膜、即ちNi−FeあるいはNi
−Coの薄膜からなり、厚さが500Å程度(200〜
2000Å)になっている。そして、図7に示すよう
に、強磁性磁気抵抗素子薄膜10をエッチングして所望
のパターンに形成する。この際、強磁性磁気抵抗素子薄
膜10とAl等の配線材料9は、図3に示すように強磁
性磁気抵抗素子薄膜10をAl等の配線材料9の斜状部
9aに十分オーバラップさせる。この斜状部9aによ
り、強磁性磁気抵抗素子薄膜10とAl等の配線材料9
との電気的接合が行われる。このようにAl等の配線材
料9の端部をテーパ構造とすることにより、強磁性磁気
抵抗素子薄膜10とAl等の配線材料9との間での配線
故障が回避される。
【0014】次に、真空熱処理(真空アニール)を一定
時間(例えば、30分)行う。この真空熱処理条件とし
ては、温度が350〜450℃で、真空中(例えば10
-2Torr 程度以下)とする。このとき、強磁性磁気抵抗
素子薄膜10とAl等の配線材料9とのコンタクト部に
はNi−Al系合金が形成され、強磁性磁気抵抗素子薄
膜10とAl等の配線材料9とはこのNi−Al系合金
を介して電気的に接続される。
時間(例えば、30分)行う。この真空熱処理条件とし
ては、温度が350〜450℃で、真空中(例えば10
-2Torr 程度以下)とする。このとき、強磁性磁気抵抗
素子薄膜10とAl等の配線材料9とのコンタクト部に
はNi−Al系合金が形成され、強磁性磁気抵抗素子薄
膜10とAl等の配線材料9とはこのNi−Al系合金
を介して電気的に接続される。
【0015】その後に、図1に示すように、シリコンナ
イトライドよりなる表面保護膜11をプラズマCVD装
置を用いて成膜する。つまり、単結晶Si基板1を20
0〜400℃程度の温度とし、ガス(モノシラン,窒
素,アンモニウム等)を流し、高周波電源によりプラズ
マを励起させシリコンナイトライド膜を堆積させる。さ
らに、この表面保護膜11を導通用端子部のみエッチン
グして開口部を設ける。この表面保護膜11にて強磁性
磁気抵抗素子薄膜10と、単結晶Si基板1の主表面に
製作した回路素子とが外気から保護される。
イトライドよりなる表面保護膜11をプラズマCVD装
置を用いて成膜する。つまり、単結晶Si基板1を20
0〜400℃程度の温度とし、ガス(モノシラン,窒
素,アンモニウム等)を流し、高周波電源によりプラズ
マを励起させシリコンナイトライド膜を堆積させる。さ
らに、この表面保護膜11を導通用端子部のみエッチン
グして開口部を設ける。この表面保護膜11にて強磁性
磁気抵抗素子薄膜10と、単結晶Si基板1の主表面に
製作した回路素子とが外気から保護される。
【0016】このように製造された磁気センサにおいて
は、単結晶Si基板1の主表面に作製したNPNトラン
ジスタ、及び図示しないPNPトランジスタ,拡散抵
抗,コンデンサ等の回路素子をAl等の配線材料9によ
り電気的に接続して、電気回路として機能させている。
この発明は前記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、Al等の配線金属は、Al以外にもAl−Si系や
Al−Si−Cu系であってもよい。
は、単結晶Si基板1の主表面に作製したNPNトラン
ジスタ、及び図示しないPNPトランジスタ,拡散抵
抗,コンデンサ等の回路素子をAl等の配線材料9によ
り電気的に接続して、電気回路として機能させている。
この発明は前記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、Al等の配線金属は、Al以外にもAl−Si系や
Al−Si−Cu系であってもよい。
【0017】さらには、前記実施例では、バイポーラト
ランジスタを集積化した磁気センサについて説明した
が、C−MOS,Bi−CMOS等のMOSFET上に
形成した磁気センサにも適用できる。また、表面保護膜
としてシリコンナイトライド膜(SixNy)について
述べたが、SiON等の他の窒化膜を保護膜として用い
てもよい。さらには、保護膜としてこれら窒化膜に加
え、最終保護膜として上層にポリイミド膜を被着するよ
うにしてもよい。
ランジスタを集積化した磁気センサについて説明した
が、C−MOS,Bi−CMOS等のMOSFET上に
形成した磁気センサにも適用できる。また、表面保護膜
としてシリコンナイトライド膜(SixNy)について
述べたが、SiON等の他の窒化膜を保護膜として用い
てもよい。さらには、保護膜としてこれら窒化膜に加
え、最終保護膜として上層にポリイミド膜を被着するよ
うにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によると、
配線材料のエッチングの際に半導体基板の中央部と周辺
部においてエッチングレートの差が発生せず、安定した
エッチングとすることができるため、配線材料のエッチ
ングばらつきを抑制することができる。
配線材料のエッチングの際に半導体基板の中央部と周辺
部においてエッチングレートの差が発生せず、安定した
エッチングとすることができるため、配線材料のエッチ
ングばらつきを抑制することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す半導体装置を示す図で
ある。
ある。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】図1に示す半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
る。
【図4】図1に示す半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
る。
【図5】図1に示す半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
る。
【図6】図1に示す半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
る。
【図7】図1に示す半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
る。
【図8】従来の製造方法による半導体装置を表す説明図
ある。
ある。
1 単結晶Si基板 2 N+ 型埋込層 3 N- 型エピタキシャル層 4 シリコン酸化膜 5 P+ 型素子分離領域 5’P+ 型素子分離領域 6 P+ 型拡散領域 7,8 N+ 型拡散領域 9 Al等の配線材料 10 強磁性磁気抵抗素子薄膜 11 表面保護膜 14 シリコン酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 好 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−129847(JP,A) 特開 昭64−45168(JP,A) 特開 昭64−66965(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/306 H01L 21/761
Claims (2)
- 【請求項1】 P型半導体層上にN型半導体層を有する
半導体基板の前記N型半導体層表面側に半導体素子を形
成する工程と、 該半導体素子を覆う絶縁膜を形成する工程と、 該絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程と、 該コンタクトホールを介して前記半導体素子と電気的接
続をとる金属電極膜を前記絶縁膜上に堆積する工程と、 該金属電極膜をウエットエッチングする工程とを有する
半導体装置の製造方法において、 少なくとも前記絶縁膜を形成する前に、前記半導体基板
の周辺部の有効チップエリア外で前記金属電極膜により
直接覆われる部分にP型拡散領域を形成することを特徴
とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記P型領域は、前記半導体素子を分離
するための接合素子分離領域と同時に形成することを特
徴とした請求項1または2に記載の半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
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JP01918194A JP3341435B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 半導体装置の製造方法 |
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JP01918194A JP3341435B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 半導体装置の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07230982A JPH07230982A (ja) | 1995-08-29 |
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Family Applications (1)
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JP01918194A Expired - Fee Related JP3341435B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 半導体装置の製造方法 |
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JP (1) | JP3341435B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP01918194A patent/JP3341435B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07230982A (ja) | 1995-08-29 |
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