JP3341332B2 - 無機系化粧板の装飾方法 - Google Patents
無機系化粧板の装飾方法Info
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- Japan
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- inorganic decorative
- isocyanate
- decorative board
- coat layer
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Description
性の高い絵柄を効率よく設ける、無機系化粧板の装飾方
法に関する。
用されているが、近年高級化、高意匠化の傾向と共に表
面にエンボスを設けた製品が好まれるようになってき
た。従来の表面がフラットな製品の場合には、表面に絵
柄を設ける方法として、例えば絵柄を印刷したシートを
ラミネートする等の方法が可能であったが、表面にエン
ボスがある場合は、その方法では充分な仕上がりが望め
なかった。
来の問題に鑑みてなされたものであり、その課題とする
ところは、特に表面にエンボスが施されている無機系化
粧板に対して、エンボスに調和した意匠性の高い絵柄を
効率よく設ける、無機系化粧板の装飾方法を提供するこ
とにある。
成するために、凹部の深さが2〜20mm、凸部と凸部
の間隔が1〜10mmのエンボスを表面に有する無機系
化粧板に、ポリオールとイソシアネートからなるベース
コート層を半硬化状態で設け、少なくともイソシアネー
トと反応する活性水酸基を含むインキをインキジェット
方式によって絵付けをし、ポリオールとイソシアネー
ト、又はアクリルシリコンとイソシアネートからなるト
ップコート層を設けてなることを特徴とする無機系化粧
板の装飾方法を提供するものである。
る。本発明に用いる無機系化粧板1としては、石綿セメ
ント、ケイ酸カルシウム板、ケイ酸マグネシウム板、木
片セメント板等を用いることが出来る。また表面にエン
ボスが施されているものでは、その凹部の深さとが2〜
20mmの深いものであって、凸部と凸部の間隙が1〜1
0mmといった、非常に微細なエンボスを表面に有する無
機系化粧板なども用いることが出来る。
設ける。ベースコートとしてはポリオールとイソシアネ
ートからなるものを用いる。また無機系化粧板の表面色
を隠蔽するために、不透明色を用いてもよい。塗装方法
としてはエアスプレー等が可能である。
の絵付けを行ない、絵柄層3を設ける。インキとしては
イソシアネートと反応する活性水酸基を含むものを使用
し、これをインキジェット方式により塗装する。
ップコートとしてはポリオールとイソシアネート、又は
アクリルシリコンとイソシアネートからなるものを用い
る。塗装方法としてはエアスプレー等が可能である。
方法により、各層間において、活性水酸基を含むポリオ
ールとイソシアネートが強固に反応して一体化するた
め、耐久性が向上する。また、インキジェット方式によ
り絵付けすることで、簡便な方法で、エンボスを有する
無機系化粧板であるならそのエンボスに同調した所望の
絵柄を設けることが出来る。
ボス形状を有するケイ酸カルシウム板を用い、この表面
を除塵しシーラー処理した。ベースコートとして、ポリ
オール(日本合成化学(株)製:「ゴーセプレンA−2
300Y」)100重量部とイソシアネート(日本合成
化学(株)製:「コロネートL」)17重量部からなる
灰色不透明のものを用い、これをエアスプレーにて約5
0g/m2塗工し、10分間室温で放置した後、120
℃に設定したオーブンで焼き付けをした。半硬化状態で
ポリオール(日本合成化学(株)製:「ゴーセプレンA
−2300Y」成分を20〜30%(色により異なる)
含むインキを用い、インキジェット方式でレンガ柄の絵
付けをした。乾燥した後、トップコートとして、ポリオ
ール(日本合成化学(株)製:「ゴーセプレンA−23
00Y」)100重量部とイソシアネート(日本合成化
学(株)製:「コロネートL」)17重量部からなる透
明のものを用い、これをエアスプレーにて約100g/
m2塗工した。10分間室温で放置した後、120℃に
設定したオーブンで焼き付けをした。得られた製品は、
エンボス模様と同調した絵柄を持つ、極めて意匠性の高
い物であった。
形状を有する無機系化粧板にインキジェット方式を用
い、所望の絵柄を簡便な方法で設けることができ、さら
には3層が強固に一体化するため耐久性も向上させるこ
とができる。また、インキジェット方式で絵付けをして
いることから、絵柄を印刷するためには、プリント写
真、写真フィルム、印刷物、手描き原稿またはコンピュ
ータで作成した画像などを直接画像原稿とすることがで
き、そのための版を作製する必要がなく、従来製作時間
と費用のかかった複雑な製版工程を省くことができ、多
品種少量生産向きでもある。
構成を示す説明図である。
4…トップコート層
Claims (1)
- 【請求項1】凹部の深さが2〜20mm、凸部と凸部の
間隔が1〜10mmのエンボスを表面に有する無機系化
粧板に、ポリオールとイソシアネートからなるベースコ
ート層を半硬化状態で設け、少なくともイソシアネート
と反応する活性水酸基を含むインキをインキジェット方
式によって絵付けをし、ポリオールとイソシアネート、
又はアクリルシリコンとイソシアネートからなるトップ
コート層を設けてなることを特徴とする無機系化粧板の
装飾方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01856093A JP3341332B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 無機系化粧板の装飾方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01856093A JP3341332B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 無機系化粧板の装飾方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06226905A JPH06226905A (ja) | 1994-08-16 |
JP3341332B2 true JP3341332B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=11975013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP01856093A Expired - Fee Related JP3341332B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 無機系化粧板の装飾方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3341332B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10278497A (ja) * | 1997-04-07 | 1998-10-20 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧板及びその製造方法 |
JP2000025187A (ja) * | 1998-07-13 | 2000-01-25 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧板 |
SE516696C2 (sv) | 1999-12-23 | 2002-02-12 | Perstorp Flooring Ab | Förfarande för framställning av ytelement vilka innefattar ett övre dekorativt skikt samt ytelement framställda enlit förfarandet |
DE102008063837A1 (de) | 2008-12-19 | 2010-06-24 | Mankiewicz Gebr. & Co. Gmbh & Co Kg | Beschichtung und deren Herstellung mittels Inkjet-Druckverfahren |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP01856093A patent/JP3341332B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06226905A (ja) | 1994-08-16 |
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