JP3341161B2 - トンネル施工装置 - Google Patents
トンネル施工装置Info
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Description
トンネル坑口において、掘削、ズリ出し、覆工という一
連の作業工程を連続ベルトコンベヤ等を用いて切羽側よ
り順次施工するトンネル施工装置に関する。
は、シート台車と、セントルと、掘削したズリを搬出す
る連続ベルトコンベヤとからなり、前記シート台車とセ
ントルの移動を妨げないで、該シート台車部と該セント
ル部を通過するものがある。
ルトコンベヤとシート台車及びセントルとが互いに干渉
し合うことがないので、掘削作業及びズリ出し作業(以
下、単に掘削作業という)と覆工作業とを同時に進行で
きる。
イプのトンネル施工装置では、シート台車とセントルの
自由な移動が確保されるに止まることから、掘削作業と
の同時進行が可能となる覆工作業がアーチ部分に係るも
のに限られていた。
外のインバート部分に係る覆工作業は、車両通行を前後
に分断させる方法で行われており、その結果、切羽側へ
の資材の供給が一時的にストップしてしまい、これがト
ンネルの高速施工を実現する上で障害となっていた。
しながら、アーチ部分のみならず、インバート部分に係
る覆工作業をも掘削作業と同時に進行でき、ひいては高
速施工に資するトンネル施工装置を提供することにあ
る。
に、本発明に係るトンネル施工装置は、施工に係るイン
バートを前後に跨ぐことにより車両通行を確保するイン
バート台車と、シート台車と、セントルと、掘削したズ
リを搬出する連続ベルトコンベヤとからなり、前記連続
ベルトコンベヤは、前記インバート台車とシート台車と
セントルの移動を妨げないで、該インバート台車部と該
シート台車部と該セントル部を通過するものであること
を特徴としている。
るインバートを前後に跨ぐインバート台車を備えるの
で、車両通行を確保しながら、アーチ部分のみならず、
インバート部分に係る覆工作業をも掘削作業と同時に進
行させることができる。そして、それ故に、トンネルの
高速施工に資することになる。
に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一
実施の形態に係るトンネル施工装置が適用されたトンネ
ルの概略構成を示す側面図である。尚、本発明に係るト
ンネル施工装置は、あらゆるタイプのトンネルに適用可
能であるが、本実施の形態では、トンネルボーリングマ
シーン(以下、TBMという)により施工されるトンネ
ルを例とする。
掘削のみが完了している部分と、加えてトンネル全周
に係る支保工及び吹付コンクリート1aの施工、並びに
インバート部分Y(図2〜図4参照)に係る覆工作業の
うちインバートライナー1bの設置まで完了している
部分と、加えてインバート部分Yに係る覆工作業のうち
側壁コンクリート1cの施工まで完了している部分
と、加えてインバート部分Yに係る覆工作業のうちイン
バートスラブ1dの施工まで完了している(インバート
部分Yに係る覆工作業の全てが完了している)部分
と、加えてアーチ部分X(図2〜図4参照)に係る覆工
作業のうち防水シート(図示外)の施工まで完了してい
る部分と、加えてアーチ部分Xに係る覆工作業のうち
覆工コンクリート1eの施工まで完了している(アーチ
部分Xに係る覆工作業の全てが完了している)部分と
からなるトンネル、符号2は、このトンネル1の最前部
である切羽、を示す。
ながら連続的に掘削するTBM、符号4は、TBM3の
操作室、油圧系設備、変電設備、コンクリートプラント
設備、換気設備、給水設備などが搭載され、インバート
ライナー1b上でトンネル延長方向における走行移動が
自在である後続台車、符号5は、TBM3及び後続台車
4によって支持され、TBM3による掘削で発生したズ
リを坑口側へと搬出する後続台車ベルトコンベヤ、を示
す。
は、図1に示すように、スライドフォーム6と、インバ
ート台車7と、シート台車8と、セントル9と、連続ベ
ルトコンベヤ10とから構成されている。
6は、図2(a)に示すように、インバートライナー1
b上でトンネル延長方向における走行移動が自在である
本体台車6aと、本体台車6aによって可動自在に支持
され、側壁コンクリート1cの打設に用いられる鋼製型
枠6bと、鋼製型枠6bを正しい位置にセットするジャ
ッキ6cとを有している。
(a)に示すように、現に施工している、横断面がT字
形を呈するインバートスラブ1dを前後に跨ぐことによ
り車両通行を確保する役割を果たすものであり、側壁コ
ンクリート1c上でトンネル延長方向における走行移動
が自在である支持台車7aと、支持台車7aによって支
持され、前部に設けられる第一斜路11、中央部に設け
られる水平路12、及び後部に設けられる第二斜路13
からなり、現に施工しているインバートスラブ1dを前
後に跨ぐ車両通行板7bとを有している。
が、側壁コンクリート1c上でトンネル延長方向におけ
る走行移動が自在である本体台車と、本体台車によって
支持され、防水シートの貼付に用いられる作業足場とを
有している。
すように、側壁コンクリート1c上でトンネル延長方向
における走行移動が自在である本体台車9aと、本体台
車9aによって可動自在に支持され、覆工コンクリート
1eの打設に用いられる鋼製型枠9bと、鋼製型枠9b
を正しい位置にセットするセントルジャッキ9cとを有
している。
示すように、後続台車ベルトコンベヤ5によって切羽2
側から搬出されてきたズリをトンネル坑口まで連続的に
搬出する役割を果たすものである。
ル1の部分〜部分においては、図2(a)に示すよ
うに、支保工及び吹付コンクリート1aに適宜間隔で取
り付けたチェーン及びH形鋼21によって、トンネル延
長方向で支持されている。
ドフォーム部においては、同図に示すように、一方で
は、連続ベルトコンベヤ10は、スライドフォーム6の
移動を妨げないで、該スライドフォーム部を通過する構
成になっている。
ルトコンベヤ10は、チェーン及びH形鋼21によっ
て、スライドフォーム6に接触していない状態でスライ
ドフォーム6の自由な移動を確保しながらトンネル延長
方向で支持されている。
トライナー1bの上であってスライドフォーム6の下に
おいて自由に確保されている。
ば、車両通行を確保しながら、インバート部分Yに係る
覆工作業のうち側壁コンクリート1cの施工を掘削作業
と同時に進行できることになる。
1の部分〜部分における連続ベルトコンベヤ10と
共に多条ケーブルユニット22をも、2段構成としたチ
ェーン及びH形鋼21によって支持することとすれば、
坑内スペースの有効活用に資することとなる。
車部においては、図4(a)に示すように、一方では、
連続ベルトコンベヤ10は、インバート台車7の移動を
妨げないで、該インバート台車部を通過する構成になっ
ている。
トコンベヤ10は、車両通行板7bにトンネル横断方向
で適宜間隔に軸支した支持ローラ31によって、インバ
ート台車7の自由な移動を確保しながらトンネル延長方
向で支持されている。
板7bの上において自由に確保されている。
ば、車両通行を確保しながら、インバート部分Yに係る
覆工作業のうちインバートスラブ1dの施工を掘削作業
と同時に進行できることになる。
台車部における連続ベルトコンベヤ10と多条ケーブル
22aを一体のベルコンケーブルユニット23として構
成し、これを支持ローラ31によって支持することとす
れば、坑内スペースの有効活用に資することとなる。
おいては、連続ベルトコンベヤ10は、図4(a)に示
すように、セントル9の移動を妨げないで、該セントル
部を通過する構成になっている。
ベヤ10は、インバートスラブ1dによって、セントル
9に接触していない状態でセントル9の自由な移動を確
保しながらトンネル延長方向で支持されている。
トスラブ1dの上であってセントル9の下において自由
に確保されている。
通行を確保しながら、アーチ部分Xに係る覆工作業のう
ち覆工コンクリート1eの施工を掘削作業と同時に進行
できることになる。
における連続ベルトコンベヤ10と多条ケーブル22a
を一体のベルコンケーブルユニット23として構成し、
これをインバートスラブ1dによって支持することとす
れば、坑内スペースの有効活用に資することとなる。
ンベヤ10については、セントル部における連続ベルト
コンベヤ10と状況は全く同様であり、ここではその詳
細な説明を省略する。
態に係るトンネル施工装置の作用について説明する。
作用 今、インバート台車7がこれから施工しようとするイン
バートスラブ1dを跨ぐことができる位置で停止してい
る。
は、作業者は、車両の通行中であるか否かに拘わらず、
自由にインバート台車7の下でインバートスラブ1dの
施工をすることができる。
ブ1dの施工中であるか否かに拘わらず、インバート台
車7の上を現に施工しているインバートスラブ1dを跨
ぐことにより、通行することができる。尚、この場合、
インバートスラブ1d〜第一斜路11〜水平路12〜第
二斜路13〜インバートライナー1bという経路を通行
することとなる。
ンバート台車7を備えるので、インバートスラブ1dの
施工によって車両通行が前後に分断されることがなく、
よって、切羽2側への吹付コンクリートやインバートラ
イナー1b等の資材の供給が一時的にストップすること
もない。
の施工中だからといって、掘削作業が中断してしまうこ
ともあり得ない。
作用 今、インバートスラブ1dの施工が終了したところであ
る。即ち、インバート台車7は既に施工が終了している
インバートスラブ1dを跨ぐ位置で停止している。
連続ベルトコンベヤ10は、支持ローラ31上において
安定的な支持状態におかれている。
7の移動が行われる。まず、準備的作業として、作業者
によって、インバート台車7の水平路12の前端に近接
するチェーン及びH形鋼21が撤去され、これによりイ
ンバート台車7の前方に係る連続ベルトコンベヤ10
は、部分的に宙に浮いた状態となる。
7が前方に向かって移動すると、連続ベルトコンベヤ1
0の下方向の荷重を受け止めながらこれを支持している
支持ローラ31はインバート台車7の移動に追従して回
転する。
持されている連続ベルトコンベヤ10は、インバート台
車7の移動に伴って上下に移動したり振動したりしな
い。
に浮いた状態となった連続ベルトコンベヤ10がインバ
ート台車7の移動に伴って支持ローラ31によって円滑
に盛り替えられ支持されることになる。
バート台車7の移動に伴って支持ローラ31で支持でき
なくなった連続ベルトコンベヤ10がインバートスラブ
1dによって円滑に盛り替えられ支持されることにな
る。
しようとするインバートスラブ1dを跨ぐことができる
位置に到達すると、インバート台車7の移動を終了す
る。
トコンベヤ10がインバート台車7の移動を妨げないで
インバート台車部を通過するので、インバート台車7の
移動によって連続ベルトコンベヤ10の安定的な支持状
態が維持できなくなるということがない。
の盛り替えのためインバート台車7が移動中だからとい
って、掘削作業の中断を余儀なくされるということもな
い。
ば、以上のように構成したため、車両通行を確保しなが
ら、アーチ部分のみならず、インバート部分に係る覆工
作業をも掘削作業との同時進行が可能になる。その結
果、トンネルの高速施工に資することになる。
が適用されたトンネルの概略構成を示す側面図である。
を示す図1におけるA方向矢視図である。
を示す図1におけるB方向矢視図である。
を示す図1におけるC方向矢視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 施工に係るインバートを前後に跨ぐこと
により車両通行を確保するインバート台車と、シート台
車と、セントルと、掘削したズリを搬出する連続ベルト
コンベヤとからなり、 前記連続ベルトコンベヤは、多条ケーブルを一体のベル
コンケーブルユニットとして含めることにより、前記イ
ンバート台車とシート台車とセントルの移動を妨げない
で、該インバート台車部と該シート台車部と該セントル
部を通過するものであり、 前記インバート台車部におけるベルコンケーブルユニッ
トは、該インバート台車の車両通行板にトンネル横断方
向で適宜間隔に軸支した支持ローラによって該インバー
ト台車の自由な移動を確保しながら支持されていること
を特徴とする、トンネル施工装置。
Priority Applications (1)
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JP2000025099A JP3341161B2 (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | トンネル施工装置 |
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Publications (2)
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ID=18551005
Family Applications (1)
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2000
- 2000-02-02 JP JP2000025099A patent/JP3341161B2/ja not_active Expired - Fee Related
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