JP3340850B2 - サイクロコンバータのゲート回路 - Google Patents

サイクロコンバータのゲート回路

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JP3340850B2
JP3340850B2 JP18447094A JP18447094A JP3340850B2 JP 3340850 B2 JP3340850 B2 JP 3340850B2 JP 18447094 A JP18447094 A JP 18447094A JP 18447094 A JP18447094 A JP 18447094A JP 3340850 B2 JP3340850 B2 JP 3340850B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機や発電機等に交流
電力を任意の周波数で供給するサイクロコンバータに関
する。
【0002】
【従来の技術】非循環電流形のサイクロコンバータはト
ランスの巻線が少なく、電流抑制用リアクトルが必要な
いなどコンパクトな装置を提供できることから、多くの
分野で利用されている。正側方向の電流を供給する正側
コンバータと負側方向の電流を供給する負側コンバータ
を逆並列に接続して構成されるが、電流方向の切替には
一方のコンバータがオフした後、他方のコンバータを点
弧させる。このため非循環電流形のサイクロコンバータ
では必ず電流が零の区間が生じ大容量器では1ms弱の
電流が零の区間が必要となる。この零区間は極低周波で
は問題とならないが、出力周波数が高くなる程電流歪み
やトルクの不足となって現れる。これを防止するために
非循環電流形サイクロコンバータで電流の零区間なしに
電流方向を切替る方式が考案されている。
【0003】以下図を参照してこの方式について説明す
る。図14はサイクロコンバータの主回路を示したもの
である。簡単の為1相分を示している。図において、1
〜12はサイリスタであり、サイリスタ1〜6は正方向
の電流を供給する正側コンバータとなる三相ブリッジ回
路を構成する。サイリスタ7〜12は負方向の電流を供
給する負側コンバータとなる三相ブリッジ回路を構成す
る。13は電圧検出器であり、サイリスタ1〜12にそ
れぞれ取付けられ、サイリスタ1〜12に順電圧が印加
されていること及び逆電圧が印加されていることを検出
する。
【0004】図15は、従来のサイクロコンバータのゲ
ート回路を示すブロック図である。図において16はフ
リップフロップ回路でありゲート信号を保持する。17
は時限回路であり逆電圧信号が所定の時間確立すると信
号を出力する。18はオア回路であり時限回路17の出
力とリセット信号のいづれかが確立すると信号を出力
し、フリップフロップ回路16をリセットする。19は
アンド回路でありフリップフロップ回路16の出力と順
電圧信号の両方が確立した場合に出力する。20はパル
ス発生回路でありアンド回路19の出力が確立するとパ
ルスを発生しサイリスタを点弧する。以下、各符号に−
1の記号を付したものは正側コンバータに対応するもの
で、−2の記号を付したものは負側コンバータに対応す
るものとする。ここでの説明は−1を付したものは正側
コンバータのサイリスタ1に対応するもの、−2を付し
たものしは負側コンバータのサイリスタ7に対応したも
のとする。サイリスタ1のゲート信号が入力されるとフ
リップフロップ回路16−1で保持される。この時、サ
イリスタ1に順電圧が印加されると電圧検出器13によ
り検出されアンド回路19−1に順電圧信号確立として
入力される。これによりアンド回路19−1が成立しパ
ルス発生回路20−1でゲートパルスを発生しサイリス
タ1を点弧させる。通常の運転中は当該サイリスタ1の
通電期間が終了し次にサイリスタ2に転流させるとサイ
リスタ1に逆電圧が印加され、これが所定の時間継続し
たことを時限回路17−1により検出し、時限回路17
−1が信号を出力するとオア回路18−1を通ってフリ
ップフロップ回路16−1をリセットする。これにより
サイリスタ1が確実にオフしてからゲート信号をリセッ
トする。電流零の区間無しで電流方向を切替える場合正
側サイリスタから負側サイリスタに切替る場合で正側コ
ンバータはサイリスタ1とサイリスタ6が点弧していた
とする。ここで負側コンバータのサイリスタ7とサイリ
スタ12を点弧させる。サイクロコンバータの入力交流
電圧により電流が減衰し電流方向が反転すると電流は瞬
時にサイリスタ7とサイリスタ12に流れ電流零の区間
は無く電流を切替えることができる。サイリスタ1とサ
イリスタ7、サイリスタ6とサイリスタ12は同一の交
流母線に接続されたものであるので交流短絡になること
はない。サイリスタ7とサイリスタ12に流れた後サイ
リスタ7、サイリスタ12を転流させて負の電流を流し
ていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図16は図15のゲー
ト回路の電流零区間無しの切替を行う時の動作説明図で
ある。この電流零区間無しの切替を行う場合、フリップ
フロップ回路16−1がセットされている間にフリップ
フロップ回路16−2にサイリスタ7のゲート信号が与
えられる。電流がサイリスタ1からサイリスタ7に移ろ
うとした瞬間にサイリスタ7には順電圧が印加されるこ
とによりアンド回路19−2が成立し、パルス発生回路
20−2でゲートパルスを発生しサイリスタ7が点弧す
る。サイリスタ7が点弧するとサイリスタ7の順電圧は
無くなる。この順電圧が発生している時間はアンド回路
19−2、パルス発生回路20−2、サイリスタ7の遅
れ時間の和程度である。サイリスタ7の順電圧はサイリ
スタ1の逆電圧となるが時限回路17−1の時間はサイ
リスタ1のターンオフ時間以上に設定され、時限回路1
7−1の出力が確立するほど長い時間逆電圧は印加され
ない。サイリスタ7が通電するとサイリスタ1にはサイ
リスタ7の順電圧降下による電圧しか印加されないた
め、逆電圧信号は発生しない。このため時限回路17−
1は確立せずフリップフロップ回路16−1はリセット
されないままとなる。この状態でサイリスタ8を点弧
し、サイリスタ7から転流させようとすると、サイリス
タ1に順電圧が加わる。フリップフロップ回路16−1
がセットされたままのため順電圧信号が確立するとアン
ド回路19−1が成立しパルス発生回路20−1からサ
イリスタ1にパルスが与えられる。このためサイリスタ
1、サイリスタ8により交流短絡となりサイクロコンバ
ータの運転ができない。
【0006】これを防止するためには、サイリスタ7の
順電圧信号の時間でターンオフできる高速のサイリスタ
を使用し時限回路17をこの時間で確立する設定にする
方法とフリップフロップ回路16−1を強制的にリセッ
トする方法がある。
【0007】しかしフリップフロップ回路16−1を強
制的にリセットすると、サイリスタ1は完全にオフして
いない場合もあり転流させると交流短絡になる。このた
め装置が高価になり信頼性の低いものになる。本発明
は、前述の課題を解消するためになされたものであっ
て、高速な電流切替可能な安価で信頼性の高いサイクロ
コンバータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、共通の交流電源に接続され
負荷に正方向電流を供給する正側コンバータと、負方向
電流を供給する負側コンバータと、前記正負コンバータ
を構成するサイリスタを点弧するゲート信号を保持する
ゲート信号保持回路と、該ゲート信号保持回路の出力と
前記サイリスタの順電圧信号の論理積が成立した時に出
力信号を発生する論理積回路と、該論理積回路の出力信
号が印加され前記サイリスタを点弧するパルスを発生す
るパルス発生回路により構成されるサイクロコンバータ
のゲート回路において、前記論理積回路の出力或いは前
記パルス発生回路の出力のいづれか一方の出力により時
間の積算を開始し、予め設定された時間で出力信号を発
生する時間積算手段を具備し、正側(負側)コンバータ
のサイリスタに逆並列接続されている負側(正側)コン
バータのサイリスタの前記時間積算手段の出力により前
記正側(負側)コンバータのサイリスタの前記ゲ―ト信
号保持回路をリセットすることを特徴としたものであ
る。
【0009】又、請求項2に記載の発明は、共通の交流
電源に接続され負荷に正方向電流を供給する正側コンバ
ータと、負方向電流を供給する負側コンバータと、前記
正負コンバータを構成するサイリスタを点弧するゲート
信号を保持するゲート信号保持回路と、該ゲート信号保
持回路の出力と前記サイリスタの順電圧信号の論理積が
成立した時に出力信号を発生する論理積回路と、該論理
積回路の出力信号が印加され前記サイリスタを点弧する
パルスを発生するパルス発生回路により構成されるサイ
クロコンバータのゲート回路において、前記正側コンバ
ータの正群サイリスタ又は負群サイリスタのいづれか一
方の群のサイリスタの前記論理積回路の出力或いは前記
パルス発生回路の出力のいづれか一方の出力により時間
の積算を開始し、予め設定された時間で出力信号を発生
する正側コンバータの時間積算手段と、前記負側コンバ
ータの正群サイリスタ又は負群サイリスタのいづれか一
方の群のサイリスタの前記論理積回路の出力或いは前記
パルス発生回路の出力のいづれか一方の出力により時間
の積算を開始し、予め設定された時間で出力信号を発生
する負側コンバータの時間積算手段を具備し、前記正側
コンバータの時間積算手段の出力で前記負側コンバータ
の前記ゲ―ト信号保持回路をリセットし、前記負側コン
バータの時間積算手段の出力で前記正側コンバータの前
記ゲ―ト信号保持回路をリセットすることを特徴とした
ものである。
【0010】更に、請求項3に記載の発明は、共通の交
流電源に接続され負荷に正方向電流を供給する正側コン
バータと、負方向電流を供給する負側コンバータと、前
記正負コンバータを構成するサイリスタを点弧するゲー
ト信号を保持するゲート信号保持回路と、該ゲート信号
保持回路の出力と前記サイリスタの順電圧信号の論理積
が成立した時に出力信号を発生する論理積回路と、該論
理積回路の出力信号が印加され前記サイリスタを点弧す
るパルスを発生するパルス発生回路により構成されるサ
イクロコンバータのゲート回路において、前記論理積回
路の出力或いは前記パルス発生回路の出力のいづれか一
方の出力により時間の積算を開始し、予め設定された時
間で出力信号を発生する時間積算手段を具備し、正側
(負側)コンバータのサイリスタに逆並列接続されてい
る負側(正側)コンバータのサイリスタの前記時間積算
手段の出力により前記正側(負側)コンバータのサイリ
スタの前記ゲ―ト信号保持回路をリセットし、前記正側
(負側)コンバータのサイリスタの前記時間積算手段を
前記負側(正側)コンバータのサイリスタの前記論理積
回路の出力或いは前記パルス発生回路の出力のいづれか
一方の出力によりリセットすることを特徴としたもので
ある。
【0011】更に又、請求項4に記載の発明は、共通の
交流電源に接続され負荷に正方向電流を供給する正側コ
ンバータと、負方向電流を供給する負側コンバータと、
前記正負コンバータを構成するサイリスタを点弧するゲ
ート信号を保持するゲート信号保持回路と、該ゲート信
号保持回路の出力と前記サイリスタの順電圧信号の論理
積が成立した時に出力信号を発生する論理積回路と、該
論理積回路の出力信号が印加され前記サイリスタを点弧
するパルスを発生するパルス発生回路により構成される
サイクロコンバータのゲート回路において、前記正側コ
ンバータの正群サイリスタ又は負群サイリスタのいづれ
か一方の群のサイリスタの前記論理積回路の出力或いは
前記パルス発生回路の出力のいづれか一方の出力により
時間の積算を開始し、予め設定された時間で出力信号を
発生し、前記負側コンバータの正群サイリスタ又は負群
サイリスタのいづれか一方の群のサイリスタの前記論理
積回路の出力或いは前記パルス発生回路の出力のいづれ
か一方の出力によりリセットされる正側コンバータの時
間積算手段と、前記負側コンバータの正群サイリスタ又
は負群サイリスタのいづれか一方の群のサイリスタの前
記論理積回路の出力或いは前記パルス発生回路の出力の
いづれか一方の出力により時間の積算を開始し、予め設
定された時間で出力信号を発生し、前記正側コンバータ
の正群サイリスタ又は負群サイリスタのいづれか一方の
群のサイリスタの前記論理積回路の出力或いは前記パル
ス発生回路の出力のいづれか一方の出力によりリセット
される負側コンバータの時間積算手段を具備し、前記正
側コンバータの時間積算手段の出力で前記負側コンバー
タの前記ゲ―ト信号保持回路をリセットし、前記負側コ
ンバータの時間積算手段の出力で前記正側コンバータの
前記ゲ―ト信号保持回路をリセットすることを特徴とし
たものである。
【0012】
【作用】前述のように構成された請求項1に記載の発明
によれば、一方のコンバータから他方のコンバータに電
流を切替る時に他方のコンバータの論理積回路の出力或
いはゲートパルスが発生したことにより他方のコンバー
タに電流が流れたことになる。この論理積回路の出力或
いはゲートパルスにより積算手段の積算を開始する。積
算時間がサイリスタのターンオフに充分な時間に達した
ら出力を発生し、ゲート信号を保持していた一方のコン
バータの保持回路をリセットする。この保持回路がリセ
ットされたことにより他方のコンバータの転流を許可す
る。一方のコンバータのサイリスタが完全にオフしてか
らゲートが確実にリセットされ、その後で他方のコンバ
ータの転流を開始するため両コンバータのサイリスタが
同時に点弧し交流短絡に到ることはない。
【0013】又、前述のように構成された請求項2に記
載の発明によれば、時間積算手段を正側コンバータに共
通に1個、負側コンバータに共通に1個つづ設けること
によって請求項1に記載の発明と同様な効果を得ること
ができる。
【0014】又、前述のように構成された請求項3に記
載の発明によれば、一方の群から他方の群に電流を切替
る場合は請求項1に記載の発明と全く同一に行われ交流
短絡となることはない。更に、正側コンバータのサイリ
スタの時間積算手段を負側コンバータのサイリスタの論
理積回路の出力或いはパルス発生回路の出力のいづれか
一方の出力によりリセットし、負側コンバータのサイリ
スタの時間積算手段を正側コンバータのサイリスタの論
理積回路の出力或いはパルス発生回路の出力のいづれか
一方の出力によりリセットしているため、正側コンバー
タから負側コンバータに電流が切替わりサイリスタのタ
ーンオフタイム以下の時間で再び正側コンバータに電流
が切替わりその後で再度負側コンバータに電流が切替わ
っても交流短絡となることはない。
【0015】更に又、前述のように構成された請求項4
に記載の発明によれば、時間積算手段を正側コンバータ
に共通に1個、負側コンバータに共通に1個つづ設ける
ことによって請求項3に記載の発明と同様な効果を得る
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、請求項1に記載の発明の一実施例を図
15と同一部に同一記号を付して示す図1のブロック図
を参照して説明する。図において、21は積算タイマで
あり、パルス発生器20の出力パルスで時間の積算を開
始し、積算時間が所定の時間に達したらパルスを出力す
る。22はオア回路でありフリップフロップ回路16の
出力の各サイリスタの信号の論理和を出力する。この信
号は反対側のコンバータの転流禁止信号となり、積算タ
イマ21のパルス出力は反対側のフリップフロップ回路
16のリセットに入力される。
【0017】図1のサイクロコンバータのゲート回路に
おいて、零区間無しの電流切替は次のように行われる。
正側から負側への切替の場合について図2を参照して説
明する。まず、フリップフロップ回路16−2にサイリ
スタ7のゲート信号が与えられ、フリップフロップ回路
16−2で保持される。フリップフロップ回路16−1
にはサイリスタ1のゲート信号が保持されている。サイ
リスタ1に流れていた電流が零になり、負方向に流れよ
うとするとサイリスタ7に順電圧が印加され、順電圧信
号が確立する。サイリスタ7の順電圧信号の確立によ
り、アンド回路19−2が成立し、アンド回路19−2
の出力がパルス発生回路20−2に与えられ、サイリス
タ7へゲートパルスが与えられる。これによりサイリス
タ7はターンオンし負方向の電流が流れる。サイリスタ
1の電流は零となるがサイリスタ7がオンしているため
サイリスタ1にはサイリスタ7の順電圧降下の電圧しか
印加されない。パルス発生回路20−2の出力パルスは
積算タイマ21−2に与えられ、積算タイマ20−2は
時間を積算し始める。積算タイマ20−2の設定時間を
十分長くすれば、サイリスタ1に印加される逆電圧がサ
イリスタ7の順電圧降下分だけであっても十分サイリス
タ1をターンオフできる。従って、積算時間がサイリス
タ1のターンオフに必要な時間に相当する予め設定され
た時間TOFF になると(具体的には1ms程度、尚、タ
ーンオフ後に十分な逆電圧が印加されるような場合のタ
ーンオフタイムは400μs程度である。)積算タイマ
21−2はパルスを出力する。このパルスは正側のフリ
ップフロップ回路16−1のリセット端子に与えられ
る。これによりフリップフロップ回路16−1の出力は
リセットされ、サイリスタ1のゲートは以後発生しなく
なり、さらにオア回路22−1の論理和が不成立となり
負側の転流禁止が解除され転流が許可される。これによ
りサイリスタ7からサイリスタ8への転流が許可されサ
イリスタ8が点弧してもサイリスタ1を介して交流短絡
となることなく負側は転流を開始し負方向の電流を増加
させる。
【0018】サイリスタ1が完全にターンオフするまで
の時間TOFF が積算タイマ21−2で確保されているこ
とにりサイリスタ1は完全にオフすることができる。更
に、サイリスタ1のゲート信号も確実にリセットされサ
イリスタ1がオフした後、順電圧が印加されてもゲート
パルスを発生することはない。
【0019】このように零区間無しの電流切替を行った
場合でも正側コンバータのサイリスタ1が完全にオフし
ゲート信号も確実にリセットされた後に負側コンバータ
のサイリスタが転流を開始することから、転流を開始し
ても交流短絡とならずサイクロコンバータが停止するこ
とはない。更に、サイリスタ1のターンオフ時間は積算
タイマ21−2により確保されることからサイリスタ1
に高速なサイリスタを使用する必要もない。従って、安
価で信頼性の高いサイクロコンバータを提供することが
できる。
【0020】図1と同一部に同一記号を付して示す図3
は、請求項1に記載の発明の他の実施例を示すブロック
図である。図1ではパルス発生回路20の出力で積算タ
イマ21の積算を開始しているのに対して、図3ではア
ンド回路19の出力で積算タイマ21の積算を開始して
いる。図3の構成であってもアンド回路19−2が成立
したことにより積算が開始されると共にパルス発生回路
20−2によりゲートパルスを発生しサイリスタ7をタ
ーンオンさせる。以後は図1と同様になり、サイリスタ
1は充分なターンオフ時間が確保されサイリスタ1のゲ
ート信号も確実にリセットされるので同様な効果が得ら
れる。
【0021】図4は、請求項2の発明の一実施例を示す
ブロック図であり、23はオア回路であり、正側コンバ
ータの全サイリスタ(全アームとも言う)のゲートパル
スの論理和により積算タイマ21の積算を開始し、その
出力で負側のフリップフロップ回路16をリセットし、
負側の全サイリスタ(全アームとも言う)のゲートパル
スの論理和により積算タイマ21の積算を開始し、その
出力で正側のフリップフロップ回路16をリセットす
る。本実施例は積算タイマ21を正側コンバータに共通
に1個、負側コンバータに共通に1個設けて請求項1に
記載の発明と全く同様の効果を得るようにしたものであ
る。
【0022】図5は、請求項2の発明の第2の実施例を
示すブロック図であり、図4のオア回路23の入力をコ
ンバータの上側のアームのみ、つまり正側コンバータで
はサイリスタ1、サイリスタ2、サイリスタ3のゲート
パルスのみとし、負側コンバータではサイリスタ7、サ
イリスタ8、サイリスタ9のゲートパルスのみとしたも
のである。
【0023】これは、正側コンバータのサイリスタはサ
イリスタ1と6,サイリスタ6と2,サイリスタ2と
4,サイリスタ4と3,サイリスタ3と5,サイリスタ
5と1のように対をなして点弧し、負側コンバータのサ
イリスタはサイリスタ7と12,サイリスタ12と8,
サイリスタ8と10,サイリスタ10と9,サイリスタ
9と11,サイリスタ11と7のように対をなして点弧
するため、図5のように構成しても図4と同じタイミン
グで積算タイマ21が積算を開始することになる。
【0024】同様にして、正側コンバータの正群サイリ
スタ即ち、サイリスタ1、サイリスタ2、サイリスタ3
のゲートパルスと、負側コンバータの負群サイリスタ即
ち、サイリスタ10、サイリスタ11、サイリスタ12
のゲートパルスの組合せ、或いは正側コンバータの負群
サイリスタ即ち、サイリスタ4、サイリスタ5、サイリ
スタ6のゲートパルスと負側コンバータの正群サイリス
タ即ち、サイリスタ7、サイリスタ8、サイリスタ9の
ゲートパルスの組合せでも同様な効果を得ることができ
る。
【0025】図6は、請求項2の発明の第3の実施例を
示すブロック図であり、図4のゲートパルスの代りに図
3同様アンド回路19の出力信号の全アームの論理和に
より積算タイマ21の積算を開始するものである。この
構成であっても図4と同様に同じ効果が得られる。
【0026】更に、図7は、請求項2の発明の第4の実
施例を示すブロック図であり、図示のように正群アーム
のみのアンド回路19の出力信号の論理和であっても良
い。また、負群アームのみのアンド回路19の出力信号
の論理和であっても良い。
【0027】図8は、請求項3の発明の一実施例を示す
ブロック図である。この実施例は、正側コンバータのサ
イリスタ1の時間積算タイマ21−1をサイリスタ1に
逆並列接続される負側コンバータのサイリスタ7へのゲ
ートパルスでリセットし、負側コンバータのサイリスタ
7の時間積算タイマ21−2をサイリスタ7に逆並列接
続される正側コンバータのサイリスタ1へのゲートパル
スでリセットするようにしたものである。このように構
成することにより、外乱等によりサイクロコンバータの
出力電流が振動するような場合でも交流短絡を防止でき
る。
【0028】例えば、図1の実施例において、図2の一
点鎖線で示すように外乱等により電流が振動し時間積算
タイマ21−2の設定時間TOFF 以内の時刻時刻t2 で
再びサイリスタ1に電流が切替わった場合を考えてみ
る。
【0029】時刻t1 にてサイリスタ7へ点弧パルスが
与えられると同時に時間積算タイマ21−2が時間の積
算を開始する。時刻t2 でサイリスタ7の電流が零にな
り、サイリスタ1の順電圧信号が確立しアンド回路19
−1が成立し図示しないパルスによってサイリスタ1が
点弧し電流がサイリスタ7からサイリスタ1へ切替わ
る。時刻t3 で時間積算タイマ21−2が出力を発生す
るため、フリップフロップ回路16−1はリセットされ
るがそれ以前の時刻t2 でサイリスタ1はターンオンし
ているため導通し続けることになる。一方、時刻t3 で
フリップフロップ回路16−1の出力はリセットされて
いるため、オア回路22−1の論理和が不成立となり負
側コンバ―タの転流禁止が解除され転流が許可され、こ
の状態が保持される。従って、時刻t3 以降サイリスタ
1の電流が減少し零になった時点をt4 (図示せず)と
すれば、時刻t4 直後にサイリスタ8に点弧パルスが与
えられることになるが、この時サイリスタ1は完全にタ
―ンオフしていないため交流短絡となる。
【0030】次に、図8に示す実施例において、図2に
一点鎖線で示すように外乱等により電流が振動し時間積
算タイマ21−2の設定時間TOFF 以内の時刻時刻t2
で再びサイリスタ1に電流が切替わった場合を考えてみ
る。
【0031】時刻t1 にてサイリスタ7へ点弧パルスが
与えられると同時に時間積算タイマ21−2が時間の積
算を開始する。時刻t2 でサイリスタ7の電流が零にな
り、サイリスタ1の順電圧信号が確立しアンド回路19
−1が成立することにより、パルス発生回路20−1か
らサイリスタ1へのゲ―トパルス(図示せず)が発生
し、電流はサイリスタ7からサイリスタ1へ切替わる。
サイリスタ1へのゲ―トパルス(図示せず)によって時
刻t2 直後に時間積算タイマ21−2はリセットされ
る。このため、フリップフロップ回路16−1はリセッ
トされないから、サイリスタ1の電流が零になった時刻
t4 の直後には、サイリスタ8へ転流することなく、再
度サイリスタ7に電流が切替わることになり、交流短絡
となることはない。
【0032】再度サイリスタ7に電流が切替わった時刻
t4 から時間積算タイマ21−2が時間の積算を再度開
始し、もし充分なターンオフタイムが確保されればサイ
リスタ7からサイリスタ8へと転流が開始され負方向電
流は増加し始め正常に復帰することになる。
【0033】図8と同一部に同一記号を付して示す図9
は、請求項3に記載の発明の他の実施例を示すブロック
図である。図9では、アンド回路19−1の出力で積算
タイマ21−1の積算を開始し、アンド回路19−2の
出力で積算タイマ21−1をリセットし、アンド回路1
9−2の出力で積算タイマ21−2の積算を開始し、ア
ンド回路19−1の出力で積算タイマ21−2をリセッ
トしているので、請求項1の発明と同様に、充分なター
ンオフ時間が確保できると共に、外乱等によりサイクロ
コンバータの出力電流が振動するような場合でも交流短
絡を防止できる。
【0034】図10は、請求項4の発明の一実施例を示
すブロック図であり、23はオア回路であり、正側コン
バータの全サイリスタ(全アームとも言う)のゲートパ
ルスの論理和により積算タイマ21の積算を開始し、負
側コンバータの全サイリスタ(全アームとも言う)のゲ
ートパルスの論理和によりリセットし、その出力で負側
のフリップフロップ回路16をリセットする。又、負側
の全サイリスタ(全アームとも言う)のゲートパルスの
論理和により積算タイマ21の積算を開始し、正側コン
バータの全サイリスタ(全アームとも言う)のゲートパ
ルスの論理和によりリセットし、その出力で正側のフリ
ップフロップ回路16をリセットする。本実施例は積算
タイマ21を正側コンバータに共通に1個、負側コンバ
ータに共通に1個設けて請求項3に記載の発明と全く同
様の効果を得るようにしたものである。
【0035】図11は、請求項4の発明の第2の実施例
を示すブロック図であり、図10のオア回路23の入力
をコンバータの上側のアームのみ、つまり正側コンバー
タではサイリスタ1、サイリスタ2、サイリスタ3のゲ
ートパルスのみとし、負側コンバータではサイリスタ
7、サイリスタ8、サイリスタ9のゲートパルスのみと
したものである。
【0036】これは、正側コンバータのサイリスタはサ
イリスタ1と6,サイリスタ6と2,サイリスタ2と
4,サイリスタ4と3,サイリスタ3と5,サイリスタ
5と1のように対をなして点弧し、負側コンバータのサ
イリスタはサイリスタ7と12,サイリスタ12と8,
サイリスタ8と10,サイリスタ10と9,サイリスタ
9と11,サイリスタ11と7のように対をなして点弧
するため、図11のように構成しても図10と同じタイ
ミングで積算タイマ21が積算を開始することになる。
【0037】同様にして、正側コンバータの正群サイリ
スタ即ち、サイリスタ1、サイリスタ2、サイリスタ3
のゲートパルスと、負側コンバータの負群サイリスタ即
ち、サイリスタ10、サイリスタ11、サイリスタ12
のゲートパルスの組合せ、或いは正側コンバータの負群
サイリスタ即ち、サイリスタ4、サイリスタ5、サイリ
スタ6のゲートパルスと負側コンバータの正群サイリス
タ即ち、サイリスタ7、サイリスタ8、サイリスタ9の
ゲートパルスの組合せでも同様な効果を得ることができ
る。
【0038】図12は、請求項4の発明の第3の実施例
を示すブロック図であり、図10のゲートパルスの代り
に図9同様アンド回路19の出力信号の全アームの論理
和により積算タイマ21の積算を開始するものである。
この構成であっても図10と同様に同じ効果が得られ
る。
【0039】更に、図13は、請求項4の発明の第4の
実施例を示すブロック図であり、正側のオア回路23
に、図示のように正群アームのみのアンド回路19の出
力信号を加え、負側のオア回路23に、図示のように負
群アームのみのアンド回路19の出力信号を加えたもの
である。また、負群アームのみのアンド回路19の出力
信号のであっても良い。また、負群アームのみのアンド
回路19の出力信号の論理和であっても良く、この場合
も請求項1の発明と同様に、充分なターンオフ時間が確
保できると共に、外乱等によりサイクロコンバータの出
力電流が振動するような場合でも交流短絡を防止でき
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、正側コンバータと、これに逆並列接続され
る負側コンバータからなるサイクロコンバータにおい
て、正側コンバータ及び負側コンバータを構成するサイ
リスタに対応して設けられ、該サイリスタへの点弧パル
スによって時間積算を開始する時間積算手段を具備し、
正側コンバータを構成するサイリスタの時間積算手段の
出力で、前記正側コンバータを構成するサイリスタに逆
並列接続されている負側コンバータのサイリスタのゲー
ト信号をリセットするようにしたのでサイクロコンバー
タを電流零の区間無しに切替る場合でも高速なサイリス
タを使用する必要がなく、又、転流時に交流短絡の発生
しない安価で信頼性の高いサイクロコンバータのゲート
回路を提供することができる。
【0041】又、請求項2に記載の発明によれば、前記
時間積算手段を正側コンバータ側に1個、負側コンバー
タ側に1個設けることにより、請求項1に記載の発明と
同様な効果を得ることができる。
【0042】更に、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の効果に加え、外乱等によりサイク
ロコンバータの出力電流が振動するような場合でも交流
短絡を防止できる効果も得ることができる。
【0043】更に又、請求項4に記載の発明によれば、
前記時間積算手段を正側コンバータ側に1個、負側コン
バータ側に1個設けることにより、請求項3に記載の発
明と同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明によるサイクロコンバー
タのゲート回路の一実施例を示すブロック図。
【図2】[図1]のサイクロコンバータのゲート回路の
動作説明図。
【図3】請求項1に記載の発明によるサイクロコンバー
タのゲート回路の他の実施例を示すブロック図。
【図4】請求項2に記載の発明によるサイクロコンバー
タのゲート回路の一実施例を示すブロック図。
【図5】請求項2に記載の発明によるサイクロコンバー
タのゲート回路の第2の実施例を示すブロック図。
【図6】請求項2に記載の発明によるサイクロコンバー
タのゲート回路の第3の実施例を示すブロック図。
【図7】請求項2に記載の発明によるサイクロコンバー
タのゲート回路の第4の実施例を示すブロック図。
【図8】請求項3に記載の発明によるサイクロコンバー
タのゲート回路の一実施例を示すブロック図。
【図9】請求項3に記載の発明によるサイクロコンバー
タのゲート回路の他の実施例を示すブロック図。
【図10】請求項4に記載の発明によるサイクロコンバ
ータのゲート回路の一実施例を示すブロック図。
【図11】請求項4に記載の発明によるサイクロコンバ
ータのゲート回路の第2の実施例を示すブロック図。
【図12】請求項4に記載の発明によるサイクロコンバ
ータのゲート回路の第3の実施例を示すブロック図。
【図13】請求項4に記載の発明によるサイクロコンバ
ータのゲート回路の第4の実施例を示すブロック図。
【図14】サイクロコンバータ一相分の主回路構成図。
【図15】従来のサイクロコンバータのゲート回路のブ
ロック図。
【図16】従来のサイクロコンバータのゲート回路の動
作説明図。
【符号の説明】
1〜12 …サイリスタ 13…
電圧検出器 16 …フリップフロップ回路 17…
時限回路 18 …オア回路 19…
アンド回路 20 …パルス発生回路 21…
積算タイマ 22 …オア回路 23…
オア回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−344168(JP,A) 特開 平2−197261(JP,A) 特開 平3−150070(JP,A) 特開 昭55−58780(JP,A) 特開 昭59−230468(JP,A) 特開 昭58−19167(JP,A) 特開 昭58−66580(JP,A) 特開 平3−253297(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 5/00 - 5/48 H02M 1/00 - 1/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の交流電源に接続され負荷に正
    方向電流を供給する正側コンバータと、負方向電流を供
    給する負側コンバータと、前記正負コンバータを構成す
    るサイリスタを点弧するゲート信号を保持するゲート信
    号保持回路と、該ゲート信号保持回路の出力と前記サイ
    リスタの順電圧信号の論理積が成立した時に出力信号を
    発生する論理積回路と、該論理積回路の出力信号が印加
    され前記サイリスタを点弧するパルスを発生するパルス
    発生回路により構成されるサイクロコンバータのゲート
    回路において、 前記論理積回路の出力或いは前記パルス発生回路の出力
    のいづれか一方の出力により時間の積算を開始し、予め
    設定された時間で出力信号を発生する時間積算手段を具
    備し、正側(負側)コンバータのサイリスタに逆並列接
    続されている負側(正側)コンバータのサイリスタの前
    記時間積算手段の出力により前記正側(負側)コンバー
    タのサイリスタの前記保持回路をリセットすることを特
    徴としたサイクロコンバータのゲート回路。
  2. 【請求項2】 共通の交流電源に接続され負荷に正
    方向電流を供給する正側コンバータと、負方向電流を供
    給する負側コンバータと、前記正負コンバータを構成す
    るサイリスタを点弧するゲート信号を保持するゲート信
    号保持回路と、該ゲート信号保持回路の出力と前記サイ
    リスタの順電圧信号の論理積が成立した時に出力信号を
    発生する論理積回路と、該論理積回路の出力信号が印加
    され前記サイリスタを点弧するパルスを発生するパルス
    発生回路により構成されるサイクロコンバータのゲート
    回路において、 前記正側コンバータの正群サイリスタ又は負群サイリス
    タのいづれか一方の群のサイリスタの前記論理積回路の
    出力或いは前記パルス発生回路の出力のいづれか一方の
    出力により時間の積算を開始し、予め設定された時間で
    出力信号を発生する正側コンバータの時間積算手段と、 前記負側コンバータの正群サイリスタ又は負群サイリス
    タのいづれか一方の群のサイリスタの前記論理積回路の
    出力或いは前記パルス発生回路の出力のいづれか一方の
    出力により時間の積算を開始し、予め設定された時間で
    出力信号を発生する負側コンバータの時間積算手段を具
    備し、 前記正側コンバータの時間積算手段の出力で前記負側コ
    ンバータの前記ゲート信号保持回路をリセットし、前記
    負側コンバータの時間積算手段の出力で前記正側コンバ
    ータの前記ゲート信号保持回路をリセットすることを特
    徴としたサイクロコンバータのゲート回路。
  3. 【請求項3】 共通の交流電源に接続され負荷に正
    方向電流を供給する正側コンバータと、負方向電流を供
    給する負側コンバータと、前記正負コンバータを構成す
    るサイリスタを点弧するゲート信号を保持するゲート信
    号保持回路と、該ゲート信号保持回路の出力と前記サイ
    リスタの順電圧信号の論理積が成立した時に出力信号を
    発生する論理積回路と、該論理積回路の出力信号が印加
    され前記サイリスタを点弧するパルスを発生するパルス
    発生回路により構成されるサイクロコンバータのゲート
    回路において、 前記論理積回路の出力或いは前記パルス発生回路の出力
    のいづれか一方の出力により時間の積算を開始し、予め
    設定された時間で出力信号を発生する時間積算手段を具
    備し、正側(負側)コンバータのサイリスタに逆並列接
    続されている負側(正側)コンバータのサイリスタの前
    記時間積算手段の出力により前記正側(負側)コンバー
    タのサイリスタの前記ゲート信号保持回路をリセット
    し、前記正側(負側)コンバータのサイリスタの前記時
    間積算手段を前記負側(正側)コンバータのサイリスタ
    の前記論理積回路の出力或いは前記パルス発生回路の出
    力のいづれか一方の出力によりリセットすることを特徴
    としたサイクロコンバータのゲート回路。
  4. 【請求項4】 共通の交流電源に接続され負荷に正
    方向電流を供給する正側コンバータと、負方向電流を供
    給する負側コンバータと、前記正負コンバータを構成す
    るサイリスタを点弧するゲート信号を保持するゲート信
    号保持回路と、該ゲート信号保持回路の出力と前記サイ
    リスタの順電圧信号の論理積が成立した時に出力信号を
    発生する論理積回路と、該論理積回路の出力信号が印加
    され前記サイリスタを点弧するパルスを発生するパルス
    発生回路により構成されるサイクロコンバータのゲート
    回路において、 前記正側コンバータの正群サイリスタ又は負群サイリス
    タのいづれか一方の群のサイリスタの前記論理積回路の
    出力或いは前記パルス発生回路の出力のいづれか一方の
    出力により時間の積算を開始し、予め設定された時間で
    出力信号を発生し、前記負側コンバータの正群サイリス
    タ又は負群サイリスタのいづれか一方の群のサイリスタ
    の前記論理積回路の出力或いは前記パルス発生回路の出
    力のいづれか一方の出力によりリセットされる正側コン
    バータの時間積算手段と、 前記負側コンバータの正群サイリスタ又は負群サイリス
    タのいづれか一方の群のサイリスタの前記論理積回路の
    出力或いは前記パルス発生回路の出力のいづれか一方の
    出力により時間の積算を開始し、予め設定された時間で
    出力信号を発生し、前記正側コンバータの正群サイリス
    タ又は負群サイリスタのいづれか一方の群のサイリスタ
    の前記論理積回路の出力或いは前記パルス発生回路の出
    力のいづれか一方の出力によりリセットされる負側コン
    バータの時間積算手段を具備し、 前記正側コンバータの時間積算手段の出力で前記負側コ
    ンバータの前記ゲ―ト信号保持回路をリセットし、前記
    負側コンバータの時間積算手段の出力で前記正側コンバ
    ータの前記ゲ―ト信号保持回路をリセットすることを特
    徴としたサイクロコンバータのゲート回路。
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