JP3340633B2 - ガラス被覆半導体装置の電極形成方法 - Google Patents

ガラス被覆半導体装置の電極形成方法

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JP3340633B2 JP28206796A JP28206796A JP3340633B2 JP 3340633 B2 JP3340633 B2 JP 3340633B2 JP 28206796 A JP28206796 A JP 28206796A JP 28206796 A JP28206796 A JP 28206796A JP 3340633 B2 JP3340633 B2 JP 3340633B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係り、特に鉛系ガラスでpn接合が被覆された半
導体装置の均一で良質な電極の形成が可能なガラス被覆
半導体装置の電極形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メサ型半導体装置(少なくとも1個のp
n接合が主表面からエッチングによって溝が形成され、
溝の側壁にpn接合が露出する半導体装置)に良質の電
極をめっきによって形成するために従来から種々の技術
が提案されている。
【0003】例えば、メサ型の半導体装置の無電解めっ
きに関する従来技術として、特開昭56−58232 号公報に
記載された技術が知られている。この従来技術は、メサ
溝内壁をガラスで被覆した半導体装置の電極形成方法に
おいて、一方の主表面に部分的に無電解めっきで第1電
極を形成し、他方の主表面に全面に第2電極を無電解め
っきで形成した後、一方の主表面形成した溝にガラスを
被覆することにより、表面保護膜形成後のウェハーの反
りを低減できるとされている。
【0004】さらに、シリコン基板面に無電解ニッケル
めっきを施す他の従来技術として、特開平1−185920 号
公報に記載された技術が知られている。この従来技術
は、先ずアルカリ性ニッケルりんめっき浴を使用して第
1めっき膜を形成した後異なる膜質の第2めっき膜を形
成し、しかる後に接合形成のためのエッチングを行うこ
とにより、半導体素子の応力による劣化の問題を解消で
きるものとされている。さらにまた、メサ型の半導体装
置のメサ上部に金属めっきを施す他の従来技術として、
特開平1−232719 号公報に記載された技術が知られてい
る。この従来技術は、メサ上部にホトレジストを形成し
ホトレジストの中央部を開口し、この開口部に金属めっ
きを施した後、ホトレジストを除去し追加の金属めっき
を施すことにより、金属電極周辺部のダレの発生等の問
題を解消が図れるものとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭56−58232 号公報に記載された技術では、第1電極
及び第2電極を無電解めっきで形成した後、表面保護膜
であるガラスを被覆する工程であり、ウェハーの反りは
低減できるが、ガラス焼成の温度や雰囲気に限界があ
り、高耐圧で低リーク電流の半導体装置を得るのが困難
であった。
【0006】さらに、上記特開平1−185920 号公報に記
載された技術では、1めっき膜及び第2めっき膜を形成
した後に接合形成のためのエッチングを行うため、上記
特開昭56−58232 号公報と同様に、高耐圧で低リーク電
流の半導体装置を得るのが困難であった。
【0007】さらにまた、上記特開平1−232719 号公報
に記載された技術では、メサ上部及びメサ側壁部にホト
レジストを形成加工する工程を含むため、ホトレジスト
が均一に塗布しにくく、メサ上部の中央部のみに金属電
極を均一にめっきするのが困難であった。
【0008】本発明の目的は、従来の半導体装置の製造
方法の問題点を解決したガラス被覆半導体装置の電極形
成方法を提供することにある。
【0009】本発明の目的を具体的に言えば、鉛系ガラ
スで被覆されたメサ型半導体装置の電極を、均一で高品
質な無電解ニッケルめっきで形成するガラス被覆半導体
装置の電極形成方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、一対の主表面を有し、一方の主表面から
基板と反対導電型の不純物を拡散してpn接合が形成さ
れ、一方の主表面から所定の領域にpn接合が露出する
ようメサ型に溝が設けられ、このメサ部に鉛系ガラス被
膜が形成される半導体装置において、半導体ウェハーを
フッ化水素酸あるいは希釈フッ化水素酸に浸漬処理し鉛
系ガラス被膜が被覆されない半導体表面を露出する工程
と、硝酸さらに希釈硝酸に浸漬する工程と、水素雰囲気
で熱処理した後フッ化水素酸と硝酸の混合液に浸漬し露
出した半導体表面を清浄化する工程と、希釈フッ化水素
酸と塩化パラジウム塩酸水溶液に浸漬し触媒化処理する
工程と、第1の無電解ニッケルめっきを施す工程と、第
1の無電解ニッケルめっきされたニッケルを触媒として
第2の無電解ニッケルめっきを施す工程からなる方法で
ガラス被覆半導体装置の電極を形成するようにしたもの
である。
【0011】さらに、第1の無電解ニッケルめっきを施
した後、窒素雰囲気中で熱処理し第1の無電解ニッケル
めっきされたニッケルと半導体とをシリサイド化する工
程と、希釈塩酸と希釈フッ化水素酸に順次浸漬しシリサ
イド化された第1の無電解ニッケルめっき表面を清浄化
する工程とを経た後に、第2の無電解ニッケルめっきを
施す工程からなる方法でガラス被覆半導体装置の電極を
形成するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
【0013】(実施例1)図1は本発明のガラス被覆半
導体装置の電極形成方法による第1実施例を示す断面図
である。図において、1はn型半導体領域であり、一方
の主表面に高不純物濃度のp+ 型半導体領域2が形成さ
れ、他方の主表面に高不純物濃度のn+ 型半導体領域3
が形成され、一方の主表面から所定の領域にpn接合が
露出するようメサ溝が設けられ、このメサ部に鉛系ガラ
ス被膜5が形成されている。また、アノード層となるp
+ 型半導体領域2にはアノード電極20が、カソード層
となるn+ 型半導体領域3にはカソード電極30がそれ
ぞれ鉛系ガラス被膜5が形成された後に、無電解ニッケ
ルめっきによりオーミック接触して形成されている。図
2は本発明によるガラス被覆半導体装置の電極形成方法
による第1実施例を示す一方の主表面から見た平面図で
ある。図中の符号の意味は図1で説明したのと同様であ
り、ここでは説明を省略する。アノード電極20,鉛系
ガラス被膜5、さらに第1半導体領域と第2半導体領域
からなるpn接合端8を示している。なお、図2におい
て、A−A′部で示した箇所の断面の概略図が図1に相
当する。ガラス被覆半導体装置の主pn接合の端部8は
4角曲率を有する4角形となっており、ガラス被膜5の
下に位置している。
【0014】次に、図1及び図2に示した構成のガラス
被覆半導体装置の特徴について述べる。一方の主表面か
ら所定の領域にpn接合が露出するようメサ溝が設けら
れ、このメサ部に鉛系ガラス被膜5が形成されており、
アノード電極20及びカソード電極30がそれぞれ鉛系
ガラス被膜5が形成された後に、無電解ニッケルめっき
によりオーミック接触して形成されており、鉛系ガラス
被膜5表面にはニッケル金属等の異物が存在せず、極め
て清浄なガラス表面となり、アノード電極20及びカソ
ード電極30が緻密であり、それぞれp+ 型半導体領域
2及びn+ 型半導体領域と密着性良くオーミック接触し
て形成され、その後のアノード電極20及びカソード電
極30と半田との濡れ性も極めて良好となり、高耐圧,
高信頼のガラス被覆半導体装置を歩留まり良く製造する
ことができた。
【0015】(実施例2)図3は図1に示した本発明の
ガラス被覆半導体装置の電極形成方法による第1実施例
を製造するための主な工程ごとの断面図であり、以下、
この図を参照して本発明の第1実施例の製造方法を説明
する。
【0016】まず、(a)が示すように、n型半導体領
域1となるシリコン基板としてCZ(111)のn型3
5〜45Ωcmを用い、一方の主表面に表面不純物濃度が
1×1019/cm2以上のB(ボロン)を40±5μmの深
さにイオン打ち込み法あるいはボロンナイトライドを拡
散源とした熱拡散法で形成し、他方の主表面には表面不
純物濃度が1×1020/cm2以上のP(リン)を45±1
0μmの深さにイオン打ち込み法あるいは次亜塩素酸リ
ンを用いて形成した後、ドライ酸化あるいはウェット酸
化により約2〜3μmのシリコン酸化膜6a,6bを形
成する。続いて、(b)が示すように通常のホトリソグ
ラフィにより一方の主表面のシリコン酸化膜6aの一部
を除去した後、U01エッチャントで約60μmエッチ
ングしp+ 型半導体領域2とn型半導体領域1からなる
pn接合が露出するようメサ溝を形成する。その後、
(b)の工程で使用したシリコン酸化膜6a,6bをH
Fを含む酸で除去し、(c)が示すようにスクリーン印
刷法によりペースト状の鉛系ガラス(主成分:PbO,
SiO2,Al23)を55±10μm塗布し、ガラス
焼成として酸素雰囲気中で780〜850℃,40分の
熱処理をし、ガラス被膜5を形成した。その後、(d)
が示すようにアノード層となるp+ 型半導体領域2及び
カソード層となるn+ 型半導体領域3表面に形成されて
いたシリコン酸化膜6を希釈フッ化水素酸に浸漬して除
去した後、無電解ニッケルめっきによりアノード電極2
0及びカソード電極30を形成してガラス被覆半導体装
置を製造する。
【0017】最後に、(e)に示すように焼成された鉛
系ガラスの中心部を切断線10に沿ってダイシングする
ことによって、半導体ペレットが完成し、図1に示した
ガラス被覆半導体装置が得られる。
【0018】図4は本発明のガラス被覆半導体装置の電
極形成方法による第1実施例の電極形成工程の詳細な製
造工程図である。
【0019】図4において、図3に示した符号と同一の
ものは説明を省略する。(a)において6は鉛系ガラス
を焼成したときにp+ 型半導体領域2及びn+ 型半導体
領域3表面に形成されたシリコン酸化膜であり、このシ
リコン酸化膜6を希釈フッ化水素酸に浸漬して除去する
と、ガラス中の二酸化珪素は溶けだすが、金属酸化物は
希釈フッ化水素酸と反応してゲル状固体のフッ化鉛とな
り、特に(b)に示したようにガラス被膜5の表面やp
+ 型半導体領域2及びn+ 型半導体領域3表面にフッ化
鉛11ができる。このフッ化鉛11が存在すると均一な
ニッケルめっきが形成できないという問題があった。
【0020】そこで本発明では、ニッケルめっきを妨げ
るフッ化鉛11を除去するため、硝酸及び希釈硝酸に浸
漬し除去した後、温水洗浄や超音波洗浄にて完全にフッ
化鉛11及び硝酸を除去し、乾燥する。
【0021】その後、(c)に示したようにガラス被膜
5の表面やp+ 型半導体領域2及びn+ 型半導体領域3
表面には、鉛イオン12が存在しており、これを除去す
るため620±50℃の水素雰囲気中で10〜70分間
熱処理する。この水素処理により露出した半導体表面は
極めて清浄になるが、さらにフッ化水素酸と硝酸の混合
液に約5〜20秒間浸漬して、半導体表面を清浄化す
る。
【0022】その後、(d)に示すように希釈フッ化水
素酸と塩化パラジウム水溶液に浸漬し、ニッケルめっき
の触媒化処理を行い、(e)が示すように次亜燐酸ソー
ダを還元剤とする塩化ニッケルを含む溶液中で無電解ニ
ッケルめっきを実施すると、p+ 型半導体領域2及びn
+ 型半導体領域3表面にはニッケルめっきによるニッケ
ル電極14aが形成される。その後、620±50℃の
窒素雰囲気中でシンターし、(e)に示したニッケル電極
14aとp+ 型半導体領域2及びn+ 型半導体領域3を
反応させ、(f)に示したようにシリサイド化したニッケ
ルシリサイド電極15とする。このシリサイドは半導体
側からNiSi2,NiSi,Ni2Siからなるニッケ
ルシリサイドである。上記の620±50℃の窒素雰囲
気中でシンターでシリサイドを形成した後で、ニッケル
シリサイド電極15やガラス被膜上に、ニッケルやパラ
ジウムさらに鉛等の上記製造工程で混入した金属の酸化
物16が存在し、これらの酸化物は第2の無電解ニッケ
ルめっきに対して、不均一となる要因であることが判明
した。
【0023】このため本発明では、希釈塩酸と希釈フッ
化水素酸に浸漬し、シリサイド化したニッケルシリサイ
ド電極15の表面に付着した酸化物16を除去し清浄化
した後、(g)に示した第2の無電解ニッケルめっきに
よりニッケル電極14bを形成する。最後に、温水洗浄
にて表面に付着したナトリウム等の不純物を除去した
後、乾燥する。
【0024】(実施例3)図5は本発明のガラス被覆半
導体装置の電極形成方法による第2実施例を示す断面図
である。図5において、図1に示した符号と同一のもの
は説明を省略する。7はシリコン酸化膜等の絶縁膜であ
り、ガラス被膜5とp+ 型半導体領域2及びn型半導体
領域1の表面との間に介在して形成されている。このよ
うに図1に対してシリコン酸化膜7を付加することによ
り、半導体表面の界面準位を低減することが可能とな
り、半導体表面を流れる表面発生電流の低減を図ること
ができる。
【0025】(実施例4)図6は本発明のガラス被覆半
導体装置の電極形成方法による第3実施例を示す断面図
である。図6において、図1に示した符号と同一のもの
は説明を省略する。4は高不純物濃度のn+ 型半導体領
域であり、ガラス被覆半導体装置のチップ周辺に、p+
型半導体領域2を取り囲むようにn型半導体領域1に隣
接して形成されている。こうすることにより、主pn接
合から延びる空乏層がチップ端部にまで延びるのを防止
できるだけでなく、ダイシング時にガラスを切らなくて
すむので、ガラスのクラックの発生による耐圧不良を低
減できる効果がある。
【0026】(実施例5)図7は本発明のガラス被覆半
導体装置の電極形成方法による第4実施例を示す断面図
である。図7において、図5及び図6に示した符号と同
一のものは説明を省略する。図6に示した高不純物濃度
のn+ 型半導体領域4及び図5に示したシリコン酸化膜
7を併合することにより、主pn接合から延びる空乏層
がチップ端部にまで延びることによるリーク電流増大を
防止でき、ダイシング時にガラスを切らなくてすむの
で、ガラスのクラックの発生による耐圧不良を低減でき
る効果がある。さらに、半導体表面の界面準位を低減す
ることが可能となり、半導体表面を流れる表面発生電流
の低減を図ることができる。
【0027】(実施例6)図8は、本発明の図5に示し
たガラス被覆半導体装置の電極形成方法による第2実施
例を製造するための主な工程ごとの断面図であり、以
下、この図を参照して本発明の第2実施例の製造方法を
説明する。なお、本製造方法において図4で説明したも
のと同様の工程については説明を省略する。
【0028】まず、図4で説明した同様の工程(a)及
び(b)を経た後に、上記(b)の工程で使用したシリ
コン酸化膜6aをフッ化水素酸を含む液を用いて除去し
た後に、(c)に示すように、新たにシリコン酸化膜7
をドライ酸素雰囲気中で1000℃で、約30〜60nm形
成する。その後、(d)が示すようにスクリーン印刷法
によりペースト状の鉛系ガラス(主成分:PbO,Si
2,Al23)を55±10μm塗布し、ガラス焼成
として酸素雰囲気中で780〜850℃,40分の熱処
理をし、ガラス被膜5を形成した。その後、(e)が示
すようにガラス被膜が形成されていないアノード層とな
るp+ 型半導体領域2及びカソード層となるn+ 型半導
体領域3表面に形成したシリコン酸化膜7を希釈フッ化
水素酸に浸漬して除去した後、無電解ニッケルめっきに
よりアノード電極20及びカソード電極30を形成して
ガラス被覆半導体装置を製造する。
【0029】最後に、(f)に示すように焼成された鉛
系ガラスの中心部を切断線10に沿ってダイシングする
ことによって、半導体ペレットが完成し、図5に示した
ガラス被覆半導体装置が得られる。
【0030】以上詳述した本発明の各実施例を用いたガ
ラス被覆半導体装置の電極形成方法によれば、表面安定
化膜として鉛系ガラス被膜を使用し、無電解ニッケルめ
っきによる電極はウェハ内において均一で、緻密であ
り、半導体領域と密着性良くオーミック接触して形成さ
れ、その後の半田との濡れ性も極めて良好となり、高耐
圧,高信頼のガラス被覆半導体装置を歩留まり良く製造
することができた。
【0031】さらにガラス被覆半導体装置の耐圧は、約
800±100Vであり、リーク電流も逆方向印加電圧
が400Vで10nA以下となり、極めて阻止特性の優
れたガラス被覆半導体装置及びその製造方法であること
を確認した。さらに、高温逆バイアス試験(DC400
V,接合温度150℃,時間1000h)を実施した
が、リーク電流は初期値の50%増加にとどまり、高信
頼性を示すことを確認した。
【0032】
【発明の効果】このようにして、本発明による鉛系ガラ
スで被覆された半導体装置の電極形成方法は、均一で密
着性の優れたニッケル電極を無電解めっきで形成でき、
歩留まり良く高信頼のガラス被覆半導体装置の製造が可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラス被覆半導体装置の電極形成方法
による第1実施例の断面図。
【図2】本発明のガラス被覆半導体装置の電極形成方法
による第1実施例の平面図。
【図3】本発明のガラス被覆半導体装置の電極形成方法
による第1実施例の製造工程図。
【図4】本発明のガラス被覆半導体装置の電極形成方法
による第1実施例の電極形成の詳細な製造工程図。
【図5】本発明のガラス被覆半導体装置の電極形成方法
による第2実施例の断面図。
【図6】本発明のガラス被覆半導体装置の電極形成方法
による第3実施例の断面図。
【図7】本発明のガラス被覆半導体装置の電極形成方法
による第4実施例の断面図。
【図8】本発明のガラス被覆半導体装置の電極形成方法
による第2実施例の製造工程図。
【符号の説明】
1…n型半導体領域、2…p+ 型半導体領域、3,4…
+ 型半導体領域、5…ガラス被膜、6,7…シリコン
酸化膜、8…pn接合端、9…エッチング領域、10…
切断線、11…フッ化鉛、12…鉛イオン、13…パラ
ジウム、14a,14b…ニッケル電極、15…ニッケ
ルシリサイド電極、16…金属酸化物、20…アノード
電極、30…カソード電極。
フロントページの続き (72)発明者 松崎 均 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 菅野 実 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日 立原町電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−79618(JP,A) 特開 平8−191075(JP,A) 特開 平6−232140(JP,A) 特開 平4−234126(JP,A) 特開 平7−99196(JP,A) 特開 昭58−130267(JP,A) 特開 昭53−78169(JP,A) 特開 昭52−42073(JP,A) 特開 平1−185920(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/288 C23C 18/18 C23C 18/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の主表面を有するシリコン半導体基板
    、一方の主表面からシリコン半導体基板と反対導電型
    の不純物を拡散してpn接合形成、一方の主表面か
    ら所定の領域にpn接合が露出するようメサ型に溝
    、このメサ部に鉛系ガラス被膜形成したガラス被覆
    半導体装置の電極形成方法において、シリコン 半導体ウェハーをフッ化水素酸あるいは希釈フ
    ッ化水素酸に浸漬処理して、鉛系ガラス被膜が被覆され
    ない半導体表面を露出させる工程と該半導体表面を露出させる工程の後に、 硝酸さらに希釈
    硝酸に浸漬する工程と、 該硝酸と希硝酸とに浸漬する工程の後、水素雰囲気で熱
    処理する工程と、 該熱処理工程の後、フッ化水素酸と硝酸の混合液に浸漬
    し、露出した半導体表面を清浄化する工程と、 該清浄化工程の後、 第1の無電解ニッケルめっきを施す
    ことを特徴とするガラス被覆半導体装置の電極形成方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のガラス被覆半導体装置の
    電極形成方法において、 前記清浄化工程の後、 希釈フッ化水素酸と塩化パラジウ
    ム水溶液に浸漬し触媒化処理する工程を行い、 該触媒化処理工程の後で、前記第1の無電解ニッケルめ
    っきを施すことを特徴とする ガラス被覆半導体装置の電
    極形成方法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の何れかに記載の
    ガラス被覆半導体装置の電極形成方法において、 前記 第1の無電解ニッケルめっきの後処理として、 窒素雰囲気中で熱処理し第1の無電解ニッケルめっきさ
    れたニッケルと半導体とをシリサイド化する工程を含む
    ことを特徴とするガラス被覆半導体装置の電極形成方
    法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のガラス被覆半導体装置の
    電極形成方法において、 前記ニッケルと半導体とをシリサイド化する工程の後
    で、 希釈塩酸と希釈フッ化水素酸に順次浸漬し前記第1の
    無電解ニッケルめっき表面を清浄化する工程と、 該ニッケルめっき表面清浄化工程に引き続いて第2の無
    電解ニッケルめっき工程 を含むことを特徴とするガラス
    被覆半導体装置の電極形成方法。
  5. 【請求項5】請求項3に記載のガラス被覆半導体装置の
    電極形成方法において、前記第1の 無電解ニッケルめっきをシリサイド化したニ
    ッケルシリサイド電極がオーミック電極であることを特
    徴とするガラス被覆半導体装置の電極形成方法。
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