JP4974756B2 - 太陽電池素子の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、太陽電池素子の製造方法に関するものである。
従来、微細な凹凸を有する粗面をp型シリコン基板の表面に形成し、粗面の所定の部分に電極を設けた太陽電池素子が知られている。この従来の太陽電池素子では、p型シリコン基板による光の反射が粗面により抑えられるので、p型シリコン基板が光を効果的に取り入れることができ、光から電気への変換効率の向上を図ることができる。また、p型シリコン基板の粗面の電極が設けられた部分には、n型高濃度拡散領域が形成されている。また、p型シリコン基板の粗面の電極以外の部分には、n型低濃度拡散領域が形成されている。n型高濃度拡散領域では、不純物が高濃度で拡散されており、電気抵抗が低くなっている。n型低濃度拡散領域では、不純物が低濃度で拡散されており、太陽電池素子が受ける光によって分離した電子及び正孔の再結合が抑えられる。従って、電子の収集効率の向上を図ることができる。
この従来の太陽電池素子は、以下の手順で製造される。即ち、p型シリコン基板の表面に不純物を拡散してn型高濃度拡散層を形成した後、電極が設けられる部分にレジストでマスキングする。この後、レジストによりマスキングされた部分を残してエッチングによりn型高濃度拡散層を除去する。これにより、n型高濃度拡散層の残された部分がn型高濃度拡散領域とされるとともに、基板の表面に微細な凹凸が形成され、基板に粗面が形成される。この後、レジストを除去し、不純物を再度拡散して基板の粗面にn型低濃度拡散領域を形成する。この後、n型高濃度拡散領域上に電極を形成する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−197932号公報
しかし、n型高濃度拡散領域及びn型低濃度拡散領域は、いずれも不純物を拡散する拡散工程により個別に形成されるので、それぞれの拡散領域を形成するために、複数回の拡散工程を行わなければならない。拡散工程は長時間を要する工程であるので、拡散工程の回数が複数回になると、太陽電池素子を製造するための製造時間が長時間化してしまう。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、製造時間を短くすることができ、製造を容易にすることができる太陽電池素子の製造方法を得ることを目的とする。
この発明に係る太陽電池素子の製造方法は、基板の表面に微小凹凸を形成する凹凸形成工程、基板の微小凹凸が形成された部分に不純物を拡散することにより、基板に拡散層を形成する拡散工程、拡散層上の一部に銅フタロシアニンを塗布して熱処理することによってできた拡散層用マスクを設ける拡散層マスク工程、拡散層用マスクが重ねられた部分を残して上記拡散層の厚さをアルカリ溶液によるエッチングで薄くすることにより、拡散層用マスクによって残された拡散層の部分を第1の拡散領域とし、拡散層の厚さが薄くされた部分を第2の拡散領域とする拡散領域形成工程、拡散層用マスクを酸で除去する拡散層マスク除去工程、及び拡散層用マスクを除去した部分に電極を形成する電極形成工程を備えている。

この発明に係る太陽電池素子の製造方法では、拡散層用マスクが重ねられた部分を残して拡散層の厚さをエッチングで薄くすることにより、拡散層用マスクによって残された拡散層の部分を第1の拡散領域とし、拡散層の厚さが薄くされた部分を第2の拡散領域とする拡散領域形成工程を有しているので、2種類の拡散領域を形成するために基板に不純物を拡散させる拡散工程の回数を1回にすることができる。即ち、長時間を要する拡散工程の回数を減らすことができるので、太陽電池素子の製造時間の短縮化を図ることができ、太陽電池素子の製造を容易にすることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による太陽電池素子を示す断面図である。図において、p型の単結晶あるいは多結晶の基板であるシリコンウェハ1の表面には、複数の微小凹凸2が形成された粗面が設けられている。これにより、シリコンウェハ1の受光面積が大きくなり、光の反射率が抑えられる。
粗面上には、所定のパターン形状に形成された表面電極3が設けられている。即ち、表面電極3は、粗面上の一部に設けられている。表面電極3は、太陽電池素子が受ける光によって分離した電子を収集する。微小凹凸2の表面電極3が設けられた表面(部分)には、第1のn型拡散領域4が形成されている。また、微小凹凸2の表面電極3以外の表面(部分)には、第2のn型拡散領域5が形成されている。
第1のn型拡散領域4及び第2のn型拡散領域5は、シリコンウェハ1に不純物が高濃度で拡散されることにより形成された領域である。また、第1のn型拡散領域4及び第2のn型拡散領域5の不純物の各濃度は、互いに同一となっている。さらに、第2のn型拡散領域5の厚さは、第1のn型拡散領域4の厚さよりも薄くなっている。従って、第2のn型拡散領域5の電気抵抗は、第1のn型拡散領域4の電気抵抗よりも高くなっている。これにより、電気抵抗の低い第1のn型拡散領域4に表面電極3が形成されているので、表面電極3による電子の収集効率の向上が図られる。また、第2のn型拡散領域5では、第1のn型拡散領域4よりも不純物量が少ないので、太陽電池素子が受ける光によって分離した電子及び正孔の再結合が抑えられ、光から電子への変換効率の向上が図られる。
シリコンウェハ1の粗面上には、太陽電池素子が受ける光の反射率を抑える反射防止膜6が形成されている。反射防止膜6は、第2のn型拡散領域5上に形成されている。また、シリコンウェハ1の裏面のほぼ全面には、裏面電極7が形成されている。
次に、製造方法について説明する。図2は、図1の太陽電池素子の製造方法を説明するための断面図である。図に示すように、まず、シリコンウェハ1をフッ化水素や純水で洗浄した後、エッチングによりシリコンウェハ1の表面に微小凹凸2を形成し、シリコンウェハ1に粗面を形成する(図2(a))。この例では、アルカリ溶液NaOHとイソプロピルアルコールとの混合溶液にシリコンウェハ1を浸し、微小凹凸2の高さが10μmになるまでウェットエッチングを行う(凹凸形成工程)。
この後、オキシ塩化リン(POCl)ガス中にシリコンウェハ1を配置し、シリコンウェハ1に対して気相拡散法により高温で熱拡散させることにより、微小凹凸2の表面全体にn型高濃度拡散層8を形成する(図2(b))。このとき、熱拡散は高濃度で行う。ガス中のリン(不純物)濃度は、オキシ塩化リンガスの濃度、雰囲気温度及び加熱時間により制御される。なお、この例では、n型高濃度拡散層8の厚さが0.2〜0.3μmとされる(拡散工程)。
この後、シリコンウェハ1の粗面上の一部(表面電極3のパターン形状に対応する所定の範囲)に拡散層用マスク9を形成する(図2(c))。拡散層用マスク9の材料は、アルカリあるいは酸に対する耐性があり、かつマスク除去処理が容易な材料が選択される。拡散層用マスク9の材料としては、例えば銅や鉄、アルミニウム等の金属錯体や、粒径の小さい金属のナノ金属ペースト等が挙げられる。なお、金属錯体は、金属原子を中心として周囲に配位子が結合した構造を持つ化合物である。
この例では、拡散層用マスク9の材料として銅錯体である銅フタロシアニンを選択している。また、拡散層用マスク9の形成は、以下のようにして行う。
即ち、印刷装置やディスペンサ、インクジェット装置等により、シリコンウェハ1の粗面上の所定の範囲に銅フタロシアニンを塗布する。このとき、銅フタロシアニンの塗布を行う範囲は、表面電極3のパターン形状の範囲よりも広くする。例えば、表面電極3の幅が100μmとされる場合には、銅フタロシアニンの塗布を行う範囲の幅を150μmとする。この後、シリコンウェハ1を120℃で10分乾燥させた後、400℃で熱処理する。この結果、厚さが0.2μmの薄い酸化銅の拡散層用マスク9がシリコンウェハ1の粗面に形成された(拡散層マスク工程)。
この後、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリ溶液によりシリコンウェハ1のウェットエッチングを行い、拡散層用マスク9が重ねられた部分を残してn型高濃度拡散層8の厚さを薄くする。これにより、拡散層用マスク9によって残されたn型高濃度拡散層8の部分が第1のn型拡散領域4となり、n型高濃度拡散層8の厚さが薄くなった部分が第2のn型拡散領域5となる(図2(d))。n型高濃度拡散層8に対してウェットエッチングを行う量の調整は、アルカリ溶液に浸す時間を調整することにより行われる(拡散領域形成工程)。
この後、シリコンウェハ1の粗面から拡散層用マスク9を除去する(図2(e))。拡散層用マスク9の除去は、シリコンウェハ1の拡散層用マスク9が形成された部分を硫酸や硝酸、フッ酸等の酸に浸すことにより行う。この例では、シリコンウェハ1の拡散層用マスク9が形成された部分を5重量%のフッ酸中に15秒間浸すことにより、拡散層用マスク9が容易に除去される(拡散層マスク除去工程)。
この後、シリコンウェハ1の粗面上に反射防止膜6を形成する(図2(f))。反射防止膜6の材料としては、例えばシリコン窒化膜等が用いられる。
この後、反射防止膜6上に、拡散層用マスク9を除去した部分に合わせて銀ペースト(金属ペースト)10をスクリーン印刷法により形成した後、120℃で10分間乾燥する。この例では、ピッチ20mmで配置された幅100μmの範囲に銀ペースト10を形成する。この後、シリコンウェハ1の裏面のほぼ全面に、20μmの厚さのアルミペースト(金属ペースト)11をスクリーン印刷法により形成した後、120℃で10分間乾燥する(図2(g))。
この後、銀ペースト10及びアルミペースト11が形成されたシリコンウェハ1を800℃の高温で焼成することにより、銀ペースト10を表面電極3とし、アルミペースト11を裏面電極7とする。このとき、銀ペースト10と粗面との間に介在する反射防止膜6が焼成により溶け、焼成後には、表面電極3が粗面上に形成される。これにより、拡散層用マスク9を除去した部分に表面電極3が形成され、シリコンウェハ1の裏面に裏面電極7が形成される(電極形成工程)。このようにして、太陽電池素子が製造される。
完成した太陽電池素子の性能を太陽光シミュレータにより測定したところ、光から電子への変換効率が従来に比べて0.25%向上した。
このような太陽電池素子の製造方法では、拡散層用マスク9が重ねられた部分を残してn型高濃度拡散層8の厚さをエッチングで薄くすることにより、拡散層用マスク9によって残されたn型高濃度拡散層8の部分を第1のn型拡散領域4とし、n型高濃度拡散層8の厚さが薄くされた部分を第2のn型拡散領域5とする拡散領域形成工程を有しているので、2種類の拡散領域4,5を形成するためにシリコンウェハ1に不純物を拡散させる拡散工程の回数を1回にすることができる。即ち、長時間を要する拡散工程の回数を減らすことができるので、太陽電池素子の製造時間の短縮化を図ることができ、太陽電池素子の製造を容易にすることができる。
また、拡散層用マスク9は、金属錯体により構成されているので、n型高濃度拡散層8のエッチングをアルカリ溶液により行うときに拡散層用マスク9のシリコンウェハ1からの剥離の防止を図ることができ、しかも拡散層用マスク9を硫酸等により容易に除去することができる。これにより、太陽電池素子の製造をさらに容易にすることができる。
また、拡散層マスク工程では、拡散層用マスク9がスクリーン印刷法によりn型高濃度拡散層8上に設けられるので、拡散層用マスク9をn型高濃度拡散層8上に容易に形成することができる。
なお、上記の例では、凹凸形成工程における微小凹凸2の形成がウェットエッチングにより行われるようになっているが、ドライエッチングにより微小凹凸2を形成するようにしてもよい。ドライエッチングとしては、例えばRIE(リアクティブイオンエッチング)等が挙げられる。このようにすれば、シリコン結晶の面方位によらず微小凹凸2を均一に形成することができ、また微小凹凸2の高さをさらに小さくすることができる。従って、微小凹凸2の高さは、例えば1〜3μmの高さにすることができる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2による太陽電池素子を示す断面図である。図において、シリコンウェハ1の表面には、複数の微小凹凸2が形成された粗面が所定の範囲を残して設けられている。所定の範囲には、平面21が設けられている。所定のパターン形状に形成された表面電極3は、平面21上に設けられている。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、製造方法について説明する。図4は、図3の太陽電池素子の製造方法を説明するための断面図である。図に示すように、まず、シリコンウェハ1をフッ化水素や純水で洗浄した後、シリコンウェハ1上の一部(表面電極3のパターン形状に対応する所定の範囲)に基板用マスク22を形成する(図4(a))。基板用マスク22は、金属錯体により構成されている。基板用マスク22の形成は、上記実施の形態1における拡散層用マスク9の形成と同様の方法により行う(基板マスク工程)。
この後、基板用マスク22が重ねられた部分を残してシリコンウェハ1の表面に微小凹凸2を形成し、シリコンウェハ1に粗面を形成する(図4(b))。微小凹凸2の形成は、上記実施の形態1における微小凹凸2の形成と同様の方法により行う(凹凸形成工程)。
この後、基板用マスク22をシリコンウェハ1から除去する(図4(c))。基板用マスク22の除去は、上記実施の形態1における拡散層用マスク9の除去と同様の方法により行う。これにより、基板用マスク22が除去された部分が平面21として残される(基板マスク除去工程)。
この後、微小凹凸2の表面全体と平面21とにn型高濃度拡散層を形成する。即ち、シリコンウェハ1の微小凹凸が形成された部分と、基板用マスク22を除去した部分とにn型高濃度拡散層を形成する。n型高濃度拡散層の形成は、上記実施の形態1におけるn型高濃度拡散層8の形成と同様の方法により行う(拡散工程)。
この後、所定の範囲に設けられている平面21に拡散層用マスク9を実施の形態1と同様にして形成する(拡散層マスク工程)。この後の手順は、実施の形態1と同様である。
このような太陽電池素子の製造方法では、シリコンウェハ1上の所定の範囲に基板用マスク22を形成し、基板用マスク22によって重ねられた部分を残して微小凹凸2を形成した後、基板用マスク22を除去するので、シリコンウェハ1上に所定のパターン形状の平面21を設けることができる。従って、平面21上に表面電極3を設けることができる。
ここで、表面電極3を微小凹凸2上に形成する場合には、表面電極3となる銀ペーストが粗面上に滲んで広がってしまう。この結果、受光面積が減少し、発電量が下がることとなる。これに対して、表面電極3を平面21上に形成する場合には、銀ペーストが滲んで広がることを抑制することができるので、受光面積の減少を抑制することができる。例えば、100μm幅の銀ペーストをスクリーン印刷法により微小凹凸2上に塗布すると、平均120μm程度にまで銀ペーストの幅が広がってしまうが、100μm幅の銀ペーストをスクリーン印刷法により平面21上に塗布すると、銀ペーストの幅の広がりが平均110μm程度に抑制される。このことから、太陽電池素子の光から電子への変換効率の向上をさらに図ることができる。
また、微小凹凸2が形成された粗面と、平面21との区別が容易であるので、拡散層用マスク9を形成する位置や表面電極3を形成する位置を容易に特定することができる。従って、太陽電子素子の製造をさらに容易にすることができる。
この発明の実施の形態1による太陽電池素子を示す断面図である。 図1の太陽電池素子の製造方法を説明するための断面図であり、図2(a)はシリコンウェハに微小凹凸を形成した状態を示す図、図2(b)は微小凹凸にn型高濃度拡散層を形成した状態を示す図、図2(c)はn型高濃度拡散層上の所定の範囲に拡散層用マスクを形成した状態を示す図、図2(d)はn型高濃度拡散層の一部を除去して第1及び第2のn型拡散領域を形成した状態を示す図、図2(e)は拡散層用マスクを除去した状態を示す図、図2(f)は第1及び第2のn型拡散領域上に反射防止膜を設けた状態を示す図、図2(g)は第1のn型拡散領域上に表面電極を形成した状態を示す図である。 この発明の実施の形態2による太陽電池素子を示す断面図である。 図3の太陽電池素子の製造方法を説明するための断面図であり、図4(a)はシリコンウェハ上の所定の範囲に基板用マスクを形成した状態を示す図、図4(b)は基板用マスクを残してシリコンウェハの表面に微小凹凸を形成した状態を示す図、図4(c)は基板用マスクを除去した状態を示す図である。
符号の説明
1 シリコンウェハ(基板)、2 微小凹凸、3 表面電極、4 第1のn型拡散領域、5 第2のn型拡散領域、8 n型高濃度拡散層、9 拡散層用マスク、22 基板用マスク。

Claims (3)

  1. 基板の表面に微小凹凸を形成する凹凸形成工程、
    上記基板の上記微小凹凸が形成された部分に不純物を拡散することにより、上記基板に拡散層を形成する拡散工程、
    上記拡散層上の一部に銅フタロシアニンを塗布して熱処理することによってできた拡散層用マスクを設ける拡散層マスク工程、
    上記拡散層用マスクが重ねられた部分を残して上記拡散層の厚さをアルカリ溶液によるエッチングで薄くすることにより、上記拡散層用マスクによって残された上記拡散層の部分を第1の拡散領域とし、上記拡散層の厚さが薄くされた部分を第2の拡散領域とする拡散領域形成工程、
    上記拡散層用マスクを酸で除去する拡散層マスク除去工程、及び
    上記拡散層用マスクを除去した部分に電極を形成する電極形成工程
    を備えていることを特徴とする太陽電池素子の製造方法。
  2. 上記拡散層マスク工程では、上記拡散層用マスクがスクリーン印刷法により上記拡散層上に設けられることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池素子の製造方法。
  3. 基板上の一部に基板用マスクを形成する基板マスク工程、
    上記基板用マスクが重ねられた部分を残して上記基板の表面に微小凹凸を形成する凹凸形成工程、
    上記基板用マスクを除去する基板マスク除去工程、
    上記基板の上記微小凹凸が形成された部分と、上記基板用マスクを除去した部分とに不純物を拡散することにより、上記基板に拡散層を形成する拡散工程、
    上記拡散工程の後、上記基板用マスクを除去した部分に銅フタロシアニンを塗布して熱処理を行うことによってできた拡散層用マスクを設ける拡散層マスク工程、
    上記拡散層用マスクが重ねられた部分を残して上記拡散層の厚さをアルカリ溶液によるエッチングで薄くすることにより、上記拡散層用マスクによって残された上記拡散層の部分を第1の拡散領域とし、上記拡散層の厚さが薄くされた部分を第2の拡散領域とする拡散領域形成工程、
    上記拡散層用マスクを酸で除去する拡散層マスク除去工程、及び
    上記拡散層用マスクを除去した部分に電極を形成する電極形成工程
    を備えていることを特徴とする太陽電池素子の製造方法。
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