JP3340564B2 - 液体注出キャップ - Google Patents

液体注出キャップ

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JP3340564B2 JP18878194A JP18878194A JP3340564B2 JP 3340564 B2 JP3340564 B2 JP 3340564B2 JP 18878194 A JP18878194 A JP 18878194A JP 18878194 A JP18878194 A JP 18878194A JP 3340564 B2 JP3340564 B2 JP 3340564B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体注出キャップに関
し、特に醤油を収納した容器体に装着して使用するのに
好適な液体注出キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開平4─74649号公報が示
すように、頂板下面外周部から容器体口頚部外面嵌合用
の周壁を垂下すると共に、該周壁嵌合状態に於いて、容
器体口頚部上端が形成する容器体口部上方の頂板部分を
下面開口の凹部に形成し、かつ該凹部を形成する内周壁
面上端の前後両部から頂板外周壁面の前後両部へノズル
孔を穿設したキャップが一般に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のキャップ
は、使用後にノズル孔より液が漏出してキャップ周壁外
面や容器体外面を汚すという不都合が生じる場合があ
る。この様な原因として、ノズル孔の液切れが悪いこ
と、また、ノズル孔内に僅かな液が残留すること等が考
えられる。
【0004】この様な欠点を解消するため、ノズルの下
壁部上面に、長手方向に沿って幅狭の溝を形成して、ノ
ズル内に付着残留した液を毛細管現象を利用して容器体
内へ戻す如く構成したものがある。この溝の形成により
上記欠点はかなり解消されているが、いまだ不十分の部
分がある。
【0005】そこで、本発明の目的の一つとして、ノズ
ル孔先端からの液の漏出があった場合に、それがキャッ
プ外周や容器体外周に流下しない様にしてこの様な欠点
を解消した液体注出キャップを提案するものである。
【0006】また、本発明の目的の一つは、上記目的に
加えて、液切れを良くして、更に良好な汚損防止を図れ
る液体注出キャップを提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明のキャッ
プは上記課題を解決するため、前後にノズル形成用突出
部4aを突設した頂板4下面から容器体口頚部3に嵌合さ
せる周壁5を垂設するとともに、口頚部3の上部内面が
形成する容器体口部6上方の頂板下面部分を下面開口の
凹部7とし、該凹部の前後内壁面と上記各突出部4a先端
面との間の頂板前後両部にノズル孔8を穿設して前後一
対の注出ノズル9を形成してなり、上記ノズル下壁部上
面及び凹部内壁面に渡って残液誘導用の幅狭な案内溝10
を穿設してなる合成樹脂製の液体注出キャップに於い
て、上記各ノズル先端下部に液付着用の舌片11を垂設す
るとともに、上記各ノズルの突出部分を、基端の短筒部
9a及び該短筒部9a前面上部より突設した庇部9bとから構
成してなることを特徴とする液体注出キャップとして構
成した。
【0008】
【作用】図1の状態から容器を傾けるとノズル孔より液
が注出される。
【0009】液注出後容器体を正立に戻した際、ノズル
9内の液は容器体内へ戻されるが、仮に残液があっても
毛細管現象により案内溝10内に導かれ、該溝10の下端開
口より自重で容器体内へ滴下する。また、ノズル9先端
より液が漏出しても、漏出する液は極僅かであり、舌片
11表面部分に表面張力により止まり、舌片11下端縁より
滴下しない。
【0010】また、請求項2発明のキャップでは、液注
出の際、液は最初ノズル孔全体を満たす如く注出される
が、その先端部に至りノズルの庇部9b下面に沿って注出
されるため、流出液断面が小さくなる。従って、容器体
を正立に戻した際は、上記した如く注出液はその縦断面
積を小さくするため、同じ長さのノズルと比較して注出
時のノズル部分に存在する液の量は少なく、従って、よ
り速やかにノズル内の液が容器体内へ戻される(即ち、
液切れが良い)とともに、ノズル内下面はノズル全体の
長さに比較して短く出来ているためノズル内に付着残存
する液量もより少なくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すも
ので、図中1は液体注出キャップを示す。該キャップ1
は合成樹脂の一体成形品として構成したもので、例えば
醤油等の液体を収納させた容器体2に装着させて使用す
るものである。
【0013】上記容器体2は、ガラス,合成樹脂等で形
成したものが使用され(収納液が醤油の場合には特にガ
ラス製が多い)、本実施例では筒状の胴部上端より口頚
部3を起立し、該口頚部3外周に螺条を周設したものが
使用される。
【0014】キャップ1は、前後にノズル形成用突出部
4aを突設した頂板4下面から容器体口頚部3に嵌合させ
る周壁5を垂設するとともに、口頚部3の上部内面が形
成する容器体口部6上方の頂板下面部分を下面開口の凹
部7として、該凹部の前後内壁面と上記各突出部4a先端
面との間の頂板前後両部にノズル孔8を穿設して前後一
対の注出ノズル9形成している。また、上記各ノズル9
の下壁部上面及びノズル孔8下部の凹部7内壁面に渡っ
て残液誘導用の幅狭な案内溝10を穿設している。また、
各ノズル孔8の先端下部より液付着用の舌片 11 を各々
垂設している。そして、本実施例では、内面に螺条を周
設した円筒状の周壁5を有し、該周壁5を容器体口頚部
3外周にその螺条相互を螺合させて着脱自在に装着させ
ている。この際、頂板4下面と容器体口頚部3上面との
間にパッキン12を挟持させてこの部分からの液の漏出を
防止する如く構成している。
【0015】また、上記案内溝10は、上記ノズル9の下
壁部上面中央を前後方向に縦断し、また、ノズル基端開
口中央下方の凹部7内壁面を上下に縦断して構成してお
り、液注出後ノズル内の残液を集めて容器体内に誘導す
る如く構成している。
【0016】上記舌片11は下向きの半円板状をなしてい
るが、その形状はこれに限られるものではない。
【0017】また、上記凹部7の内壁面に内面を連続さ
せ且つ外面を上記口頚部3内面と小間隙をあけて頂板4
下方へ垂下させた短い垂下筒13を設けている。該垂下筒
13には、該筒内外を貫通するとともに、上端を上記案内
溝10下端と連通する切り溝14を縦設している。従って、
ノズル内の残液は案内溝10から切り溝14を介して容器体
内へ滴下され、一方、垂下筒13外面と容器体口頚部3内
面及びパッキン12内面との間に液が残存した場合には、
その液を小間隙を介して切り溝14に誘導し、該切り溝14
から下方容器体内へ滴下できる様に構成している。
【0018】図4及び図5は本発明の他の実施例を示す
もので、本実施例では、上記各ノズル9の突出部分は、
基端の短筒部9a及び該短筒部9a前面上部より一体に突設
した庇部9bとで構成しており、短筒部9a先端下部より舌
片11を垂設し、全体的に各々斜め上方へ突出成形してい
る。
【0019】本実施例では、外周が正面視矩形状をな
し、中央部に正面視円形のノズル孔8を穿設した短筒部
9aと、該短筒部9a前面上半部より一体に突設するととも
に、その頂板部両側より垂設する側壁部下辺が前方へ行
くに従って傾斜上昇する庇部9bとから各注出ノズル9を
構成している。
【0020】その他の構成は上記実施例と同様なので同
様符号を付しておく。
【0021】
【発明の効果】以上説明した如く本発明キャップは、ノ
ズルの先端下部に液付着用の舌片を垂設したので、液注
出後にノズル先端より液が漏出することがあっても、舌
片の表面部分に表面張力で止まり、舌片下端縁より下方
へ滴下しないので、キャップ周壁外面や容器体胴部外面
を汚すことはなく、例えばこの部分を速やかに拭いてし
まえば容器を常時清潔に保てる。
【0022】しかも、ノズル内に付着残存した液があっ
たとしても、幅狭の案内溝の存在で、容器体内へ順次誘
導される。
【0023】また、請求項2発明キャップの如く、各ノ
ズルの突出部分を、基端の短筒部及び該短筒部前面上部
より突設した庇部とから構成したものは、上記各効果に
加えて、より速やかにノズル内の液が容器体内へ戻され
る(即ち、液切れが良い)とともに、ノズル内下面の面
積が小さく、ノズル内に付着残存する量もより少なくな
る。従って、キャップ外面や容器体外面に液が付着して
汚れるという不都合をより良好に解消できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】 同実施例の平面図である。
【図3】 同実施例の正面図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図5】 同実施例の平面図である。
【符号の説明】
3…口頚部,4…頂板, 4a …突出部,5…周壁,6…
口部,7…凹部,8…ノズル孔,9…ノズル,9a…短筒
部,9b…庇部,10…案内溝,11…舌片,13…垂下筒,14
…切り溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 19/00 - 19/12 B65D 47/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後にノズル形成用突出部4aを突設した
    頂板4下面から容器体口頚部3に嵌合させる周壁5を垂
    設するとともに、口頚部3の上部内面が形成する容器体
    口部6上方の頂板下面部分を下面開口の凹部7とし、該
    凹部の前後内壁面と上記各突出部4a先端面との間の頂板
    前後両部にノズル孔8を穿設して前後一対の注出ノズル
    9を形成してなり、上記ノズル下壁部上面及び凹部内壁
    面に渡って残液誘導用の幅狭な案内溝10を穿設してなる
    合成樹脂製の液体注出キャップに於いて、上記各ノズル
    先端下部に液付着用の舌片11を垂設するとともに、上記
    各ノズルの突出部分を、基端の短筒部9a及び該短筒部9a
    前面上部より突設した庇部9bとから構成してなることを
    特徴とする液体注出キャップ。
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