JP3340348B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP3340348B2 JP08676197A JP8676197A JP3340348B2 JP 3340348 B2 JP3340348 B2 JP 3340348B2 JP 08676197 A JP08676197 A JP 08676197A JP 8676197 A JP8676197 A JP 8676197A JP 3340348 B2 JP3340348 B2 JP 3340348B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車など車両の前
照灯に関するものであり、詳細には、例えばメタルハラ
イド放電灯などが光源として採用され、在来に光源とし
て用いられていたハロゲン電球のようにバルブ内にすれ
違い用フィラメントと走行用フィラメントとを設けるこ
とが不可能となり、光源または灯具の一部を機械的に移
動させることですれ違い配光と走行配光とを切換える構
成とした車両用前照灯に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の前照灯90の構成の例を
示すものが図3であり、この前照灯90の反射鏡91か
らレンズ92へ到る光路中には、光路と略直角方向とす
る回転軸93aが上端側に設けられて回動自在とする補
助レンズ93が設けられ、前記回転軸93aを例えばモ
ータなどで駆動することで、光路中への出入を自在なも
のとされている。
【0003】このように構成された前照灯90は、補助
レンズ93が光路中にない状態では走行配光が得られる
ものとして形成され、補助レンズ93が駆動され光路中
に設定されたときには、この補助レンズ93に施された
プリズムカット93bにより前記した走行配光の一部若
しくは全部を下向きに屈折させるなどにより、すれ違い
配光とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の前照灯90においては、走行配光が選択されて
いる場合、即ち、補助レンズ93が光路中から退去させ
られている場合において、モータなど前記回転軸93a
を駆動している部分に万一の故障を生じて、この回転軸
93aが回動不能となると、前照灯90は走行配光に固
定されたままとなる。
【0005】従って、上記の状態で市街地など交通が比
較的に頻繁な場所を走行する際には、対向車はその走行
配光により多大な眩惑光をを受けるものとなって、運転
者に眩惑を生じさせ、安全走行を妨げるという問題点を
生じるものとなり、この点の解決が課題とされるものと
なっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、一つの光源
を有する灯具の、反射鏡とレンズとの間の光路中に補助
レンズを出入りさせることですれ違い配光と走行配光と
を切換えて成る車両用前照灯において、前記補助レンズ
には、第一の動力源により回転するウオームギアに噛み
合い回転するホイールギアにより前記光路への出入を行
なわせる駆動装置が設けられると共に、該駆動装置には
前記ウオームギアとホイールギアとの噛み合いを解除す
る第二の動力源が設けられ、前記解除により前記補助レ
ンズがすれ違い配光の位置に復帰することを特徴とする
車両用前照灯を提供することで課題を解決するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る車両用前照灯であり、この車両用前照灯
1には、メタルハライド放電灯などによる一つの光源2
と、反射鏡3と、レンズ4と、前記反射鏡3とレンズ4
との間の光路中に設けられる補助レンズ5とから構成さ
れるものである点は従来例のものと同様である。
【0008】また、補助レンズ5には、この車両用前照
灯1を車両に取付けた状態での上端には回転軸5aが設
けられ、該回転軸5aには駆動装置6が接続されて、反
射鏡3とレンズ4との間の光路中への出入を自在なもの
とされ、前記した光路中への設定が行われ図示のすれ違
い位置Sに設定が行われた際には、光源2と、反射鏡3
と、レンズ4とで生成されている走行配光をすれ違い配
光に変換するものであり、よって、光路中から退去が行
われた走行位置Mでは走行配光が得られるものである点
は従来例のものと同様である。
【0009】ここで、本発明においては、図2に示すよ
うに駆動装置6中に第二の駆動源61を設けた構成とす
ることで、走行配光とされている時、即ち、反射鏡3と
レンズ4との間の光路中から補助レンズ5が退去してい
る状態において、駆動装置6内の補助レンズ5を駆動す
るためのモータなど第一の動力源62に万一の故障を生
じても、すれ違い配光への切換を可能として、対向車に
対する眩惑の発生を防止可能とするものである。
【0010】次いで、上記駆動装置6の構成について更
に詳細に説明を行えば、まず、前記第一の動力源62の
回転は平歯車63a、63bで構成される減速ギア63
で適宜に減速され、ウオームギア64を回転させる。こ
のウオームギア64には、第一アーム66a、レバー6
6b、第二アーム66c、リターンスプリング66dと
から構成される連結部66が接合されたホイールギア6
5が噛み合され、前記ウオームギア64の回転により前
記第一アーム66aが例えば時計方向に回転させられる
ものとなる。
【0011】前記第一アーム66aには、レバー66b
の一方端がピンなどにより連接され、このレバー66b
の他方端には同様にピンなどで補助レンズ5の回転軸5
aに固定された第二アーム66cが連接されており、こ
れにより、前記第一アーム66aが時計方向に回動する
と、前記第二アーム66cはレバー66bに押されて反
時計方向に回動し、これに伴い回転軸5aも反時計方向
に回動して補助レンズ5を反射鏡3とレンズ4との間の
光路中から退去させるものとなる。
【0012】ここで、本発明においては前記第一の動力
源62、減速ギア63およびウオームギア64をサブシ
ャーシ67に取付けるものであり、このサブシャーシ6
7は、前記ホイールギア65、連結部66が取付けられ
たメインシャーシ68に対してサブシャーシ回転軸67
aにより取付けられ回動を自在とされている。
【0013】そして、前記サブシャーシ67には、例え
ば電磁ソレノイドなどによる第二の動力源61が結合さ
れ、この第二の動力源61の駆動により前記ウオームギ
ア64をホイールギア65との噛み合いを解除する動作
を前記サブシャーシ回転軸67aを中心とする回動によ
り生じさせるものとされている。
【0014】また、同時に前記ホイールギア65若しく
は第一アーム66aには、引張り力を付与されたリター
ンスプリング66dが掛着されていて反時計方向へ回転
させる応力を与えるものであり、これにより、レバー6
6bを介して常時に第二アーム66c、即ち、補助レン
ズ5の回転軸5aに対し時計方向へ回転させる応力を与
えている。
【0015】更に、前記メインシャーシ68にはストッ
パ68aが設けられると共に、サブシャーシ67にはサ
ブシャーシセットスプリング67bが取付けられてい
て、第二の動力源61が駆動されない状態では、ウオー
ムギア64とホイールギア65とが噛み合い状態となる
ようにサブシャーシ67の位置を設定するものとされて
いる。
【0016】次いで、上記の構成とした本発明の車両用
前照灯1の作用および効果について説明を行う。まず、
通常な状態において、走行配光により走行中にすれ違い
配光への切換の必要を生じたときには、第一の動力源6
2を回転させ、ホイールギア65を反時計方向に回動さ
せることで回動軸5aを時計方向に回動させて補助レン
ズ5をすれ違い位置Sに設定し所望の配光特性を得る。
【0017】逆にすれ違い配光から走行配光への切換を
おこなう時には、上記とは逆回転として第一の動力源6
2を回転させ、ホイールギア65を時計方向に回動させ
ることで回動軸5aを反時計方向に回動させて補助レン
ズ5を走行位置Mに設定し所望の配光特性を得るもので
ある。
【0018】このときに、前記第一の動力源62側にウ
オームギア64が設けられているので、前記リターンス
プリング66dの応力など補助レンズ5側からの応力に
よりウオームギア64が回転することはなく、従って、
補助レンズ5が走行位置M、或いは、すれ違い位置Sに
設定された後には、第一の動力源62に電源を印加しな
い状態でも充分に設定された位置を保つものとなり、更
には、走行中の振動などに対しても充分に設定された位
置を保つものとすることができる。
【0019】ここで、補助レンズ5が走行位置Mに設定
された状態で、万一に第一の動力源62が回転不能にな
るなどの異常な状態を生じたときには、本発明の車両用
前照灯1においては、第二の動力源61の駆動を行うも
のである。この第二の動力源61の駆動によりサブシャ
ーシ67は、上記にも説明したようにサブシャーシ回転
軸67aを中心とする回動を行いウオームギア64を移
動させてホイールギア65との噛み合いを解除する。
【0020】前記ホイールギア65はウオームギア64
との噛み合いが解除されたことで、比較的に少ない力で
の回転が行えるものとなり、よって、リターンスプリン
グ66dにより加えられている引張り応力により反時計
方向に回動し、この回動により回動軸5aは時計方向に
回動して補助レンズ5をすれ違い位置Sに設定するもの
となり、対向車へ眩惑を与える事態は回避させるものと
なる。
【0021】尚、言うまでもないが、補助レンズ5がす
れ違い位置Sに設定されている状態で、万一に第一の動
力源62に故障を生じ走行配光への切換が不能となった
場合には、対向車に眩惑を生じさせることはなく、ま
た、自車の走行の継続に致命的な欠陥を生じるものとは
ならないので、上記のような緊急的な機構を設ける必要
はない。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、補
助レンズには、第一の動力源により回転するウオームギ
アに噛み合い回転するホイールギアにより光路への出入
を行わせる駆動装置が設けられると共に、この駆動装置
には必要に応じてウオームギアとホイールギアとの噛み
合いを解除する第二の動力源が設けられている車両用前
照灯としたことで、走行配光で走行中に第一の動力源に
故障を生じて切換不能となり、対向車に眩惑を生じさせ
る事態となったときには、第二の動力源の作動によりウ
オームギアとホイールギアとの噛み合いを解除し、すれ
違い配光に切り換えて上記の眩惑の発生を防止し、交通
安全の向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用前照灯の実施形態を一部
を破断した状態で示す斜視図である。
【図2】 同じ実施形態の要部を示す説明図である。
【図3】 従来例を一部を破断した状態で示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1……車両用前照灯 2……光源 3……反射鏡 4……レンズ 5……補助レンズ 5a……回転軸 6……駆動装置 61……第二の動力源 62……第一の動力源 63……減速ギア 63a、63b……平歯車 64……ウオームギア 65……ホイールギア 66……連結部 66a……第一アーム 66b……レバー 66c……第二アーム 66d……リターンスプリング 67……サブシャーシ 67a……サブシャーシ回転軸 67b……サブシャーシセットスプリング 68……メインシャーシ 68a……ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−8203(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21S 8/12 F21V 14/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの光源を有する灯具の、反射鏡とレ
    ンズとの間の光路中に補助レンズを出入りさせることで
    すれ違い配光と走行配光とを切換えて成る車両用前照灯
    において、前記補助レンズには、第一の動力源により回
    転するウオームギアに噛み合い回転するホイールギアに
    より前記光路への出入を行なわせる駆動装置が設けられ
    ると共に、該駆動装置には前記ウオームギアとホイール
    ギアとの噛み合いを解除する第二の動力源が設けられ、
    前記解除により前記補助レンズがすれ違い配光の位置に
    復帰することを特徴とする車両用前照灯。
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