JPH0620505A - 配光可変型前照灯 - Google Patents
配光可変型前照灯Info
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- JPH0620505A JPH0620505A JP19751092A JP19751092A JPH0620505A JP H0620505 A JPH0620505 A JP H0620505A JP 19751092 A JP19751092 A JP 19751092A JP 19751092 A JP19751092 A JP 19751092A JP H0620505 A JPH0620505 A JP H0620505A
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- JP
- Japan
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- collimator lens
- lens
- road
- focal point
- bulb
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/60—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution
- F21S41/63—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on refractors, filters or transparent cover plates
- F21S41/635—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on refractors, filters or transparent cover plates by moving refractors, filters or transparent cover plates
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 道路標識や道路案内等の対象物の視認性及
び、曲路走行における前方の視認性を改善する。 【構成】 コリメータレンズ１の後方に光源用のバルブ
１１を備えたリフレクタ２を設け、コリメータレンズ１
とバルブ１１間に光束の一部を遮断するシェード１３を
配置する。コリメータレンズ１を、焦点位置を異にする
自由曲面にて構成する。コリメータレンズ１をボディ３
に対して回動自在に軸設し、制御モータ１４によって回
動位置を変位制御するように構成にして照射光束の配光
を変更可能にしたものである。
び、曲路走行における前方の視認性を改善する。 【構成】 コリメータレンズ１の後方に光源用のバルブ
１１を備えたリフレクタ２を設け、コリメータレンズ１
とバルブ１１間に光束の一部を遮断するシェード１３を
配置する。コリメータレンズ１を、焦点位置を異にする
自由曲面にて構成する。コリメータレンズ１をボディ３
に対して回動自在に軸設し、制御モータ１４によって回
動位置を変位制御するように構成にして照射光束の配光
を変更可能にしたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、曲路走行時に照射光束
を道路上方に設置した標識又は道路案内板等の方向や、
自動車が旋回しようとする側に偏向して走行時の視認性
を改善する自動車用前照灯のヘッドランプシステムに好
適な配光可変型前照灯に関するものである。
を道路上方に設置した標識又は道路案内板等の方向や、
自動車が旋回しようとする側に偏向して走行時の視認性
を改善する自動車用前照灯のヘッドランプシステムに好
適な配光可変型前照灯に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、プロジェクタ型の自動車用前
照灯として、図８に示すように、楕円反射鏡面を形成し
たリフレクタ５０の第一焦点Ｆ１に光源用のバルブ５１
を設け、該リフレクタ５０の光軸Ｌを共有し、且つ該リ
フレクタ５０の第二焦点Ｆ２に焦点を略一致させたコリ
メータレンズ５２を固設すると共に、上記第二焦点Ｆ２
位置にシェード５３を配置して、図９に示すような配光
パターンＰを得る構造の灯具が使用されている。即ち、
この種のプロジェクタ型前照灯は、第二焦点Ｆ２位置を
経てコリメータレンズ５２に進入し、前方を照射する平
行光束の水平線Ｈ位置から略上半部をシェード５３によ
りカットし、カットオフラインＣＬを形成して対向車を
照明による眩光から保護する配光になっている。
照灯として、図８に示すように、楕円反射鏡面を形成し
たリフレクタ５０の第一焦点Ｆ１に光源用のバルブ５１
を設け、該リフレクタ５０の光軸Ｌを共有し、且つ該リ
フレクタ５０の第二焦点Ｆ２に焦点を略一致させたコリ
メータレンズ５２を固設すると共に、上記第二焦点Ｆ２
位置にシェード５３を配置して、図９に示すような配光
パターンＰを得る構造の灯具が使用されている。即ち、
この種のプロジェクタ型前照灯は、第二焦点Ｆ２位置を
経てコリメータレンズ５２に進入し、前方を照射する平
行光束の水平線Ｈ位置から略上半部をシェード５３によ
りカットし、カットオフラインＣＬを形成して対向車を
照明による眩光から保護する配光になっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の自動
車用前照灯では、カットオフラインＣＬより上側の配光
がシェード５３によってカットされており、道路の上方
に設けた道路標識や道路案内等の対象物ａが前方の水平
線Ｈ位置より上側の暗部に入るため、視認性が非常に悪
くなるという問題を有していた。
車用前照灯では、カットオフラインＣＬより上側の配光
がシェード５３によってカットされており、道路の上方
に設けた道路標識や道路案内等の対象物ａが前方の水平
線Ｈ位置より上側の暗部に入るため、視認性が非常に悪
くなるという問題を有していた。
【０００４】また近年、自動車用前照灯の照射光束を旋
回しようとする側にステアリングの回転角等と連動して
偏向させ、曲路走行における前方の視認性を確保するこ
とができる自動車用前照灯が要望されている。
回しようとする側にステアリングの回転角等と連動して
偏向させ、曲路走行における前方の視認性を確保するこ
とができる自動車用前照灯が要望されている。
【０００５】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、通常のカットオフラインより上側の暗部に位
置する道路の上方に設けた道路標識や道路案内等の対象
物の視認性を改善すると共に、照射光束が走行方向に偏
向して曲路走行における前方の視認性を改善し、夜間に
おける自動車の運転を容易にすることができる新規構成
の配光可変型前照灯を提供することを目的とするもので
ある。
のであり、通常のカットオフラインより上側の暗部に位
置する道路の上方に設けた道路標識や道路案内等の対象
物の視認性を改善すると共に、照射光束が走行方向に偏
向して曲路走行における前方の視認性を改善し、夜間に
おける自動車の運転を容易にすることができる新規構成
の配光可変型前照灯を提供することを目的とするもので
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配光可変型
前照灯は、コリメータレンズの後方に光源用のバルブを
備えたリフレクタを設けると共に、上記コリメータレン
ズとバルブ間に光束の一部を遮断するシェードを配置し
てなるプロジェクタランプにおいて、上記コリメータレ
ンズを、上半部レンズと下半部レンズが焦点位置を異に
する自由曲面形状で構成すると共に、該コリメータレン
ズをボディに対して回動自在に軸設し、コリメータレン
ズ回動変位機構によって回動位置を変位制御する構成に
して照射光束の配光を自在に変更することができるよう
にしたことを要旨とするものである。
前照灯は、コリメータレンズの後方に光源用のバルブを
備えたリフレクタを設けると共に、上記コリメータレン
ズとバルブ間に光束の一部を遮断するシェードを配置し
てなるプロジェクタランプにおいて、上記コリメータレ
ンズを、上半部レンズと下半部レンズが焦点位置を異に
する自由曲面形状で構成すると共に、該コリメータレン
ズをボディに対して回動自在に軸設し、コリメータレン
ズ回動変位機構によって回動位置を変位制御する構成に
して照射光束の配光を自在に変更することができるよう
にしたことを要旨とするものである。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、リフレクタの反射鏡面によ
って反射された光束を上半部レンズの焦点を経由し、下
半部レンズの焦点位置をその位置から外すことによっ
て、該上半部レンズに入射した光束は略平行光束となっ
て前方を照射し、また下半部に入射した光束は拡散光束
となる。従って、コリメータレンズの回転角度をコリメ
ータレンズ回動変位機構によって回動制御することによ
り、拡散光束の位置を変位して、斜め左上方に拡散させ
た場合は、道路上方の対象物の照明、左に拡散させた場
合は、左旋回時の路肩方向の照明を行い視認性を改善す
ることができる。
って反射された光束を上半部レンズの焦点を経由し、下
半部レンズの焦点位置をその位置から外すことによっ
て、該上半部レンズに入射した光束は略平行光束となっ
て前方を照射し、また下半部に入射した光束は拡散光束
となる。従って、コリメータレンズの回転角度をコリメ
ータレンズ回動変位機構によって回動制御することによ
り、拡散光束の位置を変位して、斜め左上方に拡散させ
た場合は、道路上方の対象物の照明、左に拡散させた場
合は、左旋回時の路肩方向の照明を行い視認性を改善す
ることができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明に係る配光可変型前照灯の一実
施例を図１乃至図４に従って説明する。
施例を図１乃至図４に従って説明する。
【０００９】図面において、１はリフレクタ２の開口端
に固設した円筒状のボディ３の前端に枢設したコリメー
タレンズであり、ボディ３のフランジ４と該フランジ４
に外挿固着したカバー枠５によって形成する摺動溝に該
コリメータレンズ１のフランジ部に固設したギヤリング
６を溝方向へ自在に摺動するように担持し、ボディ３の
中心軸Ｃを回転中心として回転自在に支承したものであ
る。このコリメータレンズ１は、凸レンズ状の自由曲面
形状に形成したレンズであり、図３に示すように、Ｖ−
Ｖ線を垂直方向とすると、通常の配置では上半部レンズ
７の焦点距離Ｆａが下半部レンズ８の焦点距離Ｆｂより
短く（Ｆａ＜Ｆｂ）なるように設計されて（図３中、破
線Ａは上側曲面と対称の曲面を示す。）おり、それぞれ
両焦点Ｆａ，Ｆｂが中心軸Ｃ上にあり光軸Ｌ１を共有す
るようになっている。
に固設した円筒状のボディ３の前端に枢設したコリメー
タレンズであり、ボディ３のフランジ４と該フランジ４
に外挿固着したカバー枠５によって形成する摺動溝に該
コリメータレンズ１のフランジ部に固設したギヤリング
６を溝方向へ自在に摺動するように担持し、ボディ３の
中心軸Ｃを回転中心として回転自在に支承したものであ
る。このコリメータレンズ１は、凸レンズ状の自由曲面
形状に形成したレンズであり、図３に示すように、Ｖ−
Ｖ線を垂直方向とすると、通常の配置では上半部レンズ
７の焦点距離Ｆａが下半部レンズ８の焦点距離Ｆｂより
短く（Ｆａ＜Ｆｂ）なるように設計されて（図３中、破
線Ａは上側曲面と対称の曲面を示す。）おり、それぞれ
両焦点Ｆａ，Ｆｂが中心軸Ｃ上にあり光軸Ｌ１を共有す
るようになっている。
【００１０】また、上記ボディ３の後端にフランジ９を
介して固着一体化したリフレクタ２は、ボディ３の中心
軸Ｃと光軸Ｌ２を共有する楕円反射鏡面１０を構成し、
該光軸Ｌ２上の第一焦点Ｆ１に略位置するように光源用
のバルブ１１を楕円反射鏡面１０の底部に固設したバル
ブソケット１３に取り付けると共に、第二焦点Ｆ２位置
をコリメータレンズ１の上半部レンズ７の焦点Ｆａ位置
と略一致するように構成してある。
介して固着一体化したリフレクタ２は、ボディ３の中心
軸Ｃと光軸Ｌ２を共有する楕円反射鏡面１０を構成し、
該光軸Ｌ２上の第一焦点Ｆ１に略位置するように光源用
のバルブ１１を楕円反射鏡面１０の底部に固設したバル
ブソケット１３に取り付けると共に、第二焦点Ｆ２位置
をコリメータレンズ１の上半部レンズ７の焦点Ｆａ位置
と略一致するように構成してある。
【００１１】また、１３は上記ボディ３に固設し、コリ
メータレンズ１の焦点Ｆａ（リフレクタ２の第二焦点Ｆ
２）に略位置するように設けられたシェードであり、光
軸Ｌ１，Ｌ２から略下側の光束を遮断するようにしたカ
ットオフラインＣＬを形成する。
メータレンズ１の焦点Ｆａ（リフレクタ２の第二焦点Ｆ
２）に略位置するように設けられたシェードであり、光
軸Ｌ１，Ｌ２から略下側の光束を遮断するようにしたカ
ットオフラインＣＬを形成する。
【００１２】上記コリメータレンズ１に固着したギヤリ
ング６は、フランジ４の一端に固設した制御モータ１４
の駆動軸に軸着したギヤ１５に噛合して従動する減速ギ
ヤ１６と噛合してなるコリメータレンズ回動変位機構１
７を構成すると共に、該制御モータ１４の回転角を正逆
回転制御駆動して、コリメータレンズ１を後述する適正
な回転位置に変位するように構成してある。
ング６は、フランジ４の一端に固設した制御モータ１４
の駆動軸に軸着したギヤ１５に噛合して従動する減速ギ
ヤ１６と噛合してなるコリメータレンズ回動変位機構１
７を構成すると共に、該制御モータ１４の回転角を正逆
回転制御駆動して、コリメータレンズ１を後述する適正
な回転位置に変位するように構成してある。
【００１３】また、１８はフランジ４の一端に固設した
ロータリーエンコーダ又はポテンショメータからなる回
転角検出器であり、該回転角検出器１８の回転入力軸に
軸着したギヤ１９をギヤリング６と噛合してコリメータ
レンズ１の回動位置を検出し、図示しないコントローラ
によって制御モータ１４を駆動制御する構成になってい
る。
ロータリーエンコーダ又はポテンショメータからなる回
転角検出器であり、該回転角検出器１８の回転入力軸に
軸着したギヤ１９をギヤリング６と噛合してコリメータ
レンズ１の回動位置を検出し、図示しないコントローラ
によって制御モータ１４を駆動制御する構成になってい
る。
【００１４】上記のように構成した配光可変型前照灯
は、自動車の通常走行の場合、コリメータレンズ１の回
転角度位置を図３及び図４（ｂ）に示すように制御す
る。この場合は、図１によって明らかなように、バルブ
１１の点灯によってリフレクタ２の楕円反射鏡面１０で
反射された光束が、第二焦点Ｆ２位置を経てコリメータ
レンズ１に入射する。このとき、該コリメータレンズ１
の上半部レンズ７の焦点距離Ｆａが下半部レンズ８の焦
点距離Ｆｂより短く（Ｆａ＜Ｆｂ）、且つ、上半部レン
ズ７の焦点Ｆａ位置が第二焦点Ｆ２位置と一致するよう
に構成されているため、上半部レンズ７に入射した光束
は光軸Ｌに略平行な光束となり、図４（ａ）に示すよう
に、シェード１３の上縁が倒立した形状のカットオフラ
インＣＬを有する配光パターンＰを呈する。また、焦点
位置Ｆｂを有する下半部レンズ８に入射した光束は、そ
の焦点位置が前記第二焦点Ｆ２より後方（バルブ側）に
あるため、図４（ａ）の６時位置方向に拡散（矢印Ｗ
部）し、車両の手前路面を照射する。
は、自動車の通常走行の場合、コリメータレンズ１の回
転角度位置を図３及び図４（ｂ）に示すように制御す
る。この場合は、図１によって明らかなように、バルブ
１１の点灯によってリフレクタ２の楕円反射鏡面１０で
反射された光束が、第二焦点Ｆ２位置を経てコリメータ
レンズ１に入射する。このとき、該コリメータレンズ１
の上半部レンズ７の焦点距離Ｆａが下半部レンズ８の焦
点距離Ｆｂより短く（Ｆａ＜Ｆｂ）、且つ、上半部レン
ズ７の焦点Ｆａ位置が第二焦点Ｆ２位置と一致するよう
に構成されているため、上半部レンズ７に入射した光束
は光軸Ｌに略平行な光束となり、図４（ａ）に示すよう
に、シェード１３の上縁が倒立した形状のカットオフラ
インＣＬを有する配光パターンＰを呈する。また、焦点
位置Ｆｂを有する下半部レンズ８に入射した光束は、そ
の焦点位置が前記第二焦点Ｆ２より後方（バルブ側）に
あるため、図４（ａ）の６時位置方向に拡散（矢印Ｗ
部）し、車両の手前路面を照射する。
【００１５】走行中に路上の道路標識や案内等の対象物
ａを視認しようとする場合は、制御モータ１４を回動し
てコリメータレンズ１を図５（ｂ）に示す位置（左回転
角１３５度）に回動変位する。この変位によって下半部
レンズ８を透過する光束の一部がシェード１３のカット
オフラインＣＬ側に向かうため、照射光束の配光パター
ンＰは、図５（ａ）に示すように、水平ラインＨの上
方、垂直ラインＶの左側位置に山形の拡散光束部（矢印
Ｗ）を形成するようになり、該拡散光束部が対象物ａを
照明して、視認性を向上させることができる。
ａを視認しようとする場合は、制御モータ１４を回動し
てコリメータレンズ１を図５（ｂ）に示す位置（左回転
角１３５度）に回動変位する。この変位によって下半部
レンズ８を透過する光束の一部がシェード１３のカット
オフラインＣＬ側に向かうため、照射光束の配光パター
ンＰは、図５（ａ）に示すように、水平ラインＨの上
方、垂直ラインＶの左側位置に山形の拡散光束部（矢印
Ｗ）を形成するようになり、該拡散光束部が対象物ａを
照明して、視認性を向上させることができる。
【００１６】また、自動車を左旋回しようとする場合
は、制御モータ１４を回動してコリメータレンズ１を図
６（ｂ）に示す位置（右回転角９０度）に回動変位す
る。この変位によって下半部レンズ８を透過する光束の
四半部がシェード１３のカットオフラインＣＬを残した
状態で拡散するため、照射光束の配光パターンＰは、図
６（ａ）に示すように、水平ラインＨの下側に位置して
左側に延びる拡散光束部（矢印Ｗ）を形成するようにな
り、該拡散部が車両走行方向の左側前方路面を照射し
て、視認性を向上させる。
は、制御モータ１４を回動してコリメータレンズ１を図
６（ｂ）に示す位置（右回転角９０度）に回動変位す
る。この変位によって下半部レンズ８を透過する光束の
四半部がシェード１３のカットオフラインＣＬを残した
状態で拡散するため、照射光束の配光パターンＰは、図
６（ａ）に示すように、水平ラインＨの下側に位置して
左側に延びる拡散光束部（矢印Ｗ）を形成するようにな
り、該拡散部が車両走行方向の左側前方路面を照射し
て、視認性を向上させる。
【００１７】次に、図７は、本発明に係る配光可変型前
照灯に関する他の実施例を示すものである。前記第一の
実施例では、コリメータレンズ１の自由曲面レンズを、
上半部レンズ７の焦点距離Ｆａが下半部レンズ８の焦点
距離Ｆｂより短く（Ｆａ＜Ｆｂ）なるように設計したも
のを示したが、本実施例のコリメータレンズ１ａの自由
曲面レンズは、上半部レンズ７ａの焦点Ｆａ位置をリフ
レクタ２の第二焦点Ｆ２位置と重なるように中心軸Ｃ上
に設定すると共に、下半部レンズ８ａの焦点Ｆｂを上記
焦点Ｆａ位置の下側に離間Ｇするように平面レンズ部８
ｂを設定した構造になり、両焦点Ｆａ，Ｆｂの焦点距離
が等しく（Ｆａ＝Ｆｂ）なるように設計されている。
照灯に関する他の実施例を示すものである。前記第一の
実施例では、コリメータレンズ１の自由曲面レンズを、
上半部レンズ７の焦点距離Ｆａが下半部レンズ８の焦点
距離Ｆｂより短く（Ｆａ＜Ｆｂ）なるように設計したも
のを示したが、本実施例のコリメータレンズ１ａの自由
曲面レンズは、上半部レンズ７ａの焦点Ｆａ位置をリフ
レクタ２の第二焦点Ｆ２位置と重なるように中心軸Ｃ上
に設定すると共に、下半部レンズ８ａの焦点Ｆｂを上記
焦点Ｆａ位置の下側に離間Ｇするように平面レンズ部８
ｂを設定した構造になり、両焦点Ｆａ，Ｆｂの焦点距離
が等しく（Ｆａ＝Ｆｂ）なるように設計されている。
【００１８】この実施例においても、リフレクタ２の楕
円反射鏡面１０によって反射された光束は、第二焦点Ｆ
２と重なっている上半部レンズ７ａの焦点Ｆａを経由す
るため、該上半部レンズ７ａに入射した光束は略平行光
束となって前方を照射し、また下半部レンズ８ｂに入射
した光束は拡散光束となる。従って、両焦点Ｆａ，Ｆｂ
の焦点距離を変えた前記第一の実施例と同様に、コリメ
ータレンズ１ａの回動位置を変位することによって、図
４乃至図６に示すような照射光束の配光パターンを得る
ことができる。
円反射鏡面１０によって反射された光束は、第二焦点Ｆ
２と重なっている上半部レンズ７ａの焦点Ｆａを経由す
るため、該上半部レンズ７ａに入射した光束は略平行光
束となって前方を照射し、また下半部レンズ８ｂに入射
した光束は拡散光束となる。従って、両焦点Ｆａ，Ｆｂ
の焦点距離を変えた前記第一の実施例と同様に、コリメ
ータレンズ１ａの回動位置を変位することによって、図
４乃至図６に示すような照射光束の配光パターンを得る
ことができる。
【００１９】
【発明の効果】本発明に係る配光可変型前照灯は、上記
の如く、プロジェクタランプのコリメータレンズを、焦
点位置を共にする自由曲面レンズにて構成すると共に、
該コリメータレンズを中心軸を回転軸として回転変位し
て拡散光束の向きを制御する構成になるため、通常のカ
ットオフラインより上側の暗部に位置する道路の上方に
設けた道路標識や道路案内等の対象物の視認性を改善す
ることができると共に、曲路走行における斜め前方の視
認性を改善することができ、夜間における自動車の安全
運転を確保することができるという特徴を有するもので
あり、本発明の実施により得られる効果は極めて大き
い。
の如く、プロジェクタランプのコリメータレンズを、焦
点位置を共にする自由曲面レンズにて構成すると共に、
該コリメータレンズを中心軸を回転軸として回転変位し
て拡散光束の向きを制御する構成になるため、通常のカ
ットオフラインより上側の暗部に位置する道路の上方に
設けた道路標識や道路案内等の対象物の視認性を改善す
ることができると共に、曲路走行における斜め前方の視
認性を改善することができ、夜間における自動車の安全
運転を確保することができるという特徴を有するもので
あり、本発明の実施により得られる効果は極めて大き
い。
【図１】本発明に係る配光可変型前照灯の第一の実施例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図２】図１におけるＩＩ−ＩＩ線断面図である。
【図３】同前照灯のコリメータレンズの構造を示す正面
図（ａ）と側面図（ｂ）である。
図（ａ）と側面図（ｂ）である。
【図４】同前照灯による一般走行時の配光パターン
（ａ）と、そのときのコリメータレンズの姿勢（ｂ）を
示す説明図である。
（ａ）と、そのときのコリメータレンズの姿勢（ｂ）を
示す説明図である。
【図５】同前照灯による対称物視認要求時の配光パター
ン（ａ）と、そのときのコリメータレンズの姿勢（ｂ）
を示す説明図である。
ン（ａ）と、そのときのコリメータレンズの姿勢（ｂ）
を示す説明図である。
【図６】同前照灯による左旋回走行時の配光パターン
（ａ）と、そのときのコリメータレンズの姿勢（ｂ）を
示す説明図である。
（ａ）と、そのときのコリメータレンズの姿勢（ｂ）を
示す説明図である。
【図７】本発明に係る配光可変型前照灯の第二の実施例
を示すコリメータレンズの側面図である。
を示すコリメータレンズの側面図である。
【図８】従来のプロジェクタランプの構造を示す縦断面
図である。
図である。
【図９】同ランプによる照射光束の配光を示す説明図で
ある。
ある。
【符号の説明】 １ コリメータレンズ ２ リフレクタ ３ ボディ ５ カバー枠 ６ ギヤリング ７，７ａ 上半部レンズ ８，８ａ 下半部レンズ ８ｂ 平面部レンズ １０ 楕円反射鏡面 １１ 光源用バルブ １３ シェード １４ 制御モータ １６ 減速ギヤ １７ コリメータレンズ回動変位機構 １８ 回転角検出器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年８月２１日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】また、上記ボディ３の後端にフランジ９を
介して固着一体化したリフレクタ２は、ボディ３の中心
軸Ｃと光軸Ｌ２を共有する楕円反射鏡面１０を構成し、
該光軸Ｌ２上の第一焦点Ｆ１に略位置するように光源用
のバルブ１１を楕円反射鏡面１０の底部に固設したバル
ブソケット１２に取り付けると共に、第二焦点Ｆ２位置
をコリメータレンズ１の上半部レンズ７の焦点Ｆａ位置
と略一致するように構成してある。
介して固着一体化したリフレクタ２は、ボディ３の中心
軸Ｃと光軸Ｌ２を共有する楕円反射鏡面１０を構成し、
該光軸Ｌ２上の第一焦点Ｆ１に略位置するように光源用
のバルブ１１を楕円反射鏡面１０の底部に固設したバル
ブソケット１２に取り付けると共に、第二焦点Ｆ２位置
をコリメータレンズ１の上半部レンズ７の焦点Ｆａ位置
と略一致するように構成してある。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１４】上記のように構成した配光可変型前照灯
は、自動車の通常走行の場合、コリメータレンズ１の回
転角度位置を図３及び図４（ｂ）に示すように制御す
る。この場合は、図２によって明らかなように、バルブ
１１の点灯によってリフレクタ２の楕円反射鏡面１０で
反射された光束が、第二焦点Ｆ２位置を経てコリメータ
レンズ１に入射する。このとき、該コリメータレンズ１
の上半部レンズ７の焦点距離Ｆａが下半部レンズ８の焦
点距離Ｆｂより短く（Ｆａ＜Ｆｂ）、且つ、上半部レン
ズ７の焦点Ｆａ位置が第二焦点Ｆ２位置と一致するよう
に構成されているため、上半部レンズ７に入射した光束
は光軸Ｌに略平行な光束となり、図４（ａ）に示すよう
に、シェード１３の上縁が倒立した形状のカットオフラ
インＣＬを有する配光パターンＰを呈する。また、焦点
位置Ｆｂを有する下半部レンズ８に入射した光束は、そ
の焦点位置が前記第二焦点Ｆ２より後方（バルブ側）に
あるため、図４（ａ）の６時位置方向に拡散（矢印Ｗ
部）し、車両の手前路面を照射する。
は、自動車の通常走行の場合、コリメータレンズ１の回
転角度位置を図３及び図４（ｂ）に示すように制御す
る。この場合は、図２によって明らかなように、バルブ
１１の点灯によってリフレクタ２の楕円反射鏡面１０で
反射された光束が、第二焦点Ｆ２位置を経てコリメータ
レンズ１に入射する。このとき、該コリメータレンズ１
の上半部レンズ７の焦点距離Ｆａが下半部レンズ８の焦
点距離Ｆｂより短く（Ｆａ＜Ｆｂ）、且つ、上半部レン
ズ７の焦点Ｆａ位置が第二焦点Ｆ２位置と一致するよう
に構成されているため、上半部レンズ７に入射した光束
は光軸Ｌに略平行な光束となり、図４（ａ）に示すよう
に、シェード１３の上縁が倒立した形状のカットオフラ
インＣＬを有する配光パターンＰを呈する。また、焦点
位置Ｆｂを有する下半部レンズ８に入射した光束は、そ
の焦点位置が前記第二焦点Ｆ２より後方（バルブ側）に
あるため、図４（ａ）の６時位置方向に拡散（矢印Ｗ
部）し、車両の手前路面を照射する。
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
Claims (1)
- 【請求項１】 コリメータレンズの後方に光源用のバル
ブを備えたリフレクタを設けると共に、前記コリメータ
レンズとバルブ間に光束の一部を遮断するシェードを配
置してなるプロジェクタランプにおいて、 前記コリメータレンズを、焦点位置を異にする自由曲面
形状に構成すると共に、該コリメータレンズをボディに
対して回動自在に軸設し、コリメータレンズ回動変位機
構によって回動位置を変位制御する構成にして照射光束
の配光を変更可能にしたことを特徴とする配光可変型前
照灯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19751092A JP3207529B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 配光可変型前照灯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19751092A JP3207529B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 配光可変型前照灯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620505A true JPH0620505A (ja) | 1994-01-28 |
| JP3207529B2 JP3207529B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=16375674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19751092A Expired - Fee Related JP3207529B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 配光可変型前照灯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3207529B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004087179A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Stanley Electric Co Ltd | 灯具及び投影レンズ |
| CN107448781A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-12-08 | 上海小糸车灯有限公司 | 一种用于矩形车灯造型的led准直均匀照明结构及其实现方法 |
| JP2020191276A (ja) * | 2019-05-24 | 2020-11-26 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具 |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP19751092A patent/JP3207529B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004087179A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Stanley Electric Co Ltd | 灯具及び投影レンズ |
| CN107448781A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-12-08 | 上海小糸车灯有限公司 | 一种用于矩形车灯造型的led准直均匀照明结构及其实现方法 |
| CN107448781B (zh) * | 2017-08-09 | 2023-11-03 | 华域视觉科技(上海)有限公司 | 一种用于矩形车灯造型的led准直均匀照明结构及其实现方法 |
| JP2020191276A (ja) * | 2019-05-24 | 2020-11-26 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具 |
| WO2020241424A1 (ja) * | 2019-05-24 | 2020-12-03 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具 |
| US11815239B2 (en) | 2019-05-24 | 2023-11-14 | Ichikoh Industries, Ltd. | Vehicle light |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3207529B2 (ja) | 2001-09-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |