JP3340219B2 - 船外機用エンジンの排気装置 - Google Patents

船外機用エンジンの排気装置

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JP3340219B2 JP33235793A JP33235793A JP3340219B2 JP 3340219 B2 JP3340219 B2 JP 3340219B2 JP 33235793 A JP33235793 A JP 33235793A JP 33235793 A JP33235793 A JP 33235793A JP 3340219 B2 JP3340219 B2 JP 3340219B2
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敦 五十川
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2590/00Exhaust or silencing apparatus adapted to particular use, e.g. for military applications, airplanes, submarines
    • F01N2590/02Exhaust or silencing apparatus adapted to particular use, e.g. for military applications, airplanes, submarines for marine vessels or naval applications
    • F01N2590/021Exhaust or silencing apparatus adapted to particular use, e.g. for military applications, airplanes, submarines for marine vessels or naval applications for outboard engines

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶に搭載される船外
機用エンジンに関し、詳細にはアイドル時等の低負荷運
転領域における排気ガス浄化を確実に行うことができ、
かつ排気音を小さくして騒音を低減できるようにした排
気装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、船舶に搭載される船外機は、推
進機(スクリュ)が配設されたロアケースの上部にアッ
パケース,トップカウルをそれぞれ接続するとともに、
該トップカウル内にエンジンを搭載し、該エンジンによ
り上記推進機を回転駆動するように構成されている。こ
の種の船外機用エンジンには、従来からクランク軸を縦
置きに配置してなる2サイクルエンジンが採用されてお
り、該エンジンの排気装置は、排気通路を上下方向に延
長するとともに該通路を下方に向けて開口させ、該開口
を上記ロアケースから外方に連通させた構造となってい
る。
【0003】ところで上記船外機用エンジンでは、ロア
ケースから排気通路内に水が浸入し、該排気通路内は外
部と同じ水位になっている。一方、アイドル時等の低負
荷領域では排気ガスの圧力が低いため上記水位に抗して
排気ガスを排出するのが困難な場合がある。このため、
従来、上記排気通路の水面より上部側にアイドル用の排
気口を分岐形成し、該排気口から大気に直接排出するよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の排気装置では、低負荷時の排気ガスを排気口からその
まま大気に放出することから、排気ガスの浄化を図る上
で好ましくなく、また排気音が大きく騒音の発生原因に
なるという問題がある。
【0005】本発明は上記従来の状況に鑑みてなされた
もので、低負荷時の排気ガス浄化を確実に行うことがで
き、かつ排気音を小さくして騒音を低減できる船外機用
エンジンの排気装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上下
方向に延び、かつ下方に向かって開口する排気通路を有
する船外機用エンジンの排気装置において、排気通路の
途中に形成された第1膨張室内にエンジンの排気口に連
通する排気管を突出するよう開口させ、上記第1膨張室
の上記排気管より下流側に触媒を配置し、上記排気通路
の上記触媒より下流側にアイドル排気口を形成し、該ア
イドル排気口を外部に向けて開口するアイドルホールに
接続したことを特徴としている。また請求項2の発明
は、請求項1において、上記アイドル排気口が第2膨張
室を介して上記アイドルホールに接続されていることを
特徴としている。
【0007】ところで上記排気通路に触媒を配置する場
合、該排気通路はエンジンから下方に延び、その下端開
口が水中に開口する構造であることから、船体の船走姿
勢によっては排気通路内の水位が上昇して水が触媒に接
触する恐れがある。また上記アイドル排気口の形成位置
によっては該排気口から水が浸入することも考えられ
る。その結果、触媒の浄化性能が劣化する場合があり、
水の侵入を確実に阻止できることが必要である。
【0008】そこで請求項3の発明は、上記第1膨張室
に該膨張室から一旦上方に延びた後下方に屈曲して延び
る折返し部を接続形成し、該折返し部の屈曲部下方に上
記アイドル排気口を形成したことを特徴としている。
【0009】また、請求項4の発明は、上記第2膨張室
が上記アイドル排気口とアイドルホールとを連通するア
イドル通路の前,後に分割配置されていることを特徴と
している。
【0010】
【作用】本発明に係る船外機用エンジンの排気装置によ
れば、第1膨張室の排気管より下流側に触媒を配設し、
上記排気通路の触媒より下流側にアイドル排気口を形成
し、該アイドル排気口をアイドルホールに接続したの
で、触媒を排気管内に配置したものに比べて排気管内の
排気圧力が低下し、またアイドル時の排気ガスは上記触
媒で浄化された後、アイドル排気口から大気に排出され
ることとなる。これによりアイドル時の排気ガスを確実
に浄化できる。また請求項2の発明では、上記アイドル
時の排気ガスを第2膨張室で排気音を吸収でき、それだ
け騒音を低減できる。
【0011】また請求項3の発明によれば、第1膨張室
に該膨張室から上方に延びた後下方に屈曲して延びる折
返し部を形成し、該折返し部の屈曲部下方に上記アイド
ル排気口を形成したので、排気通路内の水位が触媒の位
置まで上昇しても上記折返し部が第1膨張室への水の侵
入を阻止することから、水入りによる触媒の性能劣化を
回避できる。また、上記アイドルホールからアイドル排
気口を通って排気通路内に侵入した水についても、上記
アイドル排気口が折返し部の下方に位置しているので、
第1膨張室に侵入することはなく、この点からも水入り
を防止できる。
【0012】さらに請求項4の発明では、第2膨張室を
アイドル通路の前,後に分割配置したので、膨張室の容
積を十分に確保でき、騒音をさらに低減できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1ないし図5は、本発明の一実施例による船外機
用エンジンの排気装置を説明するための図であり、図1
は船外機の左側面図、図2はその背面図、図3はその右
側面図、図4はそのアッパケース内部分の平面図(図1
のIV−IV線矢視図)、図5はエンジンの平面図である。
【0014】図において、1は船体2の船尾2aに配設
された船外機であり、これは推進機3が配設されたロア
ケース4の上部にアッパケース5を接続し、これの上部
にV型2サイクルエンジン6が収容されたカウル7を接
続して構成されている。上記船外機1は、スイベルアー
ム9にダンパ部材10を介して弾性支持されており、該
スイベルアーム9は船体2に固定されたクランプブラケ
ット8に上下方向に揺動自在に枢支されている。
【0015】上記ロアケース4内には推進軸11が軸支
されており、該推進軸11の後端部に上記推進機3がス
プライン結合されている。また上記エンジン6の出力軸
6aには垂直方向に延びる駆動シャフト12の上端が結
合されており、該シャフト12の下端には上記推進軸1
1に噛合するかさ歯車12bが結合されている。また上
記駆動シャフト12の途中には、後述のエンジン,及び
排気装置に冷却水を供給する冷却水ポンプ12aが配設
されている。
【0016】上記エンジン6は、これのクランク軸13
を航走時に略垂直をなす縦置きに配置し、3対の気筒1
4をそれぞれVバンクをなすように配設した構造のもの
で、上記各バンクの3つの気筒14の各排気ポートは各
バンク毎に合流した後エンジン6下面に形成された各排
気口6bに導出されている。
【0017】上記アッパケース5とカウル7との間には
アルミ合金金型鋳造のエキゾーストガイド20が配設さ
れており、該エキゾーストガイド20の上面に上記エン
ジン6が搭載されている。このエキゾーストガイド20
の周縁部下面には上記アーパケース5が、上面には上記
カウル7のボトムカウル7aがそれぞれボルト締め固定
されている。また上記ボトムカウル7aにはアッパカウ
ル7bが着脱可能に装着されている。
【0018】上記エキゾーストガイド20の上面には上
記ダンパ部材10が結合される取付け座10aが、また
該取付け座10aの後部には上記エンジン6の排気口6
bに連通する一対の排気孔20aが形成されている。ま
たエキゾーストガイド20の上記排気孔20aより後側
の一側部には後述する連通孔20bが、さらに他側部に
は折返し孔20cがそれぞれ形成されている。また、上
記エキゾーストガイド20の取付け座10aの下側,及
び各孔20b,20cの周囲には袋状の冷却通路20d
が形成されている。なお、上記取付け座10a下側の冷
却通路20dは上記ダンパ部材10のゴム材を冷却する
ためのものである。
【0019】上記エキゾーストガイド20の下面には袋
状のアルミ合金金型鋳造製のカバー体21が配設されて
いる。このカバー体21は上記各排気孔20a,及び連
通孔20bを覆っており、これの周縁フランジ部21a
は上記エキゾーストガイド20下面にボルト締め固定さ
れている。これによりエキゾーストガイド20とカバー
体21とで閉空間をなす第1膨張室Aが形成されてい
る。
【0020】また上記エキゾーストガイド20下面の各
排気孔20aには排気熱による溶損を防止すべく耐熱性
ステンレス鋼からなる排気管22が接続されており、該
両排気管22は第1膨張室A内に突出している。
【0021】上記第1膨張室A内には触媒40が配設さ
れている。この触媒40はこれの上部を上記エキゾース
トガイド20の連通孔20b内に嵌合挿入し、該上部に
固着されたリング状の取付け部材41を上記連通孔20
bの周縁部にボルト締め固定して取付けられている。上
記触媒40はその上端部が後方に位置するように(図1
参照)、かつ幅方向外側に位置するように(図2参照)
傾斜した状態で固着されている。
【0022】また、図2に示すように、上記触媒40は
船外機1の幅方向中心の一側に位置し、化側には後述す
るリターンパイプ25が位置しており、また触媒40は
アッパケース5の上部拡がりとなった傾斜面に沿って傾
斜配置されており、これによりコンパクト化が図られて
いる。
【0023】上記エキゾーストガイド20の上面には本
実施例の特徴をなす折返し部23が配設されている。こ
の折返し部23は上記エキゾーストガイド20の上面か
ら一旦上方に延びた後下方に屈曲する略逆U字状のハイ
ライザ24と、上記エキゾーストガイド20の下面から
アッパケース5の下端部に延びるリターンパイプ25と
から構成されている。なお、このリターンパイプ25は
上記カバー体21と一体鋳造されたものである。
【0024】上記ハイライザ24の下面フランジ24a
は上記エキゾーストガイド20にボルト締め固定されて
おり、該ハイライザ24の上流側開口は上記連通孔20
bを介して第1膨張室Aに、また下流側開口は上記折返
し孔20cを介してリターンパイプ25に連通してい
る。
【0025】上記ハイライザ24の下面フランジ24a
と屈曲部内壁24bとの間には袋状の冷却通路24d
が、また上記ハイライザ24の外壁24cには2重壁構
造による冷却通路24eがそれぞれ連通させて形成され
ており、上記冷却通路24eの頂部とエンジン6の冷却
ジャケット6cとは供給ホース26aで接続されてい
る。
【0026】ここで、上記冷却水ポンプ12aに接続さ
れた供給管30は上方に延びて上記エキゾーストガイド
20中央部の冷却通路20dに接続されており、該通路
20dでエンジン側へ直接供給する図示しない通路とエ
キゾーストガイド20を介してハイライザ24に供給す
る通路とに分岐されている。
【0027】そして上記ハイライザ24を通った冷却水
は一旦エンジン6に供給され、メイン通路からエキゾー
ストガイド20を通ってアッパケース5の周縁に形成さ
れた落下孔5aからカバー体21の外壁部に沿って落下
し、該カバー体21を冷却するようになっている。
【0028】上記ハイライザ24の屈曲部内壁24bの
底面aは、上記エンジン6の最下部の気筒14の排気ポ
ート14aより上方に位置している。また上記ハイライ
ザ24は船体2の幅方向に向いて屈曲しており、かつ上
記エンジン6のVバンク上部に配設された電装ユニット
28の下部に配置されている。これによりVバンク内の
デッドスペースを有効利用することによりコンパクト化
が図られている。
【0029】上記リターンパイプ25は上記カバー体2
1の外部側方において下方に延びており、その外側壁の
一部はカバー体21と一体的に形成されている。また該
リターンパイプ25の下端25aは上記ロアケース4内
に開口しており、該ロアケース4内を通って推進機3の
後端から外部に連通している。これにより上記エンジン
6からの排気ガスは第1膨張室Aで膨張した後、ハイラ
イザ24及びリターンパイプ25を通ってロアケース4
内に排出され、ここから推進機3内を通って外部に放出
されるようになっている。
【0030】そして、上記リターンパイプ25の途中に
は本実施例の特徴をなすアイドル排気口31が形成され
ており、該アイドル排気口31は上記第1膨張室Aの触
媒40より下流側で、かつ上記ハイライザ24より下流
側(下方位置)に位置している。このアイドル排気口3
1は該リターンパイプ25に形成された第2膨張室とし
ての前部膨張室32に連通している。また上記エキゾー
ストガイド20の後端部にはアイドルホール33が形成
されており、該アイドルホール33はエキゾーストガイ
ド20に形成された同じく第2膨張室としての後部膨張
室34に連通している。上記前部膨張室32,後部膨張
室34はそれぞれ上記折返し部23及びリターンパイプ
25より前方,後方に位置しており、また前部膨張室3
2はリターンパイプ25と第1膨張室Aとで挟まれるよ
うに位置している。
【0031】上記両膨張室32,34は上記カバー体2
1とリターンパイプ25との境界壁部分に形成されたア
イドル通路35により連通されており、従って第2膨張
室はアイドル通路35の前,後に分割配置されているこ
ととなる。これにより上記リターンパイプ25はアイド
ル排気口31から前部膨張室32,アイドル通路35,
後部膨張室34及びアイドルホール33を介して外部に
連通している。
【0032】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例の船外機1は、これのエンジン動力を駆動
シャフト12を介して推進軸11に伝達し、該推進軸1
1により推進機3を回転駆動するものである。
【0033】上記エンジン6の高負荷,中負荷運転時に
は、排気ガスは排気管22から第1膨張室A内に導入さ
れ、ここで膨張した後、触媒40で浄化されてハイライ
ザ24,リターンパイプ25を通って推進機3から排出
される。
【0034】そしてアイドル時等の低負荷運転時には、
排気ガスは触媒40で浄化された後、リターンパイプ2
5のアイドル排気口31から前部膨張室32に導入さ
れ、ここで膨張した後、アイドル通路35を通って後部
膨張室34で再度膨張し、この後アイドルホール33か
ら外部に排出される。
【0035】このように本実施例によれば、エキゾース
トガイド20にカバー体21を接続して第1膨張室Aを
形成するとともに該膨張室A内に触媒40を配設し、該
第1膨張室Aの下流側のリターンパイプ25にアイドル
排気口31を形成し、該排気口31を前部,後部膨張室
32,34を介してアイドルホール33に連通したの
で、上述のように低負荷運転時の排気ガスの浄化を確実
に行うことができ、かつアイドル時の排気ガスは上記両
膨張室32,34によって2段階に膨張するので、その
排気音を小さくでき、騒音を2段膨張により低減でき
る。また、上記両膨張室32,34を連通するアイドル
通路35の側方にスペースができ、ここに折返し部を配
設できる。
【0036】しかも本実施例では、第2膨張室をアイド
ル通路35の前,後で上記前部,後部膨張室32,34
に分割したので、デッドスペースの有効利用により膨張
室の容積を十分に確保でき、騒音をさらに低減できる。
【0037】また本実施例によれば、図1に示すよう
に、船体2の航走姿勢により水位が、それぞれ高速船走
時L1,停船時L2,急減速時L3と変化しても、リタ
ーンパイプ25内の水がカバー体21内に侵入すること
はない。
【0038】即ち、本実施例では、上記第1膨張室Aに
略逆U字状のハイライザ24を接続するとともにこれに
上下方向に延びるリターンパイプ25を接続して折返し
部23を形成したので、例えば急減速時のように船外機
1内の水位L3が触媒40の位置に達しても、閉空間A
内に侵入することはない。その結果、水入りによる触媒
40の性能劣化を確実に防止できる。
【0039】また上記アイドルホール33から入った水
がアイドル排気口31からリターンパイプ25内に侵入
しても、該アイドル排気口31は第1膨張室Aの下流側
でかつハイライザ24より下方に位置しているので、触
媒40に水が触れるようなことはない。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明に係る船外機用エン
ジンの排気装置によれば、第1膨張室の排気管より下流
側に触媒を配設し、上記排気通路の触媒より下流側にア
イドル排気口を形成し、該アイドル排気口をアイドルホ
ールに接続したので、排気管内圧力が低下して排気効率
を向上でき、アイドル時等の低負荷運転領域における排
気ガス浄化を確実に行うことができ、また請求項2の発
明では、第2膨張室でアイドル時の排気ガスを排気音を
吸収して騒音を低減できる効果がある。
【0041】また請求項3の発明によれば、第1膨張室
に該膨張室から上方に延びた後下方に屈曲して延びる折
返し部を形成し、該折返し部の屈曲部下方に上記アイド
ル排気口を形成したので、水入りによる触媒の性能劣化
を回避できる効果がある。さらに請求項4の発明によれ
ば、第2膨張室をアイドル通路の前,後に分割配置した
ので、膨張室の容積を十分に確保でき、騒音をさらに低
減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による船外機用エンジンの排
気装置を説明するための左側面図である。
【図2】上記実施例装置の背面図である。
【図3】上記実施例装置の右側面図である。
【図4】上記実施例装置の平面図(図1のIV−IV線矢視
図)である。
【図5】上記実施例のエンジンの平面図である。
【符号の説明】
1 船外機 6 エンジン 13 クランク軸 23 折返し部 31 アイドル排気口 32,34 第2膨張室 33 アイドルホール 35 アイドル通路 40 触媒 A 第1膨張室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/24 - 3/28 B63H 20/00 - 20/24 F01N 1/08 F01N 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延び、かつ下方に向かって開
    口する排気通路を有する船外機用エンジンの排気装置に
    おいて排気通路の途中に形成された第1膨張室内にエ
    ンジンの排気口に連通する排気管を突出するよう開口さ
    せ、上記第1膨張室の上記排気管より下流側に触媒を配
    置し、上記排気通路の上記触媒より下流側にアイドル排
    気口を形成し、該アイドル排気口を外部に向けて開口す
    るアイドルホールに接続したことを特徴とする船外機用
    エンジンの排気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記アイドル排気口
    が第2膨張室を介して上記アイドルホールに接続されて
    いることを特徴とする船外機用エンジンの排気装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記第1膨張室に該
    膨張室から一旦上方に延びた後下方に屈曲して延びる折
    返し部を接続形成し、該折返し部の屈曲部下方に上記ア
    イドル排気口を形成したことを特徴とする船外機用エン
    ジンの排気装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、上記第2膨張
    室が、上記アイドル排気口とアイドルホールとを連通す
    るアイドル通路の前,後に分割配置されていることを特
    徴とする船外機用エンジンの排気装置。
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