JP3339859B2 - p−ニトロ芳香族アミドの製造方法およびその生成物 - Google Patents

p−ニトロ芳香族アミドの製造方法およびその生成物

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JP3339859B2 JP50053194A JP50053194A JP3339859B2 JP 3339859 B2 JP3339859 B2 JP 3339859B2 JP 50053194 A JP50053194 A JP 50053194A JP 50053194 A JP50053194 A JP 50053194A JP 3339859 B2 JP3339859 B2 JP 3339859B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C231/00Preparation of carboxylic acid amides
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C209/62Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by cleaving carbon-to-nitrogen, sulfur-to-nitrogen, or phosphorus-to-nitrogen bonds, e.g. hydrolysis of amides, N-dealkylation of amines or quaternary ammonium compounds
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明はp−ニトロ芳香族アミドの製造方法に関す
る。ある面において、本発明はp−アミノ芳香族アミド
の製造に関する。別の面において、本発明はp−ニトロ
芳香族アミンの製造に関する。また別の面において、本
発明はp−アミノ芳香族アミンの製造に関する。さらに
別の面において、本発明はアルキル化p−アミノ芳香族
アミンの製造に関する。
芳香族アミド結合は従来、アミンと酸塩化物との反応
によって形成されている。特に、ニトロ芳香族アミンと
酸塩化物との反応によってp−ニトロ芳香族アミドを製
造することが知られている。この方法は、置換されたハ
ロゲン化物が反応器を腐食する性質を有し、かつそれは
廃水に流出するので、かなりの費用をかけて除かねばな
らない点で不利である。さらに、ニトロ芳香族アミンは
ハロニトロ芳香族(例えばクロロニトロベンゼン)とア
ンモニアとの反応によって製造され、同様のハロゲン化
物の置換を起して付加的な腐食および廃水処理問題を引
き起こすのである。したがって、置換芳香族アミド、特
にニトロ芳香族アミドおよびそれから得られる生成物を
ハロゲン化物を使用しないで製造する方法は従来技術に
対して非常に有利であり、より効果的で経済的な商業的
方法である。
本発明の方法は、ニトロ芳香族アミドおよびそれから
製造される生成物へのハロゲン化物を使用しない製造方
法であり、したがって、費用のかかる廃水流中のハロゲ
ン化物除去の問題およびそのハロゲン化物によって引き
起こされる腐食の問題を解消する。
発明の要約 本発明の目的は、p−ニトロ芳香族アミン、p−アミ
ノ芳香族アミン、p−アミノ芳香族アミドおよびアルキ
ル化p−アミノ芳香族アミンの製造に使用するためのp
−ニトロ芳香族アミドの製造方法を提供することであ
る。さらに、p−ニトロ芳香族アミドおよびそれから得
られる商業的価値のある生成物を製造する効果的かつ経
済的な方法を提供することも本発明の目的である。ポリ
アミドの製造または他のポリマー分野のモノマーとして
使用するためのp−アミノ芳香族アミンを製造する方法
を提供するのが本発明のさらなる目的である。酸化防止
剤またはオゾン亀裂防止剤として使用するためのアルキ
ル化p−アミノ芳香族アミンを製造する方法を提供する
のが本発明のさらに別の目的である。酸化防止剤の中間
体として使用するためのp−ニトロ芳香族アミンを製造
する方法を提供するのが本発明のさらに別の目的であ
る。
本発明により提供されるp−ニトロ芳香族アミドの製
造方法は、アミドとニトロベンゼンとを適当な溶媒系の
存在下で接触させ、アミドとニトロベンゼンとを適当な
塩基と調整量のプロトン性物質の存在下、適当な温度に
おいて制限された反応領域(confined reaction zone)
で反応させることを含む。本発明の1実施態様におい
て、アミドとニトロベンゼンとの反応の間に存在するプ
ロトン性物質の量は、反応の間に乾燥剤を存在させるこ
とによって調整される。別の実施態様において、アミド
とニトロベンゼンとの反応の間に存在するプロトン性物
質の量は、蒸留によってプロトン性物質を連続的に除去
することによって調整される。
さらに本発明によれば、本発明によって製造されたp
−ニトロ芳香族アミドを還元することを含むp−アミノ
芳香族アミドの製造方法が提供される。1実施態様にお
いて、p−アミノ芳香族アミドをさらにアンモニアと相
当するp−アミノ芳香族アミンと再利用し得るアミド出
発原料とを製造する条件下で反応させる。別の実施態様
において、p−アミノ芳香族アミドをさらに水と適当な
塩基性または酸性触媒の存在下、相当するp−アミノ芳
香族アミンおよびアミド出発原料に相当する酸またはそ
の塩を製造する条件下で反応させる。さらに別の実施態
様において、p−アミノ芳香族アミンを還元的にアルキ
ル化して、アルキル化p−アミノ芳香族アミンを製造す
る。
さらに本発明によれば、本発明によって製造されたp
−ニトロ芳香族アミドをアンモニアと相当するp−ニト
ロ芳香族アミンと再利用可能なアミド出発原料を製造す
る条件下で反応させるかまたは、水と適当な塩基性また
は酸性触媒の存在下、相当するp−ニトロ芳香族アミン
およびアミド出発原料に相当する酸またはその塩を製造
する条件下で反応させることを含むp−ニトロ芳香族ア
ミンの製造方法が提供される。1つの実施態様におい
て、p−ニトロ芳香族アミンを還元して、p−アミノ芳
香族アミンを製造する。別の実施態様において、p−ニ
トロ芳香族アミンを還元的にアルキル化してアルキル化
p−アミノ芳香族アミンを製造する。別の実施態様にお
いて、p−アミノ芳香族アミンを還元的にアルキル化し
てアルキル化p−アミノ芳香族アミンを製造する。
発明の詳細な説明 本発明はp−ニトロ芳香族アミドの製造方法に関し、
その方法は (a)アミドとニトロベンゼンとを適当な溶媒系の存在
下接触させ、 (b)前記アミドとニトロベンゼンとを適当な塩基およ
び調整量のプロトン性物質の存在下、適当な温度におい
て、制限された反応領域で反応させることを含む方法に
関する。
p−アミノ芳香族アミドを製造するために、本発明の
方法はさらに、 (c)(b)の反応生成物をp−アミノ芳香族アミドを
製造する条件下で還元することを含む。
p−アミノ芳香族アミンをp−アミノ芳香族アミドか
ら製造するために、本発明の方法はさらに、 (d)p−アミノ芳香族アミドをアンモニアと相当する
p−アミノ芳香族アミンおよびアミドを製造する条件下
で反応させることを含む。
または、p−アミノ芳香族アミンをp−アミノ芳香族
アミドから製造するために、本発明の方法はさらに、 (d)p−アミノ芳香族アミドを水と適当な塩基性また
は酸性触媒の存在下、相当するp−アミノ芳香族アミン
および(a)のアミドに相当する酸またはその塩を製造
する条件下反応させることを含む。
アルキル化p−アミノ芳香族アミンを製造するため
に、本発明の方法はさらに、 (e)p−アミノ芳香族アミンを還元的にアルキル化す
ることを含む。
p−アミノ芳香族アミンを製造するために、本発明の
方法はさらに、 (c′)(b)の反応生成物を(i)アンモニアまたは
(ii)水と適当な塩基性または酸性触媒の存在下、相当
するp−ニトロ芳香族アミンおよびアミドまたは相当す
る酸またはその塩を製造する条件下で反応させることを
含む。
アルキル化p−アミノ芳香族アミンを製造するため
に、本発明の方法はさらに、 (d′)p−アミノ芳香族アミンを還元的にアルキル化
することを含む。
p−アミノ芳香族アミンを製造するために、本発明の
方法はさらに、 (d″)p−ニトロ芳香族アミンを相当するp−アミノ
芳香族アミンを製造する条件下で還元させることを含
む。
アルキル化p−アミノ芳香族アミンを製造するため
に、本発明の方法はさらに、 (e″)p−アミノ芳香族アミンを還元的にアルキル化
することを含む。
本発明の方法で製造されたp−ニトロ芳香族アミド
は、中性化合物の形態、すなわち、塩の形態および/ま
たはこのp−ニトロ芳香族アミドの塩の形態ではない形
態で有り得る。前記塩は、p−アミノ芳香族アミドと塩
基との反応の反応混合物から製造される。このように、
本発明の方法で製造された反応混合物は選択した特定の
反応条件に依存してp−アミノ芳香族アミド化合物もし
くは塩またはそれらの混合物を含み得る。
アミドとニトロベンゼンとのモル比は約1:1からニト
ロベンゼンの大過剰まで変え得る。ニトロベンゼンが反
応の適当な溶媒として使用されたときは、ニトロベンゼ
ンは好ましくはアミドに対して大過剰存在する。ニトロ
ベンゼンが反応の溶媒として使用されていないときは、
アミドとニトロベンゼンとのモル比は非常に広範囲で変
え得るが、好ましくは約1:1である。
本発明に使用し得るアミドには芳香族アミド、脂肪族
アミド、置換芳香族アミド誘導体、置換脂肪族アミド誘
導体および式: [式中、R1およびR2は独立に芳香族基、脂肪族基および
直接結合からなる群から選択され、Aは −SO2−、−O−、−S−および直接結合からなる群か
ら選択される]を有するジアミドが含まれる。
本発明で使用し得る脂肪族アミドおよび置換脂肪族ア
ミド誘導体は式: [式中、nは0または1であり、R3はアルキル、アリー
ルアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロ
アルキルおよびシクロアルケニル基からなる群から選択
され、Xはハロゲン、−NO2、−NH2、アリール基、アル
コキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−C
OOH、および少なくとも1個の−NH2基を含むアルキル、
アリール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基
からなる群から選択される]で表される。本発明で使用
されるスルホネート基はスルホン酸のエステルである。
スルホネートの例としては、アルキルスルホネート、ア
ラルキルスルホネート、アリールスルホネート等が含ま
れるが、これらに限定されるものではない。好ましいア
ルキルおよびアルコキシ基は1〜約6個の炭素原子を含
む。好ましいアリール、アリールアルキルおよびアルキ
ルアリール基は約6〜約18個の炭素原子を含む。
脂肪族アミドおよび置換脂肪族アミド誘導体の例とし
ては、イソブチルアミド、ウレア、アセトアミド、プロ
ピルアミドおよびこれらの混合物が含まれるが、これら
に限定されるものではない。
本明細書中で使用する「置換芳香族アミド誘導体」と
いう用語は、1個以上の電子求引性または電子供与性置
換基を芳香環上に含む芳香族アミドである。適当な置換
基にはハロゲン化物、−NO2、−NH2、アルキル基、アル
コキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−C
OOH、および少なくとも1個の−NH2基を含むアルキル、
アリール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基
を含むが、これらに限定されるものではない。ハロゲン
化物は塩化物、臭化物およびフッ化物からなる群から選
択される。好ましいアルキルおよびアルコキシ基は1〜
約6個の炭素原子を含む。好ましいアリール、アリール
アルキルおよびアルキルアリール基は約6〜約18個の炭
素原子を含む。
芳香族アミドおよび置換芳香族アミド誘導体の例とし
ては、ベンズアミド、4−メチルベンズアミド、4−メ
トキシベンズアミド、4−クロロベンズアミド、2−メ
チルベンズアミド、4−ニトロベンズアミド、4−アミ
ノベンズアミドおよびこれらの混合物が含まれるが、こ
れらに限定されるものではない。
本発明の方法に使用し得るジアミドにはアジポアミ
ド、シュウ酸アミド、テレフタル酸ジアミド、4,4′−
ビフェニルジカルボキサミドおよびこれらの混合物が含
まれるが、これらに限定されるものではない。
アミドとニトロベンゼンとの反応は適当な溶媒系中で
行う。本明細書中で使用する「適当な溶媒系」という用
語は極性非プロトン性溶媒を意味する。
適当な溶媒系の例としては、ニトロベンゼン、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、N−メチル−
2−ピロリドン、ピリジン、N−メチルアニリン、クロ
ロベンゼン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、
水酸化テトラアルキルアンモニウムまたは反応温度より
も低い融点を有するアミド、例えば溶融水酸化テトラメ
チルアンモニウムおよび溶融ベンズアミドのような溶媒
ならびにこれらの混合物が含まれるが、これらに限定さ
れるものではない。一般に好まれている適当な溶媒はニ
トロベンゼン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルム
アミドおよびN−メチル−2−ピロリドンである。最も
好ましくは、ニトロベンゼンが上記のように反応に過剰
に用いられ、アミドのモル量よりも過剰のニトロベンゼ
ンは溶媒として働く。以下に詳細に記載するように、1
種以上の適当な溶媒と、調整量のプロトン性溶媒のよう
な別の溶媒とを合わせた溶媒混合物を使用し得る。プロ
トン性溶媒の例にはメタノール、水およびこれらの混合
物が含まれるが、これらに限定されるものではない。
適当な塩基には有機塩基および無機塩基、例えば金属
ナトリウムのようなアルカリ金属、水素化ナトリウム、
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化セシウム、
水酸化カリウム、カリウム−t−ブトキシド等のような
アルカリ金属水素化物、水酸化物およびアルコキシドな
らにびこれらの混合物を含むが、これらに限定されるも
のではない。他の許容し得る塩基物質には相間移動触媒
と適当な塩基源が含まれるが、これに限定されるもので
はない。適当な塩基物質は例えば水酸化またはハロゲン
化テトラ置換アンモニウムであり、この各置換基は独立
にアルキル、アリールまたはアリールアルキル基から選
択され、このアルキル、アリールおよびアリールアルキ
ル基は好ましくは1〜約18個の炭素原子を有する。前記
塩基物質には、水酸化テトラアルキルアンモニウム(例
えば水酸化テトラメチルアンモニウム)、ハロゲン化テ
トラアルキルアンモニウム(例えば塩化テトラブチルア
ンモニウム)、水酸化アリールトリアルキルアンモニウ
ム(例えば水酸化フェニルトリメチルアンモニウム)、
水酸化アリールアルキルトリアルキルアンモニウム(例
えば水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム)、水酸化
アルキル置換ジアンモニウム(例えば水酸化ビス−ジブ
チルエチルヘキサメチレンジアンモニウム)が含まれ
る。相間移動触媒と適当な塩基との他の組合せ、例えば
適当な塩基とアリールアンモニウム塩、クラウンエーテ
ル等の組合せもまた適当な塩基物質に含まれる。アミン
塩基、例えばリチウムビス(トリメチルシリル)アミド
等との組合せもまた適当な塩基物質として含まれる。さ
らに本発明の適当な塩基物質は以上のものの混合物も含
む。塩基として使用するのに好ましい物質は水酸化テト
ラメチルアンモニウムまたは水酸化テトラブチルアンモ
ニウムのような水酸化テトラアルキルアンモニウムであ
る。
好ましくは、塩基をアミドに加えて混合物とし、その
後ニトロベンゼンと合せる。または、アミドとニトロベ
ンゼンとを合せた後に塩基を加えてもよい。原料の添加
は添加表面の上部に行っても下部に行ってもよい。
本発明で使用する塩基の量は適当な塩基の当量とアミ
ドの当量との比によって都合よく示すことができる。塩
基の当量とアミドの当量との比は一般に、約1:1〜約10:
1であり、好ましくは約1:1〜約4:1であり、最も好まし
くは約1:1〜約2:1である。
反応は広い範囲で変え得る適当な温度で行う。例え
ば、この温度は約15℃〜約100℃のように約5℃〜約150
℃の範囲であり、好ましくは約25℃〜約90℃である。本
発明の反応を行うのに最も好ましい温度は約60℃〜約80
℃である。
反応中に存在するプロトン性物質の量の調整は重要で
ある。本発明に使用するプロトン性物質の量は、アミド
とニトロベンゼンとの反応の開始時に存在する塩基の量
に対するモル比によって都合よく示すことができる。プ
ロトン性物質と塩基とのモル比は一般に約5:1未満、好
ましくは約4:1未満、より好ましくは約3:1未満、最も好
ましくは約1:1未満である。このように、本反応は無水
条件下で行い得る。本明細書中で使用するプロトン性物
質の「調整量」という用語はアミドとニトロベンゼンと
の反応を阻害する量を超えない量である。反応中に存在
するプロトン性物質の量の上限は、溶媒によって変わ
る。加えて、プロトン性物質の許容量はいろいろな溶媒
系において使用される塩基の種類、塩基の量および塩基
カチオンによって変わる。しかしながら、本発明の教示
に従って、特定の溶媒、塩基の種類と量、塩基カチオン
等にあったプロトン性物質量の特定の上限を決定するの
は当業者が適宜なし得るところである。所望の生成物の
選択性を保持するのに必要なプロトン性物質の最低量も
使用する溶媒、塩基の種類と量、塩基カチオン等に依存
するが、これもまた、当業者が決定し得るものである。
反応中に存在するプロトン性物質の量が重要であると
はいえども、存在するプロトン性物質の量をできるだけ
減らして、反応の後で(back to the reaction)所望の
量加えることも可能である。後で添加するのに使用でき
るプロトン性物質は当業者には公知であり、水、メタノ
ール等およびこれらの混合物を含むがこれらに限定され
るものではない。プロトン性物質の量を測定する方法お
よびプロトン性物質の量をできるだけ減らす方法は当業
界で公知である。例えば、ある試薬中に存在する水の量
はカールフィッシャー装置を使用して決定することがで
き、蒸留および/または減圧乾燥、P2O5および他の試薬
の存在下の乾燥、例えばキシレン等を用いる共沸蒸留な
らびにそれらの組合せで水の量を減らすことができる。
アミドとニトロベンゼンとの反応の間のプロトン性物
質の量を調整するための1実施態様では、アミドとニト
ロベンゼンとの反応の間存在するように乾燥剤を加え
る。例えば、プロトン性物質が水の場合、アミドおよび
ニトロベンゼンの反応の間存在する水が乾燥剤によって
除去され、ニトロベンゼンのより高い転化率およびp−
ニトロ芳香族アミドのより高い収率が得られる。本明細
書中において乾燥剤とは、アミドとニトロベンゼンとの
反応の間、使用する適当な塩基以外に存在する化合物で
ある。適当な乾燥剤の例には無水硫酸ナトリウム、Unio
n Carbide Corporationから市販されている4A、5A、
および13Xのタイプのモレキュラーシーブス、塩化カル
シウム、水酸化テトラメチルアンモニウム2水化物、KO
H、NaOHのような無水塩基および活性アルミナが含まれ
るが、これらに限定されるものではない。
アミドとニトロベンゼンとの反応の間のプロトン性物
質の量を調整するための別の実施態様では、プロトン性
物質を蒸留によって連続的に反応混合物から除去する。
存在するプロトン性物質が反応混合物中の1つの化合物
と共沸混合物を形成するならば、そのプロトン性物質は
共沸混合物を使用してプロトン性物質の連続共沸蒸留に
よって除去することができる。プロトン性物質の連続除
去によって、アミドとニトロベンゼンとの反応中におい
て使用する塩基をより少なくでき、ニトロベンゼンは非
常に高い率で転化され、p−ニトロ芳香族アミドの収率
が高くなる。
反応は、好気性または嫌気性条件下で行うことができ
る。好気性条件下においては、この反応は、基本的に上
記のように、一般的には空気に晒すことによって酸素に
晒した反応領域で行う。好気性条件下においては、反応
を行う圧力は変えることができ、最良の圧力および圧力
と温度との最良の組合せを当業者は簡単に決定し得る。
例えば、反応は室温において約0psig(0kg/cm2)〜約25
0psig(17.6kg/cm2)の圧力、例えば約14psig(1kg/c
m2)〜約150psig(10.5kg/cm2)で行い得る。嫌気性条
件下において、この反応は周囲圧力または減圧または加
圧下で、例えば窒素またはアルゴンのような不活性ガス
の存在下において行い得る。温度、塩基、溶媒等のよう
な特定の複数の反応パラメーターにあった最良の条件は
本発明の教示に従って当業者が簡単に決定し得る。好気
性条件下にこの反応を行うことが一般に好まれる。なぜ
ならば副生物であるアゾキシベンゼンの形成をなくすこ
とができるからである。
p−ニトロ芳香族アミドおよび/またはその塩はp−
アミノ芳香族アミドに還元することができる。この中性
化合物は水および/または酸を使用して塩から生成させ
得る。または、この塩を還元することができる。本発明
の別の実施態様においてはp−ニトロ芳香族アミンをp
−アミノ芳香族アミンに還元し得る。これらの還元は、
ハイドライド源(例えばナトリウムボロハイドライド)
と炭素に担持されたパラジウムまたは白金触媒との組合
せを使用する還元方法のような多くの公知の還元方法に
いずれを用いても行い得る。好ましくはこの還元は、水
素加圧下、炭素に担持された白金またはパラジウム、ま
たはニッケル等の存在下で水素化を行う接触反応によっ
て行われる。この水素化過程は“Catalytic Hydrogena
tion in Organic Synthesis",P.N.Rylander著,Acade
mic Press,N.Y.,299頁(1979)に詳細に記載されてお
り、この内容は参考として本明細書中に含めるものとす
る。水素化は種々の溶媒中で行い得、この溶媒にはトル
エン、キシレン、アニリン、エタノール、ジメチルスル
ホキシドおよび水ならびにこれらの混合物が含まれるが
これらに限定されない。好ましくは水素化は、炭素に担
持された白金または炭素に担持されたパラジウム触媒を
使用して、例えばエタノール、アニリンまたはジメチル
スルホキシドまたはこれらの混合物あるいはさらに水を
溶媒として含む混合物のような適当な溶媒中で、水素圧
100psig(7kg/cm2)H2〜約340psig(23.9kg/cm2)H
2で、約80℃の温度で行う。
p−ニトロ芳香族アミドおよびp−アミノ芳香族アミ
ドのアミノリシスは、p−ニトロ芳香族アミドまたはp
−アミノ芳香族アミドとアンモニアとを反応させて、そ
れぞれ相当するp−ニトロ芳香族アミンまたはp−アミ
ノ芳香族アミンとアミド出発原料を製造することにより
行い得、アミド出発原料は再利用され得る。例えばJenc
ks,W.P.著,J.Am.Chem.Soc.,Vol.92,3201〜3202頁(197
0)参照。アンモニアはアンモニアまたはアンモニアと
水酸化アンモニウムとの混合物のどちらかとしてこのア
ミノリシス反応に使用し得る。水酸化アンモニウムが存
在するならば、この反応はアミド出発原料に加えて、ア
ミド出発原料に相当する酸を製造する。好ましくは、p
−ニトロ芳香族アミドまたはp−アミノ芳香族アミドと
アンモニアとを溶媒、例えばメタノールの存在下反応さ
せる(実施例9および10参照)。
p−ニトロ芳香族アミドおよびp−アミノ芳香族アミ
ドの加水分解は、p−ニトロ芳香族アミドまたはp−ア
ミノ芳香族アミドと水とを適当な塩基性または酸性触媒
の存在下反応させて、それぞれ相当するp−ニトロ芳香
族アミンまたはp−アミノ芳香族アミンとアミド出発原
料に相当する酸またはその塩を製造することにより行う
ことができる。適当な塩基性触媒はアルカリ金属水酸化
物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属アルコキ
シド、水酸化テトラアルキルアンモニウムおよび水酸化
アンモニウム等ならびにこれらの混合物を含むが、これ
らに限定されるものではない。適当な酸性触媒は硫酸、
塩酸、硝酸およびリン酸等ならびにこれらの混合物を含
むが、これらに限定されるものではない。アミドとニト
ロベンゼンとの反応に使用される選択された適当な塩基
は加水分解反応における塩基性触媒としても使用し得る
ので、塩基性触媒を使用することが一般に好まれてい
る。加水分解反応の温度は一般に約60℃〜約120℃の範
囲であろう。
酸化防止剤またはオゾン亀裂防止剤を製造するための
p−アミノ芳香族アミンの還元的アルキル化はいくつか
のよく知られた方法のいずれかによって行い得る。例え
ばUS4,900,868参照。好ましくは、p−アミノ芳香族ア
ミンおよび適当なケトンまたはアルデヒドとを水素およ
び触媒として炭素に担持された白金の存在下で反応させ
る。好ましいケトンはメチルイソブチルケトン(MIB
K)、アセトン、メチルイソアミルケトンおよび2−オ
クタノンを含むが、これらに限定されるものではない。
p−ニトロ芳香族アミンの還元と還元された原料のアル
キル化は同一の反応容器中でケトンを溶媒として使用し
て行い得ることに注目されたい。例えばUS3,414,616、U
S4,463,191およびBannerjee等,J.Chem.Soc.Chem.Comm.,
18,1275〜76頁(1988)参照。
上述の反応物質および試薬の考えられる等価物とは1
個以上のいろいろな基、例えば−NO2が単に変わっただ
けで上記のものに相当しかつ同じ一般的性質を有する反
応物質および試薬である。加えて、置換基として水素が
意図されているかまたは水素で有り得る場合、ある位置
における水素以外の置換基の正確な化学的性質は全体の
活性および/または合成方法に逆に作用しない限りは重
要ではない。
上記の化学反応は本発明の方法の最も広い適用に基い
て広く開示されている。時には、この反応条件は、開示
した範囲の各反応物質および試薬に対して特に記載した
ように適用できないかもしれない。例えばある適当な塩
基は、他の溶媒中におけるようにはある溶媒中において
可溶性ではないかも知れない。このようなことがおこる
反応物質および試薬は当業者には簡単に認識される。こ
のような全てのケースにおいて、当業界で公知の通常の
変更、例えば、温度および圧力等を適当に調節するこ
と、他の溶媒または他の塩基のような別の慣用の試薬に
変えることおよび反応条件の常套の変更等によってこの
反応をうまく行い得るし、または本明細書中に記載のま
たは通常の別の反応を本発明の方法に適用し得る。全て
の製造法において、全ての出発原料は公知であるかまた
は公知の出発原料から容易に製造し得る。
実施例 原料および方法 アミドおよびニトロベンゼンは試薬グレードであり、
さらに精製することなしに使用した。溶媒はAldrich C
hemicalから購入し、それらは無水グレードであった。
水酸化テトラメチルアンモニウムは5水化物として購入
し、そのまま使用するか、またはデシケーター中で減圧
下P2O5で数日間乾燥させた後使用した。得られた固体の
滴定により、乾燥した固体が2水化物であることが示さ
れた。他に示さない限り、全ての収率は以下の方法に従
ってHPLCで決定した。
HPLC分析法: Vydac 201HS54(4.6×250mm)カラムおよび254nmのU
V検出器を取り付けたWaters 600 series HPLC装置を
全ての反応を追跡するために使用した。全ての分析にお
いて外部標準法を使用した。使用する標準物質の真正試
料は公知文献法で製造した。
実施例1 この実施例は、4′−ニトロベンズアニリドを製造す
るためのベンズアミドとニトロベンゼンとの直接カップ
リングを説明する。
水酸化テトラメチルアンモニウム2水化物(TMA
(H)・2H2O)(1.8g、14.0mmol)、ベンズアミド(1.
2g、9.9mmol)およびキシレン10mlの溶液を窒素下70℃
で攪拌した。水およびキシレンを740mmHg/70℃で減圧蒸
留によって除去した。ニトロベンゼン(1.2g、9.7mmo
l)を滴下し、この溶液を4時間窒素下で攪拌し、その
後アリコートをHPLC分析のために取り出した。4′−ニ
トロベンズアニリドすなわちN−(4−ニトロフェニ
ル)ベンズアミドがベンズアミドに対して98%製造され
た。アゾキシベンゼンもまた、この反応において少量生
成物として検出された。
実施例2 この実施例は、DMSOを反応における共溶媒として使用
する、ベンズアミドとニトロベンゼンとの直接カップリ
ングを説明する。
滴下漏斗およびDean−Stark トラップを取り付けた1
00mlの丸底フラスコにベンズアミド(1.27g、10.4mmo
l)、TMA(H)・5H2O(2.17g、11.9mmol)およびキシ
レン(8.5g)を入れた。キシレンおよび水を減圧蒸留
(20torr)で除去した。反応混合物を70〜80℃に保っ
た。ニトロベンゼン(1.23g、10.0mmol)およびDMSO
(1.28g)の混合物をこの反応に窒素下30分かけて滴下
した。反応物を80℃に保ち、混合物を攪拌した。4時間
後、アリコートを取り出しHPLCで分析した。ベンズアミ
ドに対する収率:4′−ニトロベンズアニリドすなわちN
−(4−ニトロフェニル)ベンズアミド77%、アゾキシ
ベンゼン9%。
実施例3 この実施例は、4′−ニトロベンズアニリドすなわち
N−(4−ニトロフェニル)ベンズアミドの製造におけ
るプロトン性物質の効果を説明する。
滴下漏斗およびDean−Stark トラップを取り付けた1
00mlの丸底フラスコにベンズアミド(1.27g、10.4mmo
l)、TMA(H)・5H2O(2.17g、11.9mmol)およびキシ
レン(8.5g)を入れた。キシレンと水とを共沸混合物と
して減圧蒸留(20torr)によって除去した。反応混合物
を70〜80℃に保った。量の異なる水を反応の後に再び加
えた。水を再添加後、ニトロベンゼン(1.23g、10.0mmo
l)およびDMSO(1.28g)を窒素下30分かけて反応物に滴
下した。この反応物を80℃に保ち、混合物を攪拌した。
4時間後、アリコートを取り出しHPLCで分析した。
実施例4 この実施例は、4′−ニトロベンズアニリド誘導体す
なわちN−(4−ニトロフェニル)ベンズアミド誘導体
を製造するための相当する置換ベンズアミドとニトロベ
ンゼンとのカップリングを説明する。
ニトロベンゼン(5g、40.6mmol)、置換ベンズアミド
(10.0mmol)およびDMSO2mlを含む70℃の溶液にTMA
(H)・2H2O(1.2g、10mmol)を一度に加えた。反応物
を4時間攪拌し、その後HPLC分析のための試料を取り出
した。
実施例5 この実施例は、ベンズアミドとニトロベンゼンとの反
応性カップリングにおける種類の異なる塩基の使用を説
明する。
A.水酸化テトラブチルアンモニウム ベンズアミド(1.2g、10mmol)、水中40%の水酸化テ
トラブチルアンモニウム(6.5ml)およびDMSO1.5mlを3
つ首丸底フラスコに入れた。水を740mmHg/70℃における
真空蒸留で除去した(5ml)。ニトロベンゼン(1.2g、1
0mmol)を反応物に滴下し、混合物を窒素下4時間攪拌
した。アリコートを取り出しHPLCで分析した。ベンズア
ミドに対する収率4′−ニトロベンズアニリドすなわち
N−(4−ニトロフェニル)ベンズアミド35%およびア
ゾキシベンゼン2.5%。
B.カリウムt−ブトキシド: ニトロベンゼン5mlおよびベンズアミド1.2gを含む溶
液に70℃、窒素下でカリウムt−ブトキシド10ml(THF
中1M)を加えた。この溶液を1時間攪拌した。アリコー
トをHPLC分析のために取った。生成物は検出されなかっ
た。この反応物に18−クラウン−6エーテル(2.6g)を
加え、反応物を70℃で窒素下12時間攪拌した。アリコー
トをHPLC分析のために取り出した。ベンズアミドに対す
る収率:4′−ニトロベンズアニリドすなわちN−(4−
ニトロフェニル)ベンズアミド94%およびアゾキシベン
ゼン36%。
塩化テトラブチルアンモニウムを相間移動触媒として
用いて類似の実験を行った。ベンズアミドに対する収
率:4′−ニトロベンズアニリドすなわちN−(4−ニト
ロフェニル)ベンズアミド29%およびアゾキシベンゼン
10%。
C.塩化テトラブチルアンモニウムおよび水酸化カリウム 塩化テトラブチルアンモニウム(2.8g)、水酸化カリ
ウム(1.1g)およびベンズアミド(1.2g)を3つ首丸底
フラスコに入れた。水(10ml)をこの混合物に加え、こ
の溶液を70℃に加熱した。水を740mmHg/70℃で減圧蒸留
によって除去した。ニトロベンゼン(1.2g、10mmol)を
滴下し、この溶液を水を連続除去しながら4時間攪拌し
た。アリコートをHPLC分析のために取り出した。ベンズ
アミドに対する収率:4′−ニトロベンズアニリドすなわ
ちN−(4−ニトロフェニル)ベンズアミド57%および
アゾキシベンゼン1.5%。
18−クラウン−6エーテルを相間移動触媒として用い
て類似の実験を行った。ベンズアミドに対する収率:4′
−ニトロベンズアニリドすなわちN−(4−ニトロフェ
ニル)ベンズアミド26%およびアゾキシベンゼン2.5
%。
D.塩化イソプロピルマグネシウム 塩化イソプロピルマグネシウム(THF中2M)溶液を、
氷浴中のキシレン5ml中ベンズアミド1.2gの懸濁液に窒
素下加えた。添加が完了した後、全ての溶媒を740mmHg/
80℃で乾燥するまで除去した。DMSO(5ml)を加え、次
いでニトロベンゼン(1.2g、10mmol)を滴下した。この
溶液を80℃で4時間、窒素下攪拌した。アリコートをHP
LC分析のために取り出した。ベンズアミドに対する収
率:4′−ニトロベンズアニリドすなわちN−(4−ニト
ロフェニル)ベンズアミド32%およびアゾキシベンゼン
1.3%。
実施例6 この実施例は、ベンズアミドとニトロベンゼンとのい
ろいろな溶媒系でのカップリングを説明する。
典型的な実験において、ニトロベンゼン1.2g、TMA
(H)・2H2O1.8g、ベンズアミド1.2gおよび溶媒10mlを
窒素下70℃において12時間攪拌した。アリコートをHPLC
分析のために取り出した。収率はベンズアミドを基にし
た。
実施例7 この実施例は、4′−ニトロベンズアニリドすなわち
N−(4−ニトロフェニル)ベンズアミドから4′−ア
ミノベンズアニリドすなわちN−(4−アミノフェニ
ル)ベンズアミドへのいろいろな溶媒を用いての水素化
を説明する。
全ての反応を300mlのステンレス製オートクレーブ中
で行った。4−ニトロベンズアニリド(1.0g、4.13mmo
l)および3%Pt/炭素触媒(乾燥重量0.033g)をオート
クレーブに溶媒80mlとともに入れた。この容器に窒素を
パージ後、200psig(14.1kg/cm2)の水素で加圧した。
この溶液を80℃に加熱し、1500rpmで攪拌した。水素の
吸収がすぐに観察された。水素の吸収の終了時をこの反
応の終点とみなした。混合物を冷却し、濾過して試料を
HPLCで分析した。
実施例8 この実施例は、4′−ニトロベンズアニリドすなわち
N−(4−ニトロフェニル)ベンズアミドから4′−ア
ミノベンズアニリドすなわちN−(4−アミノフェニ
ル)ベンズアミドへのいろいろな溶媒を使用しての水素
化を説明する。
全ての反応は300mlのステンレス製オートクレーブ中
で行った。4′−ニトロベンズアニリド(1.21g、5.0mm
ol)およびTMA(H)・2H2O(7.0mmol)を溶媒80ml中で
混合した。この混合物を3%Pt/炭素触媒(乾燥重量0.0
33g)とともにオートクレーブの中に入れた。この反応
容器に窒素をパージし、次いで200psig(14.1kg/cm2
の水素を入れた。この反応物を80℃に加熱し、1500rpm
で攪拌した。水素の吸収がすぐに観察された。水素の吸
収の終了時をこの反応の終点とみなした。混合物を冷却
し、濾過して試料をHPLC分析のために取り出した。
実施例9 この実施例は、4−ニトロアニリンを製造するための
4′−ニトロベンズアニリドすなわちN−(4−ニトロ
フェニル)ベンズアミドのメタノール中でのアミノリシ
スを説明する。
液体アンモニアほぼ10mlを素早く、Parr bomb中の−
50℃の4′−ニトロベンズアニリド100mgおよびメタノ
ール50mlの溶液中に加えた。Parr反応器を120℃/300psi
(21.1kg/cm2)で3日間攪拌した。反応器を−50℃に冷
却した後、圧力を解放し、反応器を開けた。アリコート
をHPLC分析のために取り出した。その結果は4−ニトロ
アニリンおよびベンズアミドの50%の収率を示した。残
りの原料は未反応であった。
実施例10 この実施例は、1,4−フェニレンジアミンを製造する
ための4′−アミノベンズアニリドすなわちN−(4−
アミノフェニル)ベンズアミドのメタノール中でのアミ
ノリシスを説明する。
液体アンモニアほぼ10mlを素早く、Parr bomb中の−
50℃の4′−ニトロベンズアニリド100mgおよびメタノ
ール50mlの溶液中に加えた。Parr反応器を200℃/300psi
(21.1kg/cm2)で3日間攪拌した。反応器を−50℃に冷
却した後、圧力を解放し、反応器を開けた。アリコート
をHPLC分析のために取り出し、真性試料と比較した。HP
LC分析によって、1,4−フェニレンジアミンおよびベン
ズアミドの40%の収量が示された。原料の残りは未反応
であった。
実施例11 この実施例は、脂肪族アミドとニトロベンゼンとの反
応を説明する。
イソブチルアミド0.2gとニトロベンゼン5mlとの溶液
を窒素下80℃に加熱した。水酸化テトラメチルアンモニ
ウム2水化物(1.8g)を一度に加えた。この溶液を1時
間攪拌した。アリコートをHPLC分析のために取り出し
た。イソブチルアミドに対する収率:p−(N−ニトロフ
ェニル)ブチルアミド19%。
実施例12 この実施例は、好気性条件および水の連続除去の下で
の芳香族アミドとニトロベンゼンとの反応における副生
アゾキシベンゼンの消失を説明する。
100mlの3つ首丸底フラスコにベンズアミド10mmol、
水酸化テトラメチルアンモニウム2水化物10mmolおよび
ニトロベンゼン10gを入れた。この溶液の表面下にシリ
ンジを使って空気を吹き込みながらこの溶液を75〜80℃
に加熱した。この空気の一定の流れにより、水およびニ
トロベンゼンを反応物から連続的に除き、これらをドラ
イアイス−アセトントラップで集めた。メタノール/ア
セトニトリル(4:6)溶液10mlを反応終了時に加え、溶
液を均質化させた。秤量したアリコートをHPLC分析に供
した。N−(4−ニトロフェニル)ベンズアミドの収率
を表6に示す。
ベンズアミドを、表6に列記した芳香族アミドに置き
換えてさらに3種の実験を行った。相当するN−(4−
ニトロフェニル)置換ベンズアミドの収率を表6に示
す。
実施例13 この実施例は、好気性条件下において水の連続除去な
しでの芳香族アミドとニトロベンゼンとの反応における
副生アゾキシベンゼンの消失を説明する。
ベンズアミド(10mmol)およびニトロベンゼン10g中
の水酸化テトラメチルアンモニウム10mmolを75〜80℃/5
6〜63psi(3.9〜4.4kg/cm2)酸素下12時間攪拌した。次
いで、メタノール/アセトニトリル(4:6)(10ml)溶
液を加え、溶液を均質化させた。秤量したアリコートを
HPLC分析に供した。4−ニトロベンズアニリドすなわち
N−(4−ニトロフェニル)ベンズアミドの収率20%が
示された。アゾキシベンゼンは検出されなかった。
実施例14 この実施例は、好気性条件下でのベンズアミドとニト
ロベンゼンとの反応によって得られる収率の改善を説明
する。
Dean−Strak トラップおよび気体注入ラインを取り
付けた3つ首丸底フラスコにベンズアミド(0.2mol)、
水酸化テトラメチルアンモニウム2水化物(0.2mol)お
よびニトロベンゼン(100ml)を入れた。反応物の表面
に空気を連続的に流しながらこの反応物を8時間65℃で
攪拌した。水ほぼ5mlおよびニトロベンゼン40mlをDean
−Stark トラップ中に集めた。ニトロベンゼンをさら
に100ml加え、反応物を1晩攪拌した。この間に全部で7
0mlのニトロベンゼンが集められた。この溶液を冷却
し、水を加えると、直ちに4−ニトロベンズアニリドす
なわちN−(4−ニトロフェニル)ベンズアミドの沈殿
が起こった。この溶液を濾過し暗茶色の固体を得た。こ
の固体を温ヘキサンで洗浄し、風乾して4−ニトロベン
ズアニリド43.5g(収率90%)を得た。
実施例15 この実施例は、N−(4−ニトロフェニル)ベンズア
ミドのテトラメチルアンモニウム塩の加水分解による4
−ニトロアニリンの製造を説明する。
ニトロベンゼン10g中の、ベンズアミド10mmolおよび
水酸化テトラメチルアンモニウム2水化物10mmol溶液を
減圧下(絶対圧力40mmHg)、65℃で1時間攪拌した。こ
の間にニトロベンゼンおよび水を反応物から連続的に蒸
留した。反応混合物の逆相HPLCによる分析により、N−
(4−ニトロフェニル)ベンズアミドが99%の収率で製
造されたことが示された。水(50ml)をこの反応混合物
に加え、この溶液をさらに1時間70℃で攪拌した。2相
混合物の有機相を分離し、逆相HPLCで分析した。4−ニ
トロアニリンが添加したベンズアミドに対して90%の収
率で製造された。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 231/12 C07C 231/12 233/66 233/66 233/80 233/80 235/56 235/56 (56)参考文献 特表 平6−508630(JP,A) Tetrahedron Lette rs,(1990)Vol.31,No.22, p.3217−3220 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 231/08 C07C 209/36 C07C 209/50 C07C 211/51 C07C 211/52 C07C 231/12 C07C 233/66 C07C 233/80 C07C 235/56 CA(STN)

Claims (77)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】p−ニトロ芳香族アミドの製造方法であっ
    て、 (a)アミドとニトロベンゼンとを適当な溶媒系の存在
    下接触させ、 (b)アミドとニトロベンゼンとを適当な塩基および調
    整量のプロトン性物質の存在下、適当な温度において制
    限された反応領域において反応させる方法。
  2. 【請求項2】前記アミドが、芳香族アミド、脂肪族アミ
    ド、置換芳香族アミド誘導体、置換脂肪族アミド誘導体
    および式: [式中、R1およびR2は独立に、芳香族基、脂肪族基およ
    び直接結合からなる群から選択され、Aは、 −SO2−、−O−、−S−および直接結合からなる群か
    ら選択される]を有するジアミドからなる群から選択さ
    れる請求項1の方法。
  3. 【請求項3】前記脂肪族アミドおよび前記置換脂肪族ア
    ミド誘導体が式: [式中、nは0または1であり、R3はアルキル、アリー
    ルアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロ
    アルキルおよびシクロアルケニル基からなる群から選択
    され、Xは水素、−NO2、−NH2、アリール基、アルコキ
    シ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COO
    H、および少なくとも1個の−NH2基を含むアルキル、ア
    リール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基か
    らなる群から選択される]で表される請求項2の方法。
  4. 【請求項4】前記脂肪族アミドおよび前記置換脂肪族ア
    ミド誘導体がイソブチルアミド、ウレア、アセトアミド
    およびプロピルアミドからなる群から選択される請求項
    3の方法。
  5. 【請求項5】前記置換芳香族アミド誘導体の置換基がハ
    ロゲン化物、−NO2、−NH2、アルキル基、アルコキシ
    基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COOH、
    および少なくとも1個の−NH2基を含むアルキル、アリ
    ール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基から
    なる群から選択され、ハロゲン化物が塩化物、臭化物お
    よびフッ化物からなる群から選択される請求項2の方
    法。
  6. 【請求項6】前記芳香族アミドおよび前記置換芳香族ア
    ミド誘導体がベンズアミド、4−メチルベンズアミド、
    4−メトキシベンズアミド、4−クロロベンズアミド、
    2−メチルベンズアミド、4−ニトロベンズアミドおよ
    び4−アミノベンズアミドからなる群から選択される請
    求項5の方法。
  7. 【請求項7】前記ジアミドがアジポアミド、シュウ酸ア
    ミド、テレフタル酸アミドおよび4,4′−ビフェニルジ
    カルボキサミドからなる群から選択される請求項2の方
    法。
  8. 【請求項8】前記適当な溶媒系がニトロベンゼン、ジメ
    チルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、N−メチル
    −2−ピロリドン、ピリジン、N−メチルアニリン、ク
    ロロベンゼン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
    ン、水酸化テトラアルキルアンモニウムまたは反応温度
    よりも低い融点を有するアミドおよびこれらの混合物か
    らなる群から選択される溶媒を含む請求項1の方法。
  9. 【請求項9】前記適当な溶媒系がプロトン性溶媒を含む
    請求項8の方法。
  10. 【請求項10】前記プロトン性物質と前記適当な塩基と
    のモル比が5:1より小さく、前記適当な塩基の当量と前
    記アミドの当量との比が1:1〜10:1である請求項1の方
    法。
  11. 【請求項11】前記適当な温度が5℃〜150℃である請
    求項1の方法。
  12. 【請求項12】前記適当な塩基が有機塩基および無機塩
    基からなる群から選択される請求項1の方法。
  13. 【請求項13】前記有機塩基および無機塩基がアルカリ
    金属、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属水酸化物、
    アルカリ金属アルコキシド、塩基源と組合せた相間移動
    触媒、アミン、塩基源と組合せたクラウンエーテル、ア
    ルキルマグネシウムハロゲン化物、およびそれらの混合
    物からなる群から選択される請求項12の方法。
  14. 【請求項14】前記塩基が塩基源と組合せたアリールア
    ンモニウム、アルキルアンモニウム、アリール/アルキ
    ルアンモニウムおよびアルキルジアンモニウム塩からな
    る群から選択される請求項1の方法。
  15. 【請求項15】前記溶媒がニトロベンゼンであり、前記
    塩基が水酸化テトラアルキルアンモニウムである請求項
    1の方法。
  16. 【請求項16】前記溶媒および前記塩基が水酸化テトラ
    アルキルアンモニウムであり、前記温度が前記水酸化テ
    トラアルキルアンモニウムの融点より高い請求項1の方
    法。
  17. 【請求項17】前記アミドとニトロベンゼンとを好気性
    条件下で反応させる請求項1の方法。
  18. 【請求項18】前記アミドとニトロベンゼンとを嫌気性
    条件下で反応させる請求項1の方法。
  19. 【請求項19】ステップ(b)の間にアミドとニトロベ
    ンゼンとの反応の間に存在するプロトン性物質の量を調
    整するために乾燥剤を存在させる請求項1の方法。
  20. 【請求項20】ステップ(b)の間のプロトン性物質の
    量を前記プロトン性物質の連続蒸留によって調整する請
    求項1の方法。
  21. 【請求項21】p−アミノ芳香族アミドの製造方法であ
    って、 (a)アミドとニトロベンゼンとを適当な溶媒系の存在
    下接触させ、 (b)アミドとニトロベンゼンとを適当な塩基および調
    整量のプロトン性物質の存在下、適当な温度において制
    限された反応領域において反応させ、 (c)(b)の反応生成物をp−アミノ芳香族アミドを
    製造する条件下において還元する方法。
  22. 【請求項22】前記アミドが芳香族アミド、脂肪族アミ
    ド、置換芳香族アミド誘導体、置換脂肪族アミド誘導体
    および式: [式中、R1およびR2は独立に芳香族基、脂肪族基および
    直接結合からなる群から選択され、Aは −SO2−、−O−、−S−および直接結合からなる群か
    ら選択される]を有するジアミドからなる群から選択さ
    れる請求項21の方法。
  23. 【請求項23】前記脂肪族アミドおよび前記置換脂肪族
    アミド誘導体が式: [式中、nは0または1であり、R3はアルキル、アリー
    ルアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロ
    アルキルおよびシクロアルケニル基からなる群から選択
    され、Xは水素、−NO2、−NH2、アリール基、アルコキ
    シ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COO
    H、および少なくとも1個の−NH2基を含むアルキル、ア
    リール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基か
    らなる群から選択される]で表される請求項22の方法。
  24. 【請求項24】前記脂肪族アミドおよび前記置換脂肪族
    アミド誘導体がイソブチルアミド、ウレア、アセトアミ
    ドおよびプロピルアミドからなる群から選択される請求
    項23の方法。
  25. 【請求項25】前記置換芳香族アミド誘導体の置換基が
    ハロゲン化物、−NO2、−NH2、アルキル基、アルコキシ
    基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COOH、
    および少なくとも1個の−NH2基を含むアルキル、アリ
    ール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基から
    なる群から選択され、ハロゲン化物が塩化物、臭化物お
    よびフッ化物からなる群から選択される請求項22の方
    法。
  26. 【請求項26】前記芳香族アミドおよび前記置換芳香族
    アミド誘導体がベンズアミド、4−メチルベンズアミ
    ド、4−メトキシベンズアミド、4−クロロベンズアミ
    ド、2−メチルベンズアミド、4−ニトロベンズアミド
    および4−アミノベンズアミドからなる群から選択され
    る請求項25の方法。
  27. 【請求項27】前記ジアミドがアジポアミド、シュウ酸
    アミド、テレフタル酸ジアミドおよび4,4′−ビフェニ
    ルジカルボキサミドからなる群から選択される請求項22
    の方法。
  28. 【請求項28】前記適当な溶媒系がニトロベンゼン、ジ
    メチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、N−メチ
    ル−2−ピロリドン、ピリジン、N−メチルアニリン、
    クロロベンゼン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
    ン、水酸化テトラアルキルアンモニウムまたは反応温度
    よりも低い融点を有するアミドおよびこれらの混合物か
    らなる群から選択される溶媒を含む請求項21の方法。
  29. 【請求項29】前記適当な溶媒系がプロトン性溶媒を含
    む請求項28の方法。
  30. 【請求項30】前記プロトン性物質と前記適当な塩基と
    のモル比が5:1より小さく、前記適当な塩基の当量と前
    記アミドの当量との比が1:1〜10:1である請求項21の方
    法。
  31. 【請求項31】前記適当な温度が5℃〜150℃である請
    求項21の方法。
  32. 【請求項32】前記適当な塩基が有機塩基および無機塩
    基からなる群から選択される請求項21の方法。
  33. 【請求項33】前記有機塩基および無機塩基がアルカリ
    金属、アルアリ金属水素化物、アルカリ金属水酸化物、
    アルカリ金属アルコキシド、塩基源と組合せた相間移動
    触媒、アミン、塩基源と組合せたクラウンエーテル、ア
    ルキルマグネシウムハロゲン化物、およびそれらの混合
    物からなる群から選択される請求項32の方法。
  34. 【請求項34】前記塩基が塩基源と組合せたアリールア
    ンモニウム、アルキルアンモニウム、アリール/アルキ
    ルアンモニウムおよびアルキルジアンモニウム塩からな
    る群から選択される請求項21の方法。
  35. 【請求項35】前記溶媒がニトロベンゼンであり、前記
    塩基が水酸化テトラアルキルアンモニウムである請求項
    21の方法。
  36. 【請求項36】前記溶媒および前記塩基が水酸化テトラ
    アルキルアンモニウムであり、前記温度が前記水酸化テ
    トラアルキルアンモニウムの融点より高い請求項21の方
    法。
  37. 【請求項37】前記アミドとニトロベンゼンとを好気性
    条件下で反応させる請求項21の方法。
  38. 【請求項38】前記アミドとニトロベンゼンとを嫌気性
    条件下で反応させる請求項21の方法。
  39. 【請求項39】ステップ(b)の間にアミドとニトロベ
    ンゼンとの反応の間に存在するプロトン性物質の量を調
    整するために乾燥剤を存在させる請求項21の方法。
  40. 【請求項40】ステップ(b)の間のプロトン性物質の
    量を前記プロトン性物質の連続蒸留によって調整する請
    求項21の方法。
  41. 【請求項41】さらに、(d)相当するp−アミノ芳香
    族アミンおよびアミドを製造する条件下、p−アミノ芳
    香族アミドとアンモニアとを反応させる請求項21の方
    法。
  42. 【請求項42】さらに、(e)p−アミノ芳香族アミン
    を還元的にアルキル化してアルキル化p−アミノ芳香族
    アミンを製造する請求項41の方法。
  43. 【請求項43】前記p−アミノ芳香族アミンを、ケトン
    およびアルデヒドからなる群から選択される化合物を使
    用して還元的にアルキル化する請求項42の方法。
  44. 【請求項44】前記ケトンがアセトン、メチルイソブチ
    ルケトン、メチルイソアミルケトンおよび2−オクタノ
    ンからなる群から選択される請求項43の方法。
  45. 【請求項45】さらに、(d)p−アミノ芳香族アミド
    と水とを適当な塩基性または酸性触媒の存在下、相当す
    るp−アミノ芳香族アミンおよび(a)のアミドに相当
    する酸またはその塩を製造する条件下で反応させる請求
    項21の方法。
  46. 【請求項46】さらに、(e)p−アミノ芳香族アミン
    を還元的にアルキル化してアルキル化p−アミノ芳香族
    アミンを製造する請求項45の方法。
  47. 【請求項47】前記p−アミノ芳香族アミンを、ケトン
    およびアルデヒドからなる群から選択される化合物を使
    用して還元的にアルキル化する請求項46の方法。
  48. 【請求項48】前記ケトンがアセトン、メチルイソブチ
    ルケトン、メチルイソアミルケトンおよび2−オクタノ
    ンからなる群から選択される請求項47の方法。
  49. 【請求項49】p−ニトロ芳香族アミンの製造方法であ
    って、 (a)アミドとニトロベンゼンとを適当な溶媒系の存在
    下接触させ、 (b)アミドとニトロベンゼンとを適当な塩基および調
    整量のプロトン性物質の存在下、適当な温度において制
    限された反応領域において反応させ、 (c)(b)の反応生成物と(i)アンモニアまたは
    (ii)水とを適当な塩基性または酸性触媒の存在下、相
    当するp−ニトロ芳香族アミンおよびアミドまたは相当
    する酸またはその塩を製造する条件下で反応させる方
    法。
  50. 【請求項50】前記アミドが芳香族アミド、脂肪族アミ
    ド、置換芳香族アミド誘導体、置換脂肪族アミド誘導体
    および式: [式中、R1およびR2は独立に芳香族基、脂肪族基および
    直接結合からなる群から選択され、Aは −SO2−、−O−、−S−および直接結合からなる群か
    ら選択される]を有するジアミドからなる群から選択さ
    れる請求項49の方法。
  51. 【請求項51】前記脂肪族アミドおよび前記置換脂肪族
    アミド誘導体が式: [式中、nは0または1であり、R3はアルキル、アリー
    ルアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロ
    アルキルおよびシクロアルケニル基からなる群から選択
    され、Xは水素、−NO2、−NH2、アリール基、アルコキ
    シ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COO
    H、および少なくとも1個の−NH2基を含むアルキル、ア
    リール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基か
    らなる群から選択される]で表される請求項50の方法。
  52. 【請求項52】前記脂肪族アミドおよび前記置換脂肪族
    アミド誘導体がイソブチルアミド、ウレア、アセトアミ
    ドおよびプロピルアミドからなる群から選択される請求
    項51の方法。
  53. 【請求項53】前記置換芳香族アミド誘導体の置換基が
    ハロゲン化物、−NO2、−NH2、アルキル基、アルコキシ
    基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COOH、
    および少なくとも1個の−NH2基を含むアルキル、アリ
    ール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基から
    なる群から選択され、ハロゲン化物が塩化物、臭化物お
    よびフッ化物からなる群から選択される請求項50の方
    法。
  54. 【請求項54】前記芳香族アミドおよび前記置換芳香族
    アミド誘導体がベンズアミド、4−メチルベンズアミ
    ド、4−メトキシベンズアミド、4−クロロベンズアミ
    ド、2−メチルベンズアミド、4−ニトロベンズアミド
    および4−アミノベンズアミドからなる群から選択され
    る請求項53の方法。
  55. 【請求項55】前記ジアミドがアジポアミド、シュウ酸
    アミド、テレフタル酸ジアミドおよび4,4′−ビフェニ
    ルジカルボキサミドからなる群から選択される請求項50
    の方法。
  56. 【請求項56】前記適当な溶媒系がニトロベンゼン、ジ
    メチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、N−メチ
    ル−2−ピロリドン、ピリジン、N−メチルアニリン、
    クロロベンゼン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
    ン、水酸化テトラアルキルアンモニウムまたは反応温度
    よりも低い融点を有するアミドおよびこれらの混合物か
    らなる群から選択される溶媒を含む請求項49の方法。
  57. 【請求項57】前記適当な溶媒系がプロトン性溶媒を含
    む請求項56の方法。
  58. 【請求項58】前記プロトン性物質と前記適当な塩基と
    のモル比が5:1より小さく、前記適当な塩基の当量と前
    記アミドの当量との比が1:1〜10:1である請求項49の方
    法。
  59. 【請求項59】前記適当な温度が5℃〜150℃である請
    求項49の方法。
  60. 【請求項60】前記適当な塩基が有機塩基および無機塩
    基からなる群から選択される請求項49の方法。
  61. 【請求項61】前記有機塩基および無機塩基がアルカリ
    金属、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属水酸化物、
    アルカリ金属アルコキシド、塩基源と組合せた相間移動
    触媒、アミン、塩基源と組合せたクラウンエーテル、ア
    ルキルマグネシウムハロゲン化物、およびそれらの混合
    物からなる群から選択される請求項60の方法。
  62. 【請求項62】前記塩基が塩基源と組合せたアリールア
    ンモニウム、アルキルアンモニウム、アリール/アルキ
    ルアンモニウムおよびアルキルジアンモニウム塩からな
    る群から選択される請求項49の方法。
  63. 【請求項63】前記溶媒がニトロベンゼンであり、前記
    塩基が水酸化テトラアルキルアンモニウムである請求項
    49の方法。
  64. 【請求項64】前記溶媒および前記塩基が水酸化テトラ
    アルキルアンモニウムであり、前記温度が前記水酸化テ
    トラアルキルアンモニウムの融点より高い請求項49の方
    法。
  65. 【請求項65】前記アミドとニトロベンゼンとを好気性
    条件下で反応させる請求項49の方法。
  66. 【請求項66】前記アミドとニトロベンゼンとを嫌気性
    条件下で反応させる請求項49の方法。
  67. 【請求項67】ステップ(b)の間にアミドとニトロベ
    ンゼンとの反応の間に存在するプロトン性物質の量を調
    整するために乾燥剤を存在させる請求項49の方法。
  68. 【請求項68】ステップ(b)の間のプロトン性物質の
    量を前記プロトン性物質の連続蒸留によって調整する請
    求項49の方法。
  69. 【請求項69】さらに、(d)相当するp−アミノ芳香
    族アミンを製造する条件下でp−ニトロ芳香族アミンを
    還元する請求項49の方法。
  70. 【請求項70】さらに、(e)p−アミノ芳香族アミン
    を還元的にアルキル化してアルキル化p−アミノ芳香族
    アミンを製造する請求項69の方法。
  71. 【請求項71】前記p−アミノ芳香族アミンを、ケトン
    およびアルデヒドからなる群から選択される化合物を使
    用して還元的にアルキル化する請求項70の方法。
  72. 【請求項72】前記ケトンがアセトン、メチルイソブチ
    ルケトン、メチルイソアミルケトンおよび2−オクタノ
    ンからなる群から選択される請求項71の方法。
  73. 【請求項73】さらに、(d)p−ニトロ芳香族アミン
    を還元的にアルキル化してアルキル化p−アミノ芳香族
    アミンを製造する請求項49の方法。
  74. 【請求項74】前記p−ニトロ芳香族アミンを、ケトン
    およびアルデヒドからなる群から選択される化合物を使
    用して還元的にアルキル化する請求項73の方法。
  75. 【請求項75】前記ケトンがアセトン、メチルイソブチ
    ルケトン、メチルイソアミルケトンおよび2−オクタノ
    ンからなる群から選択される請求項74の方法。
  76. 【請求項76】(a)アミドとニトロベンゼンとを適当
    な溶媒系の存在下接触させ、 (b)アミドとニトロベンゼンとを適当な塩基および調
    整量のプロトン性物質の存在下、適当な温度において制
    限された反応領域中において反応させ、 (c)(b)の反応生成物とアンモニアとを相当するp
    −ニトロ芳香族アミンおよびアミドを製造する条件下に
    おいて反応させる請求項49の方法。
  77. 【請求項77】(a)アミドとニトロベンゼンとを適当
    な溶媒系の存在下において接触させ、 (b)アミドとニトロベンゼンとを適当な塩基および調
    整量のプロトン性物質の存在下、適当な温度において制
    限された反応領域において反応させ、 (c)(b)の反応生成物と水とを適当な塩基性または
    酸性触媒の存在下、相当するp−ニトロ芳香族アミンお
    よび(a)の前記アミドに相当する酸またはその塩を製
    造する条件下において反応させる請求項49の方法。
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