JP3339151B2 - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物

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JP3339151B2
JP3339151B2 JP33024393A JP33024393A JP3339151B2 JP 3339151 B2 JP3339151 B2 JP 3339151B2 JP 33024393 A JP33024393 A JP 33024393A JP 33024393 A JP33024393 A JP 33024393A JP 3339151 B2 JP3339151 B2 JP 3339151B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れた耐熱性を有する熱
可塑性エラストマー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】主鎖がガラス転移温度が10℃以下のポ
リマーであり、側鎖が流動温度が100℃以上の芳香族
オリゴマーである熱可塑性グラフト共重合体(以下、単
にグラフト共重合体ということがある。)は、優れた耐
熱性を有する熱可塑性エラストマーであるが、さらに引
張強度の向上および成形時の流動性の向上が望まれてい
た。また、この熱可塑性グラフト共重合体は非常に柔ら
かいという特徴を備えているが、用途によってはより高
い硬度のものが求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱可
塑性エラストマーの耐熱性を保持しながら、引張強度お
よび成形時の流動性が向上し、より高い硬度の熱可塑性
エラストマー組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情をみて、
本発明者らは鋭意研究の結果該熱可塑性グラフト共重合
体100重量部と1〜40重量部のメタクリル酸エステ
ルを主たる構成単位とする共重合体またはポリメタクリ
ル酸エステルを含有する樹脂組成物が引張強度に優れた
熱可塑性エラストマーとなり、更にこのメタクリル酸系
樹脂の添加量を調節することにより硬度をより高めるこ
とが可能であることを見い出し本発明を完成させるに至
った。すなわち、本発明は次に記す発明からなる。 〔1〕主鎖となるガラス転移温度10℃以下のポリマー
に、側鎖となる下記で定義された流動温度が100℃以
上の芳香族オリゴマーを反応させて得られる熱可塑性グ
ラフト共重合体100重量部とメタクリル酸エステルを
主たる構成単位とする共重合体またはポリメタクリル酸
エステル1〜40重量部とを含有する熱可塑性エラスト
マー組成物。 流動温度:4℃/分の昇温速度で加熱溶融し100kg
/cm2 の荷重において内径1mm、長さ10mmのノ
ズルより押出す方法により測定した見掛けの溶融粘度が
48000ポイズを示す温度。
【0005】本発明で用いられるグラフト共重合体を構
成する主鎖(幹ポリマー)としては、そのガラス転移温
度(以下Tgと略すことがある。)が10℃以下、好ま
しくは0℃以下、特に好ましくは−10℃以下である。
このガラス転移温度とは示差走査熱量計(DSC)にお
いて10℃/分の昇温速度で吸熱が観測される二次転移
点である。該主鎖(幹ポリマー)のガラス転移温度が1
0℃を越えると常温以上の使用温度範囲において本発明
の熱可塑性エラストマー組成物がゴム弾性を示さなくな
るため好ましくない。
【0006】本発明で用いられるグラフト共重合体を構
成する、Tgが10℃以下の主鎖(幹ポリマー)として
は、アクリル酸エステル重合体、ポリブタジエン、ポリ
イソプレン、ポリクロロプレン、クロルスルホン化ポリ
エチレンなどのホモポリマー;スチレン・ブタジエン共
重合体およびその水添物、スチレン・イソプレン共重合
体およびその水添物、エチレン・プロピレン共重合体、
エチレン・プロピレン・ジエン共重合体、アクリロニト
リル・ブタジエン共重合体およびその水添物、エチレン
・アクリル酸エステル共重合体などのランダム共重合
体;ポリオルガノシロキサンおよびポリフォスファーゼ
ン等が挙げられる。さらに、上述したホモポリマー、ラ
ンダム共重合体などを構成するモノマーと共重合可能な
不飽和二重結合を有するモノマーとの共重合体も用いる
ことができる。ただし、いずれの共重合体においてもT
gが10℃以下となるように共重合組成を制御しなけれ
ばならない。
【0007】本発明で用いられるグラフト共重合体を構
成する側鎖の芳香族オリゴマーは流動温度が100℃以
上、好ましくは150℃以上、さらに好ましくは170
℃以上の芳香族オリゴマーである。さらに該芳香族オリ
ゴマーの流動温度は400℃以下、好ましくは350℃
以下、さらに好ましくは300℃以下がよい。
【0008】該芳香族オリゴマーの流動温度が100℃
より低いときには、得られる熱可塑性エラストマー組成
物においてゴム弾性を示す温度範囲が狭くなる、すなわ
ち該熱可塑性エラストマー組成物の耐熱性が十分でなく
なるので好ましくない。
【0009】本発明で用いられるグラフト共重合体を構
成する、流動温度が100℃以上の芳香族オリゴマーと
は主骨格にベンゼン環を有するオリゴマーであり、好ま
しくは一般式化1で表される構造単位を50重量%以
上、好ましくは60重量%以上含むオリゴマーである。
【化1】 (式中、XはO,Sから選ばれ、1つのオリゴマー中に
Oを含む構造単位とSを含む構造単位を同時に含んでも
よい。
【0010】Arは一般式化2、化3、化4から選ばれ
る。
【化2】
【化3】
【化4】
【0011】ここでR1 、R2 は炭素数1〜3のアルキ
ル基およびフェニル基から選ばれ、R1 、R2 は同一で
も異なった基でもよい。1つのベンゼン環に異なった基
がついてもよい。p、qは0〜2の整数である。)
【0012】該オリゴマーの数平均分子量は300〜1
500の範囲であることが好ましく、さらに好ましくは
400〜1000の範囲である。数平均分子量が300
未満であると該重縮合体が熱分解されやすくなり、また
流動温度が著しく低下し、得られるグラフト共重合体の
耐熱性が低下するため好ましくなく、また数平均分子量
が1500を越えると、流動温度が該オリゴマーの熱分
解温度に近くなり、得られる熱可塑性エラストマー組成
物の成形性が悪くなるため好ましくない。
【0013】なお、主としてヒドロキシアリールカルボ
ン酸重合体からなる該オリゴマーはその融点等の性質を
制御するために、ヒドロキシアルキルカルボン酸、アミ
ノアルキルカルボン酸、アミノアリールカルボン酸等の
単量体が重縮合された構造及び単官能のカルボン酸化合
物、フェノール化合物、及びアミノ化合物が縮合された
構造を含んでよい。
【0014】本発明の熱可塑性エラストマー組成物がゴ
ム弾性を示す理由は、該組成物を構成するグラフト共重
合体の側鎖の芳香族オリゴマーがグラフト共重合体の中
でハードセグメントとして機能して、ミクロドメイン構
造を形成し、物理架橋点となるためと推測される。しか
しながら、この推測は本発明を何ら限定するものではな
い。
【0015】本発明の熱可塑性エラストマー組成物を構
成するグラフト共重合体におけるガラス転移温度が10
℃以下のポリマーと流動温度が100℃以上の芳香族オ
リゴマーの比は99/1〜50/50(重量比)、好ま
しくは97/3〜65/35(重量比)である。
【0016】ガラス転移温度が10℃以下のポリマーが
99重量%を越えると得られる熱可塑性エラストマー組
成物が室温以上の温度範囲において、はなはだしく塑性
変形を起こすため好ましくなく、50重量%未満ではゴ
ム弾性を示しにくくなるため好ましくない。
【0017】該グラフト共重合体は単独においても熱可
塑性エラストマーとしての使用が可能であるが、メタク
リル酸エステルを主たる構成単位とする共重合体または
ポリメタクリル酸エステルを該グラフト共重合体とブレ
ンドすることにより熱可塑性エラストマーとしての性質
を損なうことなく引張強度を向上させ硬度を自在に高く
することが可能となった。
【0018】本発明で用いられるポリメタクリル酸エス
テルとしては、具体的には、ポリメタクリル酸メチルな
どが挙げられる。本発明で用いられるメタクリル酸エス
テルを主たる構成単位とする共重合体とは、構成単位と
してメタクリル酸エステル単位を50重量%以上含有す
る共重合体を意味する。メタクリル酸エステル単位の含
有率は、好ましくは70重量%以上更に好ましくは80
重量%以上である。メタクリル酸エステル単位の含有率
が50重量%未満の場合、得られる熱可塑性エラストマ
ー組成物が十分な強度を示さない場合があるため好まし
くない。
【0019】具体的には、本発明で用いられるメタクリ
ル酸エステルを主たる構成単位とする共重合体におい
て、メタクリル酸エステル単位としてはメタクリル酸メ
チル単位が挙げられ、メタクリル酸エステル単位以外の
構成単位として、それと異なるメタクリル酸エステル;
エチレンなどのオレフィン類;ブタジエンなどのジエン
類;アクリロニトリル、酢酸ビニル又は塩化ビニルなど
のビニル化合物;スチレン又はα−メチルスチレンなど
のスチレン誘導体;無水マレイン酸又はその誘導体など
のメタクリル酸エステルと共重合可能なモノマーなどが
挙げられる。また、前記の構成単位からなる三元系の共
重合体、たとえばエチレン・アクリル酸メチル・メタク
リル酸メチルなどを始めとする多元系の共重合体も挙げ
られる。
【0020】本発明におけるメタクリル酸エステルを主
たる構成単位とする共重合体またはポリメタクリル酸エ
ステルの製造法としてはラジカル重合、イオン重合、配
位重合などが挙げられるが、特に限定されるものではな
い。また、メタクリル酸エステルを主たる構成単位とす
る共重合体は、特に上述のランダム共重合体、交互共重
合体である必要はなく、ブロック共重合体、グラフト共
重合体でもよい。
【0021】また、本発明の熱可塑性エラストマー組成
物を構成する熱可塑性グラフト共重合体100重量部に
対するメタクリル酸エステルを主たる構成単位とする共
重合体の割合は1〜40重量部であり、好ましくは1〜
30重量部、更に好ましくは1〜20重量部である。メ
タクリル酸エステルを主たる構成単位とする共重合体の
割合が40重量部より多い場合、得られる熱可塑性エラ
ストマー組成物が良好なゴム弾性を示さなくなるため好
ましくない。また、メタクリル酸エステルを主たる構成
単位とする共重合体の割合が1重量%未満の場合、熱可
塑性エラストマーの引張強度や硬度が充分でない。
【0022】さらに、本発明の熱可塑性エラストマーに
は適宜カーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム、マ
イカ、ケイソウ土、亜鉛華、塩基性炭酸マグネシウム、
ケイ酸アルミニウム、二酸化チタン、タルク、ガラス繊
維、シリカアルミナ繊維等の充填剤、可塑剤、老化防止
剤、着色剤、紫外線吸収剤、難燃剤、耐油性向上剤、ス
コーチ防止剤および粘着付与剤等を任意に配合して用い
ることができる。
【0023】本発明の熱可塑性エラストマー組成物を構
成する熱可塑性グラフト共重合体を製造する方法として
は、ガラス転移温度が10℃以下でかつカルボキシル基
と反応しうる官能基を有する重合体と流動温度が100
℃以上でかつ片末端にカルボキシル基を有する芳香族オ
リゴマーとを反応させる方法が挙げられる。このカルボ
キシル基と反応しうる官能基としては好ましくはエポキ
シ基、イソシアネート基、水酸基、アセトキシ基が挙げ
られる。特に好ましくはエポキシ基が挙げられる。
【0024】上記エポキシ基を含有する重合体として
は、メチルアクリレート・グリシジルメタクリレート共
重合体、エチルアクリレート・グリシジルメタクリレー
ト共重合体、プロピルアクリレート・グリシジルメタク
リレート共重合体、ブチルアクリレート・グリシジルメ
タクリレート共重合体、ヘキシルアクリレート・グリシ
ジルメタクリレート共重合体、ドデシルアクリレート・
グリシジルメタクリレート共重合体等が挙げられる。
【0025】さらに、メチルアクリレート・グリシジル
スチレン共重合体、エチルアクリレート・グリシジルス
チレン共重合体、プロピルアクリレート・グリシジルス
チレン共重合体、ブチルアクリレート・グリシジルスチ
レン共重合体、ヘキシルアクリレート・グリシジルスチ
レン共重合体、ドデシルアクリレート・グリシジルスチ
レン共重合体等が挙げられる。
【0026】さらに、メチルアクリレート・N−〔4−
(2,3−エポキシプロポキシ)−3,5ジメチルベ
ンジル〕アクリルアミド共重合体、エチルアクリレート
・N−〔4−(2,3−エポキシプロポキシ)−3,5
ジメチルベンジル〕アクリルアミド共重合体、プロピ
ルアクリレート・N−〔4−(2,3−エポキシプロポ
キシ)−3,5ジメチルベンジル〕アクリルアミド共
重合体、ブチルアクリレート・N−〔4−(2,3−エ
ポキシプロポキシ)−3,5ジメチルベンジル〕アク
リルアミド共重合体、ヘキシルアクリレート・N−〔4
−(2,3−エポキシプロポキシ)−3,5ジメチル
ベンジル〕アクリルアミド共重合体、ドデシルアクリレ
ート・N−〔4−(2,3−エポキシプロポキシ)−
3,5ジメチルベンジル〕アクリルアミド共重合体等
が挙げられる。
【0027】さらに、アクリロニトリル・ブタジエン・
グリシジルメタクリレート共重合体、アクリロニトリル
・ブタジエン・グリシジルスチレン共重合体、アクリロ
ニトリル・ブタジエン・N−〔4−(2,3−エポキシ
プロポキシ)−3,5ジメチルベンジル〕アクリルア
ミド共重合体等が挙げられる。
【0028】さらに、エチレン・酢酸ビニル・グリシジ
ルメタクリレート共重合体、エチレン・酢酸ビニル・グ
リシジルスチレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル・N
−〔4−(2,3−エポキシプロポキシ)−3,5
メチルベンジル〕アクリルアミド共重合体等が挙げられ
る。
【0029】さらに、エチレン・メチルアクリレート・
グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン・エチル
アクリレート・グリシジルメタクリレート共重合体、エ
チレン・プロピルアクリレート・グリシジルメタクリレ
ート共重合体、エチレン・ブチルアクリレート・グリシ
ジルメタクリレート共重合体、エチレン・ヘキシルアク
リレート・グリシジルメタクリレート共重合体、エチレ
ン・ドデシルアクリレート・グリシジルメタクリレート
共重合体等が挙げられる。
【0030】さらに、エチレン・メチルアクリレート・
グリシジルスチレン共重合体、エチレン・エチルアクリ
レート・グリシジルスチレン共重合体、エチレン・プロ
ピルアクリレート・グリシジルスチレン共重合体、エチ
レン・ブチルアクリレート・グリシジルスチレン共重合
体、エチレン・ヘキシルアクリレート・グリシジルスチ
レン共重合体、エチレン・ドデシルアクリレート・グリ
シジルスチレン共重合体等が挙げられる。
【0031】さらに、エチレン・メチルアクリレート・
N−〔4−(2,3−エポキシプロポキシ)−3,5
ジメチルベンジル〕アクリルアミド共重合体、エチレン
・エチルアクリレート・N−〔4−(2,3−エポキシ
プロポキシ)−3,5ジメチルベンジル〕アクリルア
ミド共重合体、エチレン・プロピルアクリレート・N−
〔4−(2,3−エポキシプロポキシ)−3,5ジメ
チルベンジル〕アクリルアミド共重合体、エチレン・ブ
チルアクリレート・N−〔4−(2,3−エポキシプロ
ポキシ)−3,5ジメチルベンジル〕アクリルアミド
共重合体、エチレン・ヘキシルアクリレート・N−〔4
−(2,3−エポキシプロポキシ)−3,5ジメチル
ベンジル〕アクリルアミド共重合体、エチレン・ドデシ
ルアクリレート・N−〔4−(2,3−エポキシプロポ
キシ)−3,5ジメチルベンジル〕アクリルアミド共
重合体等が挙げられる。
【0032】さらに、スチレン・ブタジエン・グリシジ
ルメタクリレート共重合体、スチレン・ブタジエン・グ
リシジルスチレン共重合体、スチレン・ブタジエン・N
−〔4−(2,3−エポキシプロポキシ)−3,5
メチルベンジル〕アクリルアミド共重合体等の各種共重
合体が挙げられる。これら各種共重合体は通常よく知ら
れたラジカル重合により得ることができる。
【0033】本発明に使用の、流動温度が100℃以
上、好ましくは150℃以上で、かつ片末端にカルボキ
シル基を有する芳香族オリゴマーは好ましくは下記一般
式化5で表されるものである。
【化5】
【0034】(式中、XはO、Sから選ばれ、1つのオ
リゴマー中にOを含む構造単位とSを含む構造単位を同
時に含んでもよい。nは数平均で2〜10である。
【0035】R10は炭素数5以上のアルキル基または炭
素数6以上のアリール基もしくはアラルキル基である。
Arは一般式化6、化7、化8から選ばれる。
【化6】
【化7】
【化8】
【0036】ここでR1 、R2 は炭素数1〜3のアルキ
ル基およびフェニル基から選ばれ、R1 とR2 は同一で
も異なった基でもよい。同一のベンゼン環に異なった置
換基がついてもよい。p、qは0〜2の整数である。)
【0037】また上記オリゴマーには炭素数2〜6のヒ
ドロキシカルボン酸を共重合して用いることも可能であ
る。上に示した片末端にカルボキシル基を有する芳香族
オリゴマーの数平均分子量は300〜1500の範囲で
あることが好ましく、R10、R1 、R2 、Arの選択種
により、数平均重合度は2〜10、好ましくは3〜8、
さらに好ましくは4〜7である。
【0038】主としてヒドロキシアリールカルボン酸重
合体は、ヒドロキシアリールカルボン酸、および場合に
よってはそれと少量の共重合可能なモノマー、例えば炭
素数2〜6のヒドロキシアルキルカルボン酸、アミノア
ルキルカルボン酸、アミノアリールカルボン酸、単官能
のフェノール化合物、カルボン酸化合物、アミノ化合物
等を原料として重縮合体を生成する方法であればどんな
方法でもよいが、次の方法により製造することが好まし
い。
【0039】即ち、ヒドロキシアリールカルボン酸に無
水酢酸、アセチルクロライド等のアセチル化剤を添加、
加熱、攪拌することによりアセトキシアリールカルボン
酸を得る。上記反応において無水酢酸でヒドロキシアリ
ールカルボン酸等をアセチル化する場合、その反応は1
00℃以上で15分以上行うことにより、またアセチル
クロライドによる反応においては室温以上で30分以上
行うことによりアセチル化が達成される。いずれの反応
においても無水酢酸、アセチルクロライドは反応させる
べき水酸基モル数に対して過剰に、好ましくは1.1倍
程度加えることが好ましい。アセチル化が終了した後、
系内を昇温、攪拌しながら脱酢酸することにより重縮合
反応を進行させる。系内の温度は好ましくは200℃以
上にする必要がある。数平均分子量は留去する酢酸の量
により制御可能であり、目的とする重合度に制御するた
めには、仕込んだヒドロキシアリールカルボン酸等のモ
ノマーの量と留去すべき酢酸量を計算することが必要で
ある。なお、メルカプトアリールカルボン酸を含む芳香
族オリゴマーも前記に準じて製造できる。
【0040】また得られた芳香族オリゴマーはその熱安
定性を向上させる目的からメタノール、エタノール、ア
セトン、テトラヒドロフラン、N−メチルピロリドン、
クロロホルム、ピリジン等の溶媒で洗浄し、モノマー、
ダイマーを除去することが望ましい。
【0041】片末端にカルボキシル基を有する芳香族オ
リゴマーは、炭素数5以上、好ましくは5〜20のアル
キル基または炭素数6以上、好ましくは6〜15のアリ
ール基を有するモノカルボン酸とヒドロキシアリールカ
ルボン酸と必要に応じ炭素数2〜6のヒドロキシカルボ
ン酸の混合物を、先に述べた、主としてヒドロキシアリ
ールカルボン酸重合体の製造方法と同様にして、無水酢
酸もしくはアセチルクロライドによりアセチル化した
後、脱酢酸することにより、重縮合体を得ることができ
る。この反応ではモノカルボン酸とヒドロキシカルボン
酸のモル比により数平均分子量が決定される。
【0042】また、得られた片末端にカルボキシル基を
有するオリゴマーは先に述べたことと同様にメタノー
ル、エタノール、アセトン、テトラヒドロフラン、N−
メチルピロリドン、クロロホルム、ピリジン等の溶媒で
洗浄することが好ましい。
【0043】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、
Tgが10℃以下でかつカルボキシル基と反応しうる官
能基を有する重合体と、流動温度が100℃以上でかつ
片末端にカルボキシル基を有する芳香族オリゴマーを反
応させることによりグラフト共重合体を得た後、該グラ
フト共重合体とメタクリル酸エステルを主たる構成単位
とする共重合体とを混合することにより、またはTgが
10℃以下でかつカルボキシル基と反応しうる官能基を
有する重合体とメタクリル酸エステルを主たる構成単位
とする共重合体とを混合した後に該混合物と流動温度が
100℃以上でかつ片末端にカルボキシル基を有する芳
香族オリゴマーを反応させることにより、またはTgが
10℃以下でかつカルボキシル基は反応しうる官能基を
有する重合体と流動温度が100℃以上でかつ片末端に
カルボキシル基を有する芳香族オリゴマーとメタクリル
酸エステルを主たる構成単位とする共重合体を一括で混
合反応させることにより得ることができる。反応および
/または混合方法は特に限定されるものではないが、好
ましくは溶融混練により反応および/または混合させる
方法が挙げられる。
【0044】この溶融混練は、混練時に系内に存在する
ポリマーの溶融温度(芳香族オリゴマーでは流動温度、
メタクリル酸エステルを主たる構成単位とする共重合体
であればガラス転移温度)のうち高い方の溶融温度以上
で通常の混練機を用いて行うことができる。混練機とし
ては、バンバリーミキサー、一軸押出機、二軸押出機、
ロール、ニーダー等の高温で高剪断力をかけられるもの
であればどのような装置を用いてもかまわない。
【0045】反応もしくは混合温度は混練時に系内に存
在するポリマー種のうち最も高い溶融温度を示す温度以
上であり、また系内に存在するポリマー種のうち最も低
い熱分解温度を示す温度以下であることが好ましい。反
応もしくは混合温度が混練時に系内に存在するポリマー
種のうち最も高い溶融温度を示す温度未満では例えば芳
香族オリゴマーのカルボキシル基とTgが10℃以下の
ポリマーが反応しない、もしくはメタクリル酸エステル
を主たる構成単位とする共重合体が十分混合されないの
で好ましくなく、また反応もしくは混合温度が混練時に
系内に存在するポリマー種のうち最も低い熱分解温度を
示す温度を越えると、混練中に該ポリマーの分解が進み
悪影響を及ぼすため好ましくない。
【0046】Tgが10℃以下でかつカルボキシル基と
反応しうる官能基を有する重合体と流動温度が100℃
以上でかつ片末端にカルボキシル基を有する芳香族オリ
ゴマーを反応させる、すなわちグラフト化を促進するた
めには上記温度範囲内で温度が高い方が好ましく、また
反応時間が長い方が好ましく、また剪断力は大きい方が
好ましい。
【0047】さらに、グラフト化を促進させるにあたっ
てはトリフェニルホスフィン、トリパラトリルホスフィ
ン、トリメタルトリルホスフィン、トリオルトトリルホ
スフィン、トリ−2,6−ジメトキシフェニルホスフィ
ン等のホスフィン系触媒、あるいは2−フェニルイミダ
ゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2,4−ジアミ
ノ−6−〔2’−ウンデシルイミダゾリル−(1’)〕
−エチル−Sトリアジン、1,8−ジアザビシクロ
(5,4,0)ウンデセン−7等のアミン系触媒を用い
ることが好ましい。
【0048】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、各物性の測定条件は次の通りである。
【0049】圧縮永久歪試験:東洋精機製作所製定歪圧
縮試験器を用い、JIS K−6301に準じて、10
0℃、22hrで測定を行った。
【0050】流動温度:(株)島津製作所製高化式フロ
ーテスターCFT−500を用い4℃/分の昇温速度
で、加熱溶融し100kg/cm2 の荷重において内径
1mm長さ10mmのノズルより押し出した時に該溶融
粘度が48000ポイズを示す温度を流動温度とした。 メルトインデックス(以下MIと略すことがある。):
(株)東洋精機製作所メルトインデクサーにより測定し
た。
【0051】引張試験:東洋ボールドウィン社製引張試
験機テンシロンEM−500型を用い、JIS K−6
301に準じて測定を行った。
【0052】ショアーA硬度:東洋精機製作所製 ショ
アー硬度計を用い、ASTM D−2240に準じ、測
定を行った。サンプルの厚みは4.2mmであり、イン
ターバルは15秒で行った。
【0053】実施例1 特開昭61−127709号公報の実施例5に記載の方
法に準じて、エチレン・メチルアクリレート・グリシジ
ルメタクリレート三元共重合体(エチレン/メチルアク
リレート/グリシジルメタクリレート=35/63/2
(重量比)、190℃、2.16kg荷重下でのMI=
8.7g/10分)を得た。
【0054】このポリマーのガラス転移温度を島津製作
所製スタンドアロン型示差走査熱量計DSC−50型に
て窒素雰囲気下、10℃/分の昇温速度で測定した。得
られた図から常法に従い、吸熱開始温度を接線法により
求めガラス転移温度とした。ガラス転移温度は−33.
7℃であった。またこのポリマーの加熱減量曲線を、島
津製作所製スタンドアロン型熱重量測定装置TGA−5
0にて窒素雰囲気下、10℃/分の昇温速度で測定し
た。この測定により、このポリマーは350℃付近まで
は熱的に安定であることがわかった。
【0055】片末端にカルボキシル基を有する芳香族オ
リゴマーを以下のようにして合成した。洗浄、窒素置換
した50リットル反応槽にパラヒドロキシ安息香酸1
6.56kg(120mol)、安息香酸7.32kg
(60mol)無水酢酸13.46kg(132mo
l)を仕込み、攪拌速度130rpmで15分攪拌し、
系内を均一化した。還流管に冷却水を流し、ジャケット
温度を160℃に昇温した。ジャケット温度を160℃
に保持し、無水酢酸を還流させながら3時間アセチル化
の反応を行った。アセチル化反応終了後、還流管の冷却
水を停止させ、酢酸流出用の冷却器に冷却水を流した。
ジャケット温度を280℃まで昇温し、系より酢酸およ
無水酢酸が留出しなくなるまで280℃で反応を続け
た。280℃への昇温開始から3時間で酢酸等が16.
5kg回収された。この時点で酢酸等の留出が無くなっ
たので、反応槽下部よりオリゴマーを取り出した。以上
の操作はすべて窒素雰囲気下で行った。
【0056】取り出したオリゴマーは粗粉砕機を用いて
粗粉砕した後、バンタムミル(口径1.50mmスクリ
ーン)で微粉砕した。窒素置換した100リットル反応
槽に得られたパウダー7.5kg、アセトン75リット
ルを仕込み、ジャケット温度25℃以下、攪拌速度13
0rpmで攪拌し、1時間洗浄を行った。洗浄後反応槽
下部より洗浄後のスラリーを濾過器に抜き出しオリゴマ
ーを濾別した。得られたウェットケーキをトレーに入
れ、棚式真空乾燥を用いて80℃12時間乾燥を行っ
た。得られたオリゴマーは5.8kgであり収率は77
%であった。この精製オリゴマーの流動温度を測定した
ところ202℃であった。次にこの精製オリゴマーの加
熱減量を先のTGA−50型の装置を用い窒素雰囲気下
にて10℃/分の昇温速度で測定した。これからこの精
製オリゴマーは300℃付近まで安定であることがわか
った。
【0057】次にこの精製したオリゴマーの数平均重合
度を特開平4−11657号公報の実施例に記載された
化学分解法に準じて測定したところ該オリゴマーの数平
均重合度は一般式化でn=4.2であった。
【化9】
【0058】以上述べてきたエチレン・メチルアクリレ
ート・グリシジルメタクリレート三元共重合体および片
末端にカルボキシル基を有する芳香族オリゴマー、トリ
パラトリルホスフィン(北興化学工業社製)、商品名ナ
ウガート445(ユニロイヤル社製)、ポリメタクリル
酸メチル樹脂 商品名スミペックスLG6(住友化学工
業社製)を二軸押出機を用い溶融混練した。以下に詳細
に説明する。二軸押出機としては日本製鋼所製2軸押出
機TEX30−XSST−42BW−4Vを用い、シリ
ンダー温度220℃、スクリュー回軸数200rpmに
て、エチレン・メチルアクリレート・グリシジルメタク
リレート三元共重合体を8.5kg/hrで、また芳香
族オリゴマー/ナウガード445/トリパラトリルホス
フィン=100/10/2の重量比で混合したものを
2.0kg/hrで、更にポリメタクリル酸樹脂を1.
5kg/hrで供給した。二軸押出機による溶融混練に
引き続き、二軸押出機に接続された田辺プラスチック機
械社製PASC−21HS型ペレット製造装置により得
られた組成物のペレット化を行った。得られた組成物の
ペレットは80℃で12時間真空乾燥した後東芝機械社
製射出成形機IS−25 EP−1AによりJISダン
ベル状3号形試験片および70mm×70mm×2mm
(厚み)の平板に成形した。
【0059】組成物の260℃、10kg荷重における
MIを表1に示す。また成形品の引張試験、硬さ試験、
および圧縮永久歪試験の結果も表1に示す。なお、硬さ
試験および圧縮永久歪試験用試験片は成形した平板より
切り抜いて作成した。
【0060】実施例2 ポリメタクリル酸メチル樹脂を3.0kg/hrで供給
した以外はすべて実施例1と同様にして組成物を得た。
実施例1と同様にして射出成形品を得、これより実施例
1と同様に諸物性を測定した。その結果を表1に示す。
【0061】比較例1 ポリメタクリル酸メチル樹脂を供給しなかった以外はす
べて実施例1と同様にして組成物を得た。実施例1と同
様にして射出成形品を得、これより実施例1と同様に諸
物性を測定した。その結果を表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【発明の効果】本発明の熱可塑性エラストマー組成物
は、ゴム弾性を損なうことなく、大きな引張強度を示
し、また、その硬度を高くすることができる。高温にお
いても良好なゴム弾性体としての挙動を示し、耐熱性の
優れた熱可塑性エラストマーとして極めて有用である。
【0064】従って、オイルクーラーホース、エアーダ
クトホース、パワーステアリングホース、コントロール
ホース、オイルリターンホース、耐熱ホースなどの各種
ホース材、各種のオイルシール、O−リング、パッキ
ン、ガスケットなどのシール材の他各種ダイヤフラム、
ゴム板、ベルト、オイルレベルゲージ、ホースマスキン
グ、遮音材等極めて応用範囲が広く有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−11657(JP,A) 特開 平2−178345(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 51/06 - 53/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主鎖となるガラス転移温度10℃以下のポ
    リマーに、側鎖となる下記で定義された流動温度が10
    0℃以上の芳香族オリゴマーを反応させて得られる熱可
    塑性グラフト共重合体100重量部とメタクリル酸エス
    テルを主たる構成単位とする共重合体またはポリメタク
    リル酸エステル1〜40重量部とを含有することを特徴
    とする熱可塑性エラストマー組成物。流動温度:4℃/
    分の昇温速度で加熱溶融し100kg/cm2 の荷重に
    おいて内径1mm、長さ10mmのノズルより押出す方
    法により測定した見掛けの溶融粘度が48000ポイズ
    を示す温度。
  2. 【請求項2】芳香族オリゴマーが下記一般式化1 【化1】 (式中、XはO,Sから選ばれ、1つのオリゴマー中に
    Oを含む構造単位とSを含む構造単位を同時に含んでも
    よい。Arは一般式化2、化3、化4から選ばれる。 【化2】 【化3】 【化4】 (R 1 、R 2 は炭素数1〜3のアルキル基およびフェニ
    ル基から選ばれ、R 1 、R 2 は同一でも異なった基でも
    よい。1つのベンゼン環に異なった基がついてもよい。
    p、qは0〜2の整数である。))で表される構造単位
    を50重量%以上含むことを特徴とする請求項1記載の
    組成物。
  3. 【請求項3】芳香族オリゴマーの数平均分子量が300
    〜1500の範囲であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の組成物。
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