JP3339142B2 - ディスクカートリッジ収納用ケース - Google Patents

ディスクカートリッジ収納用ケース

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JP3339142B2
JP3339142B2 JP27846793A JP27846793A JP3339142B2 JP 3339142 B2 JP3339142 B2 JP 3339142B2 JP 27846793 A JP27846793 A JP 27846793A JP 27846793 A JP27846793 A JP 27846793A JP 3339142 B2 JP3339142 B2 JP 3339142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音信号や映像信号等
の情報信号の記録を可能とする光ディスク、光磁気ディ
スク或いは磁気フロッピーディスク等の円盤状の情報記
録媒体を回転自在に収納してなるディスクカートリッジ
を個別に収納するためのディスクカートリッジ収納用ケ
ースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク等の情報記録媒体を回
転自在に収納したディスクカートリッジを収納するケー
スとして、いわゆるスリーブケースが提案されている。
すなわち、このスリーブケースは、ポリプロピレンやポ
リエチレンテレフタレート等の合成樹脂材料或いは厚紙
からなるシート材を、一側部に開口部を有する筐体状に
屈曲形成してなり、前記開口部からディスクカートリッ
ジが内部へと挿入されて収納される。このスリーブケー
スは、ディスクカートリッジを収納するのに必要なギリ
ギリの大きさに形成されており、これによって内部に収
納されたディスクカートリッジは、その外側面とスリー
ブケースの内側面との摩擦力によって収納状態が保持さ
れるように構成されている。
【0003】ところで、上述したようにシート材を屈曲
形成してなるスリーブケースにおいては、その厚み寸法
が屈曲が可能な程度の厚みとされるため、スリーブケー
スに充分な剛性を保持することが困難となる。したがっ
て、ディスクカートリッジを収納した状態において、ス
リーブケースに外圧が加えられると、このスリーブケー
スが容易に変形してしまうことがある。その結果、この
スリーブケースに収納されたディスクカートリッジが外
圧の影響を受けて、破損したり変形してしまうといった
虞が生じる。
【0004】また、多数のディスクカートリッジをそれ
ぞれスリーブケースに収納した状態で積み重ねて保管し
た場合、スリーブケースは、これらディスクカートリッ
ジの重量によって容易に変形してしまう。その結果、ス
リーブケースに収納されたディスクカートリッジは、上
述した外圧をうけた場合と同様に、破損したり変形して
しまうといった虞が生じる。
【0005】さらに、スリーブケースに収納されたディ
スクカートリッジは、スリーブケースの内側面との摩擦
力によって収納状態が保持されるため、振動や衝撃等に
よってスリーブケースから脱落し、床面等に落下して破
損するといった事態が生じる虞がある。また、シート材
を屈曲形成してなるスリーブケースにおいては、ディス
クカートリッジの挿脱を行うための開口部を自由な形状
とすることが困難であり、このためディスクカートリッ
ジの挿脱が面倒であったり、困難となるといった問題点
があった。
【0006】かかる問題点を解決するため、図11及び
図12に示すように、天板側となる第1の部材2と底板
側となる第2の部材3とを組み合わせて箱状に構成した
ディスクカートリッジの収納ケース1が提案されてい
る。この収納ケース1を構成する第1の部材2は、比較
的廉価な透明PS樹脂、AS樹脂或いはGPPS樹脂等
の合成樹脂材料によって成形され、天板部2aと、この
天板部2aの前面部を除く両側面部及び背面部とにやや
内側に位置して立設された側面壁部2b(背面部の側面
壁部は図示されていない。)とからなる。側面壁部2b
は、外側面に係合凸部2cが一体に形成されることによ
って断面略L字状を呈している。
【0007】また、第2の部材3は、不透明な合成樹脂
材料によって成形され、前記第1の部材2の天板部2a
と略同一形状の底板部3aと、この底板部3aの前面部
を除く両側面部及び背面部とに立設された側面壁部3b
(背面部の側面壁部は図示されていない。)とからな
る。側面壁部3bは、前記第1の部材2の側面壁部2b
とほぼ同一の高さ寸法を有しており、底板部3aからの
立上り部分には係合凸部2cに対応して係合凹部3cが
周回りに凹設されている。
【0008】以上のように構成された第1の部材2と第
2の部材3とは、両側面部の側面壁部2b、3bに形成
した係合凸部2cと係合凹部3cとを係合させて、例え
ば第1の部材2を第2の部材3に対してスライド操作し
て組み合わすことによって、前面部に光ディスク等を回
転自在に収納したディスクカートリッジ10を挿入する
開口部4が開設された収納ケース1が構成される。な
お、第1の部材2と第2の部材3とは、図示しないが、
例えば両側面部の側面壁部2b、3bに楔状の弾性係合
片と係合凹部とが形成されており、第1の部材2と第2
の部材3とを組み合わせ状態において相対係合すること
によって一体化される。
【0009】このようにして構成された、収納ケース1
は、透明な合成樹脂材料によって成形された第1の部材
2を通して収納されたディスクカートリッジ10を視認
することができ、全体として構造が簡易であるとともに
充分な剛性を有することによって内部に収納したディス
クカートリッジ10が確実に保護される。また、前面部
に設けた開口部4からのディスクカートリッジ10の挿
脱も簡単に行うことができるばかりでなく、第1の部材
2と第2の部材3とをスライド操作することによって極
めて簡単に組み立てることができるといったように種々
の利点を有している。
【0010】また、この収納ケース1を構成するいずれ
か一方の部材の側面側の両側面壁部には、図11に示す
ように、その後方側に位置して取付け部が一体に形成さ
れており、この取付け部に弾性係合部材5が組み付けら
れている。したがって、開口部4から収納ケース1の内
部に収納されたディスクカートリッジ10は、これら弾
性係合部材5によって両側面部を弾持されることによっ
て収納状態にしっかりと保持される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、種々
の利点を有するスライド組み立て構造を採用した収納ケ
ース1ではあるが、これを誤って落下させた場合、図1
3に示すように第1の部材2と第2の部材3とが結合さ
れた背面部B側が下となって床面6等に衝突すると、透
明な第1の部材2の天板部2aには、図14に示すよう
なクラック7が発生したり、天板部2aが破損して収納
ケースとしての機能が損なわれるといった問題点があっ
た。
【0012】すなわち、収納ケース1が開口部4側を下
にして落下された場合にあっては、第1の部材2の天板
部2aは、開口部4部分で材料特性による弾性変形が可
能とされることによって、落下の衝撃力が吸収されて天
板部2aに発生するクラックや破損が防止される。
【0013】これに対して、収納ケース1が背面部B側
から落下した場合であっても、背面部Bは、上述したよ
うに第1の部材2と第3の部材3とが背面部側の側面壁
で互いに結合され剛性の高い剛体構造とされていること
から、開口部4側のように落下衝撃がくわえられた場合
でも弾性変形されない。ところで、第1の部材2の側面
壁部2bは、第2の部材3の側面壁3bと協動してスラ
イド結合部を構成するとともに第2の部材3の側面壁3
bが外側へと開放することを防止するために天板部2a
の側端面よりも0.05mm程度内側に立設されてい
る。したがって、収納ケース1の外周部は、薄板の第1
の部材2の外周端面が突出することになり、落下衝撃に
よって天板部2aに上述したようなクラック7が発生し
たり、破損したりするのである。
【0014】この問題点を解決するため、第1の部材2
を耐衝撃特性を有する、例えば透明なABS樹脂、ポリ
カーボネート樹脂等の合成樹脂材料によって成形するよ
うにしているが、コストアップとなるといった問題点が
あった。また、かかる合成樹脂材料によって第1の部材
2を成形しても上述したクラック7の発生等の問題点を
完全に解消することは困難であった。
【0015】したがって、本発明は、基本的構成は上述
した従来の収納ケースとほぼ同等であってその利点を踏
襲するとともに、耐衝撃特性の向上を図ったディスクカ
ートリッジ収納用ケースを提供することを目的に提案さ
れたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るディスクカ−トリッジ収納用ケースは、天板部
を構成する第1の部材と、底板部の両側面部及び背面部
とに立上り側周壁部を一体に立設した第2の部材とから
なり、第1の部材を第2の部材の前記底板部と対向する
ようにして組み合わせて前方部にディスクカートリッジ
を挿入する開口部を形成してなり、第2の部材を第1の
部材に対して耐衝撃特性が大きい合成樹脂材料によって
形成され、第1の部材は第2の部材に対して少なくとも
奥行き長さが小ならしめて形成されることによって背面
側の端面が第2の部材の側周壁部よりも内側に位置され
ることを特徴とする。
【0017】また、本発明に係るディスクカ−トリッジ
収納用ケースは、第1の部材が第2の部材に対して周回
り形状を小ならしめて形成されることによって外周端面
が第2の部材の側周壁部よりも内側に位置されることを
特徴とし、さらに、第1の部材は、透明な合成樹脂材料
によって成形されることを特徴とする。
【0018】
【作用】以上のように構成された本発明に係るディスク
カートリッジ収納用ケースによれば、天板部を構成する
第1の部材は、底板部とこの底板部の両側面部及び背面
部とに立上り側周壁部を一体に立設した第2の部材に対
して、前記底板部と対向するようにして組み合わせ結合
されることによって、協動して前面部側にディスクカー
トリッジが挿脱される開口部を有するディスクカートリ
ッジ収納用ケースが構成される。この収納ケースは、奥
行きの長さが小ならしめられた第1の部材を第2の部材
に対して底板部と対向するようにして組み合わせ結合す
ることによって、背面部側では、板状に構成される第1
の部材の端面が第2の部材の外周側壁よりも内側に位置
する。
【0019】したがって、この収納ケースを誤って落下
させてしまった場合、床面等に直接衝合する部位は、第
2の部材の外周側壁となる。落下による衝撃は、この第
2の部材の外周側壁が内側へと弾性変形することによっ
て吸収され、第1の部材にクラックが発生したり破損し
たりすることが確実に防止される。勿論、第2の部材の
底板部にもクラックが発生したり破損したりすることは
無い。
【0020】また、本発明に係るディスクカートリッジ
収納用ケースによれば、周回りの構造として、第2の部
材の外周壁部が第1の部材の外周端面よりも外側に突出
しているため、この第2の部材の外周側壁が内側へと弾
性変形することによって落下による衝撃力が吸収され、
第1の部材にクラックが発生したり破損したりすること
が確実に防止される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して詳細に説明する。本発明に係るディスクカートリッ
ジ収納用ケース20(以下収納ケース20と略称す
る。)は、第1の部材となる上ハーフ部材21と第2の
部材となる下ハーフ部材22とからなり、図6に示すよ
うに、内部に光ディスク11を回転自在に収納したディ
スクカートリッジ10を収納する。ここで、収納ケース
20に収納されるディスクカートリッジ10の概略構成
を説明すると、ディスクカートリッジ10は、図6に示
すように、合成樹脂材料によって略方形の浅皿状に成形
した上ハーフ13と下ハーフ14とを組合わせて全体略
矩形の薄い筐体状に構成したカートリッジ本体12を備
え、このカートリッジ本体12内には円盤状をなす情報
記録媒体である前記光ディスク11が回転自在に収納さ
れている。
【0022】下ハーフ14の略中央部には円形の開口部
15が開設されており、この開口部15はディスクカー
トリッジ10を記録再生装置に装着したとき、カ−トリ
ッジ本体12に収納した光ディスク11を駆動する記録
再生装置のディスクテーブルが進入するディスク進入用
の開口部として機能する。このディスク進入用の開口部
15には、カートリッジ本体12に収納された光ディス
ク11のセンタ孔を閉塞して設けられるマグネットクラ
ンプ用の金属板16が外方に臨んで組み付けられてい
る。
【0023】また、上ハーフ13及び下ハーフ14に
は、ディスク収納部に回転自在に収納された光ディスク
11の少なくとも信号領域の一部を内外周に亘って外方
に臨ませる図示しない記録再生開口部が相対向して開設
されている。これら記録再生開口部は、記録再生装置の
ディスクテーブルが進入する前記開口部15に近接する
位置からカートリッジ本体12の前面側に亘ってカート
リッジ本体12の左右方向の略中央に位置して方形に形
成されている。
【0024】カートリッジ本体12の前方部には、前記
記録再生開口部から内部に塵埃等が進入して収納された
光ディスク11に付着することを防止するために、この
記録再生開口部を開放、閉塞するシャッタ部材17がス
ライド自在に組付けられている。このシャッタ部材17
は、薄い金属板によって形成され、前記記録再生開口部
をそれぞれ開放、閉塞するシャッタ部と、これらシャッ
タ部の基端側を連結する連結部及びこの連結部の両側部
にそれぞれ突設された第1のスライドガイド部及び第2
のスライドガイド部とからなり、断面が全体コ字状を呈
して形成されている。シャッタ部材17は、ディスクカ
ートリッジ10を記録再生装置に装着したとき、カート
リッジ本体12の前方側面部に形成したガイド溝にシャ
ッタ開放部材が進入してシャッタ部が記録再生開口部を
閉塞した状態から開放した状態へとスライド動作され
る。
【0025】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ10を、記録再生装置に装着されない未使用時等に
おいて収納保管する収納ケース20は、上述したよう
に、天板側を構成する第1の部材である上ハーフ部材2
1と、底板側を構成する第2の部材である下ハーフ部材
22とから構成されている。上ハーフ部材21は、ディ
スクカートリッジ10の主面部の外形寸法よりもわずか
に大きめの形状の天板部23を有しており、比較的廉価
である透明な合成樹脂材料、例えばPS樹脂、AS樹脂
或いはGPPS樹脂によって成形されている。
【0026】上ハーフ部材21は、図2及び図4に示す
ように、天板部23の下面側の両側面部及び背面部のそ
れぞれの外周端面よりもやや内側に位置して、全体コ字
状を呈するようにして側面壁部24、25及び背面壁部
26とがそれぞれ一体に立設されている。これら側面壁
部24、25及び背面壁部26は、図6に示すように、
前記ディスクカートリッジ10の厚み寸法Tとほぼ等し
い高さ寸法Hを有して形成されている。側面壁部24、
25の後方部分には、高さ方向の切り欠き部24a、2
5aがそれぞれ設けられており、これら切り欠き部24
a、25aを構成する側面壁部24、25の前方縁部分
から後方側に向かって弾性係止部33、33がそれぞれ
一体突設されている。また、側面壁部24、25の外側
面には、天板部23と相対するようにして係合凸部27
A、28Aをそれぞれ一体に形成することによって、天
板部23の張出端部との間に前後方向の係合凹部27、
28が構成されている。また、背面壁部26の外側面に
も、幅方向の略中央部から両側に向かって係合凸部29
Aを一体に形成することによって、天板部23の張出端
部との間に左右方向の係合凹部29が構成されている。
【0027】前記係合凸部27A、28Aは、側面壁部
24、25の前方端部より後方部の切り欠き部24a、
25bに亘ってこれら側面壁部24、25の外側面にそ
れぞれ突設されるとともに、その後端部分はその突出寸
法が次第に小ならしめるように傾斜面が付されている。
これら係合凸部27A、28Aの後端部側に設けた傾斜
面は、後述する上ハーフ部材21と下ハーフ部材22と
をスライド組み合わせる際に結合ガイド作用を奏する。
【0028】側面壁部24、25の外側面には、図2及
び図4に示すように、その前方側であって係合凹部2
7、28中にそれぞれ位置して係止突起30が一体に形
成されている。これら係止突起30は、前記各係合凸部
27A、28Aよりもやや小さい突出量を有し、前方側
の端面が略垂直であるとともに後方側に向かって次第に
突出量が小となる略楔形に形成されている。また、天板
部23の前方縁には、略々円弧状の切り欠き部31が設
けられている。この円弧状の切り欠き部31は、収納ケ
ース20に収納されたディスクカートリッジ10の後端
側部分を外方へと臨ませる。
【0029】上述したように、側面壁部24、25の後
端部から切り欠き部24a、25bに突出された弾性係
止部32は、それぞれ弾性片33と、これら弾性片33
の先端部に一体に形成された断面円弧状の係合部34と
から構成されている。弾性片33は、側面壁部24、2
5の後端部から背面壁部26側に向かって突出形成さ
れ、側面壁部24、25の高さ寸法Hよりもやや小とさ
れた幅寸法に形成されている。また、これら弾性片33
は、それぞれ側面壁部24、25の厚み寸法とほぼ同一
の厚み寸法を有することによって側面壁部24、25と
同一面を構成するとともに、その下側縁部が、基端部か
ら先端側に向かって次第にその幅寸法を小とするように
テーパが付されてようにして突出形成されている。弾性
係止部32の弾性片33を以上のように構成することに
よって、側面壁部24、25の厚み寸法はほぼ均一に構
成され、例えば弾性片33の基端部に対応する外側面部
に成形歪みによって凹部が出現するといった現象が発生
することは無く、また弾性片33の基端部に応力が集中
することも無いので強度が充分に保証される。
【0030】断面略U字状に形成された係合部34は、
それぞれその頂点部が互いに相対するようにして弾性片
33に対して内側へと突出されている。これら係合部3
4の頂点部の対向間隔は、後述する操作によって上ハー
フ部材21と下ハーフ部材22とを組み合わせて構成し
た収納ケース20に収納された上記ディスクカートリッ
ジ10の幅寸法よりもやや小寸法に設定されることによ
って収納されたディスクカートリッジ10の両側面部に
形成したクランピング凹部18、18とそれぞれ相対係
合する。
【0031】下ハーフ部材22は、上記上ハーフ部材2
1の天板部23及びディスクカートリッジ10の主面部
の外形寸法よりもわずかに大きめの形状及び外形寸法の
底板部35を有しており、着色されて不透明であって耐
衝撃特性が良好な合成樹脂材料、例えばABS樹脂、P
C樹脂或いはHiPs樹脂を材料にして成形されてい
る。この下ハーフ部材22は、図2及び図3に示すよう
に、底板部35の上面側の両側面部に側縁から立ち上が
る互いに平行な側面壁部36、37がそれぞれ一体に立
設されるとともに、背面部の後縁には両端部がこれら側
面壁部36、37と連続されて、立ち上がり背面壁部3
8が一体に立設されている。したがって、これら側面壁
部36、37及び背面壁部38は、下ハーフ部材22に
前面部を除いた底板部35の上面側に周回りのコ字状壁
を構成するようにして一体に立設されている。
【0032】側面壁部36、37及び背面壁部38は、
図3に示すように、その高さ寸法Iが前記ディスクカー
トリッジ10の厚み寸法T、換言すれば、上ハーフ部材
21の側面壁部24、25及び背面壁部26の高さ寸法
Hとほぼ同等に形成されている。そして、側面壁部3
6、37の内面には、上記上ハーフ部材21に設けた係
合凸部27A、28Aによって構成された前後方向の係
合凹部27、28の溝形状とほぼ等しい断面形状を有す
る前後方向の係合凸部39、40が形成されている。こ
れら係合凸部39、40によって、側面壁部36、37
の内面には、前後方向の係合凹部39A、40Aが構成
される。また、一方の側面壁部36の外側面には前方端
から後方端に亘って前後方向の係合凸部41が一体に突
設されるとともに他方の側面壁部37の外側面には前後
方向の係合凹部42が前方端から後方端に亘って凹設さ
れている。
【0033】また、側面壁部36、37の後方端部に
は、高さ方向の凹部36A、37Aがそれぞれ形成され
ている。これら凹部36A、37Aは、後述するよう
に、この下ハーフ部材22と上記上ハーフ部材21とを
組み合わせてディスクカートリッジ10を収納する収納
ケース20を構成した状態において、上ハーフ部材21
に設けた切り欠き部24a、25bと対応する位置に設
けられている。そして、これら凹部36A、37Aは、
前記弾性係止部33の弾性片が外側に弾性変形する際の
逃げとして作用する。さらに、側面壁部36、37に
は、その内面の前方部に位置して前記係合凹部39A、
40Aの一部を高さ方向に幅広となすようにして係合溝
43A、43Bが形成されている。
【0034】背面壁部38の内側面には、図2に示すよ
うに、下向きコ字状の係合部44が形成されている。こ
の係合部44によって構成された横長矩形の凹部44A
の開口寸法は、上記上ハーフ部材21の背面壁部26に
形成した係合凸部29Aの外形寸法とほぼ等しく形成さ
れている。また、背面壁部38は、その板厚寸法が上ハ
ーフ部材21の背面壁部26の板厚寸法よりもやや大と
されている。換言すれば、下ハーフ部材22の奥行き寸
法は、上ハーフ部材21の奥行き寸法に対して、背面壁
部26と背面壁部38との板厚寸法の差異t分大ならし
めて形成されている。この上ハーフ部材21の背面壁部
26と下ハーフ部材22の背面壁部38の板厚寸法の差
異分tは、後述する落下衝撃の吸収作用と収納ケース2
0の外観が保持されることを考慮して、0.05mm〜
0.5mmの範囲で設定することが好ましい。勿論、下
ハーフ部材22の背面壁部38は、底板部35或いは側
面壁部36、37に対して板厚寸法が大とされてはいる
が、成形歪み等が生じない範囲の板厚寸法とされてい
る。
【0035】また、下ハーフ部材22の底板部35の前
方縁には、略々円弧状の切り欠き部45が設けられてい
る。この円弧状の切り欠き部45は、上記上ハーフ部材
21の前方縁に設けた切り欠き部31と協動して、この
収納ケース20に収納されたディスクカートリッジ10
の後端側部分を外方へと臨ませる。
【0036】以上のように構成された上ハーフ部材21
と下ハーフ部材22とを組み合わせて結合することによ
って、収納ケース20が完成される。すなわち、上ハー
フ部材21を下ハーフ部材22の前方側に位置させた状
態で、上ハーフ部材21の係合凸部27A、28Aの後
端部を下ハーフ部材22の係合凹部39A、40Aの開
口側に嵌め込んで上ハーフ部材21を下ハーフ部材22
に沿ってスライドするようにして押し込む。上ハーフ部
材21を押し込むにしたがって、その係止突起30が下
ハーフ部材22の係合凹部39A、40Aの開口縁に突
き当たる。上述したように、係止突起30は、その側端
部が傾斜面に形成されていることから、上ハーフ部材2
1をなおも強く押し込むにしたがって下ハーフ部材22
の側面壁部36、37を押し広げて進入する。
【0037】上ハーフ部材21を、背面壁部26が下ハ
ーフ部材22の背面壁部38に突き当たるまで押し込む
ことによって、図5に示すように、上ハーフ部材21の
背面壁部26の外側面側の先端側に係合凸部29Aを突
設することによって上記背面壁部26の基端部側に形成
された係合凹部29に、下ハーフ部材22の背面壁部3
8に設けた係合部44が相対係合する。また、上ハーフ
部材21の係止突起30は、下ハーフ部材22の側面壁
部36、37に設けた係合溝43A、43Bと相対係合
する。これによって、上ハーフ部材21と下ハーフ部材
22とは、それぞれ天板部23と底板部35の両側面部
及び背面部とが互いに接合されるようにして組み合わさ
れ、前方部にはディスクカートリッジ10の断面寸法と
ほぼ等しい開口寸法の開口部Aを有する収納ケース20
が構成される。なお、収納ケース20の両側面部には、
下ハーフ部材22の側面壁部36、37の外側面にそれ
ぞれ設けた係合凸部41及び係合凹部42とが形成され
ているが、隣り合う収納ケースの係合凸部41と係合凹
部42とを相対係合することによって、複数の収納ケー
スを組み合わせることができる。
【0038】以上のようにして上ハーフ部材21と下ハ
ーフ部材22とを組み合わせて構成した収納ケース20
は、両部材の相対応する側面壁部(24、36)、(2
5、37)とが協動して構成した両側壁の背面部側の内
面に、開口部Aから挿入されたディスクカートリッジ1
0を係止する係止手段、すなわち左右一対の弾性係止部
33が位置される。したがって、ディスクカートリッジ
10は、その前面部が収納ケース20の背面部まで挿入
されると、内方へと突出した弾性係止部32の円弧状の
係合部34に突き当たる。上述したように、ディスクカ
ートリッジ10の幅寸法は、内方へと突出した弾性係止
部32の係合部34の対向間隔よりも大きいことから、
このディスクカートリッジ10を押し込むことによっ
て、弾性片33を外側へと弾性変位させながら収納ケー
ス20内へと収納されていく。
【0039】そして、ディスクカートリッジ10の前端
部が収納ケース20の背面壁部に略当接する位置まで挿
入されると、弾性係止部32の係合部34がディスクカ
ートリッジ10のクランピング凹部18に対向位置す
る。そして、ディスクカートリッジ10の側面部によっ
て外側へと弾性変位された弾性片33が、初期状態へと
弾性復帰することから、係合部34とクランピング凹部
18とが相対係合して、ディスクカートリッジ10は弾
性係止部32によって収納ケース20内に係止保持され
る。したがって、衝撃や振動等が加えられた場合にも、
ディスクカートリッジ10が収納ケース20の開口部A
から脱落することは無い。また、収納ケース20に収納
されたディスクカートリッジ10は、透明な合成樹脂材
料によって成形された上ハーフ部材21を通して外部か
ら視認される。
【0040】このようにして収納ケース20に収納され
たディスクカートリッジ10を取り出すには、上ハーフ
部材21及び下ハーフ部材22の前面部側に設けた切り
欠き部31、45によって構成された円弧状の切り欠き
部から、外方側に臨んだディスクカートリッジ10の後
方部分を把持して引っ張り出す。すると、弾性係止部3
2の円弧状の係合部34がクランピング凹部18を構成
する側壁に押圧されることによって、弾性片33は外側
へと弾性変位し、弾性係止部32によるディスクカート
リッジ10の係止状態が解除される。ディスクカートリ
ッジ10をさらに引っ張り出すことにより、係合部34
がディスクカートリッジ10の両側面部へと乗り上が
り、ディスクカートリッジ10の前方部が弾性係止部3
2を通過するまで引き出されることによって、弾性片3
3は初期状態へと弾性復帰する。ディスクカートリッジ
10は、なおも引っ張りだされることによって、収納ケ
ース20から引き出される。
【0041】上ハーフ部材21と下ハーフ部材22とを
組み合わせた収納ケース20は、図1及び図5に示すよ
うに、背面部において下ハーフ部材22側の背面壁部3
8が上ハーフ部材21の背面壁部26との板厚寸法の差
異分tだけ天板部23の外周端面よりも外側に突出して
いる。したがって、この収納ケース20を誤って背面部
側から床面等に落下させてしまった場合は、下ハーフ部
材22側の背面壁部38が床面に衝合する。上述したよ
うに、下ハーフ部材22は耐衝撃特性を有する合成樹脂
を材料にして成形されるとともに、衝撃力や強い力が作
用された場合には背面壁部38が内側へと弾性変形す
る。この下ハーフ部材22の背面壁部38の構成によっ
て、落下による衝撃力が吸収され、下ハーフ部材22の
底板部35にクラックが発生したり底板部35が破損し
たりするといった現象が生じないことは勿論のこと、上
ハーフ部材21も保護されてその天板部23にクラック
の発生或いは破損といった不都合の発生が確実に防止さ
れる。
【0042】上述した実施例収納ケース20は、下ハー
フ部材22側の背面壁部38の板厚寸法を上ハーフ部材
21の背面壁部26の板厚寸法よりも大ならしめて形成
することによって、この収納ケース20の背面部に下ハ
ーフ部材22側の背面壁部38を突出させるようにした
が本発明はかかる構成に限定されるものでは無く、図7
及び図8に示した第2の実施例収納ケース50のように
も展開される。なお、この第2の実施例収納ケース50
の基本的構成は、上述した第1の実施例収納ケース20
とほぼ同様であるため、対応する各部材には同一符号を
付すことによって説明を省略する。この第2の実施例収
納ケース50は、下ハーフ部材51の外形寸法が、上ハ
ーフ部材21の外形寸法よりもやや大とされている構成
について特徴がある。
【0043】すなわち、この下ハーフ部材51も、着色
されて不透明であって耐衝撃特性が良好な合成樹脂材
料、例えばABS樹脂、PC樹脂或いはHiPs樹脂に
よって成形されていて、底板部52の上面側の両側面部
に側縁から立ち上がる互いに平行な側面壁部53、54
がそれぞれ一体に立設されるとともに、背面部の後縁に
は両端部がこれら側面壁部53、54と連続されて、立
ち上がり背面壁部55が一体に立設されている。したが
って、これら側面壁部53、54及び背面壁部55は、
下ハーフ部材51に前面部を除いた底板部52の上面側
に周回りのコ字状壁を構成するようにして一体に立設さ
れている。そして、これら側面壁部53、54及び背面
壁部55は、板厚寸法が上ハーフ部材21の側面壁部2
4、25及び背面壁部26の板厚寸法に対してそれぞれ
s分大に形成されている。この板厚寸法の差異sは、
0.05mm〜0.5mm程度に設定することが好まし
い。
【0044】以上のように構成された下ハーフ部材51
を上ハーフ部材21と組み合わせて構成した収納ケース
50は、図7に示すように、ディスクカートリッジ10
を挿脱する開口部Aが構成された前面部を除く両側面部
及び背面部には、板厚寸法の差異sだけ下ハーフ部材5
1の側面壁部53、54及び背面壁部55の外周面が上
ハーフ部材21の天板部23の外周端面よりも突出して
いる。したがって、この収納ケース50を誤って床面等
に落下させてしまった場合は、耐衝撃特性を有する合成
樹脂を材料にして成形された下ハーフ部材51側の側面
壁部53、54及び背面壁部55が床面に衝合する。こ
の落下による衝撃力は、材料の耐衝撃特性とともに、側
面壁部53、54及び背面壁部55が内側へと弾性変形
することによって吸収される。したがって、収納ハーフ
50の落下姿勢に係わらず、下ハーフ部材51の底板部
52にクラックが発生したり底板部52が破損したりす
るといった現象が生じないことは勿論のこと、上ハーフ
部材21も保護されてその天板部23にクラックの発生
或いは破損といった不都合の発生が確実に防止される。
【0045】また、上述した第1及び第2の実施例収納
ケース20、50は、いずれも上ケース部材21の天板
部23に、両側方部及び背面部のそれぞれの外周端面よ
りもやや内側に位置して、全体コ字状を呈するようにし
て側面壁部24、25及び背面壁部26とをそれぞれ一
体に立設し、これら側面壁部24、25及び背面壁部2
6に形成した係合手段によって下ハーフ部材22、51
との結合を行うように構成したが、本発明は係る結合構
造に限定されるものでは無く、第3の実施例として図9
及び図10に示した収納ケース60のように構成しても
よい。
【0046】この収納ケース60は、上ハーフ部材61
は比較的廉価である透明な合成樹脂材料、例えばPS樹
脂、AS樹脂或いはGPPS樹脂によって全体板状に成
形されている。一方、下ハーフ部材62は、着色されて
不透明であって耐衝撃特性が良好な合成樹脂材料、例え
ばABS樹脂、PC樹脂或いはHiPs樹脂によって成
形されていて、底板部63の上面側の両側面部に側縁か
ら立ち上がる互いに平行な側面壁部64、65がそれぞ
れ一体に立設されるとともに、背面部の後縁には両端部
がこれら側面壁部64、65と連続されて、立ち上がり
背面壁部66が一体に立設されている。上ハーフ部材6
1の外形寸法と下ハーフ部材62の外形寸法とはほぼ等
しい。しかしながら、背面壁部66はやや厚みが大とさ
れることによって、この厚み寸法分、下ハーフ部材62
の奥行き長さが上ハーフ部材61の奥行き長さよりも大
とされている。
【0047】以上のように構成された上ハーフ部材61
と下ハーフ部材62は、上ハーフ部材61を下ハーフ部
材62の底板部63に対向するようにして下ハーフ部材
62の側面壁部64、65及び背面壁部66上に重ね合
わされる。しかる後、上ハーフ部材61と下ハーフ部材
62の側面壁部64、65及び背面壁部66との接合部
分を接着或いは超音波溶着等の方法によって接合固定す
ることによって、前面部側にディスクカートリッジ10
を挿脱する開口部Aが設けられた収納ケース60が構成
される。この収納ケース60は、背面部分に下ケース部
材62の背面壁部66が板厚寸法の差異r分だけ上ハー
フ部材61の外周端面よりも突出している。したがっ
て、この収納ケース60を誤って床面等に落下させてし
まった場合には、耐衝撃特性を有する合成樹脂を材料に
して成形された下ハーフ部材62側の背面壁部66が床
面に衝合する。しかしながら、この落下による衝撃力
は、材料の耐衝撃特性とともに、背面壁部66が内側へ
と弾性変形することによって吸収される。したがって、
下ハーフ部材62の底板部63にクラックが発生したり
底板部63が破損したりするといった現象が生じないこ
とは勿論のこと、上ハーフ部材61も保護されてクラッ
クの発生或いは破損といった不都合の発生が確実に防止
される。
【0048】なお、この収納ケース60の展開例とし
て、背面壁部66ばかりでなく、側面壁部64、65の
板厚寸法をやや大ならしめて形成することによって、開
口部Aを除く外周側面部全体に下ハーフ部材62の側面
壁部64、65と背面壁部66とを上ハーフ部材61の
外周端面より突出して形成してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るディスクカ−トリッジ収納用ケースによれば、耐衝撃
特性を有する合成樹脂材料によって成形した下ハーフ部
材の少なくとも背面壁部の板厚寸法を大ならしめて上ハ
ーフ部材の奥行き寸法に対して下ハーフ部材の奥行き寸
法を大ならしめて構成したことにより、これら上ハーフ
部材と下ハーフ部材とを組み合わせて構成した収納ケー
スを誤って落下させてしまった場合においても、下ハー
フ部材の背面壁部が内側へと弾性変形してこの落下衝撃
力の吸収が図られる。したがって、上ハーフ部材は比較
的廉価な合成樹脂材料によって成形しても、落下衝撃に
よってこの上ハーフ部材にクラックが発生したり破損し
たりして収納ケースとしての機能が損なわれたり、外観
が損なわれるといった不都合の発生が確実に防止される
とともに、収納ケースのコストダウンも図られる。
【0050】また、本発明に係るディスクカ−トリッジ
収納用ケースによれば、耐衝撃特性を有する合成樹脂材
料によって成形した下ハーフ部材の側面壁部及び背面壁
部の板厚寸法を大ならしめて上ハーフ部材の外形寸法に
対して下ハーフ部材の外形寸法を大ならしめて構成した
ことにより、これら上ハーフ部材と下ハーフ部材とを組
み合わせて構成した収納ケースを誤って落下させてしま
った場合においても、下ハーフ部材の側面壁部或いは背
面壁部が内側へと弾性変形してこの落下衝撃力の吸収が
図られ、クラックの発生或いは破損といった不都合をさ
らに確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカ−トリッジ収納用の収
納ケースの平面図である。
【図2】同収納ケースの分解分解斜視図である。
【図3】同収納ケースを構成する下ハーフ部材の上方か
らの斜視図である。
【図4】同収納ケースを構成する上ハーフ部材の下方か
らの斜視図である。
【図5】同収納ケースの背面部側の上ハーフ部材と下ハ
ーフ部材との結合構造を説明する要部縦断面図である。
【図6】同収納ケースに光ディスクを収納したディスク
カートリッジを収納する動作を説明する斜視図である。
【図7】本発明に係るディスクカ−トリッジ収納用の収
納ケースの第2の実施例を示す平面図である。
【図8】同収納ケースの正面図である。
【図9】本発明に係るディスクカ−トリッジ収納用の収
納ケースの第3の実施例を示す分解斜視図である。
【図10】同収納ケースの背面部側の上ハーフ部材と下
ハーフ部材との結合構造を説明する要部縦断面図であ
る。
【図11】従来の収納ケースを示す平面図である。
【図12】同収納ケースの正面図である。
【図13】同収納ケースの落下状態を説明する図であ
る。
【図14】同収納ケースが落下されることによって上ハ
ーフ部材の天板部に発生するクラックの状態を説明する
平面図である。
【符号の説明】
10・・・ディスクカートリッジ 11・・・光ディスク(情報記録媒体) 20・・・収納ケース 21・・・上ハーフ部材(第1の部材) 22・・・下ハーフ部材(第2の部材) 23・・・天板部 24、25・・・側面壁部 26・・・背面壁部 35・・・底板部 36、37・・・側面壁部 38・・・背面壁部 A・・・開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/57 G11B 23/02 G11B 23/023

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板部を構成する第1の部材と、底板部の
    両側面部及び背面部とに立上り側周壁部を一体に立設し
    た第2の部材とから構成され、前記第1の部材を前記
    2の部材の底板部と対向するようにして組み合わせて前
    方部にディスクカートリッジを挿入する開口部を構成し
    てなり、前記第2の部材は、前記第1の部材に対して耐衝撃特性
    が大きい合成樹脂材料によって形成され、前記 第1の部
    材は、前記第2の部材に対して少なくとも奥行き長さが
    小ならしめて形成されることによって、前記第1の部材
    背面側の端面が前記第2の部材の側周壁部よりも内側
    に位置されたことを特徴とするディスクカートリッジ収
    納用ケース。
  2. 【請求項2】前記第1の部材は、前記第2の部材に対し
    て周回り形状が小ならしめて形成されることによって外
    周端面が前記第2の部材の側周壁部よりも内側に位置さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のディスクカートリ
    ッジ収納用ケース。
  3. 【請求項3】前記第1の部材は、透明な合成樹脂材料に
    よって形成されたことを特徴とする請求項1記載のディ
    スクカートリッジ収納用ケース。
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