JP3868570B2 - ミニディスクカートリッジ用収納ケース - Google Patents
ミニディスクカートリッジ用収納ケース Download PDFInfo
- Publication number
- JP3868570B2 JP3868570B2 JP05117997A JP5117997A JP3868570B2 JP 3868570 B2 JP3868570 B2 JP 3868570B2 JP 05117997 A JP05117997 A JP 05117997A JP 5117997 A JP5117997 A JP 5117997A JP 3868570 B2 JP3868570 B2 JP 3868570B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mini
- disc cartridge
- storage case
- cartridge
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Packaging For Recording Disks (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスク、光ディスクなどのミニディスクカートリッジを収納するための収納ケースに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、種々の記録媒体が開発されている。その一つとして、ミニディスクカートリッジが知られている。このミニディスクは、プラスチック製のカートリッジに入れられ、さらにミニディスクが内蔵されたカートリッジは、ミニディスクカートリッジ用収納ケースに収納されている。
従来のミニディスクカートリッジ用収納ケースとしては、いわゆるスリーブ形状のものが使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現状のスリーブ形状のミニディスクカートリッジ用収納ケースでは、収納ケースからミニディスクカートリッジを取り出すのに片手では難しく、両手で取り出す必要がある。従って、従来のスリーブ形状のミニディスクカートリッジ用収納ケースは、ミニディスクカートリッジを録音再生機から出し入れする際に、蓋などを開け閉めすることなく、挿入口にミニディスクカートリッジを差し込む方式であるスロットイン方式に適応していない。
また、自動車内などで使用する場合には、片手で取り出しをする場合が多く、現状のスリーブ形状のミニディスクカートリッジ用収納ケースでは、使用性が悪いという問題がある。
【０００４】
本発明は、上記のような問題点を解決するためのものであり、その目的とするところは、収納ケースからミニディスクカートリッジを片手で、容易に取り出すことができるミニディスクカートリッジ用収納ケースで、従って、ミニディスクカートリッジを録音再生機から出し入れする際に、蓋などを開けしめすることなく、挿入口にミニディスクカートリッジを差し込む方式であるスロットイン方式に適応し、また、ミニディスクカートリッジをミニディスクカートリッジ用収納ケースに入れる際、ミニディスクカートリッジの前後方向のどちらの方向からでも挿入が可能で、また、ミニディスクカートリッジ用収納ケースの両方向から取り出すことが可能なミニディスクカートリッジ用収納ケースを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明のミニディスクカートリッジ用収納ケースは、天板、底板、および前記天板から前記底板への４つの側面のうち対向する２つの側面に側板が形成され、内部にミニディスクカートリッジが収納可能な４角柱状でスリーブ型のミニディスクカートリッジ用収納ケースにおいて、前記天板の両開口面に隣接して切り欠け部を設け、前記天板の中央部にミニディスクカートリッジが露出する開口部を設け、前記底板の２つの開口面に近く、かつ側板に隣接する位置に、２対で４つの係止突起を設け、該係止突起の周辺に切り溝を設け、残された部分にスプリング効果を持たせたことを特徴としている。
【０００６】
本発明によれば、収納ケースからミニディスクカートリッジを片手で、容易に取り出すことができるミニディスクカートリッジ用収納ケースで、従って、ミニディスクカートリッジを録音再生機から出し入れする際に、蓋などを開けしめすることなく、挿入口にミニディスクカートリッジを差し込む方式であるスロットイン方式に適応し、また、ミニディスクカートリッジをミニディスクカートリッジ用収納ケースに入れる際、ミニディスクカートリッジの前後方向のどちらの方向からでも挿入が可能で、また、ミニディスクカートリッジ用収納ケースの両方向から取り出すことが可能なミニディスクカートリッジ用収納ケースを得ることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下に、図を参照にしながら、本発明のミニディスクカートリッジ用収納ケースについて、詳しく説明する。図１は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例にミニディスクカートリッジが納まっている状態を示す斜視図である。図２は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例からミニディスクカートリッジが取り出された状態を示す斜視図である。図３は、ミニディスクカートリッジを示す斜視図である。図４は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの他の実施例にミニディスクカートリッジが納まっている状態を示す斜視図である。図５は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例の下部材を示す斜視図である。図６は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例の下部材を示す平面図である。図７は、図６中のＣ−Ｃ断面の拡大図である。そして、図８は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例からミニディスクカートリッジを取り出すところを示す斜視図である。
【０００８】
図１および図２には、本発明に係るミニディスクカートリッジ用収納ケースを示している。これらの図に示すように、ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡは、上部材１と下部材２とから構成され、開口面３、４を有している。上部材１は、天板１１より形成されている。下部材２は、底板２１そして１対の対向する側板２２、２３より形成されている。
【０００９】
図２および図３に、ミニディスクカートリッジＢを示している。このミニディスクカートリッジＢは、合成樹脂によって成形されており、矩形の形状をしている。内部には、記録媒体であるミニディスク５を回転可能で収納している。このミニディスク５は中心の回転部７を持っている。また、一側面に記録再生用開口部８があり、この記録再生用開口部８はスライド可能なシャッター部６により開閉が可能となっている。さらに、ミニディスクカートリッジＢの下側面の端部に１対の凹部９、１０が設けられている。この凹部９、１０を利用することにより、ミニディスクカートリッジＢが、ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡ内にロックされてぴったりと納まる。
【００１０】
上部材１では、図１および図２に示すように、天板１１がミニディスクカートリッジＢとほぼ同じ大きさとなっている。天板１１の対向する２つの開口面３、４側には、切り欠け部１２、１３を設け、ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡからミニディスクカートリッジＢを押し出し易くしている。切り欠け部１２、１３の形状は、図１および図２に示すような台形をはじめ、四辺形、半円形、三角形などいずれの形でもよい。
【００１１】
また、図４に示すように、天板１１の開口面３、４側ではなく、中央部に開口部１４を設ける形態も可能である。この開口部１４の形状は、円形、楕円形、四辺形などが用いられる。ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡ中に収められた、ミニディスクカートリッジＢの露出した部分を前後に移動し、ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡからミニディスクカートリッジＢを押し出し、取り出すことができる。
【００１２】
上部材１の材料には、例えば、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂（ポリメチルメタクリレートなど）、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アセタール樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂などが使用でき、例えば、射出成形、押し出し成形など公知の成形方法を利用して製造することができる。上部材１は透明材料を使用することによって、中のミニディスクカートリッジＢが見やすく好ましい。
【００１３】
つぎに、下部材２では、図５に示すように、底板２１がミニディスクカートリッジＢとほぼ同じ大きさとなっている。その底板２１の上面の両側端部に側板２２、２３が形成される。これらの側板２２、２３の高さは、ミニディスクカートリッジＢの厚さに等しく設定される。また、側板２２、２３は底板２１と一体となっている。
【００１４】
さらに、下部材２では、底板２１において、図５−ａに示すように、対向する２つの開口面３、４に近く、かつ、両側板２２、２３に近い位置、あるいは両側面２２、２３において、図５−ｂに示すように、対向する２つの開口面３、４に近く、かつ、底板２１に隣接する位置、つまり、ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡにミニディスクカートリッジＢを前後どちらの方向から挿入した際にも、ミニディスクカートリッジＢの下面に設けられた凹部９、１０に対応する位置に２対４つの係止突起を設け、ミニディスクカートリッジＢがミニディスクカートリッジ用収納ケースＡに納まりやすく、かつ脱落を防いでいる。この係止突起を設ける方法としては、底面２１上あるいは両側面２２、２３上に単に係止突起を設ける方法と、スプリング効果をもたせた係止突起を設ける方法とがある。
【００１５】
前者は、底面２１上あるいは両側面２２、２３上に、図５−ｂに示すように、ミニディスクカートリッジＢの下面に設けられた凹部９、１０の大きさよりやや小さい高さ、面積の凸部を設け係止突起２４ｂ、２５ｂ、２６ｂ、２７ｂとする。
【００１６】
後者は、底板２１上に設ける場合に用いられる方法で、図５−ａ、図６および図７に示すように、係止突起２４ａ、２５ａ、２６ａ、２７ａの周辺に切り溝３０を設け、残された部分３１がスプリング効果を持ち、ミニディスクカートリッジＢの収まりを良くしている。
【００１７】
下部材２の材料には、上部材１と同様に、例えば、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂（ポリメチルメタクリレートなど）、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アセタール樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂などが使用でき、例えば、射出成形、押し出し成形など公知の成形方法を利用して製造することができる。
【００１８】
上部材１と下部材２とが、接着剤あるいは超音波シールなどの接着方法で一体化され、スリーブ型のミニディスクカートリッジ用収納ケースＡが形成される。あるいは、接着方法以外に、上部材１にも下部材２と同様に、１対の側板を設け、上部材１と下部材２とを勘合して、一体化する方法も可能である。
【００１９】
【発明の効果】
本発明によれば、収納ケースからミニディスクカートリッジを片手で、容易に取り出すことができるミニディスクカートリッジ用収納ケースで、従って、ミニディスクカートリッジを録音再生機から出し入れする際に、蓋などを開けしめすることなく、挿入口にミニディスクカートリッジを差し込む方式であるスロットイン方式に適応し、また、ミニディスクカートリッジをミニディスクカートリッジ用収納ケースに入れる際、ミニディスクカートリッジの前後方向のどちらの方向からでも挿入が可能で、また、ミニディスクカートリッジ用収納ケースの両方向から取り出すことが可能なミニディスクカートリッジ用収納ケースを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例にミニディスクカートリッジが納まっている状態を示す斜視図である。
【図２】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例からミニディスクカートリッジが取り出された状態を示す斜視図である。
【図３】ミニディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図４】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの他の実施例にミニディスクカートリッジが納まっている状態を示す斜視図である。
【図５】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例の下部材を示す斜視図である。
【図６】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例の下部材を示す平面図である。
【図７】図６中のＣ−Ｃ断面の拡大図である。
【図８】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例からミニディスクカートリッジを取り出すところを示す斜視図である。
【符号の説明】
Ａ ミニディスクカートリッジ収納ケース
Ｂ ミニディスクカートリッジ
１ 上部材
２ 下部材
３ 開口面
４ 開口面
５ ディスク
６ シャッター部
７ 中心の回転部
８ 記録再生用開口部
９ 凹部
１０ 凹部
１１ 天板
１２ 切り欠け部
１３ 切り欠け部
１４ 開口部
２１ 底板
２２ 側板
２３ 側板
２４ａ係止突起
２４ｂ係止突起
２５ａ係止突起
２５ｂ係止突起
２６ａ係止突起
２６ｂ係止突起
２７ａ係止突起
２７ｂ係止突起
３０ 切り込み溝
３１ 残された部分
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスク、光ディスクなどのミニディスクカートリッジを収納するための収納ケースに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、種々の記録媒体が開発されている。その一つとして、ミニディスクカートリッジが知られている。このミニディスクは、プラスチック製のカートリッジに入れられ、さらにミニディスクが内蔵されたカートリッジは、ミニディスクカートリッジ用収納ケースに収納されている。
従来のミニディスクカートリッジ用収納ケースとしては、いわゆるスリーブ形状のものが使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現状のスリーブ形状のミニディスクカートリッジ用収納ケースでは、収納ケースからミニディスクカートリッジを取り出すのに片手では難しく、両手で取り出す必要がある。従って、従来のスリーブ形状のミニディスクカートリッジ用収納ケースは、ミニディスクカートリッジを録音再生機から出し入れする際に、蓋などを開け閉めすることなく、挿入口にミニディスクカートリッジを差し込む方式であるスロットイン方式に適応していない。
また、自動車内などで使用する場合には、片手で取り出しをする場合が多く、現状のスリーブ形状のミニディスクカートリッジ用収納ケースでは、使用性が悪いという問題がある。
【０００４】
本発明は、上記のような問題点を解決するためのものであり、その目的とするところは、収納ケースからミニディスクカートリッジを片手で、容易に取り出すことができるミニディスクカートリッジ用収納ケースで、従って、ミニディスクカートリッジを録音再生機から出し入れする際に、蓋などを開けしめすることなく、挿入口にミニディスクカートリッジを差し込む方式であるスロットイン方式に適応し、また、ミニディスクカートリッジをミニディスクカートリッジ用収納ケースに入れる際、ミニディスクカートリッジの前後方向のどちらの方向からでも挿入が可能で、また、ミニディスクカートリッジ用収納ケースの両方向から取り出すことが可能なミニディスクカートリッジ用収納ケースを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明のミニディスクカートリッジ用収納ケースは、天板、底板、および前記天板から前記底板への４つの側面のうち対向する２つの側面に側板が形成され、内部にミニディスクカートリッジが収納可能な４角柱状でスリーブ型のミニディスクカートリッジ用収納ケースにおいて、前記天板の両開口面に隣接して切り欠け部を設け、前記天板の中央部にミニディスクカートリッジが露出する開口部を設け、前記底板の２つの開口面に近く、かつ側板に隣接する位置に、２対で４つの係止突起を設け、該係止突起の周辺に切り溝を設け、残された部分にスプリング効果を持たせたことを特徴としている。
【０００６】
本発明によれば、収納ケースからミニディスクカートリッジを片手で、容易に取り出すことができるミニディスクカートリッジ用収納ケースで、従って、ミニディスクカートリッジを録音再生機から出し入れする際に、蓋などを開けしめすることなく、挿入口にミニディスクカートリッジを差し込む方式であるスロットイン方式に適応し、また、ミニディスクカートリッジをミニディスクカートリッジ用収納ケースに入れる際、ミニディスクカートリッジの前後方向のどちらの方向からでも挿入が可能で、また、ミニディスクカートリッジ用収納ケースの両方向から取り出すことが可能なミニディスクカートリッジ用収納ケースを得ることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下に、図を参照にしながら、本発明のミニディスクカートリッジ用収納ケースについて、詳しく説明する。図１は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例にミニディスクカートリッジが納まっている状態を示す斜視図である。図２は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例からミニディスクカートリッジが取り出された状態を示す斜視図である。図３は、ミニディスクカートリッジを示す斜視図である。図４は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの他の実施例にミニディスクカートリッジが納まっている状態を示す斜視図である。図５は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例の下部材を示す斜視図である。図６は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例の下部材を示す平面図である。図７は、図６中のＣ−Ｃ断面の拡大図である。そして、図８は、本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例からミニディスクカートリッジを取り出すところを示す斜視図である。
【０００８】
図１および図２には、本発明に係るミニディスクカートリッジ用収納ケースを示している。これらの図に示すように、ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡは、上部材１と下部材２とから構成され、開口面３、４を有している。上部材１は、天板１１より形成されている。下部材２は、底板２１そして１対の対向する側板２２、２３より形成されている。
【０００９】
図２および図３に、ミニディスクカートリッジＢを示している。このミニディスクカートリッジＢは、合成樹脂によって成形されており、矩形の形状をしている。内部には、記録媒体であるミニディスク５を回転可能で収納している。このミニディスク５は中心の回転部７を持っている。また、一側面に記録再生用開口部８があり、この記録再生用開口部８はスライド可能なシャッター部６により開閉が可能となっている。さらに、ミニディスクカートリッジＢの下側面の端部に１対の凹部９、１０が設けられている。この凹部９、１０を利用することにより、ミニディスクカートリッジＢが、ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡ内にロックされてぴったりと納まる。
【００１０】
上部材１では、図１および図２に示すように、天板１１がミニディスクカートリッジＢとほぼ同じ大きさとなっている。天板１１の対向する２つの開口面３、４側には、切り欠け部１２、１３を設け、ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡからミニディスクカートリッジＢを押し出し易くしている。切り欠け部１２、１３の形状は、図１および図２に示すような台形をはじめ、四辺形、半円形、三角形などいずれの形でもよい。
【００１１】
また、図４に示すように、天板１１の開口面３、４側ではなく、中央部に開口部１４を設ける形態も可能である。この開口部１４の形状は、円形、楕円形、四辺形などが用いられる。ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡ中に収められた、ミニディスクカートリッジＢの露出した部分を前後に移動し、ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡからミニディスクカートリッジＢを押し出し、取り出すことができる。
【００１２】
上部材１の材料には、例えば、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂（ポリメチルメタクリレートなど）、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アセタール樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂などが使用でき、例えば、射出成形、押し出し成形など公知の成形方法を利用して製造することができる。上部材１は透明材料を使用することによって、中のミニディスクカートリッジＢが見やすく好ましい。
【００１３】
つぎに、下部材２では、図５に示すように、底板２１がミニディスクカートリッジＢとほぼ同じ大きさとなっている。その底板２１の上面の両側端部に側板２２、２３が形成される。これらの側板２２、２３の高さは、ミニディスクカートリッジＢの厚さに等しく設定される。また、側板２２、２３は底板２１と一体となっている。
【００１４】
さらに、下部材２では、底板２１において、図５−ａに示すように、対向する２つの開口面３、４に近く、かつ、両側板２２、２３に近い位置、あるいは両側面２２、２３において、図５−ｂに示すように、対向する２つの開口面３、４に近く、かつ、底板２１に隣接する位置、つまり、ミニディスクカートリッジ用収納ケースＡにミニディスクカートリッジＢを前後どちらの方向から挿入した際にも、ミニディスクカートリッジＢの下面に設けられた凹部９、１０に対応する位置に２対４つの係止突起を設け、ミニディスクカートリッジＢがミニディスクカートリッジ用収納ケースＡに納まりやすく、かつ脱落を防いでいる。この係止突起を設ける方法としては、底面２１上あるいは両側面２２、２３上に単に係止突起を設ける方法と、スプリング効果をもたせた係止突起を設ける方法とがある。
【００１５】
前者は、底面２１上あるいは両側面２２、２３上に、図５−ｂに示すように、ミニディスクカートリッジＢの下面に設けられた凹部９、１０の大きさよりやや小さい高さ、面積の凸部を設け係止突起２４ｂ、２５ｂ、２６ｂ、２７ｂとする。
【００１６】
後者は、底板２１上に設ける場合に用いられる方法で、図５−ａ、図６および図７に示すように、係止突起２４ａ、２５ａ、２６ａ、２７ａの周辺に切り溝３０を設け、残された部分３１がスプリング効果を持ち、ミニディスクカートリッジＢの収まりを良くしている。
【００１７】
下部材２の材料には、上部材１と同様に、例えば、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂（ポリメチルメタクリレートなど）、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アセタール樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂などが使用でき、例えば、射出成形、押し出し成形など公知の成形方法を利用して製造することができる。
【００１８】
上部材１と下部材２とが、接着剤あるいは超音波シールなどの接着方法で一体化され、スリーブ型のミニディスクカートリッジ用収納ケースＡが形成される。あるいは、接着方法以外に、上部材１にも下部材２と同様に、１対の側板を設け、上部材１と下部材２とを勘合して、一体化する方法も可能である。
【００１９】
【発明の効果】
本発明によれば、収納ケースからミニディスクカートリッジを片手で、容易に取り出すことができるミニディスクカートリッジ用収納ケースで、従って、ミニディスクカートリッジを録音再生機から出し入れする際に、蓋などを開けしめすることなく、挿入口にミニディスクカートリッジを差し込む方式であるスロットイン方式に適応し、また、ミニディスクカートリッジをミニディスクカートリッジ用収納ケースに入れる際、ミニディスクカートリッジの前後方向のどちらの方向からでも挿入が可能で、また、ミニディスクカートリッジ用収納ケースの両方向から取り出すことが可能なミニディスクカートリッジ用収納ケースを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例にミニディスクカートリッジが納まっている状態を示す斜視図である。
【図２】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例からミニディスクカートリッジが取り出された状態を示す斜視図である。
【図３】ミニディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図４】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの他の実施例にミニディスクカートリッジが納まっている状態を示す斜視図である。
【図５】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例の下部材を示す斜視図である。
【図６】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例の下部材を示す平面図である。
【図７】図６中のＣ−Ｃ断面の拡大図である。
【図８】本発明によるミニディスクカートリッジ用収納ケースの一実施例からミニディスクカートリッジを取り出すところを示す斜視図である。
【符号の説明】
Ａ ミニディスクカートリッジ収納ケース
Ｂ ミニディスクカートリッジ
１ 上部材
２ 下部材
３ 開口面
４ 開口面
５ ディスク
６ シャッター部
７ 中心の回転部
８ 記録再生用開口部
９ 凹部
１０ 凹部
１１ 天板
１２ 切り欠け部
１３ 切り欠け部
１４ 開口部
２１ 底板
２２ 側板
２３ 側板
２４ａ係止突起
２４ｂ係止突起
２５ａ係止突起
２５ｂ係止突起
２６ａ係止突起
２６ｂ係止突起
２７ａ係止突起
２７ｂ係止突起
３０ 切り込み溝
３１ 残された部分
Claims (1)
- 天板、底板、および前記天板から前記底板への４つの側面のうち対向する２つの側面に側板が形成され、内部にミニディスクカートリッジが収納可能な４角柱状でスリーブ型のミニディスクカートリッジ用収納ケースにおいて、前記天板の両開口面に隣接して切り欠け部を設け、前記天板の中央部にミニディスクカートリッジが露出する開口部を設け、前記底板の２つの開口面に近く、かつ側板に隣接する位置に、２対で４つの係止突起を設け、該係止突起の周辺に切り溝を設け、残された部分にスプリング効果を持たせたことを特徴とするミニディスクカートリッジ用収納ケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05117997A JP3868570B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | ミニディスクカートリッジ用収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05117997A JP3868570B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | ミニディスクカートリッジ用収納ケース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10236562A JPH10236562A (ja) | 1998-09-08 |
| JP3868570B2 true JP3868570B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=12879622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05117997A Expired - Fee Related JP3868570B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | ミニディスクカートリッジ用収納ケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3868570B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP05117997A patent/JP3868570B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10236562A (ja) | 1998-09-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TW588331B (en) | Disk cartridge, forming members for disk cartridge, and manufacturing method for inner shell | |
| JPH05112383A (ja) | デイスクカートリツジの収納ケース | |
| JP3491427B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JP3868570B2 (ja) | ミニディスクカートリッジ用収納ケース | |
| JP3853458B2 (ja) | ミニディスクカートリッジ用収納ケース | |
| JP3542135B2 (ja) | ディスク型記録媒体の支持具とその支持具のホルダーとの結合体 | |
| JP3106679B2 (ja) | ディスクカートリッジ用ケース | |
| JP3226941B2 (ja) | デイスクカートリツジ収納ケース | |
| JP3519593B2 (ja) | カートリッジ及びカートリッジ用収納ケース | |
| JP3136754B2 (ja) | ディスクカートリッジ用ケース | |
| JP4352638B2 (ja) | 記録媒体収納ケース | |
| JP2986713B2 (ja) | ディスクカートリッジ収納ケース | |
| JP3755680B2 (ja) | ディスクカートリッジ用の収納ケース | |
| JP3606414B2 (ja) | ディスクカートリッジ収納ケース | |
| JP3123200B2 (ja) | ディスクカートリッジ用ケース | |
| JP3136753B2 (ja) | ディスクカートリッジ用ケース | |
| JP3541533B2 (ja) | ディスクカートリッジ収納ケース | |
| JPH1081383A (ja) | ディスクケ−ス保管用器具 | |
| JP3339142B2 (ja) | ディスクカートリッジ収納用ケース | |
| JP3309456B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JPH0636494A (ja) | ディスクカ−トリッジ | |
| JPH10120068A (ja) | ディスクケ−ス保管用器具 | |
| JPH06293377A (ja) | ディスクカートリッジ用ケース | |
| JPH09221189A (ja) | ディスクカートリッジの収納ケース | |
| JPH1159765A (ja) | ディスクカートリッジ用ケース |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040122 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060523 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060530 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060731 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061002 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061011 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |