JP3123200B2 - ディスクカートリッジ用ケース - Google Patents
ディスクカートリッジ用ケースInfo
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- JP3123200B2 JP3123200B2 JP04103962A JP10396292A JP3123200B2 JP 3123200 B2 JP3123200 B2 JP 3123200B2 JP 04103962 A JP04103962 A JP 04103962A JP 10396292 A JP10396292 A JP 10396292A JP 3123200 B2 JP3123200 B2 JP 3123200B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- portions
- disk cartridge
- top plate
- case
- cartridge
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光磁気デ
ィスク等の記録ディスクをカートリッジに収納して構成
されたディスクカートリッジを収納するためのディスク
カートリッジ用ケースに関する。
ィスク等の記録ディスクをカートリッジに収納して構成
されたディスクカートリッジを収納するためのディスク
カートリッジ用ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録ディスクをカートリッジに収
納して構成されたディスクカートリッジや、記録テープ
が嵌装されたテープリールをカセットに収納して構成さ
れたテープカセット等を収納するケースとして、いわゆ
るスリーブケースが提案されている。
納して構成されたディスクカートリッジや、記録テープ
が嵌装されたテープリールをカセットに収納して構成さ
れたテープカセット等を収納するケースとして、いわゆ
るスリーブケースが提案されている。
【0003】このスリーブケースは、ポリプロピレン
(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の
合成樹脂材料よりなるシート材料が屈曲形成されて筺体
状となされ、前方側にスリット状開口部を有する袋状の
構造を有して構成されている。すなわち、上記ディスク
カートリッジ等は、このスリーブケースの前方側のスリ
ット状開口部を介して、このスリーブケース内に挿入さ
れて収納される。
(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の
合成樹脂材料よりなるシート材料が屈曲形成されて筺体
状となされ、前方側にスリット状開口部を有する袋状の
構造を有して構成されている。すなわち、上記ディスク
カートリッジ等は、このスリーブケースの前方側のスリ
ット状開口部を介して、このスリーブケース内に挿入さ
れて収納される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にスリーブケースとして構成されたディスクカートリッ
ジ用ケースにおいては、収納されたディスクカートリッ
ジが収納状態で係止されることがないので、振動や衝撃
等により該ディスクカートリッジがこのディスクカート
リッジ用ケースより抜け出してしまう虞れがある。この
ディスクカートリッジ用ケースに収納したディスクカー
トリッジの搬送中等にこのディスクカートリッジがケー
スより抜け出ると、床面への落下等が生じ、衝撃による
ディスクカートリッジの破損を招来する虞れがある。
にスリーブケースとして構成されたディスクカートリッ
ジ用ケースにおいては、収納されたディスクカートリッ
ジが収納状態で係止されることがないので、振動や衝撃
等により該ディスクカートリッジがこのディスクカート
リッジ用ケースより抜け出してしまう虞れがある。この
ディスクカートリッジ用ケースに収納したディスクカー
トリッジの搬送中等にこのディスクカートリッジがケー
スより抜け出ると、床面への落下等が生じ、衝撃による
ディスクカートリッジの破損を招来する虞れがある。
【0005】なお、このディスクカートリッジ用ケース
においては、このケースの内面部とディスクカートリッ
ジの外面部との摩擦力によって、該ディスクカートリッ
ジの該ディスクカートリッジがケースよりの抜け出しを
防止したものがある。しかしながら、このディスクカー
トリッジ用ケースにおいては、このディスクカートリッ
ジ用ケースをなす材料が、屈曲形成が可能な程度に可撓
性を有するものとなされており、このケースの内面部の
上記ディスクカートリッジの外面部への圧接力が一定に
維持されないため、該ディスクカートリッジの該ケース
よりの抜け出しを確実に防止することができなかった
り、また逆に、該ディスクカートリッジの該ケースへの
挿入が困難となる虞れがある。
においては、このケースの内面部とディスクカートリッ
ジの外面部との摩擦力によって、該ディスクカートリッ
ジの該ディスクカートリッジがケースよりの抜け出しを
防止したものがある。しかしながら、このディスクカー
トリッジ用ケースにおいては、このディスクカートリッ
ジ用ケースをなす材料が、屈曲形成が可能な程度に可撓
性を有するものとなされており、このケースの内面部の
上記ディスクカートリッジの外面部への圧接力が一定に
維持されないため、該ディスクカートリッジの該ケース
よりの抜け出しを確実に防止することができなかった
り、また逆に、該ディスクカートリッジの該ケースへの
挿入が困難となる虞れがある。
【0006】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、収納したディスクカートリッジ
の振動や衝撃等による抜け出しが防止され、また、該デ
ィスクカートリッジの挿入操作が確実、容易に行えるよ
うになされたディスクカートリッジ用ケースを提供する
ことを目的とする。
案されるものであって、収納したディスクカートリッジ
の振動や衝撃等による抜け出しが防止され、また、該デ
ィスクカートリッジの挿入操作が確実、容易に行えるよ
うになされたディスクカートリッジ用ケースを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係るディスクカートリッ
ジ用ケースは、天板部とこの天板部と略々同一形状に形
成され少なくとも両側側部分を該天板部の両側側部分に
接合されて該天板部に平行に支持され該天板部と共働し
て前方側にスリット上開口部を形成してなる底板部とを
有するケース本体部と、このケース本体部の内方側の両
側側位置に配設され該ケース本体部に挿入されるディス
クカートリッジを側方側より共働して挟持して係止する
一対の係止部材とを備え、上記一対の係止部材は、それ
ぞれ、上記ケース本体部の保持部に保持される両端側の
被保持部と、これら被保持部間に渡って形成され上記デ
ィスクカートリッジに対する係止部となる湾曲アーム部
とを有し、互いに同一の形状に形成されてなるものであ
る。
目的を達成するため、本発明に係るディスクカートリッ
ジ用ケースは、天板部とこの天板部と略々同一形状に形
成され少なくとも両側側部分を該天板部の両側側部分に
接合されて該天板部に平行に支持され該天板部と共働し
て前方側にスリット上開口部を形成してなる底板部とを
有するケース本体部と、このケース本体部の内方側の両
側側位置に配設され該ケース本体部に挿入されるディス
クカートリッジを側方側より共働して挟持して係止する
一対の係止部材とを備え、上記一対の係止部材は、それ
ぞれ、上記ケース本体部の保持部に保持される両端側の
被保持部と、これら被保持部間に渡って形成され上記デ
ィスクカートリッジに対する係止部となる湾曲アーム部
とを有し、互いに同一の形状に形成されてなるものであ
る。
【0008】また、本発明は、上述のディスクカートリ
ッジ用ケースにおいて、係止部材の両端側の被保持部を
互いに軸心を平行となした略々円筒形状となし、ケース
本体部の保持部を横断面形状が長径方向を前後方向とな
した楕円形または長円形の一部である形状を有する凹部
となしたものである。
ッジ用ケースにおいて、係止部材の両端側の被保持部を
互いに軸心を平行となした略々円筒形状となし、ケース
本体部の保持部を横断面形状が長径方向を前後方向とな
した楕円形または長円形の一部である形状を有する凹部
となしたものである。
【0009】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジ用ケースに
おいては、天板部と底板部とを有して構成されたケース
本体部の内方側の両側側位置に配設され該ケース本体部
に挿入されるディスクカートリッジを側方側より共働し
て挟持して係止する一対の係止部材は、それぞれ、上記
ケース本体部の保持部に保持される両端側の被保持部と
これら被保持部間に渡って形成され上記ディスクカート
リッジに対する係止部となる湾曲アーム部とを有し互い
に同一の形状に形成されているので、上記湾曲アーム部
を弾性変位させることによって上記ディスクカートリッ
ジを確実に係止し、また、作成及び上記ケース本体部へ
の取付けが容易である。
おいては、天板部と底板部とを有して構成されたケース
本体部の内方側の両側側位置に配設され該ケース本体部
に挿入されるディスクカートリッジを側方側より共働し
て挟持して係止する一対の係止部材は、それぞれ、上記
ケース本体部の保持部に保持される両端側の被保持部と
これら被保持部間に渡って形成され上記ディスクカート
リッジに対する係止部となる湾曲アーム部とを有し互い
に同一の形状に形成されているので、上記湾曲アーム部
を弾性変位させることによって上記ディスクカートリッ
ジを確実に係止し、また、作成及び上記ケース本体部へ
の取付けが容易である。
【0010】また、このディスクカートリッジ用ケース
において、係止部材の両端側の被保持部を互いに軸心を
平行となした略々円筒形状となし、ケース本体部の保持
部を横断面形状が長径方向を前後方向となした楕円形ま
たは長円形の一部である形状を有する凹部となすと、上
記湾曲アームが弾性変位するときに上記各被保持部が前
後方向に移動可能であるため、該弾性変位が円滑に行わ
れる。
において、係止部材の両端側の被保持部を互いに軸心を
平行となした略々円筒形状となし、ケース本体部の保持
部を横断面形状が長径方向を前後方向となした楕円形ま
たは長円形の一部である形状を有する凹部となすと、上
記湾曲アームが弾性変位するときに上記各被保持部が前
後方向に移動可能であるため、該弾性変位が円滑に行わ
れる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。本発明に係るディスクカートリッジ
用ケースは、図1に示すように、光ディスクや光磁気デ
ィスク等の記録ディスク117をカートリッジ102に
収納して構成されたディスクカートリッジ101を収納
するためのケースである。
しながら説明する。本発明に係るディスクカートリッジ
用ケースは、図1に示すように、光ディスクや光磁気デ
ィスク等の記録ディスク117をカートリッジ102に
収納して構成されたディスクカートリッジ101を収納
するためのケースである。
【0012】上記ディスクカートリッジ101は、図1
及び図2に示すように、上下ハーフ103,104が突
き合わせ結合されて薄い筺体状に構成された上記カート
リッジ102と、このカートリッジ102に回転可能に
収納された上記記録ディスク117とを有して構成され
ている。
及び図2に示すように、上下ハーフ103,104が突
き合わせ結合されて薄い筺体状に構成された上記カート
リッジ102と、このカートリッジ102に回転可能に
収納された上記記録ディスク117とを有して構成され
ている。
【0013】上記記録ディスク117は、合成樹脂材料
よりなる円盤状のディスク基板と、このディスク基板の
主面部上に被着形成された信号記録層とを有して構成さ
れている。この記録ディスク117は、中央部に穿設さ
れたチャッキング孔114を有しており、上記ディスク
基板の一方の主面部の該チャッキング孔114の周囲部
がチャッキング基準面部116となされて構成されてい
る。そして、上記ディスク基板の他方の主面部には、上
記チャッキング孔114を閉蓋して、金属材料よりなる
チャッキングプレート115が取付けられている。
よりなる円盤状のディスク基板と、このディスク基板の
主面部上に被着形成された信号記録層とを有して構成さ
れている。この記録ディスク117は、中央部に穿設さ
れたチャッキング孔114を有しており、上記ディスク
基板の一方の主面部の該チャッキング孔114の周囲部
がチャッキング基準面部116となされて構成されてい
る。そして、上記ディスク基板の他方の主面部には、上
記チャッキング孔114を閉蓋して、金属材料よりなる
チャッキングプレート115が取付けられている。
【0014】上記カートリッジ102は、一辺の長さが
上記記録ディスク117の直径に略々対応した長さであ
る略々矩形状の主面部を有する薄い筺体状に構成されて
いる。このカートリッジ102の上下両主面部には、略
々矩形形状の一対の記録再生用開口部106,107が
互いに相対向する位置に形成されている。上記下ハーフ
104に設けられた記録再生用開口部107は、上記記
録ディスク117の一方の主面部の一部を、内外周に亘
って外方に臨ませている。また、上記上ハーフ103に
設けられた記録再生用開口部106は、上記記録ディス
ク117の他方の主面部の一部を、内外周に亘って外方
に臨ませている。
上記記録ディスク117の直径に略々対応した長さであ
る略々矩形状の主面部を有する薄い筺体状に構成されて
いる。このカートリッジ102の上下両主面部には、略
々矩形形状の一対の記録再生用開口部106,107が
互いに相対向する位置に形成されている。上記下ハーフ
104に設けられた記録再生用開口部107は、上記記
録ディスク117の一方の主面部の一部を、内外周に亘
って外方に臨ませている。また、上記上ハーフ103に
設けられた記録再生用開口部106は、上記記録ディス
ク117の他方の主面部の一部を、内外周に亘って外方
に臨ませている。
【0015】上記各記録再生用開口部106,107
は、上記カートリッジ102にスライド可能に取付けら
れたシャッタ部材105により、開閉可能となされてい
る。このシャッタ部材105は、薄い金属板等の材料が
略々コ字状に屈曲形成されて、上記各記録再生用開口部
106,107に対応する一対のシャッタ板部を有して
構成されている。これらシャッタ板部は、このシャッタ
部材105の中央部分によって互いに一端側部分を連設
された状態となされ、互いに平行に相対向している。こ
のシャッタ部材105は、中央部分を上記カートリッジ
102の一側面部にスライド可能に支持されて、上記各
シャッタ板部をこのカートリッジ102の各主面部に沿
わせている。そして、このシャッタ部材105は、上記
各シャッタ板部を上記各記録再生用開口部106,10
7に対応する位置となすことにより、これら記録再生用
開口部106,107を閉蓋する。そして、このシャッ
タ部材105は、図1及び図2中矢印Bで示すように、
図1中矢印Aで示すこのディスクカートリッジ101の
記録再生装置等への挿入操作方向に対する後方側にスラ
イドされることにより、上記各シャッタ板部を上記カー
トリッジ102の主面部上の後方側に移動させ、上記各
記録再生用開口部106,107を開蓋する。
は、上記カートリッジ102にスライド可能に取付けら
れたシャッタ部材105により、開閉可能となされてい
る。このシャッタ部材105は、薄い金属板等の材料が
略々コ字状に屈曲形成されて、上記各記録再生用開口部
106,107に対応する一対のシャッタ板部を有して
構成されている。これらシャッタ板部は、このシャッタ
部材105の中央部分によって互いに一端側部分を連設
された状態となされ、互いに平行に相対向している。こ
のシャッタ部材105は、中央部分を上記カートリッジ
102の一側面部にスライド可能に支持されて、上記各
シャッタ板部をこのカートリッジ102の各主面部に沿
わせている。そして、このシャッタ部材105は、上記
各シャッタ板部を上記各記録再生用開口部106,10
7に対応する位置となすことにより、これら記録再生用
開口部106,107を閉蓋する。そして、このシャッ
タ部材105は、図1及び図2中矢印Bで示すように、
図1中矢印Aで示すこのディスクカートリッジ101の
記録再生装置等への挿入操作方向に対する後方側にスラ
イドされることにより、上記各シャッタ板部を上記カー
トリッジ102の主面部上の後方側に移動させ、上記各
記録再生用開口部106,107を開蓋する。
【0016】また、上記カートリッジ102には、下方
側の主面部の中央位置に、円形のチャッキング用開口部
108が設けられている。このチャッキング用開口部1
08は、上記チャッキング孔114,上記チャッキング
基準面部116及び上記チャッキングプレート115を
外方側に臨ませている。
側の主面部の中央位置に、円形のチャッキング用開口部
108が設けられている。このチャッキング用開口部1
08は、上記チャッキング孔114,上記チャッキング
基準面部116及び上記チャッキングプレート115を
外方側に臨ませている。
【0017】そして、上記カートリッジ102の下方側
の主面部には、上記記録再生装置等においてこのカート
リッジ102の位置決めを行うための、一対の位置決め
孔112,113が設けられている。これら位置決め孔
112,113は、上記カートリッジ102の下方側の
主面部の前端部近傍と後端部近傍とに配分されて設けら
れている。
の主面部には、上記記録再生装置等においてこのカート
リッジ102の位置決めを行うための、一対の位置決め
孔112,113が設けられている。これら位置決め孔
112,113は、上記カートリッジ102の下方側の
主面部の前端部近傍と後端部近傍とに配分されて設けら
れている。
【0018】さらに、上記カートリッジ102の下方側
の主面部には、一対のクランピング凹部110,109
及びディスク種別識別用凹部111が設けられている。
これらクランピング凹部110,109は、上記カート
リッジ102の下方側の主面部の前方側に、両側側に配
分されて設けられている。これらクランピング凹部11
0,109は、それぞれ上記カートリッジ102の一側
面部及び他側面部に開放されている。上記ディスク種別
識別用凹部111は、上記カートリッジ102の下方側
の主面部の前方側に設けられている。このディスク種別
識別用凹部111は、上記カートリッジ102の前端面
部に開放されている。このディスク識別用凹部111
は、上記記録ディスク117の種別を標示するため、複
数の種別に対応して定められた複数の深さのうちの一の
深さを有して形成されている。
の主面部には、一対のクランピング凹部110,109
及びディスク種別識別用凹部111が設けられている。
これらクランピング凹部110,109は、上記カート
リッジ102の下方側の主面部の前方側に、両側側に配
分されて設けられている。これらクランピング凹部11
0,109は、それぞれ上記カートリッジ102の一側
面部及び他側面部に開放されている。上記ディスク種別
識別用凹部111は、上記カートリッジ102の下方側
の主面部の前方側に設けられている。このディスク種別
識別用凹部111は、上記カートリッジ102の前端面
部に開放されている。このディスク識別用凹部111
は、上記記録ディスク117の種別を標示するため、複
数の種別に対応して定められた複数の深さのうちの一の
深さを有して形成されている。
【0019】そして、本発明に係るディスクカートリッ
ジ用ケースは、図1、図3乃至図7に示すように、共働
してケース本体部を構成する天板部材1と底板部材2と
を有して構成されている。
ジ用ケースは、図1、図3乃至図7に示すように、共働
してケース本体部を構成する天板部材1と底板部材2と
を有して構成されている。
【0020】上記天板部材1は、上記カートリッジ10
2の主面部の形状及び大きさに略々対応した形状及び大
きさの天板部1aを有し、略々平板状の形状となされ
て、合成樹脂等の材料により一体的に形成されている。
この天板部材1は、例えば、いわゆるアクリル樹脂(ポ
リメチルメタクリレート等)、ABS樹脂、ポリカーボ
ネイト及びポリスチレン等の透明な材料により形成され
ている。
2の主面部の形状及び大きさに略々対応した形状及び大
きさの天板部1aを有し、略々平板状の形状となされ
て、合成樹脂等の材料により一体的に形成されている。
この天板部材1は、例えば、いわゆるアクリル樹脂(ポ
リメチルメタクリレート等)、ABS樹脂、ポリカーボ
ネイト及びポリスチレン等の透明な材料により形成され
ている。
【0021】この天板部材1は、図8に示すように、下
面部の両側側部分に、上記天板部1aの側縁部に平行な
一対の内側側壁部11,12を有している。また、この
天板部材1は、下面部の後方側部分に、上記天板部1a
の後縁部に平行な内側後壁部15を有している。これら
各内側側壁部11,12及び内側後壁部15は、上記天
板部1aに対して一体的に形成され、互いに連設されて
前方側を除くコ字状の周壁をなしている。これら各内側
側壁部11,12及び内側後壁部15は、上記カートリ
ッジ102の厚さに略々等しい高さを有して突設されて
いる。また、これら各内側側壁部11,12及び内側後
壁部15は、上記天板部1aの両側縁部及び後縁部より
も、該各壁部11,12,15の厚みに相当する程度だ
け内方側に位置して形成されている。
面部の両側側部分に、上記天板部1aの側縁部に平行な
一対の内側側壁部11,12を有している。また、この
天板部材1は、下面部の後方側部分に、上記天板部1a
の後縁部に平行な内側後壁部15を有している。これら
各内側側壁部11,12及び内側後壁部15は、上記天
板部1aに対して一体的に形成され、互いに連設されて
前方側を除くコ字状の周壁をなしている。これら各内側
側壁部11,12及び内側後壁部15は、上記カートリ
ッジ102の厚さに略々等しい高さを有して突設されて
いる。また、これら各内側側壁部11,12及び内側後
壁部15は、上記天板部1aの両側縁部及び後縁部より
も、該各壁部11,12,15の厚みに相当する程度だ
け内方側に位置して形成されている。
【0022】上記各内側側壁部11,12の互いに離反
する側である外側側の側面部には、図8、図9、図19
及び図20に示すように、側方係合突条13,14がそ
れぞれに対応して外方側に向けて突設されている。これ
ら側方係合突条13,14は、上記各内側側壁部11,
12の前端部近傍より後端側に亘って、上記天板部1a
の両側縁部に平行に延在されて突設されている。これら
側方係合突条13,14は、上記各内側側壁部11,1
2の下端部よりやや上方側、すなわち、上記天板部1a
に接近する側に位置して形成されている。また、上記内
側後壁部15の外側側、すなわち、後方側の側面部に
は、後方係合突条16が後方側に向けて突設されてい
る。この後方係合突条16は、上記内側後壁部15の一
側側より他側側に亘って、上記天板部1aの後側縁部に
平行に延在されて突設されている。この後方係合突条1
6は、上記内側後壁部15の下端部よりやや上方側、す
なわち、上記天板部1aに接近する側に位置して形成さ
れている。
する側である外側側の側面部には、図8、図9、図19
及び図20に示すように、側方係合突条13,14がそ
れぞれに対応して外方側に向けて突設されている。これ
ら側方係合突条13,14は、上記各内側側壁部11,
12の前端部近傍より後端側に亘って、上記天板部1a
の両側縁部に平行に延在されて突設されている。これら
側方係合突条13,14は、上記各内側側壁部11,1
2の下端部よりやや上方側、すなわち、上記天板部1a
に接近する側に位置して形成されている。また、上記内
側後壁部15の外側側、すなわち、後方側の側面部に
は、後方係合突条16が後方側に向けて突設されてい
る。この後方係合突条16は、上記内側後壁部15の一
側側より他側側に亘って、上記天板部1aの後側縁部に
平行に延在されて突設されている。この後方係合突条1
6は、上記内側後壁部15の下端部よりやや上方側、す
なわち、上記天板部1aに接近する側に位置して形成さ
れている。
【0023】そして、上記各内側側壁部11,12の外
側側の側面部には、係止突起23,24がそれぞれに対
応して外方側に向けて突設されている。これら係止突起
23,24は、上記各内側側壁部11,12の前方側で
あって、上記各側方係合突条13,14の上面側に隣接
した位置に設けられている。これら係止突起23,24
は、上記各側方係合突条13,14よりもやや少ない突
出量を有して形成されている。これら係止突起23,2
4は、前方側端面が上記内側側壁部11,12に対して
略々垂直となされ、後方側端面が該内側側壁部11,1
2に対して傾斜され、後方側ほど徐々に突出量が減少す
る形状となされている。
側側の側面部には、係止突起23,24がそれぞれに対
応して外方側に向けて突設されている。これら係止突起
23,24は、上記各内側側壁部11,12の前方側で
あって、上記各側方係合突条13,14の上面側に隣接
した位置に設けられている。これら係止突起23,24
は、上記各側方係合突条13,14よりもやや少ない突
出量を有して形成されている。これら係止突起23,2
4は、前方側端面が上記内側側壁部11,12に対して
略々垂直となされ、後方側端面が該内側側壁部11,1
2に対して傾斜され、後方側ほど徐々に突出量が減少す
る形状となされている。
【0024】また、上記各内側側壁部11,12の外側
面部の後方側位置には、一対の縦溝部39,40が対応
して設けられている。これら縦溝部39,40は、上記
各内側側壁部11,12の基端側より下端側に亘って、
すなわち、上記天板部1aの下面部より上記各内側側壁
部11,12の下端部近傍に亘って形成されている。
面部の後方側位置には、一対の縦溝部39,40が対応
して設けられている。これら縦溝部39,40は、上記
各内側側壁部11,12の基端側より下端側に亘って、
すなわち、上記天板部1aの下面部より上記各内側側壁
部11,12の下端部近傍に亘って形成されている。
【0025】上記天板部1aの下面部には、両側側位置
と後方側位置とに、段差状に膨出された一対の側方段差
部48,49及び後方段差部50が形成されている。こ
れら段差部48,49,50は、僅かな膨出量を有して
形成され、このディスクカートリッジ用ケースに上記デ
ィスクカートリッジ101が挿入されたときに、このデ
ィスクカートリッジ101が上記天板部1aの中央部に
摺接することを防止するためのものである。
と後方側位置とに、段差状に膨出された一対の側方段差
部48,49及び後方段差部50が形成されている。こ
れら段差部48,49,50は、僅かな膨出量を有して
形成され、このディスクカートリッジ用ケースに上記デ
ィスクカートリッジ101が挿入されたときに、このデ
ィスクカートリッジ101が上記天板部1aの中央部に
摺接することを防止するためのものである。
【0026】そして、上記天板部1aの前端側には、上
方側切り欠き部5が形成されている。この上方側切り欠
き部5は、このディスクカートリッジ用ケースに収納さ
れた上記ディスクカートリッジ101の後端側部分を外
方に臨ませるためのものである。
方側切り欠き部5が形成されている。この上方側切り欠
き部5は、このディスクカートリッジ用ケースに収納さ
れた上記ディスクカートリッジ101の後端側部分を外
方に臨ませるためのものである。
【0027】一方、上記底板部材2は、上記底板部1a
と略々同一形状の底板部2bを有し、略々平板状の形状
となされて、合成樹脂等の材料により一体的に形成され
ている。この底板部材2は、例えば、耐熱性ABS樹脂
及びポリカーボネイト等の如き良好な耐熱性を有する材
料により形成されている。
と略々同一形状の底板部2bを有し、略々平板状の形状
となされて、合成樹脂等の材料により一体的に形成され
ている。この底板部材2は、例えば、耐熱性ABS樹脂
及びポリカーボネイト等の如き良好な耐熱性を有する材
料により形成されている。
【0028】この底板部材2は、図7に示すように、上
面部の両側側部分に、上記底板部2aの側縁部に平行な
一対の外側側壁部17,18を有している。また、この
底板部材2は、上面部の後方側部分に、上記底板部2a
の後縁部に平行な外側後壁部19を有している。これら
各外側側壁部17,18及び外側後壁部19は、上記底
板部2aに対して一体的に形成され、互いに連設されて
前方側を除くコ字状の周壁をなしている。これら各内側
側壁部22,22及び内側後壁部25は、上記カートリ
ッジ102の厚さに略々等しい高さを有して突設されて
いる。また、これら各外側側壁部17,18及び外側後
壁部19は、上記底板部2aの両側縁部及び後縁部に沿
って形成されている。
面部の両側側部分に、上記底板部2aの側縁部に平行な
一対の外側側壁部17,18を有している。また、この
底板部材2は、上面部の後方側部分に、上記底板部2a
の後縁部に平行な外側後壁部19を有している。これら
各外側側壁部17,18及び外側後壁部19は、上記底
板部2aに対して一体的に形成され、互いに連設されて
前方側を除くコ字状の周壁をなしている。これら各内側
側壁部22,22及び内側後壁部25は、上記カートリ
ッジ102の厚さに略々等しい高さを有して突設されて
いる。また、これら各外側側壁部17,18及び外側後
壁部19は、上記底板部2aの両側縁部及び後縁部に沿
って形成されている。
【0029】上記各外側側壁部17,18の互いに対向
する側である内側側の側面部には、図10、図17及び
図18に示すように、側方係合溝20,21がそれぞれ
に対応して内方側に向けて形成されている。これら側方
係合溝20,21は、上記各外側側壁部17,18の前
端部近傍より後端側に亘って、上記底板部2aの上面部
に平行となされて設けられている。これら側方係合溝2
0,21は、上記各外側側壁部17,18の基端部より
やや上方側、すなわち、上記底板部2aよりやや離間し
た位置に形成されている。また、上記外側後壁部19の
内側側、すなわち、前方側の側面部には、後方係合溝を
形成する鍔部22が前方側に向けて突設されている。こ
の鍔部22は、上記外側後壁部19の一側側より他側側
に亘って、この外側後壁部19の上端縁に沿って、上記
底板部2aの上面部に平行となされて突設されている。
この鍔部22の下側部と上記底板部2aとは、上記後方
係合溝を構成している。
する側である内側側の側面部には、図10、図17及び
図18に示すように、側方係合溝20,21がそれぞれ
に対応して内方側に向けて形成されている。これら側方
係合溝20,21は、上記各外側側壁部17,18の前
端部近傍より後端側に亘って、上記底板部2aの上面部
に平行となされて設けられている。これら側方係合溝2
0,21は、上記各外側側壁部17,18の基端部より
やや上方側、すなわち、上記底板部2aよりやや離間し
た位置に形成されている。また、上記外側後壁部19の
内側側、すなわち、前方側の側面部には、後方係合溝を
形成する鍔部22が前方側に向けて突設されている。こ
の鍔部22は、上記外側後壁部19の一側側より他側側
に亘って、この外側後壁部19の上端縁に沿って、上記
底板部2aの上面部に平行となされて突設されている。
この鍔部22の下側部と上記底板部2aとは、上記後方
係合溝を構成している。
【0030】そして、上記各外側側壁部17,18の内
側側の側面部には、係止凹部25,26がそれぞれに対
応して内方側に開口して設けらている。これら係止凹部
25,26は、上記各係止突起23,24に対応して、
上記各外側側壁部17,18の前方側位置に、上記各側
方係合溝20,21の上方側に連通して設けられてい
る。これら係止凹部25,26は、上記各側方係合溝2
0,21よりもやや浅い深さを有して形成されている。
側側の側面部には、係止凹部25,26がそれぞれに対
応して内方側に開口して設けらている。これら係止凹部
25,26は、上記各係止突起23,24に対応して、
上記各外側側壁部17,18の前方側位置に、上記各側
方係合溝20,21の上方側に連通して設けられてい
る。これら係止凹部25,26は、上記各側方係合溝2
0,21よりもやや浅い深さを有して形成されている。
【0031】上記各外側側壁部17,18の外側面部の
上縁側には、凹部37,38が形成されている。これら
凹部37,38は、上記各外側側壁部17,18の前端
部より後端部に亘って、該各外側側壁部17,18の上
端縁に沿って段差状に形成されている。これら凹部3
7,38の上方側は、上記各外側側壁部17,18の上
端縁側に開放されている。
上縁側には、凹部37,38が形成されている。これら
凹部37,38は、上記各外側側壁部17,18の前端
部より後端部に亘って、該各外側側壁部17,18の上
端縁に沿って段差状に形成されている。これら凹部3
7,38の上方側は、上記各外側側壁部17,18の上
端縁側に開放されている。
【0032】また、上記各外側側壁部17,18の後方
側位置には、上記各縦溝部39,40に対応して、一対
の切り欠き部41,42が対応して設けられている。こ
れら切り欠き部41,42は、上記各外側側壁部17,
18の上端部より基端側に向かって形成されている。
側位置には、上記各縦溝部39,40に対応して、一対
の切り欠き部41,42が対応して設けられている。こ
れら切り欠き部41,42は、上記各外側側壁部17,
18の上端部より基端側に向かって形成されている。
【0033】そして、上記底板部2aの前端側には、下
方側切り欠き部6が形成されている。この下方側切り欠
き部6は、このディスクカートリッジ用ケースに収納さ
れた上記ディスクカートリッジ101の後端側部分を外
方に臨ませるためのものである。
方側切り欠き部6が形成されている。この下方側切り欠
き部6は、このディスクカートリッジ用ケースに収納さ
れた上記ディスクカートリッジ101の後端側部分を外
方に臨ませるためのものである。
【0034】上記底板部2a上には、両側側位置と後方
側位置とに、段差状に膨出された一対の側方段差部3
0,31及び後方段差部32が形成されている。これら
段差部30,31,32は、僅かな膨出量を有して形成
され、このディスクカートリッジ用ケースに上記ディス
クカートリッジ101が挿入されたときに、このディス
クカートリッジ101が上記底板部2aの中央部に摺接
することを防止するためのものである。
側位置とに、段差状に膨出された一対の側方段差部3
0,31及び後方段差部32が形成されている。これら
段差部30,31,32は、僅かな膨出量を有して形成
され、このディスクカートリッジ用ケースに上記ディス
クカートリッジ101が挿入されたときに、このディス
クカートリッジ101が上記底板部2aの中央部に摺接
することを防止するためのものである。
【0035】そして、上記後方段差部32上には、誤挿
入防止突起29が突設されている。この誤挿入防止突起
29は、上記底板部2aの後方部の中央位置よりもやや
一側側にずれた位置に形成されており、上記ディスクカ
ートリッジ101のディスク識別用凹部111に対応す
る位置に設けられている。
入防止突起29が突設されている。この誤挿入防止突起
29は、上記底板部2aの後方部の中央位置よりもやや
一側側にずれた位置に形成されており、上記ディスクカ
ートリッジ101のディスク識別用凹部111に対応す
る位置に設けられている。
【0036】なお、上記鍔部22の両端側位置には、こ
の鍔部22に連設されて、一対のリブ状の補強部27,
28が設けられている。これら補強部27,28は、上
記外側後壁部19の内面部に一体的に突設された突条で
あって、それぞれ上記鍔部22より上記底板部2aに亘
って設けられている。そして、上記各側方係合溝20,
21内の下方側には、この側方係合溝20,21内の側
面部より上記底板部2aに亘って、複数の補強リブ43
が設けられている。
の鍔部22に連設されて、一対のリブ状の補強部27,
28が設けられている。これら補強部27,28は、上
記外側後壁部19の内面部に一体的に突設された突条で
あって、それぞれ上記鍔部22より上記底板部2aに亘
って設けられている。そして、上記各側方係合溝20,
21内の下方側には、この側方係合溝20,21内の側
面部より上記底板部2aに亘って、複数の補強リブ43
が設けられている。
【0037】そして、上記天板部材1及び底板部材2
は、図11に示すように、上記各側方係合突条13,1
4が上記各側方係合溝20,21に係合し、また、図1
2に示すように、上記後方係合突条16が上記鍔部22
と上記底板部2aとの間、すなわち、上記後方係合溝に
嵌入係合することにより、互いに接合されて、上記ケー
ス本体部を構成する。これら天板部材1と底板部材2と
の接合は、該天板部材1を該底板部材2の前方側に位置
させ、上記各側方係合突条13,14の後端側を上記各
側方係合溝20,21の前方側に挿入し、次いで、該天
板部材1を後方側に移動させて、上記各側方係合突条1
3,14を上記各側方係合溝20,21内をスライドさ
せることにより行う。上記天板部材1が、上記天板部1
aを上記底板部2aに対向させる位置までスライドされ
ると、上記後方係合突条16が上記後方係合溝に嵌入係
合するとともに、上記各係止突起23,24が上記各係
止凹部25,26に対応して嵌入する。上記各係止突起
23,24が上記各係止凹部25,26に嵌入するとき
には、これら係止突起23,24は、まず、上記各外側
側壁部17,18の前端側よりこれら各外側側壁部1
7,18間に進入し、これら外側側壁部17,18を外
方側に押圧してやや可撓変位させ、次いで、該各係止凹
部25,26に対向する位置に至ったときに、該各外側
側壁部17,18の初期状態への復帰によって、これら
係止凹部25,26に嵌合する。
は、図11に示すように、上記各側方係合突条13,1
4が上記各側方係合溝20,21に係合し、また、図1
2に示すように、上記後方係合突条16が上記鍔部22
と上記底板部2aとの間、すなわち、上記後方係合溝に
嵌入係合することにより、互いに接合されて、上記ケー
ス本体部を構成する。これら天板部材1と底板部材2と
の接合は、該天板部材1を該底板部材2の前方側に位置
させ、上記各側方係合突条13,14の後端側を上記各
側方係合溝20,21の前方側に挿入し、次いで、該天
板部材1を後方側に移動させて、上記各側方係合突条1
3,14を上記各側方係合溝20,21内をスライドさ
せることにより行う。上記天板部材1が、上記天板部1
aを上記底板部2aに対向させる位置までスライドされ
ると、上記後方係合突条16が上記後方係合溝に嵌入係
合するとともに、上記各係止突起23,24が上記各係
止凹部25,26に対応して嵌入する。上記各係止突起
23,24が上記各係止凹部25,26に嵌入するとき
には、これら係止突起23,24は、まず、上記各外側
側壁部17,18の前端側よりこれら各外側側壁部1
7,18間に進入し、これら外側側壁部17,18を外
方側に押圧してやや可撓変位させ、次いで、該各係止凹
部25,26に対向する位置に至ったときに、該各外側
側壁部17,18の初期状態への復帰によって、これら
係止凹部25,26に嵌合する。
【0038】そして、上記天板部材1及び上記底板部材
2は、上記天板部1a及び上記底板部2aの両側側部分
及び後端側部分を互いに係合されて、該天板部1a及び
該底板部2aを互いに平行となし、前方側にスリット状
開口部を形成する。このスリット状開口部は、長さが上
記カートリッジ102の一辺の長さに略々対応してお
り、幅が該カートリッジ102の厚さに略々対応してい
る。このとき、上記各内側側壁部11,12及び内側後
壁部15の下端部は、上記底板部2aの上面部に当接し
ている。また、上記各外側側壁部17,18及び外側後
壁部19の上端部は、上記天板部1aの下面部の周縁部
近傍に当接している。
2は、上記天板部1a及び上記底板部2aの両側側部分
及び後端側部分を互いに係合されて、該天板部1a及び
該底板部2aを互いに平行となし、前方側にスリット状
開口部を形成する。このスリット状開口部は、長さが上
記カートリッジ102の一辺の長さに略々対応してお
り、幅が該カートリッジ102の厚さに略々対応してい
る。このとき、上記各内側側壁部11,12及び内側後
壁部15の下端部は、上記底板部2aの上面部に当接し
ている。また、上記各外側側壁部17,18及び外側後
壁部19の上端部は、上記天板部1aの下面部の周縁部
近傍に当接している。
【0039】また、上記各外側側壁部17,18の外側
面部の上端側に形成された凹部37,38と上記天板部
1a両側縁部近傍とにより、側方溝部7,8が形成され
ている。すなわち、上記外側側壁部17,18の上端縁
は、図11に示すように、上記天板部1aの側方側縁部
に対して、上記各凹部37,38の深さに相当する距離
だけ内側側である位置に当接している。これら側方溝部
7,8は、このディスクカートリッジ用ケース側面部の
前端側より後端側に亘って形成されている。これら側方
溝部7,8の底部の後方側位置には、上記各外側側側壁
部17,18に設けられた切り欠き部41,42と上記
各内側側側壁部11,12に形成された縦溝部39,4
0とによって構成された有底孔がそれぞれ位置してい
る。
面部の上端側に形成された凹部37,38と上記天板部
1a両側縁部近傍とにより、側方溝部7,8が形成され
ている。すなわち、上記外側側壁部17,18の上端縁
は、図11に示すように、上記天板部1aの側方側縁部
に対して、上記各凹部37,38の深さに相当する距離
だけ内側側である位置に当接している。これら側方溝部
7,8は、このディスクカートリッジ用ケース側面部の
前端側より後端側に亘って形成されている。これら側方
溝部7,8の底部の後方側位置には、上記各外側側側壁
部17,18に設けられた切り欠き部41,42と上記
各内側側側壁部11,12に形成された縦溝部39,4
0とによって構成された有底孔がそれぞれ位置してい
る。
【0040】そして、上記ケース本体部の内方側、すな
わち、上記各部材1,2間には、これら各部材1,2間
に挿入されるディスクカートリッジ101を係止する係
止部材となる一対のロック部材9,10が配設されてい
る。これらロック部材9,10は、ポリアセタール(P
OM)の如き可撓性及び弾発性を有する材料により、図
13乃至図16に示すように、両端側の被保持部44,
45とこれら被保持部44,45間に渡る係止部となる
弾性アーム部46とを有して、一体的に形成され、互い
に同一の形状となされている。上記各被保持部44,4
5は、それぞれ略々円柱形状に形成され、互いに軸心を
平行となしている。そして、上記弾性アーム部46は、
上記各被保持部44,45の周側面部間に渡る湾曲した
アーム状に形成されている。この弾性アーム部46は、
上記各被保持部44,45の軸心に直交する方向に湾曲
形成されており、この湾曲により形成される膨出部の頂
点を該各被保持部44,45に対して等距離である位置
となしている。このロック部材9,10の湾曲により形
成された膨出部は、上記ディスクカートリッジ101を
係止するための係止面部47となされている。
わち、上記各部材1,2間には、これら各部材1,2間
に挿入されるディスクカートリッジ101を係止する係
止部材となる一対のロック部材9,10が配設されてい
る。これらロック部材9,10は、ポリアセタール(P
OM)の如き可撓性及び弾発性を有する材料により、図
13乃至図16に示すように、両端側の被保持部44,
45とこれら被保持部44,45間に渡る係止部となる
弾性アーム部46とを有して、一体的に形成され、互い
に同一の形状となされている。上記各被保持部44,4
5は、それぞれ略々円柱形状に形成され、互いに軸心を
平行となしている。そして、上記弾性アーム部46は、
上記各被保持部44,45の周側面部間に渡る湾曲した
アーム状に形成されている。この弾性アーム部46は、
上記各被保持部44,45の軸心に直交する方向に湾曲
形成されており、この湾曲により形成される膨出部の頂
点を該各被保持部44,45に対して等距離である位置
となしている。このロック部材9,10の湾曲により形
成された膨出部は、上記ディスクカートリッジ101を
係止するための係止面部47となされている。
【0041】上記各ロック部材9,10は、上記底板部
材2に形成された一対のロック部材取付け部33,34
にそれぞれ保持されて取付けられる。これらロック部材
取付け部33,34は、図17に示すように、上記各外
側側壁部17,18の互いに相対向する内側部に、これ
ら外側側壁部17,18の後方側に位置して形成されて
いる。これらロック部材取付け33,34は、図21及
び図23に示すように、それぞれ前後一対の保持突起5
4,55を有している。これら保持突起54,55は、
上記各外側側壁部17,18の下方部よりそれぞれ内側
側に向けて突設され、上記底板部2aにも連続してい
る。すなわち、これら保持突起54,55は、上記各外
側側壁部17,18と上記底板部2aとの隅部に設けら
れている。これら保持突起54,55は、上記ロック部
材9,10の長さに略々対応する距離を隔てて相対向し
て形成されている。これら保持突起54,55は、互い
に相対向する側に、保持部となる保持凹部52,53を
有している。これら保持凹部52,53は、内面部が略
々円筒面形状となされ上方側に開放された凹部であっ
て、横断面形状が前後方向を長径方向とする楕円形、ま
たは、長円形の一部をなしている。これら保持凹部5
2,52の横断面形状が一部をなす楕円形の長径と短径
との差は、上記被保持部44,45の直径が1.2mm
程度である場合に、例えば0.3mm程度となされてい
る。
材2に形成された一対のロック部材取付け部33,34
にそれぞれ保持されて取付けられる。これらロック部材
取付け部33,34は、図17に示すように、上記各外
側側壁部17,18の互いに相対向する内側部に、これ
ら外側側壁部17,18の後方側に位置して形成されて
いる。これらロック部材取付け33,34は、図21及
び図23に示すように、それぞれ前後一対の保持突起5
4,55を有している。これら保持突起54,55は、
上記各外側側壁部17,18の下方部よりそれぞれ内側
側に向けて突設され、上記底板部2aにも連続してい
る。すなわち、これら保持突起54,55は、上記各外
側側壁部17,18と上記底板部2aとの隅部に設けら
れている。これら保持突起54,55は、上記ロック部
材9,10の長さに略々対応する距離を隔てて相対向し
て形成されている。これら保持突起54,55は、互い
に相対向する側に、保持部となる保持凹部52,53を
有している。これら保持凹部52,53は、内面部が略
々円筒面形状となされ上方側に開放された凹部であっ
て、横断面形状が前後方向を長径方向とする楕円形、ま
たは、長円形の一部をなしている。これら保持凹部5
2,52の横断面形状が一部をなす楕円形の長径と短径
との差は、上記被保持部44,45の直径が1.2mm
程度である場合に、例えば0.3mm程度となされてい
る。
【0042】上記各ロック部材9,10は、上記各被保
持部44,45を上記各保持凹部52,53に対応させ
て嵌入させて、上記各保持突起54,55により保持さ
れている。これらロック部材9,10は、上記各被保持
部44,45の軸心を上記底板部2aに対して垂直とな
し、上記係止面部47を該底板部2aの内方側に向けて
いる。すなわち、これらロック部材9,10の湾曲アー
ム部46は、上記底板部2aの内方側に膨出されたよう
になされている。
持部44,45を上記各保持凹部52,53に対応させ
て嵌入させて、上記各保持突起54,55により保持さ
れている。これらロック部材9,10は、上記各被保持
部44,45の軸心を上記底板部2aに対して垂直とな
し、上記係止面部47を該底板部2aの内方側に向けて
いる。すなわち、これらロック部材9,10の湾曲アー
ム部46は、上記底板部2aの内方側に膨出されたよう
になされている。
【0043】そして、これらロック部材9,10は、図
24に示すように、上記各湾曲アーム部46の、図24
中矢印Cで示す上記各外側側壁部17,18に接近する
方向への弾性変位が可能となされている。このように上
記湾曲アーム部46が弾性変位されたとき、上記各被保
持部44,45は、上記各保持凹部52,53内におい
て、前後方向に移動される。なお、上記各ロック部材
9,10の上記係止面部47の裏側となる部分には、当
接突起58が設けられている。この当接突起58は、上
記湾曲アーム部46が上記各外側側壁部17,18に近
接する方向に弾性変位されたとき、図24に示すよう
に、上記ロック部材取付け部33,34の中央位置に設
けられた当接突条57の頂点部に当接し、該湾曲アーム
部46が過大に弾性変位されること防止する。この当接
突条57は、上記各外側側壁部17,18の内側面部
に、上記各保持突起54,55の略々中央に位置して、
上下方向をなして一体的に突設されている。
24に示すように、上記各湾曲アーム部46の、図24
中矢印Cで示す上記各外側側壁部17,18に接近する
方向への弾性変位が可能となされている。このように上
記湾曲アーム部46が弾性変位されたとき、上記各被保
持部44,45は、上記各保持凹部52,53内におい
て、前後方向に移動される。なお、上記各ロック部材
9,10の上記係止面部47の裏側となる部分には、当
接突起58が設けられている。この当接突起58は、上
記湾曲アーム部46が上記各外側側壁部17,18に近
接する方向に弾性変位されたとき、図24に示すよう
に、上記ロック部材取付け部33,34の中央位置に設
けられた当接突条57の頂点部に当接し、該湾曲アーム
部46が過大に弾性変位されること防止する。この当接
突条57は、上記各外側側壁部17,18の内側面部
に、上記各保持突起54,55の略々中央に位置して、
上下方向をなして一体的に突設されている。
【0044】一方、上記天板部材1の上記各内側側壁部
11,12は、後方側部分が切り欠かれて、該後方側部
分が、上記各ロック部材9,10の幅に相当する長さだ
け中央部分及び前方側部分よりも上記天板部1aよりの
垂下距離が短くなされている。すなわち、上記各内側側
壁部11,12は、上記各ロック部材保持部33,34
に保持されたロック部材9,10に当接しないようにな
されているとともに、これらロック部材9,10の上記
ロック部材保持部33,34よりの上方への脱落を防止
している。
11,12は、後方側部分が切り欠かれて、該後方側部
分が、上記各ロック部材9,10の幅に相当する長さだ
け中央部分及び前方側部分よりも上記天板部1aよりの
垂下距離が短くなされている。すなわち、上記各内側側
壁部11,12は、上記各ロック部材保持部33,34
に保持されたロック部材9,10に当接しないようにな
されているとともに、これらロック部材9,10の上記
ロック部材保持部33,34よりの上方への脱落を防止
している。
【0045】なお、上記各ロック部材取付け部33,3
4の裏側、すなわち、上記各外側側壁部17,18の外
側側の後方側位置には、この底板部材2を一体的に射出
成型して形成するときに、いわゆるヒケが発生し易い。
このヒケは、これらロック部材取付け部33,34が設
けられた部分が上記各外側側壁部17,18の他の部分
よりも肉厚となるために、成型時の冷却工程において該
部分が内方側に陥没して生ずる。このようなヒケの発生
を防止するため、上記各外側側壁部17,18の上記各
ロック部材取付け部33,34に対応する位置は、肉逃
げ孔35,36が設けられて中空状態となさている。
4の裏側、すなわち、上記各外側側壁部17,18の外
側側の後方側位置には、この底板部材2を一体的に射出
成型して形成するときに、いわゆるヒケが発生し易い。
このヒケは、これらロック部材取付け部33,34が設
けられた部分が上記各外側側壁部17,18の他の部分
よりも肉厚となるために、成型時の冷却工程において該
部分が内方側に陥没して生ずる。このようなヒケの発生
を防止するため、上記各外側側壁部17,18の上記各
ロック部材取付け部33,34に対応する位置は、肉逃
げ孔35,36が設けられて中空状態となさている。
【0046】上述のように構成された本発明に係るディ
スクカートリッジ用ケースによって上記ディスクカート
リッジ101を収納して保持するには、上記天板部1a
と上記底板部2aとの間に、図1中に矢印Aで示すよう
に、上記スリット状開口部を介して、上記ディスクカー
トリッジ101を前方部より挿入させる。
スクカートリッジ用ケースによって上記ディスクカート
リッジ101を収納して保持するには、上記天板部1a
と上記底板部2aとの間に、図1中に矢印Aで示すよう
に、上記スリット状開口部を介して、上記ディスクカー
トリッジ101を前方部より挿入させる。
【0047】このディスクカートリッジ101の前方部
が上記ディスクカートリッジ用ケースの後方側に達する
と、上記カートリッジ102の前方部の両側側面部は、
上記各ロック部材9,10の係止面部47,47を押圧
して、上記各湾曲アーム部46,46を上記各外側側壁
部17,18に接近させる方向に変位させる。そして、
上記カートリッジ102の前端部が上記ディスクカート
リッジ用ケースの内側側壁部15に略々当接する所定位
置まで挿入されると、上記各ロック部材9,10は、上
記各クランピング凹部110,109に対応して対向さ
せられる。このとき、上記各ロック部材9,10の湾曲
アーム部46,46は、弾性力により初期状態に復帰
し、上記係止面部47,47を上記各クランピング凹部
110,109に対応して嵌入させる。このように上記
各ロック部材9,10の係止面部47,47が上記各ク
ランピング凹部110,109に嵌入されることによ
り、上記カートリッジ102は、両側側より挟持される
ようにして係止され、衝撃や振動等による後方側、すな
わち、上記ディスクカートリッジ用ケースより上記スリ
ット状開口部を介して外方側に抜け出る方向への移動が
規制される。
が上記ディスクカートリッジ用ケースの後方側に達する
と、上記カートリッジ102の前方部の両側側面部は、
上記各ロック部材9,10の係止面部47,47を押圧
して、上記各湾曲アーム部46,46を上記各外側側壁
部17,18に接近させる方向に変位させる。そして、
上記カートリッジ102の前端部が上記ディスクカート
リッジ用ケースの内側側壁部15に略々当接する所定位
置まで挿入されると、上記各ロック部材9,10は、上
記各クランピング凹部110,109に対応して対向さ
せられる。このとき、上記各ロック部材9,10の湾曲
アーム部46,46は、弾性力により初期状態に復帰
し、上記係止面部47,47を上記各クランピング凹部
110,109に対応して嵌入させる。このように上記
各ロック部材9,10の係止面部47,47が上記各ク
ランピング凹部110,109に嵌入されることによ
り、上記カートリッジ102は、両側側より挟持される
ようにして係止され、衝撃や振動等による後方側、すな
わち、上記ディスクカートリッジ用ケースより上記スリ
ット状開口部を介して外方側に抜け出る方向への移動が
規制される。
【0048】また、このとき、上記誤挿入防止突起29
は、上記ディスクカートリッジ101のディスク識別用
凹部111内に嵌入されている。
は、上記ディスクカートリッジ101のディスク識別用
凹部111内に嵌入されている。
【0049】そして、このように上記ディスクカートリ
ッジ用ケース内の所定位置となされたディスクカートリ
ッジ101は、上記各部材1,2間に収納され、これら
各部材1,2により保護される。
ッジ用ケース内の所定位置となされたディスクカートリ
ッジ101は、上記各部材1,2間に収納され、これら
各部材1,2により保護される。
【0050】このディスクカートリッジ用ケースに収納
されたディスクカートリッジ101をこのディスクカー
トリッジ用ケースより取出すには、上記上方側及び下方
側切り欠き部5,6を介して外方側に臨んだ上記カート
リッジ102の後方部分を手指等により把持し、該ディ
スクカートリッジ用ケースに対して後方側に引っ張る。
すると、上記各ロック部材9,10は、上記カートリッ
ジ102の前方部の両側部によって係止面部47,47
を押圧され、上記各湾曲アーム部46,46を上記各外
側側壁部17,18に接近させる方向に変位させて、上
記カートリッジ102に対する係止を解除する。このと
き、上記ディスクカートリッジ101は、上記スリット
状開口部を介して、このディスクカートリッジ用ケース
より取り出されることが可能となされている。そして、
さらに上記カートリッジ102を後方側に移動させる
と、上記各ロック部材9,10は初期状態に復帰し、ま
た、上記ディスクカートリッジ101は上記ディスクカ
ートリッジ用ケースの外方側に抜き取られる。
されたディスクカートリッジ101をこのディスクカー
トリッジ用ケースより取出すには、上記上方側及び下方
側切り欠き部5,6を介して外方側に臨んだ上記カート
リッジ102の後方部分を手指等により把持し、該ディ
スクカートリッジ用ケースに対して後方側に引っ張る。
すると、上記各ロック部材9,10は、上記カートリッ
ジ102の前方部の両側部によって係止面部47,47
を押圧され、上記各湾曲アーム部46,46を上記各外
側側壁部17,18に接近させる方向に変位させて、上
記カートリッジ102に対する係止を解除する。このと
き、上記ディスクカートリッジ101は、上記スリット
状開口部を介して、このディスクカートリッジ用ケース
より取り出されることが可能となされている。そして、
さらに上記カートリッジ102を後方側に移動させる
と、上記各ロック部材9,10は初期状態に復帰し、ま
た、上記ディスクカートリッジ101は上記ディスクカ
ートリッジ用ケースの外方側に抜き取られる。
【0051】なお、本発明に係るディスクカートリッジ
用ケースにおける係止部材は、上述の実施例中に示した
如き形状のロック部材9,10に限定されることなく、
図22に示すように、湾曲アーム部46の湾曲により形
成される膨出部の中央部が平坦面部56となされて形成
されたロック部材9,10としてもよい。
用ケースにおける係止部材は、上述の実施例中に示した
如き形状のロック部材9,10に限定されることなく、
図22に示すように、湾曲アーム部46の湾曲により形
成される膨出部の中央部が平坦面部56となされて形成
されたロック部材9,10としてもよい。
【0052】これらロック部材9,10の中途部分は、
上記各クランピング凹部110,109に嵌入する係止
部となされている。このディスクカートリッジ用ケース
に上記ディスクカートリッジ101が挿入されると、上
記各ロック部材9,10は、上記カートリッジ102の
前方側の両側部によって押圧されて上記湾曲アーム部4
6を弾性変位させ、このカートリッジ102が所定位置
まで挿入されたときに、該湾曲アーム部46を初期状態
に復帰させることによって、上記係止部を上記各クラン
ピング凹部110,109に対応して嵌入させる。これ
らロック部材9,10は、上記係止部を上記各クランピ
ング凹部110,109に嵌入させることによって、上
記ディスクカートリッジ101の振動や衝撃等によるこ
のディスクカートリッジ用ケースよりの脱落を防止す
る。
上記各クランピング凹部110,109に嵌入する係止
部となされている。このディスクカートリッジ用ケース
に上記ディスクカートリッジ101が挿入されると、上
記各ロック部材9,10は、上記カートリッジ102の
前方側の両側部によって押圧されて上記湾曲アーム部4
6を弾性変位させ、このカートリッジ102が所定位置
まで挿入されたときに、該湾曲アーム部46を初期状態
に復帰させることによって、上記係止部を上記各クラン
ピング凹部110,109に対応して嵌入させる。これ
らロック部材9,10は、上記係止部を上記各クランピ
ング凹部110,109に嵌入させることによって、上
記ディスクカートリッジ101の振動や衝撃等によるこ
のディスクカートリッジ用ケースよりの脱落を防止す
る。
【0053】そして、このロック部材9,10の係止部
は、先端側が上記平坦面部56となされているため、上
記ディスクカートリッジ101がこのディスクカートリ
ッジ用ケースに挿入されるときに該平坦面部56を該デ
ィスクカートリッジ101のカートリッジ102に摺接
させ、該ディスクカートリッジのこのディスクカートリ
ッジ用ケースへの挿入操作を円滑、かつ、容易なものと
なす。
は、先端側が上記平坦面部56となされているため、上
記ディスクカートリッジ101がこのディスクカートリ
ッジ用ケースに挿入されるときに該平坦面部56を該デ
ィスクカートリッジ101のカートリッジ102に摺接
させ、該ディスクカートリッジのこのディスクカートリ
ッジ用ケースへの挿入操作を円滑、かつ、容易なものと
なす。
【0054】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスクカ
ートリッジ用ケースにおいては、天板部と底板部とを有
して構成されたケース本体部の内方側の両側側位置に配
設され該ケース本体部に挿入されるディスクカートリッ
ジを側方側より共働して挟持して係止する一対の係止部
材は、それぞれ、上記ケース本体部の保持部に保持され
る両端側の被保持部とこれら被保持部間に渡って形成さ
れ上記ディスクカートリッジに対する係止部となる湾曲
アーム部とを有し互いに同一の形状に形成されている。
ートリッジ用ケースにおいては、天板部と底板部とを有
して構成されたケース本体部の内方側の両側側位置に配
設され該ケース本体部に挿入されるディスクカートリッ
ジを側方側より共働して挟持して係止する一対の係止部
材は、それぞれ、上記ケース本体部の保持部に保持され
る両端側の被保持部とこれら被保持部間に渡って形成さ
れ上記ディスクカートリッジに対する係止部となる湾曲
アーム部とを有し互いに同一の形状に形成されている。
【0055】そのため、上記各係止部材は、上記湾曲ア
ーム部を弾性変位させることによって上記ディスクカー
トリッジを確実に係止する。また、この係止部材は、作
成及び上記ケース本体部への取付けが容易である。
ーム部を弾性変位させることによって上記ディスクカー
トリッジを確実に係止する。また、この係止部材は、作
成及び上記ケース本体部への取付けが容易である。
【0056】そして、このディスクカートリッジ用ケー
スにおいては、係止部材の両端側の被保持部を互いに軸
心を平行となした略々円筒形状となし、ケース本体部の
保持部を横断面形状が長径方向を前後方向となした楕円
形または長円形の一部である形状を有する凹部となすこ
とにより、上記湾曲アームが弾性変位するときに上記各
被保持部を前後方向に移動可能となすことができ、該弾
性変位が円滑に行われるようになすことができる。
スにおいては、係止部材の両端側の被保持部を互いに軸
心を平行となした略々円筒形状となし、ケース本体部の
保持部を横断面形状が長径方向を前後方向となした楕円
形または長円形の一部である形状を有する凹部となすこ
とにより、上記湾曲アームが弾性変位するときに上記各
被保持部を前後方向に移動可能となすことができ、該弾
性変位が円滑に行われるようになすことができる。
【0057】すなわち、本発明は、収納したディスクカ
ートリッジの振動や衝撃等による抜け出しが防止され、
また、該ディスクカートリッジの挿入操作が確実、容易
に行えるようになされたディスクカートリッジ用ケース
を提供することができるものである。
ートリッジの振動や衝撃等による抜け出しが防止され、
また、該ディスクカートリッジの挿入操作が確実、容易
に行えるようになされたディスクカートリッジ用ケース
を提供することができるものである。
【図1】本発明に係るディスクカートリッジ用ケース及
びこのディスクカートリッジ用ケースに収納されるディ
スクカートリッジの構成を示す斜視図である。
びこのディスクカートリッジ用ケースに収納されるディ
スクカートリッジの構成を示す斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジの構成を示す底面側
より臨んだ斜視図である。
より臨んだ斜視図である。
【図3】上記ディスクカートリッジ用ケースの構成を示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】上記ディスクカートリッジ用ケースの構成を示
す背面図である。
す背面図である。
【図5】上記ディスクカートリッジ用ケースの構成を示
す底面図である。
す底面図である。
【図6】上記ディスクカートリッジ用ケースの構成を示
す正面図である。
す正面図である。
【図7】上記ディスクカートリッジ用ケースの構成を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図8】上記ディスクカートリッジ用ケースを構成する
天板部材の構成を示す底面側より臨んだ斜視図である。
天板部材の構成を示す底面側より臨んだ斜視図である。
【図9】上記天板部材の構成を示す側面図である。
【図10】上記ディスクカートリッジ用ケースを構成す
る底板部材の構成を示す側面図である。
る底板部材の構成を示す側面図である。
【図11】上記ディスクカートリッジ用ケースにおける
天板部材と底板部材との側方側における係合状態を示す
要部拡大断面図である。
天板部材と底板部材との側方側における係合状態を示す
要部拡大断面図である。
【図12】上記天板部材と上記底板部材との後方側にお
ける係合状態を示す要部拡大断面図である。
ける係合状態を示す要部拡大断面図である。
【図13】上記ディスクカートリッジ用ケースを構成す
るロック部材の形状を示す正面側より臨んだ斜視図であ
る。
るロック部材の形状を示す正面側より臨んだ斜視図であ
る。
【図14】上記ロック部材の形状を示す背面側より臨ん
だ斜視図である。
だ斜視図である。
【図15】上記ロック部材の形状を示す平面図である。
【図16】上記ロック部材の形状を示す側面図である。
【図17】上記ディスクカートリッジ用ケースを構成す
る底板部材の形状を示す平面図である。
る底板部材の形状を示す平面図である。
【図18】上記底板部材の形状を示す正面図である。
【図19】上記ディスクカートリッジ用ケースを構成す
る天板部材の形状を示す正面図である。
る天板部材の形状を示す正面図である。
【図20】上記天板部材の形状を示す底面図である。
【図21】上記ロック部材が上記底板部材に保持されて
いる状態を示す要部拡大斜視図である。
いる状態を示す要部拡大斜視図である。
【図22】上記ロック部材の構成の他の例とこのロック
部材が上記底板部材に保持されている状態を示す要部拡
大斜視図である。
部材が上記底板部材に保持されている状態を示す要部拡
大斜視図である。
【図23】上記ロック部材が上記底板部材に保持されて
いる状態を示す要部拡大平面図である。
いる状態を示す要部拡大平面図である。
【図24】上記ロック部材の湾曲アーム部が弾性変位さ
れた状態を示す要部拡大平面図である。
れた状態を示す要部拡大平面図である。
1a・・・・・・・・・・天板部 2a・・・・・・・・・・底板部 9,10・・・・・・ロック部材 44,45・・・・・・被保持部 46・・・・・・・・・・・・湾曲アーム部 33,34・・・・・・ロック部材取付け部 52,53・・・・・・保持凹部 54,55・・・・・・保持突起 101・・・・・・・・・・・・ディスクカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−142176(JP,A) 実開 平4−1192(JP,U) 実開 昭63−193273(JP,U) 実開 平3−32090(JP,U) 実開 昭58−109865(JP,U) 実開 平4−128292(JP,U) 実開 昭61−43183(JP,U) 実開 昭62−90496(JP,U) 実開 平4−65793(JP,U) 実開 昭61−129787(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/57 G11B 23/02 G11B 23/023
Claims (2)
- 【請求項1】 天板部と、この天板部と略々同一形状に
形成され少なくとも両側側部分を該天板部の両側側部分
に接合されて該天板部に平行に支持され該天板部と共働
して前方側にスリット上開口部を形成してなる底板部と
を有するケース本体部と、 上記ケース本体部の内方側の両側側位置に配設され、該
ケース本体部に挿入されるディスクカートリッジを側方
側より共働して挟持して係止する一対の係止部材とを備
え、 上記一対の係止部材は、それぞれ、上記ケース本体部の
保持部に保持される両端側の被保持部と、これら被保持
部間に渡って形成され上記ディスクカートリッジに対す
る係止部となる湾曲アーム部とを有し、互いに同一の形
状に形成されてなるディスクカートリッジ用ケース。 - 【請求項2】 係止部材の両端側の被保持部が、互いに
軸心を平行となした略々円筒形状となされ、 ケース本体部の保持部が、横断面形状が長径方向を前後
方向となした楕円形または長円形の一部である形状を有
する凹部である請求項1記載のディスクカートリッジ用
ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04103962A JP3123200B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | ディスクカートリッジ用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04103962A JP3123200B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | ディスクカートリッジ用ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05278775A JPH05278775A (ja) | 1993-10-26 |
JP3123200B2 true JP3123200B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=14368008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04103962A Expired - Fee Related JP3123200B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | ディスクカートリッジ用ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3123200B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5954198A (en) * | 1997-10-28 | 1999-09-21 | Tdk Corporation | Cartridge receiving casing |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP04103962A patent/JP3123200B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05278775A (ja) | 1993-10-26 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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