JP3338952B2 - ウインチ - Google Patents
ウインチInfo
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- JP
- Japan
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- main
- drum
- sub
- gear
- hydraulic motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
木材把持装置等の林業機械にアタッチメントとして装着
して木材を引き寄せるために用いるウインチに関するも
のである。
に1本のワイヤを巻いたものが用いられており、この1
本のワイヤを用いて切り倒した材木を遠く離れた位置か
ら引き寄せる作業を行っている。そしてこのウインチの
ワイヤの繰り出しは、駆動源である油圧モータによる動
力伝達機構を切換えてドラムをフリー状態にして作業者
が人力で引き出していた。
えば木材把持機械と併用して、遠くにある材木を引き寄
せる作業に威力を発揮するが、このウインチのワイヤの
繰り出しが人力によっていたため、引き寄せようとする
材木がある位置まで作業者がワイヤの先端を持って歩い
ていかなければならず、やっかいであった。特に足場の
悪い傾斜地でのこの作業は大変であった。
ので、1台のウインチにて、別々に作動する2個のドラ
ムを用いて、メインドラムに巻き付けたワイヤの繰り出
し作業を動力にて行うことができ、また2つのドラムを
有するものにあっても小さな構造にすることができるよ
うにしたウインチを提供することを目的とするものであ
る。
に、本発明に係るウインチは、一対のブラケットにメイ
ンドラムの両端部を支承し、このメインドラムの一端部
に、一方のブラケットに支持したメイン油圧モータの駆
動軸に連結し、メインドラムの他端部を他方のブラケッ
トの外側へ突出し、このメインドラムの突出部に、フラ
ンジ部にリング状歯車を固着したサブドラムを回転自在
に取り付け、このサブドラムのリング状歯車に他方のブ
ラケットに支持したサブ油圧モータの駆動軸に取り付け
た歯車を連結した構成になっている。
とメイン油圧モータの駆動軸とを減速歯車列を介して連
結し、メイン油圧モータの駆動軸に係合する駆動歯車を
減速歯車列の入力中間歯車と噛合する位置とはずれる位
置に移動可能に係合し、この駆動歯車を往復駆動軸によ
り直線的に軸方向に移動することにより減速歯車列によ
る動力の伝達を断続するようにし、さらにサブドラムを
メインドラムの他端部に着脱可能に取り付けた構成にし
た。
され、またサブドラムはサブ油圧モータにて駆動され
る。そして上記メインドラムとメイン油圧モータの駆動
軸とが減速歯車列を介して駆動される際に、メイン油圧
モータの駆動軸に係合された駆動歯車を軸方向に往復移
動することにより、メイン油圧モータの動力が断続され
る。サブドラムはメインドラムに対して自由回転され、
メインドラムに関係なく回転される。
いて説明する。図中1は本発明に係るウインチ2をアタ
ッチメントとして装着する材木把持機械である。この材
木把持機械1は、通常のパワーショベル用の車体3と、
これに起伏可能に設けたブーム4、このブーム4に連結
されたアーム5及びこれらを起伏回動する油圧シリンダ
6,7とを有している。そして上記アーム5の先端に把
持装置8が連結してある。この把持装置8は一対の爪部
材9a,9bを有し、この両爪部材9a,9bをこれら
の内側に設けたリンク機構を介してシリンダ装置を伸縮
することによりクランプとアンクランプの作動がするよ
うになっている。またチルトシリンダ10の伸縮動によ
り把持装置8がチルト動作される。さらに把持装置8内
に設けた旋回モータにより旋回されるようになってい
る。
れており、これのワイヤ11は同じくブーム4の下面に
装着されたシーブ12を介して繰り出されるようになっ
ている。
っている。図中15は基台であり、この基台15に一対
のブラケット16,17がそれぞれボルト18にて固着
されるようになっており、この一対のブラケット16,
17にメインドラム19の両端部が軸受20,20を介
して支承されている。そしてこのメインドラム19の一
端部は一方のブラケット16より突出しており、この突
出部に従動歯車21が固着してあり、この従動歯車21
に減速歯車列22を介してメイン駆動歯車23に連結さ
れている。このメインドラム19の両ブラケット16,
17の内側位置に一対のフランジ24a,24bが固着
してある。
ト16に支持して設けられたメイン油圧モータ25の駆
動軸26に上記減速歯車列22の入力中間歯車22aに
噛合する位置と、はずれる位置にわたって軸方向に移動
可能に係合されている。
れに固着される蓋体27によって構成される歯車箱内に
収納されている。そしてこの蓋体27に電磁力にて往復
動作動を行う電磁作動機28が上記駆動軸26と同軸に
設けてあり、この電磁作動機28の往復駆動軸29が、
上記メイン駆動歯車23に軸方向に係止され、かつ回転
方向にフリー状態にして回転継手30を介して連結され
ており、この電磁作動機28により上記メイン駆動歯車
23と減速歯車列22の入力中間歯車22aとの係脱作
動がなされるようになっている。
ット17より突出しており、この他端部にサブドラム3
1が軸受32を介して回転自在に嵌合されている。この
サブドラム31は上記メインドラム19の他端部に対し
て離脱可能になっていて、座金33及びボルト34にて
固定されている。
ンジ31a,31bが固着してあり、このブラケット1
7に近い方のフランジ31aの外側にリング状歯車35
が固着してあり、このリング状歯車35に他方のブラケ
ット17に支承されたサブ駆動歯車36が噛合されてい
る。このサブ駆動歯車36はブラケット17に支持して
設けられたサブ油圧モータ37の駆動軸38に固着され
ている。
のではなく内歯歯車でもよい。またメインとサブの両油
圧モータ25,37はいずれも両ブラケット16,17
の内側に配置されるが、この両油圧モータ25,37は
互いに干渉しないようにメインドラム19の周方向に位
置がずれた位置に固着されている。
れたワイヤ押えローラであり、このワイヤ押えローラ4
1は両ブラケット16,17に軸42にて回動自在に支
持された一対のアーム43a,43bに支持されてい
る。そしてこの一対のアーム43a,43bは引っぱり
ばね44にて上記ワイヤ押えローラ41がメインドラム
19側へ移動するように付勢されている。
へ作動してメイン駆動歯車23を入力中間歯車22aに
噛合させることにより、メインドラム19がメイン油圧
モータ25にて駆動状態となる。この状態でメイン油圧
モータ25を駆動することにより、メインドラム19は
減速歯車列22を介して回転され、これにより、メイン
ドラム19に図示しないワイヤが巻き込まれていく。
り、メイン駆動歯車23は入力中間歯車22aからはず
れ、メインドラム19はフリー状態となる。この状態で
メインドラム19は空転し、ワイヤはこれを引き出すこ
とにより自由に繰り出される。
よりサブ駆動歯車36、リング状歯車35を介してサブ
ドラム31が回転し、これによりサブドラム31に図示
しないワイヤが巻き込まれていく。
すもので、メインドラム19に巻き掛けたメインワイヤ
45とサブドラム31に巻き掛けたサブワイヤ46の先
端を連結具47にて連結しておくと共に、サブワイヤ4
6を立木等を利用した支柱48に設けたシーブ49に巻
き掛けておく。この状態で、メインドラム19をフリー
状態にしてからサブドラム31をサブ油圧モータ37に
て駆動することにより、メインドラム19に巻き掛けた
メインワイヤ45がメインドラム19から繰り出され
る。
に引き寄せようとする材木50を括り付ける。その後、
サブ油圧モータ37をフリー状態にしてからメインドラ
ム19を駆動してメインワイヤ45を巻き込んで材木5
0を引き寄せる。このとき、サブドラム31はフリー状
態であるから、サブワイヤ46は上記メインワイヤ45
の巻き込みによってサブドラム31のフリー回転により
繰り出される。
はずした状態のメインワイヤ45は、メインドラム19
をフリー状態にして再びサブドラム31を駆動してサブ
ワイヤ46にて所定長さにわたって繰り出される。
は、一対のブラケットにメインドラムの両端部を支承
し、このメインドラムの一端部に、一方のブラケットに
支持したメイン油圧モータの駆動軸に連結し、メインド
ラムの他端部を他方のブラケットの外側へ突出し、この
メインドラムの突出部に、フランジ部にリング状歯車を
固着したサブドラムを回転自在に取り付け、このサブド
ラムのリング状歯車に他方のブラケットに支持したサブ
油圧モータの駆動軸に取り付けた歯車を連結した構成に
したから、メインドラムに巻き付けたメインワイヤとサ
ブドラムに巻き付けたサブワイヤとを、それぞれの先端
部にて連結すると共に、かつ適当なステーとシーブを用
い、さらにメインドラムをフリー状態にしてサブドラム
を駆動することにより、メインワイヤをサブドラムにて
繰り出すことができ、これにより、メインドラムに巻き
付けたメインワイヤを動力にて所定長さにわたって繰り
出すことができ、現場でのウインチ作業が楽になり、特
に足場の悪い傾斜地でのウインチ作業に対する作業者が
労力を軽減することができる。
は、メインドラムとメイン油圧モータの駆動軸とを歯車
列を介して連結し、メイン油圧モータの駆動軸に係合す
る駆動歯車を減速歯車列の入力中間歯車と噛合する位置
とはずれる位置に移動可能に係合し、この駆動歯車を往
復駆動軸により直線的に軸方向に移動することにより減
速歯車列による動力の伝達を断続するようにしたから、
メインドラムとメイン油圧モータとを連結する減速歯車
列における動力を断続するための機構を簡単にすること
ができる。
部に着脱可能に取り付けたことにより、このサブドラム
をオプションとして選択的に取り付けて用いることがで
きる。
である。
る。
る。
ム、5…アーム、6,7…油圧シリンダ、8…把持装
置、9a,9b…爪部材、10…チルトシリンダ、1
1,45,46…ワイヤ、12,49…シーブ、15…
基台、16,17…ブラケット、18,34…ボルト、
19…メインドラム、20,32…軸受、21…従動歯
車、22…減速歯車列、23…メイン駆動歯車、24
a,24b,31a,31b…フランジ、25…メイン
油圧モータ、26,38…駆動軸、27…蓋体、28…
電磁作動機、29…往復駆動軸、30…回転継手、31
…サブドラム、35…リング状歯車、36…サブ駆動歯
車、37…サブ油圧モータ、41…ワイヤ押えローラ、
43a,43b…、アーム…、44…引っぱりばね、4
7…連結具、48…支柱、50…材木。
Claims (3)
- 【請求項1】 一対のブラケットにメインドラムの両端
部を支承し、このメインドラムの一端部に、一方のブラ
ケットに支持したメイン油圧モータの駆動軸に連結し、
メインドラムの他端部を他方のブラケットの外側へ突出
し、このメインドラムの突出部に、フランジ部にリング
状歯車を固着したサブドラムを回転自在に取り付け、こ
のサブドラムのリング状歯車に他方のブラケットに支持
したサブ油圧モータの駆動軸に取り付けた歯車を連結し
たことを特徴とするウインチ。 - 【請求項2】 メインドラムとメイン油圧モータの駆動
軸とを減速歯車列を介して連結し、メイン油圧モータの
駆動軸に係合する駆動歯車を減速歯車列の入力中間歯車
と噛合する位置とはずれる位置に移動可能に係合し、こ
の駆動歯車を往復駆動軸により直線的に軸方向に移動す
ることにより減速歯車列による動力の伝達を断続するよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載のウインチ。 - 【請求項3】 サブドラムをメインドラムの他端部に着
脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1記載のウ
インチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22059698A JP3338952B2 (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | ウインチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22059698A JP3338952B2 (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | ウインチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000053381A JP2000053381A (ja) | 2000-02-22 |
JP3338952B2 true JP3338952B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=16753466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22059698A Expired - Lifetime JP3338952B2 (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | ウインチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3338952B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5282696B2 (ja) * | 2009-07-29 | 2013-09-04 | トヨタ車体株式会社 | 回転装置 |
EP4003894B1 (de) | 2019-07-25 | 2023-09-06 | MM Forsttechnik GmbH | Seiltrommelanlage für einen seilkran |
-
1998
- 1998-08-04 JP JP22059698A patent/JP3338952B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000053381A (ja) | 2000-02-22 |
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