JP3338830B2 - 金属コイル用マーキング剤及びそれを塗布した金属コイル - Google Patents

金属コイル用マーキング剤及びそれを塗布した金属コイル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺板、シートの
溶接部、あるいは欠陥部などの弱部にマーキングを付
し、このマーキング部を巻き込んでなる金属コイル、お
よび該マーキング用のマーキング剤に関する。
【0002】
【従来の技術】シート状金属材料から、各種部品がそれ
を加工して製造されているが、その際、該シート状金属
材料は、各シートが溶接され長尺としたものを巻き込ん
だコイルの形態で利用されている。
【0003】部品製造の際には、コイルを構成するシー
ト状金属材料の溶接部などは製品特性上不適合なため、
この部分の利用を回避すべきであるが、生産性の観点か
らは、むしろこの部分も含めて連続的に生産して、製品
とした後で問題の部品を取り除くほうが効率的である。
そこで、溶接部などの弱部を容易に識別できるように、
長尺シート状金属材料の弱部を予め着色すること(マー
キング)が行われている。この着色に使用されているマ
ーキング剤としては、従来は比較的耐転写性があり、金
属との密着性もよいシェラック−アルコール系等の高極
性樹脂−高極性溶媒系のマーキング剤が使用されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このマ
ーキング剤は耐湿性が不充分で、シート状金属材料がコ
イル状に巻き込まれた状態で長期保存された場合、特に
夏場の高温多湿時かけて保存された場合、その高温、多
湿とコイルの巻圧によりブロッキングを起こし、またコ
イル接着面への色転写を起こす場合がある。
【0005】これは高温多湿下での樹脂の圧着転写、及
び染料のブリードや昇華移行などが生起するためであ
る。また、一般にマーキング剤は加熱により硬化させる
ものが多いが、高極性溶剤に溶解性の良い染料は耐熱性
があまり強くなく、硬化時の温度管理に注意が必要であ
り作業性に劣るとという問題もあった。耐熱性の点では
顔料が優れているが、これは金属酸化物などの無機物質
であり、有機溶媒には溶解せず、加えて比重差もあって
分散安定性も劣り、保存中に顔料が沈降、分離する現象
が現われる。
【0006】本発明は、こうした実情の下に上記の問題
点を解消し得た、すなわち、高温多湿下で、かつコイル
状態での巻圧下においてもブロッキングをおこさず、ま
た色転写せず、更にコイルから所定の部品(製品)に加
工後も剥離することなく、堅固に金属に密着することが
でき、しかも貯蔵安定性にも優れた金属コイル用マーキ
ング剤、及びそのマーキング剤が所定箇所に塗布された
金属コイルを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討し
た結果、ブロッキングや色転写を防ぐには、樹脂が架橋
タイプでかつ耐湿性の強いものにする必要があることを
見出し、さらに、作業性を考えて短時間で硬化するもの
が好ましいと考え、この条件を満たす樹脂系として飽和
高分子ポリエステル樹脂とメラミン樹脂を、また着色剤
として比較的熱安定性がよく極性溶媒に親和性のある金
属錯塩染料を選択し、かつ比較的低温で硬化し得る系を
見いだし、本発明に至った。
【0008】すなわち、本発明は、 (1)長尺のシート状金属材料を巻き込んだ金属コイル
の溶接部または欠陥部を識別するために、前記溶接部ま
たは前記欠陥部に塗布される金属コイル用マーキング剤
において、 (A)平均分子量が3,000以上の飽和ポリエステル
樹脂100重量部 (B)メラミン樹脂15〜60重量部 (C)硬化触媒0〜8重量部 (D)着色剤としての金属錯塩染料 (E)溶剤 からなり120〜220℃で硬化させて使用する金属コ
イル用マーキング剤、 (2)該マーキング剤を塗布し、塗布部を巻き込んでな
る金属コイル、に関するものである。
【0009】ポリエステル樹脂としては、飽和ポリエス
テル樹脂で平均分子量が3000以上のもの、柔軟性を
考慮すれば平均分子量が8000以上のものが好まし
い。Tgに関してはTgの高いものは耐ブロッキング性
に優れ、低いものは柔軟性に優れているが、どちらも使
用可能である。本発明に使用する飽和ポリエステルはと
くに制限はないが、たとえば酸成分としてフタル酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸などを主体とするものが好ま
しく、可撓性を保持できる範囲で少量のマレイン酸など
の不飽和酸を変性剤として含んでいてもよい。またアル
コール成分としては、たとえば、エチレングリコール、
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,
3−ブタンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトールあるいはポリエチレングリコールなどの
ポリアルキレングリコールなどが好ましい。
【0010】またメラミン樹脂は低温で硬化させる場
合、ヘキサアルコキシメチロールメラミンは好ましくな
く、少なくとも全メラミン中の50%以上がイミノ基も
しくはメチロール基を含んだ高反応性のメラミン樹脂で
ある必要がある。もちろん、高温領域でのみ硬化させる
のであればヘキサアルコキシメチロールメラミンのみを
使用してもよい。ただしこの場合、金属の種類によって
は金属が変色することもあり注意が必要で、やや汎用性
に欠ける。メラミン樹脂の量はポリエステルの15〜6
0重量部がよく、それより少ないと架橋不足によるブロ
ッキングの可能性があり、多すぎると柔軟性が低下す
る。
【0011】また着色剤は、溶剤への溶解性がよく、ま
た耐湿性でかつ耐熱性のあるものが好ましく、本発明に
おいては金属錯塩染料を使用する。金属錯塩染料とは分
子内錯塩の形でクロムなどの金属を含んでいる染料を意
味する。
【0012】本発明に使用する金属錯塩染料としては、
とくに制限はなく、市販製品を使用できる。たとえば、
保土ケ谷化学工業(株)製「愛染スピロン染料」などが
好ましい。触媒としては経時安定性の点からブロック型
の有機スルフォン酸塩が好ましくさらに即硬化のため低
温で解離するタイプのものが望ましいが、硬化条件を高
く設定できる場合は特に解離温度を考慮しなくともよ
く、また十分に高温ならば触媒を除くことも可能であ
る。
【0013】ポリエステル/メラミン系は金属への密着
性がよくそのままでも十分使用に耐えるが、一部の金属
には若干密着性が劣る場合がある。このような金属系に
十分な密着性を与えるためにヒドロキシル変性もしくは
カルボキシル変性の塩ビ/酢ビ共重合樹脂をブレンドす
るのが有効である。添加量は0〜50重量部で、それ以
上は逆に密着の悪くなる金属がある。前記ヒドロキシル
変性は、塩ビ/酢ビ共重合樹脂における酢ビ部分の部分
加水分解によるもので、OH基が0.5〜5.0重量%
であるものが好ましい。また前記カルボキシル変性は塩
ビ/酢ビ共重合樹脂にカルボキシル基を含む単量体を共
重合などにより変性させたもので、酸価が5〜30mg
KOH/gが好ましい。また、同様の意味で添加剤とし
てシランカップリング剤を使用するのもより接着性が高
まり効果が大きく、特にステンレスに有効である。各々
単独で使用してもよいが併用するとより効果的である。
【0014】また、本発明に使用する溶剤としては、極
性溶媒が好ましい。
【0015】なお、金属コイルの目的や使用条件によっ
て強い耐スクラッチ性を要求される場合、さらにポリエ
チレンワックス等のワックス等を添加するのが有効であ
る。また低光沢が必要であれば、マイクロシリカ等の通
常使用される艶消し剤を添加することもできる。
【0016】塗装方法は特に制限しないが、ハケやフェ
ルトによる手塗り、スプレーや塗装機を用いたもの、さ
らにはゴム印やプリンタを使用して記号、文字、バーコ
ード等の印字にも応用できる。
【0017】本発明のマーキング剤が適用される金属材
料は、長尺のシート状でコイル状に巻き込まれるもので
あり、鉄、銅、アルミニウムあるいはそれらの合金など
とくに制限はない。また、コイルは糸巻状とするのが好
ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に実施例及び比較例を示す。
例中の部はいずれも重量部である。
【0019】実施例1 低Tgポリエステル樹脂30%溶液(*1) 30部 メラミン樹脂60%溶液(*3) 8部 酸硬化触媒溶液(*5) 1部 金属錯体染料40%溶液(*6) 20部 MIBK 60部 酢酸エチル 70部 イソプロピルアルコール 20部 上記配合の組成物をディスパー混合した後、フェルトを
使用したマーカーペン容器に移し、目的とする各々の金
属板(2B,2P,04S,BPSM)に塗布する。
【0020】この塗布金属板を硬化条件を3段階に変え
て焼き付けて硬化させ、評価用マーキング剤塗布金属板
を得た。
【0021】実施例2 高Tgポリエステル樹脂30%溶液(*2) 30部 メラミン樹脂60%溶液(*3) 8部 酸硬化触媒溶液(*6) 1部 金属錯体染料40%溶液(*6) 20部 MIBK 60部 酢酸エチル 70部 イソプロピルアルコール 20部 上記配合の組成物をディスパー混合した後、フェルトを
使用したマーカーペン容器に移し、目的とする各々の金
属板(2B,2P,04S,BPSM)に塗布する。
【0022】この塗布金属板を硬化条件を3段階に変え
て焼き付けて硬化させ、評価用マーキング剤塗布金属板
を得た。
【0023】実施例3 低Tgポリエステル樹脂30%溶液(*1) 30部 メラミン樹脂(*4) 5部 酸硬化触媒溶液(*5) 1部 金属錯体染料40%溶液(*6) 20部 MIBK 60部 酢酸エチル 70部 イソプロピルアルコール 20部 上記配合の組成物をディスパー混合した後、フェルトを
使用したマーカーペン容器に移し、目的とする各々の金
属板(2B,2P,04S,BPSM)に塗布する。
【0024】この塗布金属板を硬化条件を3段階に変え
て焼き付けて硬化させ、評価用マーキング剤塗布金属板
を得た。
【0025】実施例4 低Tgポリエステル樹脂30%溶液(*1) 30部 メラミン樹脂60%溶液(*3) 8部 酸硬化触媒溶液(*5) 1部 金属錯体染料40%溶液(*6) 20部 カルボキシル変性塩酢ビ共重合樹脂25%溶液(*7)8部 シランカップリング剤(*8) 4部 MIBK 60部 酢酸エチル 70部 イソプロピルアルコール 20部 上記配合の組成物をディスパー混合した後、フェルトを
使用したマーカーペン容器に移し、目的とする各々の金
属板(2B,2P,04S,BPSM)に塗布する。
【0026】この塗布金属板を硬化条件を3段階に変え
て焼き付けて硬化させ、評価用マーキング剤塗布金属板
を得た。
【0027】比較例1 低Tgポリエステル樹脂30%溶液(*1) 30部 メラミン樹脂60%溶液(*3) 2部 酸硬化触媒溶液(*5) 1部 金属錯体染料40%溶液(*6) 20部 MIBK 60部 酢酸エチル 70部 イソプロピルアルコール 20部 上記配合の組成物をディスパー混合した後、フェルトを
使用したマーカーペン容器に移し、目的とする各々の金
属板(2B,2P,04S,BPSM)に塗布する。
【0028】この塗布金属板を硬化条件を3段階に変え
て焼き付けて硬化させ、評価用マーキング剤塗布金属板
を得た。
【0029】比較例2 低Tgポリエステル樹脂30%溶液(*1) 30部 メラミン樹脂60%溶液(*3) 8部 酸硬化触媒溶液(*5) 1部 金属錯体染料40%溶液(*6) 20部 カルボキシル変性酢ビ共重合樹脂25%溶液(*7)24部 MIBK 60部 酢酸エチル 70部 イソプロピルアルコール 20部 上記配合の組成物をディスパー混合した後、フェルトを
使用したマーカーペン容器に移し、目的とする各々の金
属板(2B,2P,04S,BPSM)に塗布する。
【0030】この塗布金属板を硬化条件を3段階に変え
て焼き付けて硬化させ、評価用マーキング剤塗布金属板
を得た。
【0031】*1 バイロン30(東洋紡績( 株) )、
分子量20,000 Tg=5℃ *2 バイロン23(東洋紡績( 株) )、分子量20,
000 Tg=67℃ *3 ユーバン165(三井東圧化学( 株) )、イミノ
/メチロール型ブチル化メラミン *4 サイメル303(三井サイテック( 株) )、ヘキ
サメトキシメチロールメラミン *5 NACURE #2500X(KingIndu
stries,Inc.) ブロック型P−TSA
25%解離温度65℃ *6 愛染スピロンブラックRLH S−Liq.(保
土ケ谷化学工業(株)) *7 ビニライトVAGH(UNION CARBID
E CORP.) ヒドロキシ変性塩化ビニル・酢酸ビニルコポリマー *8 ペインタッドA(ダウコーニング(株)) (使用金属) 2B :黄銅 0.3mm 2P :燐青銅 0.3mm 04S :ステンレス 0.4mm BPSM:スズメッキ材 0.3mm (硬化条件) 表1.170℃雰囲気のオーブンに3分
間投入 表2.140℃雰囲気のオーブンに3分間投入 表3.140℃雰囲気のオーブンに5分間投入 いずれの場合も、投入後90秒で板温はオーブン温度ま
で到達。以後ホールドされた。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】*9:10kg/cm3荷重で同一金属の
塗装面と非塗装面を圧着し、50℃90%環境で1週間
保存。その後、圧着面のブロッキングの状態を観察し、
以下の基準で評価した。
【0036】 ○ :異常なし(接触金属に全く転写は認められない) ○〜△:僅かに小さな斑点状の転写が認められる △ :接触面の一部に転写あり × :接触面の全面に転写あり *10:マーキング面を1mm碁盤目クロスカット、セ
ロテープ剥離による密着性を観察し以下の基準で評価し
た。
【0037】 ○ :剥離なし ○〜△:剥離はないが、クロスカット部分のエッジが僅
かにめくれ上がっている △ :碁盤目の一部が剥離 × :碁盤目の50%以上が剥離 *11:デュポン衝撃試験機使用 荷重300g、30
cm 以下の基準で評価した。
【0038】 ○ :異常なし ○〜△:変形部を爪で擦りセロテープ剥離を行ったとき
に、僅かに剥離傾向 △ :変形部を爪で擦りセロテープ剥離を行ったとき
に、変形部にて一部分剥離 × :変形部を爪で擦りセロテープ剥離を行ったとき
に、変形部にて全面が剥離 *12:使用油−スピンドル油。2,3滴マーキング面
に滴下し、25℃で24時間放置。その後、油を拭き取
りマーキング剤塗膜の異常と色落ちを確認した。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマーキン
グ剤は着色剤などが分離することなく貯蔵安定性がよ
く、また比較的低温で迅速に硬化するので作業性に優れ
ている。また、塗布部がコイル状に巻き込まれた状態に
おいて、高温、高湿度下におかれてもブロッキングや色
転写を生じることなく、塗布面に堅固に密着しており、
マーキング剤としての要求性能に優れている。しかもこ
うした特性を金属の種類に制限されることなく発現する
ことができるので、本発明のマーキング剤は汎用性を有
し、金属の種類に応じてマーキング剤を用意する必要が
なく、その管理が容易であり、またこの点においても作
業性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向山 智昭 神奈川県横浜市緑区青砥町450 ザ・イ ンクテック株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 51/00 C09D 161/20 C09D 167/02 C09D 11/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺のシート状金属材料を巻き込んだ金
    属コイルの溶接部または欠陥部を識別するために、前記
    溶接部または前記欠陥部に塗布される金属コイル用マー
    キング剤において、 (A)平均分子量が3,000以上の飽和ポリエステル
    樹脂100重量部 (B)メラミン樹脂15〜60重量部 (C)硬化触媒0〜8重量部 (D)着色剤としての金属錯塩染料 (E)溶剤 からなり120〜220℃で硬化させて使用する金属コ
    イル用マーキング剤。
  2. 【請求項2】 ヒドロキシル変性された塩化ビニル/酢
    酸ビニル共重合樹脂、もしくはカルボキシル変性された
    塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂0〜50重量部をさ
    らに配合してなる請求項1記載の金属コイル用マーキン
    グ剤。
  3. 【請求項3】 シランカップリング剤をさらに配合して
    なる請求項1または2記載の金属コイル用マーキング
    剤。
  4. 【請求項4】 長尺のシート状金属材料を巻き込んだ金
    属コイルの溶接部または欠陥部を識別するために、前記
    溶接部または前記欠陥部に金属コイル用マーキング剤を
    塗布してなる金属コイルにおいて、前記金属コイル用マ
    ーキング剤が (A)平均分子量が3,000以上の飽和ポリエステル
    樹脂100重量部 (B)メラミン樹脂15〜60重量部 (C)硬化触媒0〜8重量部 (D)着色剤としての金属錯塩染料 (E)溶剤 からなり120〜220℃で硬化されている金属コイ
    ル。
  5. 【請求項5】 金属コイル用マーキング剤がヒドロキシ
    ル変性された塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂、もし
    くはカルボキシル変性された塩化ビニル/酢酸ビニル共
    重合樹脂0〜50重量部をさらに配合してなる請求項4
    記載の金属コイル。
  6. 【請求項6】 金属コイル用マーキング剤がシランカッ
    プリング剤をさらに配合してなる請求項4または5記載
    の金属コイル。
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