JP3338699B2 - 赤外線加熱示差熱分析器 - Google Patents

赤外線加熱示差熱分析器

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JP3338699B2
JP3338699B2 JP2000368630A JP2000368630A JP3338699B2 JP 3338699 B2 JP3338699 B2 JP 3338699B2 JP 2000368630 A JP2000368630 A JP 2000368630A JP 2000368630 A JP2000368630 A JP 2000368630A JP 3338699 B2 JP3338699 B2 JP 3338699B2
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    • G01N25/00Investigating or analyzing materials by the use of thermal means
    • G01N25/20Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating the development of heat, i.e. calorimetry, e.g. by measuring specific heat, by measuring thermal conductivity
    • G01N25/48Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating the development of heat, i.e. calorimetry, e.g. by measuring specific heat, by measuring thermal conductivity on solution, sorption, or a chemical reaction not involving combustion or catalytic oxidation
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は素早く加熱および冷
却される示差走査熱分析器のような示差熱分析器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】示差熱分析器(DTA)はサンプルと比
較用サンプルとが動的に制御された温度変化を同時に受
ける際におけるサンプルと比較用サンプルとの間の温度
差を測定する。サンプル温度または時間の関数の動的な
温度差を測定することによってサンプルで起こる物理的
な変態に関する量的にも質的にも有用な情報が得られ
る。示差走査熱分析器(DSCs)はサンプルへの熱流
やサンプルからの熱流を量的に測定する示差熱分析器で
ある。
【0003】得られる加熱率および冷却率と、所望の温
度で素早く平衡状態にする能力とは示差熱分析器にとっ
て重要な作動特性である。例えば『等温結晶化(Isother
malCrystallization)』においてはサンプル結晶化の経
過時間が測定される。実験は本質的に融点以上の温度ま
で材料を加熱し、材料の全ての結晶が溶融するまでその
温度を保持することによって行われる。結晶の融点以下
の所定温度までサンプル温度を素早く下げ、材料が凝固
して結晶が成長するような温度を保持する。対時間の温
度差の記録は発熱のピークを示す。そのピークは材料の
結晶化を記録する。最大温度差が生じる時間が結晶化時
間である。
【0004】こうした測定において機器はサンプル温度
を融点以上の温度から等温度へできる限り素早く下げ、
サンプルがその等温度を過ぎてそれ以下へ過度に冷却さ
れてしまうことのないようにしながら素早く等温でサン
プル温度を安定させなければならない。等温結晶化測定
のための示差熱分析器の典型的な仕様は200°C/分
でサンプルを冷却して等温度へ達していない温度が0.
5°Cより大きくならないと同時に30秒で等温度にサ
ンプル温度を安定させることを含む。
【0005】示差熱分析器は次のような主要構成要素、
すなわち(1)サンプルと比較用サンプルとのためのホ
ルダと、(2)サンプルと比較用サンプルとの間の温度
差を測定するためのセンサと、(3)サンプルの温度を
測定するためのセンサと、(4)サンプルと比較用サン
プルとを加熱するためのオーブンとを有する。
【0006】最も典型的にはオーブンは熱的に隔離する
ハウジングに包囲される抵抗加熱要素を巻かれた高伝導
性金属ブロック(図示せず)からなる。このオーブンは
オーブンから熱を取り除くための冷却システムを備え
る。大きい質量のオーブンは通常、冷却率を制限し、冷
却システムはサンプルを冷却するために比較的大きな炉
を冷却しなければならないので等温結晶化の最小限必要
な仕様以下になる。低温液体または多段機械冷却システ
ムを使用することによって従来の示差熱分析器は制限さ
れた温度範囲に渡って50°C/分までの冷却率を有す
る。しかしながらこれらによっても通常、所定時間内に
等温度に安定させることができず、許容温度を達成する
ことができない。したがって従来のDTA機器を使用し
ても等温結晶化測定を満足に行うことはできない。
【0007】高密度赤外線加熱は赤外線(IR)加熱ラ
ンプによって放出される放射線を使用して物体の表面を
加熱する。典型的には管状の加熱ランプが放射線を物体
へ導き、そして集中させる楕円状(または放射状)のい
ずれかの反射体と共に使用される。反射体は通常、反射
コーティングを有する金属であり、この反射コーティン
グは電磁スペクトルの赤外線領域(すなわち1μm〜1
mmの波長)で非常に高い鏡面反射を有する。コーティ
ングとしては概して金が望ましいが赤外線反射コーティ
ングとしては金または銀のコーティングが非常に効果的
である。
【0008】楕円状反射体において赤外線ランプは楕円
の1つの焦点に配置され、その赤外線ランプから放出さ
れる放射エネルギは楕円の反対側の焦点に配置される線
に反射体によって集中される。このように赤外線ランプ
によって放出される赤外線エネルギの殆ど全てがこの焦
点線に沿って集中され、結果として非常に高いエネルギ
密度が生じる。各反射体の加熱焦点が同一線上にあるよ
うに多数の反射体を配設することによって多数の赤外線
ランプからのエネルギは同一線に沿って集中されて使用
される赤外線ランプの数と反射体の数に比例して加熱焦
点へ運ばれるエネルギが増す。
【0009】放出された放射エネルギを平行光線として
反射するように反射体の焦点に配置される赤外線ランプ
と共に放射状反射体が使用される。したがって放射状反
射体を使用する赤外線ヒータは楕円状反射体を有するも
のと同じくらい高いエネルギ密度は運ばないけれども平
坦面を加熱するのには非常に適している。多放射状反射
体赤外線ヒータは各組立体から放出される平行光線が交
わって大きな体積の加熱領域を形成するように配設され
る。一方、多放射状反射体赤外線ヒータは表面に放射し
て加熱面でエネルギ密度を増加するように配設される。
【0010】赤外線ランプを使用して得た非常に高いエ
ネルギ密度のために非常に高い加熱率が得られる。加熱
負荷の特性、特に加熱負荷の質量によって毎分数千度程
度の加熱率を得ることができる。
【0011】高密度赤外線加熱は熱分析機器、例えば熱
重量分析器(TGA)、示差熱分析器(DTA)、示差
走査熱分析器(DSC)、TGAとDTAとを組み合わ
せたもの、TGAとDSCとを組み合わせたもの等で使
用される。しかしながら本発明のように高い加熱率、素
早い冷却率、正確な温度制御を得るために赤外線加熱と
能動的な冷却機構とを組み合わせたシステムはない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は高密度赤外線ヒ
ータを検出組立体の能動的な冷却と組み合わせて示差熱
分析センサの制御された高い加熱率および冷却率を達成
し、サンプルを分析する示差熱分析器に関する。
【0013】本発明の好ましい第1実施例において示差
熱分析器は(1)サンプル温度と、サンプルへの熱流お
よびサンプルからの熱流とを同時に測定する示差熱分析
センサと、(2)能動的な冷却ヒートシンクと、(3)
冷却剤をヒートシンクへ供給するための冷却装置と、
(4)示差熱分析センサをヒートシンクへ接続する熱流
抑制要素と、(5)多赤外線ヒートランプと楕円状また
は放射状反射体とを有する高密度赤外線ヒータとを有す
る。高密度赤外線ヒータ組立体は放射線を熱流抑制要素
の側面へ導くようにされており、したがってヒートシン
クの冷却効果にまさって検出組立体とサンプルとを加熱
する。ヒートシンクは赤外線加熱システムによって放射
もされるので冷却システムが除かなければならない熱を
大量に吸収してしまう。この熱負荷を少なくするために
ヒートシンクの側面を磨いて高い赤外線反射率を有する
コーティングを施し、吸収される熱が最小限になるよう
にする。
【0014】ヒートシンク冷却剤供給システムは閉鎖ル
ープタイプであり、冷却剤(例えば水)がヒートシンク
を通り、そして熱交換器を通って循環する。このような
システムは作動温度範囲が実質的に周囲温度以上である
とき、または必要な冷却率がより少ないようなときに好
ましい。機械的な冷却システムは作動温度範囲が低い
(周囲温度以下)とき、または高い冷却率が必要とされ
るときに使用される。ヒートシンク冷却システムは非常
に低い範囲の作動温度を必要とする測定のためにまたは
最も高い冷却率が必要であるとき、液体窒素のような消
耗可能な液体寒剤を使用する。
【0015】与えられた温度範囲内において加熱率と冷
却率とを最大にするためにバランスをとる。最も高い冷
却率を必要とするシステムは与えられた赤外線ヒート組
立体のために概して反対に最も低い加熱率を有する。し
かしながらランプや反射空間の数を増やすことで検出組
立体へ供給されるエネルギが増加されて与えられた冷却
システムにとってより高い加熱率が達成される。
【0016】本発明の好ましい第2実施例において2つ
の熱流抑制要素と2つのヒートシンクが使用される。第
1熱流抑制要素は示差熱分析センサと第1ヒートシンク
との間に接続され、第2熱流抑制要素は示差熱分析セン
サと第2ヒートシンクとの間に接続される。2つの熱流
抑制要素と2つのヒートシンクとは示差熱分析センサの
両側(例えば上と下)に配置される。2つの熱流抑制要
素と2つのヒートシンクとはシステムの冷却容量を増加
し、したがってより高い冷却率が得られる。
【0017】本発明に従って構成される示差熱分析器と
示差走査熱分析器とは非常に高い加熱率と、非常に早い
冷却率と、非常に正確な温度制御とを達成することが可
能である。したがってこれらの機器は素早い加熱および
冷却を要する示差熱分析測定にとって理想的なものであ
る。このような機器は所定の等温度で素早く安定させら
れ、その誤差は非常に小さい。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】したがって素早く加熱
され、且つ冷却される示差熱分析器および示差走査熱分
析器を提供することが本発明の目的である。
【0019】サンプル温度を素早く所定温度へ変化さ
せ、その温度で素早く安定させるような示差熱分析器お
よび示差走査熱分析器を提供することが本発明の他の目
的である。
【0020】等温結晶化測定の精度を増加することが本
発明の他の目的である。
【0021】本発明のこれらの目的および他の目的を本
発明の詳細な説明、図面および特許請求の範囲で説明す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は赤外線加熱DSC組立体の
赤外線加熱ランプのフィラメントの平面を通る好ましい
第1実施例の垂直断面図であり、その赤外線加熱DSC
組立体は2つの赤外線加熱ランプと、双楕円状反射体
と、1つのヒートシンクと、1つの熱流抑制要素とを使
用する。反射体組立体1は反射ブロック2と、端部プレ
ート3,4とを含む。反射ブロック2の内面5は磨いて
鏡のように仕上げられており、金のコーティングを施さ
れ、それからまた磨いて鏡のように仕上げられた双楕円
状反射体である。金は必要なスペクトル反射を有するの
に加えて変化しないので他の反射コーティングに渡って
好ましい。端部プレート3,4は平坦である。これらの
内壁6および7は磨かれて鏡のような仕上げになってい
る。その面は金のコーティングを施され、磨かれて鏡の
ような仕上げになっている。頂部および底部の端部プレ
ートを通る穴8、9、10および11は赤外線加熱ラン
プ12,13の端部が端部プレート3,4を通って突出
して電気接続(図示せず)が赤外線加熱ランプになされ
ることを可能にする。これは周囲の空気がシールを冷却
可能であることによって赤外線加熱ランプの真空シール
を保護する。
【0023】赤外線領域における金のコーティングの反
射は100%以下である。また、赤外線加熱ランプは金
のコーティングが高い反射を有する範囲外の波長の放射
線を放出する。これら2つの要因のためにブロックおよ
び端部プレートは赤外線の吸収によって加熱され、した
がってブロック2および端部プレート3,4の冷却が必
要となる。炉ブロック2および端部プレート3,4は好
ましくはブロック2および端部プレート3,4の冷却路
(図示せず)に水のような冷却剤を通して循環させるこ
とによって冷却される。一方で、ブロック2および端部
プレート3,4はブロック2および端部プレート3,4
の外側で冷却フィンによって冷却される。
【0024】熱流検出組立体16およびヒートシンク組
立体14は石英ガラスの包囲部材15によって包囲され
ており、その包囲部材15は熱流検出組立体16および
サンプルのための分離環境を提供する。石英ガラスはそ
れが高い広帯域の赤外線伝導性を有しているので包囲部
材として選択される。赤外線加熱ランプによって放出さ
れる赤外線は石英ガラスの包囲部材のチューブを通り、
その吸収損失は非常に小さい。さらに石英ガラスは13
00°C程度の温度における継続した作動にも耐えられ
る。その熱伝導性は小さく、包囲部材に沿った熱の伝導
による熱損失または熱獲得が少ない。
【0025】石英ガラスの包囲部材によって実験中にサ
ンプルの劣化を防ぐ保護ガスで検出組立体を囲む領域を
満たすことが可能になり、または必要によってはサンプ
ルと反応するガスで満たすことが可能である。例えば酸
素は酸化状態下におけるサンプルの安定性の研究を行う
のに使用される。入口および出口(図示せず)が包囲部
材へ提供され、望ましい雰囲気が導入され、維持され
る。
【0026】図2は1つの楕円状反射体と、1つの赤外
線加熱ランプとを有する本発明の他の実施例の断面図で
あり、この断面は(熱流センサの平面の丁度上方で)赤
外線加熱ランプの平面に対し横断方向へとられている。
反射ブロック5の反射面は楕円状の断面のキャビティ1
8である。赤外線加熱ランプ13のフィラメント20は
楕円状反射キャビティ18の1つの焦点に配置されてお
り、熱流検出組立体16は楕円反射体の他の焦点に配置
されている。この構成は赤外線加熱ランプのフィラメン
ト20によって放出される殆ど全ての赤外線エネルギを
石英ガラス包囲部材15を通って熱流検出組立体16の
面へ導く。
【0027】図3は双楕円状反射体を有する好ましい第
1実施例の断面図であり、この断面は(熱流センサの面
の丁度上方)の赤外線加熱ランプの平面に対し横方向へ
とられている。反射ブロックの双楕円状反射体の面5は
楕円の主軸が共通線上にあり且つ各楕円の1つの焦点が
他の楕円の1つの焦点と一致するように方向づけられた
2つの交わる楕円状の反射キャビティ17および18か
らなる。一致焦点をはっきりさせる線は検出組立体16
と石英ガラスの包囲部材15とのための軸線方向の中央
線である。赤外線加熱ランプ12のフィラメント19は
反射キャビティ17の1つの焦点に配置され、一方で、
赤外線加熱ランプ13のフィラメント20は反射キャビ
ティ18の1つの焦点に配置される。したがって赤外線
加熱ランプのフィラメント19,20によって放出され
る赤外線の殆ど全ては楕円状反射体の一致焦点に向かっ
て導かれる。赤外線は石英ガラスの包囲部材15を通
り、熱流検出組立体16を加熱する。
【0028】図4は2つの放射状反射体と2つの加熱ラ
ンプとを有する本発明の他の実施例の断面図であり、こ
の断面は(熱流センサの平面の丁度上方の)赤外線加熱
ランプの平面に対し横方向へとられている。反射ブロッ
ク41は放射状反射面42,43を含む。反射体はこれ
らの軸線が共通線上にあるように配置される。赤外線加
熱ランプ12のフィラメント19は反射体43の焦点に
配置され、赤外線加熱ランプ13のフィラメント20は
反射体42の焦点に配置される。熱流検出組立体16は
赤外線加熱ランプのフィラメントの間の中間に反射体の
軸線に沿って赤外線加熱ランプのフィラメントに対し平
行に配置される。この構成は赤外線加熱ランプから放出
される赤外線エネルギを熱流検出組立体16の面に導
き、熱流センサ組立体を加熱する。熱流検出組立体16
は石英ガラスの包囲部材15によって囲まれている。
【0029】図5は4つの放射状反射体と4つの加熱ラ
ンプとを有する本発明の他の実施例の断面図であり、こ
の断面は(熱流センサの平面の丁度上方で)赤外線加熱
ランプの平面に対し横方向へとったものである。反射ブ
ロック44は放射状反射面45、46、47および48
を含む。4つの放射状反射体の焦点は熱流検出組立体1
6の中央線の周りに等間隔を開けて円形状に配設され
る。4つの放射状反射体の軸線は熱流検出組立体16の
中央線で交わる。赤外線加熱ランプ57、58、59お
よび60のフィラメント53、54、55および56は
4つの放射状反射体の焦点に配置される。この構成は4
つの赤外線加熱ランプから石英ガラスの包囲部材15を
通って放出される赤外線の殆どを熱流検出組立体16の
面へ導き、熱流検出組立体16と、サンプルと、熱流セ
ンサとを加熱する。
【0030】図6は本発明の好ましい第1実施例のヒー
トシンク組立体14と熱流検出組立体16との垂直断面
図であり、この第1実施例は1つの熱流抑制要素と1つ
のヒートシンクとを有する。ヒートシンク21は,閉端
部冷却路22を有する円筒形の金属バーである。チュー
ブ23はヒートシンク21の下方端部を上方へ通って閉
端部冷却路22になり、路の端部の丁度下方で終端す
る。ヒートシンク21のための冷却剤は入口51を経由
してチューブ23へ入り、チューブ23の端部を上方へ
通り過ぎて閉端部冷却路22へ流れ、それから閉端部冷
却路22の内側へ下方へ流れてヒートシンク21から熱
を吸収し、且つ冷却剤の出口52を経由して放出管24
から出る。ヒートシンク21の下方端部の溝26のOリ
ングシール25は包囲部材15の内面と接触し、包囲部
材をヒートシンク21へシールし、サンプル雰囲気を封
じ込める。ヒートシンク21の側部面27は磨かれて鏡
のように仕上げられ、金のコーティングを施され、また
磨かれて鏡のように仕上げられる。金のコーティングは
表面から入射する赤外線の殆ど全てを反射することによ
ってヒートシンク21の加熱を減少する。熱流検出組立
体16は石英ガラスの包囲部材15によって包囲されて
いる。
【0031】図7は図6で示した熱流検出組立体16を
通る拡大垂直断面図である。ヒートシンク組立体14の
上方端部は熱流抑制要素28に連結され、次に熱流抑制
要素28は温度平衡リング29に連結され、そして温度
平衡リングは示差熱分析センサ組立体30に連結されて
いる。示差熱分析センサ組立体30はもう1つの温度平
衡リング31に連結され、その温度平衡リング31は上
方のサンプル領域の包囲部材32に連結される。分析さ
れるべきサンプルはサンプル皿34内に含まれ、一方
で、比較用サンプル皿35には何もないか、または(概
して不活性の)比較用サンプルを含んでいる。全ての連
結ははんだ(または同様の連結工程)によってなされ、
全ての構成要素の完全で連続的な連結が確実なものとな
る。
【0032】熱流抑制要素28は示差熱分析センサ組立
体30から出た熱流のための十分な路を提供するように
構成され、望ましい冷却率が得られるがしかし熱伝導性
は制限されるように構成され、望ましい最大温度および
加熱率が得られる。作動の間、熱流抑制要素を横断する
温度差は摂氏何十、または何百から1000°C以上程
度までの範囲で変動する。
【0033】熱流抑制要素28にとって理想的な材料は
熱伝導性が比較的低い材料であり、その断面と長さは理
にかなったものである。熱伝導性が比較的高い材料は十
分な熱抵抗を有するように非常に薄い壁を有し、および
/または非常に長くなければならない。この材料は熱を
大量に保持しないように比較的小さい熱容量を有するべ
きである。その長さに渡る温度差が非常に大きいので熱
流抑制要素は示差熱拡張のための非常に高い応力を受け
る。材料は概して非常に延性を有することが必要であ
り、つまり概して金属に対する材料選択を制限する。検
出組立体の面によって遮断される放射線は概して一様に
分散されない。それはセンサの非対称の温度分散を生
じ、測定中の外部からの熱流を引き起こす。このような
外部からの熱流は熱流信号の偏りを引き起こす。基線の
信号のこれらの偏りは非常に望ましくない。
【0034】温度平衡リング29および31は高い温度
領域から低い温度領域への熱伝導によって示差熱分析セ
ンサ組立体30の周辺部の周りで温度の一様性を改善す
るのに役立ち、センサ内での温度分布の対称性を改善
し、結果として広い範囲の温度に渡って非常にゼロに近
い基線の熱流を生じる。温度平衡リング29および31
は非常に高い熱伝導性材料から構成されており、熱は温
度平衡リングに素早く流れて一様でない温度を平衡にす
る。銀は最も高い熱伝導性材料であり、作動温度が72
5°C以下であるときに温度平衡リングにとって好まし
い材料である。本発明は示差熱分析器と示差走査熱分析
器との両方と使用される。示差熱分析器とは異なる示差
走査熱分析器の鍵となる特徴は単にDSCが広い範囲の
温度に渡ってほとんどゼロであり且つ非常に再生産でき
る基線の熱流信号を有するということである。これは温
度差信号が熱流を与えるために正確に測定されることを
可能にする。センサの対称の温度分布はDSCの本質的
な特徴である。
【0035】図7の蓋33はサンプル領域を覆ってい
る。この蓋33の1つの目的は赤外線によってサンプル
皿および比較用サンプル皿を直接加熱してしまうことを
防ぐことである。このような外部からの加熱は熱流測定
エラーを引き起こす。
【0036】図8は本発明の好ましい第2実施例の垂直
断面図であり、この第2実施例は2つの赤外線加熱ラン
プと、双楕円状反射体と、2つのヒートシンクと、2つ
の熱流抑制要素とを含む。赤外線加熱ランプのフィラメ
ントの平面に沿った断面になっている。第2実施例は第
1実施例と同様であるが検出組立体36の上方にヒート
シンク組立体38を含み、且つその下方にヒートシンク
組立体14を含む。検出組立体36およびヒートシンク
組立体14,38は検出組立体36、したがってサンプ
ルのための分離環境を提供する石英ガラスのサンプル包
囲チューブまたは包囲部材37内に含まれる。サンプル
皿および比較用サンプル皿の搭載および取外しを容易に
するために上方のヒートシンク組立体38は包囲部材3
7と共に取り外される。上方のヒートシンク組立体38
は下方のヒートシンク組立体14と実質的に同一であ
り、上方熱流抑制要素39に連結される。
【0037】図9は図8で示した検出組立体を通る拡大
断面図である。示差熱分析センサ組立体30が下方の温
度平衡リング29に連結され、次に温度平衡リング29
が下方の熱流抑制要素28に連結され、そして熱流抑制
要素28が下方のヒートシンク14に連結される。上方
温度平衡リング49は上方の熱流抑制要素39に連結さ
れ、そして熱流抑制要素39が上方ヒートシンク38に
連結される。全ての構成要素ははんだ、または他の同様
の連結方法によって連結される。上方温度平衡リング4
9と、上方熱流抑制要素39と、上方ヒートシンク38
とを具備する組立体は線40に沿って示差熱分析センサ
組立体30から分割されており、搭載および取外しする
ためにサンプルおよび比較用ホルダへアクセスすること
が可能になる。線40は示差熱分析センサ組立体30と
上方温度平衡リング49との間のインターフェースを示
す。
【0038】上述の本発明の実施例は例示するため、お
よび説明のために開示しただけである。これらは開示し
た実施例の正確な形態に対して本発明を厳格に制限する
ことは意図していない。本明細書で開示した実施例につ
いて上述の開示に関する当業者における通常の技術にと
っては多くの変更例が明らかであろう。本発明の範囲は
添付の請求の範囲と、その均等物によって形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの赤外線加熱ランプと、双楕円状反射体
と、1つのヒートシンクと、1つの熱流抑制要素とを有
する組立体の垂直断面図である。
【図2】1つの赤外線加熱ランプと、楕円状反射体とを
有する組立体の水平断面図である。
【図3】2つの赤外線加熱ランプと、双楕円状反射体と
を有する組立体の水平断面図である。
【図4】2つの赤外線加熱ランプと、2つの放射状反射
体とを有する組立体の水平断面図である。
【図5】4つの赤外線加熱ランプと、4つの放射状反射
体とを有する組立体の水平断面図である。
【図6】冷却組立体と検出組立体との垂直断面図であ
る。
【図7】示差熱分析センサと、ヒートシンクと、熱流抑
制要素との構成を示す検出組立体の垂直断面図である。
【図8】2つの赤外線加熱ランプと、双楕円状反射体
と、2つのヒートシンクと、2つの熱流抑制要素とを有
する組立体の垂直断面図である。
【図9】示差熱分析センサと熱流抑止要素との構成を示
しており、且つ2つの熱流翼要素と2つのヒートシンク
とを有する検出組立体の垂直断面図である。
【符号の説明】
1…反射体組立体 2…反射ブロック 3、4…端部プレート 5…内面 6、7…内壁 8、9、10、11…穴 12、13…赤外線加熱ランプ 14…ヒートシンク組立体 15…包囲部材 16…検出組立体 17、18…キャビティ 19、20…フィラメント 21…ヒートシンク 22…閉鎖端部冷却路 23…チューブ 24…放出チューブ 25…Oリングシール 26…溝 27…側部面 28…熱流抑制要素 29、31…温度平衡リング 30…センサ組立体 32…上方サンプル領域包囲部材 33…蓋 34…サンプル皿 35…比較用サンプル皿 36…検出組立体 37…包囲部材 38…ヒートシンク組立体 39…上方熱流抑制要素 41、44…反射ブロック 42、43、45、46、47、48…放射状反射面 49…上方温度平衡リング 51…入口 52…出口 53、54、55、56…フィラメント 57、58、59、60…赤外線加熱ランプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−186147(JP,A) 特開 昭51−85796(JP,A) 実開 昭61−34465(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 25/20 G01N 25/00

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプルと比較用サンプルとの間の示差
    熱を測定するための示差熱分析センサと、赤外線を放出
    するための第1赤外線源と、該第1赤外線源からの赤外
    線をサンプルおよび比較用サンプルに導いてこれらサン
    プルおよび比較用サンプルを加熱するための案内手段
    と、サンプルおよび比較用サンプルを冷却するための第
    1ヒートシンクとを具備する示差熱分析器において、示
    差熱分析センサの熱を第1ヒートシンクに伝達するよう
    にこれら示差熱分析センサと第1ヒートシンクとを接続
    する第1熱流抑制要素を具備し、該第1熱流抑制要素が
    示差熱分析センサと第1ヒートシンクとの間に空間が形
    成されるようにこれら示差熱分析センサと第1ヒートシ
    ンクとを接続することを特徴とする示差熱分析器。
  2. 【請求項2】 上記案内手段が反射体である請求項1に
    記載の示差熱分析器。
  3. 【請求項3】 上記反射体が放射状反射体である請求項
    2に記載の示差熱分析器。
  4. 【請求項4】 上記反射体が楕円状反射体である請求項
    2に記載の示差熱分析器。
  5. 【請求項5】 上記反射体が貴金属で覆われている請求
    項2に記載の示差熱分析器。
  6. 【請求項6】 上記貴金属が金である請求項5に記載の
    示差熱分析器。
  7. 【請求項7】 上記案内手段と示差熱分析センサとの間
    に石英ガラスのチューブが配置される請求項1に記載の
    示差熱分析器。
  8. 【請求項8】 上記サンプルと比較用サンプルとを冷却
    するための第2ヒートシンクと、示差熱分析センサの熱
    を第2ヒートシンクに伝達するようにこれら示差熱分析
    センサと第2ヒートシンクとを接続する第2熱流抑制要
    素とをさらに具備し、第1熱流抑制要素が第1ヒートシ
    ンクを示差熱分析センサの底面に熱伝達可能に接続し、
    第2熱流抑制要素が第2ヒートシンクを示差熱分析セン
    サの頂面に熱伝達可能に接続する請求項1に記載の示差
    熱分析器。
  9. 【請求項9】 赤外線を放出するための第2赤外線源を
    さらに具備し、上記案内手段が該第2赤外線源からの赤
    外線をサンプルおよび比較用サンプルに導いてこれらサ
    ンプルおよび比較用サンプルを加熱し、第1赤外線源が
    第1フィラメントを有する第1赤外線加熱ランプであ
    り、第2赤外線源が第2フィラメントを有する第2赤外
    線加熱ランプである請求項1または8に記載の示差熱分
    析器。
  10. 【請求項10】 上記案内手段が一致焦点と第1焦点と
    第2焦点とを有する双楕円状反射体であり、示差熱分析
    センサと、第1熱流抑制要素と、第2熱流抑制要素とが
    上記一致焦点に配置される請求項9に記載の示差熱分析
    器。
  11. 【請求項11】 上記第1赤外線加熱ランプの第1フィ
    ラメントが双楕円状反射体の第1焦点に配置され、第2
    赤外線加熱ランプの第2フィラメントが双楕円状反射体
    の第2焦点に配置される請求項10に記載の示差熱分析
    器。
  12. 【請求項12】 上記赤外線源が複数の赤外線加熱ラン
    プである請求項8に記載の示差熱分析器。
  13. 【請求項13】 上記案内手段が一致焦点と、赤外線加
    熱ランプの数と同数の複数の楕円状反射面と、赤外線加
    熱ランプの数と同数の複数の焦点とを有する多楕円状反
    射体であり、赤外線加熱ランプが各楕円状反射面の焦点
    に1つずつ配置され、示差熱分析センサと、第1熱流抑
    制要素と、第2熱流抑制要素とが上記一致焦点に配置さ
    れる請求項12に記載の示差熱分析器。
  14. 【請求項14】 上記案内手段が赤外線加熱ランプの数
    と同数の複数の放射状反射面と、赤外線加熱ランプの数
    と同数の複数の焦点とを有する多放射状反射体であり、
    赤外線加熱ランプが各放射状反射面の焦点に一つずつ配
    置され、赤外線源からの赤外線が平行光線で各放射状反
    射面から反射され、該放射状反射面は各放射状反射面に
    より反射される平行光線が交差して加熱領域を形成する
    ように方向づけられている請求項12に記載の示差熱分
    析器。
  15. 【請求項15】 上記案内手段が複数の放射状反射体で
    あり、第1赤外線源が放射状反射体の数と同数の複数の
    加熱ランプを具備し、各加熱ランプが赤外光線を放出
    し、各加熱ランプが各放射状反射体の各焦点に配置され
    る請求項1に記載の示差熱分析器。
  16. 【請求項16】 上記放射状反射体は該放射状反射体に
    より反射される赤外光線が交差して加熱領域を形成する
    ように方向づけられている請求項15に記載の示差熱分
    析器。
  17. 【請求項17】 上記示差熱分析センサと熱流抑制要素
    とが上記加熱領域内に配置される請求項14または16
    に記載の示差熱分析器。
  18. 【請求項18】 上記案内手段が複数の楕円状反射体で
    あり、各反射体が2つの焦点を有し、第1赤外線源が楕
    円状反射体の数と同数の複数の加熱ランプを具備し、各
    加熱ランプが赤外光線を放出し、各加熱ランプが各楕円
    状反射体の焦点に配置される請求項1に記載の示差熱分
    析器。
  19. 【請求項19】 材料の熱特性を分析するための方法に
    おいて、サンプルと比較用サンプルとの間の示差熱を測
    定するための示差熱分析センサと、赤外線を放出するた
    めの赤外線源と、該赤外線源からの赤外線をサンプルお
    よび比較用サンプルに導いてこれらサンプルおよび比較
    用サンプルを加熱するための案内手段と、サンプルおよ
    び比較用サンプルを冷却するためのヒートシンクとを具
    備し、示差熱分析センサの熱をヒートシンクに伝達する
    ようにこれら示差熱分析センサとヒートシンクとを接続
    する熱流抑制要素を具備し、該熱流抑制要素が示差熱分
    析センサとヒートシンクとの間に空間が形成されるよう
    にこれら示差熱分析センサとヒートシンクとを接続する
    示差熱分析器を提供する工程と、示差熱分析センサのサ
    ンプル位置にサンプルを配置し、比較用サンプル位置に
    比較用サンプルを配置する工程と、熱流抑制要素に向け
    て赤外線源から赤外線を導き、熱流抑制要素と、示差熱
    分析センサと、サンプル位置と、比較用サンプル位置と
    を加熱する工程と、サンプル位置の温度が第1の所定温
    度に達するまで熱流抑制要素を加熱し続ける工程と、ヒ
    ートシンクを冷却し、熱流抑制要素と、示差熱分析セン
    サと、サンプル位置と、比較用サンプル位置とを冷却す
    る工程と、サンプル位置の温度が第2の所定温度に達す
    るまでヒートシンクを冷却し続ける冷却継続工程と、サ
    ンプル位置と比較用サンプル位置との間の示差温度を記
    録する記録工程とを具備する方法。
  20. 【請求項20】 上記記録工程において時間の関数で示
    差温度が記録される請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 最大示差温度が生じる時間を測定する
    工程をさらに具備する請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 上記第1の所定温度が材料の融点以上
    であり、上記第2の所定温度が材料の融点以下である請
    求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 最大示差温度が生じる結晶化時間を認
    識する工程をさらに具備する請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 上記冷却継続工程において等温結晶化
    を得るのに十分な割合でサンプル位置の温度が下げられ
    る請求項19に記載の方法。
  25. 【請求項25】 上記冷却継続工程においてサンプル位
    置の温度が200°C/分の割合で下げられる請求項2
    4に記載の方法。
  26. 【請求項26】 上記冷却継続工程後にサンプル位置の
    温度を30秒以内で安定にする工程をさらに具備する請
    求項19に記載の方法。
  27. 【請求項27】 上記冷却継続工程において第2の所定
    温度への未到達温度が0.5°C以下である請求項19
    に記載の方法。
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