JP3337873B2 - 衝突防止装置 - Google Patents

衝突防止装置

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JP3337873B2
JP3337873B2 JP16204595A JP16204595A JP3337873B2 JP 3337873 B2 JP3337873 B2 JP 3337873B2 JP 16204595 A JP16204595 A JP 16204595A JP 16204595 A JP16204595 A JP 16204595A JP 3337873 B2 JP3337873 B2 JP 3337873B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、周波数が同じで、位
相差が不定のデータ入力用タイミング信号とデータ出力
用タイミング信号との位相差が所定の値になることによ
り発生するデータの破壊を防止する衝突防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル交換機においては、
ある装置から受け取ったデータを他の装置に与える処理
が行われる。
【0003】この場合、ある装置からデータを受け取る
ための入力用タイミング信号と受け取ったデータを他の
装置に供給するための出力用タイミング信号とは、周波
数が同じで、位相差が不定の場合がある。
【0004】このようなデータ供給においては、両タイ
ミング信号の位相差が所定の値(例えば、0)になる
と、すなわち、両タイミング信号が衝突すると、データ
が破壊されてしまうことがある。
【0005】このタイミング信号の衝突によるデータ破
壊に対処するために、従来は、次の2つの衝突防止方法
が用いられていた。
【0006】第1の方法は、ある装置から与えられるデ
ータをその周波数の十数倍以上(16倍、32倍、64
倍等)の周波数を有するクロック信号で受信し、データ
の変化点より各ビットの位置を判断し、各ビットの初め
より、1ビットの2/3分データが変化しないときに
は、1ビットとして受信する方法である。この場合、送
信は、送信用クロック信号に従って行われる。
【0007】第2の方法は、可変周期/非同期送受信回
路(UART(SIO等))の大規模集積回路とメモリ
回路またはバッファ回路、及びそれらの周辺回路により
構成された位相差吸収回路を使用する方法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の方法では、データ周波数の十数倍以上のクロック信
号が必要であり、また、変化点検出回路、データ予測回
路、データ判断回路等が必要であるため、回路が複雑に
なり、部品数が多くなるという問題があった。
【0009】また、上記第2の方法では、各部品が一般
集積回路に比べ、高価で大きいので、製造経費や部品実
装効率の面で不利になるという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、周波数が同じで、位相差が不定のデー
タ入力用タイミング信号とデータ出力用タイミング信号
との位相差が所定の値になることにより発生するデータ
の破壊を防止する衝突防止装置において、データ入力用
タイミング信号に従って入力されたデータをデータ保持
用タイミング信号に従って保持しデータ出力用タイミ
ング信号によって出力するデータ保持手段と、データ入
力用タイミング信号とデータ出力用タイミング信号との
位相差が所定の値を含む所定の範囲内に存在するか否か
を判定する判定手段と、この判定手段により前記位相差
が所定の範囲内に存在しないと判定されると、データ出
力用タイミング信号と所定位相差を有する第1の位相で
データ保持用タイミング信号をデータ保持手段に出力
し、存在すると判定されるとデータ入力用タイミング
信号に基づいてデータ出力用タイミング信号をマスクし
て生成した第2の位相のデータ保持用タイミング信号
切り替えてデータ保持手段に出力する位相変更手段とを
有し、データ保持用タイミング信号の位相を制御するこ
とによりデータ破壊の発生を防止したことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】上記構成においては、データ入力用タイミング
信号に従って入力されたデータは、データ出力用タイミ
ング信号に従って出力される前に、基本的にはデータ出
力用タイミング信号と所定の位相差を有するデータ保持
用タイミング信号に従って保持される。
【0012】この場合に、データ入力用タイミング信号
とデータ出力用タイミング信号との位相差が所定の範囲
内に存在しなければデータ保持用タイミング信号として
データ出力用タイミング信号と所定の位相差を有する第
1の位相で出力し、存在すればデータ出力用タイミン
グ信号をデータ入力用タイミング信号から得られたマス
クパルス信号でマスクした第2の位相にデータ保持用タ
イミング信号の位相を切り替える。このため入力データ
がデータ破壊の発生を防止しながらデータ保持手段に保
持される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例を詳細に説明する。
【0014】[一実施例] [構成] 図1は、この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【0015】図において、フリップフロップ回路11
は、入力データDA1を入力用クロック信号CK3に従
ってラッチする機能を有する。
【0016】フリップフロップ回路12は、フリップフ
ロップ回路11のラッチデータDA2を保持用クロック
信号CK6に従ってラッチする機能を有する。
【0017】フリップフロップ回路13は、フリップフ
ロップ回路12のラッチデータDA3を出力用クロック
信号CK4に従ってラッチする機能を有する。
【0018】なお、データ保持用クロック信号CK6と
データ出力用クロック信号CK4は、1つのクロック信
号の例えば立上がりタイミングをデータ出力用タイミン
グとして使用し、立下がりタイミングをデータ保持用タ
イミングとして使用することにより、1つのクロック信
号で兼用されている。
【0019】タイミングパルス作成回路14と、衝突監
視パルス作成回路15と、フリップフロップ回路16
と、マスクパルス作成回路17と、オア回路18と、ア
ンド回路19と、反転回路20は、入力用クロック信号
CK3と出力用クロック信号CK4との位相差に基づい
て、データ破壊が発生しないように、保持用クロック信
号CK6の位相を制御する機能を有する。
【0020】ここで、タイミングパルス発生回路14
は、入力用クロック信号CK3と基準クロック信号CK
1とに基づいて、各種タイミング用パルス信号を作成す
る機能を有する。基準クロック信号CK1は、入力用ク
ロック信号CK3に同期し、このクロック信号CK3の
4倍の周波数を有する。
【0021】タイミングパルスとしては、フリップフロ
ップ回路16をリセットするためのタイミング用パルス
信号TM1と、後述する衝突監視用パルス信号SP1の
発生タイミングを規定するタイミング用パルス信号TM
2と、後述するマスク用パルス信号MS1の発生タイミ
ングを規定するタイミング用パルス信号TM3がある。
【0022】衝突監視パルス作成回路15とフリップフ
ロップ回路16は、入力用クロック信号CK3と出力用
クロック信号CK4との位相差がデータ破壊点を含む所
定の範囲内に存在するか否かを判定する機能を有する。
【0023】マスクパルス作成回路17と、オア回路1
8と、アンド回路19と、反転回路20とは、上記位相
差が上記所定の範囲内に存在しない場合は、データ保持
用のタイミングを第1の位置に設定し、存在する場合
は、第2の位置に設定する機能を有する。
【0024】衝突監視パルス作成回路15は、タイミン
グ用パルス信号TM2に基づいて、衝突監視用パルス信
号SP1を作成する機能を有する。この衝突監視用パル
ス信号SP1は、上記所定の範囲を規定する。
【0025】フリップフロップ回路16は、出力用クロ
ック信号CK4に基づいて、衝突監視用パルス信号SP
1をラッチすることにより、上記位相差が上記所定の範
囲内に入ったか否かを判定する機能を有する。
【0026】マスクパルス作成回路17は、タイミング
パルスTM3に基づいて、出力用クロック信号CK4の
立下がりエッジをマスクするためのマスク用パルス信号
MS1を作成する機能を有する。
【0027】オア回路18とアンド回路19は、上記位
相差が上記所定の範囲内に存在しない場合は、出力用ク
ロック信号CK4の立下がりエッジをマスクせず、存在
する場合は、この立下がりエッジをマスク用パルス信号
MS1でマスクすることにより、データ保持用タイミン
グを第1の位置と第2の位置で切り替える機能を有す
る。
【0028】ここで、オア回路18は、フリップフロッ
プ回路16のラッチ出力MC1とマスク用パルス信号M
S1との論理和をとることにより、アンド回路19のゲ
ート用パルス信号MS2を出力する機能を有する。
【0029】アンド回路19は、ゲート用パルス信号M
S2に基づいて、出力用クロック信号CK4をゲートす
る機能を有する。
【0030】反転回路20は、アンド回路19の出力を
反転することにより、データ保持用クロック信号CK6
を出力する機能を有する。
【0031】[動作] 上記構成において、動作を説明する。
【0032】まず、動作の概略を説明する。
【0033】入力データDA1は、入力用クロック信号
CK3に従って、フリップフロップ回路11によりラッ
チされる。このラッチデータDA2は、保持用クロック
信号CK6に従って、フリップフロップ回路12にラッ
チされる。このラッチデータDA3は、出力用クロック
信号CK4に従って、フリップフロップ回路13にラッ
チされる。このラッチデータが出力データDA4とな
る。
【0034】保持用クロック信号CK6の位相は、入力
用クロック信号CK3と出力用クロック信号CK4の位
相差に従って、制御される。これにより、データ破壊の
発生が防止される。
【0035】データ保持用クロック信号CK6の位相
は、例えば、次のようにして制御される。
【0036】まず、衝突監視パルス作成回路15とフリ
ップフロップ回路16により、入力用クロック信号CK
3と出力用クロック信号CK4との位相差がデータ破壊
点を含む所定の範囲内に存在するか否かが判定される。
【0037】上記位相差が所定の範囲内に存在しない場
合は、マスクパルス発生回路17等により、保持用クロ
ック信号CK6の位相が第1の位置に設定され、存在す
る場合は、第2の位置に設定される。
【0038】これにより、データ破壊が発生しそうな状
況になると、保持用クロック信号CK6の位相が第1の
位置から第2の位置に変更され、データ破壊が防止され
る。以上が、動作の概略である。
【0039】次に、図2〜図7のタイミングチャートを
参照しながら、動作の詳細を説明する。
【0040】ここで、図2及び図3は、正常な場合、す
なわち、データ破壊が発生しない場合(衝突が発生しな
い場合)のタイミングチャートを示し、図4及び図5
は、データ破壊が発生する場合(衝突が発生する場合)
のタイミングチャートを示し、図6及び図7は、ジッタ
等により、データ破壊が発生する場合と発生しない場合
が交互に繰り返される場合を示す。
【0041】なお、図2〜図7においては、例えば、入
力用クロック信号CK3と出力用クロック信号CK4
位相差が180度の点をデータ破壊点としている。
【0042】まず、図2及び図3を参照しながら、デー
タ破壊が発生しない場合の動作を説明する。
【0043】図2は、入力用クロック信号CK3と出力
クロック信号CK4の位相差が180度より小さい場
合において、データ破壊が発生しない場合の動作を示
す。図3、上記位相差が180度より小さい場合にお
いて、データ破壊が発生しない場合の動作を示す。
【0044】図2の場合、入力データDA1(図2
(g)参照)は、図2のアに示すように、入力用クロッ
ク信号CK3(図2(c)参照)の立上がりタイミング
で、フリップフロップ回路11によりラッチされる。
【0045】このラッチデータDA2(図2(h)参
照)は、詳細は後述するが、図2のイに示すように、出
力用クロック信号CK4(図2(i)参照)の立下がり
タイミングで、フリップフロップ回路12にラッチされ
る。
【0046】このラッチデータDA3(図2(j)参
照)は、図2のウに示すように、出力用クロック信号C
K4の立上がりタイミングで、フリップフロップ回路1
3にラッチされ、出力データDA4(図2(k)参照)
となる。
【0047】タイミング発生回路14は、入力用クロッ
ク信号CK3と、基準クロック信号CK1(図2(a)
参照)と、入力用クロック信号CK3の2倍の周波数を
有するクロック信号CK2(図2(b)参照)とに基づ
いて、入力用クロック信号CK3に同期したタイミング
用パルス信号TM1(図2(d)参照),TM2,TM
3を生成する。
【0048】フリップフロップ回路16は、タイミング
用パルス信号TM1の立下がりタイミングでリセットさ
れる。これにより、フリップフロップ回路16のラッチ
出力MC1がハイレベルに設定される。
【0049】タイミング用パルス信号TM1の立下がり
タイミングは、入力用クロック信号CK3の立上がりタ
イミングから4分の1周期遅れた位置に設定されてい
る。これにより、フリップフロップ回路16のラッチ出
力MC1も、入力用クロック信号CK3の立上がりタイ
ミングから4分の1周期遅れた位置でハイレベルに設定
される。
【0050】衝突監視パルス作成回路14は、タイミン
グ用パルス信号TM2に従って、正極性の衝突監視用パ
ルス信号SP1(図2(e)参照)を生成する。この衝
突監視用パルス信号SP1のパルス(図2のエ参照)の
中心位相は、入力用クロック信号CK3の立下がりタイ
ミングに設定され、幅は、入力用クロック信号CK3の
4分の1周期の幅に設定されている。
【0051】衝突監視用パルス信号SP1はフリップフ
ロップ回路16に供給され、出力用クロック信号CK4
の立上がりタイミングでラッチされる。これにより、フ
リップフロップ回路16のラッチ出力MC1は、出力用
クロック信号CK4の立上がりタイミングが衝突監視用
パルス信号SP1のパルス内に存在すれば、ハイレベル
からロウレベルに切り替えられ、存在しなければ、ハイ
レベルに保持される。
【0052】図2の場合は、データ破壊が発生しない場
合であるから、出力用クロック信号CK4の立上がりタ
イミングは、衝突監視用パルス信号SP1のパルス内に
存在しない。これにより、フリップフロップ回路16の
ラッチ出力MC1は、ハイレベルに保持される。
【0053】マスクパルス作成回路17は、タイミング
用パルス信号TM3に従って、正極性のマスク用パルス
信号MS1(図2(f)参照)を作成する。このマスク
用パルス信号MS1のパルス(図2オ参照)の中心位相
は、入力用クロック信号CK3の立下がりタイミングに
設定され、幅は、受信用クロック信号の2分の1周期の
幅に設定されている。
【0054】マスク用パルス信号MS1は、オア回路1
8に供給され、フリップフロップ回路16のラッチ出力
MC1と論理和をとられる。これにより、ラッチ出力M
C1がハイレベルであれば、このラッチ出力MC1は、
アンド回路19にゲート信号MS2として供給され、ロ
ウレベルであれば、マスク用パルス信号MS1がゲート
信号MS2として供給される。
【0055】図2の場合、ラッチ出力MC1がハイレベ
ルであるから、このラッチ出力MC1がゲート信号MS
2としてアンド回路19に供給される。これにより、こ
の場合は、出力用クロック信号CK4がそのままアンド
回路19を通過する。
【0056】アンド回路19を通過した出力用クロック
信号CK4は、クロック信号CK5として、反転回路2
0に供給される。反転回路20に供給されたクロック信
号CK5は、反転された後、保持用クロック信号CK6
として、フリップフロップ回路12に供給される。これ
により、フリップフロップ回路11のラッチデータDA
2は、出力用クロック信号のCK4の立下がりタイミン
グでラッチされる。
【0057】なお、詳細な説明は省略するが、図3の場
合も、フリップフロップ回路16のラッチ出力がハイレ
ベルの保持されるので、図2の場合と同じような動作が
行われる。以上が、データ破壊が発生しない場合の動作
である。
【0058】次に、図4及び図5を参照しながらデータ
破壊が発生しそうな場合の防止動作を説明する。
【0059】なお、以下の説明では、この場合の動作
を、データ破壊が発生しない場合の動作と異なる部分を
中心に説明する。
【0060】図4は、入力用クロック信号CK3と出力
クロック信号CK4の位相差が180度より少し小さ
い場合において、データ破壊が発生しそうな場合の防止
動作を示す。図5は、上記位相差が180度より少し大
きい場合において、データ破壊が発生しそうな場合の
動作を示す。
【0061】図2の場合、出力用クロック信号CK4の
立上がりタイミングが衝突監視用パルス信号SP1のパ
ルス内に存在しない。このため、この場合は、フリップ
フロップ回路16のラッチ出力MC1がハイレベルとな
る。
【0062】これに対し、図4の場合は、出力用クロッ
ク信号CK4の立上がりタイミングが衝突監視用パルス
信号SP1のパルス内に存在する。このため、この場合
は、フリップフロップ回路16のラッチ出力MC1(図
4(i)参照)は、図4のカに示すように、出力用クロ
ック信号CK4の立上がりタイミングで、ハイレベルか
らロウレベルに切り替えられる。
【0063】これにより、この場合は、図4(j)に示
すように、ゲート信号MS2として、マスク用パルス信
号MS1が現れる。その結果、この場合は、出力用クロ
ック信号CK4がマスク用パルス信号MC1によりゲー
トされる。
【0064】これにより、この場合は、出力用クロック
信号CK4の立下がりタイミングがマスク用パルス信号
MS1でマスクされる。その結果、この場合は、図4の
キに示すように、立下がりタイミングがマスク用パルス
信号MC1の立下がりタイミングで規定されるクロック
信号CK5(図4(l)参照)が得られる。
【0065】これにより、この場合は、フリップフロッ
プ回路11のラッチデータDA2は、マスク用パルス信
号MS1の立下がりタイミングでフリップフロップ回路
12にラッチされる。その結果、保持用クロック信号C
K6の位相を、その立上がりタイミングがラッチデータ
DA2の変化点(入力用クロック信号CK3の立上がり
タイミング)から外れる方向に進ませたような効果が得
られるため、データの破壊が防止される。
【0066】なお、詳細な説明は省略するが、図5の場
合も、図4の場合と同様に、保持用クロック信号CK6
の位相を、その立上がりタイミングがラッチデータDA
2の変化点(クロック信号CK3の立上がりタイミン
グ)から外れる方向に進ませたような効果が得られるた
め、データの破壊が防止される。以上が、データ破壊が
発生しそうな場合の防止動作である。
【0067】次に、図6及び図7を参照しながら、ジッ
タ等により、データ破壊が発生しない場合の動作と発生
しそうな場合の動作が交互に繰り返される場合を説明す
る。
【0068】図6は、入力用タイミング信号CK3と出
力用タイミング信号の位相差が180度より少し小さい
場合において、2つの動作が交互に繰り返される場合を
示す。図7は、上記位相差が180度より少し大きい場
合において、2つの動作が交互に繰り返される場合を示
す。
【0069】図6の場合、図2で説明した動作と図4で
説明した動作が交互に繰り返される。その結果、フリッ
プフロップ回路12のラッチデータDA3のビット長
は、図6(m)に示すように、本来のビット長の8分の
1の長さだけ、延びたり、縮んだりする。しかし、出力
データDA4は、図6(n)に示すように、本来のビッ
ト長及びタイミングで出力される。
【0070】図7の場合は、図3の動作と図5の動作が
交互に繰り返される。その結果、フリップフロップ回路
12のラッチデータDA3のビット長は、図7(m)に
示すように、本来のビット長の8分の3の長さだけ、延
びたり、縮んだりする。しかし、出力データDA4は、
図7(n)に示すように、本来のビット長及びタイミン
グで出力される。
【0071】 [効果] 以上詳述したこの実施例によれば、次のような効果を得
ることができる。
【0072】(1)まず、この実施例によれば、入力用
クロック信号CK3に従ってラッチされたデータDA2
を保持用クロック信号CK6に基づいて保持し、この保
持用クロック信号CK6の位相を入力用クロック信号C
K3と出力用クロック信号CK4との位相差に基づいて
制御することにより、データ破壊の発生を防止するよう
にしたので、次の4つの効果を得ることができる。
【0073】クロック周波数として必要な最大周波数
がデータ周波数の4倍の周波数でよいので、従来技術に
比べ、必要最大周波数を大幅に下げることができる。
【0074】変化点検出回路、データ予測回路、デー
タ判断回路等が不要となるため、従来技術より回路構成
を簡単にすることができるとともに、部品数を少なくす
ることができる。これにより、部品実装面積を小さくす
ることができる。
【0075】各部品を汎用集積回路で実現することが
できるため、製造経費を低減することができるととも
に、部品実装面積を小さくすることができる。
【0076】入力用クロック信号CK3や出力用クロ
ック信号CK4のジッタの影響を受け難い装置を実現す
ることができる。
【0077】(2)入力用クロック信号CK3と出力用
クロック信号CK4との位相差が所定の範囲内に存在す
るか否かを判定し、存在しない場合は、データ保持用ク
ロック信号CKの位相を第1の位置に設定し、存在す
る場合は、データ破壊を防止可能な第2の位置に設定す
るようにしたので、データ破壊が発生する場合だけでな
く、発生する可能性がある場合にも対処することができ
るとともに、データ保持用クロック信号CKの位相制
御構成を簡単にすることができる。
【0078】(3)また、この実施例によれば、保持用
クロック信号CK6を基本的には出力用クロック信号C
K4の反転したものにしたので、保持用クロック信号C
K6を生成するための構成を簡単にすることができる。
【0079】(4)また、この実施例によれば、入力用
クロック信号CK3に同期して、マスク用パルス信号M
S1を生成し、このマスク用パルス信号MS1によって
出力用クロック信号CK4をマスクすることにより、保
持用クロック信号CK6の位相を変更するようにしたの
で、この位相を簡単な構成で変更することができる。
【0080】(5)また、この実施例によれば、衝突監
視用の信号の周波数等を変更することにより、簡単に、
各種通信やデータ伝送に適用することができる。
【0081】[そのほかの実施例] 以上、この発明の一実施例を詳細に説明したが、この発
明は、上述したような実施例に限定されるものではな
い。
【0082】例えば、先の実施例では、データ周波数の
4倍の周波数を有する基準クロック信号CK1を用いる
場合を説明した。しかし、この発明は、フリップフロッ
プ回路11を4ビットのシリアル/パラレル変換回路に
変更し、フリップフロップ回路12を4ビットのフリッ
プフロップ回路に変更し、フリップフロップ回路13を
4ビットのパラレル/シリアル変換回路に変換し、衝突
監視用パルス信号SP1を上記4ビットのフリップフロ
ップ回路に入力されるクロック信号に置き換えることに
より、データ周波数の4倍の周波数を有する基準クロッ
ク信号CK1を用いることなく、データ破壊を防止をこ
とができる。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
入力用タイミング信号に従って入力されたデータを保持
用タイミング信号に従って保持し、この保持用タイミン
グ信号の位相を入力用タイミング信号と出力用タイミン
グ信号の位相差に基づいて制御することにより、データ
破壊の発生を防止するようにしたので、次のような効果
を得ることができる。
【0084】タイミング信号周波数として必要な最大
周波数がデータ周波数の4倍の周波数でよいので、従来
技術に比べ、必要最大周波数を大幅に下げることができ
る。
【0085】変化点検出回路、データ予測回路、デー
タ判断回路等が不要となるため、従来技術より回路構成
を簡単にすることができるとともに、部品数を少なくす
ることができる。これにより、部品実装面積を小さくす
ることができる。
【0086】各部品を汎用集積回路で実現することが
できるため、製造経費を低減することができるととも
に、部品実装面積を小さくすることができる。
【0087】入力用タイミング信号や出力用タイミン
グ信号のジッタの影響を受け難くい装置を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】正常時の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】正常時の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図4】衝突時の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】衝突時の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】正常時と衝突時が繰り返される場合の動作を示
すタイミングチャートである。
【図7】正常時と衝突時が繰り返される場合の動作を示
すタイミングチャートである。
【符号の説明】
11,12,13,16…フリップフロップ回路 14…タイミングパルス作成回路 15…衝突監視パルス作成回路 17…マスクパルス作成回路 18…オア回路 19…アンド回路 20…反転回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/00 H03K 19/0175 H04L 25/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数が同じで、位相差が不定のデータ
    入力用タイミング信号とデータ出力用タイミング信号と
    の位相差が所定の値になることにより発生するデータの
    破壊を防止する衝突防止装置において、 前記データ入力用タイミング信号に従って入力されたデ
    ータをデータ保持用タイミング信号に従って保持し、前
    データ出力用タイミング信号によって出力するデータ
    保持手段と、 前記データ入力用タイミング信号と前記データ出力用タ
    イミング信号との位相差が所定の値を含む所定の範囲内
    に存在するか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により前記位相差が前記所定の範囲内に存
    在しないと判定されると、前記データ出力用タイミング
    信号と所定位相差を有する第1の位相で前記データ保持
    用タイミング信号をデータ保持手段に出力し、存在する
    と判定されると前記データ入力用タイミング信号に基
    づいて前記データ出力用タイミング信号をマスクして生
    成した第2の位相の前記データ保持用タイミング信号
    切り替えて前記データ保持手段に出力する位相変更手段
    とを有し、 前記データ保持用タイミング信号の位相を制御すること
    によりデータ破壊の発生を防止したことを特徴とする衝
    突防止装置。
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