JP3336217B2 - エレベータ出入口部の安全装置 - Google Patents

エレベータ出入口部の安全装置

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耕司 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ乗場出
入口部の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗客が閉動作しているドアにぶつ
かったりドアに物が挟まる等の事故を未然に防止するエ
レベータ出入口部の安全装置は、特開平8−20816
2号公報に記載されており、これをかごドアの正面図で
ある図4と、この図4のC−C断面図である図5により
説明する。
【0003】エレベータ出入口部は、かごドア1の開閉
動作に伴って乗場ドア2も開閉する構造になっており、
かごドア1の先端にはビーム3aをかごドア1が開放し
ているとき照射する複数個の発光体3bが高さ方向に所
定間隔で配設された投光部3と、この投光部3に対向し
て配置されてかごドア1が開放しているときに照射され
たビーム3aの遮光を検出する複数の受光体4aでなる
受光部4とを備えたドア安全装置を有している。また、
このドア安全装置は、かごドア1が開放しているとき、
投光部2から照射された複数本のビーム3aを乗客の手
5で遮光されたことを受光部3の少なくとも1個の受光
体4aが検出すると、閉じかけているかごドア1および
乗場ドア2を開放する制御を行なうように構成してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のエレベータ出入口部の安全装置は、閉動作して
いるかごドア1から照射されるビーム3aの遮光を検出
してから、かごドア1および乗場ドア2が開動作に移行
するまでにある程度の時間がかかるため、かごドア1お
よび乗場ドア2が開いている寸法と乗客の体勢、例えば
手5の位置およびその移動速度によっては、ビーム3a
の遮光を受光体4aが検出してドア開放が指令されて
も、かごドア1および乗場ドア3の何れかに身体がぶつ
かってしまったり、ドアが閉じかけているときビーム3
aを手5で遮光できなかった場合は乗場ドア3に手5が
挟まれるということがあった。このような事故が散見さ
れる結果、安全装置としての効果が低いと評価されてい
た。
【0005】また、既設エレベータにエレベータ出入口
部の安全装置を新たに取り付ける場合、図4および図5
に示すような両開きのドアに対しては容易に投光部3お
よび受光部4を取付けることができるが、既設の片開き
のドアに対しては投光部3および受光部4の何れかをド
ア枠の戸当り部に取り付けることになるため、ドア枠の
取り替えを行わなければならず大掛りな改造工事が必要
である。
【0006】本発明の目的は、エレベータに乗込む乗客
のドアによる被災を防止すると共に、両開きドアおよび
片開きドアに特定することなく既設エレベータに適用す
ることができるエレベータ出入口部の安全装置を定期用
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するために、エレベータの乗りかごに設けられたかご
ドアと、乗場壁の出入口となる開口部に取り付けられた
三方枠と、この三方枠の乗りかご側を上記かごドアに連
動して開閉する乗場ドアと、この乗場ドアおよび上記か
ごドアの少なくとも一方に設けられて、閉じかけた上記
乗場ドアおよび上記かごドアを開放させたり開放状態を
保持するドア安全装置とを備えたエレベータ出入口部の
安全装置において、上記三方枠の外側に位置する上記乗
場壁の正面側に、高さ方向に所定の間隔で複数の発光体
および受光体が配置される投光部および受光部をそれぞ
前記三方枠の対向する縦枠における出入方向の稜線か
ら突出しないように後退させて対向して配置し、上記投
光部および上記受光部は、上記乗場壁に固着した取付ブ
ラケットに取り付け、上記投光部および上記受光部の正
面側を覆うカバー体とを設け、上記受光部の少なくとも
1つが遮光を検出したとき上記ドア安全装置を作動させ
るようにしたことを特徴とする。
【0008】本発明によるエレベータ出入口部の安全装
置は、上述のように三方枠の両外側の乗場壁に投光部お
よび受光部を対向設置したため、かごに乗込んでくる乗
客を乗場ドアに到着する前に投光部および受光部間のビ
ームを遮ったことから検出することができるので、乗客
が乗場ドアに接触する以前にドア安全装置を作動してド
アを開放したり開放状態を保持させることができるよう
になり、乗りかごへの乗込み時における乗客の安全を確
保することができる。また、このような構成は、三方枠
の取替や大掛かりな改造をすることなく両開きドアおよ
び片開きドアの双方に適応できるので、既設のエレベー
タを容易に改造することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図2は本発明の一実施の形態によるエ
レベータ出入口部の安全装置を採用したエレベータ出入
口の正面図である。乗場6を形成する乗場壁8には三方
枠7がはめ込まれ、その奥側には乗場ドア2が開閉可能
に配置されており、また乗場壁8の正面側には左右に投
光部3と受光部4がそれぞれ対向して取り付けられてい
る。この図2のA−A線に沿った断面図を図1に示して
いる。
【0010】投光部3および受光部4は、例えば高さ2
000mm、幅32mm、厚さ9mmの長尺体構造であ
り、内部に設けられているプリント板3c,4bに、例
えば高さ方向に45mm間隔で40個の発光体3bおよ
び40個の受光体4aを配設して安全装置を構成してい
る。またエレベータには、かごドア1の側端部にレバー
14を介して側方へ突出する長尺構造のセフティーシュ
15と、このセフティーシュ15が所定寸法後退する位
置に設けた図示しないスイッチと、この図示しないスイ
ッチの動作で閉じかけたかごドア1を開放させたり、ま
た図示しないスイッチを動作させた状態にセフティーシ
ュ15を保持したときかごドア1の開放状態を継続させ
るドア安全装置が設けられている。このドア安全装置
に、受光部4の受光体4aでビーム3aの遮光を検出し
たとき出力する遮光検出信号が入力されて作動するよう
に電気的な接続がなされている。
【0011】次に、既設エレベータに対して上述したエ
レベータ出入口部の安全装置を取り付ける場合について
説明する。先ず、投光部3および受光部4の取付作業
は、三方枠7の乗場側端面と乗場壁8の段差Dに影響を
受けないようにしながら、所定の厚さを有する板体9を
乗場壁8に例えば接着剤で仮固定する。その後、この板
体9および乗場壁8に後述する取付ブラケット10に予
め設けられた穴のピッチに合わせて電動ドリルで穿孔す
る。この穿孔作業での注意点は、投光部3および受光部
4の端部が三方枠7の側面の稜線7aから突出しないよ
うに板体9の仮固定位置および穿孔位置を良く確認する
ことである。ここで板体9は、例えば高さ2000m
m、幅28mm、厚さ5mmの長尺体であり、投光部3
と受光部4の取付穴のピッチに合わせて予め穴が形成さ
れている。
【0012】次に、例えば高さ2000mm、厚さ3m
m、長辺38mm、短辺11mmの断面L字形の長尺鋼
板である取付ブラケット10を、板体9および乗場壁8
に設けた穴に打ち込んだアンカープラグ11で乗場壁8
に板体9と共に固着する。ここで、取付ブラケット10
には投光部3および受光部4に予め設けられている複数
の取付穴のピッチに合わせて予めねじ穴が設けられてい
る。次に、カバー体12を取付ブラケット10に固着す
る。このカバー体12は、例えば高さ2000mm、厚
さが2mm、長辺40mm、短辺18mmの断面L字形
の長尺体であり長辺に投光部3および受光部4に予め設
けられている複数の取付穴のピッチに合わせて予め穴が
形成され、また長辺の表面に焼き付け塗装が施されて意
匠面になされている。このカバー体12と投光部3およ
び受光部4とは、図2のB−B線に沿った断面図である
図3に示すように取付ブラケット10に設けられている
ねじ穴に皿ビス13を螺結させて乗場壁8に固着させて
いる。
【0013】このようにしてエレベータ出入口部の安全
装置を構成すると、乗客が三方枠7の左右縦枠間に立っ
ているなどして投光部3からのビーム3aを遮ると、上
述したドア安全装置は閉じかけているかごドア1および
乗場ドア2を開放させたり、開いているドア1および乗
場ドア2の開放状態を継続させたりするように作動す
る。このため、例えば乗場6で待っていた乗客が、乗り
かごが到着して乗客が降りるのを待ってから乗りかごに
乗込もうとするとき、かごドア1および乗場ドア2を開
放させておく時限が終了しても、上述したようにドア安
全装置が動作しているので、あわてて乗り込まなくても
ドア1、2に挾まれることがなく安全である。また、投
光部3および受光部4は、三方枠7の対向する縦枠にお
ける出入り方向における稜線7aから出入口側に突出し
ないように後退させて配置しているため、乗客が出入口
を通過する際の妨げになったり、荷物を運搬する台車が
投光部3や受光部4にぶつかり破損させることも防止で
きる。しかも、三方枠7の外側の乗場壁8に投光部3お
よび受光部4を取付けるようにしたので、既存のエレベ
ータ出入口部の大幅な改造を伴わずに設置することがで
きともに、両開きのドアでも片開きのドアでも容易に取
付けることができる。この追加した投光部3および受光
部4は、正面からは見えないようにカバー体12で覆っ
ているため、このカバー体12を出入口部全体から決定
した色の意匠面とすることにより、乗場の意匠性を高め
ることもできる。
【0014】尚、本実施の形態では、カバー体12は、
表面を三方枠7や乗場壁8色に合わせて焼付塗装したも
のとして説明したが、ステンレス製の材料や表面をヘア
ーライン仕上げを施した意匠面とすれば、追加部品があ
るにも拘わらず乗場出入口部の意匠性を損なうことがな
い。また本実施の形態では、断面L字状の取付ブラケッ
ト10を使用したが、強度を考慮すれば板体でも良く、
乗場壁8の段差Dを少なくするための板体9と取付ブラ
ケット10を一体の部品としても良い。さらに、かごド
ア1の側端部に設けた長尺構造のセフティーシュ15の
代わりに、本実施の形態の投光部3および受光部4と同
様のものをかごドア1に対向させて設けてドア安全装置
の一部としても良く、この場合、かごドア1と乗場ドア
2への投光部3および受光部4の取り付けを逆に、すな
わち、ビーム3aの照射方向を逆にすることで、乗場ド
ア2からのビーム3aがかごドア1の受光部4で検出さ
れることがなく遮光の不検出を防止することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるエレベ
ータ出入口部の安全装置によれば、三方枠の両外側に位
置する乗場壁の正面側に投光部および受光部を対向して
設置したため、乗りかごに乗込もうとする乗客を乗場ド
アに到着する前に受光部によって検出することが可能と
なり、乗客が乗場ドアに接触する以前にドアを開放した
りして乗客の安全を確保することができる。また、三方
枠の取替や大掛かりな改造をすることなく両開きドアで
も片開きドアでも適応できるので、既設のエレベータに
対して容易に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるエレベータ出入口
部の安全装置を採用したエレベータ出入口の横断面図で
ある。
【図2】図1に示したエレベータ出入口部の正面図であ
る。
【図3】図2に示したエレベータ出入口部のB−B線に
沿った断面図である。
【図4】従来のエレベータ出入口部の安全装置を備えた
かごドアの正面図である。
【図5】図4に示したエレベータ出入口部のC−C線に
沿った断面図である。
【符号の説明】
2 乗場ドア 3 投光部 3a ビーム 4 受光部 7 三方枠 8 乗場壁 9 板体 10 取付ブラケット 12 カバー体 14 セフティーシュ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−82749(JP,A) 特開 平6−144754(JP,A) 特開 昭63−282077(JP,A) 特開 昭54−65950(JP,A) 特開 平5−92888(JP,A) 実開 昭54−15763(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 13/00 - 13/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの乗りかごに設けられたかご
    ドアと、乗場壁の出入口となる開口部に取り付けられた
    三方枠と、この三方枠の乗りかご側を上記かごドアに連
    動して開閉する乗場ドアと、この乗場ドアおよび上記か
    ごドアの少なくとも一方に設けられて、閉じかけた上記
    乗場ドアおよび上記かごドアを開放させたり開放状態を
    保持するドア安全装置とを備えたエレベータ出入口部の
    安全装置において、 上記三方枠の外側に位置する上記乗場壁の正面側に、
    さ方向に所定の間隔で複数の発光体および受光体が配置
    される投光部および受光部をそれぞれ前記三方枠の対向
    する縦枠における出入方向の稜線から突出しないように
    後退させて対向して配置し、上記投光部および上記受光
    部は、上記乗場壁に固着した取付ブラケットに取り付
    け、上記投光部および上記受光部の正面側を覆うカバー
    体とを設け、上記受光部の少なくとも1つが遮光を検出
    したとき上記ドア安全装置を作動させるようにしたこと
    を特徴とするエレベータ出入口部の安全装置。
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