JP3334976B2 - 自動二輪車の発進抑制装置 - Google Patents
自動二輪車の発進抑制装置Info
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62H—CYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
- B62H1/00—Supports or stands forming part of or attached to cycles
- B62H1/02—Articulated stands, e.g. in the shape of hinged arms
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K28/00—Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions
- B60K28/10—Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
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- B60W2710/06—Combustion engines, Gas turbines
- B60W2710/0605—Throttle position
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動遠心クラッチ付
車両で変速機を備えた自動二輪車において、変速機がニ
ュートラル(中立)位置以外で、かつ、サイドスタンド
が格納されていない状態では、エンジン回転数を自動遠
心クラッチが継がらない回転数に保持することで発進を
抑制するようにした自動二輪車の発進抑制装置に関す
る。
車両で変速機を備えた自動二輪車において、変速機がニ
ュートラル(中立)位置以外で、かつ、サイドスタンド
が格納されていない状態では、エンジン回転数を自動遠
心クラッチが継がらない回転数に保持することで発進を
抑制するようにした自動二輪車の発進抑制装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】サイドスタンドが起立位置にあるときに
は、エンジンを始動して暖気運転は可能であるが自動二
輪車の発進を不能にして、サイドスタンドの破損を防止
するようにした発進抑制装置が、特公平4−8274号
公報に記載されている。この従来の発進抑制装置は、駐
車ブレーキが解除され、かつ、サイドスタンドが起立位
置にあるときには、点火装置を失火させることによりエ
ンジン(内燃機関)の回転速度が自動クラッチの継がる
速度以上に上がらないように保持する失火制御回路を備
えている。したがって、サイドスタンドが起立状態であ
っても、駐車ブレーキを掛けた状態であれば、アクセル
を操作しエンジンの回転速度を自動クラッチが継がら速
度以上に上昇させて、エンジンの調子を確認することが
可能である。
は、エンジンを始動して暖気運転は可能であるが自動二
輪車の発進を不能にして、サイドスタンドの破損を防止
するようにした発進抑制装置が、特公平4−8274号
公報に記載されている。この従来の発進抑制装置は、駐
車ブレーキが解除され、かつ、サイドスタンドが起立位
置にあるときには、点火装置を失火させることによりエ
ンジン(内燃機関)の回転速度が自動クラッチの継がる
速度以上に上がらないように保持する失火制御回路を備
えている。したがって、サイドスタンドが起立状態であ
っても、駐車ブレーキを掛けた状態であれば、アクセル
を操作しエンジンの回転速度を自動クラッチが継がら速
度以上に上昇させて、エンジンの調子を確認することが
可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、自動遠心クラッ
チ付車両で変速機を備えるものにおいては、サイドスタ
ンドが起立した(格納されていない)状態でも、変速機
がニュートラル(中立)位置であれば車両は発進しない
ものであるから、駐車ブレーキの有無にかかわらず、前
記状態でアクセルを操作してエンジンの調子を確認でき
るとともに、変速機がインギヤ(ニュートラル以外の位
置)の場合はエンジンの回転速度が所定以上に上昇しな
いように制御して、車両の発進を抑制するのが望まし
い。
チ付車両で変速機を備えるものにおいては、サイドスタ
ンドが起立した(格納されていない)状態でも、変速機
がニュートラル(中立)位置であれば車両は発進しない
ものであるから、駐車ブレーキの有無にかかわらず、前
記状態でアクセルを操作してエンジンの調子を確認でき
るとともに、変速機がインギヤ(ニュートラル以外の位
置)の場合はエンジンの回転速度が所定以上に上昇しな
いように制御して、車両の発進を抑制するのが望まし
い。
【0004】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、専用の駐車ブレーキならびにそれに連
動する検出スイッチを装備しなくても、サイドスタンド
が格納されていない状態では車両の発進を抑制するとと
もに、変速機がニュートラル位置にある場合はアクセル
を操作してエンジンの調子を確認することのできる自動
二輪車の発進抑制装置を提供することを目的とする。
なされたもので、専用の駐車ブレーキならびにそれに連
動する検出スイッチを装備しなくても、サイドスタンド
が格納されていない状態では車両の発進を抑制するとと
もに、変速機がニュートラル位置にある場合はアクセル
を操作してエンジンの調子を確認することのできる自動
二輪車の発進抑制装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る自動二輪車の発進抑制装置は、サイドス
タンドが非収納位置にあることを検出するサイドスタン
ド位置検出手段と、変速機がニュートラル位置以外にあ
ることを検出する変速位置検出手段と、サイドスタンド
位置検出手段および変速位置検出手段の検出出力に基づ
いてサイドスタンドが非収納状態であって、かつ、変速
機が非ニュートラル位置に設定されている状態である場
合に非収納発進可状態検出出力を発生する非収納発進可
状態検出手段と、エンジンの回転速度が自動遠心クラッ
チが継がる速度であるストール回転速度、もしくは、ア
イドル回転速度とストール回転速度との間で予め設定し
た回転速度に達したことを検出し、検出出力を発生する
ストール回転速度検出手段と、非収納発進可状態検出手
段の検出出力とストール回転速度検出手段の検出出力と
に基づいて発進を抑制すべき状態であることを検出する
発進抑制状態検出手段とを備え、サイドスタンド位置検
出手段ならびに変速位置検出手段およびストール回転速
度検出手段の各検出出力に基づいて、サイドスタンドが
非収納状態で、かつ、変速機がニュートラル位置以外で
あり、発進を抑制すべき状態であることを検出した場合
は、エンジンの回転速度が遠心クラッチの継がる速度未
満となるようエンジン回転速度を抑制するエンジン回転
速度抑制手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係る自動二輪車の発進抑制装置は、サイドス
タンドが非収納位置にあることを検出するサイドスタン
ド位置検出手段と、変速機がニュートラル位置以外にあ
ることを検出する変速位置検出手段と、サイドスタンド
位置検出手段および変速位置検出手段の検出出力に基づ
いてサイドスタンドが非収納状態であって、かつ、変速
機が非ニュートラル位置に設定されている状態である場
合に非収納発進可状態検出出力を発生する非収納発進可
状態検出手段と、エンジンの回転速度が自動遠心クラッ
チが継がる速度であるストール回転速度、もしくは、ア
イドル回転速度とストール回転速度との間で予め設定し
た回転速度に達したことを検出し、検出出力を発生する
ストール回転速度検出手段と、非収納発進可状態検出手
段の検出出力とストール回転速度検出手段の検出出力と
に基づいて発進を抑制すべき状態であることを検出する
発進抑制状態検出手段とを備え、サイドスタンド位置検
出手段ならびに変速位置検出手段およびストール回転速
度検出手段の各検出出力に基づいて、サイドスタンドが
非収納状態で、かつ、変速機がニュートラル位置以外で
あり、発進を抑制すべき状態であることを検出した場合
は、エンジンの回転速度が遠心クラッチの継がる速度未
満となるようエンジン回転速度を抑制するエンジン回転
速度抑制手段を備えたことを特徴とする。
【0006】なお、このエンジン回転速度抑制手段は、
エンジンの点火を間引く失火制御機能を備えた点火制御
回路で構成してもよい。
エンジンの点火を間引く失火制御機能を備えた点火制御
回路で構成してもよい。
【0007】
【作用】サイドスタンドが収納されていない状態で、変
速機がニュートラル以外の位置になっている場合、エン
ジン回転速度抑制手段はエンジンの回転速度が自動遠心
クラッチの継がる速度未満となるよう抑制する。よっ
て、サイドスタンドの非収納状態では自動二輪車の発進
が抑制される。また、サイドスタンドが非収納状態であ
っても変速機がニュートラル位置にある場合は、アクセ
ル操作でエンジンの回転数を上昇させてエンジンの調子
を確認することができる。
速機がニュートラル以外の位置になっている場合、エン
ジン回転速度抑制手段はエンジンの回転速度が自動遠心
クラッチの継がる速度未満となるよう抑制する。よっ
て、サイドスタンドの非収納状態では自動二輪車の発進
が抑制される。また、サイドスタンドが非収納状態であ
っても変速機がニュートラル位置にある場合は、アクセ
ル操作でエンジンの回転数を上昇させてエンジンの調子
を確認することができる。
【0008】なお、失火制御機能を備えた点火制御回路
を用いてエンジンの点火を間引くことで、エンジン回転
速度を抑制することができる。また、失火制御機能は点
火ユニット内の他の回路を利用して構成することができ
るので、発進抑制のために新たな回路を実装するスペー
ス等が不要である。
を用いてエンジンの点火を間引くことで、エンジン回転
速度を抑制することができる。また、失火制御機能は点
火ユニット内の他の回路を利用して構成することができ
るので、発進抑制のために新たな回路を実装するスペー
ス等が不要である。
【0009】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1はこの発明に係る自動二輪車の発進抑制
装置のブロック構成図である。発進抑制装置1は、図示
しないサイドスタンドが非収納状態にある時に例えばH
レベルの非収納検出出力2aを発生するサイドスタンド
位置検出手段2と、変速機3がニュートラル位置以外の
変速位置(ギヤ位置)にある時に例えばHレベルの非ニ
ュートラル検出出力4aを発生する変速位置検出手段4
と、各検出手段2,4の検出出力2a,4aに基づいて
サイドスタンドが非収納状態であって、かつ、変速機3
が非ニュートラル位置に設定されている状態である場合
に、例えばHレベルの非収納発進可状態検出出力5aを
発生する非収納発進可状態検出検出手段5と、クランク
角センサ(パルサー)6の点火タイミング検出出力6a
に基づいてエンジン7の回転速度(単位時間当りの回転
数)が自動遠心クラッチ8が継がる速度(ストール回転
速度)、もしくは、アイドル回転速度とストール回転速
度との間で予め設定した回転速度に達したことを検出
し、例えばHレベルの検出出力9aを発生するストール
回転速度検出手段9と、非収納発進可状態検出検出手段
5の検出出力5aとストール回転速度検出手段9の検出
出力9aとに基づいて発進を抑制すべき状態であること
を検出する発進抑制状態検出手段10と、この発進抑制
状態検出手段10の発進抑制要求信号10aに基づいて
エンジン7の回転速度が自動遠心クラッチ8のストール
回転速度を越えないように失火制御を行なう点火制御回
路11とからなる。
説明する。図1はこの発明に係る自動二輪車の発進抑制
装置のブロック構成図である。発進抑制装置1は、図示
しないサイドスタンドが非収納状態にある時に例えばH
レベルの非収納検出出力2aを発生するサイドスタンド
位置検出手段2と、変速機3がニュートラル位置以外の
変速位置(ギヤ位置)にある時に例えばHレベルの非ニ
ュートラル検出出力4aを発生する変速位置検出手段4
と、各検出手段2,4の検出出力2a,4aに基づいて
サイドスタンドが非収納状態であって、かつ、変速機3
が非ニュートラル位置に設定されている状態である場合
に、例えばHレベルの非収納発進可状態検出出力5aを
発生する非収納発進可状態検出検出手段5と、クランク
角センサ(パルサー)6の点火タイミング検出出力6a
に基づいてエンジン7の回転速度(単位時間当りの回転
数)が自動遠心クラッチ8が継がる速度(ストール回転
速度)、もしくは、アイドル回転速度とストール回転速
度との間で予め設定した回転速度に達したことを検出
し、例えばHレベルの検出出力9aを発生するストール
回転速度検出手段9と、非収納発進可状態検出検出手段
5の検出出力5aとストール回転速度検出手段9の検出
出力9aとに基づいて発進を抑制すべき状態であること
を検出する発進抑制状態検出手段10と、この発進抑制
状態検出手段10の発進抑制要求信号10aに基づいて
エンジン7の回転速度が自動遠心クラッチ8のストール
回転速度を越えないように失火制御を行なう点火制御回
路11とからなる。
【0010】点火制御回路11は、失火制御入力端子1
1aに発進抑制要求信号10aが供給されていない状態
では、点火タイミング入力端子11bに供給されるクラ
ンク角センサ6の検出出力6aに同期して点火用トラン
ス12の1次巻線12aに流れる電流を断続させて2次
巻線12bに点火用高圧電圧を発生させ、点火プラグ1
3を点火させる。発進抑制要求信号10aが与えられた
場合、点火制御回路11は、クランク角センサ6の検出
出力6aに同期する一連の高圧発生動作を間引く(失火
制御する)ことで、エンジン7の回転速度がストール速
度を越えないように点火を制御する構成としている。
1aに発進抑制要求信号10aが供給されていない状態
では、点火タイミング入力端子11bに供給されるクラ
ンク角センサ6の検出出力6aに同期して点火用トラン
ス12の1次巻線12aに流れる電流を断続させて2次
巻線12bに点火用高圧電圧を発生させ、点火プラグ1
3を点火させる。発進抑制要求信号10aが与えられた
場合、点火制御回路11は、クランク角センサ6の検出
出力6aに同期する一連の高圧発生動作を間引く(失火
制御する)ことで、エンジン7の回転速度がストール速
度を越えないように点火を制御する構成としている。
【0011】なお、点火制御回路11は1次回路に設け
た大容量コンデンサに充電した電荷を点火時期に合せて
放電する構成のCDI方式(容量放電式)のものを用い
ている。電源回路14は、エンジン7の回転出力で駆動
されるACG(交流発電機)15の例えばエキサイタコ
イル等から供給される交流発電電力を整流し、電圧を安
定化した直流電源DCを点火ユニット16内の各回路部
へ供給する。
た大容量コンデンサに充電した電荷を点火時期に合せて
放電する構成のCDI方式(容量放電式)のものを用い
ている。電源回路14は、エンジン7の回転出力で駆動
されるACG(交流発電機)15の例えばエキサイタコ
イル等から供給される交流発電電力を整流し、電圧を安
定化した直流電源DCを点火ユニット16内の各回路部
へ供給する。
【0012】以上の構成であるから図1に示した発進抑
制装置1は、サイドスタンドが収納されていない状態
で、かつ、変速機3がニュートラル位置以外に設定され
ている場合、非収納発進可状態検出出力5aが出力さ
れ、さらに、この状態でエンジン7の回転速度がストー
ル回転速度以上に上昇しようとすると、ストール回転速
度検出手段9の検出出力9aに基づいて発進抑制状態検
出手段10は、発進抑制要求信号10aを点火制御回路
11へ供給する。発進抑制要求信号10aが供給される
と、点火制御手段11は失火制御を行なうので、エンジ
ン7の回転速度はストール回転速度以下となる。このた
め、サイドスタンドを収納していない状態での発進が抑
制される。
制装置1は、サイドスタンドが収納されていない状態
で、かつ、変速機3がニュートラル位置以外に設定され
ている場合、非収納発進可状態検出出力5aが出力さ
れ、さらに、この状態でエンジン7の回転速度がストー
ル回転速度以上に上昇しようとすると、ストール回転速
度検出手段9の検出出力9aに基づいて発進抑制状態検
出手段10は、発進抑制要求信号10aを点火制御回路
11へ供給する。発進抑制要求信号10aが供給される
と、点火制御手段11は失火制御を行なうので、エンジ
ン7の回転速度はストール回転速度以下となる。このた
め、サイドスタンドを収納していない状態での発進が抑
制される。
【0013】また、ギヤが入った状態(非ニュートラル
位置)で停車しサイドスタンドを起立させてもエンジン
7が停止することはなく、さらに、その状態でアクセル
を操作しても自動二輪車が発進することがないので、例
えば一時駐車の後にサイドスタンドの収納を忘れて発進
することを防止できる。なお、変速機3がニュートラル
位置に設定されている場合は、発進抑制を行なわない構
成としているので、ニュートラル位置でアクセルを操作
しエンジン7の回転速度を上昇させ、エンジン7の調子
を確認することは可能である。
位置)で停車しサイドスタンドを起立させてもエンジン
7が停止することはなく、さらに、その状態でアクセル
を操作しても自動二輪車が発進することがないので、例
えば一時駐車の後にサイドスタンドの収納を忘れて発進
することを防止できる。なお、変速機3がニュートラル
位置に設定されている場合は、発進抑制を行なわない構
成としているので、ニュートラル位置でアクセルを操作
しエンジン7の回転速度を上昇させ、エンジン7の調子
を確認することは可能である。
【0014】図2はディスクリート回路で構成した発進
抑制装置の一具体例を示す回路構成図である。この発進
抑制装置21は、1回路2接点構成のスイッチS1で構
成したサイドスタンド位置検出手段22と、1回路1接
点構成のスイッチS2で構成した変速位置検出手段24
と、ワイヤードロジック(布線論理)で構成した非収納
発進可状態検出手段25と、点火ユニット26とからな
る。
抑制装置の一具体例を示す回路構成図である。この発進
抑制装置21は、1回路2接点構成のスイッチS1で構
成したサイドスタンド位置検出手段22と、1回路1接
点構成のスイッチS2で構成した変速位置検出手段24
と、ワイヤードロジック(布線論理)で構成した非収納
発進可状態検出手段25と、点火ユニット26とからな
る。
【0015】サイドスタンド位置検出手段22のスイッ
チS1は、図示しないサイドスタンドの収納、非収納に
応じて連動するよう構成している。そして、サイドスタ
ンドが収納されていない状態では、接地された共通端子
S1cと一方の端子S1aとが接続され、バッテリの正
極電源B+から自動二輪車の表示パネル等に設けたサイ
ドスタンドインジケータランプL1に電流が供給され
て、このランプL1が点灯しサイドスタンドが出ている
ことを可視表示する構成としている。
チS1は、図示しないサイドスタンドの収納、非収納に
応じて連動するよう構成している。そして、サイドスタ
ンドが収納されていない状態では、接地された共通端子
S1cと一方の端子S1aとが接続され、バッテリの正
極電源B+から自動二輪車の表示パネル等に設けたサイ
ドスタンドインジケータランプL1に電流が供給され
て、このランプL1が点灯しサイドスタンドが出ている
ことを可視表示する構成としている。
【0016】変速位置検出手段24のスイッチS2は、
図1に示した変速機3の変速位置に連動して、ニュート
ラル位置にあるときはスイッチが閉状態となり、それ以
外の変速位置ではスイッチが開状態となるよう構成して
いる。スイッチS2の一方の端子S2aは接地し、他方
の端子S2bはダイオードD1、ニュートラルインジケ
ータランプL2を介してバッテリの正極電源B+へ接続
して、ニュートラル位置では表示パネル等に設けたニュ
ートラルインジケータランプL2を点灯させる構成とし
ている。
図1に示した変速機3の変速位置に連動して、ニュート
ラル位置にあるときはスイッチが閉状態となり、それ以
外の変速位置ではスイッチが開状態となるよう構成して
いる。スイッチS2の一方の端子S2aは接地し、他方
の端子S2bはダイオードD1、ニュートラルインジケ
ータランプL2を介してバッテリの正極電源B+へ接続
して、ニュートラル位置では表示パネル等に設けたニュ
ートラルインジケータランプL2を点灯させる構成とし
ている。
【0017】スイッチS1の他方の端子S1bには、点
火ユニット26内のプルアップ抵抗R1を介して制御用
直流電源VCを供給するとともに、ダイオードD2を介
してスイッチS2の端子2bへ接続することで、ワイヤ
ードロジック(布線論理)による非収納発進可状態検出
手段(アンド回路)25を構成している。このため、サ
イドスタンドが非収納位置にあり、かつ、変速位置がニ
ュートラル以外の位置にある場合、ワイアード・アンド
回路25の出力(非収納発進可状態検出出力)25aは
Hレベルとなる。なお、ダイオードD2はバッテリ電源
B+が点火ユニット26側へ回り込むのを防止するため
のもの、ダイオードD1は制御用直流電源VCがバッテ
リ電源B+側へ回り込むのを防止するためのものであ
る。
火ユニット26内のプルアップ抵抗R1を介して制御用
直流電源VCを供給するとともに、ダイオードD2を介
してスイッチS2の端子2bへ接続することで、ワイヤ
ードロジック(布線論理)による非収納発進可状態検出
手段(アンド回路)25を構成している。このため、サ
イドスタンドが非収納位置にあり、かつ、変速位置がニ
ュートラル以外の位置にある場合、ワイアード・アンド
回路25の出力(非収納発進可状態検出出力)25aは
Hレベルとなる。なお、ダイオードD2はバッテリ電源
B+が点火ユニット26側へ回り込むのを防止するため
のもの、ダイオードD1は制御用直流電源VCがバッテ
リ電源B+側へ回り込むのを防止するためのものであ
る。
【0018】点火ユニット26は、電源回路30と、点
火制御回路31と、発進抑制状態検出手段32を備え点
火・失火の制御を行なう点火・失火制御回路33と、波
形成形回路34と、ストール回転速度検出手段35とか
らなる。電源回路30は、図示しないエキサイタコイル
から正極側の電源入力端子26aに供給される交流発電
電力を半波整流するダイオード30aと、電流制限抵抗
30bと、定電圧ダイオード30cとの直列回路と、定
電圧ダイオード30cに並列接続された電源平滑用コン
デンサ30dとからなり、整流平滑され電圧安定化され
た制御用直流電源VCを供給する。
火制御回路31と、発進抑制状態検出手段32を備え点
火・失火の制御を行なう点火・失火制御回路33と、波
形成形回路34と、ストール回転速度検出手段35とか
らなる。電源回路30は、図示しないエキサイタコイル
から正極側の電源入力端子26aに供給される交流発電
電力を半波整流するダイオード30aと、電流制限抵抗
30bと、定電圧ダイオード30cとの直列回路と、定
電圧ダイオード30cに並列接続された電源平滑用コン
デンサ30dとからなり、整流平滑され電圧安定化され
た制御用直流電源VCを供給する。
【0019】点火制御回路31は、充放電回路36と、
サイリスタ駆動回路37とからなる。充放電回路36
は、電源入力端子26aに供給される交流発電電力を半
波整流するダイオード36aと、半波整流電流で充電さ
れ高圧発生用の電荷を蓄える大容量コンデンサ36b
と、この大容量コンデンサ36bの電荷を急速放電させ
るためのサイリスタ36cとからなる。点火トランス接
続端子26bは、点火トランス12の1次巻線12aの
一端側に接続され、接地端子(負極側電源端子)26c
には1次巻線12aの他端側が接続され、2次巻線12
bには点火プラグ13が接続される。
サイリスタ駆動回路37とからなる。充放電回路36
は、電源入力端子26aに供給される交流発電電力を半
波整流するダイオード36aと、半波整流電流で充電さ
れ高圧発生用の電荷を蓄える大容量コンデンサ36b
と、この大容量コンデンサ36bの電荷を急速放電させ
るためのサイリスタ36cとからなる。点火トランス接
続端子26bは、点火トランス12の1次巻線12aの
一端側に接続され、接地端子(負極側電源端子)26c
には1次巻線12aの他端側が接続され、2次巻線12
bには点火プラグ13が接続される。
【0020】サイリスタ駆動回路37は、点火・失火制
御回路33から供給される点火要求信号33aに基づい
て、NPN型のトランジスタ37aがオンし、これによ
ってPNP型トランジスタ37bがオンして、サイリス
タ36cのゲートにトリガ電力を供給する構成としてい
る。符号37c,37dはトランジスタ37aのそれぞ
れベース抵抗、ベース−エミッタ間抵抗、符号37e,
37fはトランジスタ37bのそれぞれベース抵抗、ベ
ース−エミッタ間抵抗である。符号37gはゲート抵
抗、符号37hはサイリスタ36cのゲート−カソード
間抵抗であり、トランジスタ37bがオンした状態で
は、制御用直流電源VCがゲート抵抗37gを介してサ
イリスタ36cのゲートへ供給される。
御回路33から供給される点火要求信号33aに基づい
て、NPN型のトランジスタ37aがオンし、これによ
ってPNP型トランジスタ37bがオンして、サイリス
タ36cのゲートにトリガ電力を供給する構成としてい
る。符号37c,37dはトランジスタ37aのそれぞ
れベース抵抗、ベース−エミッタ間抵抗、符号37e,
37fはトランジスタ37bのそれぞれベース抵抗、ベ
ース−エミッタ間抵抗である。符号37gはゲート抵
抗、符号37hはサイリスタ36cのゲート−カソード
間抵抗であり、トランジスタ37bがオンした状態で
は、制御用直流電源VCがゲート抵抗37gを介してサ
イリスタ36cのゲートへ供給される。
【0021】波形整形回路34は、クランク角センサ6
の検出出力6aを増幅する増幅器34aと、増幅出力を
2値信号レベルへ変換するシュミットトリガ回路34b
とで構成している。クランク角センサ6が電磁結合を利
用した構成の場合、その検出出力6aはエンジン7の回
転速度によって出力電圧が変化するので、増幅すること
で低回転速度時の検出出力6aも確実に検出できるよう
にしている。
の検出出力6aを増幅する増幅器34aと、増幅出力を
2値信号レベルへ変換するシュミットトリガ回路34b
とで構成している。クランク角センサ6が電磁結合を利
用した構成の場合、その検出出力6aはエンジン7の回
転速度によって出力電圧が変化するので、増幅すること
で低回転速度時の検出出力6aも確実に検出できるよう
にしている。
【0022】ストール回転速度検出手段35は、シュミ
ットトリガ回路34bの出力である波形整形出力34c
の立上りもしくは立下りエッジでトリガされ予め設定し
た所定の時間幅のパルスを発生する単安定マルチバイブ
レータ(MM)38と、この単安定マルチバイブレータ
(MM)38の出力パルス38aを積分する積分回路3
9と、積分出力39aと基準電圧VTHとを比較して、
エンジン7の回転速度がストール回転速度にほぼ達して
いる場合は、ストール回転速度検出出力40aを発生す
る電圧比較回路40とを備える。
ットトリガ回路34bの出力である波形整形出力34c
の立上りもしくは立下りエッジでトリガされ予め設定し
た所定の時間幅のパルスを発生する単安定マルチバイブ
レータ(MM)38と、この単安定マルチバイブレータ
(MM)38の出力パルス38aを積分する積分回路3
9と、積分出力39aと基準電圧VTHとを比較して、
エンジン7の回転速度がストール回転速度にほぼ達して
いる場合は、ストール回転速度検出出力40aを発生す
る電圧比較回路40とを備える。
【0023】積分回路39は、充電用抵抗39bとコン
デンサ39cとからなる時定数回路で構成している。符
号39dは放電時定数を設定するための抵抗、各ダイオ
ード39e,39fは充電時定数と放電時定数を切り替
えるためのものである。電圧比較回路40は、制御用直
流電源VCを分圧して基準電圧VTHを発生する各分圧
抵抗40b,40cと、入力端子Iに供給される積分出
力電圧39aが基準電圧入力端子Kに供給される基準電
圧VTHを越えた場合に、Hレベルのストール回転速度
検出出力40aを発生する電圧比較器40dとから構成
している。
デンサ39cとからなる時定数回路で構成している。符
号39dは放電時定数を設定するための抵抗、各ダイオ
ード39e,39fは充電時定数と放電時定数を切り替
えるためのものである。電圧比較回路40は、制御用直
流電源VCを分圧して基準電圧VTHを発生する各分圧
抵抗40b,40cと、入力端子Iに供給される積分出
力電圧39aが基準電圧入力端子Kに供給される基準電
圧VTHを越えた場合に、Hレベルのストール回転速度
検出出力40aを発生する電圧比較器40dとから構成
している。
【0024】なお、各分圧抵抗40b,40cのいずれ
か一方を半固定抵抗器として、基準電圧VTHを可変調
整できるようにしてもよい。また、アイドル回転速度と
ストール回転速度の間の任意の回転速度になった時にス
トール回転速度検出出力40aを発生するようにしても
よい。さらに、電圧比較回路40にヒステリシス特性を
持たせ、例えばストール回転速度よりも少し低い回転速
度に達した時にストール回転速度検出出力40aを発生
するとともに、そのしきい値回転速度よりも若干低い回
転速度になるまではストール回転速度検出出力40aを
保持する構成としてもよい。
か一方を半固定抵抗器として、基準電圧VTHを可変調
整できるようにしてもよい。また、アイドル回転速度と
ストール回転速度の間の任意の回転速度になった時にス
トール回転速度検出出力40aを発生するようにしても
よい。さらに、電圧比較回路40にヒステリシス特性を
持たせ、例えばストール回転速度よりも少し低い回転速
度に達した時にストール回転速度検出出力40aを発生
するとともに、そのしきい値回転速度よりも若干低い回
転速度になるまではストール回転速度検出出力40aを
保持する構成としてもよい。
【0025】なお、この実施例では、エンジン回転速度
に応じてクランク角センサ6の検出出力6aの波高値が
変動し、これに伴って波形整形出力34cのパルス幅も
エンジン7の回転速度が高くなるほど幅が狭くなる方向
へ変動するため、単安定マルチバイブレータ(MM)3
8を用いてパルス幅を規定し直す構成としているが、シ
ュミットトリガ回路34bの代わりに単安定マルチバイ
ブレータ(MM)38を波形整形回路34内に設ける構
成としてもよい。また、単安定マルチバイブレータ38
ならびに積分回路39との代替に周波数−電圧変換器
(F−V変換器)を用いて、回転速度に応じた電圧出力
を得るようにしてもよい。
に応じてクランク角センサ6の検出出力6aの波高値が
変動し、これに伴って波形整形出力34cのパルス幅も
エンジン7の回転速度が高くなるほど幅が狭くなる方向
へ変動するため、単安定マルチバイブレータ(MM)3
8を用いてパルス幅を規定し直す構成としているが、シ
ュミットトリガ回路34bの代わりに単安定マルチバイ
ブレータ(MM)38を波形整形回路34内に設ける構
成としてもよい。また、単安定マルチバイブレータ38
ならびに積分回路39との代替に周波数−電圧変換器
(F−V変換器)を用いて、回転速度に応じた電圧出力
を得るようにしてもよい。
【0026】点火・失火制御回路33は、2入力ナンド
(NAND)回路で構成された発進抑制状態検出手段3
2と、2入力アンド(AND)回路で構成された点火タ
イミング信号伝達制御手段41とから構成している。2
入力ナンド回路32の一方の入力端子にはワイアード・
アンド回路25の出力(非収納発進可状態検出出力)2
5aが供給され、他方の入力端子にはストール回転速度
検出出力40aが供給されており、各入力がHレベルに
なった時(サイドスタンドが非収納状態で変速位置がニ
ュートラル以外で、かつ、ストール回転速度に達した場
合、すなわち、自動遠心クラッチ8が接続されて自動二
輪車が発進する手前の状態)、この2入力ナンド回路3
2の出力がLレベルに変化して、2入力アンド回路41
による波形成形出力(波形成形された点火タイミング信
号)34cの伝達を阻止するよう構成している。
(NAND)回路で構成された発進抑制状態検出手段3
2と、2入力アンド(AND)回路で構成された点火タ
イミング信号伝達制御手段41とから構成している。2
入力ナンド回路32の一方の入力端子にはワイアード・
アンド回路25の出力(非収納発進可状態検出出力)2
5aが供給され、他方の入力端子にはストール回転速度
検出出力40aが供給されており、各入力がHレベルに
なった時(サイドスタンドが非収納状態で変速位置がニ
ュートラル以外で、かつ、ストール回転速度に達した場
合、すなわち、自動遠心クラッチ8が接続されて自動二
輪車が発進する手前の状態)、この2入力ナンド回路3
2の出力がLレベルに変化して、2入力アンド回路41
による波形成形出力(波形成形された点火タイミング信
号)34cの伝達を阻止するよう構成している。
【0027】以上の構成であるからこの発進抑制装置2
1は、サイドスタンドが収納状態にあるか、もしくは、
変速機3がニュートラル位置に設定されている場合は、
状態入力端子26dに供給されるワイヤードロジック
(布線論理)で構成して非収納発進可状態検出手段25
の検出出力25aがLレベルであるから、発進抑制状態
検出手段(2入力ナンド回路)32の出力はエンジンの
回転速度にかかわらずHレベルに保持され、点火タイミ
ング入力端子26eに供給される点火タイミング信号6
aを波形成形した信号34cが点火タイミング信号伝達
制御手段(2入力アンド回路)41を介してサイリスタ
駆動回路37へ供給され、充放電回路36内のサイリス
タ36cを導通させ、大容量コンデンサ36bに蓄えた
エネルギを点火用トランス12の1次巻線12aを介し
て放電させ、2次巻線12bに高圧を発生させて点火プ
ラグ13を点火させる。
1は、サイドスタンドが収納状態にあるか、もしくは、
変速機3がニュートラル位置に設定されている場合は、
状態入力端子26dに供給されるワイヤードロジック
(布線論理)で構成して非収納発進可状態検出手段25
の検出出力25aがLレベルであるから、発進抑制状態
検出手段(2入力ナンド回路)32の出力はエンジンの
回転速度にかかわらずHレベルに保持され、点火タイミ
ング入力端子26eに供給される点火タイミング信号6
aを波形成形した信号34cが点火タイミング信号伝達
制御手段(2入力アンド回路)41を介してサイリスタ
駆動回路37へ供給され、充放電回路36内のサイリス
タ36cを導通させ、大容量コンデンサ36bに蓄えた
エネルギを点火用トランス12の1次巻線12aを介し
て放電させ、2次巻線12bに高圧を発生させて点火プ
ラグ13を点火させる。
【0028】サイドスタンドが非収納状態で変速位置が
ニュートラル以外の場合は、非収納発進可状態検出手段
25の検出出力25aがHレベルとなる。この状態でエ
ンジン7の回転速度がストール回転速度もしくはアイド
ル回転速度以上でストール回転速度よりも低く設定され
た回転速度に達し、Hレベルのストール回転速度検出出
力40aが発生すると、発進抑制状態検出手段(2入力
ナンド回路)32はLレベルの発進抑制要求信号32a
を出力し、点火タイミング信号伝達手段(2入力アンド
回路)41の点火タイミング信号34c伝達を禁止し、
失火制御させるので、エンジン7の点火動作が間引かれ
ることとなり、エンジン7の回転速度上昇が制限され
る。よって、サイドスタンドを収納していない状態での
自動二輪車の発進が抑制される。
ニュートラル以外の場合は、非収納発進可状態検出手段
25の検出出力25aがHレベルとなる。この状態でエ
ンジン7の回転速度がストール回転速度もしくはアイド
ル回転速度以上でストール回転速度よりも低く設定され
た回転速度に達し、Hレベルのストール回転速度検出出
力40aが発生すると、発進抑制状態検出手段(2入力
ナンド回路)32はLレベルの発進抑制要求信号32a
を出力し、点火タイミング信号伝達手段(2入力アンド
回路)41の点火タイミング信号34c伝達を禁止し、
失火制御させるので、エンジン7の点火動作が間引かれ
ることとなり、エンジン7の回転速度上昇が制限され
る。よって、サイドスタンドを収納していない状態での
自動二輪車の発進が抑制される。
【0029】図3は失火制御による発進抑制装置の他の
具体例を示す回路構成図である。この発進抑制装置51
は、クランク角センサ6の検出出力6a(点火タイミン
グ信号)の周期が設定した周期よりも早い場合は、失火
制御を行なうことで発進を抑制するようにしたものであ
り、点火ユニット56内の点火・失火制御回路52なら
びに点火制御回路55の構成が図2に示したものと異な
る。
具体例を示す回路構成図である。この発進抑制装置51
は、クランク角センサ6の検出出力6a(点火タイミン
グ信号)の周期が設定した周期よりも早い場合は、失火
制御を行なうことで発進を抑制するようにしたものであ
り、点火ユニット56内の点火・失火制御回路52なら
びに点火制御回路55の構成が図2に示したものと異な
る。
【0030】点火・失火制御回路52は、単安定バイブ
レータ53と、2入力アンド回路54とで構成してい
る。単安定バイブレータ53は、動作許可入力端子(E
NA)53aがLレベルの時に動作状態となり、トリガ
入力端子(T)53bに供給される信号の立下りエッジ
でトリガされて、時定数設定端子(R,C)53c,5
3dに接続された抵抗RSとコンデンサCSの時定数で
設定される時間長でLレベルのパルス出力を反転出力端
子(NQ)53eに発生するよう構成している。
レータ53と、2入力アンド回路54とで構成してい
る。単安定バイブレータ53は、動作許可入力端子(E
NA)53aがLレベルの時に動作状態となり、トリガ
入力端子(T)53bに供給される信号の立下りエッジ
でトリガされて、時定数設定端子(R,C)53c,5
3dに接続された抵抗RSとコンデンサCSの時定数で
設定される時間長でLレベルのパルス出力を反転出力端
子(NQ)53eに発生するよう構成している。
【0031】そして、状態入力端子26dに供給される
非収納発進可状態検出手段25の検出出力25aを動作
許可入力端子53aへ供給することで、非収納発進可状
態にあるときにのみ単安定バイブレータ53を動作状態
とし、波形成形出力34cをトリガ入力端子53bに供
給することで、波形成形出力34cの立下り時点から所
定の時間が経過するまでは、単安定バイブレータ53の
反転出力端子53eから出力されるLレベルのパルス信
号53fによって、点火タイミング信号伝達手段を構成
する2入力アンド回路54の点火タイミング信号34c
の伝達を阻止することで、失火制御を行なうようにした
ものである。
非収納発進可状態検出手段25の検出出力25aを動作
許可入力端子53aへ供給することで、非収納発進可状
態にあるときにのみ単安定バイブレータ53を動作状態
とし、波形成形出力34cをトリガ入力端子53bに供
給することで、波形成形出力34cの立下り時点から所
定の時間が経過するまでは、単安定バイブレータ53の
反転出力端子53eから出力されるLレベルのパルス信
号53fによって、点火タイミング信号伝達手段を構成
する2入力アンド回路54の点火タイミング信号34c
の伝達を阻止することで、失火制御を行なうようにした
ものである。
【0032】なお、この実施例では、2入力アンド回路
54に負荷駆動能力の大きいものを用い、この2入力ア
ンド回路54の出力54aでゲート抵抗37gを介して
サイリスタ36cを直接トリガする構成として、図2に
示したサイリスタ駆動回路37を省略している。
54に負荷駆動能力の大きいものを用い、この2入力ア
ンド回路54の出力54aでゲート抵抗37gを介して
サイリスタ36cを直接トリガする構成として、図2に
示したサイリスタ駆動回路37を省略している。
【0033】図4は点火周期制御による発進抑制動作を
説明するためのタイムチャートである。図4(a)に示
すクランク角センサ6の検出出力である点火タイミング
信号6aは、波形成形回路34で波形成形されて図4
(b)に示す点火タイミング信号34cとなる。非収納
発進可状態検出手段25の検出出力25aがLレベルの
状態で、単安定バイブレータ53は、波形成形された点
火タイミング信号34cの立下りに同期して、図4
(c)に示す所定のLレベル時間長の出力パルス信号5
3fを発生し、このパルス信号期間中は2入力アンド回
路54の出力をLレベルに保持して点火タイミング信号
34cの伝達を阻止する。ここで、出力パルス信号53
fのパルス幅(Lレベル時間)TINHは、図4(d)
に示すストール回転速度における波形成形出力34cの
周期TSTよりも少し長めに設定している。
説明するためのタイムチャートである。図4(a)に示
すクランク角センサ6の検出出力である点火タイミング
信号6aは、波形成形回路34で波形成形されて図4
(b)に示す点火タイミング信号34cとなる。非収納
発進可状態検出手段25の検出出力25aがLレベルの
状態で、単安定バイブレータ53は、波形成形された点
火タイミング信号34cの立下りに同期して、図4
(c)に示す所定のLレベル時間長の出力パルス信号5
3fを発生し、このパルス信号期間中は2入力アンド回
路54の出力をLレベルに保持して点火タイミング信号
34cの伝達を阻止する。ここで、出力パルス信号53
fのパルス幅(Lレベル時間)TINHは、図4(d)
に示すストール回転速度における波形成形出力34cの
周期TSTよりも少し長めに設定している。
【0034】したがって、エンジン7の回転速度がアイ
ドル回転速度から上昇しストール回転速度に近づくい
て、点火タイミング信号34cの周期が短くなると、図
4(e)に示すように、点火タイミング信号34cの立
下り時点から点火禁止時間TINH内に到来する次の点
火タイミング信号34cの伝達が阻止(失火制御)され
る。よって、エンジン7の回転速度上昇が制限され、サ
イドスタンド非収納状態での発進が抑制される。
ドル回転速度から上昇しストール回転速度に近づくい
て、点火タイミング信号34cの周期が短くなると、図
4(e)に示すように、点火タイミング信号34cの立
下り時点から点火禁止時間TINH内に到来する次の点
火タイミング信号34cの伝達が阻止(失火制御)され
る。よって、エンジン7の回転速度上昇が制限され、サ
イドスタンド非収納状態での発進が抑制される。
【0035】なお、図4(d)では、出力パルス信号5
3fを発生している間に新たなトリガ信号が入力されて
もそれを無視する構成の単安定バイブレータ53を用い
た場合のタイムチャートを示したが、再トリガ可能な
(リトリガブル)単安定バイブレータ53を用いて、点
火タイミング信号34cの周期が点火禁止時間TINH
内である場合はすべて失火制御する構成としてもよい。
3fを発生している間に新たなトリガ信号が入力されて
もそれを無視する構成の単安定バイブレータ53を用い
た場合のタイムチャートを示したが、再トリガ可能な
(リトリガブル)単安定バイブレータ53を用いて、点
火タイミング信号34cの周期が点火禁止時間TINH
内である場合はすべて失火制御する構成としてもよい。
【0036】なお、図2および図3ではディスクリート
回路での構成例を示したが、マイクロコンピュータを搭
載した点火ユニットを用いる場合は、点火タイミング信
号の周期を監視し、失火制御を行なうプログラムを追加
して、エンジン回転速度抑制手段を構成することができ
る。
回路での構成例を示したが、マイクロコンピュータを搭
載した点火ユニットを用いる場合は、点火タイミング信
号の周期を監視し、失火制御を行なうプログラムを追加
して、エンジン回転速度抑制手段を構成することができ
る。
【0037】図5はスロットルバルブの開度を制限する
発進抑制装置のブロック構成図である。この発進抑制装
置61は、自動二輪車のアクセルの操作によって回動さ
れる可変抵抗器62の分圧出力電圧62aに基づいて、
アクチュエータ駆動手段63がモータ等で構成されるア
クチュエータ64の駆動量を制御し、アクチュエータ6
4に連動するスロットルバルブ65の開度を可変するこ
とで、エンジン7の回転速度を制御するエンジン回転速
度抑制手段66を備えたものである。
発進抑制装置のブロック構成図である。この発進抑制装
置61は、自動二輪車のアクセルの操作によって回動さ
れる可変抵抗器62の分圧出力電圧62aに基づいて、
アクチュエータ駆動手段63がモータ等で構成されるア
クチュエータ64の駆動量を制御し、アクチュエータ6
4に連動するスロットルバルブ65の開度を可変するこ
とで、エンジン7の回転速度を制御するエンジン回転速
度抑制手段66を備えたものである。
【0038】非収納発進可状態検出手段5から検出出力
5aが供給されると、アクチュエータ駆動手段63は、
スタンド非収納時制限開度設定手段65で設定された例
えばアイドル回転速度に対応するスロットルバルブ開度
を指定する電圧65aを選択し、スロットルバルブ71
を例えばアイドル回転時の開度に保持させるよう構成し
ている。符号67は失火制御機能を備えていない通常の
点火ユニットである。
5aが供給されると、アクチュエータ駆動手段63は、
スタンド非収納時制限開度設定手段65で設定された例
えばアイドル回転速度に対応するスロットルバルブ開度
を指定する電圧65aを選択し、スロットルバルブ71
を例えばアイドル回転時の開度に保持させるよう構成し
ている。符号67は失火制御機能を備えていない通常の
点火ユニットである。
【0039】なお、スタンド非収納時制限開度設定手段
65は、ストール回転速度よりも若干低い回転速度に相
当する電圧65aを供給するようにし、検出出力5aが
供給されている場合にアクチュエータ駆動手段63は、
スタンド非収納時制限開度設定手段65から供給される
電圧65aを上限値として、アクセルの操作によるエン
ジン回転速度の可変範囲を制限するよう構成してもよ
い。
65は、ストール回転速度よりも若干低い回転速度に相
当する電圧65aを供給するようにし、検出出力5aが
供給されている場合にアクチュエータ駆動手段63は、
スタンド非収納時制限開度設定手段65から供給される
電圧65aを上限値として、アクセルの操作によるエン
ジン回転速度の可変範囲を制限するよう構成してもよ
い。
【0040】以上の構成であるから、サイドスタンドが
非収納状態で、変速機3がニュートラル以外の位置に設
定されている場合、スロットルバルブ71の開度が制限
されので、発進が抑制される。なお、スロットルバルブ
71の開度を制限する構成では、不要な燃料噴射がない
というメリットがある。
非収納状態で、変速機3がニュートラル以外の位置に設
定されている場合、スロットルバルブ71の開度が制限
されので、発進が抑制される。なお、スロットルバルブ
71の開度を制限する構成では、不要な燃料噴射がない
というメリットがある。
【0041】図6はエンジンの吸気量を制限する発進抑
制装置にブロック構成図である。この発進抑制装置81
は、エンジン7の吸気管路82に空気量制限弁83を介
設して、エンジン7への供給空気量を制限することで、
エンジン回転速度を抑制するエンジン回転速度抑制手段
85を備えたものである。空気量制限弁83は、常時は
全開構造の弁であって、空気量制限弁駆動手段84から
弁駆動信号84aが供給されている間は弁開度が絞られ
て、エンジン7への供給空気量をアイドル回転に必要な
範囲、もしくは、ストール回転速度を越えない範囲に制
限するよう構成している。空気量制限弁駆動手段84
は、非収納発進可状態検出手段5から検出出力5aが供
給されると、弁駆動信号84aを供給するよう構成して
いる。
制装置にブロック構成図である。この発進抑制装置81
は、エンジン7の吸気管路82に空気量制限弁83を介
設して、エンジン7への供給空気量を制限することで、
エンジン回転速度を抑制するエンジン回転速度抑制手段
85を備えたものである。空気量制限弁83は、常時は
全開構造の弁であって、空気量制限弁駆動手段84から
弁駆動信号84aが供給されている間は弁開度が絞られ
て、エンジン7への供給空気量をアイドル回転に必要な
範囲、もしくは、ストール回転速度を越えない範囲に制
限するよう構成している。空気量制限弁駆動手段84
は、非収納発進可状態検出手段5から検出出力5aが供
給されると、弁駆動信号84aを供給するよう構成して
いる。
【0042】以上の構成であるから、サイドスタンドが
非収納状態で、変速機3がニュートラル位置以外の場合
は、空気量制限弁83が駆動され、エンジン7への空気
供給量を制限するので、エンジン7の回転速度の上昇が
制限され、自動二輪車の発進が抑制される。
非収納状態で、変速機3がニュートラル位置以外の場合
は、空気量制限弁83が駆動され、エンジン7への空気
供給量を制限するので、エンジン7の回転速度の上昇が
制限され、自動二輪車の発進が抑制される。
【0043】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る自動
二輪車の発進抑制装置は、サイドスタンドが収納されて
いない状態で、変速機がニュートラル以外の位置になっ
ている場合、エンジンの回転速度が自動遠心クラッチが
継がらない速度に抑制するエンジン回転速度抑制手段を
備えたので、サイドスタンドの非収納状態では自動二輪
車の発進が抑制される。また、サイドスタンドが非収納
状態であっても、変速機がニュートラル位置にある場合
は、アクセル操作でエンジンの回転速度を上昇させてエ
ンジンの調子を確認することができる。
二輪車の発進抑制装置は、サイドスタンドが収納されて
いない状態で、変速機がニュートラル以外の位置になっ
ている場合、エンジンの回転速度が自動遠心クラッチが
継がらない速度に抑制するエンジン回転速度抑制手段を
備えたので、サイドスタンドの非収納状態では自動二輪
車の発進が抑制される。また、サイドスタンドが非収納
状態であっても、変速機がニュートラル位置にある場合
は、アクセル操作でエンジンの回転速度を上昇させてエ
ンジンの調子を確認することができる。
【0044】なお、点火制御回路に失火制御機能を付加
し、エンジンの点火を間引くことでエンジン回転速度を
抑制する構成とすれば、点火ユニット内の他の回路を有
効に利用してエンジン回転速度抑制手段を構成すること
ができるので、発進抑制のために新たな回路を実装する
スペース等が不要となる。
し、エンジンの点火を間引くことでエンジン回転速度を
抑制する構成とすれば、点火ユニット内の他の回路を有
効に利用してエンジン回転速度抑制手段を構成すること
ができるので、発進抑制のために新たな回路を実装する
スペース等が不要となる。
【図1】この発明に係る自動二輪車の発進抑制装置のブ
ロック構成図
ロック構成図
【図2】失火制御による発進抑制装置の一具体例を示す
回路構成図
回路構成図
【図3】失火制御による発進抑制装置の他の具体例を示
す回路構成図
す回路構成図
【図4】点火周期制御による発進抑制装置の動作を示す
タイムチャート
タイムチャート
【図5】スロットルバルブの開度を制限する発進抑制装
置のブロック構成図
置のブロック構成図
【図6】エンジンの吸気量を制限する発進抑制装置にブ
ロック構成図
ロック構成図
1,21,51,61,81 発進抑制装置 2,22 サイドスタンド位置検出手段 3 変速機 4,24 変速位置検出手段 5 非収納発進可状態検出手段 6 クランク角センサ 7 エンジン 8 自動遠心クラッチ 9 ストール回転速度検出手段 11,31,55 点火制御回路 16,26,56 エンジン回転速度抑制手段を構成す
る点火ユニット 33,52 点火・失火制御回路 64 エンジン回転速度抑制手段を構成するアクチュエ
ータ駆動手段 65 スロットルバルブ 66,85 エンジン回転速度抑制手段 83 空気量制限弁 84 空気量制限弁駆動手段
る点火ユニット 33,52 点火・失火制御回路 64 エンジン回転速度抑制手段を構成するアクチュエ
ータ駆動手段 65 スロットルバルブ 66,85 エンジン回転速度抑制手段 83 空気量制限弁 84 空気量制限弁駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−53927(JP,A) 特開 昭57−70783(JP,A) 実開 昭61−201986(JP,U) 実開 昭58−178023(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 28/00 - 28/16 B62H 1/02
Claims (2)
- 【請求項1】 自動遠心クラッチと変速機とを備える自
動二輪車において、サイドスタンドが非収納位置にある
ことを検出するサイドスタンド位置検出手段と、前記変
速機がニュートラル位置以外にあることを検出する変速
位置検出手段と、前記サイドスタンド位置検出手段およ
び前記変速位置検出手段の検出出力に基づいてサイドス
タンドが非収納状態であって、かつ、前記変速機が非ニ
ュートラル位置に設定されている状態である場合に非収
納発進可状態検出出力を発生する非収納発進可状態検出
手段と、エンジンの回転速度が前記自動遠心クラッチが
継がる速度であるストール回転速度、もしくは、アイド
ル回転速度と前記ストール回転速度との間で予め設定し
た回転速度に達したことを検出し、検出出力を発生する
ストール回転速度検出手段と、前記非収納発進可状態検
出手段の検出出力と前記ストール回転速度検出手段の検
出出力とに基づいて発進を抑制すべき状態であることを
検出する発進抑制状態検出手段とを備え、 前記サイドスタンド位置検出手段ならびに前記変速位置
検出手段および前記ストール回転速度検出手段の各検出
出力に基づいて、前記サイドスタンドが非収納状態で、
かつ、前記変速機がニュートラル位置以外であり、発進
を抑制すべき状態であることを検出した場合は、エンジ
ンの回転速度が前記遠心クラッチの継がる速度未満とな
るようエンジン回転速度を抑制するエンジン回転速度抑
制手段を備えたことを特徴とする自動二輪車の発進抑制
装置。 - 【請求項2】 前記エンジン回転速度抑制手段は、エン
ジンの点火を間引く失火制御を行なう点火制御回路で構
成したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の発
進抑制装置。
Priority Applications (8)
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---|---|---|---|
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US7882917B2 (en) * | 2007-08-08 | 2011-02-08 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Motorcycle |
TWI386335B (zh) * | 2010-07-29 | 2013-02-21 | Kwang Yang Motor Co | Vehicle idling engine idling control system and method |
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CN103158552A (zh) * | 2011-12-13 | 2013-06-19 | 光阳工业股份有限公司 | 电动摩托车的马达起动保护装置及方法 |
JP6193676B2 (ja) * | 2013-08-27 | 2017-09-06 | 株式会社ケーヒン | 車両用電子制御装置 |
CN107344579B (zh) * | 2017-07-13 | 2020-01-31 | 芜湖职业技术学院 | 电动摩托车站脚电动助力装置 |
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---|---|---|---|---|
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US4488455A (en) * | 1981-09-02 | 1984-12-18 | Robert L. Shetler | Electronic shifting and ignition control system for motorcycles |
JPS58191634A (ja) * | 1982-05-06 | 1983-11-08 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車の発進抑制装置 |
US4883284A (en) * | 1987-12-25 | 1989-11-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Position detecting device for a motorcycle side stand |
KR900004584A (ko) * | 1988-09-13 | 1990-04-12 | 구메 다다시 | 2륜차용 자동 스탠드 장치 |
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- 1993-11-11 JP JP28282993A patent/JP3334976B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-05-26 TW TW084201929U patent/TW295049U/zh unknown
- 1994-11-09 MY MYPI94002981A patent/MY111661A/en unknown
- 1994-11-09 FR FR9413467A patent/FR2712239B1/fr not_active Expired - Fee Related
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- 1994-11-11 KR KR1019940029623A patent/KR0139503B1/ko not_active IP Right Cessation
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IT1267500B1 (it) | 1997-02-05 |
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BR9404415A (pt) | 1995-06-20 |
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MY111661A (en) | 2000-10-31 |
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