JP3334580B2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JP3334580B2
JP3334580B2 JP31943897A JP31943897A JP3334580B2 JP 3334580 B2 JP3334580 B2 JP 3334580B2 JP 31943897 A JP31943897 A JP 31943897A JP 31943897 A JP31943897 A JP 31943897A JP 3334580 B2 JP3334580 B2 JP 3334580B2
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用点火装
置、特に磁石発電機に設けられた点火コイルの一次電流
が設定値に達したとき該一次電流を遮断するようにした
一次電流遮断形の点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】汎用の内燃機関等に用いられる内燃機関
用点火装置として、フライホイールマグネトを用いた電
流遮断形の点火装置が実用化されている。この種の点火
装置は、機関のクランク軸に取り付けられるカップ状の
フライホイールの外周の一部に形成した凹部内に円弧状
の永久磁石を固定して回転子磁極を形成したフライホイ
ール磁石回転子と、該回転子磁極に対向する対の磁極部
を両端に有するほぼコの字形の鉄心に巻回されて機関の
回転に伴って一次コイルに交流電圧を誘起する点火コイ
ルとを備えたフライホイールマグネトと、磁石回転子の
回転に伴って点火コイルの一次コイルに一方の極性の半
サイクルの電圧が誘起したときに該一次コイルを実質的
に短絡して一次電流を流し、該一次電流が設定値に達し
たときに該一次電流を遮断して点火コイルの二次コイル
に点火用の高電圧を誘起させる一次電流制御回路とによ
り構成される。
【0003】図7は従来のこの種の内燃機関用点火装置
に用いられるフライホイール磁石回転子及び点火コイル
の例を示したものである。同図に示すように、フライホ
イール磁石回転子1は、ほぼカップ状に形成されて図示
しない内燃機関のクランク軸に取り付けられたフライホ
イール2と、該フライホイールの周壁部の外周の一部に
形成された凹部24内に配置された円弧状の永久磁石3
と、永久磁石3の外周面に当接された磁極片4とを備え
たもので、永久磁石3は磁極片4とともにフライホイー
ル2に対して固定されている。永久磁石3はフライホイ
ールの径方向に着磁されていて、磁極片4により1つの
回転子磁極4a(この例ではN極)が形成されている。
【0004】またフライホイール2の回転方向(この例
では図示の矢印方向)の前方側で磁極片4に隣接するフ
ライホイールの外周面、及び前記フライホイールの回転
方向の後方側で磁極片4と隣接するフライホイールの外
周面に、それぞれ回転子磁極4aと異極性(この例では
S極)の回転子磁極21c及び21dが形成されてい
る。即ちフライホイール磁石回転子1は3極構成の磁石
回転子となっている。
【0005】点火コイル8は、両端が対の磁極部9a及
び9bとなっているほぼコの字形の鉄心9と該鉄心に巻
回された一次コイル8a及び二次コイル8bとからなっ
ていて、鉄心9の対の磁極部9a及び9bが、隣り合う
回転子磁極に同時に対向し得るように、該対の磁極部9
a,9b相互間の間隔が設定されている。
【0006】図7に示した点火装置において、フライホ
イール磁石回転子1が回転すると、点火コイルの鉄心9
を通る磁束φは、機関のクランク軸の回転角θに対して
図8(A)に示すように変化し、該磁束φの時間的変化
率に比例して点火コイルの一次コイル8aに図8(B)
に例示すような波形の交流電圧v1 が誘起する。
【0007】図示しない一次電流制御回路により一次コ
イル8aが実質的に短絡されると、一次コイル8aに図
8(D)に示すような波形の一次電流i1 が流れる。一
次電流制御回路は、この一次電流i1 の一方の極性の半
波(図8Dの正の半波)が設定値に達したときに該一次
電流を遮断する。一次電流が遮断されると、点火コイル
の二次コイル8bに点火用の高電圧が誘起する。
【0008】なお図8(C)は、一次コイル8aを短絡
した状態に保持した場合に、該一次コイル8aに流れる
短絡電流(一次電流i10)の波形を示している。
【0009】図8(B)ないし図8(D)において、実
線で示した波形は内燃機関が始動時の低回転数N1 で回
転している場合を示し、破線で示した波形は回転数N1
よりも高い回転数N2 で回転している場合を示してい
る。一次電流の遮断角度位置(点火位置)は、回転数N
がN1 のときにθ1 となり、回転数NがN2 のときにθ
2 となる。
【0010】図7の点火装置により得られる点火特性
(回転数Nに対する点火位置θi の特性)は、例えば図
9に示した通りである。同図から明らかなように、回転
数Nの上昇に伴って点火位置θi は僅かに進角するが、
その進角幅は小さい。
【0011】なお点火位置θi は、点火が行なわれる際
の機関のクランク軸の回転角度位置で、機関の上死点に
相当する回転角度位置を基準にして進角側に測った角度
で表すものとする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一般に内燃機関におい
ては、機関の始動を容易にするために、機関の始動時に
は点火位置を遅らせるのが好ましい。また機関の中高速
領域では、機関から十分に大きな出力が得られるよう
に、点火位置を進角させるのが望ましい。
【0013】図7に示した従来の点火装置では、一次コ
イルが短絡されたときに流れる一次電流の一方の極性の
半波が設定値に達したときに該一次電流を遮断するよう
にしていたため、図8(D)及び図9に示したように、
点火時期の進角幅(最小進角と最大進角との差)が非常
に小さくなるのを避けられなかった。そのため、従来の
点火装置を用いた場合には、内燃機関の始動時及び中高
速領域の双方に適した点火特性を得ることが難しく、機
関の始動性が悪くなったり、中高速領域で十分な出力が
得られなかったりするという問題があった。
【0014】本発明の目的は、点火コイルの一次電流の
一方の極性の半波が設定値に達したときに該一次電流を
遮断して点火コイルの二次コイルに点火用の高電圧を誘
起させる電流遮断形の内燃機関用点火装置において、点
火位置の進角幅を十分大きくとることができるようにす
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、内燃機関のク
ランク軸に取り付けられるカップ状のフライホイールと
該フライホイールの外周の一部に形成された凹部内に配
置されて該凹部の底面に内周面が当接された円弧状の永
久磁石とを有するフライホイール磁石回転子と、両端が
対の磁極部となっているほぼコの字形の鉄心と該鉄心に
巻回された一次コイル及び二次コイルとを有して、鉄心
の対の磁極部がフライホイールの周方向に並ぶように配
置されてフライホイールの外周に対向させられた点火コ
イルと、該点火コイルの一次コイルに一方の極性の電圧
が誘起したときに該一次コイルを実質的に短絡して一次
電流を流し、該一次電流が設定値に達した時に該一次電
流を遮断して点火コイルの二次コイルの点火用の高電圧
を誘起させる一次電流制御回路とを備えた内燃機関用点
火装置に係わるものである。
【0016】本発明においては、永久磁石が、フライホ
イールの回転方向の前方側及び後方側にそれぞれ第1の
着磁領域及び第2の着磁領域を有していて、該第1の着
磁領域及び第2の着磁領域がそれぞれの磁化の向きを異
にしてフライホイールの径方向に着磁されている。永久
磁石の第1の着磁領域及び第2の着磁領域にそれぞれ相
応する位置にそれぞれ第1及び第2の磁極片が設けられ
て、これら第1及び第2の磁極片が永久磁石の外周面に
当接され、該第1及び第2の磁極片が永久磁石とともに
フライホイールに対して固定されている。
【0017】上記第1の磁極片及び第2の磁極片によ
り、異極性の第1及び第2の回転子磁極が形成されると
ともに、フライホイールの回転方向の前方側で第1の磁
極片に隣接するフライホイールの外周面、及びフライホ
イールの回転方向の後方側で第2の磁極片に隣接するフ
ライホイールの外周面にそれぞれ第1の回転子磁極と異
極性の第3の回転子磁極及び第2の回転子磁極と異極性
の第4の回転子磁極が形成されている。また第1ないし
第4の回転子磁極は、隣り合う回転子磁極相互間の間隔
がほぼ等しくなるように形成され、鉄心の対の磁極部が
隣り合う回転子磁極に同時に対向し得るように、対の磁
極部相互間の間隔が設定されている。
【0018】上記のように構成すると、フライホイール
磁石回転子が回転したときに点火コイルの鉄心を通る磁
束の波形は、極性が交互に異なる3つの半波が連続する
波形となり、鉄心の対の磁極部が第1の回転子磁極と第
2の回転子磁極とに対向したときに該鉄心に流れる磁束
は、該対の磁極部が第1の回転子磁極と第3の回転子磁
極とに対向したときに鉄心に流れる磁束及び、該対の磁
極部が第2の回転子磁極と第4の回転子磁極とに対向し
たときに流れる磁束よりも大きくなる。
【0019】点火コイルの一次コイルには、フライホイ
ール磁石回転子の回転によって生ずる点火コイルの鉄心
の磁束変化により、該回転子が1回転する間に、交互に
極性が異なる第1ないし第4の半波が順次現れる2サイ
クルの交流電圧が誘起し、該交流電圧の一方の極性の第
1の半波の電圧と第3の半波の電圧とを比較すると、位
相の遅れた第3の半波の電圧の方が第1の半波の電圧よ
りも高くなる。点火コイルの一次コイルが短絡されたと
すると、一次コイルには、第1ないし第4の半波の電圧
がそれぞれ誘起したときに第1ないし第4の半波の一次
電流(短絡電流)が流れるが、ここで一方の極性の第1
の半波の一次電流と第3の半波の一次電流とを比較する
と、波高値が高い第3の半波の電圧が誘起した時に流れ
る第3の半波の一次電流の方が、波高値が低い第1の半
波の電圧が誘起したときに流れる第1の半波の一時電流
よりも大きくなる。
【0020】従って、一次電流制御回路により一方の極
性の一次電流が設定値に達した時に該一次電流を遮断す
るようにすると、内燃機関の始動時の低速回転時には、
先ず位相の遅れた第3の半波の一次電流の波高値が設定
値に達して該一次電流の遮断が開始されるので、点火用
の高電圧は位相が遅れた位置で発生する。機関の回転数
が上昇して、位相の進んだ第1の半波の一次電流も設定
値に達するようになると、該第1の半波の一次電流が設
定値に達したときに該一次電流が遮断されるので、位相
が進んだ位置で点火用の高電圧が発生することになる。
そのため、本発明によれば、ある回転数で点火位置をス
テップ状に進角させることができ、第1及び第3の半波
の一次電流の位相差にほぼ等しい大きな進角幅を得るこ
とができる。
【0021】このように、本発明によれば、点火位置の
進角幅を広くとることができるため、機関の始動時には
点火位置を遅らせ、機関の中高速領域では点火位置を十
分に進角させる点火特性を得ることができ、機関の始動
性を犠牲にすることなく、中高速領域での機関の出力の
向上を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わる内燃機関用
点火装置で用いるフライホイールマグネト(点火コイル
を備えたフライホイール磁石発電機)の正面図、図2は
図1の要部の拡大断面図、図3はフライホイール磁石回
転子の要部の上面図である。
【0023】図1ないし図3において、フライホイール
磁石回転子1は、周壁部21と底壁部22とを有して底
壁部22の中心部にボス部23が一体に形成された鋳鉄
からなるカップ状のフライホイール2と、該フライホイ
ール周壁部21の外周の一部に形成された凹部24の底
部24aに内周面が当接された円弧状のフェライト磁石
からなる永久磁石3とを備えている。永久磁石3の外周
面にはフライホイールの周方向に間隔をあけて配置され
た第1の磁極片5と第2の磁極片6とが当接され、該第
1及び第2の磁極片が永久磁石3とともに取付ねじ7,
7によりフライホイール2に対して固定されている。ボ
ス部23の中心部には、内燃機関のクランク軸の先端に
形成されたテーパ部を嵌合させるテーパ孔23aが形成
されている。
【0024】永久磁石3はフライホイール2の回転方向
(図示の例では図1及び図2に示す矢印方向)の前方側
及び後方側にそれぞれ第1の着磁領域3a及び第2の着
磁領域3bを有していて、これら第1及び第2の着磁領
域3a及び3bがそれぞれ磁化の向きを異にしてフライ
ホイール2の径方向に着磁されている。
【0025】前記第1の磁極片5及び第2の磁極片6
は、永久磁石3の第1の着磁領域3a及び第2の着磁領
域3bにそれぞれ相応する位置に取り付けられていて、
第1の磁極片5及び第2の磁極片6により、異極性の第
1の回転子磁極(図示の例ではN極)5a及び第2の回
転子磁極(図示の例ではS極)6aが形成されている。
フライホイール2の回転方向の前方側で第1の磁極片5
に隣接するフライホイールの外周面、及びフライホイー
ル2の回転方向の後方側で第2の磁極片6に隣接するフ
ライホイールの外周面には、それぞれ第1の回転子磁極
5aと異極性の第3の回転子磁極21a及び第2の回転
子磁極6aと異極性の第4の回転子磁極21bが形成さ
れている。
【0026】上記第1ないし第4の回転子磁極5a,6
a,21a及び21bは、隣り合う回転子磁極相互間の
間隔がほぼ等しくなるように形成されており、フライホ
イール磁石回転子1は4極構成の磁石回転子となってい
る。
【0027】点火コイル8は、積層鉄板からなっていて
両端が対の磁極部9a,9bとなっているほぼコの字形
の鉄心9と、該鉄心9に巻回された一次コイル8a及び
二次コイル8bとからなっている。本発明においては、
対の磁極部9a,9bが隣り合う回転子磁極に同時に対
向し得るように、対の磁極部相互間の間隔が設定されて
いる。
【0028】点火コイルの一次コイル8aの両端間に
は、図4に示す一次電流制御回路10が接続されてい
る。この一次電流制御回路は、主トランジスタ(ダーリ
ントン接続された複合トランジスタ)Tr1及び制御用ト
ランジスタTr2と、ダイオードD1 及び抵抗R1 ないし
R4 とからなる公知の回路である。
【0029】図4において、点火コイルの一次コイル8
aに図示の実線矢印方向の一方の極性の電圧が誘起する
と、抵抗R1 及びR2 を通して主トランジスタTr1にベ
ース電流が流れて該主トランジスタが導通する。これに
より、一次コイル8aが実質的に短絡されて一次電流が
流れる。該一次電流が上昇して設定値に達すると、主ト
ランジスタTr1のコレクタエミッタ間の電圧を抵抗R3
とR4 とで分圧して得た分圧電圧が制御用トランジスタ
Tr2を導通させ得るベース電圧に達するため、該制御用
トランジスタが導通する。これにより主トランジスタT
r1のベース電流が該主トランジスタから側路されるた
め、該主トランジスタがオフ状態になり、一次電流が遮
断される。この一次電流の遮断により点火コイルの二次
コイル8bに点火用の高電圧が誘起し、点火プラグPに
火花が発生する。一次コイル8aに図示の破線矢印方向
の他方の極性の電圧が誘起すると、ダイオードD1 及び
抵抗R1 を通して逆方向の一次電流が流れる。
【0030】図1に示した磁石発電機と、図4に示した
一次電流制御回路10とにより、本発明に係わる内燃機
関用点火装置が構成されている。
【0031】フライホイール磁石回転子1が図1及び図
2に矢印で示した方向に回転すると、点火コイルの鉄心
9を通る磁束φが回転角θに対して図5(A)に示すよ
うに変化する。この磁束φの時間的変化により、点火コ
イルの一次コイル8aには図5(B)に例示したような
波形の交流電圧v1 が誘起する。磁束φの波形は、交互
に極性を異にする(交番する)3つの半波が順次現れる
波形となり、第1及び第2の回転子磁極5a及び6aが
それぞれ鉄心9の対の磁極部9a,9bに対向する回転
角度位置で最大となる。磁束φの変化に伴って一次コイ
ル8aに誘起する交流電圧v1 は、交番する第1ないし
第4の半波が順次現れる波形となる。この交流電圧の、
一方の極性(図示の例では正極性)の第1の半波の電圧
と、第3の半波の電圧とを比較すると、第3の半波の電
圧の波高値の方が該第3の半波より位相が進んだ第1の
半波の電圧の波高値よりも大きくなる。
【0032】なお図5(B)において、実線で示した波
形及び破線で示した波形は、それぞれ内燃機関が始動時
の回転数N1 で回転している時、中速領域の回転数N2
で回転しているときの波形を示している。
【0033】図5(C)は、一次コイル8aが全期間短
絡された際に流れる一次電流i10の波形を示したもの
で、同図に実線で示した波形は、機関が始動時の回転数
N1 で回転しているときの波形を示し、破線で示した波
形は、機関が中速領域の回転数N2 で回転しているとき
の波形を示している。一次電流i10の波形は、第1の半
波ないし第4の半波の電圧がそれぞれ発生した時に流れ
る第1ないし第4の半波の電流が順次現れる波形とな
り、一方の極性の第1の半波の一次電流と第3の半波の
一次電流とを比較すると、第3の半波の一次電流の波高
値の方が、位相が進んだ第1の半波の一次電流の波高値
よりも大きくなる。
【0034】一方の極性の一次電流が設定値に達する
と、該一次電流は一次電流制御回路10により遮断され
るため、点火コイルの二次コイル8bに点火用の高電圧
が誘起する。図5(D)は、このように一次電流制御回
路10により一次電流が遮断される場合の一次流i1 の
波形の一例を示したものである。
【0035】フライホイール磁石回転子1が回転を開始
して回転数Nが上昇していくと、先ず第3の半波の一次
電流の波高値が設定値に達して、該一次電流が遮断され
る。回転数Nが更に上昇していくと、位相の進んだ第1
の半波の一次電流が設定値に達するようになり、点火位
置が進角する。従って、図5(C)及び(D)に示した
ように、始動時の回転数N1 では第3の半波の一次電流
が回転角度位置θ1 で遮断されて点火動作が行なわれ、
第1の半波の一次電流の波高値が設定値を超える回転数
N2 では該第1半波の一次電流が設定値を超える回転角
度位置θ2 で一次電流が遮断されて点火動作が行なわれ
る。
【0036】なおこの場合、回転数N2 では、第3の半
波の電流も回転角度位置θ2 ´で遮断される。
【0037】図6は回転数Nに対する点火位置(一次電
流が遮断される位置)θi の変化(点火特性)を示した
もので、点火位置θi は、設定回転数Nc でステップ状
に進角し、進角幅(最大進角と最小進角との差)は第1
の半波の一次電流と第3の半波の一次電流との間の位相
差にほぼ等しくなる。この進角幅の大きさは、第1ない
し第4の回転子磁極の隣り合う磁極相互間の角度間隔の
大きさを選定することにより適宜に変えることができ、
必要な大きな進角幅を得ることができる。また、点火位
置θi がステップ状に進角する設定回転数Nc の値は、
図4における分圧用抵抗R3 及びR4 による分圧比を選
定することにより適宜に変えることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フライ
ホイールの周壁部の一部に形成した凹部内に異極性に着
磁された2つの着磁領域を有する永久磁石を配置して交
互に極性が異なる4つの回転子磁極を形成することによ
り、点火コイルの一次コイルを短絡した際に、波高値が
低い第1の半波の一次電流と、波高値が高い第3の半波
の一次電流とが流れるようにして、機関の始動時には該
第3の半波の一次電流を遮断することにより点火用の高
電圧を誘起させ、機関の回転速度が設定値を超える領域
では、該第3の半波よりも位相が進んだ第1の半波の一
次電流を遮断することにより点火用の高電圧を誘起させ
るようにしたので、機関の回転数が設定値に達したとき
に点火位置をステップ状に進角させることができる。従
って、進角幅を大きくとることができ、機関の始動時及
び中高速領域の双方で機関を満足に動作させ得る点火特
性を容易に得ることができる。
【0039】また本発明によれば、フライホイールの外
周に取り付ける永久磁石に2つの着磁領域を設けて、そ
れぞれの着磁領域に磁極片を取り付けるだけの簡単な構
成を付加するだけで進角幅を広げることができるため、
磁石発電機の構成をなんら複雑にすることなく、進角幅
が広い点火特性を有する点火装置を得ることができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる内燃機関用点火装置で用いる磁
石発電機の構成例を示した正面図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】図1に示した磁石発電機で用いるフライホイー
ル磁石回転子の要部の上面図である。
【図4】本発明に係わる点火装置の電気的な構成を示し
た回路図である。
【図5】本発明に係わる点火装置の点火コイルの鉄心を
流れる磁束波形と点火コイルの一次電圧波形及び一次電
流波形とを示した波形図である。
【図6】本発明に係わる点火装置により得られる点火特
性の一例を示した線図である。
【図7】従来の点火装置に用いられていた磁石発電機の
構成を一部断面して示した正面図である。
【図8】図7に示した磁石発電機を用いた点火装置の点
火コイルの磁束波形と点火コイルの一次電圧波形及び一
次電流波形とを示した波形図である。
【図9】従来例の点火特性を示した線図である。
【符号の説明】
1 フライホイール磁石回転子 2 フライホイール 21a 第3の回転子磁極 21b 第4の回転子磁極 24 凹部 3 永久磁石 4 磁極片 5 第1の磁極片 5a 第1の回転子磁極 6 第2の磁極片 6a 第2の回転子磁極 8 点火コイル 8a 一次コイル 8b 二次コイル 9 鉄心 9a,9b 対の磁極部 10 一次電流制御回路 Tr1 主トランジスタ Tr2 制御用トランジスタ P 点火プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−65862(JP,A) 実開 平3−99869(JP,U) 実開 昭63−40587(JP,U) 実開 平1−131266(JP,U) 特公 昭39−20392(JP,B1) 特公 昭44−27547(JP,B1) 特表 平8−506402(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 1/02 H02K 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランク軸に取り付けられる
    カップ状のフライホイールと該フライホイールの外周の
    一部に形成された凹部内に配置されて該凹部の底面に内
    周面が当接された円弧状の永久磁石とを有するフライホ
    イール磁石回転子と、 両端が対の磁極部となっているほぼコの字形の鉄心と該
    鉄心に巻回された一次コイル及び二次コイルとを有し
    て、前記鉄心の対の磁極部が前記フライホイールの周方
    向に並ぶように配置されて前記フライホイールの外周に
    対向させられた点火コイルと、 前記フライホイール磁石回転子の回転に伴って前記点火
    コイルの一次コイルに一方の極性の電圧が誘起したとき
    に該一次コイルを実質的に短絡して一次電流を流し、該
    一次電流が設定値に達した時に該一次電流を遮断して前
    記点火コイルの二次コイルに点火用の高電圧を誘起させ
    る一次電流制御回路とを備えた内燃機関用点火装置にお
    いて、 前記永久磁石は前記フライホイールの回転方向の前方側
    及び後方側にそれぞれ第1の着磁領域及び第2の着磁領
    域を有して、該第1の着磁領域及び第2の着磁領域がそ
    れぞれの磁化の向きを異にして前記フライホイールの径
    方向に着磁され、 前記永久磁石の第1の着磁領域及び第2の着磁領域にそ
    れぞれ相応する位置で前記永久磁石の外周面に第1及び
    第2の磁極片が当接されて、該第1及び第2の磁極片が
    前記永久磁石とともに前記フライホイールに対して固定
    され、 前記第1の磁極片及び第2の磁極片により、異極性の第
    1及び第2の回転子磁極が形成されるとともに、前記フ
    ライホイールの回転方向の前方側で前記第1の磁極片に
    隣接するフライホイールの外周面、及び前記フライホイ
    ールの回転方向の後方側で前記第2の磁極片に隣接する
    前記フライホイールの外周面にそれぞれ前記第1の回転
    子磁極と異極性の第3の回転子磁極及び前記第2の回転
    子磁極と異極性の第4の回転子磁極が形成され、 前記第1ないし第4の回転子磁極は、隣り合う回転子磁
    極相互間の間隔がほぼ等しくなるように形成され、 前記鉄心の対の磁極部が前記隣り合う回転子磁極に同時
    に対向し得るように、前記対の磁極部相互間の間隔が設
    定されていることを特徴とする内燃機関用点火装置。
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