JP3332116B2 - ポリウレタン弾性糸 - Google Patents

ポリウレタン弾性糸

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JP3332116B2 JP07583594A JP7583594A JP3332116B2 JP 3332116 B2 JP3332116 B2 JP 3332116B2 JP 07583594 A JP07583594 A JP 07583594A JP 7583594 A JP7583594 A JP 7583594A JP 3332116 B2 JP3332116 B2 JP 3332116B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソックス口ゴム用途に
使用される、弾性回復率、伸長時の応力の優れた、ソッ
クス口ゴム用途に適したポリウレタン弾性糸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からソックス口ゴム用途としてポリ
ウレタン弾性糸が使用されてきた。しかしながら天然ゴ
ムにくらべて弾性回復性、伸度が低いためその用途が限
定されてきた。一方天然ゴムはポリウレン弾性糸にくら
べて強度が低く、また耐久性におとるという欠点を有し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来ポリウレン弾性糸
を口ゴムとして使用したソックスは足首にたいして締め
付けがきつく、はきにくい等の評価があった。本発明の
目的は、このポリウレタン弾性糸のきつい・はきにくい
という問題を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、伸度が700
%以上、2倍に伸長後の弾性回復率が90%以上で、4
倍に伸長したのち同じ速さで弛緩させたとき2.5倍伸
長時応力が0.016〜0.022g/dである総繊度
が140〜560デニールのポリウレタン弾性糸であ
る。このような物性をもつ弾性糸を得るために特定の組
成を有するポリウレン重合体が使用される。すなわち、
数平均分子量1600から2500のポリエーテルグリ
コールあるいはポリエステルグリコールにモル比が1.
45から1.60の範囲でジフェニルメタンジイソシア
ネートを加えて中間重合体を得、不活性溶媒に溶解せし
めたのち、エチレンジアミンと1,2−ジアミノプロパ
ンとのモル比が95対5から80対20の混合物と第二
級モノアミン、さらに好ましくはアセトンとエチレンジ
アミンを等モル反応させて得られるケトイミンアミンを
下記式でしめされる割合で加えて反応させて得られるポ
リウレタン重合体をもちいて弾性糸がつくられる。 0.3≦(B+C)/(A+B+C)≦0.5 但し、Cが0の場合もある。またCが0でないときは、 0.8≦B/C≦1.6 ここでAはジアミンのモル数 Bは第二級モノアミンのモル数 Cはケトイミンアミンのモル数
【0005】該ポリウレタン重合体溶液は乾式紡糸さ
れ、捲き取り速度毎分350から600mで捲き取り1
40〜560デニールの弾性糸が得られる。また、捲き
取られた弾性糸は必要に応じて熱処理等がほどこされる
こともある。このようにして得られた弾性糸は、伸度が
700%以上、2倍に伸長後の弾性回復率が90%以上
で4倍に伸長したのち同じ速さで弛緩させたとき2.5
倍伸長時応力が0.016〜0.022g/デニールを
しめし、このものはソックス口ゴム用途に適した物性を
しめす。
【0006】弾性糸はナイロンもしくはポリエステルフ
ィラメントで被覆されてソックス口ゴム用として供給さ
れる。本発明で使用されるポリエーテルグリコールとし
て、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリプロ
ピレンエーテルグリコール等が挙げられる。ポリエステ
ルグリコールとしては、こはく酸、アジピン酸等の有機
二塩基脂肪酸とエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブタンジールまたはヘキサンジオール等の有機グ
リコールとを重縮合して得られるものがある。ポリエス
テルグリコールはポリエーテルグリコールにくらべて加
水分解をうけやすく、これを使ったソックス口ゴムが保
存中に劣化したりすることがみられるが、短期間の保存
であればとくに問題はない。しかし、好ましくは数平均
分子量1600から2500のポリテトラメチレンエー
テルグリコールが使用される。
【0007】ポリエーテルグリコールとジイソシアネー
トとのモル比が本発明の1.54から1.60の間で反
応させるとき、ポリエーテルグリコールの数平均分子量
1600以下になると伸度が低下しソックス口ゴムとし
ては締め付けがきつくなり、2500以上では弾性回復
性が低下し適切な物性が得られない。本発明で使用され
る有機ジイソシアネート化合物はp,p’−ジフェニル
メタンジイソシアネートである。さらに、ポリエーテル
グリコールまたはポリエステルグリコールと有機ジイソ
シアネート化合物は、イソシアネート基と水酸基との比
が1.45から1.60の間で使用される。このモル比
で上記の数平均分子量のポリエーテルグリコールが使用
されることにより本発明における物性が達成できる。有
機ジアミンとしては、エチレンジアミンと1,2−ジア
ミノプロパンとのモル比95対5から80対20の混合
物が使用される。このモル比の範囲で用いられたときが
好ましい弾性糸の物性を与える。エチレンジアミンがモ
ル比で95以上になるとポリウレタン重合体溶液が不安
定になり、安定な紡糸がしがたくなり得られる弾性糸の
物性バラツキがおおきくなり、好ましいものではない。
またエチレンジアミンがモル比で80以下になると得ら
れる弾性糸の伸度の低下がみられる。
【0008】さらに好ましくはポリウレタンの重合反応
時に第二級モノアミンもしくはアセトンとエチレンジア
ミンを等モル反応させて得られるケトイミンアミンを下
記式でしめされる割合で加えて反応させてポリウレタン
重合体が得られる。 0.3≦(B+C)/(A+B+C)≦0.5 かつ 0.8≦B/C≦1.6 ここでAはジアミンのモル数 Bは第二級モノアミンのモル数 Cはケトイミンアミンのモル数 本発明で使用される第二級モノアミンは、炭素数が2〜
6のアミノ化合物でジメチルアミン、ジエチルアミン、
ジプロピルアミン等が挙げられる。好適にはジエチルア
ミンが推奨される。ケトイミンアミンはエチレンジアミ
ンとアセトンとを等モル混合し室温で約1時間静置する
ことで得ることができる。この第二級モノアミンもしく
はケトイミンアミンの重合反応における添加時期はつぎ
のようである。ポリエーテルグリコールあるいはポリエ
ステルグリコールに過剰モルのジフェニルメタンジイソ
シアネートを加えて中間重合体を得、不活性溶媒に溶解
せしめたのち、エチレンジアミンと1,2−ジアミノプ
ロパンとの混合物がくわえられ所定の粘度に到達したと
きに第二級モノアミンもしくはケトイミンアミンが加え
られる。重合反応のときに使用される不活性溶媒として
は、N,N−ジメチルフォルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド、N,N,N’,N’−テトラメチル尿
素、N−メチルピロリドン、ジメチルスルフォキシド等
の極性溶媒が挙げられる。これらから得られたポリウレ
タン重合体溶液は必要に応じて、ヒンダードフェノール
のような抗酸化剤、紫外線吸収剤、酸化チタン等の顔
料、第三級アミノ化合物等が加えられる。
【0009】また、ポリウレタン重合体溶液のポリマー
濃度は35〜43重量%が推奨される。ポリウレタン弾
性糸は通常1000〜3000ポアズの粘度で紡糸され
るが、濃度が低い溶液ではポリウレタンの分子量が、濃
度の高い溶液中のそれとくらべて同一粘度では大きいと
考えられる。そのため、紡糸応力が大きくなり伸度が低
くなることがみられる。また、濃度が高くなりすぎると
紡糸応力の低下に起因すると思われる紡糸工程での不安
定性が増大し好ましいものではない。すなわち、本発明
によるポリウレタン溶液を紡糸する際には35〜43重
量%のポリマー溶液をもちいることによって、本発明の
目的を達成することができる。
【0010】こうして得られたポリウレタン溶液は細孔
を通して熱風中に押し出され乾式紡糸され、捲き取られ
弾性糸が得られる。捲き取られる前に弾性糸は油剤で処
理される。油剤を付与された糸条は、毎分350から6
00mの速度で捲き取り140〜560デニールの弾性
糸が得られる。また、捲き取られた弾性糸は必要に応じ
て熱処理等がほどこされることによりさらに物性が改善
される。弾性糸の物性の評価は次のようにしておこなわ
れる。測定はJIS Z 8703 2類の状態で測定
さる。デニールの測定は次のようである。試料に捲取っ
たときの設定デニールの千分の一のグラム数の初荷重を
かけて正確に90cmの試験片を五本とり、その重さを
はかる。そして、別に測定した石油エーテル抽出分をも
って、つぎの式によりデニールを算出する。 デニール=9000×W/L×(100/(100+R)) ここにL:試料の長さの和(m) W:試料の重さ(g) R:石油エーテル抽出分(%)
【0011】石油エーテル抽出分は次のようにして測定
される。試料約2gを正確にはかりとり、200mlの
共栓付フラスコに入れる。100mlの石油エーテルを
加え、室温で10分間はげしく攪拌しながら浸漬させ
る。試料を取り出し、再び同温、同容の新しい石油エー
テルを用いて同じ操作を繰り返した後、風乾し105±
2℃の乾燥機中に1時間放置し乾燥する。デシケーター
中にて放冷した後重さをはかり、つぎの式により石油エ
ーテル抽出分を求める。 石油エーテル抽出分(%)=(1−(W’/W))×100 ここにW :試料採取時の重さ(g) W’:処理後の試料の乾燥重量(g) 伸度の測定は次のようである。
【0012】定速伸長型引張試験機を用い、試料に捲取
ったときの設定デニールの千分の一のグラム数の初荷重
をかけたときのつかみ間隔を5cmとし、引張速度を毎
分50cmとして試験をおこない切断時の伸び(cm)
を読み、つぎの式により伸度(%)を算出する。 伸度(%)=(E/5)×100 ここにE:切断時の伸び(cm) 弾性回復率の測定は次のようにしておこなわれる。弾性
糸試料い捲取ったときの設定デニールの千分の一のグラ
ム数の初荷重を下げて弾性糸を拡げ100mmの間隔
(L0 )にしるしをつける。そして、その間隔が200
mm(L1 )になるまで伸長し、そのまま24時間固定
する。24時間後、糸を無緊張状態にし10分間放置す
る。そののち、糸に初荷重を下げて最初につけたしるし
の間隔を測る(L2 )。そして弾性回復率を次のように
あらわす。 弾性回復率(%)=(L1 −L2 )/(L1 −L0 )×100 ここにL0 :弾性糸の伸長前の長さ(100mm) L1 :伸長された弾性糸の長さ(200mm) L2 :張力が除かれたあとの弾性糸の長さ(mm) 伸長時応力の測定は次のようである。
【0013】定速伸長型引張試験機を用い、試料に捲取
ったときの設定デニール(d)の千分の一のグラム数の
初荷重をかけたときのつかみ間隔を5cmとし、引張速
度毎分50cmで4倍に伸長しその後ただちに速度毎分
50cmで弛緩させる。そして、2.5倍の伸長になっ
たときの荷重(g)を読み、つぎの式により伸長時応力
(g/デニール)を算出する。 伸長時応力(g/デニール)=S/d ここにS:2.5倍の伸長時荷重(g) d:試料のデニール(デニール) また、弾性糸はソックスにして評価される。弾性糸チー
ズはカバリング機にかけられ5〜7倍に伸長されて、ナ
イロンあるいはポリエステルフィラメント加工糸でカバ
ーされる。このカバーされた加工糸はくつ下編み機に仕
掛けられ、綿糸、羊毛糸、合成繊維等とともに編みこま
れる。そして、口ゴム部分を構成する。編み上がりの口
ゴム部の巾は7〜9cmである。これを、手で引き延ば
して最大の伸びのときの寸法を測定する。伸び倍率を次
のようにして算出する。 伸び倍率=K/K0 ここにK0 :編み上がりの口ゴム部の巾(cm) K :最大の伸びのときの口ゴム部の巾(cm) このようにして求められた伸び率は、ソックス口ゴム用
途としては3.00以上が好ましいものである。
【0014】本発明を以下の実施例において説明する。
なお、これら実施例は本発明を例示するものであってな
んらこれに限定されるものではない。実施例中、部は重
量をしめす。
【実施例】
実施例1 数平均分子量1800のポリテトラメチレンエーテルグ
リコール12850部と、4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート2766とを重合機にしこみ、かき混
ぜなが90℃で3時間、窒素気流下で加熱した。ここ
に、N,N−ジメチルアセトアミド19800部を加
え、冷却しながら反応混合物を溶解させた。内温が10
℃に到達したところで、エチレンジアミン152部、
1,2−ジアミノプロパン21部、N,N−ジエチルア
ミン46部をN,N−ジメチルアセトアミド2909部
に溶解させた溶液をかき混ぜながら徐々に滴下した。反
応混合物の粘度が2000ポアズ(30℃)に達した
後、アセトン、エチレンジアミンを等モル反応させて得
られたケトイミンアミン94部を加え10分間攪拌し、
さらにN,N−ジエチルアミン36部を加えて10分間
攪拌した。このようにして得られたポリウレタン溶液に
1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ
−2,6−ジメチル−ベンジル)イソシアヌル酸200
部、3−エチル−1,5−ジメチル−3−アザペンタン
−1,5−ジオールと4,4’−ジシクロヘキシルメタ
ンジイソシアネートとの重合体の50重量%N,N−ジ
メチルアセトアミド溶液1000部、酸化チタン700
部、N,N−ジメチルアセトアミド3667部を加え固
形分濃度40重量%、溶液粘度1900ポアズ(30
℃)のポリウレタン重合体溶液を得た。このようにして
得られたポリウレタン重合体溶液を毎分38.8gの割
合で28個の細孔を有する紡糸口金へ供給し細孔から熱
風中へ押し出し溶媒を蒸発させた。乾燥された糸条は旋
回する空気流を発生する仮撚り機にとおし、仮撚りを付
与したのちオイリングローラーに接触させた。油剤の付
着量は糸条にたいして4重量%になるようにローラーの
表面速度を調節した。油剤を付与された弾性糸は毎分5
00mの速度でボビンに捲きとった。得られた弾性糸
は、276デニール、伸度708%で、弾性回復率が9
2.0%であった。そして、2.5倍伸長応力は5.6
gであった。
【0015】得られた弾性糸チーズをカバリング機に仕
掛け、送り出し速度毎分9.4mで供給した。弾性糸は
5.9倍に伸長され、75デニール/36フィラメント
のポリエステル加工糸がカバーされる。そして、捲き上
げられて加工糸チーズが得られる。この加工糸チーズを
くつ下編み機い仕掛け、30番手のアクリル/綿の混紡
糸とともに編み込みソックスを得た。このソックスの口
ゴムの巾は7.7cmで伸び倍率は3.18であった。
このようにして得られたソックスはやわらかくはきやす
いもので、さらに足首からずり落ちることもなかった。
【0016】実施例2 実施例1において得られた弾性糸チーズを115℃で3
時間水蒸気浴中で加熱した。得られた弾性糸は、268
デニール、伸度730%で、弾性回復率が94.8%で
あった。そして、2.5倍伸長応力は5.4gであっ
た。実施例1と同様にしてソックスを得た。このソック
スの口ゴムの巾は7.8cmで伸び倍率は3.14であ
った。実施例1と同様に優れた物性のソックスが得られ
た。
【0017】比較例1 数平均分子量1800のポリテトラメチレンエーテル1
0119部と、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート2320部とを重合機にしこみ、かき混ぜながら
90℃で3時間、窒素気流下で加熱した。ここに、N,
N−ジメチルアセトアミド22440部を加え、冷却し
ながら反応混合物を溶解させた。内温が10℃に到達し
たところで、エチレンジアミン179部、N,N−ジエ
チルアミン18部をN,N−ジメチルアセトアミド26
17部に溶解させた溶液をかき混ぜながら徐々に滴下し
た。反応混合物の粘度が2000ポアズ(30℃)に達
した後、アセトンとエチレンジアミンを等モル反応させ
て得られたケトイミンアミン66部を加え10分間攪拌
し、さらにN,N−ジエチルアミン39部を加えて10
分間攪拌した。このようにして得られたポリウレタン溶
液に実施例1と同様の割合で添加剤を加え、さらにN,
N−ジメチルアセトアミドを加えてポリマー溶液を得
た。固形分濃度30重量%、溶液粘度1920ポアズ
(30℃)であった。このようにして得られたポリマー
溶液を毎分20.7gの割合で28個の細孔を有する紡
糸口金へ供給し細孔から熱風中へ押し出し溶媒を蒸発さ
せた。乾燥された糸条は旋回する空気流を発生する仮撚
り機にとおし、仮撚りを付与したのちオイリングローラ
ーに接触させた。油剤の付着量は糸条にたいして4重量
%になるようにローラーの表面速度を調節した。油剤を
付与された弾性糸は毎分200mの速度でボビンに捲き
とった。得られた弾性糸は、272デニール、伸度65
5%で、弾性回復率84.0%であった。そして、2.
5倍、伸長応力は6.5gであった。
【0018】このソックスの口ゴムの巾は8.2cmで
伸び倍率は2.86であった。このようにして得られた
ソックスは編み上がりの寸法が大きく伸び倍率も低く、
口ゴム部分がきついものであった。
【0019】
【発明の効果】本発明の、ポリウレタン重合体を用い
て、特定のデニールのポリウレタン弾性糸を作成したと
き、伸度が700%以上、2倍に伸長後の弾性回復率が
90%以上で4倍に伸長したのち同じ速さで弛緩させた
とき2.5倍伸長時応力が0.016〜0.022g/
デニールをしめし、このものはソックス口ゴム用途に適
した物性をしめすことが判った。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 3/02,3/32,3/36 D02G 3/38,3/44 C08G 18/48,18/66 D01F 6/70

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸度が700%以上、2倍に伸長後の弾
    性回復率が90%以上で、4倍に伸長したのち同じ速さ
    で弛緩させたとき2.5倍伸長時応力が0.016〜
    0.022g/dである総繊度が140〜560デニー
    ル(d)のポリウレタン弾性糸。
  2. 【請求項2】 ナイロンもしくはポリエステルフィラメ
    ントで被覆されてソックス口ゴム用として供給される請
    求項1に記載のポリウレタン弾性糸。
  3. 【請求項3】 ポリウレタンが、少なくとも数平均分子
    量1600から2500のポリテトラメチレンエーテル
    グリコール、ジフェニルメタンジイソシアネート、脂肪
    族ジアミンから構成される請求項1に記載のポリウレタ
    ン弾性糸。
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