JP3331834B2 - はんだボールバンプの形成方法 - Google Patents
はんだボールバンプの形成方法Info
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Description
の形成方法に関し、さらに詳しくは半導体基体の表面に
金属より成るバンプを形成し、印刷配線基板の表面に形
成した電極と面接合するフリップチップICの製造工程
の一部であるバンプの下地となる多層金属層のはんだ成
膜工程に前処理を施したはんだボールバンプの形成方法
に関する。
ためには、部品実装密度を如何に向上させるかが重要な
ポイントとなる。こと半導体ICに関しても、従来のパ
ッケージ実装の代替として、フリップチップによる高密
度実装技術の開発が盛んに行なわれている。フリップチ
ップ実装法の一つとして、ICのAl(アルミニュー
ム)電極パッド上にはんだボールバンプを形成して、I
Cベアチップを直接印刷配線基板上に実装する方法があ
る。
る方法としては、電解メッキを用いた方法もあるが、こ
の場合、下地の表面状態や電気抵抗のわずかなバラツキ
によって成膜されるはんだの厚みが影響を受け、ICチ
ップ内で均一な高さを有するはんだバンプの形成を行な
うことが基本的に難しいという問題がある。そこで、は
んだの高さバラツキを抑制できる製法としては、真空蒸
着による成膜とフォトレジスト膜のリフトオフとを用い
た方法がある。この方法によるはんだボールバンプの製
造工程とはんだ蒸着に用いられている従来の一般的な真
空蒸着装置の例を図4、図5に示し、以下に説明する。
等の半導体基体1上にAl等の電極パッド2をスパッタ
やエッチングを用いて形成し、ポリイミド等によって表
面保護膜3を全面に被覆した後、電極パッド2上に開口
された部分を形成して、BLM(Ball Limit
ting Metal)膜4と称せられるCr、Cu、
Au等から成る多層金属膜を形成する(図4(a)参
照)。さらに、このBLM膜4の上に、開口部5を有す
るレジスト膜6を形成する(図4(b)参照)。
ウェハにはんだ等の金属膜を形成すべく、例えば図5に
示す真空蒸着装置が用いられる。図5に示す真空蒸着装
置は、抵抗加熱式真空蒸着装置7と称され、真空容器8
内にヒーター9で加熱溶融した蒸着材料10を貯留した
坩堝11、該坩堝と対向した位置にドーム状の加工ステ
ージ12、該加工ステージの坩堝11との対向面に被加
工物であるウェハ13が配置されている。これにより、
ウェハ13全面にはんだ層14が成膜され(図4(c)
参照)、レジストリフトオフによるパターニングを行な
った後(図4(d)参照)、熱処理によってはんだを溶
融させることで、最終的に図4(e)に示す様な、はん
だボールバンプ15が形成される。
の大きさを左右するはんだ層の厚さは、成膜パタ ンに
も依るが、印刷配線基板への実装時の強度や安定性等を
考慮して、通常30μm程度の厚いものが要求される。
そのため、リフトオフに必要な下地のレジスト膜6の膜
厚としては、30μm以上のかなり厚いものが必要とな
り、リソグラフィー工程において精度良く安定したパタ
ーン形成を行なうことが難しくなっている。
変動で解像不良を起こし、図4(b)に示すごとく、開
口部5に光学顕微鏡でも確認できない程度に薄くレジス
ト被膜が残存したり、現像液の洗浄残りが生ずる等し
て、仕上がり後のはんだボールバンプと下地のBLM膜
との界面での電気的コンタクトが良好に得られないとい
う問題が頻繁に発生している。また、極端な場合には、
BLM膜とはんだ蒸着膜との密着力が低下して、後工程
や印刷配線基板への実装時にはんだバンプがBLM膜か
ら剥離してしまうという様な事態をも招いている。
以下スカム6aと称する。なお、ここでは表現の便宜
上、スカム6aを極端に厚く表記している。そこで、こ
の対策の一つとして、はんだ蒸着膜の成膜前にRFプラ
ズマを用いたスパッタエッチングを施すことにより、厚
膜レジストのスカム除去や下地コンタクト表面のクリー
ニングを行なうという方法も採られている。しかしなが
ら、その場合にも新たな問題が発生している。
板電極間にRF電力を印加して行なわれるが、スカム除
去やクリーニングの効果を上げるために設定した通常の
処理条件では、しばしば下地のフォトレジストパタ ン
が過大な影響を受けてしまい、はんだ蒸着膜のパターン
形成でリフトオフ不良が発生するというものである。こ
れは、スカム除去のためのRFプラズマ処理中に、入射
エネルギーの大きなイオンの基板衝突やウェハ温度上昇
によって、熱変質を受けたフォトレジストのパターン形
状が変化したり、下地との界面でレジストの焼き付きが
起きる等の影響で、リフトオフの際にレジストの剥離が
全く進行しなかったり、残渣が多量に発生するといった
不良である。
(下地コンタクト表面のクリーニング)とリフトオフに
よる剥離とが共に良好に行なえる様な、高精度と高信頼
性を有するはんだバンプ形成プロセスを確立することが
切望されている。
は、レジストに過剰な熱変質を与えて下地への焼き付き
を誘起させることなく、厚膜レジストパターンのスカム
除去及びコンタクト表面のクリーニングが効果的に安定
して実現でき、仕上がり後のはんだボールバンプと下地
メタルとの界面で良好な電気コンタクトが得られるはん
だボールバンプの形成方法を提供することである。
めに請求項1のはんだボールバンプの形成方法の発明に
おいては、フォトレジストのリフトオフを用いてはんだ
層をパターニングする際のはんだ成膜工程を含むはんだ
ボールバンプの形成方法において、少なくともプラズマ
生成と基板バイアス電圧とを独立に制御可能な2つの高
周波電源を有するプラズマ処理装置を用いてはんだ成膜
前処理を行ない、レジストに過剰な熱変質を与えて下層
への焼き付きを惹起することなく、厚膜レジストパター
ンのスカム除去及びコンタクト表面のクリーニングが効
果的に安定して実現でき、仕上がり後のはんだボールバ
ンプと下地メタルとの界面で良好な電気コンタクトが得
られる。
方法は、フォトレジストのリフトオフを用いてはんだ層
をパターニングする際のはんだ成膜工程を含むはんだボ
ールバンプの形成方法において、少なくともICP(I
nductively Coupled Plasm
a:高周波誘導結合プラズマ)、TCP(Transf
ormer Coupled Plasma)、ECR
(Electron Cyclotron Reson
ance)、ヘリコン波プラズマ源等、1×1011cm
-3以上1×1014cm-3未満のプラズマ密度が得られる
高密度プラズマ源を有するプラズマ処理装置を用いては
んだ成膜前処理を行なうことを特徴とする請求項1に記
載のはんだボールバンプの形成方法とし、レジストに過
剰な熱変質を与えて下層への焼き付きを惹起することな
く、厚膜レジストパターンのスカム除去及びコンタクト
表面のクリーニングが効果的に安定して実現でき、仕上
がり後のはんだボールバンプと下地メタルとの界面で良
好な電気コンタクトが得られる。
方法は、フォトレジストのリフトオフを用いてはんだ層
をパターニングする際のはんだ成膜工程を含むはんだボ
ールバンプの形成方法において、少なくともウェハ載置
部に温度制御機構を具備するプラズマ処理装置を用い、
処理中のウェハ表面の最高到達温度が50℃〜100℃
と成るごとく処理条件を設定してはんだ成膜前処理を行
なうことを特徴とする請求項1に記載のはんだボールバ
ンプの形成方法とし、レジストに過剰な熱変質を与えて
下層への焼き付きを惹起することなく、厚膜レジストパ
ターンのスカム除去及びコンタクト表面のクリーニング
が効果的に安定して実現でき、仕上がり後のはんだボー
ルバンプと下地メタルとの界面で良好な電気コンタクト
が得られ る。
て、図1〜図2を参照しながら以下に説明する。
における、フォトレジストのリフトオフを用いてはんだ
蒸着膜をパターニングする際のはんだ成膜工程におい
て、トライオード型プラズマ処理装置16をはんだ成膜
前処理に用いて本願の発明を適用したものであり、図1
〜図2を参照して説明する。本実施の形態例において、
サンプルとして使用したウェハは、図1(b)に示すよ
う、半導体基体1のAl電極パッド2上のポリイミド膜
等の表面保護3に開口された部分にBLM膜4と称せら
れるCr、Cu、Au等の金属積層膜からなるバリアメ
タルが形成され、さらに、このBLM膜4に臨む形で所
定の寸法の開口部5を有する厚膜のレジスト膜6が形成
されたものを準備した。
スト被膜等の残渣いわゆるスカム6aが薄く残存してい
る。そして、図2に示すようなトライオード型プラズマ
処理装置を用意する。このプラズマ処理装置16は、ア
ルゴンガス雰囲気のプラズマ処理室17内に、対向して
配置された陽極板18と陰極板(加工ステージ)12、
この間に格子電極19を備えて成り、陽極板18にはプ
ラズマ電源20が接続され、陰極板12には基板バイア
ス電源21が結合コンデンサを介して接続されている。
陰極板(加工ステージ)12上には被処理基板(ウェ
ハ)13が載置されている。
20と基板バイアス電源21を独立して備えている特徴
がある。また、加工ステージ12は、図2(b)に示す
様な構造であり、ステージ12内部を循環する冷媒によ
って温度調整され、ステージ表面は静電吸着とHe、A
r等のガス冷却によってウェハ13との間の熱伝達が良
好に行なわれる様になっている。本プラズマ処理工程に
おいては、従来の平行平板型のRFプラズマを用いた場
合に比べて、基板バイアス電圧を大きく軽減した条件
(従来は、略500V)で実行されている。
各々独立した高周波電源で制御しているため、処理速度
を損なうことなく基板バイアス電圧の低減が実現されて
いるためである。
をこのトライオード型プラズマ処理装置16にセット
し、一例として以下の条件ではんだ成膜前処理を行なっ
た。 Ar Gas 流量 : 25 sccm Ar Gas 圧力 : 5 mTorr(0.67Pa) プラズマ源の電力 : 700 W(2MHz) RF基板Bias電圧 : 300 V(13.56MHz) 処理時間 : 100 秒 このプラズマ処理後の被処理基板は、図1(c)に示す
様に、レジスト開口部5底のスカム6aが除去された。
なお、この条件で処理した時のウェハ表面の最高到達温
度は、概ね70℃であることを予め実験で確認してい
る。
基板全面にはんだ蒸着膜を成膜し(図1(d)参照)、
レジストリフトオフによるパターニングを行なった後
(図1(e)参照)、熱処理によってはんだを溶融させ
ることで、最終的に図1(f)に示す様なはんだボール
バンプ15が形成された。本発明の採用により、フォト
レジストのリフトオフを用いてはんだ蒸着膜をパターニ
ングする際のはんだ成膜前処理において、基板バイアス
電圧の精密な制御が可能となり、レジストに過剰な熱変
質を与えて下地への焼き付きを誘起させることなく、厚
膜レジストパターンのスカム除去及びコンタクト表面の
クリーニングを効果的に実現できた。この結果、仕上が
り後のはんだボールバンプと下地メタルとの界面で良好
な電気コンタクトが得られる様になると共に、下地との
密着強度が増し、フリップチップ実装後の製品セットの
信頼性向上を図ることができた。
形成プロセスにおける、フォトレジストのリフトオフを
用いてはんだ蒸着膜をパタ ニングする際のはんだ成膜
工程において、ICP(Inductively Co
upled Plasma)をプラズマ発生源にもつプ
ラズマ処理装置22を成膜前処理に用いて本願の発明を
適用したものであり、これを図1、図3(a)を参照し
て説明する。本実施の形態例で用いた被処理基板は、実
施の形態例1で用いた図1(b)に示すものと同一であ
り、重複する説明は省略する。
処理装置の概略構成例を図3(a)を参照して説明す
る。本装置は、石英等の誘電体材料で構成されるプラズ
マ処理室17側壁に多重に巻き回した誘電結合コイル2
3によりICP電源(プラズマ電源)20のパワーをプ
ラズマ処理室17に供給し、ここに高密度プラズマを生
成する。被処理基板13は、基板バイアス電源21が供
給される加工ステージ12上に載置し、所望のプラズマ
処理を施す。なお、同図では、処理ガス導入孔、真空排
気系、ゲートバルブ、被処理基板の搬送系等の細部の図
示は省略している。本装置の特徴は、大型マルチターン
誘導結合コイルにより、大電力でのプラズマ励起が可能
であり、1012/cm3 台の高密度プラズマでの処理を
施すことができることである。
と同様、図2(b)に示す様にステージ内部を循環する
冷媒によって温調され、ステージ表面は静電吸着とHe
ガス冷却によってウェハとの間の熱伝達が良好に行なわ
れる様になっている。図1(b)に示す被処理基板13
を加工ステージ12上にセットし、一例として下記の条
件により、はんだ成膜前処理を行なった。 Ar Gas 流量 : 25 sccm Ar Gas 圧力 : 1 mTorr(0.13Pa) ICP電源 電力 : 1000 W(2MHz) 基板バイアス 電圧 : 200 V(13.56MHz) 処理時間 : 50 秒
よりも更に基板バイアス電圧を軽減した条件で行なわれ
ている。これは、高密度プラズマ源を用いていること
と、これによって低圧力に条件設定が可能となった為に
入射イオンの散乱が抑えられたことによる効果で、Ar
+イオン照射による処理速度を損なうことなく、基板バ
イアス電圧の低減が実現されている結果である。
の最高到達温度は、概ね60℃であることを予め実験で
確認している。この結果、フォトレジストのリフトオフ
を用いてはんだ蒸着膜をパターニングする際のメタル成
膜前処理において、基板バイアス電圧の一層精密な制御
が可能となり、なおかつ大口径ウェハであっても均一で
迅速な処理が可能なプロセスを確立することができた。
て下地への焼き付きを誘起させることなく、厚膜レジス
トパターンのスカム除去及びコンタクト表面のクリーニ
ングを効果的に実現することで、実施の形態例1と同
様、最終的に下地メタルとの良好な電気コンタクトを有
するはんだボールバンプを形成することができた。
セスにおける、フォトレジストのリフトオフを用いては
んだ蒸着膜をパターニングする際のはんだ成膜工程にお
いて、TCP(Transformer Couple
d Plasma)をプラズマ発生源にもつプラズマ処
理装置24を成膜前処理に用いて本願の発明を適用した
ものであり、これを図1〜図2(b)を参照して説明す
る。本実施の形態例で用いた被処理基板は、実施の形態
例2で用いた図1(b)に示すものと同一であり、重複
する説明は省略する。
処理装置の概略構成例を図3(b)を参照して説明す
る。本装置は、図3(a)で示したICP処理装置と基
本的な構成は同じであり、同一構成部分には同じ参照符
号を付与しその説明を省略する。本装置の特徴は、プラ
ズマ処理室20の天板を石英等の誘電体材料で構成し、
この上面に渦巻状のTCPコイル25を配置してTCP
電源(プラズマ電源)20のパワーをプラズマ処理室1
7内に導入する点である。本装置によれば、大型のTC
Pコイル25とプラズマ処理室17内の処理ガスとの誘
導結合により、1012/cm3 台の高密度プラズマを生
成できる。
形態例と同様、図2(b)に示す様にステージ内部を循
環する冷媒によって温調され、ステージ表面は静電吸着
とHeガス冷却によってウェハとの間の熱伝達が良好に
行なわれる様になっている。図1(b)に示す被処理基
板12を加工ステージ11上にセットし、一例として下
記の条件により、はんだ成膜前処理を行なった。 Ar Gas 流量 : 25 sccm Ar Gas 圧力 : 1 mTorr(0.13Pa) TCP 電源電力 : 1000 W(2MHz) 基板バイアス電圧 : 200 V(13.56MHz) 処理時間 : 50 秒
ォトレジストのリフトオフを用いてはんだ蒸着膜をパタ
ニングする際のメタル成膜前処理において、基板バイ
アス電圧の精密な制御が可能となり、なおかつ大口径ウ
ェハであっても均一で迅速な処理が可能なプロセスを確
立することができた。このため、レジストに過剰な熱変
質を与えて下地への焼き付きを誘起させることなく、厚
膜レジストパターンのスカム除去及びコンタクト表面の
クリーニングを効果的に実現することで、最終的に下地
メタルとの良好な電気コンタクトを有するはんだボール
バンプを形成することができた。
づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態例に何
ら限定されるものではなく、サンプル構造、プロセス装
置、プロセス条件等、発明の主旨を逸脱しない範囲で適
宜選択可能であることは言うまでもない。例えば、高密
度プラズマ源として、本実施の形態例ではICP及びT
CPを用いた例を示したが、それ以外にもECRやヘリ
コン波プラズマ等を同様に用いることができる。ところ
で、本発明のはんだ成膜前処理を、成膜とは独立した別
の装置で処理するのであれば、真空蒸着による成膜直前
に行なう程その効果は大きい。さらには、成膜前処理室
が成膜チェンバーと高真空下で連結されたタイプの装置
を用いれば、一層効果的である。
熱変質を与えて下地への焼き付きを誘起させることな
く、厚膜レジストパターンのスカム除去及びコンタクト
表面のクリーニングを効果的に安定して実現でき、その
結果、仕上がり後のはんだボールバンプと下地メタルと
の界面で良好な電気コンタクトが得られる様になると共
に、下地との密着強度が増し、フリップチップ実装後の
製品セットの信頼性向上が図れ、大口径ウェハであって
も均一で迅速な処理が可能なはんだボールバンプの形成
方法を確立することができる。
工程に沿ったウェハの概略断面図であり、(a)Al電
極パッド上にBLM膜がパターニングされた状態、
(b)はんだ層をパターニングするための厚膜レジスト
パターンが形成された状態、(c)前処理を施し、BL
M膜上のスカムが除去された状態、(d)ウェハ全面に
はんだ層が成膜された状態、(e)レジストのリフトオ
フによって、不要なはんだ層が除去された状態、(f)
は熱処理によってはんだが溶融し、ボールバンプが形成
された状態を示す。
(a)概略断面図、(b)温度制御機構を具備した基板
ステージの概略断面図である。
載したプラズマ処理装置の概略断面図、(b)TCPを
搭載したプラズマ処理装置の概略断面図である。
ウェハの概略断面図であり、(a)Al電極パッド上に
BLM膜がパターニングされた状態、(b)はんだ層を
パターニングするための厚膜レジストパターンが形成さ
れた状態、(c)ウェハ全面にはんだ層が成膜された状
態、(d)レジストのリフトオフによって、不要なはん
だ層が除去された状態、(e)は熱処理によってはんだ
が溶融し、ボールバンプが形成された状態を示す。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 フォトレジストのリフトオフを用いては
んだ層をパターニングする際のはんだ成膜工程を含むは
んだボールバンプの形成方法において、 少なくともプラズマ生成と基板バイアス電圧とを独立に
制御可能な2つの高周波電源を有するプラズマ処理装置
を用いてはんだ成膜前処理を行なうことを特徴とするは
んだボールバンプの形成方法。 - 【請求項2】 フォトレジストのリフトオフを用いては
んだ層をパターニングする際のはんだ成膜工程を含むは
んだボールバンプの形成方法において、 少なくともICP、TCP、ECR、ヘリコン波プラズ
マ源等、1×1011cm-3以上1×1014cm-3未満の
プラズマ密度が得られる高密度プラズマ源を有するプラ
ズマ処理装置を用いてはんだ成膜前処理を行なうことを
特徴とする請求項1に記載のはんだボールバンプの形成
方法。 - 【請求項3】 フォトレジストのリフトオフを用いては
んだ層をパターニングする際のはんだ成膜工程を含むは
んだボールバンプの形成方法において、 少なくとも加工ステージに温度制御機構を具備するプラ
ズマ処理装置を用い、処理中のウェハ表面の最高到達温
度が50℃〜100℃と成るごとく処理条件を設定して
はんだ成膜前処理を行なうことを特徴とする請求項1に
記載のはんだボールバンプの形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25094395A JP3331834B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | はんだボールバンプの形成方法 |
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JP25094395A JP3331834B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | はんだボールバンプの形成方法 |
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JPH0992652A JPH0992652A (ja) | 1997-04-04 |
JP3331834B2 true JP3331834B2 (ja) | 2002-10-07 |
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---|---|---|---|---|
JP3587019B2 (ja) * | 1997-04-08 | 2004-11-10 | ソニー株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP25094395A patent/JP3331834B2/ja not_active Expired - Fee Related
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