JP3331647B2 - モールの製造方法及び樹脂製品成形用金型装置 - Google Patents

モールの製造方法及び樹脂製品成形用金型装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の車両本
体両側に装着されるサイドモール等のモールの製造方法
及び該モール等の樹脂製品を成形するための樹脂製品成
形用金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば、図
6に示すようなサイドモール21においては、本体部2
2が公知の押出成形法により長尺状に形成されている。
本体部22は、その製法の性質上いずれの箇所において
もほぼ同一の断面形状をなしている。また、本体部22
の端面に連続して形成された端末部23については、サ
イドモール21全体の意匠性を向上させるべく、先端側
(図の右側)ほど肉薄形状となっている。
【0003】上記のサイドモール21は次のようにして
形成される。すなわち、まず、押出成形法により形成さ
れた本体部22を上型24及び下型25からなる金型2
6の所定の位置(図中左側)に配置する。次いで、上型
24の成形凹部24aと下型25の上面25aとからな
る端末部23の形状を有するキャビティ27に対し、ゲ
ート28(図中右端)から溶融樹脂を射出して充填す
る。その後、溶融樹脂を冷却固化させてから、金型26
を型割りすることにより本体部22と端末部23とが一
体となったサイドモール21が得られる。
【0004】ところが、上記のサイドモール21の製造
方法においては、樹脂材料の冷却に伴う体積収縮に起因
して、肉厚となっている部分の収縮量が肉薄部分のそれ
よりも相対的に大きくなってしまう。このため、特にサ
イドモール21の端末部23の肉厚部分の表面には、体
積収縮差に起因して部分的な凹み(ヒケ)の発生するお
それがあった。また、このようなヒケがサイドモール2
1の意匠面(図の上面)に発生した場合には、外観品質
の低下を招くおそれもあった。
【0005】一方、上記のヒケを無くすための方策とし
て、図7に示すように、下型41の上面に複数の突起4
2が形成された金型43を用いる方法が挙げられる。こ
の方法によれば、図8に示すように、非意匠面側(図の
下側)に複数のリブ44が形成されるよう肉抜きの施さ
れた端末部45が得られる。このため、端末部45全体
の体積が少なくなるので、体積収縮量の低減が図られる
ものと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、上記の端末部45を有するサイドモール
を、両面テープ等で車両本体に接着しようとした場合に
は、端末部45の非意匠面ではリブ44の部分だけが接
着面となり、非意匠面が平面である場合に比べて接着面
積が少なくなってしまう。このため、サイドモールの車
両本体に対する接着強度が低下してしまうおそれがあっ
た。また、肉抜きが施されていることにより、肉厚のリ
ブ44の部分がサイドモールの意匠面に陰影(細かなヒ
ケ)として浮き出ることもあり、その結果として外観品
質の低下を招くおそれがあった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その第1の目的は、長尺状の本体部
に連続して端末部を形成してなるモールの製造方法にお
いて、車両本体への良好な接着性を確保することが可能
で、ヒケの発生を確実に防止して優れた外観品質を得る
ことの可能なモールの製造方法を提供することにある。
【0008】また、第2の目的は、樹脂製品を成形する
ための金型装置であって、肉厚の差によるヒケの発生を
確実に防止することの可能な樹脂製品成形用金型装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明においては、非意匠面に貼付される貼着
手段を介して車両本体に装着されるモールであって、予
め長尺状の本体部を形成し、同本体部の端面に連続し
て、端末部を形成するモールの製造方法において、前記
本体部を、その端面が前記端末部を成形するためのキャ
ビティに面するようにして金型装置内に配置し、前記端
末部の非意匠面側における前記金型装置に、前記キャビ
ティに対向する面が平坦に形成された圧縮用コアを、前
記キャビティに対し円弧状に往復動可能に設け、前記キ
ャビティ内に溶融樹脂を充填した後に、前記圧縮用コア
を前記キャビティの方向へ移動させて前記溶融樹脂をそ
の肉厚部分ほど多く圧縮することを特徴とするモールの
製造方法をその要旨としている。
【0010】また、第2の発明では、樹脂製品を成形す
るための金型装置であって、第1の金型と、前記第1の
金型に対して相対移動可能な第2の金型と、前記第1の
金型又は前記第2の金型に円弧状に設けられ、一端が前
記樹脂製品を成形するためのキャビティに開口するガイ
ド孔と、前記ガイド孔の内面に摺接した状態で往復動可
能に設けられ、往復動される際には、前記樹脂製品の厚
肉部に対応する部位ほど大きく移動する圧縮用コアと、
前記キャビティに樹脂が充填された後に前記圧縮用コア
を前記キャビティに向かって移動させる駆動手段とを備
えたことを特徴とする樹脂製品成形用金型装置をその要
旨としている。
【0011】
【作用】上記の第1の発明における構成によれば、予め
形成された長尺状の本体部が、その端面が端末部を成形
するためのキャビティに面するようにして金型装置内に
配置される。また、キャビティに対向する面が平坦に形
成された圧縮用コアが、端末部の非意匠面側における金
型装置に、キャビティに対し円弧状に往復動可能に設け
られる。そして、キャビティ内に溶融樹脂が充填された
後に、圧縮用コアがキャビティの方向へ移動されて溶融
樹脂が圧縮されて端末部が成形される。
【0012】このとき、圧縮用コアがキャビティに対し
円弧状に動かされ、溶融樹脂の肉厚部分ほど多く圧縮さ
れる。そのため、端末部を構成する樹脂は全体的に圧縮
されるとともに、その肉厚の部分ほど圧縮量が多く、肉
薄の部分ほど圧縮量が少なくなる。従って、端末部の体
積収縮は全体として少なくなるとともに、各部分による
体積収縮差はほとんど生じない。
【0013】また、圧縮用コアのキャビティに対向する
面が平坦に形成されているので、非意匠面に肉抜き等が
施された従来技術とは異なり、貼着手段による貼付面積
が最大限に確保され得る。
【0014】さらに、第2の発明における構成によれ
ば、第1の金型又は前記第2の金型には、一端が樹脂製
品を成形するためのキャビティに開口するガイド孔が円
弧状に設けられる。そのガイド孔には、同ガイド孔の内
面に摺接した状態で圧縮用コアが往復動可能に設けられ
る。そしてキャビティに樹脂が充填された後、圧縮用コ
アが駆動手段によってキャビティに向かって移動され、
樹脂が圧縮される。
【0015】この圧縮用コアの移動の際には、圧縮用コ
アが樹脂製品の厚肉部に対応する部位ほど大きく移動す
るので、樹脂製品を構成する樹脂は全体的に圧縮される
とともに、その肉厚の部分ほど圧縮量が多く、肉薄の部
分ほど圧縮量が少なくなる。従って、端末部の体積収縮
は全体として少なくなるとともに、各部分による体積収
縮差はほとんど生じない。
【0016】
【実施例】以下、本発明を自動車用サイドモールの製造
方法に具体化した一実施例を図1〜5に基づいて説明す
る。
【0017】図2は本実施例において製造されるモール
としてのサイドモール1の一部を示す斜視図であり、図
3はサイドモール1の一部を示す断面図である。このサ
イドモール1は図示しない車両本体の両側部に装着され
ており、全体として長尺状をなしている。すなわち、こ
のサイドモール1の非意匠面Bには、貼着手段としての
両面テープ2が貼付されており、これらの両面テープ2
によって車両本体両側に装着されているのである。
【0018】サイドモール1は長尺状に形成された本体
部3と、同本体部3の端面3aに連続して形成された樹
脂製品を構成する端末部4とからなっている。本体部3
はスキン層5及びコア層6よりなる2層構造を有してい
る。前記スキン層5は比較的軟質のSEBS(スチレン
−エチレン−ブチレン−スチレン共重合樹脂)から構成
され、コア層6は比較的硬質の低線膨張ポリプロピレン
から構成されている。また、端末部4は前記スキン層5
と同様、SEBSから構成されている。
【0019】本体部3は、公知の2層押出成形法により
形成され、いずれの箇所においてもほぼ同一の断面形状
(本実施例では蒲鉾形状)をなしている。また、端末部
4はサイドモール1全体の意匠性を向上させるべく、先
細りの形状となっている。より詳しく説明すると、端末
部4は先端部ほど徐々に肉薄となっている。
【0020】これら本体部3及び端末部4よりなるサイ
ドモール1は、その意匠面A及び非意匠面Bにおいて本
体部3と端末部4とが面一に連続して形成されており、
全体として一体感を有している。また、本体部3及び端
末部4の非意匠面B側は、平坦面に形成されている。
【0021】次に、上記サイドモール1(特に端末部
4)を成形するための金型装置について説明する。図1
に示すように、金型装置7は第1の金型としての上型8
及び第2の金型としての下型9よりなり、上型8の下面
には、端末部4とほぼ同等の形状を有する成形凹部8a
が形成されている。また、下型9の一部には、同下型9
の上面に、端末部4と同形状の長方形状に開口するガイ
ド孔10が形成されている。このガイド孔10の上部
は、一定の曲率を有する円弧状に形成されている。ま
た、ガイド孔10内には、同ガイド孔10に則した形状
をなす、すなわち側面が円弧状をなす圧縮用コア11が
設けられている。この圧縮用コア11はガイド孔10内
に摺接され、例えばモータ及びピストン等を備えた図示
しない駆動装置によって図の矢印方向へ往復動可能とな
っている。この圧縮用コア11の上面は、図の2点鎖線
で示すように、圧縮用コア11が上動された際には、前
記本体部3の非意匠面Bと面一となるように平坦面状に
形成されている。そして、成形凹部8a及び圧縮用コア
11の上面により、端末部4を形成するためのキャビテ
ィ12が構成されている。また、上型8には、キャビテ
ィ12の端部に開口するゲート13が形成されている。
さらに、キャビティ12に連通して、上型8と下型9と
の間には、本体部3が配置されるようになっている。
【0022】次に、上記サイドモール1の製造方法につ
いて説明する。先ず、本体部3については、予め、上記
の押出成形法により形成しておく。続いて、図1に示す
ように、その本体部3を金型装置7の隙間Sに本体部3
の端面3aがキャビティ12に面するように配置する。
このとき、圧縮用コア11の上面が下型9の上面よりも
幾分下方に位置するように、圧縮用コア11を配置して
おく。
【0023】そして、上記のような本体部3及び圧縮用
コア11の配置状態において、図4に示すように、ゲー
ト13を通じて溶融されたSEBSを射出し、キャビテ
ィ12内に溶融SEBSを充填させる。また、充填が完
了した後は、ゲート13の入口側(図の右側)を閉鎖
し、キャビティ12内の溶融SEBSが逆流しないよう
にする。この状態では、圧縮用コア11の上面が下型9
の上面から下方へずれた空間にも溶融SEBSが充填さ
れ、その部分が圧縮用コア11による圧縮代14とな
る。
【0024】次いで、上記のように充填された溶融SE
BSを圧縮させるべく、図5に示すように、前述した駆
動装置によって圧縮用コア11をキャビティ12の内方
(図の矢印方向)へ押し上げる。そして、圧縮用コア1
1の上面が下型9の上面と面一になった時点で、駆動装
置による圧縮用コア11の移動を停止させる。この押上
げ動作により、キャビティ12内の溶融SEBSは前述
した圧縮代14の分だけ圧縮されることになる。
【0025】その後、上記のように圧縮された溶融SE
BSを冷却固化させた後、金型装置7の型割りを行うこ
とにより、図2,3に示すように、本体部3と端末部4
とが一体となったサイドモール1が得られる。
【0026】さて、上記の圧縮に際し、圧縮用コア11
は、キャビティ12に対し円弧状に形成されたガイド孔
10に沿って円弧状に摺動され、溶融SEBSの肉厚部
分ほど多く圧縮される。そのため、肉厚の徐変する端末
部4を構成する溶融SEBSは全体的に圧縮されるとと
もに、その肉厚の部分(図の左側)ほど多く圧縮され、
肉薄の部分(図の右側)ほど少なく圧縮される。従っ
て、端末部4の体積収縮は全体として少なくなるととも
に、各部分による体積収縮差はほとんど生じない。その
結果、ヒケの発生を確実に防止することができ、ひいて
は優れた外観品質を有するサイドモール1を得ることが
できる。
【0027】また、本実施例では、圧縮用コア11のキ
ャビティ12に対向する面が平坦に形成されているとと
もに、圧縮用コア11の上面が下型9の上面と面一にな
った時点で圧縮用コア11の移動が停止される。そのた
め、非意匠面Bに肉抜き等が施された従来技術とは異な
り、両面テープ2による貼付面積を最大限に確保するこ
とができる。その結果、非意匠面B側に強固に貼付され
た両面テープ2により、車両本体に対する良好な接着性
を確保することができ、ひいてはサイドモール1の剥離
等の不具合を未然に防止することができる。
【0028】さらに、本実施例では、キャビティ12内
の溶融SEBSを圧縮するようにしたので、キャビティ
12内の隅々にまで溶融SEBSをゆき渡らせることが
できる。このため、サイドモール1の意匠面Aにおい
て、本体部3と端末部4との間に隙間が形成されること
を未然に防止することができ、ひいては、より一層の外
観品質の向上を図ることができる。
【0029】併せて、本実施例では、圧縮用コア11を
上記のような位置で停止させることにより、端末部4の
本体部3側の基端面を同本体部3の端面3aと同一面
積、同一形状とするようにした。そのため、両者3,4
の接合面積を最大限に確保することができ、ひいては、
両者3,4の接合強度の向上を図ることができる。
【0030】加えて、本実施例では、圧縮用コア11の
当初のセット状態に応じて、圧縮代14を適宜に調整で
きるようにした。そのため、樹脂の種類や、ヒケ防止の
目的の程度に応じて圧縮量を適宜に変更することもでき
る。
【0031】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、圧縮用コア11の上面を平坦に
形成するとともに、その上面が下型9の上面と面一にな
った時点で圧縮用コア11の移動を停止するようにした
が、ヒケの発生を防止させるだけでよいならば、圧縮用
コア11の上面は必ずしも平坦とする必要はない。ま
た、圧縮用コア11の停止位置も特に限定されるもので
はない。
【0032】(2)前記実施例では、樹脂製品としてサ
イドモール1の特に端末部4を成形する場合に具体化し
たが、例えば樹脂製レンズや、自動車のランプカバー等
のその他の樹脂製品にも具体化してもよい。
【0033】(3)前記実施例では、駆動手段として、
モータ及びピストン等を備えたものに具体化したが、そ
の外にも例えば油圧によって圧縮用コア11が往復動さ
れるようにしてもよい。
【0034】(4)前記実施例で例示した以外にも、サ
イドモール1を形成する樹脂として、例えばゴム変成ポ
リプロピレン、ポリエステルエラストマー、ポリ塩化ビ
ニル(PVC)等の熱可塑性樹脂を用いてもよい。但
し、PVCを用いる場合には、本体部3の端面3aに熱
溶着性の接着剤を接着させておき、端末部4との界面に
接着剤を介在させた方が好ましい。このように、接着剤
を介在させることにより、何も介在させない場合に比べ
て本体部3と端末部4との間の接着力をより強固なもの
とすることができる。もちろん、前記実施例におけるS
EBSを用いた場合であっても、接着剤を介在させても
よい。
【0035】(5)前記実施例では、本体部3を公知の
押出成形法により成形したが、本体部3はどのような方
法によって形成されたものであってもよく、例えば射出
成形法により成形したものを用いてもよい。
【0036】(6)前記実施例では、貼着手段を両面テ
ープ2に具体化したが、その外にも例えば接着剤に具体
化してもよい。 (7)前記実施例では、ガイド孔10及び圧縮用コア1
1を下型9に設けたが、非意匠面B側を形成するための
上型に設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明によれ
ば、長尺状の本体部の端面に連続して、端末部を形成す
るモールの製造方法において、キャビティに対向する面
が平坦に形成された圧縮用コアを、キャビティに対し円
弧状に往復動可能に設け、キャビティ内に溶融樹脂を充
填した後に、圧縮用コアを前記キャビティの方向へ移動
させて溶融樹脂をその肉厚部分ほど多く圧縮するように
した。そのため、車両本体への良好な接着性を確保する
ことができるとともに、端末部でのヒケの発生を確実に
防止して優れた外観品質を有するモールを得ることがで
きるという効果を奏する。
【0038】また、第2の発明によれば、樹脂製品を成
形するための金型装置であって、第1の金型又は第2の
金型に円弧状に設けられ、一端がキャビティに開口する
ガイド孔に、圧縮用コアを摺接した状態で往復動可能に
設け、キャビティに樹脂が充填された後に、駆動手段に
より圧縮用コアをキャビティに向かって移動させるよう
にした。そのため、樹脂製品の肉厚の差によるヒケの発
生を確実に防止することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモールの製造方法を具体化した一実施
例においてサイドモールを成形するための金型等を示す
部分断面図である。
【図2】一実施例におけるサイドモールの一部を示す斜
視図である。
【図3】一実施例におけるサイドモールの一部を示す断
面図である。
【図4】一実施例におけるサイドモールの端末部を成形
するためのキャビティに溶融樹脂を充填した状態を示す
金型の部分断面図である。
【図5】一実施例におけるサイドモールの端末部を成形
するに際してキャビティに充填された樹脂を圧縮した状
態を示す金型の部分断面図である。
【図6】従来技術におけるサイドモールの端末部を成形
するための金型を示す部分断面図である。
【図7】従来技術におけるサイドモールの端末部を成形
するための金型を示す部分断面図である。
【図8】従来例において図7の金型により成形されたサ
イドモールの端末部を示す断面図である。
【符号の説明】
1…モールとしてのサイドモール、2…貼着手段として
の両面テープ、3…本体部、3a…端面、4…樹脂製品
を構成する端末部、7…金型装置、8…第1の金型とし
ての上型、9…第2の金型としての下型、10…ガイド
孔、11…圧縮用コア、12…キャビティ、A…意匠
面、B…非意匠面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−329898(JP,A) 実開 昭59−153212(JP,U) 特許2830667(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/14 B29C 45/56 B29D 31/00 B60R 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非意匠面(B)に貼付される貼着手段
    (2)を介して車両本体に装着されるモール(1)であ
    って、予め長尺状の本体部(3)を形成し、同本体部
    (3)の端面(3a)に連続して、端末部(4)を形成
    するモールの製造方法において、 前記本体部(3)を、その端面(3a)が前記端末部
    (4)を成形するためのキャビティ(12)に面するよ
    うにして金型装置(7)内に配置し、前記端末部(4)
    の非意匠面(B)側における前記金型装置(7)に、前
    記キャビティ(12)に対向する面が平坦に形成された
    圧縮用コア(11)を、前記キャビティ(12)に対し
    円弧状に往復動可能に設け、前記キャビティ(12)内
    に溶融樹脂を充填した後に、前記圧縮用コア(11)を
    前記キャビティ(12)の方向へ移動させて前記溶融樹
    脂をその肉厚部分ほど多く圧縮することを特徴とするモ
    ールの製造方法。
  2. 【請求項2】 樹脂製品(4)を成形するための金型装
    置(7)であって、 第1の金型(8)と、 前記第1の金型(8)に対して相対移動可能な第2の金
    型(9)と、 前記第1の金型(8)又は前記第2の金型(9)に円弧
    状に設けられ、一端が前記樹脂製品(4)を成形するた
    めのキャビティ(12)に開口するガイド孔(10)
    と、 前記ガイド孔(10)の内面に摺接した状態で往復動可
    能に設けられ、往復動される際には、前記樹脂製品
    (4)の厚肉部に対応する部位ほど大きく移動する圧縮
    用コア(11)と、 前記キャビティ(12)に樹脂が充填された後に前記圧
    縮用コア(11)を前記キャビティ(12)に向かって
    移動させる駆動手段とを備えたことを特徴とする樹脂製
    品成形用金型装置。
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