JPH04356243A - サイドモールの製造方法 - Google Patents
サイドモールの製造方法Info
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- JPH04356243A JPH04356243A JP12995291A JP12995291A JPH04356243A JP H04356243 A JPH04356243 A JP H04356243A JP 12995291 A JP12995291 A JP 12995291A JP 12995291 A JP12995291 A JP 12995291A JP H04356243 A JPH04356243 A JP H04356243A
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の車両ボ
ディの両サイドに装着されるサイドモール等の樹脂成形
品の製造方法に関するものである。
ディの両サイドに装着されるサイドモール等の樹脂成形
品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サイドモールは射出成形法により
、次のようにして成形されていた。図7に示すように、
固定型21aと可動型22aとによってサイドモールの
形状をなすキャビティ23aが設けられている。同キャ
ビティ23aの一端にはキャビティ23a内に樹脂材料
を射出するためのゲート24が開口されている。そして
、このゲート24から樹脂材料を射出することによりサ
イドモールが成形される。
、次のようにして成形されていた。図7に示すように、
固定型21aと可動型22aとによってサイドモールの
形状をなすキャビティ23aが設けられている。同キャ
ビティ23aの一端にはキャビティ23a内に樹脂材料
を射出するためのゲート24が開口されている。そして
、このゲート24から樹脂材料を射出することによりサ
イドモールが成形される。
【0003】しかし、この射出成形法ではゲート24が
キャビティ23aの端部にあって樹脂材料の流動長が長
いため、射出圧を非常に高くする必要がある。そのため
、ゲート24付近の型割り面に樹脂材料が流れ込み、サ
イドモールのその部分にバリが発生し、製品価値が低下
するという問題点があった。この問題点を解決するため
に、射出圧縮成形法によるサイドモールの製造方法が知
られている。即ち、図8に示すように、図中上部の凹状
をなす固定型21bと下部の凸状をなす可動型22bと
からキャビティ23bが形成されている。同キャビティ
23bの両側部の固定型21bと可動型22bとは図中
上下方向に摺動する立設面25a,25bとなっている
。そして、図8,9に示すように、可動型22bを固定
型21bからわずかに離間した状態で図示しないゲート
から樹脂材料26をキャビティ23b内へ射出する。 図10に示すように、樹脂材料26の射出が完了した後
、可動型22bを固定型21b側へ移動して型締めし、
キャビティ23b内の樹脂材料26を圧縮する。次いで
、可動型22bを固定型21bから離間して成形品を取
り出すことにより、サイドモールが成形される。
キャビティ23aの端部にあって樹脂材料の流動長が長
いため、射出圧を非常に高くする必要がある。そのため
、ゲート24付近の型割り面に樹脂材料が流れ込み、サ
イドモールのその部分にバリが発生し、製品価値が低下
するという問題点があった。この問題点を解決するため
に、射出圧縮成形法によるサイドモールの製造方法が知
られている。即ち、図8に示すように、図中上部の凹状
をなす固定型21bと下部の凸状をなす可動型22bと
からキャビティ23bが形成されている。同キャビティ
23bの両側部の固定型21bと可動型22bとは図中
上下方向に摺動する立設面25a,25bとなっている
。そして、図8,9に示すように、可動型22bを固定
型21bからわずかに離間した状態で図示しないゲート
から樹脂材料26をキャビティ23b内へ射出する。 図10に示すように、樹脂材料26の射出が完了した後
、可動型22bを固定型21b側へ移動して型締めし、
キャビティ23b内の樹脂材料26を圧縮する。次いで
、可動型22bを固定型21bから離間して成形品を取
り出すことにより、サイドモールが成形される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な射出圧縮成形法によるサイドモールの製造方法におい
ては、何万回という成形を繰り返すと、特に可動型22
bを固定型21bに対して型合わせをする際、可動型2
2bの立設面25aが固定型21bの立設面25bに繰
り返し当たって両立設面25a,25b間がわずかに擦
り減って隙間ができる。そして、その隙間に樹脂材料2
6が入り込み、前記射出成形法と同様にバリが発生して
外観不良を引き起こすという問題点があった。また、両
立設面25a,25b間にわずかの隙間が発生してそこ
から圧力が逃げるため、その近傍位置においては圧縮時
に十分な圧力が加えられず、そのため樹脂材料26の配
向が他の部分とは変わってしまう。その結果、サイドモ
ールに歪みが残存し、このサイドモールを車両ボディに
取付けたときに経時的に寸法変化が大きくなってくると
いう問題点があった。
な射出圧縮成形法によるサイドモールの製造方法におい
ては、何万回という成形を繰り返すと、特に可動型22
bを固定型21bに対して型合わせをする際、可動型2
2bの立設面25aが固定型21bの立設面25bに繰
り返し当たって両立設面25a,25b間がわずかに擦
り減って隙間ができる。そして、その隙間に樹脂材料2
6が入り込み、前記射出成形法と同様にバリが発生して
外観不良を引き起こすという問題点があった。また、両
立設面25a,25b間にわずかの隙間が発生してそこ
から圧力が逃げるため、その近傍位置においては圧縮時
に十分な圧力が加えられず、そのため樹脂材料26の配
向が他の部分とは変わってしまう。その結果、サイドモ
ールに歪みが残存し、このサイドモールを車両ボディに
取付けたときに経時的に寸法変化が大きくなってくると
いう問題点があった。
【0005】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、外観を良好に保持でき
るとともに、残留歪みをなくして経時的な寸法変化を防
止できる樹脂成形品の製造方法を提供することにある。
れたものであって、その目的は、外観を良好に保持でき
るとともに、残留歪みをなくして経時的な寸法変化を防
止できる樹脂成形品の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、樹脂成形品形状をなすキャビティを有
し、同キャビティ内に樹脂材料を射出するゲートを有す
る金型本体と、前記樹脂成形品の非意匠面の周縁部を残
して同キャビティ内に進退可能な圧縮型とを有する金型
を用い、前記ゲートから前記キャビティ内に樹脂材料を
射出する射出工程と、前記キャビティ内に前記圧縮型を
移動させ同キャビティ内の樹脂材料を圧縮する圧縮工程
とからなる樹脂成形品の製造方法をその要旨としている
。
に、本発明では、樹脂成形品形状をなすキャビティを有
し、同キャビティ内に樹脂材料を射出するゲートを有す
る金型本体と、前記樹脂成形品の非意匠面の周縁部を残
して同キャビティ内に進退可能な圧縮型とを有する金型
を用い、前記ゲートから前記キャビティ内に樹脂材料を
射出する射出工程と、前記キャビティ内に前記圧縮型を
移動させ同キャビティ内の樹脂材料を圧縮する圧縮工程
とからなる樹脂成形品の製造方法をその要旨としている
。
【0007】
【作用】射出工程においてゲートから金型の樹脂成形品
形状をなすキャビティ内に樹脂材料を射出した後、圧縮
工程において圧縮型をキャビティ内へ移動させることに
よって、樹脂成形品の非意匠面の周縁部を残してキャビ
ティ内の樹脂材料が圧縮され、非意匠面側に凹部が形成
された樹脂成形品が成形される。
形状をなすキャビティ内に樹脂材料を射出した後、圧縮
工程において圧縮型をキャビティ内へ移動させることに
よって、樹脂成形品の非意匠面の周縁部を残してキャビ
ティ内の樹脂材料が圧縮され、非意匠面側に凹部が形成
された樹脂成形品が成形される。
【0008】
【実施例】以下に本発明をサイドモールの製造方法に具
体化した実施例について図1〜6に従って説明する。図
5に示すように、長尺状の樹脂成形品としてのサイドモ
ール1は偏平な蒲鉾状に形成され、その非意匠面である
裏面Bには長さ方向に延びる凹部2が設けられている。 次に、射出圧縮成形法に用いる金型について説明する。 図2,3に示すように、図中上側の金型本体としての固
定型3と下側の金型本体としての可動型4とから上記サ
イドモール1の形状をなすキャビティ5が設けられてい
る。
体化した実施例について図1〜6に従って説明する。図
5に示すように、長尺状の樹脂成形品としてのサイドモ
ール1は偏平な蒲鉾状に形成され、その非意匠面である
裏面Bには長さ方向に延びる凹部2が設けられている。 次に、射出圧縮成形法に用いる金型について説明する。 図2,3に示すように、図中上側の金型本体としての固
定型3と下側の金型本体としての可動型4とから上記サ
イドモール1の形状をなすキャビティ5が設けられてい
る。
【0009】サイドモール1の非意匠面となるキャビテ
ィ5の図中下側の可動型4には、挿通孔6が透設され、
同挿通孔6内には圧縮型7がスライド可能に配設されて
いる。同圧縮型7の底面には支持ロッド8が取付けられ
、油圧シリンダ等の手段によって圧縮型7が挿通孔6内
をスライドできるようになっている。前記圧縮型7のキ
ャビティ5に面する部分は、サイドモール1の裏面Bよ
りも小さく形成されている。即ち、圧縮型7の両側縁と
キャビティ5の両側縁との間には一定の距離があり、そ
の距離dは、通常1〜2mmである。図3に示すように
、前記キャビティ5の一端部にはキャビティ5内へ樹脂
材料を射出するためのゲート9が開口されている。
ィ5の図中下側の可動型4には、挿通孔6が透設され、
同挿通孔6内には圧縮型7がスライド可能に配設されて
いる。同圧縮型7の底面には支持ロッド8が取付けられ
、油圧シリンダ等の手段によって圧縮型7が挿通孔6内
をスライドできるようになっている。前記圧縮型7のキ
ャビティ5に面する部分は、サイドモール1の裏面Bよ
りも小さく形成されている。即ち、圧縮型7の両側縁と
キャビティ5の両側縁との間には一定の距離があり、そ
の距離dは、通常1〜2mmである。図3に示すように
、前記キャビティ5の一端部にはキャビティ5内へ樹脂
材料を射出するためのゲート9が開口されている。
【0010】次に、上記金型を用いたサイドモール1の
製造方法について説明する。射出圧縮成形法とは、溶融
樹脂材料をキャビティ内に射出した後、可動型を移動さ
せてキャビティ内の樹脂を圧縮して成形歪みの少ない樹
脂成形品を成形する成形方法をいう。まず、射出工程に
ついて説明する。図3に示すゲート9から溶融した樹脂
材料としてポリプロピレン(以下PPという)をキャビ
ティ5内へ射出する。この射出圧は400〜500kg
/cm2程度である。すると、図4に示すように、樹脂
材料13はキャビティ5の長さ方向の端部まで流動し、
キャビティ5内が樹脂材料13で満たされ、射出が完了
する。
製造方法について説明する。射出圧縮成形法とは、溶融
樹脂材料をキャビティ内に射出した後、可動型を移動さ
せてキャビティ内の樹脂を圧縮して成形歪みの少ない樹
脂成形品を成形する成形方法をいう。まず、射出工程に
ついて説明する。図3に示すゲート9から溶融した樹脂
材料としてポリプロピレン(以下PPという)をキャビ
ティ5内へ射出する。この射出圧は400〜500kg
/cm2程度である。すると、図4に示すように、樹脂
材料13はキャビティ5の長さ方向の端部まで流動し、
キャビティ5内が樹脂材料13で満たされ、射出が完了
する。
【0011】次に、圧縮工程について説明する。図1に
示すように、油圧シリンダを駆動させて支持ロッド8を
介し圧縮型7をキャビティ5内へ進入させる。すると、
キャビティ5内の樹脂材料13は圧縮されて樹脂の配向
がキャビティ5の厚さ方向に変わる。このとき、圧縮金
型7の圧縮力は350kg/cm2程度である。次に、
樹脂材料13が冷却後、可動型4を圧縮型7とともに、
固定型3から離間させる。そして、成形品を取り出すこ
とにより、図5に示すような樹脂成形品としてのサイド
モール1が得られる。このようにして得られたサイドモ
ール1のうち、圧縮型7によって圧縮された部分は、非
意匠面である裏面Bに凹部2となって現れている。前記
可動型4を固定型3から型開きして成形品を取り出す際
には、圧縮型7は可動型4の挿通孔6内に支持された状
態で行われるため、圧縮型7の立設面12aと可動型4
の立設面12bとの間は開かない。従って、型合わせ時
に両立設面12a,12bが当たることにより両者間に
隙間が生じて、そこにバリが発生するおそれがない。
示すように、油圧シリンダを駆動させて支持ロッド8を
介し圧縮型7をキャビティ5内へ進入させる。すると、
キャビティ5内の樹脂材料13は圧縮されて樹脂の配向
がキャビティ5の厚さ方向に変わる。このとき、圧縮金
型7の圧縮力は350kg/cm2程度である。次に、
樹脂材料13が冷却後、可動型4を圧縮型7とともに、
固定型3から離間させる。そして、成形品を取り出すこ
とにより、図5に示すような樹脂成形品としてのサイド
モール1が得られる。このようにして得られたサイドモ
ール1のうち、圧縮型7によって圧縮された部分は、非
意匠面である裏面Bに凹部2となって現れている。前記
可動型4を固定型3から型開きして成形品を取り出す際
には、圧縮型7は可動型4の挿通孔6内に支持された状
態で行われるため、圧縮型7の立設面12aと可動型4
の立設面12bとの間は開かない。従って、型合わせ時
に両立設面12a,12bが当たることにより両者間に
隙間が生じて、そこにバリが発生するおそれがない。
【0012】次に、このサイドモール1の車両ボディへ
の取付方法について説明する。図6に示すように、予め
サイドモール1の凹部2の両側端部に長さ方向に沿って
一定の幅を有する両面粘着テープ10を貼着する。この
両面粘着テープ10は、上記凹部2の両側端部に当接し
た状態で貼着されるので、位置決めがしやすい。なお、
両面粘着テープ10の厚さは、サイドモール1の凹部2
の深さよりも厚く形成されている。次いで、この両面粘
着テープ10が貼着されたサイドモール1を車両ボディ
11側面の所定位置にあてがい、サイドモール1をその
表面から押圧することにより、両面粘着テープ10が車
両ボディ11に接着され、サイドモール1が車両ボディ
11に取付けられる。
の取付方法について説明する。図6に示すように、予め
サイドモール1の凹部2の両側端部に長さ方向に沿って
一定の幅を有する両面粘着テープ10を貼着する。この
両面粘着テープ10は、上記凹部2の両側端部に当接し
た状態で貼着されるので、位置決めがしやすい。なお、
両面粘着テープ10の厚さは、サイドモール1の凹部2
の深さよりも厚く形成されている。次いで、この両面粘
着テープ10が貼着されたサイドモール1を車両ボディ
11側面の所定位置にあてがい、サイドモール1をその
表面から押圧することにより、両面粘着テープ10が車
両ボディ11に接着され、サイドモール1が車両ボディ
11に取付けられる。
【0013】上記のように、本実施例のサイドモール1
の製造方法によれば、圧縮型7は型開き時には可動型4
とともに移動し、圧縮型7の立設面12aと可動型4の
立設面12bとは開かないので、可動型4を固定型3に
対して型合わせする際には両立設面12a,12b間は
摺動しない。そのため、両立設面12a,12bは圧縮
型7の圧縮時における摺動のみであって擦り減ることが
少なく、両立設面12a,12b間に隙間が発生しにく
い。従って、この部分におけるバリの発生は低減される
。
の製造方法によれば、圧縮型7は型開き時には可動型4
とともに移動し、圧縮型7の立設面12aと可動型4の
立設面12bとは開かないので、可動型4を固定型3に
対して型合わせする際には両立設面12a,12b間は
摺動しない。そのため、両立設面12a,12bは圧縮
型7の圧縮時における摺動のみであって擦り減ることが
少なく、両立設面12a,12b間に隙間が発生しにく
い。従って、この部分におけるバリの発生は低減される
。
【0014】しかも、キャビティ5内の樹脂材料を圧縮
する圧縮型7がサイドモール1の非意匠面となる裏面B
側に設けられ、しかもその裏面Bの周縁部よりも内側に
設けられているため、成形の繰り返しによって圧縮型7
と可動型4との摺動面にバリが発生したとしても、意匠
面には現れず、従ってサイドモール1の外観を良好に保
持できる。
する圧縮型7がサイドモール1の非意匠面となる裏面B
側に設けられ、しかもその裏面Bの周縁部よりも内側に
設けられているため、成形の繰り返しによって圧縮型7
と可動型4との摺動面にバリが発生したとしても、意匠
面には現れず、従ってサイドモール1の外観を良好に保
持できる。
【0015】また、上記のように、両立設面12a,1
2b間には隙間が発生しにくいので、その状態でキャビ
ティ5内の樹脂材料13を圧縮型7で圧縮すると、両立
設面12a,12bの近傍位置にある樹脂材料13もそ
の他の部分と同様に圧縮され、サイドモール1の残留歪
みが低減される。その結果、サイドモール1を車両ボデ
ィ11に取付けたときの経時的な寸法変化が防止される
。
2b間には隙間が発生しにくいので、その状態でキャビ
ティ5内の樹脂材料13を圧縮型7で圧縮すると、両立
設面12a,12bの近傍位置にある樹脂材料13もそ
の他の部分と同様に圧縮され、サイドモール1の残留歪
みが低減される。その結果、サイドモール1を車両ボデ
ィ11に取付けたときの経時的な寸法変化が防止される
。
【0016】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば次のように構成してもよい。 (1)前記実施例においては、予め可動型4を固定型3
から開かない状態で、キャビティ5内へ樹脂材料13を
射出したが、樹脂材料13の射出と同時、又は射出しつ
つ、又は射出前に可動型4を固定型3から開いてもよい
。 (2)樹脂材料としては、軟質塩化ビニル樹脂(軟質P
VC)等を使用してもよい。 (3)本発明で適用される樹脂成形品としては、バック
パネル、フロントグリル、バンパ、グローブボックスの
ドア等の自動車の内外装樹脂製品があげられる。
なく、例えば次のように構成してもよい。 (1)前記実施例においては、予め可動型4を固定型3
から開かない状態で、キャビティ5内へ樹脂材料13を
射出したが、樹脂材料13の射出と同時、又は射出しつ
つ、又は射出前に可動型4を固定型3から開いてもよい
。 (2)樹脂材料としては、軟質塩化ビニル樹脂(軟質P
VC)等を使用してもよい。 (3)本発明で適用される樹脂成形品としては、バック
パネル、フロントグリル、バンパ、グローブボックスの
ドア等の自動車の内外装樹脂製品があげられる。
【0017】
【発明の効果】本発明の樹脂成形品の製造方法によれば
、外観を良好に保持できるとともに、残留歪みをなくし
て経時的な寸法変化を確実に防止できるという優れた効
果を奏する。
、外観を良好に保持できるとともに、残留歪みをなくし
て経時的な寸法変化を確実に防止できるという優れた効
果を奏する。
【図1】本発明の実施例を示す図であって、キャビティ
内の樹脂材料を圧縮している状態を示す金型の正断面図
である。
内の樹脂材料を圧縮している状態を示す金型の正断面図
である。
【図2】キャビティ内へ樹脂材料を射出する前の状態を
示す金型の正断面図である。
示す金型の正断面図である。
【図3】キャビティ内へ樹脂材料を射出する前の状態を
示す金型の側断面図である。
示す金型の側断面図である。
【図4】キャビティ内へ樹脂材料を射出した状態を示す
金型の正断面図である。
金型の正断面図である。
【図5】樹脂成形品としてのサイドモールを示す一部破
断した斜視図である。
断した斜視図である。
【図6】サイドモールを車両ボディへ貼着した状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図7】従来例を示す図であって、キャビティ内へ樹脂
材料を射出する前の状態を示す金型の側断面図である。
材料を射出する前の状態を示す金型の側断面図である。
【図8】従来例を示す図であって、キャビティ内へ樹脂
材料を射出する前の状態を示す金型の正断面図である。
材料を射出する前の状態を示す金型の正断面図である。
【図9】従来例を示す図であって、キャビティ内へ樹脂
材料を射出した状態を示す金型の正断面図である。
材料を射出した状態を示す金型の正断面図である。
【図10】従来例を示す図であって、キャビティ内の樹
脂材料を圧縮した状態を示す金型の正断面図である。
脂材料を圧縮した状態を示す金型の正断面図である。
1…樹脂成形品としてのサイドモール、3…金型本体と
しての固定型、4…金型本体としての可動型、5…キャ
ビティ、7…圧縮型、9…ゲート、13…樹脂材料、B
…非意匠面としての裏面。
しての固定型、4…金型本体としての可動型、5…キャ
ビティ、7…圧縮型、9…ゲート、13…樹脂材料、B
…非意匠面としての裏面。
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂成形品(1)形状をなすキャビテ
ィ(5)を有し、同キャビティ(5)内に樹脂材料を射
出するゲート(9)を有する金型本体(3,4)と、前
記樹脂成形品(1)の非意匠面(B)の周縁部を残して
同キャビティ(5)内に進退可能な圧縮型(7)とを有
する金型を用い、前記ゲート(9)から前記キャビティ
(5)内に樹脂材料(13)を射出する射出工程と、前
記キャビティ(5)内に前記圧縮型(7)を移動させ同
キャビティ(5)内の樹脂材料(13)を圧縮する圧縮
工程とからなる樹脂成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12995291A JP3123116B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | サイドモールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12995291A JP3123116B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | サイドモールの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04356243A true JPH04356243A (ja) | 1992-12-09 |
JP3123116B2 JP3123116B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15022498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1991
- 1991-05-31 JP JP12995291A patent/JP3123116B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1013389A2 (en) * | 1998-12-25 | 2000-06-28 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Multipoint thin portion compression molding method and multi-point thin portion compression mold for use in the method |
EP1013389A3 (en) * | 1998-12-25 | 2001-07-18 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Multipoint thin portion compression molding method and multi-point thin portion compression mold for use in the method |
US6471902B1 (en) | 1998-12-25 | 2002-10-29 | Nokia Mobile Phones Limited | Multi-point compression molding process |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3123116B2 (ja) | 2001-01-09 |
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