JP2830667B2 - モールの製造方法 - Google Patents

モールの製造方法

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JP2830667B2
JP2830667B2 JP34483192A JP34483192A JP2830667B2 JP 2830667 B2 JP2830667 B2 JP 2830667B2 JP 34483192 A JP34483192 A JP 34483192A JP 34483192 A JP34483192 A JP 34483192A JP 2830667 B2 JP2830667 B2 JP 2830667B2
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の車両本
体両側に装着されるサイドモール等のモールの製造方法
に係り、詳しくは長尺状の本体部と同本体部の端面に連
続して形成された端末部とを備えたモールの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば、図
12に示すようなサイドモール31においては、本体部
32が公知の押出成形法により長尺状に形成されてい
る。本体部32は、その製法の性質上いずれの箇所にお
いてもほぼ同一の断面形状をなしている。また、本体部
32の端面に連続して形成された端末部33について
は、サイドモール31全体の意匠性を向上させるべく、
先端側(図の右側)ほど肉薄形状となっている。
【0003】上記のサイドモール31は次のようにして
形成される。すなわち、まず、押出成形法により形成さ
れた本体部32を上型34及び下型35からなる金型3
6の所定の位置(図中左側)に配置する。次いで、上型
34の成形凹部34aと下型35の上面35aとからな
る端末部33の形状を有するキャビティ37に対し、ゲ
ート38(図中右端)から溶融樹脂を射出して充填す
る。その後、溶融樹脂を冷却固化させてから、金型36
を型割りすることにより本体部32と端末部33とが一
体となったサイドモール31が得られる。
【0004】ところが、上記のサイドモール31の製造
方法においては、樹脂材料の冷却に伴う体積収縮に起因
して、肉厚となっている部分の収縮量が肉薄部分のそれ
よりも相対的に大きくなってしまう。このため、特にサ
イドモール31の端末部33の肉厚部分の表面には、体
積収縮差に起因して部分的な凹み(ヒケ)の発生するお
それがあった。また、このようなヒケがサイドモール3
1の意匠面(図の上面)に発生した場合には、外観品質
の低下を招くおそれもあった。
【0005】一方、上記のヒケを無くすための方策とし
て、図13に示すように、下型41の上面に複数の突起
42が形成された金型43を用いる方法が挙げられる。
この方法によれば、図14に示すように、非意匠面側
(図の下側)に複数のリブ44が形成されるよう肉抜き
の施された端末部45が得られる。このため、端末部4
5全体の体積が少なくなるので、体積収縮量の低減が図
られ、ヒケの発生がある程度低減されるものと考えられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、前記端末部45を成形するためのキャビ
ティにおいて、本体部46の端面46aと上型47の成
形凹部47aとのなす角度がほぼ直角となっていた。そ
のため、図15に示すように、キャビティ内に射出され
た溶融樹脂が、本体部46の端面46aと上型47の成
形凹部47aとの境界部分にまで行き渡らず、充填が不
十分となるおそれがあった。そして、溶融樹脂が前記境
界部分にまで行き渡らなかった場合には、サイドモール
の意匠面側(図の上面側)において、本体部46と端末
部45との間に隙間、段差の発生するおそれがあった。
その結果、その隙間、段差に起因してサイドモールの意
匠性が損なわれたり、本体部46と端末部45との間の
接合力が低下してしまうおそれがあった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、長尺状の本体部の端面
に連続して端末部を形成してなるモールの製造方法にお
いて、端末部でのヒケの発生を防止し、本体部と端末部
との間での隙間、段差の発生を防止して優れた外観品質
を得るとともに、本体部と端末部との間の接合力の低下
を防止することの可能なモールの製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、車両本体に装着されるモールであっ
て、予め長尺状の本体部を形成し、同本体部の端面に連
続して、肉厚の徐変する端末部を形成するモールの製造
方法において、前記本体部を、その端面とその意匠面と
のなす角が鋭角状になるように形成するとともに、前記
端面が前記端末部を成形するためのキャビティに面する
ようにして金型内に配置し、前記端末部の非意匠面側に
おける前記金型に、圧縮用コアを前記キャビティに対し
進退可能に設け、前記キャビティ内に溶融樹脂を射出、
充填した後に、前記圧縮用コアを前記キャビティの方向
へ移動させて前記溶融樹脂を圧縮することをその要旨と
している。
【0009】ここで、前記本体部の端面と、その意匠面
とのなす角は、鋭角状であれば特に限定されるものでは
ないが、「20°」以上「80°」未満であることが好
ましい。端面と意匠面とのなす角が「20°」未満の場
合には、そのような角度に形成する加工が困難となるお
それがあるとともに、本体部の意匠面側の先端部分が変
形されやすくなってしまうおそれがある。また、端面と
意匠面とのなす角が「80°」以上の場合には、本発明
の作用効果が充分に発揮されないおそれがある。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、本体部が、その端面とそ
の意匠面とのなす角が鋭角状になるように形成される。
また、その端面が端末部を成形するためのキャビティに
面するようにして、長尺状の本体部が金型内に配置され
る。また、圧縮用コアが、端末部の非意匠面側における
金型に、キャビティに対し進退可能に設けられる。そし
て、キャビティ内に溶融樹脂が射出、充填された後に、
圧縮用コアがキャビティの方向へ移動される。このた
め、溶融樹脂は圧縮されるとともに、その圧縮された樹
脂によって端末部が本体部の端面に連続して形成され
る。従って、成形された端末部は全体的に圧縮されてい
るので、成形後の収縮量が低減され、ヒケの発生が抑制
される。
【0011】また、溶融樹脂の射出、充填及び圧縮に際
し、本体部の端面とその意匠面とのなす角が鋭角状にな
っているので、端末部を成形するためのキャビティにお
ける意匠面と、本体部の端面とのなす角は鈍角となる。
そのため、キャビティ内に射出された溶融樹脂はキャビ
ティにおける意匠面と本体部の端面との境界部分にまで
確実に行き渡る。従って、本体部及び端末部は確実に接
合され、両者の意匠面は面一となる。
【0012】また、本体部の端面とその意匠面とのなす
角が鋭角状になっているので、本体部の端面とその意匠
面とのなす角が直角の場合に比べて、本体部と端末部と
の接合面積が大きくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を自動車用サイドモールの製造
方法に具体化した一実施例を図1〜6に基づいて説明す
る。
【0014】図2は本実施例において製造されるモール
としてのサイドモール1の一部を示す斜視図であり、図
3はサイドモール1の一部を示す断面図である。このサ
イドモール1は図示しない車両本体の両側部に装着され
ており、全体として長尺状をなしている。すなわち、こ
のサイドモール1の非意匠面Bには、両面テープ2が貼
付されており、この両面テープ2によって車両本体両側
に装着されているのである。
【0015】サイドモール1は長尺状に形成された本体
部3と、同本体部3の端面3aに連続して形成された端
末部4とからなっている。本体部3はスキン層5及びコ
ア層6よりなる2層構造を有している。前記スキン層5
は比較的軟質のSEBS(スチレン−エチレン−ブチレ
ン−スチレン共重合樹脂)から構成され、コア層6は比
較的硬質の低線膨張ポリプロピレンから構成されてい
る。また、端末部4は前記スキン層5と同様、SEBS
から構成されている。
【0016】本体部3は、公知の2層押出成形法により
形成され、その先端部(図3の右部)を除いていずれの
箇所においてもほぼ同一の断面形状(例えば蒲鉾形状)
をなしている。また、端末部4はサイドモール1全体の
意匠性を向上させるべく、先細りの形状となっている。
より詳しく説明すると、端末部4は先端部(図3の右
部)ほど徐々に肉薄となっている。
【0017】これら本体部3及び端末部4よりなるサイ
ドモール1は、その意匠面A及び非意匠面Bにおいて本
体部3と端末部4とが面一に連続して形成されており、
全体として一体感を有している。また、本体部3及び端
末部4の非意匠面B側は、平坦面に形成されている。さ
らに、本体部3の端面3aとその意匠面Aとのなす角θ
3は鋭角状となっている。換言すれば、端末部4の本体
部3側の端面4aとその意匠面Aとのなす角θ4は鈍角
状となっている。
【0018】次に、上記サイドモール1(特に端末部
4)を成形するための金型装置について説明する。図1
に示すように、金型装置7は上型8及び下型9を備え、
上型8の下面には、端末部4とほぼ同等の形状を有する
成形凹部8aが形成されている。また、下型9の一部に
は、同下型9の上面に、端末部4と同形状の長方形状に
開口する透孔10が形成されている。この透孔10内に
は、上面11aが平坦面をなす圧縮用コア11が設けら
れている。この圧縮用コア11は透孔10内に摺接さ
れ、例えばモータ及びピストン等を備えた図示しない駆
動装置によって図の上下方向へ往復動可能となってい
る。そして、成形凹部8a及び圧縮用コア11の上面1
1a等により、端末部4を形成するためのキャビティ1
2が構成されている。また、上型8には、キャビティ1
2の端部に開口するゲート13が形成されている。さら
に、キャビティ12に連通して、上型8と下型9との間
の隙間Sには、本体部3が配置されるようになってい
る。
【0019】次に、上記サイドモール1の製造方法につ
いて説明する。先ず、本体部3については、予め、上記
の押出成形法により形成しておく。この段階では、本体
部3の端面3aとその意匠面Aとのなす角はほぼ直角状
となっている。続いて、図1に示すように、本体部3の
端面3aとその意匠面Aとのなす角θ3が鋭角状となる
ように、本体部3の端部を切断加工する。そして、その
本体部3を金型装置7の隙間Sに本体部3の端面3aが
キャビティ12に面するように配置する。この配置によ
り、キャビティ12における成形凹部8aの上面と本体
部3の端面3aとのなす角θ4が鈍角状となる。また、
このとき、圧縮用コア11の上面が下型9の上面よりも
幾分下方に位置するように、圧縮用コア11を配置して
おく。
【0020】そして、上記のような本体部3及び圧縮用
コア11の配置状態において、図4に示すように、ゲー
ト13を通じて溶融されたSEBSを射出し、キャビテ
ィ12内に溶融SEBSを充填させる。また、充填が完
了した後は、ゲート13の入口側(図の右側)を閉鎖
し、キャビティ12内の溶融SEBSが逆流しないよう
にする。この状態では、圧縮用コア11の上面が下型9
の上面から下方へずれた空間にも溶融SEBSが充填さ
れ、その部分が圧縮用コア11による圧縮代14とな
る。
【0021】次いで、上記のように充填された溶融SE
BSを圧縮させるべく、図5に示すように、前述した駆
動装置によって圧縮用コア11をキャビティ12の内方
(図の矢印方向)へ押し上げる。そして、圧縮用コア1
1の上面11aが下型9の上面と面一になった時点で、
駆動装置による圧縮用コア11の移動を停止させる。こ
の押上げ動作により、キャビティ12内の溶融SEBS
は前述した圧縮代14の分だけ圧縮されることになる。
【0022】その後、上記のように圧縮された溶融SE
BSを冷却固化させた後、金型装置7の型割りを行うこ
とにより、図2,3に示すように、本体部3と端末部4
とが一体となったサイドモール1が得られる。
【0023】さて、本実施例では、上記溶融SEBSの
射出、充填及び圧縮に際し、本体部3の端面3aとその
意匠面Aとのなす角θ3が鋭角状になっているので、端
末部4を成形するためのキャビティ12における意匠面
A(成形凹部8aの上面)と、端末部4の端面4a(本
体部3の端面3a)とのなす角θ4は鈍角となる。その
ため、図6に示すように、キャビティ12内に射出され
た溶融SEBSはキャビティ12における意匠面Aと本
体部3の端面3aとの境界部分にまで確実に行き渡る。
従って、両者3,4の意匠面Aは面一となり、本体部3
と端末部4との間に隙間、段差等が生じるおそれがな
い。その結果、優れた外観品質を得ることができる。ま
た、隙間、段差等が生じないので、隙間、段差等が生じ
ることに起因しての本体部3と端末部4との間の接合力
の低下を防止することができる。
【0024】また、本実施例では、本体部3の端面3a
とその意匠面Aとのなす角θ3が鋭角状になっており、
端面3aがテーパ面となっているので、本体部の端面と
その意匠面とのなす角が直角である従来技術に比べて、
本体部3と端末部4との接合面積が大きくなる。従っ
て、両者3,4の接合力をさらに大きなものとすること
ができる。
【0025】さらに、本実施例では、成形された端末部
4は、その肉厚が序変しているものの、全体的に圧縮さ
れている。このため、端末部4の成形後の収縮量が全体
的に低減される。その結果、ヒケの発生を抑制すること
ができ、外観品質のさらなる向上を図ることができる。
【0026】併せて、本実施例では、圧縮用コア11の
キャビティ12に対向する面が平坦に形成されていると
ともに、圧縮用コア11の上面が下型9の上面と面一に
なった時点で圧縮用コア11の移動が停止される。その
ため、サイドモール1の非意匠面が面一の平坦面とな
り、両面テープ2による貼付面積を最大限に確保するこ
とができる。その結果、非意匠面B側に強固に貼付され
た両面テープ2により、車両本体に対する良好な接着性
を確保することができ、ひいてはサイドモール1の剥離
等の不具合を未然に防止することができる。
【0027】加えて、本実施例では、圧縮用コア11の
当初のセット状態に応じて、圧縮代14を適宜に調整で
きるようにした。そのため、樹脂の種類や、ヒケ防止の
目的の程度に応じて圧縮量を適宜に変更することもでき
る。
【0028】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、本体部3の端面3aとその意匠
面Aとのなす角θ3が鋭角状となるよう本体部3の端面
3aをいわば平坦なテーパ面となるように切断加工した
が、その外にも例えば図7に示すように、本体部3の端
面3bの意匠面A側のみをテーパ状に形成し、残りの端
面3bの非意匠面B側をその非意匠面Bと直角状に切断
加工してもよい。また、図8あるいは図9に示すよう
に、本体部3の端面3c,3dをいわば湾曲したテーパ
面となるように切断加工してもよい。このように切断加
工することにより、平坦な端面3aに比べて本体部3と
端末部4との接合面積をより大きくすることができ、ひ
いては両者3,4の接合力をより大きくすることができ
る。
【0029】(2)前記実施例では、圧縮用コア11の
上面11aを平坦に形成するとともに、その上面11a
が下型9の上面と面一になった時点で圧縮用コア11の
移動を停止するようにしたが、圧縮用コア11の上面1
1aは必ずしも平坦とする必要はない。すなわち、例え
ば図10,11に示すように、圧縮用コア21の上面2
1aを端末部22の意匠面A(成形凹部8a)とほぼ等
しい形状とし、端末部22の肉厚をいずれの箇所におい
てもほぼ等しくなるように圧縮成形してもよい。このよ
うに成形することにより、各箇所における収縮量の差が
少なくなることから、端末部22におけるヒケの発生
を、より一層確実に防止することができる。
【0030】(3)前記実施例では、駆動手段として、
モータ及びピストン等を備えたものに具体化したが、そ
の外にも例えば油圧によって圧縮用コア11が往復動さ
れるようにしてもよい。
【0031】(4)前記実施例で例示した以外にも、サ
イドモール1を形成する樹脂として、例えばゴム変成ポ
リプロピレン、ポリエステルエラストマー、ポリ塩化ビ
ニル(PVC)等の熱可塑性樹脂を用いてもよい。但
し、PVCを用いる場合には、本体部3の端面3aに熱
溶着性の接着剤を接着させておき、端末部4との界面に
接着剤を介在させた方が好ましい。このように、接着剤
を介在させることにより、何も介在させない場合に比べ
て本体部3と端末部4との間の接合力をより強固なもの
とすることができる。もちろん、前記実施例におけるS
EBSを用いた場合であっても、接着剤を介在させても
よい。
【0032】(5)前記実施例では、本体部3を公知の
押出成形法により成形したが、本体部3はどのような方
法によって形成されたものであってもよく、例えば射出
成形法により成形したものを用いてもよい。
【0033】(6)前記実施例では、透孔10及び圧縮
用コア11を下型9に設けたが、非意匠面B側を形成す
るための上型に設けてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
長尺状の本体部の端面に連続して端末部を形成してなる
モールの製造方法において、本体部と端末部との間での
隙間、段差の発生を防止して優れた外観品質を得ること
ができるとともに、本体部と端末部との間の接合力を向
上させることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモールの製造方法を具体化した一実施
例においてサイドモールを成形するための金型等を示す
部分断面図である。
【図2】一実施例におけるサイドモールの一部を示す斜
視図である。
【図3】一実施例におけるサイドモールの一部を示す断
面図である。
【図4】一実施例におけるサイドモールの端末部を成形
するためのキャビティに溶融SEBSを充填した状態を
示す金型の部分断面図である。
【図5】一実施例におけるサイドモールの端末部を成形
するに際してキャビティに充填されたSEBSを圧縮し
た状態を示す金型の部分断面図である。
【図6】一実施例において本体部と端末部との接合部分
を示す図5の拡大断面図である。
【図7】本発明を具体化した別の実施例においてサイド
モールを成形するための金型等を示す部分断面図であ
る。
【図8】別の実施例においてサイドモールを成形するた
めの金型等を示す部分断面図である。
【図9】別の実施例においてサイドモールを成形するた
めの金型等を示す部分断面図である。
【図10】別の実施例においてサイドモールの端末部を
成形するためのキャビティに溶融SEBSを充填した状
態を示す金型の部分断面図である。
【図11】別の実施例においてサイドモールの端末部を
成形するに際してキャビティに充填されたSEBSを圧
縮した状態を示す金型の部分断面図である。
【図12】従来技術におけるサイドモールの端末部を成
形するためのキャビティに溶融樹脂を充填した状態を示
す金型の部分断面図である。
【図13】従来技術におけるサイドモールの端末部を成
形するための金型を示す部分断面図である。
【図14】従来例において図13の金型により成形され
たサイドモールの端末部を示す断面図である。
【図15】従来技術におけるサイドモールの端末部を成
形するに際してキャビティに充填した際の不具合の発生
状態を示す金型の部分断面図である。
【符号の説明】
1…モールとしてのサイドモール、3…本体部、3a,
3b,3c,3d…端面、4,22…端末部、7…金型
装置、11,21…圧縮用コア、12…キャビティ、A
…意匠面、B…非意匠面、θ3…角。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体に装着されるモール(1)であ
    って、予め長尺状の本体部(3)を形成し、同本体部
    (3)の端面(3a,3b,3c,3d)に連続して、
    端末部(4,22)を形成するモールの製造方法におい
    て、 前記本体部(3)を、その端面(3a,3b,3c,3
    d)とその意匠面(A)とのなす角(θ3)が鋭角状に
    なるように形成するとともに、前記端面(3a,3b,
    3c,3d)が前記端末部(4,22)を成形するため
    のキャビティ(12)に面するようにして金型装置
    (7)内に配置し、前記端末部(4)の非意匠面(B)
    側における前記金型装置(7)に、圧縮用コア(11,
    21)を前記キャビティ(12)に対し進退可能に設
    け、前記キャビティ(12)内に溶融樹脂を射出、充填
    した後に、前記圧縮用コア(11,21)を前記キャビ
    ティ(12)の方向へ移動させて前記溶融樹脂を圧縮す
    ることを特徴とするモールの製造方法。
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