JP3737476B2 - ポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法 - Google Patents

ポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法に関し、更に詳しくは、横断面形状が互いに異なる複数の押出部材の端末を段差無く滑らかに接合して一体化した長尺材の製造方法に関するものである。このような長尺材としては、車両のウインドウモール、特にフロントウインドウモールを挙げることができる。
【0002】
【従来の技術】
上記した長尺材の製造方法としては、横断面形状が異なる複数のポリマー押出部材を準備して、接合すべき2本の押出部材の端末同士を間隔を保って射出成形型の中にL字形に交差するように配置して、射出成形型の前記間隔に相当するキャビティに液状のポリマー材料を射出するインサート射出成形により、前記2本の押出部材の端末間に接続部材を形成すると共に、接続部材を介して両押出部材の端末を一体的に接合する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭63−8022号公報
【0004】
このインサート射出成形によれば、異なる横断面形状の押出部材の端末を接続する別途の接続部材を射出成形すると共に、前記各押出部材を接続部材で接合して一体化することはできるが、接合部分に二本の接続線が必然的に生ずる。このため、長尺材が目視され装飾性を要求されるものでは必ずしも満足できる製造方法ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、接合部分に段差が生ぜず、簡単な方法で横断面形状の異なる押出部材の端末同士を接合して長尺材を得ることである。
【0006】
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1の発明は、ポリマー材料から押出成形された第1の一定横断面形状を有する長尺な第1押出部材の端末と、ポリマー材料から押出成形され前記第1押出部材とは異なる第2の一定横断面形状を有する長尺な第2押出部材との端末が接続された長尺材の製造方法であって、第1及び第2の各押出部材は、いずれも同一の横断面形状を有する共通断面部と、この共通断面部と一体化され、第1及び第2の各押出部材とで異なる横断面形状の異断面部とを有し、第1及び第2の各押出部材の少なくともいずれか一方の押出部材の異断面部の端末の横断面形状を他方の押出部材の異断面部の端末の横断面形状と一致するように変形させ、又は第1及び第2の各押出部材の異断面部のいずれの端末も横断面形状が互いに同一で一致するように変形させた状態で端末同士を突き合わせて、端末の突き合わせ部分で両押出部材の共通断面部と異断面部の端末同士を共に 接合して一体化することを特徴としている。
【0009】
請求項の発明によれ、横断面形状が一定であって、その形状が相互に異なる2本の押出部材を簡単に接合一体化して1本の長尺材に簡単に成形できる。しかも、接合一体化された2本の押出部材の接合部は無段差状態となっているために、長尺材の装飾性を低下させない。また、異断面部と共通断面部が共に接合して一体化されるので第1押出部材と第2押出部材の接合部の接合強度が大きく保てる。また、接合作業において、各押出部材の共通断面部は同一断面形状なので、異断面部だけを変形させればよく、更に各押出部材の突き合わせの位置決め作業が簡単にできて、その結果2本の押出部材の接合部の形状が正確となって製品である長尺材の装飾性が低下しない。
【0010】
請求項の発明は、請求項の発明において、第1及び第2の各押出部材の異断面部の横断面形状は、一方の押出部材の異断面部の横断面形状の外形が他方の押出部材の異断面部の横断面形状の外形よりも大きく形成されていて、横断面形状が大きく形成された異断面部の端末の横断面形状が、小さく形成された異断面部の端末の横断面形状と同一になるように外側から圧縮して縮小された状態で接合されることを特徴としている。
【0011】
請求項の発明によれば、請求項の発明の上記作用効果に加えて、異断面部の外形が大きく形成された一方の押出部材の異断面部の外側から力を加えることにより大きく形成された異断面部の横断面形状を、他方の押出部材の小さく形成された異断面部の横断面形状の外形に比較的容易に小さく変形させることができる。
【0012】
請求項の発明は、請求項の発明において、第1及び第2の各押出部材の異断面部は共に中実に形成され、横断面形状の外形が大きく形成された側の押出部材の中実断面の端末の変形部分において内部の材料を長手方向の外側に流動させ塑性変形された状態で接合することを特徴としている。
【0013】
請求項の発明によれば、請求項の発明の作用効果に加えて、形状縮小の際に余剰の材料を長手方向外側に流動させるので、所望の正確な形状に無理なく変形させられる。
【0014】
請求項の発明は、請求項の発明において、横断面形状の外形が大きく形成された側の押出部材の異断面部は中空に形成され、この中空断面の端末の変形部分において中空形状を縮小させて変形させた状態で接合することを特徴としている。
【0015】
請求項の発明によれば、請求項の発明の作用効果に加えて、中空構造の異断面部に外力を加えると容易に変形させられるので、第1及び第2の各押出部材の端末形状を容易に一致させられると共に、異断面部の形状が大きく異なる場合でも対応可能である。
【0016】
請求項の発明は、請求項の発明において、第1及び第2の各押出部材の横断面形状は、一方の押出部材の異断面部の横断面形状の外形が他方の押出部材の横断面形状の外形よりも小さく形成されていて、横断面形状の外形が小さく形成された異断面部の端末部の横断面形状を、端末において外形が大きく形成された異断面部の横断面形状と同一となるように拡大させて接合させることを特徴としている。
【0017】
請求項の発明によれば、請求項の発明の作用効果に加えて、横断面形状の外形が小さく形成された側の押出部材の横断面形状の外形の拡大変形によって、2本の押出部材を無段差状態で接合可能となる。
【0018】
請求項の発明は、請求項1ないしのいずれかの発明において、第1及び第2の各押出部材はいずれも熱可塑性ポリマー材料から形成され、少なくとも一方の押出部材の端末部の変形部分が軟化温度以上の温度に加熱された状態で前記変形部分を変形させ、接合後の変形部分が塑性変形されていることを特徴としている。
【0019】
請求項の発明によれば、請求項1ないしのいずれかの発明の作用効果に加えて、少なくとも一方の押出部材の端末部の変形部分を加熱させて接合しているために、前記変形部分が容易に変形される。また、変形部分が元の形状に戻ろうとする復元応力の残存を防止できるので安定した接合が得られる。
【0020】
請求項の発明は、請求項1ないしのいずれかの発明において、第1及び第2の各押出部材は、互いに相溶性を有する材料から形成され、各押出部材の端末が前記材料の融点以上の温度に加熱されて溶融した状態で突き合わされて溶着され接合されていることを特徴としている。
【0021】
請求項の発明によれば、請求項1ないしのいずれかの発明の作用効果に加えて、第1及び第2の各押出部材は、接合手段を別途必要とせずに、接合すべき各押出部材の材料の選択使用によって、大きな接合強度で接合可能となる。
【0022】
請求項の発明は、請求項1ないしのいずれかの発明において、第1及び第2の各押出部材は、接着により接合されていることを特徴としている。
【0023】
請求項の発明によれば、請求項1ないしのいずれかの発明の作用効果に加えて、接合手段が接着であるために、第1及び第2の各押出部材は、各々の要求又は仕様に合わせた最適な材料で形成できる。
【0024】
請求項の発明は、請求項ないしのいずれかの発明において、長尺材は、車両の窓板の周縁に沿って配置されるウインドウモールであって、前記ウインドウモールを構成する第1及び第2の各押出部材の共通断面部は、前記窓板の周縁に係止する脚部であり、第1押出部材の異断面部は、窓板の側部に配置されて窓板の表面から車外側に突出して堰を形成する大きな外形の異断面をなし、第2押出部材の異断面部は、窓板の上部に配置されて窓板の表面とフラッシュ面を形成する小さな外形の異断面部をなし、第1及び第2の両押出部材の端末同士が窓板の側部と上部の間の角部又はその近傍位置となるように接合されて車両のウインドウモールをなすことを特徴としている。
【0025】
請求項の発明によれば、請求項ないしのいずれかの発明の作用効果に加えて、長尺材が車両に取付けられたとき、窓板の側部で水滴が横切って車両の側面(側部ドア側)に流れるのを防止し、窓板の上部で窓板とフラッシュな面を形成するウインドウモールを簡単に製造できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態の方法により製造されたフロントウインドウモール(以下、単に「ウインドウモール」と略す)M1 が取付けられた自動車を斜前方から見た斜視図であり、図2及び図3は、それぞれ図1のX1 −X1 線及びX2 −X2 線の各拡大断面図であり、図4及び図5は、それぞれウインドウモールM1 の接合部分の斜視図、及び正面図である。最初に、ウインドウモールM1 の構成、及びその取付構造について説明し、その後に、本発明に係るウインドウモールM1 の製造方法について説明する。
【0027】
このウインドウモールM1 は、自動車の窓板1の周縁部に取付けられて、この窓板1を自動車の前面の窓開口2に取付ける際に、窓板1の周縁と窓開口2を形成するボディパネル3との間に形成される隙間4を閉塞して、この部分を装飾するための部材である。横断面形状の異なる長尺状をした第1及び第2の2本のウインドウモール部M11,M12は、それぞれ個別に押出成形され、押出成形後において、その端末が無段差状態で接合されて1本状のウインドウモールM1 となる。図1に示すように、本使用形態では、窓板1の上縁部の右端を除く全部分と同じく左側縁部には第1ウインドウモール部M11が取付けられ、上縁部の右端と窓板の右側縁部には第2ウインドウモール部M12が取付けられる。図1において、第1及び第2の2本のウインドウモール部M11,M12の端末同士の接合部は「S1 」で示されている。
【0028】
図2及び図3は、それぞれ図1のX1 −X1 線及びX2 −X2 線の各拡大断面図である。第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12は図2及び図3に詳細に示されているように、窓板1の端面1aの外側に配置される脚部11と、この脚部11の上端部に一体に形成され、窓板1の外面の周縁部に弾接してこの部分を装飾する装飾部12(12')と、前記脚部11の下端部の内側に一体に形成され前記装飾部12(12')と共働して第1ウインドウモール部M11を窓板1の端縁部に挟持状態で取付けるための挟持部13と、前記脚部11の下端部の外側に一体に形成されて前記ボディパネル3の傾斜面部3aに弾接して前記隙間4を閉塞するためのリップ部14とで構成される。第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12は、装飾部12(12')の横断面形状が異なり、他の部分の形状は共通していて、装飾部12(12')は、第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の「異断面部」となっており、残りの部分は「共通断面部」となっている。第1のウインドウモール部M11の装飾部12は、窓板1の上縁部に取付けられた際に窓板1の表面とフラッシュ面を形成するように、取付状態において窓板1の中心側に向かうにつれて徐々に肉厚が小さくなるように形成されているのに対して、第2のウインドウモール部M12の装飾部12’は、その全幅においてほぼ同一の肉厚となっていて、窓板1の運転者側である右側縁の表面から車外側に突出して、雨水が側方に飛散するのを防止する堰を形成するようになっている。リップ部14の基端部は変形を容易にするために中空構造となっている。図2及び図3において、18は、脚部11の窓板1と対向する側に取付けられて脚部11を窓板1に固定するための接着テープ材を示し、19は、長尺状の各ウインドウモール部M11,M12の長手方向の伸縮を防止するために脚部11に埋設された保形線材を示す。なお、図2及び図3における2点鎖線は、装飾部12(12')及びリップ部14の変形前の状態(フリー状態)を示す。
【0029】
第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の成形材料としては、合成樹脂材料,熱可塑性エラストマー材料,ゴム材料等のポリマー材料が挙げられる。合成樹脂材料は、汎用樹脂であるエンジニアリング樹脂か否かを問わないが熱溶着で接合するときには相溶性を有する熱可塑性合成樹脂が好ましい。熱可塑性エラストマー材料としては、種類は問わないが後述の端末同士を熱溶着するときに第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12が互いに相溶性を有する熱可塑性エラストマー材料で形成することが好ましい。また、軽量化、接合性の観点からはオレフィン系熱可塑性エラストマー材料が特に好ましい。ゴム材料としては、EPDM,CR,CPM等が適用できるが広く使用されているEPDMが押出成形性、品質、コスト、入手性の観点から望ましい。
【0030】
本実施形態では、第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12は、いずれも塩化ビニル樹脂(以下、単に「塩ビ」という)を主体として押出し成形で形成され、リップ部14と装飾部12(12')の先端部下面の窓板1に弾接する部分は、JIS K 7215によるデュロメータ硬度がHDA70程度の塩素化エチレンコポリマーで形成され、残りの部分〔脚部11,装飾部12(12'),挟持部13〕はいずれも前記リップ部14の材料よりも硬度の高いJIS K 7215によるデュロメータ硬度がHDA90程度の硬質塩ビで形成されている。装飾部12(12')の表層部は他の部分よりも硬度が低く、かつ耐候性を有するJIS K 7215によるデュロメータ硬度がHDA65程度の軟質塩ビで装飾部12(12')と共押出成形で溶着により一体的に形成されている。
【0031】
次に、一対の接合型F1,F2 を使用して、個別に押出成形された第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の各端末同士を融着により接合して長尺状の1本のウインドウモールM1 を製造する方法について説明する。図6は、第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の各端末を保持した一対の接合型F1,F2 を型密着面21の側から見た斜視図であり、図7は、同様の状態の平面図であり、図8は、図7のY−Y線断面図であり、図9及び図10は、それぞれ図7のZ1 −Z1 線及びZ2 −Z2 線断面図であり、図11は、一対の接合型F1,F2 の間に熱板31を配置して、第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の各端末を熱板31に当接させた状態の平面図であり、図12は、熱板31を取り外して第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の各端末を突き合わせた状態の平面図である。なお、図4は、ウインドウモールM1 の接合部の部分斜視図で、図5は、同部の正面図である。
【0032】
一対の接合型F1,F2 は、融着接合すべき2本の各ウインドウモール部M11,M12の端末の先端を型密着面21から僅かに突出させて突き合わせ状態で保持するための型であって、いずれも上型22(22')、下型23及び中子型24との3つの型部で構成されている。3つの型部を一体に組み付けて形成される閉塞空間が各ウインドウモール部M11,M12の端末部を収容した状態でその外側から押さえて保持するためのモール端末収容空間25(25')〔図9及び図10参照〕となっている。モール端末収容空間25(25')の横断面形状は、外周を閉塞されていて、収容されるウインドウモール部M11,M12の長手方向に沿って貫通して形成されている。3つの型部を一体に組み付けた状態で、前記型密着面21の中央部には方形状の凹部26が形成され、この凹部26の底面から前記モール端末収容空間25(25')に至る部分に傾斜突出部27が形成されている。図8に示されているように、傾斜突出部27の先端は鋭角状の刃部27aとなっていて、各ウインドウモール部M11,M12の端末を溶着接合する際に、塑性変形によりモール端末収容空間25(25')の外側にはみ出した材料余剰部で形成されたバリ41(図12参照)を切断除去し得る構成になっている。前記刃部27aの先端は、各接合型F1,F2 の前端面である型密着面21と同一又は極く僅かに後退した位置に設けられている。型密着面21及び傾斜突出部27は、各接合型F1,F2 を構成する3つの型部である上型22(22')、下型23及び中子型24を組み付けた状態で合成して形成される。
【0033】
外形が大きな側の異断面部である装飾部12’を有する第2ウインドウモール部M12を保持して接合する接合型F2 の上型22’の内周面(モール端末収容空間25' を形成する部分)には、図6及び図8に示されるように前記装飾部12’の表面側を押し潰して第1ウインドウモール部M11の装飾部12と同一横断面形状に塑性変形させるための押潰し突部28が突出して形成されている。この押潰し突部28の存在により接合型F2 のモール端末収容空間25’の横断面形状は、型密着面2 1の側の開口から前記押潰し突部28の奥側の形成端部に至る部分において徐々に形状が連続して変化されていて、残りの大部分は第2ウインドウモール部M12の横断面形状と同一となっている。接合型F2 のモール端末収容空間25’の型密着面21の側の開口形状は、第1ウインドウモール部M11の横断面形状と一致している。これに対して、接合型F1 のモール端末収容空間25の横断面形状は、その全域に亘って第1ウインドウモール部M11の横断面形状と同一となっている。
【0034】
まず、図6ないし図8に示されるように、各接合型F1,F2 を構成する上型22(22'),下型23及び中子型24を互いに分離させておいて、中子型24に第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12を嵌め合わせて、これらの間にそれぞれ各モール部M11,M12の各端末を配置した状態で、上記した上型22(22'),下型23及び中子型24を閉じると、これらにより形成されるモール端末収容空間25(25')にそれぞれ第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の各端末が収容保持される。この状態で、第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の各端末は、各接合型F1,F2 の型密着面21よりも僅かに突出している(図7において、その突出長が「T」で示されている)。第1ウインドウモール部M11の前記突出長は、全周に亘ってほぼ一定しているが、第2ウインドウモール部M12の前記突出長は、押潰し突部28の部分において装飾部12’が押潰し突部28により表面側から裏面側に向けて押し潰されることにより長手方向の外側に塑性変形されるため、この部分の突出長のみが他の部分の突出長Tよりも大きく出っ張っている。なお、この場合変形される側の第2ウインドウモール部M12の端末を予め軟化温度以上の温度に加熱して軟化させておくと、変形される際に材料の流動が起こり変形が容易かつ正確な形状に行え、更に接合後においてこの部分の残留内部応力が少なくなるので好ましい。
【0035】
次に、図11に示されるように、第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の各端末を収容保持している各接合型F1,F2 を相対向させて、その間に、各モール部M11,M12の材料の溶融温度以上に加熱した熱板31を配置して接触させ所定時間だけこの状態を維持すると、各接合型F1,F2 の型密着面21から突出した第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の端末突出部M11a,M12a は前記熱板31に当接しているため溶融状態となる。
【0036】
その後に、図12に示されるように、一対の接合型F1,F2 の間から熱板31を取り外して、直ちに各接合型F1,F2 の型密着面21を密着させて、第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の端末突出部M11a,M12a を互いに突き合わせて押し付け状態にして所定時間だけこの状態を維持させると、溶融状態となっている第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の端末突出部M11a,M12a が互いに融着し合って、第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の端末同士が接合される。特に、本実施形態では、第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の各対応部は、互いに同一材料で成形されていて相溶性を有しているために前記接合が確実となる。
【0037】
第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の端末の接合部S1 及びその周辺の温度が下がり冷却するまで一対の接合型F1,F2 をセット状態のまま放置し、冷却後に第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の端末が接合されたウインドウモールM1 を各接合型F1,F2 から取り出す。なお、前記の接合の際に材料の余剰部分がバリ41となって接合部S1 の外周に発生するが、このバリ41は以下のようにして切除される。両型の押付け時に、接合型F1,F2 の傾斜突出部27の刃部27a, 27aの先端間で挟まれることにより各接合型F1,F2 のモール端末収容空間25(25')から外部にはみ出た前記材料余剰部が切断されるため後工程における切除が不要となる。
【0038】
上記した接合方法により第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の端末を接合して得られたウインドウモールM1 は、図4及び図5に示されるように、外形の大きな装飾部12’を有する第2ウインドウモール部M12の端末の直前の部分において裏面を同一面に保持した状態で全体肉厚が徐々に小さくなって、接合部S1 においては第1ウインドウモール部M11の装飾部12の横断面形状と同一となって一体に接合している。このため、第2ウインドウモール部M12の接合部S1 の直前の部分では、その装飾部12’は、その表面側の先端にゆくに従って肉厚の変化の割合が大きくなって接合わん曲面15となり、第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12は無段差状態で接合されている。このため、ウインドウモールM1 は、横断面形状の異なる装飾部12,12’を接合しているにもかかわらず、その接合部S1 の装飾性は低下しない。
【0039】
ウインドウモールM1 の第2ウインドウモール部M12は、窓板1の運転者側である右側縁に取付けられて、前記装飾部12の堰部は、窓板1上の雨水が運転者側の側方に移動させられた場合に、これを受け入れて窓板1に沿った斜下方に誘導する雨水誘導部として機能する。よって、窓板1上の雨水が運転者側の側方に飛散し運転者の視界を悪くする不具合の発生を有効に防止できる利点がある。
【0040】
次に、本発明の第2ないし第4の各実施形態について説明する。第1実施形態の製造方法は、接合すべき第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の異断面部(装飾部12,12')がいずれも中実構造のものであるが、第2ないし第4の各実施形態の製造方法は、接続すべきウインドウモール部の少なくとも一方が中空構造(或いは開口構造)になっている点で相違している。なお、第2ないし第4の各実施形態において、既述の第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、重複説明を避けて、各実施形態独自の部分についてのみ説明する。
【0041】
図13は、本発明の第2実施形態の方法により製造されたウインドウモールM2 の接合部S2 を主体に示す部分斜視図であり、図14は、ウインドウモールM2 を構成する外形の大きな側の第2ウインドウモール部M22の接合部S2 の部分の接合前後の各断面図である。第2実施形態においては、製造すべきウインドウモールM2 を構成する外形の小さな側の第1ウインドウモール部M21の横断面形状は、第1実施形態のウインドウモールM1 を構成する外形の小さな側の第1ウインドウモール部M11と同一であって、異断面部である装飾部12は中実構造であって、接合後においても変形していない。これに対して、ウインドウモールM2 を構成する外形の大きな側の第2ウインドウモール部M22の横断面形状は、異断面部を構成する装飾部12''が第1実施形態の第2ウインドウモール部M12と異なっている。即ち、第2ウインドウモール部M22を構成する装飾部12''は、窓板1にウインドウモールM2 が取付けられた状態で窓板1の中心部を向く側に開口した開口部12a''が形成され、該開口部12a''は入口側から奥側に向けて徐々に狭くなって装飾部12''の幅方向の略中央部で消失している。このため図13及び図14から明らかなように、ウインドウモールM2 の第2ウインドウモール部M22の装飾部12''は、上側及び下側の各分割片12b'',12c'' を備え、第1ウインドウモール部M21の装飾部12よりも外形が大きくなっている。
【0042】
第1実施形態と略同一の一対の接合型(図示せず)を使用して、ウインドウモールM2 を構成する第1及び第2の各ウインドウモール部M21, M22の端末部を各接合型で保持して、外形の大きな装飾部12''を有する第2ウインドウモール部M22を接合型で保持する際に、前記装飾部12''は、その端末から所定長の部分において下側分割片12c'' は不動のままで、上側分割片12b'' を徐々に下側分割片12c'' の側に向けて押し付けてわん曲させ、図14の下方の図に示されるように、接合部S2 において上側及び下側の各分割片12b'',12c'' が密着して第1ウインドウモール部M21の装飾部12と横断面形状を合致させている。これにより、図13に示されるように、第2ウインドウモール部M22の接合部S2 に近い部分には接合わん曲面16が形成されて、第1及び第2の各ウインドウモール部M21, M22は、その接合部S2 において無段差で接合される。
【0043】
第2実施形態の製法によって作られたウインドウモールM2 の使用法は、前述した第1実施形態の場合と同様である。更に、後述する第3及び第4の各実施形態のモールM3,M4 についても同様である。
【0044】
図15は、本発明の第3実施形態の方法により製造されたウインドウモールM3 の接合部S3 を主体に示す部分斜視図であり、図16は、ウインドウモールM3 を構成する外形の小さな側の第1ウインドウモール部M31の接合部S3 の部分の接合前後の各断面図である。第3実施形態のウインドウモールM3 の製造方法は、第2実施形態のウインドウモールM2 の製造方法とは逆に、外形の小さな装飾部12''' を有する第1ウインドウモール部M31の外形を大きくして、外形の大きな装飾部12’を有する第2ウインドウモール部M32に接合させるものである。
【0045】
第1ウインドウモール部M31の装飾部12''' には、その内側となる部分から幅方向の略中央まで切込み17が形成されて、装飾部12''' は、上側及び下側の各分割片12b''', 12c'''に分割可能になっていて、上側分割片12b'''を引き上げて分割させると、各分割片12b''', 12c'''の間に開口部12a'''が形成される構成になっている。
【0046】
このため、一対の接合型(図示せず)を使用して、第1及び第2の各ウインドウモール部M31,M32の端末を接合させる際に、第1ウインドウモール部M31の装飾部12''' の切込み17から第1ウインドウモール部M31の長手方向と直交する方向に沿って中子型(図示せず)を挿入して、下側分割片12c'''を不動にしたままで上側分割片12b'''を上側に押し上げて接合し、接合後において前記中子型を取り除く。これにより、図15に示されるように、第1ウインドウモール部M31の装飾部12''' の表面は、上側分割片12b'''の部分で徐々に変化して接合わん曲面20となって、接合部S3 においては第2ウインドウモール部M32の装飾部12’の表面と同一面となって、第1及び第2の各ウインドウモール部M31, M32は無段差状態で接合されて、1本の長尺状のウインドウモールM3 が得られる。
【0047】
図17は、本発明の第4実施形態の方法により製造されたウインドウモールM4 の接合部S4 を主体に示す部分斜視図である。このウインドウモールM4 は、前記ウインドウモールM3 の第1ウインドウモール部M31と同一構成の第1ウインドウモール部M41と、前記ウインドウモールM2 の第2ウインドウモール部M22と同一構成の第2ウインドウモール部M42とから成り、接合部S4 において、第1ウインドウモール部M41の装飾部12''' の上側分割片12b ''' を上方に押し上げると共に、第2ウインドウモール部M42の装飾部12''の上側分割片12b ''を下方に押し下げることにより、接合部S4 の両側の部分において各ウインドウモール部M41, M42の端末部を接合部において同一横断面形状となるようにそれぞれ変形させて接合させている。即ち、第1ウインドウモール部M41は、その異断面部である装飾部12''' の外形を大きくすると共に、第2ウインドウモール部M42は、その異断面部である装飾部12''の外形を小さくして、両装飾部12'',12''' の端末において各横断面形状を同一にして接合している。このため、得られるウインドウモールM4 接合部のわん曲面は、接合部S4 の両側に跨がっていて、接合部S4 を一層滑らかな無段差状態にできる利点がある。
【0048】
上記各実施形態の製造方法は、いずれも第1及び第2の各押出部材の端末部のいずれか一方、又は双方を変形させるのに、各押出部材を保持する接合型を型締めすることにより接合と同時に行っているが、本発明においては、各押出部材の端末部の変形は、接合時に変形されておれば足りるので、接合前の別工程により予め変形させておくことも可能である。
【0049】
第1及び第2の各押出部材の端末の接合手段は、熱溶着であり、接合すべき二つの押出部材を形成している材料に相溶性がある場合には、特に大きな接合力が得られるために最も望ましい手段であるが、本発明では、これに限定されず、例えば接着も可能である。
【0050】
また、上記各実施形態は、いずれもウインドウモールにおいて上部のストレート部が接合位置となっているが、上部の各コーナー部が接合位置でもよく、接合位置が複数箇所にあってもよい。特に、上記したコーナー部で非直線的に接続する場合には、図18に示されるように、ウインドウモールM5 における窓板1の上部と側部に配置される各ウインドウモール部M51, M52のそれぞれの端末を角度(θ)で切断する。上記角度で切断した各モール部M51, M52の端末を角度(2θ)を保って交差するように配置された接合型(図示せず)を用い、少なくともいずれか一方のウインドウモール部M51 (M52) の端末を他方のウインドウモール部の端末断面形状と同一となるように変形させ、その後に角度切断面同士を角度(2θ)を保って溶着等により接合する。この方法で作られたウインドウモールM5 は、シャープなコーナー部を有する窓板用のモールとして適している。
【0051】
接合対象である二つの押出部材に関しても、異断面部を有して接合の必要のある長尺材であれば、いかなる押出部材であっても接合可能であり、上記した車両のウインドウモールに限定されない。
【0052】
【発明の効果】
本発明に係る長尺材の製造方法によれば、横断面形状の異なる二本の長尺な押出部材の端末の横断面形状が一致するように、二本の押出部材のいずれか一方又は双方の端末を変形させた状態で、その端末同士を突き合わせて接合して一本の長尺材を得るので、接合が簡単であるのに加えて、接合一体化された2本の押出部材の接合部は無段差状態となって、長尺材の装飾性を低下させない。また、異断面部と共通断面部が共に接合して一体化されるので第1押出部材と第2押出部材の接合部の接合強度が大きく保てる。また、接合作業において、各押出部材の共通断面部は同一断面形状なので、異断面部だけを変形させればよく、更に各押出部材の突き合わせの位置決め作業が簡単にできて、その結果2本の押出部材の接合部の形状が正確となって製品である長尺材の装飾性が低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の方法により製造されたウインドウモールM1 が取付けられた自動車を斜前方から見た斜視図である。
【図2】 図1のX1 −X1 線拡大断面図である。
【図3】 図1のX2 −X2 線拡大断面図である。
【図4】 ウインドウモールM1 の接合部分の斜視図である。
【図5】 同じく正面図である。
【図6】 第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の各端末を保持した一対の接合型F1,F2 を型密着面21の側から見た斜視図である。
【図7】 同様の状態の平面図である。
【図8】 図7のY−Y線断面図である。
【図9】 図7のZ1 −Z1 線断面図である。
【図10】 図7のZ2 −Z2 線断面図である。
【図11】 一対の接合型F1,F2 の間に熱板31を配置して、第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の各端末を熱板31に当接させた状態の平面図である。
【図12】 熱板31を取り外して第1及び第2の各ウインドウモール部M11,M12の各端末を突き合わせた状態の平面図である。
【図13】 本発明の第2実施形態の方法により製造されたウインドウモールM2 の接合部S2 を主体に示す部分斜視図である。
【図14】 ウインドウモールM2 を構成する外形の大きな側の第2ウインドウモール部M22の接合部S2 の部分の接合前後の各断面図である。
【図15】 本発明の第3実施形態の方法により製造されたウインドウモールM3 の接合部S3 を主体に示す部分斜視図である。
【図16】 ウインドウモールM3 を構成する外形の小さな側の第1ウインドウモール部M31の接合部S3 の部分の接合前後の各断面図である。
【図17】 本発明の第4実施形態の方法により製造されたウインドウモールM4 の接合部S4 を主体に示す部分斜視図である。
【図18】 本発明の第5実施形態の方法により製造されたウインドウモールM5 の接合部S5 を主体に示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 〜M5 :フロントウインドウモール(長尺材)
11, M21, M31, M41, M51:第1ウインドウモール部(第1押出部材)
12, M22, M32, M42, M52:第2ウインドウモール部(第2押出部材)
1 〜S5 :接合部
1:窓板
11:フロントウインドウモールの脚部(共通断面部)
12,12',12'',12''' :フロントウインドウモールの装飾部(異断面部)

Claims (9)

  1. ポリマー材料から押出成形された第1の一定横断面形状を有する長尺な第1押出部材の端末と、ポリマー材料から押出成形され前記第1押出部材とは異なる第2の一定横断面形状を有する長尺な第2押出部材との端末が接続された長尺材の製造方法であって、
    第1及び第2の各押出部材は、いずれも同一の横断面形状を有する共通断面部と、この共通断面部と一体化され、第1及び第2の各押出部材とで異なる横断面形状の異断面部とを有し、
    第1及び第2の各押出部材の少なくともいずれか一方の押出部材の異断面部の端末の横断面形状を他方の押出部材の異断面部の端末の横断面形状と一致するように変形させ、又は第1及び第2の各押出部材の異断面部のいずれの端末も横断面形状が互いに同一で一致するように変形させた状態で端末同士を突き合わせて、端末の突き合わせ部分で両押出部材の共通断面部と異断面部の端末同士を共に接合して一体化することを特徴とするポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法。
  2. 第1及び第2の各押出部材の異断面部の横断面形状は、一方の押出部材の異断面部の横断面形状の外形が他方の押出部材の異断面部の横断面形状の外形よりも大きく形成されていて、
    横断面形状が大きく形成された異断面部の端末の横断面形状が、小さく形成された異断面部の端末の横断面形状と同一になるように外側から圧縮して縮小された状態で接合されることを特徴とする請求項に記載のポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法。
  3. 第1及び第2の各押出部材の異断面部は共に中実に形成され、横断面形状の外形が大きく形成された側の押出部材の中実断面の端末の変形部分において内部の材料を長手方向の外側に流動させ塑性変形された状態で接合することを特徴とする請求項に記載のポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法。
  4. 横断面形状の外形が大きく形成された側の押出部材の異断面部は中空に形成され、この中空断面の端末の変形部分において中空形状を縮小させて変形させた状態で接合することを特徴とする請求項に記載のポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法。
  5. 第1及び第2の各押出部材の横断面形状は、一方の押出部材の異断面部の横断面形状の外形が他方の押出部材の横断面形状の外形よりも小さく形成されていて、
    横断面形状の外形が小さく形成された異断面部の端末部の横断面形状を、端末において外形が大きく形成された異断面部の横断面形状と同一となるように拡大させて接合させることを特徴とする請求項に記載のポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法。
  6. 第1及び第2の各押出部材はいずれも熱可塑性ポリマー材料から形成され、少なくとも一方の押出部材の端末部の変形部分が軟化温度以上の温度に加熱された状態で前記変形部分を変形させ、接合後の変形部分が塑性変形されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法。
  7. 第1及び第2の各押出部材は、互いに相溶性を有する材料から形成され、各押出部材の端末が前記材料の融点以上の温度に加熱されて溶融した状態で突き合わされて溶着され接合されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法。
  8. 第1及び第2の各押出部材は、接着により接合されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法。
  9. 長尺材は、車両の窓板の周縁に沿って配置されるウインドウモールであって、
    前記ウインドウモールを構成する第1及び第2の各押出部材の共通断面部は、前記窓板の周縁に係止する脚部であり、
    第1押出部材の異断面部は、窓板の側部に配置されて窓板の表面から車外側に突出して堰を形成する大きな外形の異断面をなし、第2押出部材の異断面部は、窓板の上部に配置されて窓板の表面とフラッシュ面を形成する小さな外形の異断面部をなし、第1及び第2の両押出部材の端末同士が窓板の側部と上部の間の角部又はその近傍位置となるように接合されて車両のウインドウモールをなすことを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載のポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法。
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