JP2974977B2 - 自動車用ルーフモールおよびその端末加工方法 - Google Patents

自動車用ルーフモールおよびその端末加工方法

Info

Publication number
JP2974977B2
JP2974977B2 JP9013419A JP1341997A JP2974977B2 JP 2974977 B2 JP2974977 B2 JP 2974977B2 JP 9013419 A JP9013419 A JP 9013419A JP 1341997 A JP1341997 A JP 1341997A JP 2974977 B2 JP2974977 B2 JP 2974977B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
roof
leg
metal core
extruded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9013419A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10194056A (ja
Inventor
正敏 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INOATSUKU KOOHOREESHON KK
Original Assignee
INOATSUKU KOOHOREESHON KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INOATSUKU KOOHOREESHON KK filed Critical INOATSUKU KOOHOREESHON KK
Priority to JP9013419A priority Critical patent/JP2974977B2/ja
Priority to EP19980100212 priority patent/EP0853024B1/en
Priority to DE1998613045 priority patent/DE69813045T2/de
Publication of JPH10194056A publication Critical patent/JPH10194056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2974977B2 publication Critical patent/JP2974977B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/02Bending or folding
    • B29C53/08Bending or folding of tubes or other profiled members
    • B29C53/083Bending or folding of tubes or other profiled members bending longitudinally, i.e. modifying the curvature of the tube axis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C67/00Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00
    • B29C67/0044Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00 for shaping edges or extremities
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/04External Ornamental or guard strips; Ornamental inscriptive devices thereon
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/001Profiled members, e.g. beams, sections
    • B29L2031/003Profiled members, e.g. beams, sections having a profiled transverse cross-section

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車用ルーフモ
ールおよびその端末加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9およびそのルーフの一部を拡大して
示す図10のように、自動車50のルーフ51にはルー
フモール60が取り付けられることが多い。前記ルーフ
モール60は、そのルーフモール60を外したルーフの
一部を示す図11からわかるように、ルーフパネル52
とアウターサイドパネル53が一体に接合される部分の
接合線を隠すため、前記両パネル52,53の接合部に
形成された溝54に嵌着されるものである。
【0003】前記ルーフモール60は、図12およびそ
の側面を示す図13から理解されるように、脚部61と
該脚部61の上端に設けられた装飾部65とからなり、
前記接合部の溝54に前記脚部61を挿入し装飾部65
で当該溝54を塞ぐように装着される。また、前記脚部
61には、ルーフモール60が接合部の溝54に正しく
装着保持されるように、長手方向に沿って金属芯材63
が埋設されることが多い。符号66は、前記溝54への
固定を確実にするため、脚部61の下部両側面に長手方
向へ沿って形成されたリップ(ひれ片)である。
【0004】ところで、前記ルーフの接合部の溝54
は、その両端を溝54の中央と同じ深さでプレス成形す
るとアッパーコーナー部55に破れを生じるため、溝5
4の端に向かって徐々に浅くされている。そのため、前
記ルーフモール60として、長尺押出成形品を単に所定
長に切断したものを用いたのでは、脚部61の下端がボ
ディに干渉してルーフモール60を正しく装着できなく
なる。したがって、最近では、図12および図13のよ
うに、所定長に切断した長尺押出成形品60aの端部
に、前記溝54の端部の深さに合わせた端末部62を射
出成形によって一体に形成することが提案されている。
【0005】しかし、前記端末部62を射出成形したも
のにあっては、ルーフモールの端末表面に、押出成形品
60aと端末部62との間に継ぎ目ライン67が発生
し、ルーフモールの外観を損なう問題があった。さら
に、前記押出成形品60aの部分と射出成形された端末
部62とは樹脂の収縮率等が異なるため、その熱収縮量
の違いや劣化等によって、前記継ぎ目ライン67の部分
で亀裂を生じ、場合によっては端末部62と押出成形品
60aとが離れることもあった。
【0006】また、前記ルーフ51は前後端部近傍で大
きく車内側へ湾曲している場合があり、その場合にはル
ーフの溝54もその両端で大きく湾曲した形状とされる
ため、直線状のルーフモール60では、溝の形状に沿い
にくい問題がある。そのため、前記射出成形した端末部
62に裏側から切込みを入れて屈曲しやすくしておき、
この端末部62をルーフの溝54形状に合わせて屈曲さ
せながら、両面テープや接着剤によって前記ルーフの溝
54の底面に接着し固定する方法も行なわれている。し
かしながら、前記の方法は本来直線状の端末部62を幾
分強引に曲げて溝54に接着固定するものであるため、
取付け時の車体の温度により屈曲形状が変化するおそれ
がある上に、取付け後の温度変化により屈曲形状が戻っ
てしまうおそれもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
問題に鑑み提案されたものであって、端末の外観が美麗
でかつ耐久性にも優れた自動車用ルーフモールおよびそ
の端末加工方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ここで提案される発明に
は、自動車用ルーフモールに関する請求項1なし3の発
明と、その端末加工方法に関する請求項4ないし7の発
明がある。請求項1の発明は、内部に金属芯材の埋設さ
れた脚部と該脚部の上端に形成された装飾部とが一体に
形成された押出成形品からなって、自動車のルーフ端部
で徐々に浅くなるよう形成されたルーフ外面の溝に前記
脚部が嵌着され前記装飾部が溝を塞ぐルーフモールにお
いて、前記押出成形品の端から所定長の範囲に渡り脚部
がルーフ溝端部の深さに応じ部分的に切除されて当該押
出成形品の端部に向かうにつれて脚部が徐々に短くなる
ように押出成形品の端部近くまでされると共に押出成形
品の端部付近の金属芯材が切除され、かつ前記金属芯材
切除後の端部が曲げ加工により裏側へ曲げられているこ
とを特徴とする自動車用ルーフモールに係る。
【0009】請求項2の発明は、内部に金属芯材の埋設
された脚部と該脚部の上端に形成された装飾部とが一体
に形成された押出成形品からなって、前記脚部が自動車
のルーフ外面の溝に嵌着され前記装飾部が溝を塞ぐルー
フモールにおいて、前記押出成形品の端から所定長の範
囲に渡り脚部がルーフの溝端部の深さに応じ部分的に切
除されて該切除部の裏面側に凹溝が形成されると共に、
前記押出成形品の端部付近の金属芯材が切除されて、前
記凹溝の形成された部分が曲げ加工によりルーフの溝端
部に合わせた曲形状とされ、かつ前記金属芯材切除後の
端部が裏側へ曲げられていることを特徴とする自動車用
ルーフモールに係る。
【0010】請求項3の発明は、請求項2において、凹
溝の下端が閉じて固着されていることを特徴とする自動
車用ルーフモールに係る。
【0011】また、請求項4の発明は、内部に金属芯材
の埋設された脚部と該脚部の上端に形成された装飾部と
が一体に形成された押出成形品からなって、自動車のル
ーフ端部で徐々に浅くなるよう形成されたルーフ外面の
溝に前記脚部が嵌着され前記装飾部が溝を塞ぐルーフモ
ールの端末加工方法において、前記押出成形品の端から
所定長の範囲に渡り脚部をルーフの溝端部の深さに応じ
て部分的に切除することにより当該押出成形品の端に向
かうにつれて脚部が徐々に短くなるように押出成形品の
端部近くまですると共に押出成形品の端部付近の金属芯
材を切除する切除工程と、前記金属芯材切除後の端部を
熱を加える曲げ加工によって裏側へ曲げる曲げ工程とを
含むことを特徴とする自動車用ルーフモールの端末加工
方法に係る。
【0012】請求項5の発明は、内部に金属芯材の埋設
された脚部と該脚部の上端に形成された装飾部とが一体
に形成された押出成形品からなって、前記脚部が自動車
のルーフ外面の溝に嵌着され前記装飾部が溝を塞ぐルー
フモールの端末加工方法において、前記押出成形品の端
から所定長の範囲に渡り脚部をルーフの溝端部の深さに
応じ部分的に切除し、該切除部の裏面側に凹溝を形成す
ると共に前記押出成形品の端部付近の金属芯材を切除す
る切除工程と、前記凹溝の形成された部分を熱を加える
曲げ加工によってルーフの溝端部に合わせた曲形状にす
ると共に前記金属芯材切除後の端部を裏側へ曲げる曲げ
工程とを含むことを特徴とする自動車用ルーフモールの
端末加工方法に係る。
【0013】請求項6の発明は、請求項5における曲げ
工程時、熱板を凹溝に挿入して凹溝内を加熱溶融した
後、前記熱板を抜き取り凹溝の形成された部分を曲げる
ことにより、前記凹溝の下端を閉じて溶着することを特
徴とする自動車用ルーフモールの端末加工方法に係る。
【0014】さらに請求項7の発明は、請求項5におけ
る曲げ工程時、凹溝内に接着剤を充填した後、前記凹溝
の形成された部分を曲げることにより、前記凹溝の下端
を閉じて固着することを特徴とする自動車用ルーフモー
ルの端末加工方法に係る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1は請求項1の発明の自動車用ル
ーフモールの一例を示す要部の斜視図、図2はその側面
図、図3はそのルーフモールを車体のルーフの溝に装着
した状態を示す要部の斜視図、図4は請求項4の発明の
自動車用ルーフモールの端末加工方法における切除工程
を段階的に示す図、図5は曲げ工程を示す断面図、図6
は請求項2および請求項3の発明の自動車用ルーフモー
ルの一例を示す要部の側面図、図7は請求項5および請
求項6の発明の自動車用ルーフモールの端末加工方法に
おける切除工程を段階的に示す図、図8はその曲げ工程
を段階的に示す断面図である。
【0016】まず、請求項1の発明に係る自動車用ルー
フモールの一例、および請求項4の発明に係る端末加工
方法の一例について説明する。図1および図2に示すよ
うに、請求項1の発明の自動車用ルーフモール10は、
金属芯材12が埋設された脚部11と該脚部11の上端
に装飾部15が一体に形成されたものからなって、前記
脚部11が、図11で示したような自動車のルーフの溝
54内に嵌着されて、前記装飾部15が当該溝54を塞
ぐように構成されている。図3はこのルーフモール10
が前記ルーフの溝に嵌着された状態を示す。
【0017】前記ルーフモール10は、前記脚部11と
装飾部15が一体に形成された、図4(A)に示す熱可
塑性樹脂からなる一定断面の押出成形品10aを図1お
よび図2に示す形状としたものである。すなわち、前記
押出成形品10aの端Eから所定長の範囲に渡り、装飾
部15を残して脚部11が前記ルーフの溝54端部の深
さに応じ部分的に切除されると共に、押出成形品の端部
10b付近で金属芯材12が切除されていて、かつ前記
金属芯材切除後の端部10bが熱を加える曲げ加工によ
り裏側へ曲げられて端末16が形成されている。符号1
1aは、前記脚部11がルーフの溝54の端部の深さに
応じ切除された部分であり、この例では押出成形品の端
部10b近くまで徐々に切除量が増大して脚部11aが
短くされ、端部10b付近で金属芯材12と共に脚部が
11a完全に除去されている。
【0018】なお、前記脚部11の下端両側には、その
脚部11をルーフの溝54内に挿入した際に溝54の内
壁に圧接してルーフモール10を安定的に保持するた
め、軟質樹脂からなるリップ13が一体に形成されてい
る。また、前記装飾部15の大きさは、前記溝54を塞
ぐ大きさとされている。
【0019】前記形状のルーフモール10は、全体が一
の押出成形品で形成され、射出成形品からなる端末部材
が押出成形品の端部に接合されてないため、装飾部15
に継ぎ目ラインがなく、外観が良好である。しかも、端
末部材が押出成形品の端部に接合されてないため、収縮
率の違いにより端末部材が分離するおそれもない。
【0020】次に、請求項4の発明による前記ルーフモ
ール10の端末加工方法について示す。この端末方加工
法は、切除工程と曲げ工程とを含むものである。図4に
切除工程を示す。同図(4A)に、用いる押出成形品1
0aの一例を示す。押出成形品10aは、前記金属芯材
12が埋設された脚部11と装飾部15とを有する一定
断面形状で連続して押出成形されたものを、あらかじめ
所定長に切断して用いられる。
【0021】この切除工程においては、押出成形品10
aの脚部11をその端Eから所定長の範囲に渡って切除
する。その切除の範囲および程度は、前記ルーフの溝5
4において深さが変化している溝54端部の長さおよび
その深さの変化に応じたものとされる。前記切除に際し
てまず、同図(4B)に示すように、押出成形品10a
の脚部11の端Eから所定長に渡って前記リップ13が
除去される。そして、そのリップ13が切除された部分
に対し、同図(4C)に示すように、脚部11が切除さ
れる。その際、前記ルーフの溝54は、車体ルーフの端
部で徐々に浅くなるように形成されていることが多いた
め、押出成形品10aも、端Eに向かうにつれて脚部1
1の長さが徐々に短くなるよう斜めに切除される。符号
11aは斜めに切除されて端Eで短くなった脚部を示
す。
【0022】続いて、同図(4D)に示すように、前記
切除により長さの調整された脚部11aの端Eから、さ
らに所定長さの範囲で前記金属芯材12が短い脚部と共
に除去される。この金属芯材12が除去された部分の押
出成形品10aの端部10bには、装飾部15aだけが
残される。残された装飾部15aは、この後折り曲げら
れてルーフの溝54の端を塞ぐためのものであるため、
前記金属芯材12の除去は、押出成形品10aの端から
装飾部15aの折り曲げに必要な適宜長の範囲に施され
る。そして前記金属芯材12が除去された押出成形品1
0aの端部10bは、ルーフの溝54内に挿入され易く
するため、同図(4E)に示すように両側が切除され
る。
【0023】続いて曲げ工程を行う。この曲げ工程で
は、前記脚部切除後の押出成形品10aに対し、まず図
5の(5A)に示すように、金属芯材12の切除された
端部10bの基部Fを裏側からヒーターあるいは熱風等
によって加熱し、その部分の樹脂を軟化させて裏側表面
を溶融する。そして、同図(5B)に示すように、ルー
フモール10の端末形状からなる型面を有するプレス型
21,22内に、前記押出成形品10aの端末を配置
し、プレスすることによって、前記金属芯材12の除去
されている端部10bを裏側へ折り曲げ賦形する。この
とき、前記端部10bを、金属芯材非切除部の脚部11
先端11bと溶着させるのが、金属芯材12の腐食を防
止するうえで好ましい。なお、前記端部10bの加熱
は、プレス型22上で行ってもよい。
【0024】そして、前記押出成形品10aの端部10
bを冷却して形状固定した後、押出成形品をプレス型2
1,22から取り出せば、図1および図2に示したルー
フモール10の端末が得られる。
【0025】次に、請求項2および請求項3の発明に係
る自動車用ルーフモールの一例およびそれに対する請求
項5および請求項6の発明に係る端末加工方法の一例を
説明する。図6に示す請求項2の発明の自動車用ルーフ
モール30は、前記請求項1の発明の実施例における押
出成形品10aと同じ形状からなる、図7(7A)に示
す押出成形品30aを用い、その端末を次のような形状
としたものである。
【0026】このルーフモール30も、金属芯材32が
埋設された脚部31と該脚部31の上端に装飾部35が
一体に形成されたものからなって、前記脚部31が、図
11で示したような自動車のルーフの溝54内に嵌着さ
れて、前記装飾部35が当該溝54を塞ぐように構成さ
れている。
【0027】このルーフモール30の脚部31は、前記
押出成形品30aの端Eから所定長の範囲に渡り装飾部
35を残して脚部31が、前記ルーフの溝54端部の深
さに応じて斜めに部分的に切除され、該切除後の脚部3
1aの裏面側に凹溝37が所定間隔で押出成形品30a
の長さ方向に直交して形成されている。そして、前記押
出成形品30aの端Eから所定長さで金属芯材32が切
除され、前記凹溝37の形成された部分が熱を加える曲
げ加工により、前記ルーフの溝54端部に合わせた曲形
状に賦形され、かつ前記金属芯材32切除後の端部30
bが裏側へ曲げられた形状とされている。なお、前記脚
部の凹溝37の下端は、請求項3のように、閉じて固着
しているのが曲形状の維持の点でより好ましい。前記凹
溝37下端の固着は、溶着によりあるいは凹溝37内に
挿入された接着剤(図示せず)によって行われる。また
金属芯材32の除去された端部30bは、金属芯材非切
除部分の脚部先端31bと溶着しているのが形状維持性
の点および金属芯材32の腐食防止の点で好ましい。符
号33はリップ、36は賦形された端末である。
【0028】前記形状のルーフモールモール30は、請
求項1の発明に係るルーフモールと同様に、全体が一の
押出成形品で形成され、射出成形品からなる端末部材が
押出成形品の端部に接合されてないため、装飾部35に
継ぎ目ラインがなく、外観が良好である。しかも、端末
部材が押出成形品に接合されてないため、収縮率の違い
により端末部材が分離するおそれがない。さらに、前記
脚部31が部分的に切除された部分で、前記ルーフの溝
54の端部に合わせた曲形状とされているため、ルーフ
の溝54端部が大きく車内側へ湾曲している場合でも、
ルーフモール30端末の装飾部35がルーフかの溝54
から浮き上がらず、ルーフの外観が良好となる。しか
も、前記曲形状からなる端末36は、部分的に切除され
た脚部31aの裏側に凹溝37が形成されているため、
前記曲形状が元の直線形状に戻りにくくなっている。加
えて前記凹溝37の下端が閉じて溶着等により固着した
ものにあっては、端末の曲形状が確実に固定されてお
り、ルーフの温度変化によって端末形状の戻りを生じる
おそれがない。
【0029】次に、請求項5および請求項6の発明によ
る前記ルーフモール30の端末加工方法について示す。
この端末方加工方法も、切除工程と曲げ工程とを含む。
まず、図7の(7A)に示すように、所定長さに切断さ
れた押出成形品30aに対し、同図7(B)および(7
C)に示すように、脚部31を前記ルーフの溝54の端
部の深さに合わせた長さ(高さ)となるように、押出成
形品30aの端Eから所定長に渡り傾斜して切除する。
その際、切除後の脚部31aの裏側に、押出成形品30
aの長さ方向と直交する凹溝37が所定間隔で複数形成
されるようにする。この凹溝37は、次の曲げ工程で押
出成形品の端末を曲げ易くすると共に、その後に端末が
元の直線形状に戻り難くなるようにするためのものであ
る。この凹溝37の深さや幅および間隔は、押出成形品
の端末の弾性や屈曲量などによって適当とされ、また、
脚部31a内に埋設されている金属芯材32を分断する
深さにしてもよい。
【0030】続いて、同図(7D)に示すように、前記
切除後の脚部31aの端Eから所定長さの範囲で金属芯
材32を、短い脚部と共に除去し、この金属芯材32が
除去された端部30bに、装飾部35aだけを残す。そ
して前記金属芯材32が除去された押出成形品30aの
端部30bは、ルーフの溝54内に挿入され易くするた
め、同図(7E)に示すように両側が切除される。
【0031】次に、曲げ工程が行われる。この曲げ工程
では、図8(8A)に示すように、前記脚部31aの凹
溝37内に熱板Hを挿入し、凹溝37を加熱して軟化さ
せ凹溝37内面を溶融させる。その際、前記熱板Hの表
裏面をフッ素コーティング等しておくことにより、溶融
した凹溝37内の樹脂が熱板Hの表面に付着するのを防
ぐことができる。なお、熱板Hは電気等で所望温度に加
熱可能とされたもの等が好適である。また、前記金属芯
材32の切除された端部30bの基部を裏側からヒータ
ー等によって加熱し、その部分の樹脂を軟化させて裏側
表面を溶融する。
【0032】その後、前記凹溝37から熱板Hを取り除
き、同図(8B)に示すように、前記ルーフの溝54の
端部に合わせて湾曲形状とされた型面を有するプレス型
41,42内に、前記押出成形品30aの端末36を配
置し、前記型面形状にプレスする。その際、前記凹溝3
7の存在によって、押出成形品の端末36は容易に型面
形状に曲げられ、また凹溝37の下端が閉じて溶着す
る。それと同時に、前記金属芯材32の切除された端部
30bが、金属芯材非切除部分の脚部先端(図6の31
b)と溶着する。そして、押出成形品30aの端末36
を冷却させた後脱型すれば、前記ルーフの溝54の端部
に合わせた曲形状からなる、図6に示したルーフモール
30の端末が得られる。なお、前記凹溝37等の加熱は
プレス型42上で行ってもよい。
【0033】また、前記凹溝37下端の固着を前記熱板
Hによる凹溝37の溶融固着に代えて、請求項7のよう
に、前記凹溝37内に接着剤(図示せず)を充填し、前
記曲げ加工時に凹溝37下端を閉じて接着してもよい。
前記接着剤を用いる曲げ加工の場合にも、凹溝37の形
成された端部付近は、ヒーター等で加熱して曲げ易くす
るのが好ましい。
【0034】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1な
いし請求項3のルーフモールの発明は、全体が一の押出
成形品からなって、射出成形品からなる別部材の端末部
材が押出成形品の端に接合されてないため、その接合ラ
インがなく、極めて外観が良好である。しかも、前記接
合ラインで亀裂を生じたり端末が押出成形品から離れる
おそれがなく、耐久性に優れる効果がある。さらに、押
出成形品の端部は金属芯材が除去されて裏側へ曲げられ
ているため、ルーフモール端面の外観が良好であるのみ
ならず、前記曲げを金属芯材の剛性が邪魔して端部の曲
げ形状が不良となることもない。
【0035】また、それらの効果に加えて請求項2の発
明は、押出成形品の端末がルーフの溝の端部に合わせた
曲形状とされているため、ルーフの溝端部が大きく車内
側へ湾曲している場合にもルーフモールの端末がルーフ
の溝端部から浮き上がらず、外観が良好となる。しか
も、前記端末裏側の凹溝の存在によってルーフモールの
端末が元の直線状に戻り難い効果もある。さらに、請求
項3の発明は、前記凹溝の下端が閉じて固着しているた
め、ルーフモール端末の曲形状の固定が確実で、形状の
戻りを生じるおそれがない。
【0036】それに対して、請求項4ないし請求項7の
ルーフモールの端末加工方法の発明は、前記のように外
観が良好で、分離のおそれがないルーフモールの端末を
容易に得ることができる。さらに請求項5ないし請求項
7の発明は、ルーフの溝の端部が大きく湾曲している場
合にも、ルーフの溝端部から浮き上がりのおそれがない
ルーフモールの端末を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の自動車用ルーフモールの一例
を示す要部の斜視図である。
【図2】その側面図である。
【図3】そのルーフモールをルーフの溝に装着した状態
を示す要部の斜視図である。
【図4】請求項4の発明の自動車用ルーフモールの端末
加工方法における切除工程を段階的に示す図である。
【図5】次の曲げ工程を示す断面図である。
【図6】請求項2および請求項3の発明の自動車用ルー
フモールの一例を示す要部の側面図である。
【図7】請求項5および請求項6の発明の自動車用ルー
フモールの端末加工方法における切除工程を段階的に示
す図である。
【図8】次の曲げ工程を段階的に示す断面図である。
【図9】ルーフモールが装着された自動車の一例の斜視
図である。
【図10】そのルーフの一部の拡大図である。
【図11】図10におけるルーフモールを除去して示す
図である。
【図12】従来のルーフモールの端末を示す斜視図であ
る。
【図13】そのルーフモール端末の側面図である。
【符号の説明】
10,30ルーフモール 10a,30a 押出成形品 10b,30b 押出成形品の端部 11,31 脚部 12,32 金属芯材 15,35 装飾部 37 凹溝 54 ルーフの溝

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に金属芯材の埋設された脚部と該脚
    部の上端に形成された装飾部とが一体に形成された押出
    成形品からなって、自動車のルーフ端部で徐々に浅くなるよう形成されたル
    ーフ外面の溝に前記脚部が 嵌着され前記装飾部が溝を塞
    ぐルーフモールにおいて、 前記押出成形品の端から所定長の範囲に渡り脚部がルー
    フ溝端部の深さに応じ部分的に切除されて当該押出成形
    品の端部に向かうにつれて脚部が徐々に短くなるように
    押出成形品の端部近くまでされると共に押出成形品の端
    部付近の金属芯材が切除され、かつ前記金属芯材切除後
    の端部が曲げ加工により裏側へ曲げられていることを特
    徴とする自動車用ルーフモール。
  2. 【請求項2】 内部に金属芯材の埋設された脚部と該脚
    部の上端に形成された装飾部とが一体に形成された押出
    成形品からなって、前記脚部が自動車のルーフ外面の溝
    に嵌着され前記装飾部が溝を塞ぐルーフモールにおい
    て、 前記押出成形品の端から所定長の範囲に渡り脚部がルー
    フの溝端部の深さに応じ部分的に切除されて該切除部の
    裏面側に凹溝が形成されると共に、前記押出成形品の端
    部付近の金属芯材が切除されて、前記凹溝の形成された
    部分が曲げ加工によりルーフの溝端部に合わせた曲形状
    とされ、かつ前記金属芯材切除後の端部が裏側へ曲げら
    れていることを特徴とする自動車用ルーフモール。
  3. 【請求項3】 請求項2において、凹溝の下端が閉じて
    固着されていることを特徴とする自動車用ルーフモー
    ル。
  4. 【請求項4】 内部に金属芯材の埋設された脚部と該脚
    部の上端に形成された装飾部とが一体に形成された押出
    成形品からなって、自動車のルーフ端部で徐々に浅くなるよう形成されたル
    ーフ外面の溝に前記脚部が 嵌着され前記装飾部が溝を塞
    ぐルーフモールの端末加工方法において、 前記押出成形品の端から所定長の範囲に渡り脚部をルー
    フの溝端部の深さに応じて部分的に切除することにより
    当該押出成形品の端に向かうにつれて脚部が徐々に短く
    なるように押出成形品の端部近くまですると共に押出成
    形品の端部付近の金属芯材を切除する切除工程と、 前記金属芯材切除後の端部を熱を加える曲げ加工によっ
    て裏側へ曲げる曲げ工程とを含むことを特徴とする自動
    車用ルーフモールの端末加工方法。
  5. 【請求項5】 内部に金属芯材の埋設された脚部と該脚
    部の上端に形成された装飾部とが一体に形成された押出
    成形品からなって、前記脚部が自動車のルーフ外面の溝
    に嵌着され前記装飾部が溝を塞ぐルーフモールの端末加
    工方法において、 前記押出成形品の端から所定長の範囲に渡り脚部をルー
    フの溝端部の深さに応じ部分的に切除し該切除部の裏面
    側に凹溝を形成すると共に前記押出成形品の端部付近の
    金属芯材を切除する切除工程と、 前記凹溝の形成された部分を熱を加える曲げ加工によっ
    てルーフの溝端部に合わせた曲形状にすると共に前記金
    属芯材切除後の端部を裏側へ曲げる曲げ工程とを含むこ
    とを特徴とする自動車用ルーフモールの端末加工方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、曲げ工程時、熱板を
    凹溝に挿入して凹溝内を加熱溶融した後、前記熱板を抜
    き取り凹溝の形成された部分を曲げることにより、前記
    凹溝の下端を閉じて溶着することを特徴とする自動車用
    ルーフモールの端末加工方法。
  7. 【請求項7】 請求項5において、曲げ工程時、凹溝内
    に接着剤を充填した後、前記凹溝の形成された部分を曲
    げることにより、前記凹溝の下端を閉じて固着すること
    を特徴とする自動車用ルーフモールの端末加工方法。
JP9013419A 1997-01-08 1997-01-08 自動車用ルーフモールおよびその端末加工方法 Expired - Fee Related JP2974977B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9013419A JP2974977B2 (ja) 1997-01-08 1997-01-08 自動車用ルーフモールおよびその端末加工方法
EP19980100212 EP0853024B1 (en) 1997-01-08 1998-01-08 Roof molding for an automobile and method of trimming the same
DE1998613045 DE69813045T2 (de) 1997-01-08 1998-01-08 Kraftfahrzeugdach-Zierleiste und Verfahren zu ihrem Ausschneiden

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9013419A JP2974977B2 (ja) 1997-01-08 1997-01-08 自動車用ルーフモールおよびその端末加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10194056A JPH10194056A (ja) 1998-07-28
JP2974977B2 true JP2974977B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=11832621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9013419A Expired - Fee Related JP2974977B2 (ja) 1997-01-08 1997-01-08 自動車用ルーフモールおよびその端末加工方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0853024B1 (ja)
JP (1) JP2974977B2 (ja)
DE (1) DE69813045T2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10217769A1 (de) * 2002-04-22 2003-10-30 Klein Walter Gmbh & Co Kg Verfahren zur Herstellung eines Blendteils sowie Blendteil an einem Kraftfahrzeug
FR2854360B1 (fr) * 2003-04-29 2006-06-02 Silvatrim Sa Procede de fabrication d'un enjoliveur presentant un corps extrude et une trappe de meme aspect
JP4717619B2 (ja) * 2005-12-12 2011-07-06 株式会社イノアックコーポレーション ルーフモールの製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078313Y2 (ja) * 1989-07-25 1995-03-01 東海興業株式会社 車両用ルーフモールディングとそのクリップ
US5108681A (en) * 1989-08-24 1992-04-28 Aeroquip Corporation Decorative plastic trim strip and method and apparatus for forming
JPH0550532A (ja) * 1991-08-26 1993-03-02 Inoac Corp プラスチツク製モールの端末加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0853024B1 (en) 2003-04-09
JPH10194056A (ja) 1998-07-28
EP0853024A3 (en) 2001-09-19
DE69813045T2 (de) 2004-02-12
EP0853024A2 (en) 1998-07-15
DE69813045D1 (de) 2003-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6510602B2 (en) Roof molding for an automobile and method of trimming the same
KR960017225A (ko) 자동차용 내장부품 및 그 제조방법
JP3856562B2 (ja) ルーフモールディングの端末部加工方法
JP2974977B2 (ja) 自動車用ルーフモールおよびその端末加工方法
US6464917B1 (en) Process for manufacturing decorative interior trim for a vehicle
US6220777B1 (en) Methods and apparatus for producing ultrasonic weld joints for injection molded plastic parts
JP4266457B2 (ja) ルーフモール及びルーフモールの端末部加工方法
JPS59176144A (ja) プラスチックモール
JP2006069222A (ja) 中空基材の端末処理方法および中空基材の端末構造
JP2823601B2 (ja) ウインドウモール
JP3368078B2 (ja) 自動車用モールディングの接合構造
JP4135937B2 (ja) 車両用の窓縁モール組立体及びその製造方法
US6436212B1 (en) Method of forming a return flange on an automotive trim component
JP3737476B2 (ja) ポリマー材料の押出部材からなる長尺材の製造方法
JP3367978B2 (ja) コーナー部におけるモールディング端末の接合構造およびその方法
JPH11235763A (ja) 自動車用熱可塑性押出し成形品及びその端末処理方法
JP3805872B2 (ja) モールディングの成形方法
JP4011764B2 (ja) ウィンドモール
JPH08216265A (ja) モール端末部の加工方法
JP2001063485A (ja) 自動車用装飾モールの製造方法
JP2001301040A (ja) ウィンドモールディングのコーナー部の構造とその成形方法
JP2000071761A (ja) ウィンドモールディングの角部の構造
JP3293358B2 (ja) 長尺装飾性トリム材および製造方法
JP3027091B2 (ja) 車両用ウインドウモールとその製造方法
JP2001301042A (ja) ウエザストリップ接続用金型、ウエザストリップの接続方法及びウエザストリップ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees