JP3293358B2 - 長尺装飾性トリム材および製造方法 - Google Patents

長尺装飾性トリム材および製造方法

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JP3293358B2
JP3293358B2 JP22843794A JP22843794A JP3293358B2 JP 3293358 B2 JP3293358 B2 JP 3293358B2 JP 22843794 A JP22843794 A JP 22843794A JP 22843794 A JP22843794 A JP 22843794A JP 3293358 B2 JP3293358 B2 JP 3293358B2
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博利 村木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用のモールディング
などとして用いらる長尺装飾性トリム材およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は本発明の実施例の車両用のドリッ
プモールディングとして使用される長尺装飾性トリム材
を示す正面図である。図1において、トリム材1は金属
板または金属板と樹脂の複合材からなり、実質的に同一
の幅を有する異形横断面形状の第1の装飾部2が長手方
向に沿って、フロントピラー部1a、フロントコーナー
部1b、ルーフ部1c、リヤコーナー部1d、リヤ部1
eにわたって伸び、この第1の装飾部2のリヤ端末部1
f付近から第2の装飾部3が幅方向に一体的に伸びる構
造になっている。
【0003】上記のようなトリム材を製造する方法とし
て、プレス成形等により一体成形する方法では、大型の
成形型が必要となり好ましくない。従来、ウエザースト
リップモールディングとして、特開昭60−29330
号の従来例には、横断面形状一定の部分をロール成形、
押出成形等により成形し、横断面形状が変化する部分に
別途の張出部材を固着し、両部材を繋ぐものが示されて
いる。しかしこれにより得られるトリム材は、両者の接
合部が目視されるので、特別の要求仕様では満足できな
い場合がある。
【0004】これを改善するものとして上記公報には、
横断面形状一定の異形材の一部(リヤ端末部1f付近)
に張出部を接合して射出成形により一体化するものが示
されている。しかしこの場合、張出部の固定のための構
造が複雑になるほか、図1に示すような第1の装飾部2
が幅方向に変形したものへの適用が困難である。
【0005】一方、特開平2−258418号には、ウ
インドウモールディングとして、サイド部を長手方向に
スリットし、段差をつけた状態で射出成形により一体化
して、横断面形状を変化させるものが示されているか、
幅方向へ変形させることおよび幅を変化させることにつ
いては示されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、実質
的に同一の幅を有する第1の装飾部が幅方向に変形し、
かつ幅方向に第2の装飾部が一体化して、優れた外観を
有し、強度的にも優れた長尺装飾性トリム材ならびにこ
れを容易に製造できる製造方法を提案することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)長手方向に沿って
延び、実質的に同一の幅を有するとともにほぼ一定の
形横断面形状の金属板の曲げ成形品またはこれと樹脂と
の複合材からなる第1の装飾部と、この第1の装飾部の
長手方向の一部から一体に前記の延長方向に延びる
属板の曲げ成形品またはこれと樹脂との複合材からなる
第2の装飾部とからなり、この第1の装飾部と第2の装
飾部との間で、長手方向に沿って両装飾部を部分的に分
離する分離部が形成され、この分離部において第1の装
飾部を第2の装飾部側に向けて変形し、この変形を保っ
た状態で両装飾部が固着されていることを特徴とする長
尺装飾性トリム材。 (2)長手方向に沿って延び、実質的に同一の幅を有す
とともにほぼ一定の異形横断面形状の金属板の曲げ成
形品またはこれと樹脂との複合材からなる第1の装飾部
と、この第1の装飾部の長手方向の一部から一体に前記
の延長方向に延びる金属板の曲げ成形品またはこれと
樹脂との複合材からなる第2の装飾部とからなり、長手
方向に沿う第1の部分では第1の装飾部と第2の装飾部
との間で、長手方向に沿って両装飾部を部分的に分離す
る分離部が形成され、この分離部において第1の装飾部
が第1の曲率半径を有するように第2の装飾部側に向け
て変形し、この変形を保った状態で両装飾部が機械的に
固着され、長手方向に沿って異なる部分に位置する第2
の部分では、第1の装飾部が第1の曲率半径と異なる第
2の曲率半径に変形していることを特徴とする長尺装飾
性トリム材。 (3)長手方向に沿って延び、実質的に同一の幅を有す
とともにほぼ一定の異形横断面形状の金属板の曲げ成
形品またはこれと樹脂との複合材からなる第1の装飾部
と、この第1の装飾部の長手方向の一部から一体に前記
の延長方向に延びる金属板の曲げ成形品またはこれと
樹脂との複合材からなる第2の装飾部とからなり、長手
方向に沿う第1の部分では、第1の装飾部と第2の装飾
部との間で、長手方向に沿って両装飾部を部分的に分離
する分離部が形成され、この分離部において第1の装飾
部が第1の曲率半径を有するように第2の装飾部側に向
けて変形し、この変形を保った状態で両装飾部が機械的
に固着され、長手方向に沿って異なる位置に位置する第
2の部分では、第1の装飾部が第1の曲率半径よりも大
きい第2の曲率半径に変形し、長手方向に沿ってさらに
異なる部分に位置する第3の部分では、第1の装飾部が
第1の曲率半径よりも大きい第3の曲率半径に変形して
いることを特徴とする長尺装飾性トリム材。 (4)第1および第2の装飾部の表面は互いに異色に形
成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載
の長尺装飾性トリム材。 (5)第1および第2の装飾部は異なる横断面形状を有
する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の長尺装
飾性トリム材。 (6)第1の装飾部の裏面には、取付部が形成されてい
る上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の長尺装飾
性トリム材。 (7)第1および第2の装飾部は金属板を折曲成形した
ものである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の
長尺装飾性トリム材。 (8)第2の装飾部は、長手方向に沿って部分的に切除
されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の
長尺装飾性トリム材。 (9)第2の装飾部が外表面に合成樹脂の押出成形によ
り第1の装飾部と一体的に形成された被覆層を有する上
記(1)ないし(3)のいずれかに記載の長尺装飾性ト
リム材。 (10)第2の装飾部が外表面にフィルムの貼着により
形成された被覆層を有する上記(1)ないし(3)のい
ずれかに記載の長尺装飾性トリム材。 (11)実質的に同一の幅を有するとともにほぼ一定の
異形横断面形状の金属板の曲げ成形品またはこれと樹脂
との複合材からなる第1の装飾部と、この第1の装飾部
の長手方向の一部から一体に前記の延長方向に延びる
第2の装飾部とを有するほぼ直線状に形成した長尺なト
リム素材を、第1の装飾部と第2の装飾部との間で、長
手方向に沿って両装飾部を部分的に分離する分離部を形
成する工程、分離部において第1の装飾部を第2の装飾
部側に向けて変形させる工程、および変形を保った状態
で両装飾部を固着する工程を含むことを特徴とする長尺
装飾性トリム材の製造方法。 (12)実質的に同一の幅を有するとともにほぼ一定の
異形横断面形状の金属板の曲げ成形品またはこれと樹脂
との複合材からなる第1の装飾部と、この第1の装飾部
の長手方向の一部から一体に前記の延長方向に延びる
第2の装飾部とを有するほぼ直線状に形成した長尺なト
リム素材を、第1の装飾部と第2の装飾部との間で、長
手方向に沿って両装飾部を部分的に分離する分離部を形
成する工程、分離部において第1の装飾部が第1の曲率
半径を有するように第2の装飾部側に向けて変形させる
工程、変形を保った状態で両装飾部を固着する工程、お
よび長手方向に沿って異なる部分に位置する第2の部分
において、第1の装飾部を第1の曲率半径とは異なる第
2の曲率半径を有するように変形させる工程を含むこと
を特徴とする長尺装飾性トリム材の製造方法。 (13)実質的に同一の幅を有するとともにほぼ一定の
異形横断面形状の金属板の曲げ成形品またはこれと樹脂
との複合材からなる第1の装飾部と、この第1の装飾部
の長手方向の一部から一体に前記幅の延長方向に延びる
第2の装飾部とを有するほぼ直線状に形成した長尺なト
リム素材を、第1の装飾部と第2の装飾部との間で、長
手方向に沿って両装飾部を部分的に分離する分離部を形
成する工程、分離部において第1の装飾部が第1の曲率
半径を有するように第2の装飾部側に向けて変形させる
工程、変形を保った状態で両装飾部を固着する工程、長
手方向に沿って異なる部分に位置する第2の部分におい
て、第1の装飾部を第1の曲率半径より大きい第2の曲
率半径を有するように変形させる工程、および長手方向
に沿ってさらに異なる部分に位置する第3の部分におい
て、第1の曲率半径を有するように変形させる工程を含
むことを特徴とする長尺装飾性トリム材の製造方法。 (14)第2の装飾部が外表面に合成樹脂の押出成形に
より第1の装飾部と一体的に形成した被覆層を有する上
記(11)ないし(13)のいずれかに記載の方法。 (15)第2の装飾部が外表面にフィルムの貼着により
形成された被覆層を有する上記(11)ないし(13)
のいずれかに記載の方法。 (16)第2の装飾部を長手方向に沿って部分的に切除
し、さらに第1の装飾部裏面に向けて折曲げる工程を含
む上記(11)ないし(13)のいずれかに記載の方
法。
【0008】本発明において第1および第2の装飾部を
形成する材料は塑性変形するもので、金属を曲げ成形
して得られる金属異形材、またはこれと樹脂部との複合
材を用いる。第2の装飾部は第1の装飾部と異色である
ことが好ましく、合成樹脂等の被覆層を金属異形材に被
覆したものが好ましい。第2の装飾部は第1の装飾部の
長手方向に沿って一部、特に端末部付近から幅方向に一
体的に形成されているのが好ましい。この場合、第1の
変形は分離部に形成されるが、第2、第3の変形は第2
の装飾部が存在しない部分に、第2の装飾部から離れて
形成されるのが好ましい。これらの変形は曲率半径の異
なる弧状変形であるのが好ましい。
【0009】
【作用】前記(1)の長尺装飾性トリム材は前記(1
1)の方法により製造される。前記(2)の長尺装飾性
トリム材は前記(12)の方法により製造される。前記
(3)の長尺装飾性トリム材は前記(13)の方法によ
り製造される。これらの場合押出成形またはフィルムの
貼付により第2の装飾部に被覆層を形成することによ
り、第2の装飾部を第1の装飾部とは異色に形成し、装
飾効果を上げることができる。また第2の装飾部を長手
方向に沿って部分的に切除することにより、第2の装飾
部を部分的に形成して装飾性を高めることができる。さ
らに第2の装飾部を第1の装飾部の裏面側に折曲げ成形
することにより、取付部を形成して固着性を高めること
ができる。
【0010】上記の長尺装飾性トリム材は、裏面側に形
成された取付部または他の取付手段を用いて、車体パネ
ル等の被取付部に取付けて使用し、装飾効果を高めるこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1ないし図9は実施例の長尺装飾性トリム材を
示し、図1は全体の正面図、図2は図1のA−A断面
図、図3はB−B断面図、図4はC−C断面図、図5は
D−D断面図、図6はE−E断面図、図7は部分拡大
図、図8は図7のF−F断面図である。
【0012】トリム材1は図1について前述した通り、
横断面形状がほぼ一定の第1の装飾部2がフロントピラ
ー部1a、フロントコーナー部1b、ルーフ部1c、リ
ヤコーナー部1d、リヤ部1eにわたって連続して伸
び、リヤ端末部1f付近から幅方向に第2の装飾部3が
一体的に伸びている。第の装飾部2は頂壁2aから両
側に外側壁2bおよび内側壁2cが伸び、外側壁2bは
トリム材1の全長にわたって内側に折曲げられてフラン
ジ部2dが形成され、内側壁2cは第2の装飾部3、取
付舌片4、取付座部5の形成されない部分において外側
に折曲げられてフランジ部2eを形成しており、これら
は光輝ステンレス鋼板、光輝アルミニウム板、光輝アル
ミニウム合金押出材などから形成された金属異形材6に
よって一体的に形成されている。
【0013】フランジ部2dには、全長にわたってゴム
または軟質樹脂製のエンドラバー7が被取付体への傷つ
きを防止するクッション材として固着されている。フロ
ントピラー部1aのフロント端末部1g付近のA−A位
置においては、金属異形材6は内側壁2cから延長部6
aとしてそのまま延長し、表面に合成樹脂製の被覆層8
が被覆され、取付舌片4を形成している。取付舌片4の
先端部には、フランジ部2dと同様にゴムまたは軟質樹
脂製のエンドカバー9が固着され、また中央部には取付
穴11が設けられており、スクリュウ12を挿入してグ
ロメット13にねじ付けて、フロントピラーパネル10
aに取付けるようになっている。
【0014】トリム材1のフロントピラー部1aからリ
ヤ部1eに至る大部分、すなわち第2の装飾部3、取付
舌片4、取付座部5が形成されない部分は第1の装飾部
2のみからなり、図3に示すように、その全長にわたっ
て、両側にフランジ部2d、2eが形成され、一方のフ
ランジ部2eの表面には被覆層8が固着されている。上
記範囲の第1の装飾部は図1のX位置において、図3に
示すように、取付クリップ15をフランジ部2d、2e
に係止させ、グロメット13に装着してフロントピラー
パネル10aまたはルーフパネル10bに取付けるよう
にされており、このときグロメット13との干渉を避け
るためにエンドラバー7に切欠部7aが形成されてい
る。
【0015】トリム材1のC−C位置、すなわち第2の
装飾部3が形成される部分との境界部付近では、図4に
示すように、図2における取付舌片4と同じ断面形状の
取付座部5が第1の装飾部2の内側壁2cから伸びてい
る。ここでも金属異形材6の延長部6aに被覆層8が被
覆され、先端部にエンドカバー9が固着されている。そ
して中央部に取付穴11が形成されて、スクリュウ12
およびグロメット13によりリヤピラーパネル10cに
固着されるようになっている。取付座部5はこの部分か
らリヤ端末部1fにかけて連続して形成され、リヤ端末
部1f付近では第2の装飾部3から折曲げ状に形成され
ている。
【0016】トリム材1のD−D位置、すなわちリヤ端
末部1fに近いリヤ部1eにおいては、図5に示すよう
に被覆層8を形成した金属異形材6の延長部6aが折曲
げられ、凹部連結部16を介して幅方向の第2の装飾部
3、および凸部連結部17を介してこれと直角方向に取
付座部5が形成されている。この部分におけるトリム材
1の裏面側には、トリム材1と類似の断面形状を有する
ブラケット18が取付座部5の被覆層欠除部5aの溶接
位置5bでスポット溶接により固着され、その突出部1
8aが凹部連結部16の裏側に係合し、先端部18bが
フランジ部2dに係合している。またブラケット21に
は取付クリップ19が固着されていて、リヤピラーパネ
ル10cの取付穴20に取付けられるようになってい
る。
【0017】トリム材1のリヤ端末部1f付近のE−E
部からリヤ端末部1fにかけては、図6に示すように、
第1の装飾部2と第2の装飾部3の間に両者を分離する
分離部21が形成され、この部分で、第1の装飾部2は
図7に示すように、第2の装飾部3側に曲げ成形され
て、第1の曲率半径R1の弧状変化部22aを形成して
いる。リヤ端末部1fにおいて第1の装飾部2の先端に
は、図8に示すように固定用タブ23が形成されて、第
2の装飾部3に形成された係合穴24に挿入され、係合
部23aで係合している。この状態で分離部21を塞
ぎ、第1および第2の装飾部2、3を接合する接合部材
25、ならびに第1の装飾部2のリヤ端末部1fの開口
部を塞ぐエンドキャップ26が合成樹脂の射出成形によ
り一体成形されている。なお、分離部21はプレス機の
切断刃により切断、あるいはレーザー光線により溶断す
ることにより形成できる。
【0018】トリム材1は長手方向に沿って、リヤ端末
部1f付近の第2の装飾部3形成位置から離れた位置で
あるリヤコーナー部1dには、曲率半径R1より大きい
曲率半径R2に曲げ加工された第2の弧状変化部22b
が形成され、さらに離れた位置であるフロントコーナー
部1bには、曲率半径R2より大きい曲率半径R3に曲げ
加工された第3の弧状変化部22cが形成されている。
なお、曲率半径R1、R2、R3は相対的な大きさを示す
ものであり、またR1、R2、R3はそれぞれ単一の定ま
った曲率半径でなくてもよく、例えばR1はR1およびそ
の近くのRの集合体であってもよい。
【0019】上記のトリム材1は、フランジ部2d、2
eに係合させた取付クリップ15をグロメット13に挿
入して係合させるとともに、取付クリップ19を取付穴
20に係合させ、取付穴11からスクリュウ12をグロ
メット13にねじ付けて、フロントピラーパネル10
a、ルーフパネル10b、リヤピラーパネル10cに取
付け、ドリップモールディングとして使用する。このと
きエンドラバー7、被覆層8の一部、およびエンドカバ
ー9は緩衝材としての作用をする。
【0020】図9ないし図11は製造工程の一部を示す
正面図、図12は図11のG−G断面図である。トリム
材1の製造方法は、必要最大幅にトリム代を加えた幅の
光輝ステンレス鋼、その他の鋼板あるいはアルミニウム
板等の金属板をロール成形、プレス成形等により、図2
ないし図4に示す横断面形状一定の第1の装飾部2を有
する金属異形材6(延長部6aおよび切除部6bを含
む)を形成する。このとき切除部6bには加工時の変形
を防止するために折曲げ部6cを形成しておくのが好ま
しい。この金属異形材6(6a、6b、6c)を押出成
形型に導入して、PVC等の合成樹脂やゴム等の複合押
出成形により、エンドラバー7、被覆層8を金属異形材
6に一体的に形成する。なお、金属異形材をアルミニウ
ム板あるいはアルミニウム合金の異形押出材とすれば、
後に説明するトリム工程で発生する材料のリサイクルが
比較的容易である。
【0021】こうして得られた長尺なトリム素材は、第
1の装飾部2が光輝面を呈し、第2の装飾部3が非光輝
面を呈し、これをプレス成形により、図3に示す切除部
6bを切除(トリム)した後、あるいは同時に曲げ加工
によりフランジ部2eを形成し、また図5で示す凹部連
結部16および凸部連結部17で曲げ加工を行い、第2
の装飾部3および取付座部5を形成する。上記の加工に
際して、あるいはこれに続いて図9の第2の装飾部3の
延長部の切除部3aを切除して分離部21を形成する。
第1の装飾部2の延長部の切除部2fはこのとき切除し
てもよいが、別途の工程で切除してもよい。
【0022】この状態で第1の装飾部2の軸線曲げを行
い、弧状変形部22a、22b、22cを形成する。軸
線曲げは第1の装飾部2の両端部の切除部2fを残した
まま、これをチャックして引張力を加えながら、まずフ
ロントコーナー部1bおよびリヤコーナー部1dにおい
て曲率半径R2、R3で曲げ加工するとともにねじり加工
することにより弧状変形部22b、22cを形成した
後、図10に示すようにリヤ端末部1f付近において曲
率半径R1の曲げ加工を行って弧状変形部22aを形成
するのが好ましい。これらの各工程の順序および加工方
法は上記とは変化させることができる。
【0023】その後フロントおよびリヤ端末側の切除部
2fを切除して固定用タブ23を形成し、図11および
図12に示すようにこれを折曲げて係合穴24に挿入
し、かしめ加工により係合部23aを形成し係合させ
る。この場合切除部2fを切除した後曲げ加工を行って
もよい。固定用タブ23を係合させた後、射出成形によ
り接合部材25およびエンドキャップ26を連続して一
体に形成し、トリム材1が製造される。
【0024】上記の方法では、押出成形によりエンドラ
バー7および被覆層8を形成し、また射出成形により接
合部材25およびエンドキャップ26を形成したが、こ
れらはあらかじめ押出成形、射出成形等により成形した
材料あるいは市販テープ等を接着剤等により固着して形
成することができ、この場合これらを固着するのはプレ
ス成形、曲げ成形等の前後を問わず、任意の時期に行う
ことができる。なお、被着層8は押出成形で形成するも
のとして説明したが、これに代えて粘着剤を介して着色
合成樹脂テープを貼着してもよい。
【0025】上記により製造される長尺装飾性トリム材
1は、第1および第2の装飾部2、3が分離部21で部
分的に分離され、分離部21で第1の装飾部2が第2の
装飾部3側に変化して固着されているので、実質的に同
一幅の第1の装飾部2がトリム材の全長にわたって連続
した状態で、幅方向に変化して一体化しており、優れた
外観を有する。そして第1および第2の装飾部2、3は
本来一体に形成されたものであるため、両者を別々に製
造し、組み立てるものよりも強度が大きく、分離部を固
着する機構も簡単でよい。これらのトリム材は第1およ
び第2の装飾部2、3を分離して第1の装飾部を変形さ
せることにより製造するため、製造が容易である。
【0026】上記の長尺装飾性トリム材1は分離部2
1、フロントコーナー部1bおよびリヤコーナー部1d
に弧状変形部22a、22b、22cが形成されている
ため、さらに装飾性が優れており、これらの変形部は実
質的に同一幅の第1の装飾部2でのみを変形させて形成
されるため、第1、第2の装飾部を合わせて一体に曲げ
るよりも曲げ加工が簡単で、製造も容易である。また第
2の装飾部3には被覆層8が形成されているため、第1
の装飾部2と異色に形成され、装飾効果が高い。さらに
取付舌片4、取付座部5、その他の取付手段により被取
付部への取付が容易になる。そして第1および第2の装
飾部2、3は折曲成形により形成されるため、両者の形
成は容易で、強度も大きくなる。また長尺トリム素材を
長手方向に沿って部分的に切除して第2の装飾部3を部
分的に形成するため、部分的に第2の装飾部3を有し、
装飾性の高い装飾性トリム材を容易に製造することがで
きる。
【0027】
【発明の効果】以上の通り本発明の長尺装飾性トリム材
および製造方法は、一体に形成された第1および第2の
装飾部が部分的に分離する分離部で、第1の装飾部が第
2の装飾部側に変形して固着されているので、全長にわ
たって連続しかつ変形する第1の装飾部が幅方向に第2
の装飾部と一体化して優れた外観を有する長尺トリム材
が容易に得られ、固着強度も高く、固着の機構も簡単で
よいなどの効果がある。
【0028】また第1の装飾部を第2の装飾部形成部か
ら離れた位置で変形させることにより、さらに装飾性に
優れた長尺装飾性トリム材が得られ、変形を弧状変形と
することにより、装飾性と加工性をさらに高めることが
できる。さらに第1および第2の装飾部を異色にするこ
とにより、装飾性をさらに高めることができ、被覆層に
より異色にすることにより、その形成も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の長尺装飾性トリム材の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1のC−C断面図である。
【図5】図1のD−D断面図である。
【図6】図1および図7のE−E断面図である。
【図7】図1の部分拡大図である。
【図8】図7のF−F断面図である。
【図9】製造工程を示す正面図である。
【図10】製造工程を示す正面図である。
【図11】製造工程を示す正面図である。
【図12】図11のG−G断面図である。
【符号の説明】
1 トリム材 1a フロントピラー部 1b フロントコーナー部 1c ルーフ部 1d リヤコーナー部 1e リヤ部 1f リヤ端末部 1g フロント端末部 2 第1の装飾部 2a 頂壁 2b 外側壁 2c 内側壁 2d、2e フランジ部 3 第2の装飾部 4 取付舌片 5 取付座部 6 金属異形材 7 エンドラバー 8 被覆層 9 エンドカバー 10a フロントピラーパネル 10b ルーフパネル 10c リヤピラーパネル 11、20 取付穴 12 スクリュウ 13 グロメット 15、19 取付クリップ 16 凹部連結部 17 凸部連結部 18 ブラケット 21 分離部 22a、22b、22c 弧状変化部 23 固定用タブ 24 係合穴 25 接合部材 26 エンドキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/04 B29D 31/00 B62D 25/04 B62D 25/06

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って延び、実質的に同一の
    幅を有するとともにほぼ一定の異形横断面形状の金属板
    の曲げ成形品またはこれと樹脂との複合材からなる第1
    の装飾部(2)と、 この第1の装飾部の長手方向の一部から一体に前記
    延長方向に延びる金属板の曲げ成形品またはこれと樹脂
    との複合材からなる第2の装飾部(3)とからなり、 この第1の装飾部(2)と第2の装飾部(3)との間
    で、長手方向に沿って両装飾部を部分的に分離する分離
    (21)が形成され、 この分離部(21)において第1の装飾部(2)を第2
    の装飾部(3)側に向けて変形し、 この変形を保った状態で両装飾部が固着されている ことを特徴とする長尺装飾性トリム材(1)
  2. 【請求項2】 長手方向に沿って延び、実質的に同一
    の幅を有するとともにほぼ一定の異形横断面形状の金属
    板の曲げ成形品またはこれと樹脂との複合材からなる
    1の装飾部(2)と、 この第1の装飾部(2)長手方向の一部から一体に
    の延長方向に延びる金属板の曲げ成形品またはこれ
    と樹脂との複合材からなる第2の装飾部(3)とからな
    り、 長手方向に沿う第1の部分では第1の装飾部(2)と第
    2の装飾部(3)との間で、長手方向に沿って両装飾部
    を部分的に分離する分離部(21)が形成され、 この分離部(21)において第1の装飾部(2)が第1
    の曲率半径を有するように第2の装飾部(3)側に向け
    て変形し、この変形を保った状態で両装飾部が機械的に
    固着され、 長手方向に沿って異なる部分に位置する第2の部分で
    は、第1の装飾部(2)が第1の曲率半径と異なる第2
    の曲率半径に変形している ことを特徴とする長尺装飾性トリム材(1)
  3. 【請求項3】 長手方向に沿って延び、実質的に同一の
    幅を有するとともに ほぼ一定の異形横断面形状の金属板
    の曲げ成形品またはこれと樹脂との複合材からなる第1
    の装飾部(2)と、 この第1の装飾部(2)長手方向の一部から一体に
    の延長方向に延びる金属板の曲げ成形品またはこれ
    と樹脂との複合材からなる第2の装飾部(3)とからな
    り、 長手方向に沿う第1の部分では、第1の装飾部(2)
    第2の装飾部(3)との間で、長手方向に沿って両装飾
    部を部分的に分離する分離部(21)が形成され、 この分離部において第1の装飾部(2)が第1の曲率半
    径を有するように第2の装飾部(3)側に向けて変形
    し、この変形を保った状態で両装飾部が機械的に固着さ
    れ、 長手方向に沿って異なる位置に位置する第2の部分で
    は、第1の装飾部が第1の曲率半径よりも大きい第2の
    曲率半径に変形し、 長手方向に沿ってさらに異なる部分に位置する第3の部
    分では、第1の装飾部(2)が第1の曲率半径よりも大
    きい第3の曲率半径に変形している ことを特徴とする長尺装飾性トリム材(1)
  4. 【請求項4】 第1および第2の装飾部(2),(3)
    の表面は互いに異色に形成されている請求項1ないし3
    のいずれかに記載の長尺装飾性トリム材(1)
  5. 【請求項5】 第1および第2の装飾部(2),(3)
    は異なる横断面形状を有する請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の長尺装飾性トリム材(1)
  6. 【請求項6】 第1の装飾部(2)の裏面には、取付部
    が形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の
    長尺装飾性トリム材(1)
  7. 【請求項7】 第1および第2の装飾部(2),(3)
    は金属板を折曲成形したものである請求項1ないし3の
    いずれかに記載の長尺装飾性トリム材(1)
  8. 【請求項8】 第2の装飾部(3)は、長手方向に沿っ
    て部分的に切除されている請求項1ないし3のいずれか
    に記載の長尺装飾性トリム材(1)
  9. 【請求項9】 第2の装飾部(3)が外表面に合成樹脂
    の押出成形により第1の装飾部と一体的に形成された被
    覆層(8)を有する請求項1ないし3のいずれかに記載
    の長尺装飾性トリム材(1)
  10. 【請求項10】 第2の装飾部(3)が外表面にフィル
    ムの貼着により形成された被覆層(8)を有する請求項
    1ないし3のいずれかに記載の長尺装飾性トリム材
    (1)
  11. 【請求項11】 実質的に同一の幅を有するとともにほ
    ぼ一定の異形横断面形状の金属板の曲げ成形品またはこ
    れと樹脂との複合材からなる第1の装飾部(2)と、こ
    の第1の装飾部(2)の長手方向の一部から一体に前記
    の延長方向に延びる第2の装飾部(3)とを有するほ
    ぼ直線状に形成した長尺なトリム素材を、 第1の装飾部(2)と第2の装飾部(3)との間で、長
    手方向に沿って両装飾部を部分的に分離する分離部(2
    1)を形成する工程、 分離部(21)において第1の装飾部(2)を第2の装
    飾部(3)側に向けて変形させる工程、および 変形を保った状態で両装飾部を固着する工程 を含むことを特徴とする長尺装飾性トリム材(1)の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 実質的に同一の幅を有するとともにほ
    ぼ一定の異形横断面形状の金属板の曲げ成形品またはこ
    れと樹脂との複合材からなる第1の装飾部(2)と、こ
    の第1の装飾部(2)の長手方向の一部から一体に前記
    の延長方向に延びる第2の装飾部(3)とを有するほ
    ぼ直線状に形成した長尺なトリム素材を、 第1の装飾部(2)と第2の装飾部(3)との間で、長
    手方向に沿って両装飾部を部分的に分離する分離部(2
    1)を形成する工程、 分離部(21)において第1の装飾部(2)が第1の曲
    率半径を有するように第2の装飾部(3)側に向けて変
    形させる工程、 変形を保った状態で両装飾部を固着する工程、および 長手方向に沿って異なる部分に位置する第2の部分にお
    いて、第1の装飾部(2)を第1の曲率半径とは異なる
    第2の曲率半径を有するように変形させる工程 を含むことを特徴とする長尺装飾性トリム材(1)の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 実質的に同一の幅を有するとともにほ
    ぼ一定の異形横断面形状の金属板の曲げ成形品またはこ
    れと樹脂との複合材からなる第1の装飾部(2)と、こ
    の第1の装飾部(2)長手方向の一部から一体に前記
    幅の延長方向に延びる第2の装飾部(3)とを有するほ
    ぼ直線状に形成した長尺なトリム素材を、 第1の装飾部(2)と第2の装飾部(3)との間で、長
    手方向に沿って両装飾部を部分的に分離する分離部(2
    1)を形成する工程、 分離部(21)において第1の装飾部(2)が第1の曲
    率半径を有するように第2の装飾部(3)側に向けて変
    形させる工程、 変形を保った状態で両装飾部を固着する工程、長手方向
    に沿って異なる部分に位置する第2の部分において、第
    1の装飾部(2)を第1の曲率半径より大きい第2の曲
    率半径を有するように変形させる工程、および 長手方向に沿ってさらに異なる部分に位置する第3の部
    分において、第1の曲率半径を有するように変形させる
    工程 を含むことを特徴とする長尺装飾性トリム材(1)の製
    造方法。
  14. 【請求項14】 第2の装飾部(3)が外表面に合成樹
    脂の押出成形により第1の装飾部(2)と一体的に形成
    した被覆層(8)を有する請求項11ないし13のいず
    れかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 第2の装飾部(3)が外表面にフィル
    ムの貼着により形成された被覆層(8)を有する請求項
    11ないし13のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 第2の装飾部(3)を長手方向に沿っ
    て部分的に切除し、さらに第1の装飾部(2)裏面に向
    けて折曲げる工程を含む請求項11ないし13のいずれ
    かに記載の方法。
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