JP2594570Y2 - モールの曲げ皺防止手段 - Google Patents

モールの曲げ皺防止手段

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JP2594570Y2
JP2594570Y2 JP1993059767U JP5976793U JP2594570Y2 JP 2594570 Y2 JP2594570 Y2 JP 2594570Y2 JP 1993059767 U JP1993059767 U JP 1993059767U JP 5976793 U JP5976793 U JP 5976793U JP 2594570 Y2 JP2594570 Y2 JP 2594570Y2
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JP
Japan
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molding
curved portion
visor
molding groove
malls
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JP1993059767U
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Inventor
陽一 永田
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ナガタコーギョウ株式会社
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モールの曲げ皺防止手
段。詳しくはモール溝の湾曲部の内側と外側に生じる曲
率差をモール溝の傾きにより減少させて、曲げ皺の発生
を防止する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、湾曲部を有する自動車用バイザー
などの部材に於て、この部材9に図5に示すようにモー
ル溝10を設け、このモール溝10に金属層11の被着
により光輝を与えたモール12を嵌入接着して、装飾的
価値を高めたモール入りのものは周知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記したモー
ル12は、部材9の湾曲部aに於ては、湾曲するモール
溝10へ嵌入されて湾曲し、その外側と内側に曲率差を
生じるため、外側では引張力を受けるのに対し、内側で
は圧縮力を受け、外側の引張力を受ける部分は外観的に
欠陥を生じないが、内側の圧縮力を受ける部分は図4に
示すように皺13が寄る外観的な欠陥を生じるため、湾
曲部を有するモール入りバイザー等の部材は商品化がで
きない現状である。
【0004】本考案は、この現状に即してなされたもの
で、部材に設けたモール溝の湾曲部に肉盛を設け、この
肉盛によりモールを内外の曲率差が小さくなるように傾
かせて、湾曲部の内側に働く圧縮力を減少させ、これに
起因するモールの皺寄りを防止する手段を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るモールの曲
げ皺防止手段は、湾曲部を有するバイザーなどの部材
と、この部材に設けてモールを嵌入接着するモール溝
と、このモール溝の湾曲部に内側から外側へと肉厚が増
すように設けた肉盛とを備えさせた構成により課題の解
決を行うものである。
【0006】
【作用】前記のように構成される本考案のモールの曲げ
皺防止手段は、自動車用バイザーなどの部材に設けたモ
ール溝へモールを嵌入するとき、前記モール溝の湾曲部
に図1及び図2に示すように内側よりも外側が肉厚を増
す肉盛を設けると、この肉盛がモールの湾曲部を図1の
ように傾かせて、湾曲部の内側と外側との曲率差を小さ
くするから、湾曲部の内側に働く圧縮力が減少してこの
部分のモールに皺寄りを生じさせないようになるもので
ある。
【0007】
【実施例】以下に本考案に係るモールの曲げ皺防止手段
の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】図1はこの手段によりモールを取り付けた
自動車用バイザーの湾曲部を示す縦断側面図。図2は同
上湾曲部のモール溝に対する肉盛の形成状態を示す正面
図。図3は同上バイザーの全体を示す正面図である。
【0009】図1〜図3に於て1は湾曲部を有する部材
の自動車用バイザーで、アクリル等の合成樹脂により形
成するもので、図3に示すように前ドア2用と、後ドア
3用とがあり、前ドア2用は中間部に湾曲部を有し、後
ドア3用は後端側に湾曲部を有する。
【0010】4は前記した自動車用バイザー1の上縁に
沿わせて設けることにより、中間部又は後端側に湾曲部
を有するモール溝で、後記するモールの巾と厚さに合わ
せてその巾と深さを設定し、各々の端末にそれぞれ後記
するモールの端を挿し込むポケット5を設けてある。
【0011】6前記したモール溝4の湾曲部4に設けた
肉盛で、図1及び図2に示すように湾曲部の内側から外
側へと肉厚を増す傾斜状に形成し、この傾斜により湾曲
部aではモールを図1のように傾かせる。
【0012】7はモールで、合成樹脂により形成して、
その表面に光輝のある金属材料の被覆8を施してあり、
このモール7は前記モール溝4へ嵌入して両面接着テー
プや接着剤によりモール溝4へ接着するもので、モール
溝4の湾曲部に於てはこの部分に前記のように肉盛6が
設けられているため、この肉盛6により図1に示すよう
に傾けられて内側と外側の曲率差を小さくし、内側に働
く圧縮力を減少されるため、この部分に皺寄りを生じな
ることがないモール入り自動車用バイザーの製造が可能
となるものである。
【0013】
【考案の効果】前述した通り本考案に係るモールの曲げ
皺防止手段は、部材のモール溝に嵌入したモールを、湾
曲部では肉盛により傾かせてその内側と外側の曲率差を
小さくし、内側に働く圧縮力を減少させたから、この力
により発生する皺寄りが防止されて、モールに外観的な
欠陥を有しないモール入り部材の商品化を可能とするも
ので、しかもこの対策のために余分な経費が掛からない
という経済性も有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るモールの曲げ皺防止手段によりモ
ールを取り付けた自動車用バイザーの湾曲部を示す縦断
側面図。
【図2】同上湾曲部に対する肉盛の形成状態を示す正面
図である。
【図3】同上バイザーの全体を示す正面図である。
【図4】図4は従来のモール入り自動車用バイザーが湾
曲部に於てモールの内側に皺寄りを生じた状態の一部分
の正面図である。
【図5】同上バイザーの湾曲部を示す縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 部材 4 モール溝 6 肉盛 7 モール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲部を有するバイザーなどの部材と、
    この部材に設けてモールを嵌入接着するモール溝と、こ
    のモール溝の湾曲部に内側から外側へと肉厚が増すよう
    に設けた肉盛とを備えさせたことを特徴とするモールの
    曲げ皺防止手段。
JP1993059767U 1993-10-08 1993-10-08 モールの曲げ皺防止手段 Expired - Lifetime JP2594570Y2 (ja)

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JPH0723662U JPH0723662U (ja) 1995-05-02
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