JPH0327004Y2 - - Google Patents

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JPH0327004Y2
JPH0327004Y2 JP8362085U JP8362085U JPH0327004Y2 JP H0327004 Y2 JPH0327004 Y2 JP H0327004Y2 JP 8362085 U JP8362085 U JP 8362085U JP 8362085 U JP8362085 U JP 8362085U JP H0327004 Y2 JPH0327004 Y2 JP H0327004Y2
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molding
protection molding
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば自動車等の車体外板に、主
として装飾のために取付けられるサイドプロテク
シヨンモール構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車等の車体外板に取付けられるサイ
ドプロテクシヨンモールは、長尺に形成され、車
両前後方向に沿つて取付けられるものであり、こ
のサイドプロテクシヨンモールは、第6図に示す
ように車両前後方向に沿つて長尺に形成され、そ
の車両上下方向の幅が、サイドプロテクシヨンモ
ール10の長手方向に沿つて、その一端から他端
に向けてH→H′のように漸増するように形成さ
れている。
尚、この第6図に示す従来例においては、サイ
ドプロテクシヨンモール10の車両前方側の一端
から後方側の他端に向けて、その幅がH→H′の
ように徐々に拡がるように形成された構成を示し
ている。
また、このサイドプロテクシヨンモール10
は、第5図に示すように、外側が樹脂層20によ
り形成されるとともに、この外側樹脂層20に
は、サイドプロテクシヨンモール10の撓みによ
る変形防止と剛性向上のため、例えば板金等によ
り成形されたインサート30が、前記サイドプロ
テクシヨンモール10の長手方向に沿つて内蔵さ
れている。
このように構成されたサイドプロテクシヨンモ
ール10の前記外側樹脂層20は、その幅がH→
H′のように長手方向に沿つて漸増するように型
成形により成形されるとともに、前記インサート
30の幅も、第6図及び第7図に示すように、こ
の外側樹脂層20と同様、この外側樹脂層20に
沿つて、長手方向の一端から他端に向けてH1→
H1′のように漸増するように成形されて、前記
外側樹脂層20に内蔵されるものである。
また、第5図及び第7図に示すように、前記サ
イドプロテクシヨンモール10を車体外板に取付
けるため、クリツプ4等を嵌合させたリテーナ5
0が前記インサート30に溶接接合されている。
尚、第7図の図中の×は前記リテーナ50をイ
ンサート30に溶接接合する溶接接合箇所を示し
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第5図から第7図に示すサイドプロテ
クシヨンモール構造の場合、サイドプロテクシヨ
ンモール10の外側樹脂層20に内蔵されるイン
サート30は、この外側樹脂層20と同様、この
外側樹脂層20に沿い、かつ長手方向の一端から
他端に向けて、その幅がH1→H1′のように漸
増するよう成形されるため(第6図及び第7図参
照)、このインサート30はプレス加工による成
形が必要である。
従つて、例えば車体のドア等に取付けられるサ
イドプロテクシヨンモール10は長手方向の長さ
が長いため、このサイドプロテクシヨンモール1
0の外側樹脂層20に内蔵されるインサート30
も長くなり、このインサート30を成形するため
のプレス型も必然的に大型となつて、製作費用及
び設備費用等が増加することになる。
また、第7図に示すように、サイドプロテクシ
ヨンモール10を取付けるためのクリツプ4付き
リテーナ50を、インサート30に溶接接合する
ため、この接合作業のための工数及び費用等が増
加することにもなる。
さらにこれらの不具合を解決するため、第8図
に示すように、インサート及びリテーナを具備し
ないで、サイドプロテクシヨンモール11を中実
とし、車体外板への取付けは両面テープ6により
接着する構造があるが、この場合には高価な樹脂
層21にてサイドプロテクシヨンモール11全体
を中実形成する必要があり、その製作費用が増加
するとともに、中実としたため、サイドプロテク
シヨンモール11自体の重量が増加するという不
具合も生じるものである。
そこでこの考案の目的は、インサートを内蔵し
たサイドプロテクシヨンモールの重量を増加させ
ることなく、このサイドプロテクシヨンモールの
製作費用、設備費用等の諸費用及び製作工数を低
減することによりサイドプロテクシヨンモールの
生産性を向上せしめるとともに、このサイドプロ
テクシヨンモール及びインサートの剛性を向上す
ることである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この考案は上述の問題点を、サイド
プロテクシヨンモールの外側樹脂層に内蔵される
インサートを、ロール成形によりその幅を長手方
向に沿つて一定に形成することにより、解決しよ
うとするものである。
さらに詳しくは第1図の符号を付して説明する
と長尺に形成され、その幅が長手方向の一端から
他端に向けて漸増する(H→H′)サイドプロテ
クシヨンモール1であつて、このサイドプロテク
シヨンモール1の外側は樹脂層2により形成され
るとともに、この外側樹脂層2にはサイドプロテ
クシヨンモール1の長手方向に沿つて板金等によ
り成形されたインサート3を内蔵させたサイドプ
ロテクシヨンモール構造において、前記インサー
ト3はロール成形によりその幅H1を長手方向に
沿つて一定に形成するとともに、前記外側樹脂層
2は型成形により形成したものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、サイドプロテクシヨンモ
ール1はその幅が長手方向に沿つてH→H′のよ
うに漸増して成形されるとともに、インサート3
の幅H1は、長手方向に沿つて一定に形成すれば
よいため、費用的に安価なロール成形で成形する
ことができるものであり、生産性が向上するとと
もに、このサイドプロテクシヨンモール1はイン
サート3が内蔵される構成であつて中実ではない
ため、このサイドプロテクシヨンモールの重量も
増加することがない。
〔実施例〕
以下添付図面に基づいてこの考案の実施例を説
明する。
第1図から第4図までの図面は、この考案の一
実施例を示しており、第4図に示すようサイドプ
ロテクシヨンモール1は車両前後方向に沿つて取
付けられる長尺物であつて、このサイドプロテク
シヨンモール1は、第2図に示すように、車両前
後方向である長手方向に沿つて、その一端から他
端に向けて、車両上下方向の幅がH→H′のよう
に漸増するように形成されている。
即ち、第2図及び第4図に示すように、サイド
プロテクシヨンモール1の幅が、車両前方側の一
端から後方側の他端に向けてH→H′のように
徐々に拡がるように形成されている。
また、サイドプロテクシヨンモール1は第1図
に示すように外側は樹脂層2により形成されると
ともに、この外側樹脂層2にはサイドプロテクシ
ヨンモール1の撓みによる変形防止と剛性向上の
ため例えば板金等により成形された長尺状のイン
サート3が、前記サイドプロテクシヨンモール1
の長手方向に沿つて内蔵されている。
このように構成されたサイドプロテクシヨンモ
ールであつて、第2図に示すように、サイドプロ
テクシヨンモール1の前記外側樹脂層2に内蔵さ
れるインサート3の幅H1を、その長手方向に沿
つて一定に形成したものである。
即ち、このインサート3は、その幅H1が、長
手方向に沿つて変化することなく、一端から他端
に向けて一定の幅H1で、ロール成形によつて形
成される。
また、このように長手方向に一定母H1に形成
されたインサート3を内蔵する前記サイドプロテ
クシヨンモール1の外側樹脂層3は、その幅が長
手方向に沿つて一端から他端に向けてH→H′の
ように漸増するように型成形によつて形成され
る。
従つて、サイドプロテクシヨンモール1の外側
樹脂層2に内蔵されるインサート3は、その幅H
1が長手方向に沿つて一定に形成すればよいた
め、ロール成形で容易に形成することができ、プ
レス加工等は全く必要なく、例えば車体のドア等
に取付けるための長手方向に長いサイドプロテク
シヨンモール1であつても、前記インサート3を
成形するためのロール成形設備は、車体のドア以
外の例えばフエンダ等に取付けるサイドプロテク
シヨンモール1のロール成形設備規模と全く同様
でよく、大型のプレス型等の設備を必要とせず、
インサート3の成形のための製作費用及び設備費
用等が増加することは全くないものである。
またこのインサート3はロール成形により形成
されるものであるため、第1図に示すようにイン
サート3の上下端末部3a,3bを内側方向もし
くは図示してない外側方向に折り曲げ形成するこ
ともできるものであつて、これによりインサート
3自体の剛性は勿論のこと、このインサート3が
内蔵されるサイドプロテクシヨンモール1全体の
剛性も向上するものである。
さらに前述のようにこのインサート3の上下端
末部3a,3bを内側方向に折り曲げることによ
り第3図に示すように、サイドプロテクシヨンモ
ール1を車体外側に取付けるためのクリツプ4付
リテーナ5の端部5a,5bをインサート3の上
下の折曲げ端末部3a,3bにそれぞれ嵌合させ
て、かしめること等により、クリツプ4付きリテ
ーナ5をインサート3に容易に固定することがで
き、溶接接合作業等を必要としないため、この接
合作業の工数及び溶接ための費用等が増加するこ
とは全くないものである。
さらにまた、第1図に示すインサート3を備え
たサイドプロテクシヨンモール1の構造、もしく
は第3図に示すようにインサート3及びリテーナ
5を備えたサイドプロテクシヨンモール1の構造
であるため、前述した従来技術である第8図に示
す中実の接着構造のサイドプロテクシヨンモール
11に比べて、外側樹脂層2の体積も少なくなり
その製作費用が低減できるとともに、サイドプロ
テクシヨンモール1自体の重量が増加することも
ないものである。
ここで、サイドプロテクシヨンモール1の外側
樹脂層2は長手方向に沿つて、幅がH→H′のよ
うに漸増するように形成されるのに対し、インサ
ート3はこの外側樹脂層2の幅形状に沿うことな
く、その幅H1が長手方向に沿つて一定に形成さ
れているため、このインサート3を外側樹脂層2
に内蔵してサイドプロテクシヨンモール1を構成
した場合、このサイドプロテクシヨンモール1の
表面である外側樹脂層2の表面に歪が生じること
もあるが、サイドプロテクシヨンモール1の表面
である外側樹脂層2の表面に、段差等からなる意
匠上の折れ線7を設けることにより、発生した歪
をぼかすことができ、この歪が目立つことを防止
できるものである。
尚、以上の説明においては、第2図に示すよう
に、サイドプロテクシヨンモール1の幅が、その
長手方向に沿つて、車両前方側の一端から後方側
の他端に向けてH→H′のように、徐々に拡がる
構成を示したが、これに限定されることなく、例
えば、この実施例とは逆に車両前方側の一端から
後方側の他端に向けて徐々に狭まるようなサイド
プロテクシヨンモ−ルにも適用してもよいもので
ある。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、サイドプロテクシヨ
ンモールの外側樹脂層に内蔵されるインサート
を、ロール成形によりその幅が長手方向に沿つて
一定に形成したものであつて、このインサートは
安価なロール成形により形成できるため製作費用
及び設備費用等が低減できるとともに、インサー
トの上下端末を折曲げることができ、インサート
及びサイドプロテクシヨンモールの剛性が向上す
る。
また、サイドプロテクシヨンモールを車体外板
に取付けるためのリテーナをインサートの端末部
に嵌合させて、この端末部をかしめることにより
容易にインサートに固定することができるため、
リテーナのインサートへの溶接接合作業が不要と
なり、溶接接合作業の工数及び費用を低減するこ
とができる。
さらに、インサート内蔵のサイドプロテクシヨ
ンモール構造であるため、サイドプロテクシヨン
モールを樹脂層による中実構造とすることなく、
その重量も増加することもない。
さらにまた、サイドプロテクシヨンモール表面
である外側樹脂層の表面に意匠上の折れ線を設け
たことにより、サイドプロテクシヨンモール表面
に生じる歪をぼかすことができ、この歪が目立ち
にくくなり、サイドプロテクシヨンモールの見栄
えが向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図面はこの考案の実施
例を示しており、第1図は第4図のI−I線断面
図、第2図はインサートが内蔵されたサイドプロ
テクシヨンモールの単品正面図、第3図はサイド
プロテクシヨンモール取付用リテーナをインサー
トに固定した状態の第1図相当断面図、第4図は
車両全体側面図、第5図から第8図までの図面は
従来例を示しており、第5図は第3図相当断面
図、第6図は第2図相当正面図、第7図はサイド
プロテクシヨンモール取付用リテーナをインサー
トに溶接接合した状態のインサート単体斜視図、
第8図は他の従来例を示す第1図相当断面図であ
る。 1…サイドプロテクシヨンモール、2…外側樹
脂層、3…インサート、3a,3b…端末部、7
…折れ線(段差)、H…サイドプロテクシヨンモ
ールの車両前方側である一端側の幅、H′…サイ
ドプロテクシヨンモールの車両後方側である他端
側の幅、H1…インサートの幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺に形成され、その幅が長手方向の一端から
    他端に向けて漸増するサイドプロテクシヨンモー
    ルであつて、このサイドプロテクシヨンモールの
    外側は樹脂層により形成されるとともに、この外
    側樹脂層にはサイドプロテクシヨンモールの長手
    方向に沿つて板金等により成形されたインサート
    を内蔵させたサイドプロテクシヨンモール構造に
    おいて、前記インサートはロール成形によりその
    幅を長手方向に沿つて一定に形成するとともに、
    前記外側樹脂層は型成形により形成したことを特
    徴とするサイドプロテクシヨンモール構造。
JP8362085U 1985-06-03 1985-06-03 Expired JPH0327004Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8362085U JPH0327004Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8362085U JPH0327004Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

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Publication Number Publication Date
JPS61198146U JPS61198146U (ja) 1986-12-11
JPH0327004Y2 true JPH0327004Y2 (ja) 1991-06-11

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JP8362085U Expired JPH0327004Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

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JPH0640030Y2 (ja) * 1989-05-08 1994-10-19 株式会社東郷製作所 車両用クリップ

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