JP3336918B2 - 自動車の車体用モール構造 - Google Patents

自動車の車体用モール構造

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康秀 松尾
恭弘 須田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車、特に、乗用
車の車体用のルーフサイドモールのようなモール構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車体のドア用開口の上縁部に取
り付けられ、自動車の意匠を強調する金属製のモール
は、タッピングねじその他の固定手段によって車体に取
り付けられる(実開昭59-165275 号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ドアを開いたとき、固
定手段が露出する構造であるため、自動車の外観品質を
向上する観点からは前記固定手段を覆うことが好まし
い。このためには、別途作ったカバーを固定手段のある
モール部分に被せればよいが、これでは別部品としての
カバーが必要となる。
【0004】本発明は、部品点数を増やすことなく外観
品質を向上できる、自動車の車体用モール構造を提供す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、装飾部とこの
装飾部に一体に形成された取付部とからなり、所定の断
面形状が長手方向に連なっている金属製のモールと、こ
のモールと一体に成形された樹脂又はゴム製のカバーと
を備える自動車の車体用モール構造である。前記カバー
は、前記装飾部から遠方にある前記取付部の端部に設け
られたヒンジ部と、このヒンジ部から伸びていて前記モ
ールの取付部を覆う被覆部とを有する。この被覆部の自
由端部が前記装飾部の所要箇所に掛けられている。
【0006】
【作用及び効果】モールは、その取付部を貫通するタッ
ピングねじ、リベットその他の固定手段によって車体の
所定箇所に取り付けられる。モールを取り付けた後、カ
バーの被覆部の自由端部をモールの装飾部の所定箇所に
掛けて止める。
【0007】カバーがモールに一体に成形されているた
め、部品点数は増えない。また、モールを車体に取り付
けた後、カバーの被覆部の自由端部をモールの装飾部の
所定箇所に掛けるだけで固定手段を覆うことができるた
め、別途作ったカバーを取り付けるのと比べて簡単な作
業ですむ。
【0008】
【発明の実施の形態】自動車の車体用モール構造10
は、断面状態を示す図1を参照すると、モール12と、
カバー14とを備える。
【0009】モール12は、人目につきやすい装飾部1
6と、装飾部16に一体に形成された、モール12を車
体のパネル20に取り付ける取付部18とからなり、所
定の断面形状が長手方向に連なる金属製のものである。
モール16は、ステンレス鋼又はアルミ合金の板材をロ
ール成形して所定の断面形状に形成される。
【0010】図示の実施例では、モール12は、ステン
レス鋼の板材を断面形状が略L 字状となるように折り曲
げて作られており、図5に示すように、車体のルーフ2
2に沿って前後方向へ配置されたルーフサイドモールで
ある。
【0011】カバー14は、硬質若しくは軟質のポリ塩
化ビニル、ポリプロピレンのような樹脂又はEPDMの
ようなゴム製であり、射出成形又は押し出し成形され、
この成形によってモール12と一体にされる。カバー1
4は、モール12の装飾部16から遠方にある取付部1
8の端部19の近傍に設けられたヒンジ部24と、この
ヒンジ部から伸びていてモール12の取付部18を覆う
被覆部26とを有し、被覆部26の自由端部がモール1
2の装飾部16の所要箇所に掛けられる。
【0012】図示の実施例では、カバー14のヒンジ部
24は軟質のポリ塩化ビニルによって、また被覆部26
は硬質のポリ塩化ビニルによって成形されている。被覆
部26は、ヒンジ部24から自由端部に向けて厚みが次
第に大きくなり、自由端部に設けられた肩27の部分で
厚みが最も大きくなるように形成されている。肩27
は、図1の実線で示すように、モール12の装飾部16
の折り曲げられた端部17に掛けられる。肩27が装飾
部16の端部17に掛けられたとき、被覆部26が取付
部18を覆うことができ、しかも被覆部26がたるみの
ない状態で保持されるように、被覆部26の寸法を定め
ておくことが好ましい。
【0013】図示の実施例によれば、カバーの被覆部2
6によってモールの取付部18を覆う際、ヒンジ部24
が軟質であるため、ヒンジ部24で折り曲げ易い。そし
て、被覆部26をモールの装飾部16に掛けて止めた後
には、被覆部26が硬質であることと、被覆部26の特
に肩27の部分の厚みが大きく、剛性が高くなっている
ことから、被覆部26が外れにくく、被覆部26のいわ
ゆる波打ち現象の発生を防止できる。
【0014】カバー14の成形時に、モール12の装飾
部16のうちの自由端部側の一部28に目隠し部30を
設けたり、装飾部18と取付部18との遷移部29にパ
ネルとの当て部31を設けたり、さらに当て部31から
ヒンジ部24まで伸びているなじみ部32を取付部18
の背面に設けたりすることがある。この場合、カバー1
4の被覆部の肩27は、モール12の装飾部の端部17
の厚みと目隠し部30の厚みとを加えた深さに形成し、
肩27を端部17に掛けたとき段差が生じないようにす
ることが好ましい。
【0015】カバー14は成形後には、いわゆる成形ぐ
せがついているため、図1のカバー14a の位置にあ
る。そこで、モール12を車体のパネル20に取り付け
るにはカバー14を14b の位置まで開き、タッピング
ねじ34その他の固定手段を取付部18に貫通させ、例
えばタッピングねじ34をグロメット36にねじ込んで
取付部18をパネル20に固定する。その後、カバー1
4の被覆部26の自由端部をモールの装飾部16に向け
て押し込むと、肩27がモールの装飾部の端部17に掛
かり、カバー14による取付部18の被覆が完了する。
【0016】モール構造10は、断面状態を示す図2及
び図3と、斜視状態を示す図5とに示すように、自動車
のドア40用の開口上縁部に取り付けられる。開口上縁
部にあるルーフサイドレール42のパネル20にモール
12を取り付け、カバー14で固定手段34を被覆す
る。そうすると、ドア40を開けたとき、モール構造1
0は人目につくが、固定手段34はカバー14で覆われ
ているため、全く人目につかない。ルーフサイドレール
42の前方部分に隣接して、図2に示すように、フロン
トウインドシールドガラス44があり、後方部分に隣接
して、図3に示すように、ルーフパネル22がある。別
のモール46がフロントウインドシールドガラス44か
らルーフパネル22にわたって配置されている。
【0017】別の実施例の断面状態を示す図4を参照す
ると、ドリップチャンネル48がルーフサイドレール4
2に取り付けられ、ルーフパネル22がドリップチャン
ネル48に固定されている。この場合、モール構造50
をドリップチャンネル48の外側に配置することができ
る。
【0018】モール構造50は、金属製のモール52
と、樹脂製のカバー54とを備える。モール52は装飾
部56と、取付部58と、装飾部56と取付部との間に
ある遷移部57とを有し、遷移部57に下向きの突起5
9が設けられている。一方、カバー54は、取付部58
の下端部にあるヒンジ部60と、ヒンジ部60より大き
な厚みの被覆部62とを有する。被覆部62の自由端部
にある肩63がモールの突起59に掛かり、被覆部62
は保持される。この実施例の場合にも、固定手段64に
よって取付部58をルーフサイドレール42のパネルに
取り付けた後、被覆部62をモール52に掛けて固定手
段64を被覆する。
【0019】前記実施例では、カバーのヒンジ部を軟質
樹脂で成形し、被覆部を硬質樹脂で成形したり、ヒンジ
部の厚みを被覆部の厚みより小さくしたりすることによ
って、ヒンジ部の折り曲げ易さを確保する一方、被覆部
の外れや波打ち現象の発生を防止している。ヒンジ部の
折り曲げ易さは、例えば、ヒンジ部に凹みを設けること
によってもうることができる。この場合、ヒンジ部及び
被覆部の全体を硬質樹脂で成形でき、またヒンジ部を軟
質樹脂で成形し、さらにヒンジ部に凹みを設けることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の車体用モール構造の実施
例を示す断面図である。
【図2】図1に示したモール構造を取り付けた車体の一
部を示す断面図で、図5の2−2線で切断したものであ
る。
【図3】図1に示したモール構造を取り付けた車体の一
部を示す断面図で、図5の3−3線で切断したものであ
る。
【図4】本発明に係る自動車の車体用モール構造の別の
実施例を示す断面図である。
【図5】本発明に係るモール構造を取り付けた車体の一
部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,50 モール構造 12,52 モール 14,54 カバー 16,56 装飾部 18,58 取付部 24,60 ヒンジ部 26,62 被覆部 34,64 タッピングねじ(固定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−305368(JP,A) 特開 平4−300741(JP,A) 実開 昭59−165275(JP,U) 実開 平3−109956(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾部とこの装飾部に一体に形成された
    取付部とからなり、所定の断面形状が長手方向に連なっ
    ている金属製のモールと、このモールと一体に成形され
    た樹脂又はゴム製のカバーとを備える自動車の車体用モ
    ール構造であって、前記カバーは、前記装飾部から遠方
    にある前記取付部の端部に設けられたヒンジ部と、この
    ヒンジ部から伸びていて前記モールの取付部を覆う被覆
    部とを有し、この被覆部の自由端部が前記装飾部の所要
    箇所に掛けられた、自動車の車体用モール構造。
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