JP2001063485A - 自動車用装飾モールの製造方法 - Google Patents

自動車用装飾モールの製造方法

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JP2001063485A
JP2001063485A JP24560799A JP24560799A JP2001063485A JP 2001063485 A JP2001063485 A JP 2001063485A JP 24560799 A JP24560799 A JP 24560799A JP 24560799 A JP24560799 A JP 24560799A JP 2001063485 A JP2001063485 A JP 2001063485A
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JP
Japan
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mall
molding
decorative
automobile
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JP24560799A
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English (en)
Inventor
Masao Tazumi
正雄 田積
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湾曲した形状の自動車用装飾モール2の製造
方法を提供する。 【解決手段】 自動車用装飾モール2の製造方法は、キ
ャビティ内に薄肉部を有するあらかじめ成形された樹脂
性の母材が載置されたシリコン製の下型と、下型と対を
なし、下型との型合わせ面が平坦な金属製の上型と、母
材の上記薄肉部に配設され、母材と上型とによって挟持
された金属製のインサート部材とを用い、キャビティ内
の母材に高周波加熱処理を施しインサート部材に対応す
る部分が薄肉となった自動車用装飾モール2を成形する
工程と、高周波加熱処理後の余熱を有する状態の自動車
用装飾モール2にクセ付け治具16を取り付け、自動車
用装飾モール2を薄肉部15から湾曲させた状態で保持
するクセ付け工程と、を有している。これによって、湾
曲した形状の自動車用装飾モール2が製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用装飾モー
ルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車体の所定位置に取り付けられる自動車
用装飾モールは、両面テープ等によって車体に直接固定
されるが、上記自動車用装飾モールが取り付けられる車
体の取付面が曲面を含んでいる場合、自動車用装飾モー
ルが車体の外観形状に追従していないとその部分の接着
力が低下することになり、モール剥がれの原因となって
しまう。
【0003】そこで、あらかじめ押出成形した母材を、
車体の外観形状と合致したキャビティを有するシリコン
モールドで高周波加熱成形することによって、自動車用
装飾モールを成形し、この自動車用装飾モールが取り付
けられる車体の取付面の形状に追従させる方法(例え
ば、特開昭58−3841号公報等を参照)が従来から
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上型及び下型
がともにシリコン製のモールドを用いて高周波加熱成形
を行う場合、金属製のモールドに比べて冷却効率が極端
に悪くなるので生産性が低くなり、量産に不向きであっ
た。
【0005】また、高周波加熱成形を行うモールドの下
型をシリコンで、上型を熱伝導性の大きいアルミ等の金
属で、それぞれ形成することによって、冷却効率を高め
ることができるが(例えば、特公平4−5540号公報
等を参照)、キャビティ内で母材が溶融した際に、樹脂
の流れによる成形不良やゆがみを防止するため、上型の
型合わせ面を平面にする必要があり、湾曲した部位を有
する自動車用装飾モールを成形するのは困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の自動車用装飾モールの製造方法の発明は、キャビティ
内に薄肉部を有するあらかじめ成形された樹脂性の母材
が載置されたシリコン製の下型と、上記下型と対をな
し、上記下型との型合わせ面が平坦な金属製の上型と、
上記母材の上記薄肉部に配設され、上記母材と上記上型
とによって挟持された金属製のインサート部材と、を用
い、上記キャビティ内の母材に高周波加熱処理を施し、
上記インサート部材に対応する部分が薄肉となった自動
車用装飾モールを成形する工程と、高周波加熱処理後の
余熱を有する状態の自動車用装飾モールに、クセ付け治
具を取り付け、上記自動車用装飾モールを薄肉部から湾
曲させた状態で保持するクセ付け工程と、からなること
を特徴としている。これによって、曲面を含む車体の取
付面に追従する湾曲した形状の自動車用装飾モールを製
造することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1〜図4を
用いて詳細に説明する。
【0008】まず、塩化ビニール等の熱可塑性樹脂を押
出機によって押出成形することにより、自動車用装飾モ
ール2の母材4を作成する。この母材4は最終製品形状
である自動車用装飾モール2に近似したものであり、押
出後、所定の長さに切断される。
【0009】本実施例において上記母材2は、扁平で細
長い板状を呈し、かつ自動車への取付面となる裏面に
は、この母材2の長手方向に沿って連続する断面略コ字
形の凹部6が形成され、その部分の肉厚が薄肉となって
いる。
【0010】所定長さに切断された上記母材2は、図1
に示す自動車用装飾モール2の成形工程において、上下
一対の成形型8,10を有する高周波加熱成形装置のキ
ャビティ12内で高周波加熱処理が施される。このキャ
ビティ12は、高周波加熱成形装置のシリコン製の下型
8に設けられており、自動車用装飾用モール2表面の最
終外観形状に形成されている。一方、高周波加熱成形装
置の上型10は、熱伝導性の大きいアルミニウム等の金
属からなり、上記下型8との型合わせ面13が凹凸のな
い平坦面に形成されている。
【0011】上記母材4は、裏面が上記上型10に対向
するよう上記下型8のキャビティ12内に載置され、か
つ上記母材4の凹部6には、上記凹部6の形状に対応し
た断面矩形の金属製のインサート部材14が配設されて
いる。
【0012】そして、このインサート部材14が、上記
母材4と上記上型10とによって挟持された状態で、こ
の上型10と上記下型8とが型合わせされ、この母材4
に高周波加熱処理が施される。
【0013】尚、上記上型10は、内部に冷却水等が流
れる図示せぬ冷却パイプが埋設されており、高周波加熱
成形によって高温となった該上型を適宜冷却することが
できるようになっている。
【0014】高周波加熱処理を終えた母材4は、薄肉部
15を有する自動車用装飾モール2となり、60℃〜8
0℃程度の余熱を有した状態で、高周波加熱成形装置か
ら取り出される。そして、図2及び図3に示すクセ付け
工程において、上記自動車用装飾モール2よりも硬質の
樹脂からなるクセ付け治具16が、該自動車用装飾モー
ル2の薄肉部15が形成された側の端部に取り付けられ
る。
【0015】このクセ付け治具16は、略円弧状の長脚
部18と略直線状の短脚部20とを有する断面略U字形
状を呈していると共に、上記短脚部20の先端が上記自
動車用装飾モール2裏面の凹部6に係合し、かつ上記長
脚部18は、上記自動車用装飾モール2の表面に密接し
ている。すなわち、上記自動車用装飾モール2は、上記
短脚部20の先端が当接した位置を基端として、薄肉部
15が形成された側の端部が上記長脚部18の曲率に沿
って湾曲した状態で保持され、十分冷却される。尚、上
記長脚部18の曲率は、自動車用装飾モール2が取り付
けられる車体の取付面の曲面と一致するよう形成されて
いる。
【0016】また、上記自動車用装飾モール2は、全体
が弓なりに湾曲した形状を呈しているので、この形状に
追従するよう、上記クセ付け治具16には、該クセ付け
治具16の長手方向と直交する向きに、上記長脚部18
から上記短脚部に亙って連続するスリット22が設けら
れている。
【0017】そして、上記クセ付け工程を終えると、図
4に示すように、上記自動車用装飾モール2は、該自動
車用装飾モール2の幅方向の一端が上記薄肉部15から
湾曲した状態となる。
【0018】このような自動車用装飾モール2の製造方
法においては、例えば、自動車のバンパー23上面に取
り付けられるバンパープロテクターとして自動車用装飾
モール2を製造する場合、図5に示すように、バンパー
23のR部23aにまで延長したバンパープロテクター
を製造することができ、バンパー23上面の保護面を拡
大することができる。
【0019】すなわち、クセ付け治具16の長脚部18
の曲率を適宜設定することによって、曲面を含む車体の
取付面に密着する湾曲した自動車用装飾モール2を製造
することができるので、上記自動車用装飾モール2が車
体の取付面に両面テープ等で接着された際に、この取付
面から剥離する可能性が非常に小さいものとなる。
【0020】そして、上記自動車用装飾モール2は、剛
性の小さい薄肉部15から湾曲させられているので、容
易にクセ付けを行うことができる。
【0021】次に、本発明の第2実施例を図6に示す。
この第2実施例では、第1実施例と同様の自動車用装飾
モール2の成形工程を実施した後に、クセ付け工程にお
いて、余熱を有する状態の3つの自動車用装飾モール2
を、支持治具24とクセ付け治具26とを用いて、3つ
同時に薄肉部15から湾曲するようにクセ付けが行われ
る。
【0022】上記支持治具24は、上記自動車用装飾モ
ール2よりも硬質の材料からなり、上記自動車用装飾モ
ール2を収容する並列に並んだ3つの収容部28を有し
ている。そして、上記自動車用装飾モール2の薄肉部1
5が上記収容部28から突出した状態で、該自動車用装
飾モール2が上記支持治具24に収容支持されている。
一方、上記クセ付け治具26は、上記自動車用装飾モー
ル2よりも硬質の材料からなり、上記自動車用装飾モー
ル2が取り付けられる車体の取付面の曲面と一致する湾
曲した3つの溝部30を有している。そして、この溝部
30に、上記収容部28から突出した自動車用装飾モー
ル2の端部が挿入され、さらに所定の圧力で上記クセ付
け治具26が図6の矢示方向、すなわち上記支持治具2
4に向かって押し付けられた状態で保持され、十分冷却
される。
【0023】このような第2実施例においても、第1実
施例と同様に曲面を含む車体の取付面に追従する湾曲し
た形状の自動車用装飾モール2を製造することができ
る。
【0024】また、クセ付け工程で複数の自動車用装飾
モール2に同時にクセ付けを行うことができるので、第
1実施例に比べ生産効率を向上させることができる。
【0025】尚、この第2実施例では、クセ付け工程に
おいて、3つの自動車用装飾モールに同時に処理してい
るが、支持治具24及びクセ付け治具26の仕様を適宜
変更することによって、3つ以上の自動車用装飾モール
2をクセ付け工程において処理することも可能である。
【0026】また自動車用装飾モール2に凹部6を形成
することなく、図7に示すように、幅方向の一方の端部
側が薄肉となる断面略階段状に形成し、この薄肉部32
にクセ付け治具を取り付け湾曲させることもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、曲面を含む車体の取付
面に追従する湾曲した形状の自動車用装飾モールを製造
することができるので、曲面を有する車体の取付面と上
記自動車用装飾モールとの密着度が向上し、車体の取付
面から自動車用装飾モールが剥離してしまうことを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用装飾モールの製造方法に
おいて高周波加熱処理を施す成形工程を示す工程説明
図。
【図2】本発明に係る自動車用装飾モールの製造方法に
おけるクセ付け工程を示す工程説明図。
【図3】本発明に係る自動車用装飾モールの製造方法に
おけるクセ付け工程での自動車用装飾モールの全体斜視
図。
【図4】本発明に係る自動車用装飾モールの製造方法の
クセ付け工程を終えた状態の正面図。
【図5】本発明に係る自動車用装飾モールが取り付けら
れた自動車のバンパーの要部断面図。
【図6】本発明の第2実施例における自動車用装飾モー
ルのクセ付け工程を示す工程説明図。
【図7】自動車用装飾モールの他例を示す正面図。
【符号の説明】
2…自動車用装飾モール 6…凹部 16…クセ付け治具 15…薄肉部 18…長脚部 20…短脚部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティ内に薄肉部を有するあらかじ
    め成形された樹脂性の母材が載置されたシリコン製の下
    型と、上記下型と対をなし、上記下型との型合わせ面が
    平坦な金属製の上型と、上記母材の上記薄肉部に配設さ
    れ、上記母材と上記上型とによって挟持された金属製の
    インサート部材と、を用い、上記キャビティ内の母材に
    高周波加熱処理を施し、上記インサート部材に対応する
    部分が薄肉となった自動車用装飾モールを成形する工程
    と、 高周波加熱処理後の余熱を有する状態の自動車用装飾モ
    ールに、クセ付け治具を取り付け、上記自動車用装飾モ
    ールを薄肉部から湾曲させた状態で保持するクセ付け工
    程と、からなることを特徴とする自動車用装飾モールの
    製造方法。
JP24560799A 1999-08-31 1999-08-31 自動車用装飾モールの製造方法 Pending JP2001063485A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018140736A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 株式会社ファルテック 車両用モールディング及び車両用モールディングの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018140736A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 株式会社ファルテック 車両用モールディング及び車両用モールディングの製造方法

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