JP3387147B2 - 押出成形品の変形加工方法 - Google Patents

押出成形品の変形加工方法

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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、押出成形品の変形加工
方法に関するものであり、特に、ウエザーストリップ等
の長尺状の押出成形品の長手方向の複数箇所に曲げ加工
を施す方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ウエザーストリップ等の自動車用押出成
形品は、例えば、硬質ポリ塩化ビニル(PVC)等より
押出された長尺物に、ウインドガラス等の装着箇所の外
形に対応して、種々の曲げ加工等の変形加工を施すこと
により得られる。そして、従来のこの種の押出成形品の
変形加工方法として、押出成形品の所望箇所を曲げ治具
により個別に彎曲させて塑性変形させることにより、所
定形状の曲げ部を形成するものがある。この押出成形品
の変形加工方法は、押出成形品の曲げ方向両側に曲げ治
具を配置して、曲げ治具により押出成形品を挾持して押
圧することにより、所定曲率の曲げ加工を施すものであ
る。そして、かかる押出成形品の変形加工方法によれ
ば、押出成形品の長手方向に間隔を置いて複数の曲げ部
を設ける必要があるときは、各曲げ部を、順に、前記曲
げ治具により1箇所づつ彎曲させて塑性変形させてい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の押出成形品の変
形加工方法は、上記のように、押出成形品の曲げ部を曲
げ治具により個別に曲げ加工するよう構成されているか
ら、押出成形品の曲げ部が1箇所である場合には、その
曲げ加工を円滑に行なえ、曲げ部の外観も良好に維持さ
れる。しかし、近年、種々の要請により、押出成形品の
装着箇所の形状の複雑化に対応して、押出成形品自体の
形状も複雑化しており、製品形状によっては、曲げ箇所
が2箇所以上となることがある。この場合、従来の押出
成形品の変形加工方法で曲げ加工を行なうと、押出成形
品の曲げ部に肉余りまたは肉不足により皺が生じる可能
性がある。また、押出成形品の1箇所目の曲げ部の加工
時と2箇所目の曲げ部の加工時との間で、加工温度が異
なり、曲げ加工を適確に行なえず、或いは、押出成形品
の曲げ治具間で段差が発生して、押出成形品の外観が損
なわれたり、曲げ部と曲げ部の間の製品寸法にばらつき
が発生する可能性がある。 【0004】そこで、本発明は、押出成形品の皺または
段差等の外観不良を生じることなく、押出成形品の長手
方向の複数箇所に曲げ部を適確に加工できる押出成形品
の変形加工方法の提供を課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明にかかる押出成形
品の変形加工方法は、第1の工程において、長手方向に
曲げ加工部を有する固定型の長手方向に押出成形品を配
置し、固定型の長手方向一端に押出成形品の一端を保持
し、第2の工程において、押出成形品を常温を超える第
1の加工温度に加熱保持して、可動型により、押出成形
品を、その一端側から他端側へ、前記固定型に対して順
次押圧して、押出成形品を固定型の加工形状に塑性変形
させ、第3の工程において、塑性変形した押出成形品
を、その形状を保持した状態で、前記第1の加工温度よ
り高温の第2の加工温度に加熱し、第4の工程におい
て、押出成形品を前記第1の加工温度に冷却して離型す
るものである。 【0006】 【作用】本発明においては、第1の工程から第2の工程
にかけて、押出成形品の一端を固定型に保持した状態
で、その固定端側である一端側から自由端側である他端
側へと可動型による押圧が行なわれ、押出成形品が、固
定型の加工形状に従って変形加工される。よって、曲げ
箇所が複数ある場合でも、可動型による押圧変形に伴
い、押出成形品の押圧歪が固定端側から自由端側へと連
続的に変位し、曲げ部に肉余りまたは肉不足による皺及
び段差等の不都合を生じることはない。また、各曲げ箇
所における押出成形品の加工温度を同一温度に維持でき
るため、押出成形品の各曲げ部に、温度差による歪が生
じることもない。そして、第3の工程において、押出成
形品を塑性変形後に第2の加工温度に加熱するため、塑
性変形後に押出成形品に残留する内部応力による歪が解
消される。更に、第4の工程において、押出成形品を第
1の加工温度に冷却するため、押出成形品が、曲げ部を
有する所望形状に保持され、最終製品となる。 【0007】 【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 【0008】図1は本発明の一実施例の押出成形品の変
形加工方法に使用される曲げ治具を示す斜視図、図2は
本発明の一実施例の押出成形品の変形加工方法に使用さ
れる曲げ治具の押圧状態を示す断面図である。 【0009】図に示すように、本実施例で曲げ加工され
る長尺状の押出成形品1は、断面略U字状の挿着部2
と、挿着部2のコーナ部下面から垂下するよう長手方向
に延設されたリップ部3よりなり、例えば、硬質ポリ塩
化ビニル(PVC)を押出して直線状に成形されてい
る。この押出成形品1は、中央部に平面略S字状の2段
彎曲部を有するよう成形され、最終製品とされるもので
ある。 【0010】かかる押出成形品を曲げ加工する本実施例
の曲げ治具は、固定型と可動型を具備する。 【0011】固定型10の一側は長手方向に切り欠か
れ、その側面部を押出成形品1の最終製品形状の一側面
に対応する形状の支持部11としている。前記支持部1
1は、垂直面11aから水平方向に張出され、押出成形
品1の挿着部2を挿着可能な支持リブ11bと、支持リ
ブ11bの下方に斜状に形成され、押出成形品1のリッ
プ部3の一側面を当接支持可能な傾斜面11cからな
り、図2に示すように、その断面形状を、押出成形品1
の一側面全体を当接支持可能な形状としている。また、
支持部11は、長手方向中央部に、一側へ湾曲する第1
の曲げ加工部11A及び第1の曲げ加工部11Aと反対
側の他側へ湾曲する第2の曲げ加工部11Bを有し、全
体として、押出成形品1の最終製品形状に対応する平面
略S字状をなしている。 【0012】可動型20は、その基端部を前記固定型1
0の長手方向一端の切り欠き部分に、ボルト及びナット
等からなる枢着手段30により水平方向への回動可能に
枢着され、固定型10に対して接近及び離間するように
なっている。また、可動型20の固定型10と対向する
側面には、押出成形品1の最終製品形状の他側面に対応
する形状の押圧部21が形成されている。前記押圧部2
1は、押出成形品1の挿着部2の上面及び外側面に当接
押圧可能な第1の押圧面21aと、押圧面21aの下方
に連続して斜状に延び、押出成形品1のリップ部3の他
側面に当接押圧可能な第2の押圧面21bからなり、そ
の断面形状を、押出成形品1の他側面全体を当接押圧可
能な形状としている。また、押圧部21は、長手方向中
央部に、固定型10の支持部11に対応して、他側へ湾
曲する第1の曲げ加工部21A及び第1の曲げ加工部2
1Aと反対側の一側へ湾曲する第2の曲げ加工部21B
を有し、全体として、押出成形品1の最終製品形状に対
応する平面略S字状をなしている。 【0013】なお、可動型20を固定型10に向けて回
動すると、可動型20の下面が固定型10の切り欠き部
分の上面に摺接するとともに、可動型20の押圧部21
上方の側面が、固定型10の支持部11上方の側面に密
接するようになっている。 【0014】これにより、可動型20を固定型10に密
接した状態で、固定型10の支持部11及び可動型20
の押圧部21間に、押出成形品1の断面形状と同一形状
のキャビティが形成される。 【0015】次に、上記のように構成された曲げ治具を
使用した本実施例の押出成形品の変形加工方法を説明す
る。 【0016】まず、所定の合成樹脂を押出して直線長尺
状の押出成形品1を得た後、押出成形品1の挿着部2を
固定型10の支持部11の支持リブ11bに挿着して、
押出成形品1を固定型10の支持部11の長手方向に配
置する。このとき、押出成形品1は直線状であり、固定
型10の支持部11の平面略S字状とは対応していない
が、その挿着部2を支持部11の支持リブ11bに挿着
保持することにより、全体として支持部11の形状にほ
ぼ対応する平面略S字状に配置される。 【0017】次に、曲げ治具の固定型10及び可動型2
0を、図示しないヒータ等の加熱手段により、常温を超
える第1の加工温度に加熱維持した状態で、可動型20
を固定型10に向けて回動していく。ここで、第1の加
工温度は、押出成形品1の材料に応じて、押出成形品1
に皺等を発生せず、その塑性変形を可能にする温度に適
宜設定され、例えば、硬質ポリ塩化ビニルからなる押出
成形品1の場合は、約80℃に設定される。可動型20
の回動開始とともに、固定型10の支持部11基端と可
動型20の押圧部21基端との間に、押出成形品1の一
端が挾圧保持され、押出成形品1が長手方向への移動及
び離脱を阻止される。 【0018】そして、可動型20を固定型10に向けて
更に回動接近していくと、可動型20の押圧部21によ
り、押出成形品1が、その一端側から他端側へ、前記固
定型10の支持部11に対して順次押圧される。即ち、
可動型20の押圧部21の第1の押圧面21a及び第2
の押圧面21bが、押出成形品1の挿着部2及びリップ
部3を、固定型10の支持部11の支持リブ11b及び
傾斜面11cに対して押圧する。これにより、押出成形
品1は、固定型10及び可動型20間に挾圧されて、固
定型10及び可動型20からの熱伝導により、その塑性
変形が可能な第1の加工温度に加熱保持される。 【0019】すると、押出成形品1は、固定型10及び
可動型20の第1の曲げ加工部11A,21A間で曲げ
加工されて所定の湾曲形状に塑性変形されとともに、第
2の曲げ加工部11B,21B間で曲げ加工されて所定
の二段湾曲形状に塑性変形され、固定型10の支持部1
1及び可動型20の押圧部21間のキャビティ形状と同
一の平面略S字状に加工される。このとき、本実施例の
ように、押出成形品1の曲げ箇所が複数ある場合でも、
可動型20による押圧変形に伴い、押出成形品1の押圧
歪が固定端側から自由端側へと連続的に変位するため、
曲げ部に肉余りまたは肉不足による皺及び段差等の不都
合を生じることはない。なお、押出成形品1の挿着部2
が、固定型10の支持部11の支持リブ11bに完全に
挿着されず、或いは、一部離脱する場合でも、可動型2
0の押圧に伴い、押出成形品1が固定型10に接近移動
され、その挿着部2を支持リブ11bに案内されて挿着
されるため、押出成形品1が支持部11から位置ずれし
て、その加工が不可能になることはない。 【0020】また、押出成形品1の曲げ加工時には、固
定型10及び可動型20の第1及び第2の曲げ加工部1
1A,11B,21A,21Bにおける押出成形品1の
加工温度が同一温度に維持されるため、押出成形品1の
各曲げ部間で加工温度が異なり、各曲げ部間に温度差に
よる歪が生じることもない。 【0021】その後、塑性変形した押出成形品1を固定
型10及び可動型20間に挾圧して、その形状を維持し
た状態で、固定型10及び可動型20を前記第1の加工
温度より高温の第2の加工温度に加熱して、押出成形品
1を第2の加工温度に加熱する。ここで、第2の加工温
度は、押出成形品1の材料に応じて、その内部応力によ
る歪を解消可能な温度に適宜設定され、例えば、硬質ポ
リ塩化ビニルからなる押出成形品1の場合は、約120
℃に設定される。すると、押出成形品1が略軟化状態と
なり、塑性変形後に前記押出成形品1に残留する内部応
力による歪が解消される。 【0022】そして、固定型10及び可動型20を急速
冷却して、押出成形品1を第2の加工温度から前記第1
の加工温度に急速冷却すると、押出成形品1が、略軟化
状態から再度硬化して、その形状維持を可能な状態とな
り、曲げ部を有する所望形状に保持されて最終製品とな
る。なお、前記第2の加工温度は、一定範囲を超える
と、押出成形品1の歪解消効果に顕著な差異は認められ
ないため、第1の加工温度への冷却時間の短縮及び押出
成形品1の発火防止等の観点から、できるだけ低い温度
に設定することが好ましい。例えば、硬質ポリ塩化ビニ
ルの場合、120℃付近の温度とすることが好ましい。 【0023】このように、上記実施例の押出成形品の変
形加工方法は、長手方向に2箇所の曲げ加工部11A,
11B,21A,21Bを有する固定型10及び可動型
20からなる曲げ治具を使用し、第1の工程において、
固定型10の支持部11の支持リブ11bに押出成形品
1の挿着部2を挿着保持することにより、支持部11の
長手方向に押出成形品1を配置して、第2の工程におい
て、固定型10及び可動型20を加熱することにより、
押出成形品1を常温を超える第1の加工温度に加熱保持
して、可動型20を固定型10に向けて回動接近させる
ことにより、押出成形品1の一端を固定型10及び可動
型20の基端部間に挾持するとともに、その状態で、押
出成形品1の一端側から他端側へ、前記固定型10の支
持部11に対して順次押圧して、押出成形品1を固定型
10の支持部11及び可動型20の押圧部21間のキャ
ビティ形状である所定加工形状に塑性変形させ、第3の
工程において、塑性変形した押出成形品1を、固定型1
0及び可動型20間でその形状を保持した状態で、固定
型10及び可動型20を加熱することにより、前記第1
の加工温度より高温の第2の加工温度に加熱し、第4の
工程において、押出成形品1を前記第1の加工温度に冷
却するものである。 【0024】したがって、上記実施例は、第1の工程か
ら第2の工程にかけて、押出成形品1の一端を固定型1
0及び可動型20の基端部間に挾圧保持した状態で、そ
の固定端側である一端側から自由端側である他端側へと
可動型20による押圧が行なわれ、押出成形品1が、固
定型10及び可動型20間のキャビティの加工形状に従
って変形加工される。よって、曲げ箇所が複数ある場合
でも、可動型20による押圧変形に伴い、押出成形品1
の押圧歪が固定端側から自由端側へと連続的に変位し、
曲げ部に肉余りまたは肉不足による皺及び段差等の不都
合を生じることはない。また、各曲げ加工部における押
出成形品1の加工温度を同一温度に維持できるため、押
出成形品1の各曲げ部に、温度差による歪が生じること
もない。そして、第3の工程において、押出成形品1を
塑性変形後に第2の加工温度に加熱するため、塑性変形
後に押出成形品1に残留する内部応力による歪が解消さ
れる。更に、第4の工程において、押出成形品1を第1
の加工温度に冷却するため、押出成形品1が、曲げ部を
有する所望形状に保持され、最終製品となる。その結
果、高い精度で押出成形品1の曲げ加工を行なうことが
でき、押出成形品1の外観不良及び製品寸法のばらつき
を防止して、良好な品質の製品を安定して得ることがで
き、生産性の向上に寄与することができる。特に、固定
型10に対する可動型20の回転中心を、それらの基端
位置に置くため、押出成形品1が回転中心より徐々に固
定されて押圧加工されることとなり、曲げ部の皺及び段
差等の製品不良を効果的に防止して製品寸法の精度を向
上することが可能となる。 【0025】ところで、上記実施例の押出成形品1の変
形加工方法は、固定型10及び可動型20からなる曲げ
治具により行なうよう構成されているが、本発明を実施
する場合には、これに限定されるものではなく、押出成
形品1の複数の曲げ部を同一加工温度で湾曲でき、か
つ、押圧歪を長手方向に変位させて解消可能であればよ
い。即ち、上記実施例の曲げ治具の代りに他の加工具を
使用でき、例えば、曲げ治具の可動型20の代わりにロ
ーラ状の加工具を採用し、固定型10に押出成形品を長
手方向に順に押圧するようにしてもよい。また、上記実
施例は、曲げ部を2箇所有する押出成形品1の加工用の
曲げ治具により行なうよう構成されているが、これを、
3箇所以上の曲げ加工部を有する押出成形品用の曲げ治
具により行なう等、他の構成とすることも可能である。 【0026】 【発明の効果】以上のように、本発明にかかる押出成形
品の変形加工方法は、長手方向に曲げ加工部を有する固
定型の長手方向に押出成形品を配置して、固定型の長手
方向一端に押出成形品の一端を保持し、押出成形品を常
温を超える第1の加工温度に加熱保持して、可動型によ
り、押出成形品を、その一端側から他端側へ、前記固定
型に対して順次押圧して、押出成形品を固定型の加工形
状に塑性変形させ、塑性変形した押出成形品を、その形
状を保持した状態で、前記第1の加工温度より高温の第
2の加工温度に加熱し、そして、押出成形品を前記第1
の加工温度に冷却して離型するものである。 【0027】したがって、第1の工程から第2の工程に
かけて、押出成形品の一端を固定型に保持した状態で、
その固定端側である一端側から自由端側である他端側へ
と可動型による押圧が行なわれ、押出成形品が、固定型
の加工形状に従って変形加工される。よって、曲げ箇所
が複数ある場合でも、可動型による押圧変形に伴い、押
出成形品の押圧歪が固定端側から自由端側へと連続的に
変位し、曲げ部に肉余りまたは肉不足による皺及び段差
等の不都合を生じることはない。また、各曲げ箇所にお
ける押出成形品の加工温度を同一温度に維持できるた
め、押出成形品の各曲げ部に、温度差による歪が生じる
こともない。そして、第3の工程において、押出成形品
を塑性変形後に第2の加工温度に加熱するため、塑性変
形後に押出成形品に残留する内部応力による歪が解消さ
れる。更に、第4の工程において、押出成形品を第1の
加工温度に冷却するため、押出成形品が、曲げ部を有す
る所望形状に保持され、最終製品となる。その結果、押
出成形品の外観不良を防止して、良好な品質の製品を安
定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明の一実施例の押出成形品の変形加
工方法に使用される曲げ治具を示す斜視図である。 【図2】図2は本発明の一実施例の押出成形品の変形加
工方法に使用される曲げ治具の押圧状態を示す断面図で
ある。 【符号の説明】 1 押出成形品 10 固定型 11A 第1の曲げ加工部 11B 第2の曲げ加工部 20 可動型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−90724(JP,A) 特開 平5−185502(JP,A) 特開 平5−212452(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 53/02 B29C 47/08 B29C 53/80

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 長手方向に曲げ加工部を有する固定型の
    長手方向に押出成形品を配置して、固定型の長手方向の
    一端に押出成形品の一端を保持する第1の工程と、 押出成形品を常温を超える第1の加工温度以上で、押出
    成形品の一端側から他端方向側に可動型で順次押圧し
    て、押出成形品を固定型の加工形状に塑性変形させる第
    2の工程と、 塑性変形した押出成形品を、その形状を保持した状態
    で、前記第1の加工温度より高温の第2の加工温度に加
    熱する第3の工程と、 第2の加工温度の押出成形品を前記第1の加工温度以下
    に冷却して離型する第4の工程とを具備することを特徴
    とする押出成形品の変形加工方法。
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